「諦める」ことを頑張る
体調を崩して1ヶ月ちょっと仕事を休んでいた。
いわゆるメンタルヘルス不調というやつだ。医師から適用障害(うつ状態)と診断され自宅療養を要するとされたのだ。
原因はわかっている。仕事が原因だ。
納期が厳しくチーム内外からの圧力に耐えられなくなってしまったのだ。土日も関係なく働き、毎日深夜まで仕事をする状態が数ヶ月続いていた。深夜関係なく電話が来たし、チャットでもメンションが飛んで来た。
プロジェクト自体は2021年8月リリースのシステムなので、まだまだゴールは見えてこない状況。
テレワーク環境というのもあり、みんなで一緒に乗り越えるという気持ちにもなれず、むしろ一人で孤独に終わりの見えない作業を続けていた感じだ。
ちょうど先日職場復帰して、今のところは安定して働いている。当分は残業禁止で体を慣らしつつという状況だ。
復帰先は私がこれまでいたプロジェクト、つまり、私が病んだ原因となったプロジェクトだ。
未だプロジェクトは厳しい納期の中動いていて、私が療養していた期間も、私の穴を埋めつつなんとか前に進めていたようだ。本来ならこんな状況のプロジェクトに戻るという選択肢は無いはずなんだけど、私自身このままでは終われないという気持ちがあるのと、プロジェクトとしても人が足りず、プロジェクト経験者は引き止めたいという思いもありで、これまでのプロジェクトに戻って来たのだ。
この一件で、良くも悪くも自分の限界を知ってしまったわけだ。
当時の精神状態はやはり異常だったし、すごく辛かったのを覚えている。もう二度と当時のような思いはしたくない。
そうならないために、限界が来た時に自分はどうなるのか、限界が来ないようにどうすれば良いのかまとめておく。
自宅療養と診断される直前に記載したメモを書き起こしておく。これが自分の限界が来た時の症状だ。
・夜寝付けない。
・明け方4時くらいに目が覚めて、その後寝付けない。寝てるのか寝てないのかわからない状態が続く。
・就寝前後に仕事に関する課題や懸念が頭の中でグルグルと堂々巡りする。
・夢の中でも仕事をしている。
・四六時中、常に仕事のことで頭がいっぱいになっている。
・日中帯は不安感や動悸に襲われている。
・朝〜夕方くらいまではPCに向かっても集中できない。夜になってようやくといった状態。
・朝と昼の食欲がない。食べないと体が持たないという理由で夜は食べるが、深夜時間帯なので。コンビニ飯となり。栄養が偏り太る。(実際に太った)
・休日は無気力になってベットから出られない。家事に手が回らなくなり、洗濯するのがやっと。
・運動(筋トレやランニング)もする気になれない。
・アルコールの頻度が上がった
・ため息が増えた。
・倦怠感、頭痛(頭が思い感覚)、腰が痛い
・不安感や動悸で何も考えられなくなり、仕事が手につかない。
・肌荒れがひどい
今読み返してみると地獄だ。完全に病んでる。
メンタル的に落ち着いた今だから冷静にそう思うけど、当時は「なんとか乗り越えられるかも」、「乗り越えた経験が今後のプラスになる」という気持ちにすがって、ずるずると辛い状況が続いていたんだよな。
本当に人間らしい生活ではなかった。健康的で文化的な生活とは程遠い状態だった。
精神科の医師に診察してもらい、すぐさま自宅療養の診断が下ったのだけど、やっぱり相当酷かったんだよな。
今後はこういう症状が出たらアウトだということを覚えておこう。
で、あとはこうならないために、限界にならないように、自分は何を心がけるべきなのか。
「あの時、ああしていればよかった」「こう考えていけばよかったとか」個々の場面で改善できるところはあるんだけど、もっと大枠な心得として大事なことが2つあると思った。
それは、
・自分の能力の限界を認めること
・諦める勇気を持つこと
ということ。
いい意味で頑張りすぎないということ。「できない」とはっきり言うこと。「できない」ことを納得してもらうこと。「やりすぎない」を心がけること。
もう30代の半ばになり、体力勝負という話でもなくなって来ている(年齢にも、ご時世的にも)。「頑張る」よりかは「諦める」ほうがはるかに大事なんだろう。
「頑張る」と「諦める」なら、選択肢としては「頑張る」の方が圧倒的に選びやすくて簡単だ。何しろ時間とパワーを割けばなんとかなるのだから。一方で、「諦める」を選ぶには、精神的なハードルが高いし、周囲にそれ認めさせるのは難しい。
でも、そうしないと自分の時間を失い、健康も損なってしまう。いいことはない。いい意味で「諦める」ということを意識しないといけないのだろう。今回、メンタルヘルス不調という痛い目にあってそれを痛感した。これを意識すべきなんだろうな。
「乗り越えた経験が今後のプラスになる」という考えは大事だとは思う。だが、「ココまでが自分の限界」と知り、「限界を超えない範囲で適度に取り組む」ことも同じくらい大事なんだろうなと思う。無理したっていいことなんてないんだ。
諦めても、折れてしまっても案外後悔はしないもんだ。今回それを経験して、ホッとした自分がいる。頑張りきれなくても後悔しないことがわかったのはすごく大きい。
これからはいい意味で「諦める」。
「諦める」ことを頑張ろう。
【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)11〜13日目 〜 リマ観光〜日本帰国編
南米ひとりたび11〜13日目。この日は 2017/09/24〜26 (日〜火)。
今回が南米4カ国ひとりたびの最終回。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/24(日)
[空港] ホルヘ・チャベス国際空港 → [朝食] Sanguchería El Chinito → [観光] Parroquia La Virgen Milagrosa → [ショッピングモール] Larcomar → [観光] アモール公園 → [観光] Faro La Marina → [駅] 28 de Julio → [駅] Quilca → [観光] マヨール広場 → [観光] リマ大聖堂 → [観光] サン・フランシスコ教会・修道院 → [観光] ラ・ムラジャ公園 → [観光] ファナ・アラルコ・デ・ダンメルト公園
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
11日目はペルーはリマ、ホルヘチャベス空港から。
昨日は一日ウユニ塩湖を観光し、深夜便でウユニ〜ラパス〜リマと来たのだ。今の時間は朝7:30。次のフライトは深夜1:00発だ。丸一日トランジット時間があり、その時間を利用してリマを観光するのだ。今回のひとりたび、最後の観光場所だ。
ウユニのツアーで一緒だったタカタマさんも一緒だ。街まで一緒に出ようということで、7:30に集合しようという話だったのだ。
7:30に集合しタクシーを捕まえる。タカタマさん姉弟は旧市街、私は新市街に向かう予定だ。弟さんがタクシードライバーの何人かと値段交渉をしている。ドライバーからは、S/.60〜80を提案されたようだ。「地球の歩き方」にはS/.40〜という記載があり、高めの提案かな。私としてはお金よりも時間を取りたかったので提案の金額でも良かったけど、弟さんは結構粘っていたな。結局、S/.60でOKとしてタクシーに乗り込む。一人当たりS./20。
タクシーはちゃんとしたタクシー会社のようだけど、運転は超荒かった。街中でも結構なスピードを出して、信号も割と無視している。歩道や横道を使って赤信号を回避したりなんかして、乗っててかなり驚いた。リマのタクシーはこんなもんなのか。。。
旧市街でタカタマさん姉弟が降りる。「また空港で!」と挨拶しつつ、一人タクシーで新市街に向かう。
向かう先はエルチニートというレストランだ。地球の歩き方曰く、このお店で出すチチャロン(鶏肉のバーガー)が世界一の朝食に選ばれたそうだ。是非とも寄ってみたかったお店なのだ。
エルチニートに向かうようにドライバーに地図を見せながらお願いすると、なぜか追加でS/.40請求された。弟さんの交渉は旧市街までの料金だったのか。。。新市街までの運賃を含めてのS/.60だと思っていたので、正直かなり不満だったけど、変にケチって時間を無駄にするのも嫌だったので、しぶしぶ了承して向かってもらうことにする。
お店(Sanguchería El Chinito)の近くに止めてもらう。お店はすぐに見つかった。世界一の朝食に選ばれたということで行列でもできているのかなと思ったけど、そんなことはなく、すぐに入ることができた。
メニューは全てスペイン語で書かれていて全く読めない。サングチェ・デ・チチャロンという名前なのはわかっていた(地球の歩き方に書いてあった)ので、それっぽい記載がないかを探して見たけど見当たらず、店員さんに地球の歩き方に載っている写真を見せてオーダーする。店員さんは写真を見るとすぐにわかってくれたようで、OKというジェスチャーをしてくれた。
そして、これは本っ当に美味しかった!!世界一かどうかはさておき、間違いなくこれまで食べたバーガーの中でダントツ!
サングチェ・デ・チチャロンはいわゆる鶏肉のバーガーなのだが、鶏肉がたっぷりでジューシー、タマネギとバンズとの相性が良くて、ため息が出るくらいに美味しい。これでS/.20なんだからすごくいいね!家の近くにあったら、毎日でも通いたくなるような料理だ。いやー、来れて良かった!大満足!
