【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)5日目 〜 パレスチナ(ベツレヘム)観光編

イスラエルひとりたび5日目。この日は9/18(水)。

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/18(水)
 [駅] HaNevi'im Terminal → [駅] Bab El-Zakak/Beit Jala Road → [観光] 降誕教会 → [観光] Milk Grotto Church → [観光] Shepherds' Field → [観光] Shepherd's Field Church → [ディナー] Jozef Burger & Bar

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝6:15起床。シャワーを浴びて出発の準備をする。

 今日はいよいよパレスチナ自治区に行く日だ。今日行くのはパレスチナ自治区ベツレヘムという街。イエスが生誕したとされる街だ。

 パレスチナと聞くと、どうしてもテロなどの悪いイメージがつきまとってしまう。ベツレヘムは観光地なので治安が悪いということではないらしいんだけどね。ワクワクしつつも、どこか緊張しているところもあったのか、朝はすっきりと起きれた。

 7:15に朝食。昨日、一昨日と同じメニューだ。だけど美味しいので満足!やっぱりここのチーズとオリーブは美味しい。お気に入り。

 朝食を終えて、7:45にホテルを出る。LRTでダマスカス門に行き、その近くにあるバスターミナル(HaNevi'im Terminal) へ向かう。乗るのはNo.231のバスだ。

 24番乗り場にベツレヘムの案内があり、No.234のバスが止まっている。行き先にもベツレヘムの表示がされている。


 「これか?」と思ったけど、よく見るとこれはベツレヘムのチェックポイント行きのようだ。これではない。ちなみにチェックポイントとは、イスラエルパレスチナの境界のポイントのことね。

 乗り場の近くには日本人らしき男性が1人で立っている。一人旅だろうか。声をかけようかと思ったけど、一人旅を邪魔するのも悪いし、そこはやめておいた。

 5分くらい待っていると21番ホームにNo.231のバスがやって来た。Web情報では21番乗り場でNo.231のバスと書かれていたので、乗り場もバスのNoも一致している。念のため、運転手にベツレヘムに行くか確認する。大丈夫そうだ。バスに乗り込む。


 料金は先払いで8NISだ。物価が高い国でも公共交通機関の料金は安い。これはありがたい。8:18にバスは出発。

 パレスチナとのチェックポイントは素通りだった。どうやらイスラエルからパレスチナへ行く時はチェックはないようだが、パレスチナからイスラエルに行く時にはチェックが入るようだ。下の写真あたりがチェックポイント。

 9:00にベツレヘムの降り場、ヘブロンロード(Beit Jala Road)に到着。1時間もせずについてしまった。とても近い。エルサレムから南へ約10kmの場所らしいので、そりゃそうだね。距離だけ見れば頑張れば歩いていける範囲だ。窓からの景色を眺めていたらあっという間。

 パレスチナに入ってからは降りる駅を見過ごさないように、GoogleMapをこまめにチェックして、今の場所を確認していたんだけど、他の乗客も同じところで降りるんだし、他の客に倣えでよかったんだな。案の定、バスに乗っていた乗客のほぼ全員が同じところで降りた。

 バスを降りた途端にものすごい数のタクシーの客引きにあった。無視してもしつこく話しかけてくる。ベツレヘムのタクシーは悪質という情報を掴んでいたので、特に利用する気は無い。そもそもベツレヘムで見るところは歩いていける範囲だから、そもそも利用する必要はないしね。

 タクシーの客引きを無視して歩き出す。向かうは聖誕教会(GoogleMapでは降誕教会と表示されている)。イエスが生まれたとされる聖地だ。

 一人の運転手がついてきて仕切りに話しかけてくる。適当に話しつつ、とはいえ決して歩みは止めない。私が日本人とわかると、SNSの写真で過去に案内した日本人の写真を見せて来た。

 どうやら、私を安心させつつ、半日程度のタクシーツアーに誘いたいようだ。ベツレヘムには聖誕教会はもちろん、イスラエルパレスチナ分離壁や、バンクシーの壁画もあるらしく、そこを巡ってくれるとのことだった。

 一応値段も聞いてみたけど、返って来た答えは"Up to you"(あなた次第)。事前に値段が決まっていない、これは完全にトラブルになるパターンだ。当然ながらこの誘いには乗れない。まぁ、もともと乗る気はないしね。

 聖誕教会に向かっているうちに、いつの間にはその人は諦めて去って行った。

 ベツレヘムの旧市街を歩く。パレスチナ自治区だからと言って発展していないというわけではなく、エルサレムとそこまで変わらない街並みが広がっている。
 パレスチナはどうしても紛争っていうイメージが強いので、荒廃しているのかなという想像もしていたんだけど、全然そんなことはない。いい意味で普通の街だ。
 旧市街独特の、狭い道、でこぼこした道を進む。人の往来も多く活気がある。ベツレヘムの旧市街の雰囲気はエルサレムの旧市街のそれと似ているね。

 GoogleMapを片手に進む。旧市街の中心、メンジャー広場が見えてきた!

 メンジャー広場はタクシーの客引きがすごかった。しつこいわけではなかったけど、何人もの人から声をかけられて、少しうんざりだった。タクシーは使わない!歩く!


 メンジャー広場の向かいに聖誕教会がある。聖誕協会はイエスが生まれたとされる聖地だ。

 聖誕教会の入り口は「謙虚のドア」と呼ばれる小さいドアだ。屈んで中に入る。

 教会内には聖堂がなく、雰囲気としては昨日行った聖ヤコブ教会と同じ感じだ。祭壇も十字架も見当たらない。金属製のランプとシャンデリアが釣り下がっていて、とても綺麗だ。


 このような建物内の装飾の違いは、宗派が違うからなのだろうか。もしくはイエス聖誕の地なので、亡骸を模した十字架像を掲げるのはおかしいみたいな話だったりするのかな。

 床のモザイク絵もとても綺麗。

 イエスが聖誕したとされる場所は教会の地下と言われている。その場所は見学可能となっており、そのための行列ができている。パッとみた感じ、1時間以上待ちそうな雰囲気だったので、ベツレヘムの別な場所を周ってから改めて並ぶことにする。

 聖誕教会の隣には聖カテリーナ教会が建っている。12月24日のクリスマスイブのミサでテレビ中継が行われているのがこの教会だそうだ。

 教会前にはヒエロニムスという聖書学者の銅像が立っている。この人はヘブライ語で書かれていた聖書をラテン語に翻訳した人のようだ。キリスト教が世界中に広まったのも、ラテン語翻訳の聖書のおかげと言われており、非常に功績の大きい人物だ。

 この教会の内部は中央にパイプオルガンと十字架があり、その前には椅子が並んでいる。いわゆる、私の知っている一般的(?)な教会だ。


 教会内の地下は洞窟のようになっていて、観光客でごった返していた。この洞窟内でヒエロニムスは翻訳作業を行なっていたとかいないとか。


 洞窟内は狭く、大勢の人がいたのでとても蒸し暑い。ミサっぽいのもやってたな。ここも神聖な場所なはずなんだけど、こうも多くの人でごった返して騒がしいと、その雰囲気も薄れてしまうね。聖地だから人が多く来るのは当然だと思うけどね。私もその中の1人だし。


 聖カテリーナ教会を出た後はミルクグロット教会(Milk Grotto Church) に向かう。


 聖誕教会からミルクグロット教会までの道にはミルクグロット通りという、教会の名前のついた道を通る。聖誕教会や聖カテリーナ教会には人が大勢いたけど、この通りに入った途端に観光客がグッといなくなった。

 ミルクグロット教会に到着。


 ミルクグロット教会は、イエスの母マリアと父ヨゼフが赤子のイエスを連れてエジプトに逃げようとした際に滞在していた教会だそうだ。



 教会内にガラス越しに祈祷スペースを見学できるエリアがあった。そこでは、中で祈りを捧げている人がいる。祭壇に置かれているものはなんだろう。これもキリスト教関連のものなのだろうか。少なくとも十字架は置かれてないな。

 しばらく部屋の中をガラス越しに覗いていたけど、その人は全く動かない。微動だにしていなくて、あれは人形なんじゃないかと思ってしまうくらいだ。ただ、そばには扇風機が置かれてちゃんと回っていたから、さすがに人形ではないと思うんだけど、どうだったんだろう。それが本当の人なのか人形なのかは最後までわからなかった。



 11:10くらいにミルクグロット教会を後にする。まだまだ時間に余裕があるので、このまま「羊飼いの野」(Shepherds' Field) と呼ばれる一帯に歩いてみることにしよう。

 ミルクグロット教会から2〜3kmほどあるので、タクシーを使ってもいいかなとは思っていたけど、時間もあるし、ここは歩きで行こう。

 ミルクグロットから羊飼いの野までは下り坂の道となる。歩いていると急に視界が開けてきて旧市街をパノラマで見渡すことができる。うん、いい眺めだ。

 パノラマでも。

 ここで、ベツレヘム行きのバスで見かけた日本人男性を見かけた。やはり私と同じく一人旅だったんだな。彼も歩き回っているようだ。

 「羊飼いの野」という名前なので周りは何もない草原をイメージしていたんだけど、全然違った。普通の街が広がっている。


 道はアップダウンしていて歩くには少し大変な道が続いている。とはいえ、異国の地を歩いているので、歩くのは苦に感じないし、ベツレヘムの雰囲気を味わえるのでこれはこれで楽しい。

 やっぱりこう、周囲の景色を見て、街の匂いを嗅いで、ここに住む人の生活を見てって、そんなことをできるのも歩いてこそできることだし、歩けるなら歩いておきたい。目的地に向けて長距離歩くことも大事なのさ。
 とはいえ、たまにゴミが散らばっていてとても生臭い一帯もあったりする。そこも旧市街(というか海外)ならではな感じもするけど、これは勘弁してほしいな。

 これ、「羊飼いの野」(Shepherds' Field) の看板なんだけど、完全に剥げ落ちている。。。

 "I Love Beit Sahour"のモニュメントを発見。ちなみに、"Beit Sahour"とは旧市街の名前だ。ベツレヘム旧市街の隣にある旧市街だ。


 11:45に羊飼いの野にあるギリシャ正教会に到着!