さてさて、お店を出て、新市街はミラフローレス地区にあるラルコ・マールというショッピングエリアに向かう。
ラパス通りなんて通りがあるんだね。ボリビアの都市の名前がリマの街の通りになってるなんてなんか縁があるのかな。
地球の歩き方にはリマは治安が良くないので警戒するように書かれている。カメラは撮るたびにしまうようにして、少し警戒しながら歩く。正直、街を歩いている感じでは危険は全く感じないんだけど。。。夜ってわけじゃないから、警戒しすぎかなぁ。
途中大きな教会(Parroquia La Virgen Milagrosa)を発見し、ふらっと中に入って見る。
途中、道が歩行者天国になっていてエアロビクスをしている集団と遭遇。やっぱり警戒しすぎな気がする。この風景だけみたら、いたって平和な光景だ。
ラルコ・マール(Larcomar)は地下がショッピングセンターで上階が広場となっているエリア。清潔感があって近代的。リマという国はそこまで発展しているような印象ではなかっただけに、こういう建物は想像していなかった。
サイクリングロードやランニングコースが整備されており、サイクリングやランニングをしている人もちらほら。この一帯は栄えているね。
恋人の広場という場所を見たくてその方向に歩いていると、レンタサイクルを発見。ちょうどいい!早速レンタルする。
1台レンタルしようとすると、ドライバーライセンスを求められた。リマでは自転車を運転するにもドライバーライセンスが必要になるのか。当然ながらそんなの持っておらず、駄目元で日本の運転免許書を見せて見る。すると苦笑いされつつもなぜかOKしてくれた。レンタルするときに免許書を預け、バイクを返却するときに返してもらうシステム。
大荷物を持ったままサイクリングへ。サイクリングするような格好ではないので、ハタから見るとなかなか滑稽な姿だったんだろうな。
サイクリングするにはちょうどいい天気。風が心地いい。レンタルして正解だった。海岸線沿いの道を景色を見つつ走る。
ミラフローレス地区の海岸線沿いのエリアは市民の憩いの場所なのか、若者、子供連れの家族がたくさんいたね(GoogleMapで「アモール公園」と書かれた一帯)。
サーフィンなんかもできるみたいね。結構な人がサーフィンしていたね。
恋人の広場は公園の真ん中で恋人が抱き合ってキスをしているモニュメントが置かれている。でかでかとこんなものを作るなんて、さすが南米だ。情熱の国。
Faro La Marinaという灯台(?)のところまで行って、来た道を引き返す。1時間くらいかけてのんびり海岸線沿いをサイクリング。
バイクを返却して、新市街を見た後は旧市街(セントロ)へ向かう。メトロポリターナという交通機関を使って旧市街に行くのだ。「28 de Julio」という駅に向かう。
券売機はスペイン語のみ、地球の歩き方にはなんとなく買い方は書いてあったど、券売機の表記がスペイン語オンリーなだけに流石にわからない。
券売機の前で格闘していたらスタッフの方が助けてくれた。スタッフの方は幸い英語が通じたので、英語で旧市街に行きたい旨を話して、代わりに買ってもらった。カテドラルを見に行くことを話すと、カメラや携帯電話は盗まれやすいので注意するようにと言われた。現地の人がそういうんだから、本当に盗難は多いんだろうな。
メトロポリターノは2両連結のバスのことで、道路にはメトロポリターノ専用のレーンが走っている。市内を南北に結んでおり、新市街と旧市街の行き来もできるのだ。
バスは来たがほぼ満員な状態で、乗るかどうか躊躇っていたら、すぐに扉が閉まってしまった。問答無用で扉が閉まるのは、さすが海外って感じだね。日本だとそうはいかない。
次のバスは空いていたので乗り込む。ただ、2〜3駅するとすぐに満員な状態に。市民によく利用される交通機関なんだな。日本の満員電車のような感じだ。
「Quilca」という駅で降りる。車内は満員だったので、強引に押し分けて外へ。本当に日本の満員電車のような感じだ。
やはり旧市街は新市街とは違い、建物が古く歴史的な佇まい。クスコやラパスと似たような雰囲気だ。アルマス広場(GoogleMapだと「マヨール広場」)に向かって歩く。
途中、サンマルティン広場という広場の近くにあるお店でランチ。事前に調べたお店ではなく、本当に目のついたところに入った感じ。朝食は調べていたけど、ランチの時間帯はどこにいるかわからなかったので、特に調べてなかったのだ。
ビフテキプランチャとコーラを注文。S/.15 (600円くらい)。安いだけにウユニやラパスで食べた料理よりかは味は落ちるけど全然許容範囲。美味しかった。ウユニを発ってから全然寝ていないので、食事を取ると眠くなってしまう。眠気を抑えつつアルマス広場に向かう。
人通りも多く、ポリスもたくさんいるので、旧市街でも全然危険は感じない。とはいえ、大事をとってカメラは撮る度にカメラバックにしまうようにする。ただ、普通にカメラを首にぶら下げて歩いている人もいるんだよな。やっぱり警戒しすぎかな。
サンマルティン広場からアルマス広場へ続く通りには、古本市が開かれていたり、大道芸が行われていたりで賑わっている。
途中、見つけた教会にふらりと入る。(外観写真撮るの忘れた。。。)
マリア像も飾られていたね。
アルマス広場に到着!イベントか何かだろうか、ライブ演奏が行われている。中国っぽい曲が流れていてなんだかちょっとしたお祭り気分。
アルマス広場には、カテドラル、大統領邸、市役所と、重要な建物が面している。
アルマス広場では何度か観光ポリスに声をかけれらたな。職質というよりかはフランクに声をかけらた感じだ。「どこらか来たの?」と聞かれ「日本から」と答えると、「アリガト」とか「ようこそリマへ」といってくれた。ポリスとして街を守りつつ、こういうことで街のイメージアップを図っているのかな?治安が良くないという印象がある街だし。こういう営みは大事だと思うし、もちろん嫌な気はしないよね。
クスコもそうだったけど、リマの街もスペインの支配を受けていたので、旧市街にはアルマス広場やカテドラルといったスペイン文化の建物が並んでいる。自然、どちらの街の旧市街でもどちらの建物も見ることになる。
カテドラル(リマ大聖堂)は見学ができる。もちろん中に入る。
リマのカテドラルはペルーで最も古いカテドラルのようだ。1535年に建てられたとのことだ。
カテドラルの後は、サン・フランシスコ教会・修道院に向かう。旧市街の街並みは歩くだけでも楽しい。
サン・フランシスコ教会・修道院に到着!カテドラルからは歩いて数分な距離。
1546年から100年以上の時間をかけて作られたらしい。
この教会の地下には墓地があり、植民地時代の骨が葬られている。ちょっと、「うっ」となる光景だ。
サン・フランシスコ教会・修道院の裏にはラ・ムラジャ公園がある。
ラ・ムラジャ公園の一角にはサン・フランシスコ教会・修道院の遺跡だろうか、遺跡跡が展示されている。
アルマス広場付近で見ようと思っていたものは見ることができた!時刻は17:00くらい。
次はリマ公園(GoogleMapでは「ファナ・アラルコ・デ・ダンメルト公園」)に行こうとしたら、近くで楽器の演奏が始まった。
なんだろうと思い、そこに行くと軍(?)や学生の演奏に合わせて、マリア像が教会から出てきて、大移動が始まった。これ、さっきの教会で見たマリア像だ!どうやらカテドラルに向かっているようだ。
カテドラルの前には多くの人がマリア像の到着を待っている。
おそらく司教様だろうか、マリア像がカテドラルの前にくると、ミサが始まった。
これ、毎日行われているイベントか、もしくは何か特別なイベントなんだろうか。カテドラルの横にある大統領邸では兵隊が整列している。おそらくこのマリア像に関連した動きなんだろう。
マリア像はカテドラルの前でのミサの後、大統領邸、市役所を通り、アルマス広場を出ていった。私はチュロスを食べながらその光景を眺めていた。
18:00を過ぎて空も暗くなってきた。暗くなってもアルマス広場は賑わっている。
そろそろ空港に向かうとするか。今はアルマス広場にいるが、最後、リマ公園というのも見てみたくて、そこを見てから空港に行くことにする。
日も暮れてしまったけど周囲は明るく、人も多いので、そこまで危険な感じはしない。
リマ公園をちょっと歩いて、19:00くらいにタクシーを捕まえて空港に向かう。ドライバーはS/.50を要求してきたが、値切ってS/.40にしてもらった。たぶんこれでも割高なんだろうけど、まあ良しとしようか。大事なのは相場よりも自身の納得感ってことで。
空港に着くとまだカウンターは空いていない。深夜1:00発の便なので、まだ早いよな。
時間もあるのでのんびり夕食でも食べよう。無性にパスタが食べたくなりパスタが食べれるお店へ。この後の食事はきっと全て機内食なんだろうな。帰国前のちゃんとした(?)食事はこれが最後かな。
食事をすると急に眠気が襲ってくるね。昨夜寝てない分、ご飯を食べて一息つくと一気に眠気に襲われる。コーヒーを飲んで眠気を覚まそうかと思ったけど、さすがに限界。カフェでコーヒーを頼んだけど、結局カフェの席で寝てしまった。実はカフェの向かいの店にタカタマ姉弟の姿を見つけていたんだけど、声をかける気力もなく。。。
22:30にチェックインカウンターに行くと受付が始まっていたので、列に並ぶ。あまり行列はできてなかったかな。
手荷物検査系を受ける前にタカタマ姉弟を探す。最後に挨拶はしておきたい。カフェのオープンスペースで発見して挨拶する。弟さんは寝ていたのでお姉さんにだけ挨拶。
この日の旅程の話をしたんだけど、どうやら私とは逆の動きをとったらしい。つまり午前は旧市街で午後は新市街。アルマス広場に行ったことや観光ポリスに話しかけられたこととか、私と同じような体験をしたようだ。私はアトランタ経由で日本に帰るが、タカタマ姉弟はアメリカの別な都市(どこかは忘れた)経由で帰国するようだ。
タカタマ姉弟への挨拶も終えて、手荷物検査、出国審査も終える。あとは搭乗の時間までのんびり。バーで1杯飲んでこれまでの旅の余韻に浸る。マチュピチュで飲んだクスケーニャというビール。
30分くらいのんびりして搭乗。向かうはアトランタ。約7時間のフライトだ。
機内ではひたすらに寝てた。途中で機内食のサンドイッチが出たけど、これは半分寝ながら食べてたな。一応ちゃんと写真は撮っていたみたいだ。ただ、アルミで覆われた状態。ちゃんと起きてたら、間違いなくアルミを外した状態で撮ってたんだけどね。
機内食の後もひたすら爆睡。で、次起きた時はまた機内食のタイミング。本当に文字通り寝て食べて寝て食べてという流れ(笑
卵とフルーツは食べたけどパンは残してしまった。お腹が空いてなかったのと、眠かったので、完食できず。。。
食べた後もひたすら睡眠。昨夜は空港泊、「泊」と行っても仮眠と呼べないくらいの休憩だったので、ひたすらに眠くて、ひたすらに寝てた。
アトランタ時間は朝9:00、定刻通りにアトランタ国際空港に到着。フライト中はひたすらに寝てたおかげか、だいぶスッキリしたぞ。
次の時間は11:45発の成田行き。次が最後のフライトだ。乗り換え時間が3時間弱と、乗り換えとしては余裕を持った時間だ。
さすがはアメリカの大きな空港、空港内はすごく綺麗だ。
日本行きの便なので、さすがにゲート付近では日本語が聞こえる。搭乗前に何か食べようかとも思ったけど、食べたい料理もなく、時間もあまりないので、オレンジジュースだけ買って待ち。
空港内はWi-Fiが使い放題なので助かる。基本的にはどこもそうだと思うんだけど、ウユニやラパスはFree Wi-Fiがなかったし、ペルーの空港も30分しか使えなかった。
11時過ぎに搭乗開始。成田空港まで約13時間のフライトだ。
席は52Fで中央列の通路側の席。私の席の周りは、日本人の学生団体のようだ。内定式がどうとか、広島が〜と言ってたので、おそらく広島の大学の4年生かな。
ちらりと「海外育成制度〜」という記載のパンフレットが目に入る。企業の研修か、大学の何かのプログラムかな。ちなみに、隣の学生さんは映画「君の名は」を見てる。
ウユニからずっと唇がヒリヒリしている。というかちょっと痛い。トイレの鏡で改めて唇を見ていると、唇の両側が火傷したような跡がある。やはり火傷だったんだな。本当にウユニの日差しは強烈だった。
フライト後2時間ちょっとで機内食。ビーフが売り切れていたので強制的にチキンが出てきた。最後のフライトなのでウイスキーもお願いする。
食後は爆睡。さっきのフライトでも爆睡してたけど、座った姿勢での睡眠だったから、ちゃんとは疲れは取れてないのか、気付いたら6時間ほど眠っていた。
起きて少ししたらまた機内食。今度は軽食でピザとアイスが出てきた。
6時間経ってもまだフライト時間の半分くらい。飛行機はアラスカ付近を飛んでいるようだ。
残りの時間は、写真を見返したり、日記を読み返したりして時間を潰す。旅行中日記を書くのは大変だったけど、やはりこう読み返してみると文字で書き残すのは大事だと思えてくる。
写真だと、どこに行ったかは思い出せるが、何を思ったかまでは思い出せない。読み返して改めて気づくものもある。今後も海外に行く時は面倒でも書き残すことにしよう。頭から読み返していくと読み終えるまで1時間くらいかかった。つまりはそれくらいの分量を書いていたってことだ。
日記を読み終えたタイミングで残り4時間弱。ロシアのカムチャッカ半島の手前くらい。
到着2時間前くらいで再度機内食。鳥の炊き込みご飯とフルーツ。いよいよ和食が出てきたな。
日本の領空内に入ってきた。
飛行機は定刻通り、14:00に成田空港到着!ついに戻ってきたんだ。2週間ぶりの日本だ。
そのままスカイライナーに乗って自宅へ戻る。2週間の大冒険だった。
この旅で海外に行くことに対しての自信が大きくついたと思う。これからも最低年1回は海外に行けるようにしたいな。まだまだ行きたい国はたくさんある。というか、この旅を通じて、もっといろんな国に行きたいと思えるようになった。それが何より大きい。
次はどこに行こうかな。
【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)10日目 〜 ウユニ塩湖観光編2
南米ひとりたび10日目。この日は 2017/09/23 (土)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
朝3:00起床。うとうとしながらも身支度する。シャワーを浴びたほうが目が覚めるんだけど、おそらく水が出るだろうからやめておく。3:30に部屋を出ると、すでにガイドの人がロビーで待っていた。待ち合わせ時間通りに来るとは。海外での集合時間って大抵遅れるものだと思ったけど、ここはしっかりしている。
車に乗り込む。車内には誰もいなかった。そのままホダカマウンテンに向かう。星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)には、昨日一緒だったタカタマ姉弟、日本人男性、韓国人女性2名、私の計6名だった。日本人男性はオカベさんと名乗っていた。
オカベさんは転職の合間の休暇中らしく、海外をいろいろ周っているのだそうだ。イスラエルやモロッコを見てきたと言ってたかな。エンジニアの仕事で、11月から東京で働くとのことだ。ドローン持参だ。すごく旅慣れている印象を受ける。
韓国人女性2名とタカタマさんが何やら話をしている。知り合いかと思ったら、どうやら、マチュピチュのペルーレイルで向かいの席だったらしい。それがウユニでまた偶然同じツアーで再会したようだ。すごい偶然だな!
ちなみに、タカタマさん姉弟は昨日深夜バスでラパスからウユニに来て、そのまま1Dayツアーに参加していたようだ。その流れでの星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー。私以上に強行軍な日程だよな。
ツアーでは昨日の鏡張りの場所に向かう。着くと空一面の星空。そしてそれが鏡張りとなって水面にも星が映っている。空からも地面からも星に照らされていて、すごく神秘的な世界だ。
だが、、、とても寒い!長袖の服2枚重ね+タオルをマフラー代り+靴下2枚履き+手袋という装備だけどそれでも寒い。特に足元がすごく冷える。靴下を何枚履きにするというよりかは、ホッカイロ的な物を足の裏に張り付けるとかしないと、どうしようもない感じだ。
ちなみに手袋は昨夜のうちに買っておいた。これは大正解だった。この中で素手は無理だったな。日中帯は陽射しもあって暖かったけど、夜はすごく冷えるんだな。
足元が冷えて仕方なく、何度か車内に戻って手で温めるということしていたね。ただ、長靴が小さな長靴で、狭い車内で長靴を脱ぐにも一苦労だったので、寒さ対応は本当に大変だった。
とはいえ、外の世界は絶景で神秘的。寒さがなければ、ずっと眺めていられるし、ずっと眺めていたいと思う景色だ。星に囲まれるという経験はこれまでなかったし、きっとこの先もないんだろうな。
タカタマ弟さんとオカベさんと私、男三人でひたすら写真をとる。韓国人女性2人は寒いのか車内にこもりっきりな感じだ。韓国人女性のスマホの光が写真に写ってしまい、なかなかタイミングを取るのが大変だ。そしてたまに、フラッシュつけて写真を撮ろうとしている。フラッシュつけると逆に星空は取れないんだけどね、、、
本当に満点の星空。こんなきれいな星空を見たのは初めてかもしれない。4:00くらいから写真を撮り始めて、5:30くらいまでひたすらに写真。
5:30を過ぎると空が明るくなって来た。
真っ暗闇の世界から、少しずつ青い世界になっていく。夜明けだ。そんな中撮ってもらった写真。プロフ写真にしている写真ね。
どんどん空が明るくなっていく。
6:20頃に日の出。鏡張りの日の出。きれいだ。
やっぱり日が射すと途端に暖かくなる。ありがたい。ウユニ塩湖の日中、日の入、夜空、日の出、1日のウユニ塩湖の姿を全て見ることができたぞ。
塩の大地が水に浸かり、水面には太陽が映る。これだけでも絵になる。
星空鑑賞&日の出鑑賞のツアーは他のツアー会社でも催行しているようで、周囲には結構な数の人がいる。明るくなって、はっきりと鏡張りが見えてくる時間になると、鏡張りを利用した写真を撮り始めた。みんな景色を楽しむというよりかは、トリック写真や動画を撮る方が人気なのかな。
私たちも他のツアー参加者と一緒に鏡張りの写真を撮る。下の写真は、鏡張りの姿を見ると、「UYUNI」という文字が見える。(両端の人は飾り文字)
こんなトリックムービーも。
乾いた塩の大地、鏡張りの夜景、鏡張りの日の出、どれも見ることができて大満足だ。本当に幻想的で神秘的。どちらも見れて本当によかった。
パノラマでも。本当に幻想的だ。
日の出の後、7:30くらいまで景色を眺める。名残惜しいけどホテルに戻る時間だ。もっといたい気持ちもあるけど、景色は十分に眺めたし、写真もたくさん撮れた。満喫した!
帰る途中、オカベさんはルナ・サラダという塩のホテルで途中下車した。オカベさんはここから2泊3日のツアーに参加する予定らしい。
ホテルに着いたのは8:30頃。この日は午後からトゥヌパ火山&フラミンゴ鑑賞のツアーに参加する予定で、12:00にホダカマウンテンに集合となっている。それまでは自由時間。まだ朝食の時間内だったので、まずはレストランで朝食。美味しかった。
部屋に戻ってシャワーを浴びる。昨日の経験上、お湯が出ると踏んでいて、予想通りちゃんとお湯が出た。ありがたい。特に足元が冷えきっていたので、温かいお湯は本当に生き返る。これがこの旅最後のシャワーになるはずなので、しっかり浴びる。
シャワーの後は荷造り。この後は荷物を解く機会がないので、しっかりパッキングする。この旅では服は捨てていく方針だったので、だんだん荷物は減っていくはずだったんだけど、なぜか相変わらずパンパンだ。かさ張るようなお土産は買ってないんだけど、なんでだろ?
11:00頃にホテルをチェックアウト。この旅で一番豪華な宿に泊まっていたので、チェックアウトギリギリまでくつろいでいたぞ。いいホテルだった。
大荷物を抱えてホテルを出る。まだ集合時間には小一時間ほど時間がある。それまでのんびり街歩きをしよう。街の中心部には駅があり、その周りをのんびりを歩いて見ることにする。
駅の北側は広場やカテドラルなどがありそれなりに栄えているが、駅の南側は一変して寂れた感じ。
駅前なのに建物があまりない。そして捨てられた車も。駅前の光景には見えないよね。
博物館っぽい立派な建物もあったけど、開いているかわからず、入るのはやめてしまった。ちょっと治安に不安を覚える場所な印象だったから、時間があったとしても入らなかったかな。。。
駅の北側にあるアルセ広場とカテドラルの間のエリアで何やらイベントらしきものがやっていた。軍服を着た人が多くいたので、軍関係のイベントかな?大きな幕で覆われている一帯があり、その前に椅子が並べられて人が座っている。
何かの落成式っぽくも見えるんだけど、時間的に何のイベントかを確かめることはできなかった。
12:00にホダカマウンテンに行く。ツアーの参加者はタカタマさん姉弟と私の3人。結局追加の参加者は現れなかった。
ツアーで向かうところはコルチャニ村(昨日のツアーで行った村)、トゥヌパ火山、トゥヌパ火山の麓にある鏡張りエリアだ。
コルチャニ村では、ピクーニャの子供と一緒に写真を撮る。
下の写真のモニュメント、これピクーニャかな?それともリャマかな?
昨日も寄った場所だけど、昨日とは別な場所に降りたせいか、見慣れない光景だ。コルチャニ村に博物館的な建物もあったんだな。
昨日のような塩の製造現場見学などはせずに、単にお土産タイム&村をふらつくタイムだ。
コルチャニ村の後はトゥヌパ火山に向かう。トゥヌパ火山まではコルチャニ村から1時間くらい。延々と続く塩湖の道を走る。わたしは助手席に座って窓から塩湖の光景を眺める。ひたすら白い大地の光景が続き、景色が全く変わらないので、気づいたらうとうとしてしまった。
ちなみに車内にいる中でもサングラスは必須だ。塩湖の照り返しの光が強く、目がやられてしまうのだ。
車内でしばらく外の景色を見ていると、なんか唇がヒリヒリして来た。なんだろう?と思ったが、これはきっと火傷だ。日焼け止めは塗っているけど、確かに唇までは塗ってなかった。慌てて塗り直す。「地球の歩き方」にもウユニは紫外線が強く日焼け止めは必須と書かれていたけど、火傷するくらいに強いんだな。陽射しで火傷なんて初めてだよ。
タカタマ姉弟のお姉さんからドライフルーツを差し入れで頂く。ドライバーとシェア。バナナのドライフルーツが美味しかったな。海外のドライフルーツって美味しいよね。
トゥヌパ火山に向かう道中、塩湖の水が湧き出ている場所に連れて行ってもらった。ブクブク泡を出しながら水が湧いている。何かガスのようなものも一緒に出ているのかな。トゥヌパ火山自体は死火山のようなので、火山の作用でどうこうという訳ではないと思うんだけどね。
14:00くらいにトゥヌパ火山に到着。
トゥヌパ火山では山には登らず、麓の村でリャマの放牧やフラミングの鑑賞をする。「せっかくだからトゥヌパ火山の山頂も見たいね」という話が上がったんだけど、一人当たりBs.30が追加で発生することと、上に上がっても景色はよくないとドライバーから言われてしまったので、山頂に行くのは諦め。
目の前にはリャマの群れ。かわいいね。
無防備に気持ちよく寝ているよ。いいなぁ、リャマになりたい(笑
悔しいからドアップで撮ってやったよ(笑
リャマの近くに牧畜犬だろうか、リャマを束ねていそうな犬がいた。リャマはしきりにその牧畜犬の様子を伺っていたり、顔を近づけてコミュニケーションをとってるように見える。
私は犬好きなのでその牧畜犬と戯れる。犬は可愛いね。向こうから擦り寄って来たり、わたしの後をついてくるくらいに仲良くなったぞ。
犬のそばにいるからか、すごくリャマに見つめられてる感じがする(笑
わたしが歩くと、その後ろを牧畜犬がついて来て、その後をリャマがついてくる。そしてわたしは気づいたらリャマに囲まれている。犬もおとなしく、わたしが撫でても嫌なそぶりをしない。ドラクエでいう魔物使いになった気分だね。
目の前で大量のリャマに囲まれる経験なんて、私以外にした人はまぁいないだろうね(笑
リャマの群れもパノラマで。(こんな写真をパノラマに撮ってるんだから、よほど楽しんでたんだろうな。)
別れるのが寂しいけど、ワンちゃんやリャマと別れる。
トゥヌパ火山の麓にはリャマの他にフラミンゴも生息している。鮮やかなピンク色したフラミンゴだ。私たちの他にも観光客が何人かいたね。
ただ、フラミンゴがいる一帯は沼になっているようで、不注意にも思いっきり左足を沼に突っ込んでしまった。左足が泥だらけ。ティッシュで吹いたものの、靴、靴下、ズボンに思いっきり泥がついてしまった。
トゥヌパ火山の麓の村も観光客はトイレは有料。1回Bs.5 する。トイレ1回の値段としては高い気もするけど、仕方ないね。
リャマとフラミンゴ鑑賞の後は鏡張りのエリアに向かう。
周囲には私たち以外に観光客はいない。鏡張りの光景を独り占め。昨日と同じように景色を眺めつつ、鏡張りを活かした写真を撮ったりする。
写真は私のiphoneを使って撮ったけど、ずっと落とされないか心配で、内心ヒヤヒヤしていた。地面は塩水で覆われているから落としたら確実に故障する。海外旅行中に携帯が故障するほど怖いものはないね。(一応、落とされずに済んだ。)
3人で組体操したり、ジャンプしたりと、3人しかいないだけに、いろんなポーズをとって写真が撮れる。タカタマ姉弟の弟さんはこの日は汚したくないスボンを履いていたらしく、ジャンプはしなかった。ドライバーの方も混じって一緒に写真を撮る。
下の写真は漫画ワンピースのアラバスタ編のとあるシーンのポーズ。このポーズ、観光客の間では人気らしい。(なぜ?)
私としては昨日の場所よりも、この場所の方が好きだな。トゥヌパ火山が鏡張りで映った景色がなんとも綺麗でたまらない。
塩を採掘した後だろうか、塩の山がいくつかできていたね。山にして塩を乾燥させているのかな?