 門が閉じていて中に入れない。中をのぞいて見ても人はいなさそうだ。案内板をみる限りでは開いている時間のはずだ。門のそばにチャイムがあったので鳴らしてみる。

 今日は開いているのかを尋ねて見たが、応答してくれた人はわからないらしく、ちょっと待ってと言われたまま放置されてしまった。10分くらい待って、中に入るのは諦めた。そこまでして見たいわけじゃなかったしね。

 ちなみに、帰国した後で上の写真を見て気づいたんだけど、ちょうど午前と午後の間の時間だったっぽいね。だから開いてなかったのかな。

 次はラテン教会(Shepherd's Field Church) だ。ギリシャ正教会から30分くらい歩いたかなぁ。

 ギリシャ正教会にはほとんど人がいなかったけど、ラテン教会にはツアーバスが何台も停まっていて、大勢の観光客で賑わっていた。教会の向かいにはお土産屋もあって、ここは観光地として成り立ってそうだね。


 ちなみに日本の観光バスも止まっていたな。ラテン教会内で日本人は見かけなかったけど、日本人どこにいたんだろう。どこかでランチを取ってたのかな。

 ギリシャ正教会は敷地はとても広いけど、教会自体はとても小さなものだった。

 ちなみに、滞在時間は5分までと注意書きがされている。

 建物は本当に小さいので確かに5分もあれば十分観ることができる。 

 教会のそばには遺跡が広がっている。なんの遺跡だろう。地球の歩き方には書かれてないからわからないや。

 あと、遺跡から見えるベツレヘムの景色が綺麗。休憩がてら、のんびり眺める。

 パノラマでも。

 今日も日差しが強くてとても暑い。水はたくさん持ち歩いているから水分補給は大丈夫なんだけど、味のある飲み物が強烈に欲しくなってしまう。ラテン教会を見終わった後で、向かいにあるお土産屋でコーラを買って一気飲み。コーラを一気飲みってなかなか大変だけど、この時は暑いし喉もカラカラだったので、本当に一息で飲んでしまった。

 ちなみにお土産屋にはベツレヘムのショットグラスも売っていたんだけど、いまいちすぎて買うのはやめてしまった。

 さてさて、ラテン教会も見れたことだし、聖誕教会に戻るとしよう。ラテン教会の前はタクシーが停まってて、客引きも激しい。歩き疲れてもいたのでタクシーに乗ってもいいかなと思ったけど、高々1〜2kmなのでやっぱり歩いて帰ることにする。


 行きは下りの道だったので、帰りは上りの道になる。急勾配の道をヒィヒィ言いながら登っていく。

 やはり上からの眺めは良いね! 

 時刻は12:00を過ぎている。ランチをどうしようかと考えていたけど、別に食べなくてもいいかなという気分だったので、ランチ抜きでベツレヘム観光を続けることにしよう。これまでのランチの流れを考えると、すごい値段になりそうだし、そこまで食べたいという感じでもないしね。ベツレヘムの街歩きの時間を優先ってことで。

 13:00頃に聖誕教会に戻ってきた。

 さてさて、聖誕教会でイエス聖誕の地の行列に並ぶ。さっき見たときほどには行列はできてない。ラッキー!30〜40分ほど並んで地下の聖誕の地を見る。
 聖誕の地に続く地下の扉。ぎゅうぎゅう詰め。



 ここが聖誕の地とされる場所。ランプからは香油が垂れている。やはり神聖な感じがするね。
 常に行列ができていて、次から次へと人が来るので、さっと見てすぐに出るような雰囲気だ。ツアーで来ている人は本当に一瞬だけ見てすぐに出ていく感じだった。これは少し気の毒だね。30分以上並んで、見るのは一瞬だなんて。

 私は1人なので少しごまかしながら、しばらく聖誕の場所に留まることができた。とは言っても留まったのは5分程度だったけどね。聖誕の地自体はそこまで広いスペースではなく、いろいろ見るという類の場所ではないから、5分もあれば十分な感じではあるね。

 貴重な場所をこの目で見ることができて大満足だ。聖誕教会で見たいところもちゃんと見れた!大満足!

 聖誕教会を出て、メンジャー広場でスプライトを飲みつつ小休憩。あと行こうと思っていたのは聖ヨゼフの家とダビデの井戸だ。聖ヨゼフの家は、イエスの父ヨゼフがマリアとイエスを共に住んでいたとされる家だ。

 小休憩をしている時にもひっきりなしにタクシーの客引きに会う。無視するのも失礼なので、都度断っていたんだけど流石に面倒臭くなって来て、そこまで休めなかったけど、さっさと移動することにしよう。

 GoogleMapを片手にベツレヘム旧市街の路地を歩く。

 歩いているとスタバならぬ"SQUARE BUCKS"なるカフェを発見。これ、さすがにアウトじゃないのかな(笑

 聖ヨゼフの家とダビデの井戸を見ようと思い歩いていたけど、聖ヨゼフの家は見つけられなかった。なんとなく「これかな?」というのはあったんだけど、特に案内板もあるわけではなく、結局よくわからなかった。(この教会かな?たぶん違う。。。)

 ダビデの井戸は何かの施設の中(たぶん私有地?)の中にあって、近くで見ることはできなかった。下の写真の門の先にダビデの井戸がある。観光客で何も知らないふりをしてても、この門を通るのはハードルが高い。。。

 とりあえず望遠レンズで盗撮気味に一枚。地球の歩き方に載ってたから普通に見れるものだと思ったけどそんな雰囲気ではなかったな。

 ダビデの井戸(King David's Well) 自体はGoogleMapで検索しても出てこなかったし、ネットで検索してもあまり情報はなかったから、もしかしたら観光地っていうところではないのかもしれないね。
 ベツレヘムで見ようと思っていたところはこれで一通り回ることができた。時刻は15:00過ぎ。少し早いけど、エルサレムに戻ることにしよう。帰りに市場で寄り道しながら行けばいい感じの時間になるでしょ。


 市場ではお土産のショットグラスを探そうと思っていろいろ見回ったけど、結局買わなかった。やっぱりいまいちなものしかなくて、記念に買おうとも思えなかったくらい。


 途中、聖マリア教会という教会を発見。入ろうかと思ったけど、どうやら一般開放されていない教会のようだ。扉が閉ざされている。


 帰りのバス乗り場はちゃんとは分かっていなかったけど、とりあえず降りたところのバス停に向かって見る。


 バス停に着いたタイミングで、偶然にもちょうどNo.231エルサレム行きのバスが着いたところだった。そのままバスに乗り込む。運転手にエルサレム行きかを確認する。どうやらこのバスでOKのようだ。

 バス内は満席。座れない。ベツレヘムでは歩きっぱなしで、歩き疲れてた感じではあったので、ここで1時間弱立ちっぱなしというのはなかなか大変だ。。。

 行きの時はチェックポイントは素通りだったけど、帰りの時、パレスチナからイスラエルに入る時はチェックが行われる。下の写真の奥の方に見えるゲートがチェックポイントだ。

 武装したポリス(?)の方にパスポートを提示する。チェックとしてはこれだけで、特に荷物検査はされなかった。

 一部の女性はバスから降りて、外でチェックを受けていた。バスから降りる降りないは何かあるのだろうか。


 帰りの時間はチェックポイントでの停車時間を含めて1時間程度でエルサレムに到着した。外の景色を眺めているとあっという間。

 行きで乗ったダマスカス門の前にあるバス停で降りる。時刻は16:50くらい。エルサレムの旧市街は閉まっている時間なので、そのまま真っ直ぐホテルに戻る。

 ホテルに帰ってしばらくはのんびり。19:00頃に夕食を食べに出かける。

 夕食は2日前に行った、"Jozef Burger & Bar"だ。ここのハンバーガが美味しくてまた来たいと思っていたんだ。2日前にも通ったマハネーイェフダー市場を通って向かう。


 2日ぶりの"Jozef Burger & Bar"。

 Mexican Burgerとサラダとビールを注文。

  ハンバーガーはスパイシーでうまい!ビールとよく合う!お酒は弱いので1/2Lで十分さ。

 店内は空いている。こんなに美味しいのに空いているってのは意外だね。

 帰る途中でスーパーに立ち寄る。海外版の日清カップヌードルを買ってみたかったのだ。日清のカップヌードルってどこの国にも置いてある印象で、海外に行く時は現地の日清のカップヌードルを買って食べるというのが密かな楽しみなんだ。

 が、探して見たものの、日清のカップヌードルは置いてなかった。カップヌードル自体は置いてあったから、日清がイスラエルに展開してないっていうことなのかな。ちょっと意外。

 ホテルに戻ってシャワーを浴びて5日目は終了。明日はパレスチナジェリコに行く予定だ。あと、パレスチナで働く友人と久しぶりに会う日だ。とても楽しみ。明日に備えて早く寝ることにしよう。

 5日目終了!6日目に続く!