塩をアップで。一粒一粒が大きな結晶となっている。サラサラした感じではない。
ドライバーの方は日本語と英語を少し話せるようだ。ただ、観光客対応する範囲の言葉しか話せないようで、普通に英語や日本語で話しかけても言葉に窮している感じだ。一方で、写真を撮るときなんかは流暢な日本語が出てくる。「トモダチ」とか「はい、チーズ」とか言ってたな。
ちなみにドライバーさんは25歳でこの中では一番若手。弟さんは27歳で、姉さんは聞けなかった。たぶん私と同い年〜2個上くらいかな。
16:30くらいまで鏡張りの世界を満喫してそろそろタイムアップ。この神秘的で幻想的な風景ともお別れだ。しっかりとこの光景を目に刻んでおく。
帰りも延々と続く大塩原を走る。やはり、うとうとしてしまうね。うとうとしつつ、塩の大地を眺めつつ空港に向かう。
この後は、そのまま飛行機に乗ってラパス経由でリマに行くのでウユニの街には寄らない。それはタカタマ姉弟も一緒。ちなみに、タカタマ姉弟とはラパス〜リマ〜アメリカ〜日本と帰国の航路まで同じだ。ただ、リマ〜アメリカ〜日本は別な航空会社なので、行動を一緒にするのはリマまで。似たような航路になっているのもこれまた偶然。
さて、いよいよ日本に帰る時が来たんだな。一応リマではトランジットを利用して観光する予定ではあるけど、メインどころ、イグアスの滝、マチュピチュ、ウユニ塩湖は見終えてしまった。
いつもながらあっという間だね。寂しい気もする反面、どこかホッとしているところがあるのも事実。大きなトラブルなく旅をすることができた(帰国するまでが旅だから、まだ終わってないけど)。1週間前はイグアスにいたんだよな。1日1日の密度がとても濃かったせいか、遠い日のようにも感じられるね。
1週間ずっと心が震えっぱなしの日々、やはりこういう経験は心が若返る気がするね。昨日出会ったシズさんのように、いつまで経ってもこういう経験はし続けたいね。
まだまだ行きたいところはたくさんある。私は「水曜どうでしょう」という番組が好きなので、そこでやっていた、ユーコン川の川下りとか、アメリカ横断とかやって見たいし、ヨーロッパも時間をかけて巡って見たい。「モロッコはアフリカ入門な国」というオカベさんの言葉も覚えておきたい。
車はまっすぐ空港に向かう。18:00に到着。
フライトは20:40発なので結構な時間が空いている。空港の周囲には何もないので空港内で時間を潰すしかない。
時間までコーヒーを飲みつつ日記を書く。本来は手持ち無沙汰な時間になるだけに、これまで書けなかった分の日記を一気につける。(数日分書けずに溜まっているのだ。。。)
日記は隙間時間を使って書いていたけど、これまでロクな隙間時間もなく、夜は力尽きていることが多いから、日記が溜まっていたんだよな。この時間で2日分の日記を書く。
日記をつけるのはめんどくさいんだけど、「その時何思っていたか」を書き残すことは大事だと思っている。写真をみると「どこに行ったか」はわかるけど、「何を思っていたか」までは思い出せない。その「何を思っていたか」が大事なんだと思っている。
そして、その日記をブログに起こしているこの時でも、日記をつけておいて良かったと本当に思っている。自分で書いた内容に対して、「当時こんなことを思っていたのか!」と驚くこともしばしばあるのだ。日常の毎日を書くのはさすがに続かないから、せめてこう言った非日常の時間くらいは書き残しておきたいよね。
ウユニの空港は小さく、飛び交う飛行機も小型なものばかり。チェックインが始まっても大した行列はできなかった。スムーズな手続き。
荷物検査では本来はX線検査機に通すが、荷物が大きく入らなかったのか、直接荷物を開けて人手でチェックされた。ぎゅうぎゅうに詰め込んだ荷物だからチェックするのも大変そうだな(笑
検査の人から「日本人か?」と聞かれて「そうだ。」と答える。すると嬉しそうに「コンバンハ」と挨拶してくれた。日本語を知っているのは日本人観光客が多いからかな。日本語でコミュニケーションを取ろうとしてくれるのは嬉しいね。
検査を抜けるとこじんまりとした待合室。ウユニも日暮れの時間を迎えており、めっきり寒くなってきた。ストーブが何台か置かれていたけど、私の座った席の前のストーブには火が付いていなかった。寒い。。。
そうこうしているうちに、すぐに搭乗。席はA11。リュックが荷物入れの中に入らなかったので、隣の席にベルトで固定する。行きの時と同じ展開だ。(今回も隣の席は空席だったのだ)
機内ではひたすらに日記を書く。眠たかったけど、日記を書かないと書き残しておきたいことを忘れてしまいそうで。フライト時間も1時間しない程度なので、寝るにしても中途半端だったしね。ドリンクサービスではコーヒをオーダー。眠気覚ましにコーヒーを飲んでひたすらに日記。
フライト時間は45分。あっという間にラパスはエルアルト空港に到着だ。次のフライトは早朝4:30発だ。約6時間のトランジット待ち。時間もすっかり夜なので外に出るわけにもいかず、空港内で過ごす。というか仮眠の時間だ。当然ながらカウンターは空いていないので、空港内のロビーで待ちだ。
この日は朝食以降何も食べていなかったので、お腹がペコペコだ。レストランを探そうにもすべて閉まっている。仕方なく適当なカフェに入り、適当にサンドイッチを注文する。ただ、、、やっぱり適当に頼むもんじゃないね、、、サンドイッチはあまり美味しくなかった。コーヒーが飲めただけでも十分か。
カフェでもサンドイッチを食べながらひたすらに日記。ここでようやく日記が追いついた(数日分溜まっていたのを一気に片付けたぞ!)。ちなみに、カフェで日記を書いていたら、タカタマさん姉弟のお姉さんに見つかり、勉強しているように勘違いされてしまった(笑
日記がひと段落ついたのが、深夜0:40頃。カウンターはおそらく2:00頃には空くだろう。それまでは仮眠を取ろう。荷物の盗難が怖かったから、バックを抱き抱えるようにして目を閉じる。
深夜2:00になって再度カウンターの方に向かうと、受付が始まっていた。タカタマ姉弟と一緒に並ぶ。行列待ちの途中で、スタッフの人から出国カードと税関シート(だと思う)を渡される。待ちつつ記入。ボリビアでは出国するときに必要なんだね。
結構な行列ができていて、受付を終えるのに1時間近くかかった。チケットをゲット!
出国審査では荷物チェックを厳重に行われた。ボリビアでは出国時の検査が厳しいと地球の歩き方に書いてあった気がするが、本当のようだね。弟さんは抜き打ちのチェック対象になったのか、荷物をすべて開けて中のチェックをされていたよ。
荷物検査は厳重だけど、出国審査は簡単だった。パスポートを見せて写真を撮られただけ。受付のときに書いたシートは特にチェックされることなく雑に回収されてしまった。。。
待合ロビーは結構混雑していた。椅子が空いてなさそうだったので、お土産屋をぶらつく。
ラパス入国時に両替したラパスの通貨ボリビアーノだが、Bs.20ちょっと余っている。現地通貨の使い切りって難しいよね。お土産屋を見てみると、ちょうどBs.20で買えるチョコレートを発見!うまくお金を使い切れた!
時間になったので飛行機に搭乗。座席は29Lで最後尾の窓側の席だ。定刻通り4:30に離陸。
さすがにフライト中は爆睡だった。ラパス〜リマは2時間のフライト、爆睡といってもちょっとしたらすぐに着いてしまう時間だ。途中、軽食が配られるタイミングだけ一瞬起きたけど、それ以外はひたすら睡眠。ド深夜だしね。ちなみに軽食はマフィンだった。食べずにバックの中にしまう。
リマ時間で5:30にリマはホルヘチャベス空港に到着(時差があり、ラパスからマイナス1時間)。行きの時にも利用した空港だ。数日ぶりに戻ってきた。
リマ〜アメリカ(アトランタ)のフライトは深夜1:00発で、丸一日リマを観光できる時間がある。この旅の最後の観光だ。それはタカタマ姉弟も同じ。
入国審査を出たところでタカタマ姉弟と合流する。タカタマ姉弟も丸一日リマを観光する予定らしい。とりあえず一緒にタクシーに乗って街の中心部に行くことと、まだ朝早いので、7:30に再集合することで話をする。2時間くらい空港で自由時間。
ただ、疲れもあってか空港内を散策する気も起きず(数日前に来てるしね)、適当な椅子に座って仮眠をとる。全然寝れてないしね。
7:30に再集合して、いざ!この度最後の観光へ!
切りがいいので、10日目はここまで。11日目に続く。
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11日目のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)9日目 〜 ウユニ塩湖観光編1
南米ひとりたび9日目。この日は 2017/09/22 (金)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
朝6:30くらいに起床。普段の私の起床時間からすると早起きな時間だけど、ここ数日の起床時間から比べるとのんびりとした起床だ。
昨日シャワーを浴びれなかったので、まずはシャワーを浴びようとしたんだけど、相変わらず水しか出ない。体がベトベトして気持ち悪かったので、タオルを濡らして体を拭く。
洗面台で頭を洗おうとしたら、だんだんと水が温かくなって来た。「おっ」となって、シャワーを出してしばらく待ったら温かいお湯が出てくるようになった。ありがたい。ゆっくり温かいシャワーを浴びる。深夜〜早朝時間はお湯が出ないのかな?
今回の旅行の中では満足に温かいシャワーを浴びれなかったので(ぬるいか水)本当に助かる。温かいシャワーは贅沢品だ。
シャワーの後は朝食。朝食付きの宿泊なので、朝食はサービス。昨日と同じレストランに入る。スクランブルエッグとベーコンが美味しかった。時間があるのでのんびり食べる。久々にのんびり食事ができる。
食後にはデザートでケーキとフルーツ。いい宿を取っただけに朝食も豪華だ!
8:30にホテルを出る。「ホダカマウンテン」というツアー会社で1日ウユニ塩湖を観光するツアーに申し込んでいる。
「ホダカマウンテン」はウユニ塩湖で検索すると大抵トップに出てくるようなツアー会社。「ホダカ」という、いかにも日本に縁がありそうな名前をしているけど、日本とは関係ないそうだ。当日直前に申し込んでも参加できるとネットに書いてあったけど、直前に参加NGとなるのも嫌なので、事前に申し込んでおいたのだ。
ホテルからホダカマウンテンまでは歩いて10分ちょっと。街並みを眺めつつ向かう。
ホダカマウンテンに向かう人だろうか、「ホダカ」と言っている女性を見つける。しめしめと思いつつ、その人にこっそり付いて行って、ホダカマウンテンに到着!
中に入って受付をする。バウチャーを見せてツアーの概要の説明を受ける。会話は英語。ありがたい。
事前に申し込んでいたツアーは1Dayなツアーであったけど、夜間の星空鑑賞ツアーや日の出鑑賞ツアーなどもあるようで、そちらの参加も勧められる。いろんなツアーが組まれているみたいね。
せっかくなので、星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)にも申し込む。このツアーにはすでに日本人2名が参加予定で、私で3人目。その2名にはタカタマという名前が書いてある。ご夫婦かと思っていたけど、あとで姉弟であることが判明した。姉弟2人で旅行って仲がいいな。私も姉がいるけれど、姉と旅行って考えられないな(笑
受付を済ませると、スタッフから出発は10:30と伝えられる。出発まで時間があるのでそれまで少し街歩き。90分くらい時間があるかな。駅前の広場、カテドラル、カテドラル横の市場を見る。
日本の中古トラックだね、日本語を発見!「今日も無事故で!!」。
ウユニの街は小さく、すぐに見れてしまうような広さだ。翌日も街歩きをするつもりだったので、街歩きはそこそこに一旦ホテルに戻る。コーヒーを飲みつつのんびりと。豪華な部屋で過ごすのも貴重だ。
10:30に再度お店に行く。お店には、ツアー参加者募集の張り紙と旅行者のコメントがされた紙でびっしり覆われている。
中には日本人2人、男性と女性が一人ずつ、後、アジア系の2人がいた。のちほど、初老の女性が入ってきた。その女性はシズさんと名乗っていた。日本人の男女は先ほどのタカタマさんという方だった。
ツアーはアメリカ人のカップル2人、タカタマさん姉弟、シズさん、私の6人。ガイドの人はビスマルクさんという方。ドライバーの人の名前は忘れてしまった。ツアー参加者の4/6が日本人だ。日本人多い。これはこれで不思議な安心感はあるからいいけどね。
ツアー最初の場所は列車の墓場という場所。荒野のような場所を走っていると、突如として朽ちた列車群が見えてくる。
かつてウユニからチリへ塩や鉱物を運んだ蒸気機関車がそのまま放置されている場所だ。
場所によっては先頭車両の先には一面の荒野が広がるような光景となる。哀愁漂い、どことなく終末感がある。
車両の写真を撮ったり、列車の上に乗ったり、線路を上を歩いたりと、30歳過ぎたおっさんがはしゃいでしまったよ(笑
みんな列車の上に乗ってるね。みんなそうするよね。
列車の墓場の次はコルチャニ村に向かう。荒野の遠くに塩で覆われた白い大地が見えてきた。いよいよウユニ塩湖の中に入っていくのだ。
コルチャニ村はちょうど塩湖のエリアに入ったところにあるようだ。地面は塩ではなく大地のようだ。
村の産業としては観光(ツアーのお土産屋的な位置付け)や塩の採掘のようだ。ここでは塩の生成方法のガイドをしてもらった。当然お土産として塩が買える。日本人が多く来るのか日本語で書かれているものもあったね。
ちょっと自由時間があったので、お土産屋をぶらつく。ウユニの塩を買うのは言うまでもなく、あとは塩でできたグラスをゲット。(日射しが強くて、写真が白飛びしてしまう。。。)
お土産屋のお店はカラフルだが、一歩外れて見るとやはり貧しい感じの佇まいの景色が広がる。決して裕福な感じではないんだよね。
バスに乗り込み次に向かうは塩のホテルだ。いよいよに塩湖に入って行く。一面に真っ白な世界が広がる。雪ではなく塩に覆われた世界だ。車も当然ながら塩の上を走る。
白い地面は本当に塩なんだよね。ただ、車で踏みしめられているのか、触っても普通の地面のような感じがする。
ウユニはパリダカのコースになったこともあるようで、塩のホテルの前には塩でできた巨大なモニュメントが立っている。よく見るとダカール「DAKAR」の文字が書かれている。ぱっと見ると、「BOLIVIA」の文字に目がいってしまうから、単にウユニ塩湖の記念撮影用のモニュメントと勘違いしてしまうよね。
またホテルの前にはたくさんの国旗が建てられている。記念写真のスポットだろうね。日本の国旗を探したけど見当たらなかった。
塩のホテルに到着!塩湖で取れる塩には、建材用の塩のブロックなるものがあるらしく、このホテルは建材用の塩のブロックで建てられているようだ。
塩のブロックで作られているので当然ながら壁の色は白だ。これ全部が塩でできているなんて驚きだよね。
ホテル内にもパリダカのモニュメントがあったね。
ここでランチタイム。テーブルも椅子ももちろん塩でできている。
ランチではボリビア料理のミラネサ・デ・ボジョ(日本でいうチキンカツのようなもの)が出てきた。後付け合わせで生野菜。こんな塩で囲まれた土地で生野菜が出て来るとは思わなかった。美味しかった!