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6日目以降のお話はこちらからどうぞ!

shoumatch.hatenablog.com

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)4日目 〜 エルサレム旧市街観光編2

イスラエルひとりたび4日目。この日は9/17(火)

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/17(火)
  [観光] 聖墳墓教会 → [観光] アル=アクサー・モスク → [観光] Temple Mount → [観光] St. Anne's Church, Jerusalem → [観光] Monastery of the Flagellation → [観光] エッケ・ホモ教会 → [観光] Via Dolorosa → [観光] Tower of David → [観光] St. Mark's Church → [観光] The Four Sephardi Synagogues → [観光] 聖ヤコブ大聖堂 → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] 聖墳墓教会 → [ディナー] Mike's Place

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝6:15起床。よかった。今日は寝坊せずに起きれた。

 シャワーを浴びて、7:00に朝食。朝食会場は準備中な雰囲気もあったけど、入口が開いていたので中に入る。他の客はいないようだ。昨日と同じ席に座る。

 メニューは昨日と同じだ。同じでも美味しいので満足。デザートにスイカとケーキがあり、朝からハッピーな気分だ。ちなみにケーキは激甘だった。この甘さは海外の味だね。

 朝食を終えて7:30にホテルを出発。今日も終日、旧市街をめぐる予定だ。LRTでヤッファセンター駅からダマスカス門駅まで移動する。

 LRTの入口にあるカードリーダにカードをかざす。降りるときは特にかざす必要はない。スタッフの人が見てるわけではないので、無賃乗車しようと思えば簡単にできてしまいそうな気もする。完全に性善説に基づいたシステムだ。とはいえ、時々スタッフと思わしき人が抜き打ちでカードのチェックをしているので、それが無賃乗車の抑止力になっているんだろう。

 ダマスカス門に到着。向かうは聖墳墓教会だ。昨日はイエスの墓には大行列ができていたので、今日は早朝にトライするのだ。

 時刻は8:00前ということで、半分以上の店が閉まっている。人も少なく、涼しい風が吹いている。昨日とは違った旧市街の風景だ。


 8:10に聖墳墓教会に到着。
 さすがに行列はできてないだろと思っていたけど、すごい行列ができていた!しかも朝のミサが行われていて、列が進まない状態。見た瞬間に諦めてしまうくらいの状態だった。
 せっかくなのでミサだけ見て行こう。これはこれで貴重なイベントだ。

 動画でも。
 8:30に聖墳墓教会を出て、そのまま神殿の丘へ向かう。神殿の丘も昨日は大行列で諦めてしまったので、ここも朝一で行こうと思っていたのだ。


 神殿の丘の入り口であるモロッコ門に到着!こっちは行列はできてなかった。よっしゃ!

 入口のセキュリティチェックを受けて、木造の橋を渡って神殿の丘に向かう。 橋からは嘆きの壁が見える。上から見下ろす感じになるので、これはこれでいい眺め。

 時刻は9:00前なのに多くの人が壁に向かって祈りを捧げていた。聖墳墓教会といい、嘆きの壁といい、聖地は朝が早いのだろうね。
 神殿の丘の見どころとしてはアルアクサー寺院と岩のドームがある。ただ、どちらもムスリムの人以外は建物内の入場禁止だ。外観を眺めるだけ。中に入って見たかったけど、まぁ仕方ないね。

 アルアクサー寺院。

 水場。一応、ムスリムが体を清める沐浴所として用意されているらしい。柵で覆われていて使えないけど。


 岩のドームに到着!イスラム教の建築物だけあって、装飾も色合いもとても綺麗で見惚れてしまうね。天気もいいので写真も生える。

 本当に装飾が綺麗。


 やはり大半の観光客はこの岩のドームを見学している。私は一人でカメラを構えているので、頻繁に写真を撮って欲しい旨の声をかけられてしまう。快くOK!


 神殿の丘の敷地は広いので、敷地内を歩き回ることができる。とりあえず敷地をぐるっと一周だ。


 そういえば岩のドームムスリムの人が祈っている姿は見かけなかったな。建物の中に入っていく様子もなかったけど、巡礼する人は少ないのかな。一方でアルアクサー寺院には何人か入っていくのを見かけたな。

 神殿の丘にはイスラム教の建物しかないけれど、ここはユダヤ教キリスト教の聖地でもある。

 3つの宗教の聖地が1つの場所にある。不思議な感じもしつつ、ただ、こうして共存しているってことは、やはり宗教というものは互いにいがみ合うものではないということだろうね。そもそもイスラム教とユダヤ教イスラム教は互いに同じ神を信仰しているわけだし。

 互いの宗教は尊重すべきもの。宗教として根本の思想に尊重という文化があるのなら、宗教を信仰する民族はひとえに相手を尊重する文化があるのだろう。

 では、宗教の関心が薄い日本はどうだろう?メディアやSNSを見る限り、相手を敬うという文化が薄い気がしてならない。もちろん見えているのは偏った一部分で、本当は敬う文化があるかもしれないけど。

 尊重するという文化が宗教から来ているとするならば、日本はどこから尊重の文化を手に入れるのだろうか。異物(異国のもの)を尊重ではなく排除しようとしていないだろうか?

 そんなことを想いながら聖地を歩き回る。そういう物思いに耽りながら歩き回れるのもひとり旅の醍醐味。

 神殿の丘の中央に岩のドームがあるので、神殿の丘のどこからでも岩のドームが見える。この建物は本当に映える。


 神殿の丘の入り口はモロッコ門のみだけど、出るときは複数の門から出ることができる。神殿の丘のあとはヴィア・ドロローサを巡ろうと思っていたので、Remission Gate(日本語だと赦免門かな)から出ることにする。

 Remission Gateを出たすぐ先がヴィア・ドロローサの道だ。ヴィア・ドロローサはイエスが十字架を背負って歩いたとされる道だ。

 ちなみに、ゲートの前にはポリスがいたのだけど、ポリスの方から、「どこから来たの?」と声をかけられ、「日本から来た」と答えると、「一緒に写真はいかが?」と誘って来た。ポリスの方から誘ってくるとは意外。もちろん一緒に撮る。ポリスの人と写真を撮れるとは思ってなかったぞ。お礼&握手をして別れる。

 サービス精神たっぷりな方々だ。こういうの、観光客にとっては嬉しいね。とはいえ、防弾チョッキ&小銃という格好は他の場所で見たポリスと同じだ。そこはしっかりしている。

 ヴィア・ドロローサの通りにはいろんな教会が連なっている。まず向かったのは聖アンナ教会(St. Anne's Church)。聖母マリアの母アンナがこの近くに住んでいたと言われており、マリアもここで生まれたとされている。つまりマリア生誕の地だ。



 聖母マリアの生誕の地とされているからか、マリア像がたくさん掲げられていた。

 なんというか、優しい雰囲気が漂っている。
 聖アンナ教会の庭にはベセスダの池という遺跡が広がっている。ここはキリストが病気に悩んでいる人を癒したとされる場所だそうだ。思ってた以上に広い。


 下の写真は鞭打ちの教会(Monastery of the Flagellation)のはず。(自信ない。。。)中には入れなかった。

 エッケホモ教会(だと思う。自信ない。。。)。

 イエスに関する縁の場所を見ながら進む。 
 道中には"VIA DOLOROSA"の表記もあるね。もちろん記念に一枚。

 ヴィア・ドロローサは細い路地のような道にも通っている。道に迷いそうにもなるけど、私と同じようにヴィア・ドロローサを巡る観光客が大量にいるので、基本的にそれについていけば問題なし!

 ただでさえ細い道なのに、大勢の団体客が動いているので、道は人で渋滞しがちだ。しかもそこに車が通ったりするので、少し危なかったりする。

 車と接触したのか、盲目の人が運転手の人と言い合っている場面があったな。確かにこの手のトラブルは多そうなエリアだよな。

 しかし、この道を数千年前にイエスが十字架を背負って歩いていたとは。まさに「全てはここから始まった」という場所だね。

 半ば伝説のような話が、かつてこの場所で実際に行われていたんだ。そしてその場所は数千年という時を経ても、まだここに残っている。
 その場所が今でも残っていること自体がすごいことだし、歴史上の出来事が風化されることなく今に継がれていることもすごいことだ。奇跡という言葉がぴったり合うような場所だ。  

 ヴィア・ドロローサの終点は聖墳墓教会だ。何度も来てるから既に見慣れた光景。

 時刻はちょうど12:00。ちょうどお昼なのでここでランチをとることにしよう。

 とその前に、昨日保留にしていた、ナイトスペクトラムのチケットを予約しにダビデの塔に向かう。友人の予定も気にはしていたけど、結局行かないという選択肢はないので、予約が埋まる前にとっておかないとね。

 土曜日のチケットはまだ空いていた。よかったよかった。時間は21:00からだそうだ。日曜日に出国なので、イスラエル旅行の最後のイベントになるんだろうな。 

 ダビデの塔を出ると偶然周遊バス(?)的なものが通っていたので思わず一枚。こういうアトラクション的なバスも走っているのね。

 チケットもゲットしたので、次はランチだ。シュワルマが食べたかったのでシュワルマを食べれるお店を探して、目についたお店に入ることにする。

 シュワルマの肉はラムとチキンを扱っていたので、ミックスで注文。料理が来た!