隣に座ったシズさんと会話する。歳は70歳で、年に1回、1ヶ月程度旅行するようにしているとのことだ。今回はペルーとボリビアを一人で周っているのだそうだ。70歳で1ヶ月一人旅とはなんというバイタリティだろう!ぜひ見習いたいものだ。
タカタマさん姉弟とも話をする。北海道は札幌出身だそうで、北海道出身という点で私と同じ。札幌内の知っている名所の話にもなって、親近感が湧いたね。姉弟でよく旅行をしているようで、沖縄やニュージーランドにも行ったそうだ。本当に仲が良い。今回は12日間でペルーボリビアを巡っているとのことだった。
ランチ後は塩のホテルの周りを少し散策。
ちなみにトイレは有料で、番をしている人にお金を支払い紙を受け取る方式のようだ。ラパスでもそうだったけど、大をした後の紙は便器の中ではなく、ゴミ箱に捨てる方式だ。正直かなり抵抗がある。。。それは塩湖の中に立つ建物なので水道設備が脆弱だからだそうだ。
日本に帰って調べてみたら、紙を便器に流さない国は結構あるみたいだね。むしろ水道設備が充実していないと便器に紙を流せないから、決して珍しい話でもなさそうなことだった。日本にいるだけでは気づけないことだな。
塩のホテルを後に、この後は塩湖を満喫する時間。少し車を走らせると、塩の大地しかない景色になる。
塩湖は五角形〜六角形の形が一面に広がっている。これは自然にできたものなのだろうけど、どうやってできたのだろう。不思議でしょうがない。部分的にそこだけ盛り上がっている。
360度見渡す限りの大塩原。視界を遮るものがなく地平線までずっと塩の大地が続いている。なんか異世界にきたような錯覚を感じてしまう。
ここで車を止めて、みんなでトリック写真を撮る。ガイドのビスマルクさんはさすが慣れているのか、いけてる写真を次々に撮ってくれる。
いわゆる遠近法を利用したトリック写真だ。こんな感じなものが取れる。恐竜と戦っている私(笑
30歳を超えたおっさんでも子供のようにはしゃいでしまう(笑
こんなトリックムービーを撮ったりなど(笑
風景を楽しみつつ、トリック写真を撮りつつ、塩湖を楽しむ。塩と空しかない世界。
パノラマでも一枚。
次に向かうはインカ・ワシ島だ。ウユニ塩湖は32の島があるが、唯一観光客に解放している島のようだ。
インカ・ワシ島に入るには入場料が必要で、Bs.30がかかる。レストランが併設されている建物で払って散策する。
島はサンゴ礁の化石でできているらしく、太古の昔、ここが海の底だということを示している。島がちょっとしたトレイルになっていて、ハシラサボテンが至る所に生えている。
人の背丈よりも大きなサボテンも当たり前のようにあったね。迂闊に横見して歩いてトゲに当たったりしたら大惨事だな。
ハシラサボテンとその奥に広がる真っ白な塩湖の光景がなんとも綺麗。
ハシラサボテンをドアップで。トゲトゲ痛そう。。。
遠くにトゥヌパ火山も見えるね。
天然の塩の大地と青い空、そこに車の通る道だけ何本かの筋となって走っている。
タカタマさんの弟さんがボリビアの国旗を持ってきているようで、国旗を持って記念写真を撮っていた。記念写真としてはすごく良いね。観光客の何人かから国旗を貸してくれと頼まれていたね。
そんなタカタマさんが撮ってくれた一枚。
インカ・ワシ島の景色も動画でどうぞ。
パノラマでも。
1時間程度、インカ・ワシ島を散策して次の場所へ。9月のウユニはいわゆる乾季で、鏡張りというよりかは真っ白な塩の大地が広がる季節だ。ただ、場所によっては鏡張りとなっている場所もあって、インカ・ワシ島の後は、そこに連れて行ってくれるそうだ。
着いたところは、想像したほどの鏡張りの世界とまではいかないけど、水が張っていて十分綺麗な鏡張りが見えるところだった。写真では表しきれないほどに鏡張りが綺麗だ。本当に水面に綺麗なまでに反射した世界が写っている。
乾いた塩湖は白い世界だが、水の張った塩湖は青い世界。
湖の青と空の青がなんとも綺麗。乾いた塩湖ももちろん綺麗だけど、鏡張りの景色もすごく良い。この景色を見たかった。
人も車もみんな鏡張り。
当然ながら水の張った塩湖の上にいる。長靴はツアーで貸し出してくれているので、事前に用意する必要はない。乾季のせいかもだけど、深く水が張っているというわけでもない。
パノラマでも。このパノラマ写真はお気に入りだ。
写真を撮るのが楽しいね。あとこういった遊びも楽しい。
やはり自分は自然や遺跡といったものに感動を覚えやすいようだ。イグアスの滝やウユニ塩湖は見てて本当にゾクゾクするものがある。リクツをすっ飛ばして心に響いて来るものがあるから面白い。リクツももちろん大切だけど、こういう感性的な要素も大事にしたいな。
鏡張りの世界で結婚式の写真を撮っているカップルを発見。なんて素敵なんだ。良いなぁ、こういうの。
ウユニ塩湖のサンセット。きれいだ。
日没後にみんなで記念撮影。この写真はすごくお気に入りだ。
私一人の写真もせっかくなので撮ってもらった。普段はこういうのしないんだけどね。せっかくウユニに来たんだしね。
サンセットまで眺めてツアーとしては終了。ホダカマウンテンに戻る。19:30頃に到着。
この後は星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)だ。深夜3:30に出発なので、今日は早く休まなくては。朝の時点では私を含めて3人の参加予定であったけど、この時点で8名に増えていた。
明日の予定が立っておらず、タカタマさん姉弟も同じような状況だったので、3人で明日の午後でツアーが組めないかホダカマウンテンのスタッフに相談する。するとトゥヌパ火山にフラミングを見るツアーをその場で組んでくれた。
全体でUS$150の料金で、参加費は参加者の人数で割るとのことだった。とりあえず、タカタマさん姉弟と私の3人の名前を書いて店の前に張り出しておく。他に参加する人いるかなぁ。
アメリカ人カップルやシズさん、タカタマさんと別れてホテルに戻る。夕食を食べる前にまずはシャワーだ。昨夜〜今朝の感じを見るに、おそらくお湯が出る時間が決まっているはずだ。今のうちに浴びておくのだ。読み通りちゃんとお湯が出た。ありがたい!
明日も早いので(起床予定は3:00だ!)夕食は昨夜と同じホテル併設のTIKAへ。リャマの肉とTIKAサラダ。昨日と同じくすごい量だ。ちゃんと完食!
星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)は深夜3:30にホテルに迎えが来るとのことだ。さっさと寝てしまおう。23:30に就寝。
明日はトゥヌパ火山のツアーの後はそのまま空港に向かい、ラパスを経由してリマへ向かう予定だ。リマでのトランジットを利用した時間がこの度最後の観光となる時間だ。いよいよ旅も終盤になってきた。あっという間。
9日目終了。10日目に続く!
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10日目以降のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)8日目 〜 ラパス観光編
南米ひとりたび8日目。この日は 2017/09/21 (木)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/21(木)
[空港] インテルナシオナル・エル・アルト空港 → [ロープーウェイ駅] FFCC La Paz Train Station → [ロープーウェイ駅] Red Line Cable Car station → [観光] Church of San Francisco → [ランチ] Profumo Di Caffe → [観光] Monumento a Pedro Domingo Murillo → [観光] Cathedral Basilica of Our Lady of Peace → [観光] Palacio Legislativo De Bolivia → [観光] Museo costumbrista Juan de Vargas → [観光] Santo Domingo Church
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝4:30起床。連日の早起きが続く。時間的にはド深夜だから、この時間に明かりをつけるのも悪いと思い、暗闇の中で着替えて、荷物を持ってロビーに出る。
タクシーは5:00に来るようにお願いしている。ロビーには人はおらず、肌寒い。
5:00を過ぎたけどタクシーが来ない。5:10になっても来ないので、スタッフの方にお願いしてタクシー会社に連絡を取ってもらう。ちなみに、スタッフの方は早朝出発の人がいるからか、スタッフルームで普通に起きていた。5分ほどで来ると教えてもらいつつ、ビスケットをもらった。ありがたい。空港で食べよう。
5:20頃にタクシーが来た。空が明るくなって来た。クスコの街ともお別れだ。ありがとうクスコ!ムーチョスグラシアス!
5:40頃に空港着。料金はS./ 15 (約600円)。
朝5時台だけど、早朝便の人たちだろうか、空港に止まる車やタクシーは多かったね。
チェックインカウンターには結構な行列ができている。
並ぼうと思ったけど、私の便はまだチェックイン時間になっていないようだ。コーヒーを買って、さっきもらったビスケットで朝食にする。Wi-Fiが繋がるのでSNSを見たり、日記をつけたりして時間を潰す。
乗るは7:40発のラパス行きの便。ベルビアン航空という聞いたことのない航空会社を利用する。
この日はボリビアのラパスを経由してウユニまで行く予定だ。いよいよウユニ塩湖に行くのだ!ラパス〜ウユニのフライトが夜なので、トランジットを利用して日中はラパスを観光する。クスコ〜ラパスが1時間という短いフライト時間。半日程度ラパスを観光できそうだ。
6:50頃に再度チェックインカウンターに行くと受付をしていたので、チェックイン&出国審査をする。そのまま機内へ。
席は5Aで窓際の席。隣にはなんと日本人女性!まさかクスコ〜ラパスの航路で日本人同士が隣の席になるとは!偶然だね!1時間という短い時間ということもあって、フライト時間はその女性と話をしていた。(機内では日記を書こうと思っていたけど、さすがにやめた。)
その女性はボリビアで金属資源の会社で働いているとのことだ。社会人になってからずっとボリビアにいて、今は1週間のお休みをもらってペルー旅行をしていたそうだ。
到着前に入国カードを受け取る。入国カードはスペイン語で書かれている。流石にわからない。地球の歩き方に書き方が書いてあったので、それを見つつ、時々隣の女性にヘルプで聞いたりした。こういう時に日本語で聞けるのはすごくありがたい。
ラパスはエルアルト空港に到着!
ラパスは標高3650mにあり、世界最高所にある首都だそうだ。そしてエルアルト空港も世界最高所の空港で標高4082mの場所に立っている。高山病になる高さだね。富士山が3776mだから、富士山よりも高いところだ。
入国審査は素通り、税関も簡単な荷物チェックがあるだけだった。時間をかけて入国カードを書いたのに、スタッフの方によく見ずに処理されてしまい、なんだか拍子抜けしてしまった。
まずは両替だ。ラパスとウユニで使う分、200ドルをボリビアの通貨ボリビアーノに替える。ただ、アメリカドルは他国では利用できない貨幣番号があるらしく、100ドル札2枚出したけど、1枚はNGと突き返されてしまった。続いて出した1枚は一部破れていてNGと、なかなかチェックが厳しい。
ラパスとクスコは時差が1時間。時計の針を1時間進め、日焼け止めを塗って、出発の準備は万端だ!ラパスではロープーウェイに乗って、街の外観を眺めて、中心部を街歩きする予定だ。
外へ出ようと歩いていると、売店のテレビに見たことあるキャラクターを発見。よく見るとルフィだ。ワンピースが映っている!ボリビアでもワンピースが放映されているんだね。さすが、アニメは日本が誇る文化だね!思わずニヤリとしてしまう。
出発前に空港の外観を一枚。天気もいいのでいい絵になるね。
タクシーを使うかバスを使うか迷い周囲を見ていたら、目の前にミニバスが止まっていた。運転手に地図を見せつつ、ロープーウェイ乗り場(FFCC La Paz Train Station)に行きたい旨伝えると、「OK!乗りな!」というジェスチャーをしてくれたので、ミニバスに乗り込む。車内には誰もいなかったけど、2〜3分したらすぐに満車になった。
大きな荷物を膝の上に乗っけて小さくなりながらバスは出発。満席なので車内はぎゅうぎゅうだ。景色を楽しみつつ、降りるタイミングを逃さないようにGoogleMapでロープーウェイ乗り場の近くに来ているかどうかをチェックしていた。
途中、何度かバスが止まって、そのたび人が乗り降りする。その動きを見て、なんとなく降り方はわかった。人が降りて車内に人が少なくなると、そこでしばらく止まって人の呼び込みをする。2〜3分するとまた車内は乗客でいっぱいになり、そうなるとバスは出発する。ボリビアのミニバスはこんな仕組みなんだな。
ロープーウェイ乗り場の近くでバスが止まり、運転手がここで降りるように促してくれた。私の他に2名ほど降りる。料金はBs.3 (約60円)。安いね!
ロープーウェイ乗り場に向かって歩く。
少し歩くだけで息が切れてしまう。たまに息苦しくなって頭痛もする。これが高山病というやつか。標高4000mレベルの場所だし、やっぱりそうなるか。全然歩いていないのに息がゼイゼイいって、自分でもびっくりするくらい。クスコよりも1000m以上高いところだからな。さすがにキツイ!
いつもよりゆっくり歩いてロープーウェイ乗り場(FFCC La Paz Train Station)に到着。
駅の前でちょっとした大道芸が行われていた。思わず一枚♪
建物の外観は歴史的な雰囲気を感じさせられるが、建物内は改装されており近代的な感じだ。
券売窓口でチケットをゲット。これも料金はBs.3。
乗り場はスキー場のゴンドラ乗り場って感じ。結構な行列ができていたけど、ひっきりなしにロープーウェイが来るので、すぐに乗車できた。待ち時間はほぼゼロ。素晴らしい!
そしてこの眺め。Bs.3でこの眺めを見れるんだからすごく安いね。市民にとっては交通の足なんだろうけど、旅行者からするとれっきとした観光になるね。
斜面に沿って建物がびっしり敷き詰められている。こういう光景は初めて見る。ローウウェイは中腹の駅と山頂の駅の2つあり、山頂の駅(Red Line Cable Car station)までは10分ほど。
駅を出るとそこはびっしりと露店が並ぶマーケットエリア。日用品から食事ができるお店まで所狭しと並んでいる。
人も多く雑然としていてとても賑やかだ。こういう雰囲気、嫌いじゃない。特に何を買うというわけでもなく、あてもなくふらりと歩いて雰囲気を楽しむ。
とはいえ、やっぱり歩くと息苦しい。気持ちよく歩けるほどには、まだこの高度には慣れていない。時刻もお昼近くでお腹もすいて来た。お昼は街の中心部で取ろうと思っていたので、そろそろ戻ることにしよう。山頂のマーケットを20分くらい見学して、乗ってきたロープウェイに乗って戻る。
帰りもこの絶景!何度もロープウェイを往復してこの景色を眺めたい気分だ。
ロープウェイを降りて、街の中心部に向かって歩く。ロープウェイを出たところにファーウェイのマスコットがいたな。ファーウェイにマスコットなんていたんだね。
あとはドリンクの新商品のイベントっぽいのもやってたね。ロープーウェイの駅はちょっとしたイベントに使われてるんだね。
ゆっくり街並みを楽しみつつ中心部に行こうと思っていたけど、すごくお腹が空いていたので、早足で向かう。そりゃ、昨日の夜からろくに何も食べてなかったからなぁ。お腹も空くわな。
こういう張り紙で散らかった掲示板、なんか味があっていいなって思ってしまう。汚いんだけど、なんか海外っぽいって感じてしまう。
いくつかお目当てのお店をピックアップしていたんだけど、なかなか見つからない。お店を探しつつ、偶然見つけたお土産屋で自分用のお土産のショットグラスを購入。気づいたら、街の大通りであるサンタクルス通りにあるサンフランシスコ寺院(Church of San Francisco)まで来てしまった。結局、目当てのお店を見つけられなかった。
お腹が空いてしょうがなかったので、サンフランシスコ寺院の横にあったレストランに入る。Profumo Di Caffeという名前の店だ。
店の前には初老の男性が座っている。店は空いているか尋ねると、テラス席に案内してくれた。英語が通じる。ありがたい。
初老の男性から「どこから来たの?」と聞かれて「日本から」と答えると、すごく嬉しそうな顔になって、いろいろ話しかけて来た。どうやら、日本に来たことがあるらしく、「フジサン」や「カマクラ」とか知っている日本語をしゃべって来た。あと、「もしもしかめよ」の歌もカタコトだけど歌って来た。とても懐かしい、そして、なんか嬉しくなるね。こんなところで日本に来たことのある現地の方にお会いできるとは。適当に目についたお店に入っただけなのに、大当たりだったな。
ボリビア料理が食べたくて、オススメを聞くと、ボリビアのBBQ料理を勧められたのでそれを注文。メニューは見なかったけど、まぁOK。あと、パパイアジュースとアイスもオーダー。
料理が来るまで初老の男性と話をする。私はそこまで英語が話せるわけではないので5〜6割な理解度だけど、なんとなく何を言っているかわかる。
パパイアジュースはパパイアを絞っただけというような味だった。海外だとよくある感じのジュースだ。半分程度飲んだ後で、その初老の男性が満杯まで注ぎ出してくれた。サービスかな?
BBQは牛のステーキだった。肉も柔らかく美味しかった。ちなみに値段はBs.35だった。安いね!
デザートのアイスも美味しかった!ごちそうさま!
男性と握手して別れる。
サンフランシスコ寺院は見学すると40分くらいかかると先ほどの初老の男性が教えてくれたので、寺院は外観を眺めるだけ。1日中巡れる時間があるなら見ていたんだけどね。残された時間は少ない。寺院の目の前は広場になっており、大道芸やライブといったいろんなイベントが開催されていた。市民の憩いの場的な場所なのかな。
ムリリョ広場の方に向かう。
ムリリョとはボリビア独立の英雄の名前だそうだ。ムリリョ広場の周囲には、大統領官邸、国会議事堂、カテドラルと重要な建物が並んでいる。
ムリリョ広場(Monumento a Pedro Domingo Murillo)に到着!
ムリリョ広場はハトでいっぱい。さながらヒッチコックの「鳥」の世界のようだ。
餌を買って(Bs.2)まくと一斉にハトが群がって来る。ハトに餌をあげるなんていつぶりだろ。なかなか楽しいね。ハトに頭を踏まれたのは初めてだ(笑
無駄にパノラマでも(笑
カテドラル(Cathedral Basilica of Our Lady of Peace)。門が閉まっていて中には入れなかった。
カテドラルの横には大統領官邸がある。門には衛兵がついている。(外観の写真残ってなかった。。。撮ってたと思うんだけどな。)
国会議事堂(Palacio Legislativo De Bolivia)。綺麗な建物。観入ってしまう美しさがあるね。
道中に仮面を持った石像を発見。どう見ても石仮面を被ろうとしているDioの姿にしか見えない(ジョジョの奇妙な冒険の話ね)(笑
ムリリョ広場周辺はいわゆる旧市街だ。スペイン植民地時代の面影が残る一帯だそうだ。
サント・ドミンゴ教会(Santo Domingo Church)。ボリビアは大半がローマカトリックのキリスト教なので、教会もあちこちに見える。
時間もいい感じになって来た。そろそろ空港に向かおう。サンフランシスコ寺院の前が大きな通りになっている。その周辺でタクシーを拾うのがいいかな。
タクシーを探すがバスばかりで見つからない。寺院前の通りは交通量が凄まじくタクシーが見つからないし、見つかっても拾いに行きにくい。
タイミングを伺っていたら、ちょうど乗客が降りるタイミングのタクシーを発見!そのタクシーを拾って空港に向かう。(たしかBs.80。結構いい値段だ。)
数時間ぶりに空港に戻って来た。半日弱のラパス観光だったけど案外楽しめたぞ。
空港についてそのままチェックイン。
フライトの時間までコーヒーを飲みながら日記の時間。
電光掲示板の表記が「boarding」になったのでゲートに向かうと、職員さんに名前で呼ばれて急ぐように言われる。飛行機に着くと既に私以外の乗客が乗っており、どうやら私待ちな雰囲気だ。電光掲示板の案内通りに来ただけなんだけどな。。。
リュックが荷物入れに入らず、空いている席の上にベルトで固定させる。私のリュックが乗客扱い(笑
飛行機は19:30出発予定だが、19:20に出発した。予定よりも早く出発するのは初めてだ。車窓から見えるラパスの夜景はなかなか綺麗だ(ぼやけているけど。。。)
全体的に席は空いていて、私の両側には誰もいなかった。45分程度のフライト。あっという間な時間。ドリンクサービスは水かコーヒーかのどちらか。コーヒーをお願いする。
短い時間だけど(だからか)寝てた気がするね。
ウユニに到着!
ウユニの空港はとても小さい。今までで見た空港の中でも一番といっていいほど小さな空港。外に出ると真っ暗で何もない。本当に周囲には何もなく、真っ暗な暗闇が広がる。車のヘッドライトだろうか、時折小さな光が遠くで動いているのが見える。
空港の到着時刻を狙ってか、タクシーが何台かやって来た。その中の1台に乗り込む。乗合な感じだったけど、このタクシーに乗ったのは私一人だけ。空港内を見学していたら、いつの間にか私一人になっていたようだ。
グローバルWi-FiをONにしたけど、Wi-Fiは繋がらない。街中に入らないと無理か。
街には10〜15分くらいで着いた。そのままホテルへ。
ここが旅の最終地点で、今回泊まるホテルがこの旅最後のホテルだ。最後ということで奮発して、1泊65$もするホテルを予約したのだ!これまでは1泊10$前後の安宿だったからね。最後くらいはね!
奮発しただけあってホテル内は綺麗で豪華。自然とテンションが上がる♪
部屋は101号室。ダブルベット、シャワートイレ別、アメニティもある、ドライヤーもついている、ちゃんとしたホテルだ!やっぱりちゃんとした設備の部屋に泊まるってのはいいね!
今日はこれで終わり。夕食を食べて寝るだけ。夕食はホテル内に併設されたレストランTIKAというお店へ。マスのステーキとピーナッツスープをオーダー。スープにはパンがついており、これだけで普通に1食分ありそうなくらいの量。結果的にかなりの量が来た。HUARIというビールと共に。(一人で食べる量じゃないね。でも完食!)
部屋に戻りシャワーを浴びようとしたが水しか出ない。しばらく待っても一向に温かくならないので仕方なくシャワーは諦め。設備は完璧と思っていたら、こればっかりはそうもいかないか。
ホテルのWi-Fiは4Gの速度が出ており、普通にSNSが利用できるくらい。ただいつの間にか寝落ちしてしまった。明日は朝9:00にホダカマウンテンというツアー会社に行くことになっている。久しぶりに朝に余裕があるぞ。ゆっくり寝よう。
いよいよ、旅の最終地点のウユニにやって来たぞ。思えば遠くまで来たものだ。最後まで楽しもう。
8日目終了。9日目に続く!