 大皿に野菜と肉とたっぷりのマヨネーズ。全部ピタに挟んでかぶりつく。こういう食べ方をしたかったんだ。うまい! ここも昨日の店と変わらず値段は高い。飲み物のコーラを合わせて130NIS(約3900円)。物価を考慮しても、その半額でも高いと思えてしまうくらいなんだが。。。もしかしてぼったくられてる?昨日の件もあったしなぁ。

 ランチの後は、旧市街の南側、アルメニア人地区とユダヤ人地区をさまよう。路地ばかりなので相変わらず道を見失う。そして行こうと思っているところも、注意して見ないと見過ごしてしまうし、そもそも見つからない。

 聖マルコ教会(St. Mark's Church)は改装中な雰囲気で中に入れなかった。

 フルヴァ・シナゴークは見つからなかった。目的地を発見する難易度が高いぞ。。。
 
 目的地を探すために周囲を注意深く見ながら歩き回る。いかにも旧市街って感じの趣のある路地。そんな街並みを見渡しながら歩き回る。これだけでも全然楽しい。
 時刻は14:00くらい、この時期の日中のエルサレムはやはり暑い。汗だくで喉が乾く。休憩がてら甘いフローズンのコーヒーで休憩。
 冷たい!甘い!うまい!思わず一気飲みしてしまう。

 ちなみに、カフェでアイスコーヒーを頼むとこのようなフローズンな甘いコーヒーが出てくる。エルサレムでのアイスコーヒーはこれを指すんだね。

 何も知らずブラックのアイスコーヒーを飲もうと思って注文したら、これが出て来て「あれっ?」って思ったけど、これはこれでとてもありがたい!お代わりしたい(笑

 買ったのはCOFIXというカフェ。エスサレムではポピュラーなカフェみたいね。エルサレムの街でも数店舗見かけたね。

 休憩を挟んで散策の再開。4つのシナゴークは見つけることができた。

 シナゴークとはユダヤ教の集会場のことだ。 観光地というよりかは普通の集会場って感じ。展示物はあるし、入場料も取られたけど、中はそこまで見るところはなかったかな。 10分くらい滞在して4つのシナゴークを後にする。

 さて、次は聖ヤコブ教会だ。ミサが行われる15:00〜15:30の短い時間だけ中を見学できるらしい。ちょうどその時間が近づいてきた。そこに向かおう!

 聖ヤコブ教会はアルメニア正教会。同じキリスト教ながらカトリックとは異なる系統のようだ。

 キリスト教の中にもカトリックプロテスタントといったいろんな宗派があり、アルメニアもその宗派の一つのようだ。直にこういう宗派に触れると、宗教だけでなく宗派についても色々知りたくなってくるね。

 神父は黒づくめの衣装を見にまとっている。一見するとユダヤ教の服装にも見えたのだけどどうなのかな。(下の写真の奥の方に黒づくめの衣装を着た神父が2人います)

 祭壇は私の知っている教会の祭壇ではない。少なくとも十字架は見当たらない。宗派の違いによって祭壇の形も変わるのだろうか。やっぱり、宗派の違いについても知りたくなってくる。この装飾もとても綺麗。



 見学客は多く、見学スペースも広くはないことも相まって、少し窮屈な感じ。ミサの間は写真を撮りにくい雰囲気だったので、ミサが終わるまでしばし見学。椅子に座って見学できたので、立ち疲れはなかったけど、その代わり少しうとうとしてしまった。

 15:30すぎに聖ヤコブ教会を出る。まだ時間があったので、旧市街の南側、ジーク門を出たところにある鶏鳴教会に向かうことにする。鶏鳴教会は聖書の一説にある、弟子のペテロが鶏が鳴く前に3度「イエスのことを知らない」と言った場所と言われている。

 ジーク門の付近には、鶏鳴教会の他にも、マリア永眠教会やダビデ王の墓があるんだけど、これは時間的に厳しいかな。7日目にまた旧市街をめぐる予定だからその時だな。(下の写真はジーク門。道幅は狭いけど一応車も通れて、写真にも通行中の車が写ってます。)

 時刻は夕方の時間になりつつあるけど、相変わらず暑い。水は持ち歩いているけど、歩き回っていると味のある飲み物が無性に飲みたくなってくる。下の写真の飲み物はエルサレム滞在中に買いまくったお気に入りの飲み物。グレープフルーツジュース。うまい!

 ジーク門から10分〜15分くらい歩いて鶏鳴教会に到着!



 鶏鳴教会は団体客で混雑していた。観光バスが何台も止まっていて、駐車場に入りきらないバスが駐車場の前で空き待ちをしているくらいだ。


 鶏鳴教会には展望台があって、旧市街の南側に広がる街を一望できる。とてもいい眺めだ!

 パノラマでも。

 鶏鳴教会は展望台からの眺めも良かったけど、教会内の絵画もとても美しかった。イスラエルで見た教会の中では鶏鳴教会の絵画が一番綺麗だと思った。




 聖堂には一面のステンドグラスと絵画。椅子に座って一面のステンドグラスと絵画を眺める。これは本当にずっと見ていられるような美しさ。


 鶏鳴教会の敷地には、2000年前のものとされる石段がある。イエスがこの石段を歩いた可能性があるとかないとか。当然ながら一般人はそこを歩くことはできず。写真には写ってないけどしっかりとロープが引かれてガードされている。

 鶏鳴教会を見終わった時点で時刻は17:00だ。他の施設も閉まっている時間だ。旧市街の中の施設は大体見れたので、ほぼ予定通りに見れているのかな。エルサレムはあと2日間歩き回る日があるけど、それは旧市街の外壁部を見る感じかな。後はイスラエル博物館。 さてさて、ホテルに戻るには時間的に早いので、改めて聖墳墓教会に行くことにする。きっと混んでるとは思うけど、ダメ元でイエスの墓に並んでみようかと。

 聖墳墓教会に行って見ると、予想通り大行列。ミサはまだやっていないようで、列は動いているように見える。ミサまでに見学できるかもと一縷の望みを持って並んで見たけど、並んで30分くらいして、ついにミサが始まってしまった。ミサは始まってしまうと少なくとも30分以上は待たされてしまう。この時点で並ぶのは諦め。歩き疲れている中で、ミサが終わるまで待つのは嫌だ。(写真はイエスの墓の裏側から撮ったもの)

 こうなったら、最終日の朝一で向かってやる!聖墳墓教会は朝5:00から開いているから、その時間にいけば流石に並んでないだろう。

 せっかくなので、聖墳墓教会内を再度散策。相変わらずすごい人だ。



 聖墳墓教会をでて、ダマスカス門からのんびり歩いてホテルに戻る。 夕食はMike's Placeというお店に。昨日のお店に行こうとも思ったけど、2日連続ってのもね。せっかくだからいろんなお店に行ってみたいしね。

 ハンバーガーとイスラエルのビールを注文。(メニュー名やメニューの写真をとるの忘れた。。。)


 オープンテラスの席でビールを飲みつつハンバーガーにかぶりつく。うまい!向かいの席には犬を連れた2人組のカップルが座っている。1人でビールを飲んでいる人もいる。なかなか賑わっている。

 ホテルへの帰り、メインストリートは賑わっている。夜になっても一通りは多く、明かりもちゃんとついているので、危ない雰囲気はない。女性の一人歩きや子供連れの家族の姿も結構見かける。

 ストリートミュージシャンのライブがあったので少し立ち止まって見学する。時々、ストリートミュージシャンの演奏に合わせて、飛び入り参加で一般の人が歌ってたりしている。そのスタイルにはびっくり。

 飛び入り参加で歌った人の中で、めちゃくちゃ歌がうまい女性の方がいた。本当に綺麗な声で、プロの人なんじゃないかと思ってしまうくらいだ。そしてその女性は歌い終えると、すぐにその場を去ってしまった。その去り方もカッコよかった。

 ホテルに戻りシャワー。暑い中、一日中歩き回ったので身体中がベトベトだ。

 昨日今日と旧市街を歩いて、旧市街で見たいと思ったものは最低限見ることができた。旧市街を巡るのは予定ではあと1日。あとは時間の許す限りで見たいところを歩き回ろう。

 明日はパレスチナベツレヘム観光だ。初パレスチナ。どんな世界なんだろう。楽しみだ。寝る前に、バスの乗り場を再確認しておこう。

 4日目終了。5日目に続く!

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5日目以降のお話はこちらからどうぞ! 

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)3日目 〜 エルサレム旧市街観光編1

イスラエルひとりたび3日目。この日は9/16(月)

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

 この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/16(月)
  [観光] Napis I Love Jerusalem → [観光] Jaffa Gate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] The Lutheran Church of the Redeemer → [観光] 嘆きの壁 → [観光] The Burnt House(הבית השרוף) → [観光] Cardo → [観光] Tower of David → [観光] DamascusGate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] マハネ・イェフダ市場 → [ディナー] Jozef Burger & Bar

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝8:45起床。やってしまった、思いっきり寝坊した。。。一瞬で目が覚めて飛び起きしてしまうくらい。アラームが鳴った形式があるんだけど、止めた記憶が全くない。 

 9:00にはホテルを出れたらいいなくらいに考えていたんだけど、その時間に起きるという失態。速攻でシャワーを浴びて出発の準備&朝食。ホテルの朝食の時間が何時までかは把握してなくて、ダメ元で朝食会場に行って見たけど、かろうじて空いていた。助かる。

 スタッフにルームNoを伝えて席に座る。自分以外に誰もない。

 朝食はビュッフェ形式。パン、付け合わせ、おかず、それぞれが数種類用意されていて豪華だ。ベジタリアンな料理なのか、肉料理はない。

 どれもパンにあう料理で、パンに乗せて食べるといくらでも食べられそう。メニューは毎日ほぼ固定だったけど、毎日食べても飽きない美味しさ。オリーブとオリーブのペーストが私のお気に入りだった。


 本当はゆっくり食べたかったんだけど、早く出発したかったので駆け足に食べて、すぐにホテルを出る。

 いい天気!昨日ほどには暑くない。写真を撮りつつ旧市街に向けて歩く。街は茶色い岩の壁のような建物で作られている。旧市街との景観を意識しているのだろうか。

 ホテルから旧市街までは近い距離にある。歩いて15分くらいかな。旧市街の外壁が見えて来た。

 旧市街の手前に"I Love Jerusalem"のモニュメントを発見!こういうのあるよね。そして写真を撮りたくなってしまうよね。

 そのままヤッフォ門に向かって城壁に沿って歩く。右手は道路、左手には城壁。壁の向こうに人類の半数近くの価値観の基になった聖地が広がっていると思うと心が踊る。天気もいいので写真も映える。

 ここがヤッフォ門。聖地の入り口だ!


 ヤッフォ門を入って右手にはダビデの塔があり、そこも大きな観光スポットだ。もちろんここも見るつもりだけど、まずは聖墳墓教会だ。聖墳墓教会はイエスの墓がある教会でキリスト教の聖地だ。とりあえず、ダビデの塔を写真に収める。(ダビデの塔の入り口の門だけ)

 聖墳墓教会に続く道には市場が広がっている。昨日のテルアビブのカルメン広場のような雑然さ。活気付いていていい雰囲気。

 道が細く入り組んでいるので、すぐに道がわからなくなってしまう。地球の歩き方の地図も、GoogleMapも役に立たないくらいの道の入り組みようだ。道にある案内板を頼りに進んでいく。

 ちなみに、上の写真にある"Church of the Holy Sepulchre"が聖墳墓教会だ。

 聖墳墓教会に行く道はいくつかあるけど、下の写真はその道の一つ。右側の小さな門をくぐった先に聖墳墓教会がある。偉大な聖地に至る入り口の門がこんな小さいものなんて不思議な感じもするね。

 聖墳墓教会に到着!


 ここは、かつてイエスが処刑されたとされるゴルゴダの丘の場所と考えられている場所だ。イエスの墓の他、様々な聖堂などがある。

 教会の入り口にはイエスの聖骸に香油を塗ったと言われている場所がある。そこには祈りを捧げる人、香油を体に塗る人、手紙に浸している人などがいる。私も周りに倣って手を添えて額につける。雰囲気でそれっぽくね。(写真はこの場所で祈りを捧げられていた時に撮った写真)


 香油のある場所を左に進むとイエスの墓がある。大きな箱のような建物だ。建物の中は小さな墓石が置かれていて、一般の人も入れるようだ。

 が、ものすごい行列!パッと見て1時間以上は並びそうな雰囲気だ。そりゃここにキリスト教の始祖が眠っているんだもんね。並んで見たくはなるよね。中に入るつもりだったけど、これは後回しにしよう。

 イエスの墓は外観だけ眺めて次に進む。次に行くは聖ヘレナ聖堂。ここは絵画がとても綺麗。イエスの墓は巨大な箱という感じで絵画が描かれていたわけではない。一方で聖ヘレナ聖堂は絵画で飾られていて見てて綺麗だ。これも惹かれるものがあるね。


 イエスが十字架に張り付けられたとされる場所も聖墳墓教会内にあり、今はそこで祈りを捧げられる場所になっている。やはりそこは大行列。さすがに私は祈りを捧げるつもりはなかったので、少し離れたところからその光景を眺める。

 やはりキリスト教徒の人はここで祈りを捧げたいと思うんだろうね。ただ、ここで何を祈っているのだろうか。神社でするような願掛けに近いものなのか、もしくは、それこそ審判の日に神の国に行けるように祈っているのだろうか。それはすごく気になってしまう。


 天井や壁面には鮮やかな装飾や絵画が描かれている。旧約聖書にある、アブラハムが息子のイサクを神への生贄に捧げようとする場面も描かれていたな。絵画を見て聖書のこの一説だと気付けるのも事前に予習をしたおかげだ。やっぱり事前に予習しておいてよかった。

 ここにキリスト教の始祖が眠っていて、こういう歴史に想いを寄せていると、全身にこみ上げてくるものがあるね。雰囲気も神聖な感じがするからだろうか、より一層感受性が高まっている気がするね。

 聖墳墓教会で1時間くらい滞在していたのかな。ずっと見たいと思っていた場所に来ることができて、心が満たされている。やはり、行きたいと思ったところに、行きたいと思えているうちに行くって大事なことだね。旅の日程自体はまだまだ序盤だけど、すごく満たされた気持ちだ。

 聖墳墓教会を出たところで、大きな十字架を持った人と神父が大勢の信者(?)を連れて聖書の一節を読んでいる。これもキリスト教の活動の一つかな?もしくは何かのツアー?

 聖墳墓教会を出たところには"Lutheran Church of the Redeemer"(贖いの教会)があり、立ち寄って見る。パイプオルガンの音色が響いている。聖墳墓教会のそばにあるにも関わらず、中には私以外に一人しかいない。

 席に座ってパイプオルガンの音色に耳を傾ける。教会内の壁に反響して本当に心地よい音色となって耳に入る。教会とパイプオルガンの組み合わせっていいよね。ただ、オルガンは見当たらないので、おそらくは録音なのだろう。それはそれでいい。

 聖堂には、ただ祭壇だけが置かれている。建物自体は大きい方だと思うけど、中はとてもシンプルだ。休憩も兼ねて10分くらい、のんびり座って雰囲気を味わう。

 次に向かうは神殿の丘だ。イスラム教第3の聖地、岩のドームがある場所だ。相変わらず道が入り組んでおり、GoogleMapや地球の歩き方の地図は役に立たないので、道中になる看板を頼りに進む。とりあえず嘆きの壁("Western Wall")に向かって進む。

 嘆きの壁は、地球の歩き方には"Wailing Wall"と書いてあるんだけど、おそらく正しくは"Western Wall"なのだろう。旧市街の案内はどれも"Western Wall"という表記だ。ただ、"Wailing"も「嘆き」という意味だから間違ってはいないと思うけど。

 嘆きの壁への入り口には手荷物検査場があり、検査を受けてから中に入る。嘆きの壁だ。

 よく見ると、男性は小さな帽子(キッパ)を被っている。ユダヤ教の男性がかぶる帽子のようだ。ユダヤ教の男性の方は黒い帽子、黒いコート、黒いズボンという認識だったので、これは知らなかったな。

 嘆きの壁は男女で祈る場所が分かれており、壁の左側は男性のエリア、右側は女性のエリアだ。中央に仕切りが入っており、男女が一緒に祈ることができない。男性用の入り口と女性用の入り口と用意されているんだけど、初めそれに気づかず、右側の女性のエリアに入ろうとして注意されてしまった(笑
(わかりにくいけど右側に女性用の入り口がある。男性用の入り口は切れちゃって見えない。。。)

 なにやら中央の仕切り付近に男性と女性が集まっていて、賑やかに物を投げあっている。これはなんだろう。何かの儀式だろうか。これはこれでなんか面白い。

 男性用の入り口には貸出用のキッパが置かれている。ここはユダヤ教の聖地、郷に行っては郷に従えで私もキッパを被って祈りのエリアに入る。

 パッとみた感じ、祈りのエリアにいる人の半分近くが観光客って感じ。カメラは制限されてないので、迷惑にならない程度に写真に収める。

 ユダヤ教正統派の人が壁に向かって聖書(もしくはトーラかな?)を読んでいる。片手で本を持ち、もう片方の手は壁に触れている。そういう人を結構見かける。そういう祈り方なのだろうか。

 私も周りの方に倣って壁に手を添える。ユダヤ教に馴染みのない私にとってはなんてことはないただの壁なのだが、これがユダヤ人の悲願の地だと思うと感慨深い気もしなくはないね。

 嘆きの壁の一部は建物内にも続いていて、建物の中でも祈りを捧げている人がいる。本当に宗教の教えに基づいて行動している人たちなのだろうな。宗教に寛容な日本人からすると不思議な光景に見える。


 建物の中には本棚が置かれており、そこにある本は一般の人も自由に手に取ることができる。
 一冊手に取ってみる。 古そうな本だ。

 表記はヘブライ語。さっぱりわからない。後日、ヘブライ語がわかる友人から、これは安息日の祈りが書かれているとのことだった。なるほど〜。
 こういう宗教色が強い場所に来るとその度に思うんだけど、宗教に基づく行動をしている人たちは、宗教の教えと現代のテクノロジーとどう切り分けて考えているんだろうか。本当に創造主を信じているのか、それとも心の拠り所、民族意識として考えているのだろうか。