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9日目以降のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)7日目 〜 マチュピチュ観光編2
南米ひとりたび7日目。この日は 2017/09/20 (水)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
朝5:00起床。前々日は空港で仮眠、前日は3:50起床と、ここ数日全然寝ていない。だけど思った以上にパッと目覚めることができた。 きっと寝坊できないという緊張感と、旅行中ということでアドレナリンが出まくっているからかな。日本に帰ったらどっと疲れが出てきそうだ。
とはいえ寝足りないのは変わりない。うとうとしつつ荷造りをする。荷物の大半はクスコのゲストハウスに置いてきており、マチュピチュへは最低限の着替えとカメラしか持ってきていない。荷造りといっても簡単なものだ。
クスコに置いてきた荷物、盗まれてないといいけど。ゲストハウスのベットの上に置きっぱだからなぁ。荷物全部を持っていくと歩き回るのが大変だから、置いていったのは仕方ないんだけど、とはいえ、見知らぬ土地に荷物を放置するというのは、なんとも不安な気持ちにさせられるね。
5:30にロビーに出て朝食を取る。この時間に朝食を取れるのはありがたい。パン、ハム、チーズ、玉子、フルーツ、シンプルなメニューだけど大満足!何だかイグアスのゲストハウスのメニューと似ているな。午後の予定をちゃんと決めてなく、ランチを食べられるかわからなかったので、朝食はしっかり食べる。
6:00にベロニカさんが迎えに来た。そのまま出発してバス乗り場へ。
すると昨日以上の大行列!どこまで続いているんだと思いたくなるくらいに列が続いている!ベロニカさんも驚いた様子で、2時間近く待つかもとのことだ。
奥までずらっと行列が続いている。
最後尾に並ぶ。ベロニカさんはバスのチケットを買うと言ってバスの乗車場に向かっていた。私一人並んで待つ。
私の前に並んでいる人はどうやら日本人のようだ。夫婦での旅行のようで、日本語で会話してしている。声をかけてお話しする。
どうやら女性の親族の方がペルーに住んでいて、親族の集まりがあるためにペルーに来ているようだ。そのついでにペルー内を旅行しているようで、これまでリマやナスカを回って来たそうだ。女性の方はスペイン語が話せるそうだが、男性の方が日本語のみ。夫婦での海外旅行、いいなぁ。
私が日本語のガイドとツアーに参加していることを話すと、一緒にガイドに混ぜて欲しいとお願いされた。
ご夫婦は遺跡の入り口でガイドを雇おうとしてたようなんだけど、ちょうどよく日本語ガイドでツアーに行く私に出会ったわけだ。確かに旦那さんは日本語のみということなら、これ以上のガイドはないね。
私としては全然OKで、ベロニカさんに相談したところOKとのことで、一緒に見て回ることに。こうして出会ったのも何かのご縁ということで。
ご夫婦がチップでS/.100を渡そうとしてくれる。チップを渡されることを想定していなかったので、少し戸惑いつつ丁重にお断りしたが、ご夫婦がどうしてもということなので受け取る。気持ちということで。ちなみに、ベロニカさんは頑として受け取らなかった。そこはガイドとしてしっかりしているんだな。
この日のツアーはインカの橋を見る予定だったが、ご夫婦も連れて回るということで昨日と同じルートにしてもらった。インカの橋自体は1時間あれば見れるとのことだったので、ツアーのあとで見に行くことにしよう。昨日と同じルートでも、何回見ても楽しめるような場所なので全然OK!むしろメインルートでマチュピチュを一番満喫できるルートだから、これで良かったと思う。
ご夫婦のこと、私のこれまでの旅程のことを話したりして、なんだかんだ、やっぱり2時間程度並んで、ようやくバスに乗車。8:30過ぎに遺跡に入り口についた。朝早い分、2時間待ってもまだ8:30だ。
ツアーは昨日とは別のルートで案内してくれた。ベロニカさんが私に気を使ってくれたのかな。昨日のツアーの時にはなかった解説があったりで、普通に面白い。同じ話であっても、面白いよね。
ご夫婦の写真を撮ったり、逆に撮ってもらったり、いい方々だ。(ご夫婦と私で写真も撮ったけど、ここに上げるのはちょっとね。。。)
夫婦で一緒に旅行って本当にいいなぁって本気で思ってしまった。一人でも楽しいけど、二人なら、夫婦なら、一人ではない楽しさがあるんだろうな。
天気は昨日よりも晴れている。写真も映えるね。
この日は本当ならワイナピチュという山に登る予定だったのだけど、入場制限で入れなかった。なので、こういうガイドにしても問題なかったのだ。下の写真の右下からワイナピチュに登れる。
望遠レンズで見ると、結構な数の人が登ってそうだね。
昨日と同じ場所を巡っているけど、全然楽しめる。
下の写真はコンドルの神殿と呼ばれる場所で、写真下部の石はコンドルの石と呼ばれている。
下の写真は太陽の神殿と呼ばれる場所。
どの景色も絵になる。
ツアーは昨日と同じく2h30mくらい、11:00頃に出口に着いた。
ベロニカさんのガイドはこれまでだが、再入場して中を見学してもいいとのことだったので、ご夫婦も私も再入場してマチュピチュ遺跡を見学することにする。
ここからはそれぞれの時間だ。今回のベロニカさんのガイドでは、見張り小屋には行かなかったので、見張り小屋から見るマチュピチュの光景をお勧めして別れる。楽しいひと時だった。
再入場して一人行動。インカの橋へと向かう。
マチュピチュ遺跡は言ってみれば丘の上にある感じで木々が生えているような場所ではないんだけど、インカの橋に向かう道には木々が生い茂っていて、軽い登山をしている気分だ。
インカの橋へ向かう途中、入山届的な場所があり、名前を書いて先に進む。この時点で11:30。うん、12:00までに完全退場は無理だね。マチュピチュは午前と午後の入れ替え制になっていて、午前の部は12:00までとなっているのだ。追加料金を払うことを覚悟で先に進む。
マチュピチュ遺跡と異なる類の絶景が広がる。
細い道を進んで行く。横はストンと切れ落ちた断崖だ。落ちたら間違いなく助からないな。
インカの橋は思ったほど遠くなかった。ベロニカさんは私をここに案内する予定だったそうだけど、すぐに終わってしまうコースだったのではないかな。写真左側の門のようなものがゴール。
下の写真を見ると、いかに切り立った崖の途中に敷かれた道かってことがわかる。
インカの橋と呼ばれるのは、丸太の木が3本からなる橋のことだ。かつては、マチュピチュへ侵略しようとする者がいれば、この丸太を落として侵入できなくするためのものだそうだ。
道幅もすごく狭く、普通に足を踏み外して落ちてしまいそうなくらい危険な道だ。本当にこの道がかつて使われていたのだろうか。少なくとも私はこの道は通りたくない。よくこんな所に道を作ったよね。(敵の侵略に備えて、あえてこんな所に作ったのかもしれないけど。)
インカの橋の周囲には特に何もないが、そこから見える景色もなかなかの絶景だ。20〜30分くらい、休憩がてらのんびりする。
インカの橋を後にして、遺跡の出口へ向かう。途中見張り小屋に立ち寄り、マチュピチュ遺跡の外観を再度眺める。二度と来れないかもしれないので、しっかりと目に焼き付けておく。何度見てもこの景色はいいね!
似たようなアングルだけど何枚も撮ってしまう(笑
道中リャマを発見!時間があるのでのんびりリャマも見学する。
無駄にドアップで撮って見る。思ったより可愛くない(笑
13:00頃にマチュピチュ遺跡を出る。入れ替え時間を過ぎていたけど、何もなかった。というか出口で特にチェックはしていなかったので退場するのはいつでもいいって感じだったかな。
バスは相変わらずすごい行列。ただ、徒歩で行き来できるトレイルが整備されていることをベロニカさんから聞いていたので、せっかくなのでバスではなくトレイルを使って歩いてマチュピチュ村に戻ることにする。ベロニカさん曰く、1時間程度で行けるとのことだ。
道中にマチュピチュ博物館というのがあるみたいだし、そこにも寄ってみよう。
道中はかなりな下り坂。マチュピチュ遺跡は切り立った崖の上に立っているので、まっすぐ下に降りている感じ。これ、絶対登りで来たくないな。
木々で覆われている道だけど、たまに切れ間から絶景も拝める。
ベロニカさんの解説曰く、マチュピチュ遺跡はまだまだ発掘中&修復中とのことで、マチュピチュ遺跡の全貌は見えてないらしい。カンボジアのアンコールワットと同じく、発掘や修復には時間がかかるんだな(あとお金も。)。
下の写真の中央部、未発掘っぽい段々状の地形が見えるね。
下の写真の石造りの階段は当時から存在する階段だそうだ。当時使われていたものが今でも現役で使われているっていうのは、なんだか感慨深いものがあるね。
木々で覆われた道をひたすら下って行く。たまに車道と合流する。トレイルでなく車道を歩いてマチュピチュ遺跡に向かっている人たちもいたね。トレイルで1時間程度って話だから、車道だともっとかかるんだろうな。
1時間くらいかけて山の麓まで降りて来た。山の麓にマチュピチュ博物館がある。バスは通り過ぎてしまうので、この博物館に行こうとするなら徒歩で行かないといけない。せっかくの博物館なのに勿体無い。
博物館に到着!
展示物はスペイン語と英語表記。英語表記があるのはありがたい。
ビデオ解説もあり、なぜか日本語表記での解説もあった。なぜだろう?マチュピチュ遺跡の発掘に日本が深く関わっているのか、それとも日本人観光客が多いからか?
下の写真はその日本語表記の一部。3Dで見る映像があるらしく、そのためのメガネをかけるようにアナウンスしている画面だ。
博物館の規模はそこまで大きいわけではない。30〜40分くらいでじっくり見学できたかな。
さてさて村へ戻るとしようか。
博物館から出て歩いて20分くらいかな、村が見えてきた。
お昼の時間はとっくに過ぎている。お腹がぺこぺこだ。無性にパスタが食べたくなって、イタリアンなお店に入る。カルボナーラを注文。味は、まぁ、、、普通かな。。。
レストランは2階にあって、そこから電車の通るのを眺めることができる。後は電車に乗って帰るだけなので外を眺めつつのんびりする。
ランチを終えて時間は16:00頃。帰りの電車の時間まで少し時間がある。残りの時間でお土産やをぶらつく。自分用のお土産にショットグラスを購入!
あとはのんびり街歩き♪
名残惜しいけどもう帰りの電車の時間だ。行きと同じペルーレイルに乗って帰る。うーん、帰りたくないね。
帰りの電車は流石に行きのような特等席ではなく普通の4人席。まぁ、空はすっかり暗くなっているから景色を見るという感じではないんだけどね。
向かいは女性2人、隣は男性。男性はデイビットさんという方みたいだ。皆さん同じツアーのグループのようだ。ご年配の感じのいい人たちで、自己紹介をしつつ簡単な会話をしたね。
電車はマチュピチュを出発。オリャンタイタンボ駅に向かう。ありがとうマチュピチュ。
20〜30分ほどして軽食でピザが出てきた。私以外の3人は"No thank you"だった。パンは湿っていて、手づかみで食べたいところだったけど、おしぼり的なものがなかったので、ナイフとフォークを使って食べる。「アメリカでは手づかみで食べるんだぜ」とデイビットに突っ込まれたけど、うん、知ってる。
途中アンデスの民族舞踊的なイベントと、ファッションショー的な催しが始まった。写真に撮ろうと思ったけど、暗い中で動きのある写真ということで、ボヤけたものしか撮れなかった。
ちなみにファッションショーの後は物販に移り、何人かの人がお土産として買っていたね。ちなみにデイビットはマフラーを買っていた。私は荷物になるので何も買わず。
ショーの後、「撮った写真を送ってよ」とデイビットがメールアドレスを書いたメモをくれたんだけど、どれもブレブレだったんだよな。「OK!」と返事をしておいたけど、どうしようかな。(結局送らなかった。。。)
電車は2時間くらいして、オリャンタイタンボ駅に到着。
出発時のドライバーが話してくれたように、駅の改札を出たところで私の名前を書いたプレートを持ったドライバーの方を発見。そのまま送ってもらう。ドライバーの方はカルロスさんという方だ。
ゲストハウスに着いたのが22:00頃。明日の朝早くに出発なので、先に会計を済ませつつ、朝5:00にタクシーを予約しているか確認しておく(チェックイン時にお願いしておいたのだ)。明日は早朝からラパスを経由してウユニに向かう日だ。
部屋には初日からいる男性しかいなかった。それ以外は空きベット。荷物はそのままの状態で残っている。良かった、盗まれてなかった(笑
明日の早朝出発なのでまずは荷造りだ。行く先々で服を捨てていっているので、荷物は軽くなっているはずなんだけど、なぜが相変わらずギュウギュウだ。
夕食を食べたかったけど時間も時間だし、朝も早いので、夕食を摂らず、シャワーも浴びずでそのまま寝てしまった。睡眠時間が少ない中、一日中歩き回っていると夜は力尽きてしまうね。明日も早起きだ!寝坊しないようにしないと。
7日目終了!8日目に続く!
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8日目以降のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)6日目 〜 マチュピチュ観光編1
南米ひとりたび6日目。この日は 2017/09/19 (火)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
朝3:50に起床。朝というよりかはド深夜な時間だ。
共同部屋に泊まっているので、当然ながら他の客もこの部屋を利用している。この時間に明かりをつけるのも悪いなと思い、暗闇の中、もぞもぞ着替えてロビーに出る。
今日明日といよいよマチュピチュに行くのだ!昨日受け取ったバウチャーには朝4:30〜5:00頃にゲストハウスに迎えが来ると書いてある。とりあえず、寝坊しないという最大の難所は突破できたぞ(笑
ちなみに、参加するツアーはこれ。
1泊2日の日本語ガイド付きのツアーで約10万円するツアーだ。値段がすごく高いけど、私が行った2017年はガイド同行が必須になった年で、必須化となってから間もない時だったので、安心も込めて日本語ガイド付きのこのツアーを申し込んだのだ。
マチュピチュ遺跡 ガイド同行義務化 | 最新情報 | HIS 海外航空券スペシャリストデスク
ロビーに出ると既に2人ほど待っていた。おそらくカップルかな。しばらくすると、どんどんと人が増えて来た。みんなマチュピチュに向かうのだろうか。それとも空港に向かうのだろうか。
私の泊まっている部屋からも男性が2名出て来た。2人とも見たことない人たち。おそらく私が寝た後に入ってきた人だろうか。私より若そうだ。
5:00になったが一向に迎えがこない。5:10になったら、ゲストハウスの人に頼んで連絡を取ってもらおうと思っていたら、ちょうど5:10に迎えが来た。タクシーに乗り込む。ドライバー一人、私一人。ドライバーの方は英語が通じる。40代と思われる男性の方だ。
向かうはオリャンタイタンボ駅。そこからマチュピチュ行きの列車が出ている。眠気が残る中、車は進む。車窓からの景色を眺めつつ、半分はうとうとしていた。
迎えが遅れたこともあって、電車の時間に間に合うのか不安だったけど、思ったよりも余裕を持った時間で到着した。
駅に到着したのが6:30くらい。道中はうとうとしながらも、しきりにGoogleMapで位置を確認していて、途中までは到着ギリギリになるんじゃないかと思い不安だったけど、後半の2/3くらいからが早かった。
ドライバーの方と駅のゲートまで一緒に行く。帰りは別のドライバーがこの駅に迎えにきてくれるそうだ。握手をしてお別れ。
オリャンタイタンボ駅は周りを山に囲まれているようだ。早朝の山の空気、清々しくて気持ちいい。少し肌寒いくらい。
売店でコーヒを買う。フタをもらったけど、うまくはまらず、移動中に何度かこぼしてしまた。
列車に乗る前に駅の写真を撮る。車に乗っていた時は空にはもやがかかっていたけど、駅についたときには青空。いい天気♪
改札を撮ろうとしていたら、お姉さんが笑顔でポーズしてくれた。不意をつかれてちょっと照れてしまった(笑
列車に乗り込む。ペルーレイルという青色の車体が特徴的な電車だ。
席はA2。なんと先頭車両の最前席だ!目の前がパノラマ!超特等席!