 話ができるタイミングがあれば聞いてみたい気もしつつ、きっとタブーな質問である気がしてならない。どうなんだろうね。

 嘆きの壁を一通り見て、時刻はお昼すぎ。嘆きの壁の近くに神殿の丘に行ける入場ゲートがある。なので次は神殿の丘に行こうと思ったけど、神殿の丘は入場時間が午前と午後で設定されていて、今はちょうど境目の時間。

 午後の入場時間まで1時間ちょっとある。お昼を食べて時間を潰そう。

 近くを歩いて目に止まったお店に入る。

 店員さんのオススメのケバブとピタとサラダのセットを注文。サラダはセルフサービスだ。
 美味しかったけどこれで100NIS。物価が高いのはわかってるんだけど、やっぱり高いと思ってしまうなぁ。感覚的には40NIS(1200円)くらいが相場な気もするんだけどな。

 お昼を食べて、時間もちょうどよく午後の入場開始時間になってきた。神殿の丘の方に向かう。が、そこには驚くほどの大行列!一瞬でこれは並ぶのは無理だと思えてしまうくらい。
 この行列、思わず動画でも撮ってしまった(笑

 朝は7:30から入場できるということなので、これは明日の朝一に行くのが賢明だろうね。ということで明日に回そう。

 今日はダビデの塔を見ておこうと思っていた。嘆きの壁から旧市街の南側、ユダヤ人地区を通って戻ることにしよう。

 行こうと思っていた神殿の丘をやめた分、時間には余裕がある。色々と気になるところを寄り道しながら進んで行く。


 バートンハウスという紀元前時代の邸宅跡を保存した施設があり、そこに寄ってみることにする。

 中を見ようと思ったが、ガイドの時間が14:30からなので、それまで待つように言われてしまった。今の時刻は14:00過ぎ。30分近く待つことになるので、今回は断念。ダビデの塔を見ようと思っている中で、時間が中途半端になってしまう。翌日以降で時間があればリトライしてみようかな。

 そういえば、受付の人から「学生か?」と聞かれた。そんなに若く見えるかな、もう30歳をすぎているんだが(笑

 次に向かうはカルドだ。カルドは6世紀に作られた地図にも載っていたとされる歴史のあるメインストリートだ。相変わらず道がめちゃめちゃに入り組んでいるので方向感覚がわからなくなるし、GoogleMapや地球の歩き方の地図が全く役に立たない。

 道中にある地図を発見するたび、今の場所と大まかな進み先を確認しながら進む。 


 カルドに到着!写真の右側にある門がカルドの入り口だ。入り口付近の壁には小さなパッチワーク(?)で作られたダビデの旗(?)が飾られていた。アートの1つかな。

 おしゃれでかわいい。

 カルドの中は過去の遺跡が残りつつも、基本的にはお店が連なっている。1000年以上を経ても変わらず市場としての役割を担っているようだ。 

 何を買うわけでもないので、カルドの雰囲気だけ感じつつカルドの通りを抜ける。お店があったかと思うと、すぐ隣に遺跡があったりする。見るにまだまだ発掘中な雰囲気。どうなんだろ?

 絵画的なものも。


 カルドを抜けてダビデの塔へ向かう。今日の残りの時間はダビデの塔を見学するつもりだ。

 ダビデの塔の前にはポリスの人たちが楽しげに談笑している。旧市街の中でも頻繁にポリスの人を見かけた。おかげで、旧市街の中ではそこまで警戒せずに安心して歩き回ることができた気がするなぁ。とはいえ、彼らも防弾チョッキに小銃という重装備。いつでも有事に対応できる格好だ。

 ダビデの塔では夜にナイトスペクトラムというプロジェクションマッピングのイベントが毎夜開催されている。もちろん観るつもりだ。

 受付の方にナイトスペクトラムのチケットを買いたいというと、次にチケットが空いているのは土曜日と言われ、それまでは満席とのことだった。土曜日は友人と会う予定でもあったので、ひとまずこの場では買うのをやめる。友人と調整しよう。

 ダビデの塔は建物それ自体は遺跡だけど、中は博物館になっている。ダビデの街が生まれてから現在に到るまでの豊富な展示だ。行きの飛行機で予習したおかげで、ざっくりとした予備知識は付いていたので、その知識とヒットする展示がいくつかあった。やはり事前の予習は大事。


 しかし、改めて歴史を見て見ると、イスラエルという国やユダヤ人は本当に悲劇の連続だったのだな。故郷を追われたり、奴隷にされたり、自身の宗教を信仰するのを禁止されたり、その繰り返しの歴史だったんだな。

 そんな悲劇的な状況だからこそ、現世以外に救いを求めていたんだろうな。その救いとしてユダヤ教が生まれたんだろうね。

 イスラエルは選ばれし民で、イスラエルの民は約束の地に住み最後は救われるという、未来に希望を持てる思想がユダヤ教だ。逆にそういう思想でないと生きていられなかったんだろうな。そんなことを思いされられる。

 イスラエルの歴史の展示なので宗教に特化した展示ではない。キリストについても、ナザレのキリストという一段落にまとめられていた程度だった。下の写真がそれ。

 ユダヤ教からなぜキリスト教が生まれたのか知りたくなってきたな。確か以前読んだ「日本人のための宗教言論」に書かれていた気もするが、忘れてしまったな。日本に帰ったら読み直してみようか。 

 ダビデの塔の建物自体も、そこから見える旧市街の街並みもなかなか絶景!


 中央に聖墳墓教会、右側に岩のドームが見える。この雑然とした感じ、まさに歴史ある旧市街って感じだ。

 せっかくなのでパノラマでも。


 1時間半くらい見学して、16:00にダビデの塔を出る。本当はもっとじっくり見たかったんだけど、閉館時間が16:00までなので仕方ない。最後は駆け足で見る感じになってしまった。見学時間としては2時間は欲しいね。

 ダビデの塔を出たところで、近くに腰を下ろしていた初老の男性が話しかけてきた。どうやら私が日本人に見えたようで、私が「日本人だ」と答えると嬉しそうに色々話しかけてきた。

 なんでも、その初老の男性には娘さんが2人いて、どちらも日本に短期留学した経験があるそうだ。2人とも大学生で、今はイスラエルパレスチナの大学にそれぞれ通っているが、一時期、一人は東京に、もう一人は埼玉の大学に通っていたそうだ。私が東京や埼玉の地名を挙げると、「その地名は聞いたことあるよ」と嬉しそうに話してくれた。

 私が後日、ベツレヘムとエリコに行くことを話すと、車で案内してあげようかと誘ってくれたけど、さすがにそこはお断りした。お話は楽しかったし、誘いはありがたい話だけど、信用していいかは判断できないし、トラブルになるのも嫌だしね。

 旧市街は大抵の施設が16:00で閉まってしまうので、旧市街を観光するのも16:00というのは一つの区切りの時間のようだ。観光客も旧市街から出る方向に向かって歩いている。私としてはもう少し旧市街を散策して見たかったので、どこに行くわけでもなく歩いてみることにする。

 旧市街はほぼ入り組んだ細い路地な道か、露店が並ぶ道かのどちらかだ。散策がてら、早いけど自分用のお土産のショットグラスとピンバッチを購入することにしよう。

 このタイミングでどっちもゲットしたんだけど、実はピンバッチはぼったくられてしまった。。。

 大抵のお店でショットグラスは扱っていたんだけど、ピンバッチを扱っている店は全然見つからなくて、ようやく見つけたお店で、1つ50NISで買ってしまった。(1つ1500円くらい!)

 確かに値段を言われたときは高いなと思った。だけど、それは物価が高いからが故で、ぼったくられているとは思ってなかったんだよなぁ。他で見つからなかった分、ここで買わなきゃ買えないという気持ちになってしまって買ってしまったんだよなぁ。

 でも、ピンバッチが全然見つからなかったのは本当で、エルサレムでは売ってないんじゃないかと思ってしまったくらいだ。ピンバッチは絶対買いたいという思いだったので、買うしかないと思って買ってしまったけど、冷静に考えると、この段階で買う必要は全くなかったんだよな。エルサレムの街にはあと3日は滞在するんだし。

 ドバイでもぼったくりにあってそこでも反省したんだけど、その反省が活かされてないなぁ。

 ちなみに、後日、別な店でピンバッチを扱っている店を発見したんだけど、そこでは1個10NISで売られていた。つまり私は5倍の値段で買ってしまったということだ!

 物価が高いとはいえ、5倍の値段は流石にありえないよな。物を買うときはまず落ち着くということ、こういうときは迷ったらNoという精神かな。

 とりあえずは反省だな!損した金額以上の教訓として心に刻んで置いて、あとあと良い出来事だったと思えるようにしよう。損したといえど、たかだか数千円程度!金銭的なダメージは少ないからな!(とはいえ、「やられた!」という精神的なダメージは大きいんだけどね。。。)

 自分用のお土産を買って、時刻は17:00くらい。ホテルに戻るにはまだ早い時間かな。この時間でも見学できる施設がないか改めて「地球の歩き方」を眺めていると、朝に行った聖墳墓教会は21:00までやっていることに気づく。これはいい。イエスの墓を見れなかったので、そこを見に行くことにしよう。

 教会の中に入って見ると、ちょうど夕方のミサが行われていた。キリスト教の聖地で行われるミサ。貴重な時間に立ち会うことができた。

 動画でも。


 イエスの墓には相変わらずすごい行列ができていた。時間に余裕があるので、今度はその行列に並んでいたけど、待っても待っても一向に列が進まない。どうやらミサが行われている最中はイエスの墓の見学は中断されるようだ。しかもその行列は整列されているわけではないので、密集していてとても暑い。30分くらい並んでいたけど、一向に進まないこの状況に我慢できなくなって列から出てしまった。

 行列待ちというのは苦手だ。明日の朝一で行こう。ミサはまだ行われていたので、しばしミサを見学。1回のミサは何分くらい行われるんだろう。1時間近くはやっている気がするなぁ。ミサの途中で聖墳墓教会を後にする。

 ダマスカス門を通ってダマスカス門の前にあるLRTに乗ってホテルに戻る。


 ホテルに戻ってきたのが、18:45くらい。ちょうど夕食時だ。夕食は"Jozef Burger&Bar"というハンバーガのお店に行くつもりだ。

 なんとなくお店の方向に向かって歩いていると、大きな市場を発見したので、そこを通ってみる。あとあと調べてみると、「マハネ・イェフダ市場」という「地球の歩き方」にも載っている市場だった。肉や野菜が売られている一方で、Barも隣接されているようで、夜の時間になってもかなりの賑わいだ。活気があって、歩いているだけでの楽しい雰囲気を味わえる。

 "Jozef Burger&Bar"に到着!カウンターの席に座る。なかなかおしゃれなBarだ。一人で食事をしている人もちらほらといたね。

 エルサレムのビールとハンバーガーを注文。ハンバーガーは"Classic Jozef Burger"の240gを頼もうとしたら、"Angus Burger"の方が同じ肉量で豪華なのでオススメと勧められたので、そちらを注文。

 ビールを飲みつつ今日撮った写真を眺めていると、割とすぐに料理が運ばれてきた。

 美味しかった!ビールによくあう!思いっきりハンバーガにかぶりついては、そのままビールをがぶ飲み。1/2Lのビールを頼んでいたけど、もう1杯頼んでもいいなと思えるくらい。

 お酒は弱いので、ビールのおかわりはやめたけど、本当にビールによく合うハンバーガーだった。明日もまた来ようかな。

 ホテルに戻って、シャワーを浴びたらなんだかんだでもう23:00過ぎだ。今日はもう寝よう。明日も引き続き旧市街の散策だ。明日も楽しみ。

3日目終了!4日目に続く!

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4日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)2日目 〜 テルアビブ観光編

イスラエルひとりたび2日目。この日は9/15(日)

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/15(日)

 ベン・グリオン国際空港 → [駅] 中央駅(Savidor Center) → [観光] テルアビブ港(Old Tel Aviv Port Area) → [ランチ] Hummus Asli → [観光] ディゼンゴフ広場(כיכר דיזינגוף) → [観光] カルメル市場 → [観光] シャローム・タワー図書館 → [カフェ] Anita - Shabazi 40 → [観光] Suzanne Dellal Center for Dance and Theater → [観光] The Clock Tower → [観光] マフムーディーヤ・モスク → [観光] St. Peter's Church → [観光] Ramses Gate → [観光] Wishing Bridge → [駅] Tel Aviv Central Bus Station 6 Floor → [駅] Central Station → [ホテル] Paamonim Jerusalem Hotel → [ディナー] Rimon Cafe

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
 9/15(日)の日記は イスラエル入国から。空港はとても綺麗でおしゃれ。私が今まででみた空港の中でもトップクラスでおしゃれ。

 街に出る前にまずは両替だ。3万円分を交換する。960NIS(シェケル)くらい。1NISで約30円くらいか。

 今までの旅行先だとだいたい1万円分を両替すれば十分だったけど、イスラエルは物価が高い国だし、バスやタクシーを使っての移動を多用する予定だったので、いつもよりも多めに両替しておくのだ。

 両替所の隣にTRAINの案内を発見!テルアビブの中心部までは電車で行くので、ここから行けば大丈夫だね。

 電車に乗る前に、まずは空港内の探検だ。少なくとも空港の外観は撮りたい!外に出て空港の外観が撮れるスポットを探す。

 が、なかなか良さげなスポットが見当たらない。 色々歩き回って、それっぽい写真を撮れたのがかろうじてコレ。ちなみに駐車場から撮った一枚。

 テルアビブは思ったよりも暑くない。とはいえ、20度後半はありそうな気温だから暑いことには変わりないんだけどね。大きなリュックを背負って歩くにはキツイ気温だな。。。

 日差しが強いので、空港内に戻って日焼け止めを塗る。ついでに空港内も散策。

 さてさて、空港を散策できたことだし、電車に乗ってテルアビブ中心部に向かおう。さっきのTRAINの案内板の所へ向かう。案内板の側には電光掲示板もあるので、電車の時間がわかってありがたい。表記は英語とヘブライ語だ。

 案内板の指示する方向に向かうと、券売機を発見!
 切符の買い方は事前にネットで調べていたので、なんとなくはわかる。画面の表記を英語表記に設定して(元はヘブライ語で表示されていた)、CentralStation駅までの切符を買う。問題なくゲット!

 券売機の近くにスタッフの人がいたので、乗り場とホームの番号を聞く。乗り場は少し離れた所にあるようだ。そしてホームは2番とのことだ。

 ホームには大勢の人。2番ホームと言われていたが、念のため行き先をGoogleMapで確認しておく。Destinationの"Nahariya"を調べてみるとどうやら行き先の方向は一致してそうだ。2番ホームから乗れば大丈夫そうだね。

 多くの人が電車に入ってきたので、当然ながら車内では立ち。車内は向かい合った4人ボックス席。上にコンセントがついている。電車内にコンセントが付いているなんていいね。

 ちらほらとユダヤ教正統派と思われる、黒いスーツと黒い帽子をかぶっている人を見かける。生で見るのは初めてだ。

 あとは重装備をしたポリスの人たちも沢山いた。ポリスは防弾ベストを着て肩には小銃をぶら下げている。街中で小銃を持った人を見るのは初めてだ。初めてみたときは、これは本当の銃なのかと疑ってしまった。さすがイスラエル。というか、これは別におかしな話ではないんだろうね。

 電車は20分くらいでCentralStationに到着!


 テルアビブはヘブライ語で「春の丘」を意味しているらしい。大都市なだけあって、街中も普通にきれい。

 まずはシェアサイクル"Tel O Fun"を借りる。GoogleMapで"Tel O Fun"と打つとステーションが出てくる。街の中のいたるところにステーションがあるみたいね。こんな感じ。
 

 駅の近くにステーションがあるのは事前に調査済み。ステーションを発見!

 ネットで利用の仕方は調べていたので使い方はなんとなくわかる。流れに任せていたらレンタルができた。クレジットカードだけで借りることができて、アプリとかは不要なので、とても利用しやすい。これはいいね!ちなみにカードの登録料を含めて、1回の利用で17 NIS

 シェアサイクルなので自転車の質はいいとは言えない。とは言え、歩いて行くよりも断然早いので全く問題にはならないけどね。

 自転車を漕ぎつつ街の景色を眺める。想像していた通り、テルアビブの街は都会だ。良くも悪くも、見たことありそうな気がする街並みが広がっている。

   自転車を漕いでいる人はちらほら見かけるけど、みんな歩道を走っている。テルアビブでは自転車は歩道を走ってもOKなのかな。確かに道路には自転車レーンが敷かれているわけでもない。他の人に倣って、私も歩道を走る。

 日本でもあまり自転車には乗らないので、自転車に乗ること自体が久しぶりだ。しかも異国の地。イスラエルの自転車ルールも知らない中での移動なので、少し慎重になって移動する。

 テルアビブ港に向かって走る。海に向かう道は結構な上り坂だ。荷物を持って自転車を漕いでいる自分にはなかなか大変な道だ。

 30分程度走ってテルアビブ港に到着。近くのステーションに自転車を止めて散策開始だ。テルアビブ港は海水浴ができるエリアとショッピングエリアに分かれているようだ。


 なぜか人はほとんどいなかった。日曜日で天気が悪いわけではないのだけど、なんかもの寂しい感じ。これはちょっと意外。

  こういう人が集まりそうな場所なのに人がいないってのは、なんか不思議な感じ。歩いていてもあまり気持ちが乗ってこない。せっかく来たけど、一通り歩き回っただけで終わってしまった。ショッピングとか興味ないし、一人で海水浴ってのも寂しすぎるしねぇ(笑

 時刻は11:00。なんか疲れを感じる。やっぱり機内泊だと体は休まらなかったかな。なんというか、体調が悪いという感じのダルさだ。とりあえず、栄養のあるものをちゃんと食べよう。少し早いけどランチにしようか。

 ランチのお店は特に決めてなかったけど、「地球の歩き方」に乗っているお店とGoogleMapを駆使して、近くにある「Hummus Asli」というお店に行くことに。「地球の歩き方」曰く、フームスが美味しい店だそうだ。テルアビブ港から歩いて10分くらい。 

 お店に到着!店のそばには「Tel O Fun」のステーションがある。これはいいね。お昼を食べた後は、これに乗ってネヴェツェデク地区に行くことにしよう。

 お昼の早い時間ということで店にはお客は誰もいなかった。店員さんはテイクアウト用の食事を作っている最中のようで、店内のテーブルにはテイクアウト用のランチボックスが山積みになって置かれている。

 店はヘブライ語表記。英語のメニューがあるか聞いてみると、あるとのことだったので、このお店で決定!