地球の歩き方には、最前席は絶景と書かれていたけど、まさにそれだ!とてもラッキー!!日頃の行いが良かったということで^ ^
隣の席にはアメリカ人女性が座っている。特等席ということで興奮気味のように見える。当然私も興奮気味だ。自己紹介して、お互いの幸運を称え合う。少しお話をしたけど、カリフォルニアから来た、タニアさんというお方。本当に最高の席だ。お互いに写真を取り合う。
先頭車両の最前席だけが特等席。それ以外は普通の席。こんな感じ。本当にラッキーさ^ ^
列車はマチュピチュ村に向けて出発。
少しするとドリンクサービスでコーヒ、軽食でニンジンのパンケーキが出て来た。
タニアさんは朝食持参でボテトとビーフを食べていた。雰囲気的に昨夜の食事のパックかな。
こんな景色の中で食べる食事、そしてマチュピチュに向かっているという高揚感。間違いなく人生の中で最高に美味しかった朝食だ。これは今後更新されることはないだろうね。
列車の中では寝る予定だったけど、とんでもない!この席で寝るなんてありえない!景色を見つつ、写真をとりつつ、乗車時間は90分ほどであったけど、これは本当にあっという間の時間だった。
私自身すごく興奮していたんだろうね。動画も何本も撮っていた。
電車のすれ違いの映像も。単線なのか、電車がすれ違う時は待ち合わせするようだ。
大自然の中を通ったり、子供の通学路のそばを通ったり。ペルーの日常が流れる風景を楽しむ。
電車は道中何もないところで停車し、何人かの人が降りていった。どうやらマチュピチュ村にトレイルで向かう人たちのようだ。時間があったらこういう楽しみ方もありだね。
マチュピチュ村に入ってきた。
マチュピチュ駅に到着。タニアさんと別れる。「Have a nice day!」「You, too !」お互い終始興奮気味。
駅を出るとホテルの方が私の名前が書かれたプレートを持って待っていた。この話は聞いてなかった。ちょっとびっくり。
今回のツアーは日本語ガイドが案内してくれるツアーだ。この人が日本語ガイドの方かと思い日本語で話しかけたけど違ったようだ。ホテルまで誘導してくれるホテルスタッフの方で、日本語はもちろん、英語も通じなさそうだ。雰囲気を察してスタッフの人の後についていく。
ホテルに到着!駅から徒歩数分なところにある。
ホテルに入ってチェックインをする。パスポートのコピーを取られる。ここで、日本語ガイドの方から電話がかかって来て、この後の段取りについて会話する。会話は日本語だ。マチュピチュに来て日本語で会話することに少し変な気分になる(笑
ガイドの方はベロニカさんという女性の方。12:00にマチュピチュ遺跡の入り口に来て欲しいとのことだ。マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡まではバスが通っているが、行列待ちがあるので、11:00くらいには列に並んでいるようにとの連絡だった。
今の時間は9:00過ぎくらい。まだ朝早い時間ということもあって、部屋には入れない。荷物を預けて、ロビーで一休みして、街を探検することにする。
マチュピチュ村は観光街だと思っていたが、大きな学校もあるようだ。大きなグラウンドがあり、子供たちがサッカーをしていた。
日本の雰囲気が漂う建物も。これは何の建物なのだろう。
日本人観光客が多いのか、日本語表記の看板もあったね。
これ、なんて書いてあるかわからないけど、きっと「ようこそマチュピチュへ」みたいなことが書かれてるんだろうね。
お土産屋とレストランとホテルであふれているマチュピチュ村も、ちょっと外れの方に行くと、粗末な家が建っている。観光客で常に一杯で栄えてそうに見えるマチュピチュ村でも、実際に住んでいる人たちの生活レベルは決して高くないのかもしれない。
ガイドの方の言う11:00にはまだ時間があったので、早めにランチを取ろうかとも思ったけど、バス停を見るに、ものすごい行列ができている。一瞬で、11:00から並んでいたら間に合わないと思えるほど。
流石にこれは並ばないとまずいと思い、10:20から列に並び始める。海外旅行中は慎重に、自分の直感を信じる。まぁ、早く着く分には問題ないしね。遅れて到着して、マチュピチュ遺跡の観光の時間が削られることはあってはならないし。
結果的にはこの選択は大正解だった。1時間くらい待って、マチュピチュ遺跡についたのが11:50くらい。ちょうどいい時間だ!
マチュピチュ遺跡の入り口でベロニカさんと合流する。日本語で挨拶。流暢な日本語を話される。
どうやら、私の他にもう一人ガイドする人がいるみたいで、入り口前でちょっと待機する。10分くらいして日本人女性の方が合流してきた。イトウさんという女性の方で、ちらっとパスポートを見た感じだと、私より5つ上の方のようだ。ペルーをひとり旅しているようで、イカ、アキレバ、ナスカと巡ってきたようだ。
マチュピチュ遺跡に入る。ずっと行きたいと思っていたマチュピチュ遺跡だ。ベロニカさんのガイドを聞きつつ写真を撮る。ずっと来たかったマチュピチュ遺跡。顔には出ないけど、内心は舞い上がっていた。
景色を撮りつつ、イトウさんやベロニカさんとも一緒に撮る。マチュピチュ遺跡の「見張り小屋」と呼ばれる場所に行くと、マチュピチュと言われてよく出てくるあの光景が広がっている。本当に来たんだな!
死ぬまでに「オーロラを見る」と「マチュピチュに行く」は絶対にやりたいと思っていたが、「マチュピチュに行く」は達成したぞ!
死ぬまでにと思っていて、達成するのはハードルの高いものだと思っていたけど、案外簡単にできてしまったな、要はやるかやらないかの違いなのかな。
海外に行くということに対して、自信が湧いていた気がする。自分のやりたいことのために、一人で地球の裏側まで来れた。治安の悪い国でない限りはどこにでもいけそうな気がする。海外に行くことの精神的なハードルも無くなった気がするね。国内旅行をするくらいの気持ちで海外に行けそうだ。
ただ、この気持ちになるまでには2年かかったな。段階を踏んでようやくこの状態になった。
この年の前の年(2016年)に行ったカナダが1発目。これが自分で行きたいと思って行った最初の海外旅行。これは完全なパッケージ旅行だった。計画は全て旅行会社が立ててくれて、自分は手配された通りに行くだけ。ここで思ったのは、旅行会社でやっていることは、飛行機、宿、現地ツアー、保険の手配だけで、これくらいなら自分でもできると思った。
次の旅行はこの年の5月に行ったベトナムとカンボジア。カナダで思ったことを実践してみて、それで問題なく満喫することができた。
今回は、複数回のトランジット、英語圏でない国、治安のそこまで良くないと聞く国、という中での旅行。ある程度の度胸はついた気はする。海外のハードルは低くなったのは大きい。海外で「働く」というのも、案外できてしまう話なのかもしれないね。
日本人は海外に出たがらないとよく聞くけど、精神的なハードルが高いからなのかな。(言語、習慣、そもそも海外に行くという行為自体も含めて)正直、私もそうだったし。
少しづつ海外に対するハードルを下げて行くことが大事なのかな。いきなり海外に行くというのは、よほどできる人でない限りは厳しんだろうな。そういうハードルを下げる手伝いをするというのも1つ活動するのは面白いのかもしれない。
マチュピチュ遺跡内にはリャマがいたるところにいる。ちなみにアルパカはいないようだ。この写真のリャマ、首がおかしなことになっているけど、ちゃんと生きてますよ(笑
2時間半ほどガイドをしてもらう。マチュピチュ遺跡をぐるっと1周歩き回る。遺跡の中はアップダウンが激しいところだが、標高2400mとクスコより1000mも低いところにあるので、高山病的な辛さはない。
石組みの段々畑がとても綺麗。マチュピチュは山岳地帯なので、畑には適してなく、石や砂は別なところから運んで来たらしい。
遠くに見える電車と駅。観光列車の駅ではなく、地元の人が使う駅。ちょっと寂れてるけど、これがマチュピチュの普通の姿なのかな。
マチュピチュを初めてみたときの感想としては、正直言うと、イグアスの滝を初めて見たときのそれ程はゾクゾクしたものは来なかった。期待外れというわけではない。むしろこの光景はすごく感動する。これまでテレビで何度かこの光景は見てて、それが実際に目の前に広がっている。映像で見た以上に神秘的な光景だ。視覚だけの情報だけでなく、五感で実際に感じるのとでは天と地ほどの違いがある。
きっとマチュピチュはずっと行きたいと思っていたから、そもそもの期待値が大きかったんだろうな。ゾクゾクするほどの感動というのは、期待値と実感のギャップの差なのだろうか。なんかそんな気がするね。
さて、マチュピチュ遺跡を見て、遺跡の出口でベロニカさんとイトウさんと別れる。イトウさんとはFacebookやInstagramのアカウントを交換しようと思ったけど、どちらもアカウントを持っていないようだった。せっかくと思いつつ、こればっかりは仕方ないね。一期一会だ。
ガイドはここで終わりだが、マチュピチュ遺跡はこの後自由に散策しても良いとのことだ。ベロニカさんから行くならインティプンク(太陽の門)がお勧めと言われたので、そこに行って見ることにする。
太陽の門までは50分くらいの道のり。ずっと上り坂。周りの人はほとんどがツアーの団体客で、私のようの一人旅な人は見かけなかった。たまにこっそり団体客に紛れて解説を聴いてたりしてたな(やっちゃダメ!)
太陽の門に到着!もやがかかっていて、太陽の門から見えるマチュピチュはクリアには見えなかった。
写真を撮ったり景色を眺めたりで、太陽の門には20〜30分くらいいただろうか。
昔、インカの人たちもこの道を通ってマチュピチュに向かったと思うと、感慨深いものがある。かつてインカの人たちもこの道を通ってマチュピチュに来たとのこと。数百年前から使われている道、感慨深い。
パノラマでも。(これはよくわからないね。)
雷が鳴り、少し雨が降ってきた。マチュピチュ遺跡は17:00までに出ないと行けないので、それに間に合うように太陽の門を出る。
道中、リャマが居座って道を塞いでいた。こういう場所では動物が優先だね。流石に人馴れしているのか、撫でても全然嫌がらない。
夕暮れに染まるマチュピチュもステキ。
下の看板、WAYNAPICCHU MOUNTAIN(ワイナピチュ)は本当は明日に行く予定だったのだけど、人数制限があるため行けなかった。代わりに明日は、INKA BRIDGE(インカ橋)に行くことになる。
17:00頃に遺跡を出る。SALIDAは出口を表す。なんどもこの看板を見かけたので、スペイン語のSALIDAはもうわかったぞ。
帰りもバスに乗って帰る。・・・と、思ったらバスにはすごい大行列。
思わず動画に撮ってしまったよ(笑
行きの時もそうだったけど、帰りの時もバス待ちだ。本当にすごい行列よ。。。1時間以上待って、ようやくバスに乗車。もう真っ暗だよ。。。
マチュピチュ村に着いたのは18:30くらいだったか。外はすっかり暗くなっている。
村を少し歩く。教会を見つけたのでふらっと中に入ってみる。
なんというか、そこまで宗教的な雰囲気を感じ成せない建物という印象だった。宗教施設はどこかしらで神秘性を感じるところがあったが、ここはそこまでって感じだったかなぁ。
時間もすっかり夕食時。広場の近くのお店で夕食を取ろう。
クイというネズミの揚げ物とクスケーニャ(ビール)をオーダー。クイは見た目はグロテスクだけど、味はなかなかジューシー。チーズのような香りがする。美味しかった!!
夕食後は街を散歩。サッカー場ではサッカーの試合が行われていたね。
そろそろホテルに戻ろう。
シャワーは最初お湯だったが、最後は水になった。髪を洗っているときに水になって最後はひどい目にあった。やっぱりそういうことは覚悟しておかなきゃな。
明日は朝6:00にホテル集合になっている。ベロニカさんがホテルまで迎えにきてくれるのだ。ここ数日、まともに寝れてないので、シャワーを浴びたら力尽きてしまった。テレビつけっぱなし、電気も付けっ放し。
6日目終了!7日目に続く!
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