 フームスとファラフェルを注文。フームスはひよこ豆のペースト、ファラフェルはひよこ豆のコロッケ。どちらも有名な中東料理で、フームスとファラフェルの組み合わせはテッパンだ。

 料理が到着!ピタも付いてきた。ピタとファラフェルをフームスにつけて食べる。美味い!!すっぱいピクルスも疲れた体にはありがたい!!

  フームスはドバイで食べたことがあるので、久しぶりという感じがしないね。

 フームスは一人で食べるには量が多く、少し残してしまった。美味しいのは間違い無いんだけどね。ただ、個人的には飽きがくる味なので、満腹じゃなかったとしても完食はなかなか難しいかも。。。

 お店を出て「Tel O Fun」を再度借りる。先ほどカードの登録をしたので今度は登録無しに使えると思ったけど、再度登録を求められてしまった。何でだ?

 借りる以外の選択肢がないので、仕方なく借りたけど、登録料を余計に取られてしまったな。うーん、なんでじゃろ?

 自転車に乗って南下。ディゼンコブ広場を通ってカメルン市場へ向かう。お昼を食べて休憩しても、いまいち疲れは回復してない気がする。移動と、暑さと、大荷物と、色々疲れる要因が重なっているからなんだろうな。今日は早めに休むとしよう。

 ディゼンコフ広場は中央に噴水のある広場だ。ルートの途中にこの広場があるのを発見したので、なんとなく寄ってみたのだけど、噴水のあるだけのただの広場だった。

 カルメン広場のそばのステーションに自転車を止めて、カルメン広場を散策する。

 ここはお土産も食材も日用品も売っている、ごった煮的な市場だ。狭い通路の両側に所狭しと商品が並ぶ。大きな荷物を持った私ではお店の中には入れないくらいの狭さだ。


 特に何も買う予定はなかったけど、ショットグラスを見つけたので、自分へのお土産としてゲット。正直、気にいるデザインではなかったんだけど、これを逃すとテルアビブのショットグラスを買えない気もしたので、買わないよりかはマシってことで。 

 カルメル広場を後にして、次はロスチャイルド通り、シャロームタワー、ネヴェツェデク地区を見る。この地帯は世界遺産になっている白い家並みが広がっているとのことだ。

 が、全然わからなかった。。。というか、体のダルさで楽しむ気持ちが失せて来て、まぁいいかなって気分になっていた。よくないね。体調管理はしっかりしなきゃ、、、

 シャロームタワーは中に展示がされているということだったが、観光で見るような展示じゃない印象。地球の歩き方にも乗っていたから、博物館的なものを想定していたんだけど、フロアの一部や壁面に展示がされている程度のものだった。サッとみてサッとでる。(写真すら撮ってなかった。。。)

 私の探し方が悪かっただけで、本当はちゃんとした展示があったんだろうか。。。

 ネヴェツェデク地区に入って来た。


 ネヴェツェデク地区はアートな店が立ち並ぶ一帯のようだ。地球の歩き方には「個性派アーティストが集まる注目スポット」で紹介されている。ただ、私のようなショッピングに興味のない人間にとっては、あまり見るものがないので、素通りって感じだ。

 ネコを発見!思わず一枚。どの国であってもネコはカワイイ。

 どこかのサイトでネヴェツェデクは代官山と似たような雰囲気があると書いてあったが、なるほど、確かにそう思えなくもないかな。


 ネヴェツェデク地区ではアニータというジェラード屋に立ち寄る。人気のジェラード屋らしい。これも地球の歩き方情報。

 疲れた時には甘いものということで、大サイズのコーンで注文。ピスタチオ、ベイジンチョコレート、ストロベリーの3種を注文。お店の外で食べる。甘くて冷たくて美味い!!

 やっぱり甘いもの大事だ。なんか疲れが取れて来た気がするよ(笑

 ネヴェツェデク地区を歩いて、そのままヤッフォ地区に向かう。ヤッフォはテルアビブの旧市街のような位置付けで、聖書にも登場する古い港町だ。紀元前18世紀から存在しているようだ。すごい歴史だ。

 歩いて15分くらいだろうか。海岸線を見ながら歩くので、歩いていて気持ちいい。午前中は曇り空だったけど、午後は快晴。海岸線がとても映える。

 泳いでいる人も結構いる。先ほどのテルアビブ港とはえらい違いだ。

 ヤッフォの入り口(?)には時計塔が立っている。ヤッフォのシンボル的な存在だ。時計塔の前はちょっとした広場となっていて、若者の集団が音楽を流して賑やかに騒いでいる。

 聖ペテロ教会に向かう。午後は15:00〜17:00で中を見学できるのだけど、時間はちょうど15:00過ぎ。ちょうどいい時間だ。教会に入るのは久しぶりだ。昨年のオーストラリア以来かな。


 教会内は静かでひんやりしている。神聖な雰囲気というやつだろうか、独特な雰囲気があるよね。

 教会内の絵画や装飾を眺めるのが好きだ。時間が許されるのならずっと眺めていたい。そこにパイプオルガンの演奏なんかあったら最高だね。そういう雰囲気が好き。残念ながらここではパイプオルガンの演奏はなかったけど。

  聖ペテロ教会の横からはヤッフォ港に続く下りな路地がある。入り組んだ狭い路地、何とも冒険心をくすぐられてしまうね。これは行かない選択肢はない。

 細い路地を出た先がヤッフォ港だ。



 海岸線をぐるりと回ってもう一度聖ペテロ教会の方に戻る。ヤッフォは小高い丘になっていて、そこから見える海岸線やテルアビブの街がとても絵になる。

 これは信仰の門とよばれるオブジェ。

 これは願いの橋。この橋には古くからの言い伝えがあるらしく、何でも「この橋を渡る者は、星座のサインを触りながら海の方を見ると願いごとがかなう」とのことだ。これも地球の歩き方情報。


 ヤッフォの街は小さいので主要な場所は1時間もあれば見て回れる。ヤッフォの街も観れたことだし、テルアビブで観ようと思っていたところは一通り見ることができた。時間もいい感じに夕方の時間になっていたので、そろそろエルサレムの街に向かうとしよう。

 テルアビブからエルサレムにはバスで向かう予定だ。セントラルバスステーションからエルサレム行きのバスが出ていることは事前に調査済み。ヤッフォからは数kmの距離。タクシーか"Tel O Fun"を使いたかったけど、どちらも見つからず、仕方なく歩いて向かうことに。

 道中、街並みを見ながら歩いていたけど、感覚的に、街の表記の半分くらいがヘブライ語だけの表記、残りの半分がヘブライ語と英語の両方で表記って感じかな。さすがにヘブライ語はさっぱりわからない。。。


 そういえば、時計塔のところで結婚式の写真をとっているカップルがいたな。女性はドレス、男性はタキシードを着ていたな。晴れた日にヤッフォの時計台に佇む新郎新婦。いい絵だね。(写真撮るの忘れた。。。)

 40分くらい歩いてセントラルバスステーションに到着!バスの乗り場やチケット売り場は6階、1〜5階はショッピングセンターだ。ショッピングエリアは結構な人で賑わっていた。


 エルサレム行きのチケットは券売機から購入。買い方がわからなかったけど、画面の流れに沿って進めたら買えた。16 NIS。"Tel O Fun"の値段より安い!

 チケットを購入した後で、後ろに並んでいた初老の女性から話しかけられた。が、ヘブライ語で話しかけて来ており、こちらが「Excuse me ?」と返すと、諦めて別なところに行ってしまった。ヘブライ語しか話せない人も当然いるよね。私も日本語しか話せないし(笑

 チケットを買ったのが16:57で、案内板を見ると、次の出発は17:00となっていた。慌てて乗り場に行き、運転手にエルサレム行きかを確認して、バスに乗り込む。何とか間に合った。

 ただ、その代わりターミナルの写真とか、バスの写真は撮り忘れてしまった。乗り過ごしても次のバスは15分後だったから、別に急ぐ必要はなかったんだよな。かろうじてバスから撮ったターミナルの写真がこれだけど、これは何でしょね(笑

 バスには席の半分くらいの人が乗っている。約1時間のバスの旅。席に座って一息ついたらいつの間にか寝てしまっていて、気付いた時にはエルサレムについていた。

 エルサレムに到着!


 まずは交通系ICカード「ラヴ・カヴ」の購入だ。エルサレムのセントラルバスステーションの3階に売り場がある。(地球の歩き方情報)

 チャージ分50NISを含めて55NISでゲット!購入にはパスポートの提示が求められると書かれてあったが、別に求められなかった。

 セントラルバスステーションの目の前にLRTが走っている。それに乗ってホテルのある"Jaffa Center"駅に向かう。

 LRTの乗り方はわからなかったので、他の人を観察しながら乗り込む。どうやら乗車時にラヴカブを出入り口にあるリーダーにかざして乗り込むようだ。降車時にはかざさなくても良さそう。なるほど、こういうシステムなのね。

 10分くらいで"Jaffa Center"に到着!外は夕暮れな時間帯。

 ホテルは"Jaffa Center"のすぐ近くにある、"Paamonim Studios"というホテルだ。ここがエルサレム滞在中の拠点だ。

 チェックイン時にフロントの方から旧市街の場所やレストラン街、シャバット中でも営業しているレストランなどの周辺情報を教えてくれた。これはとてもありがたい。
 
 部屋はNo.11。部屋はロフトのある部屋で、ホテルというよりかは普通の家の1部屋を借りている感じだ。こういうタイプの部屋に泊まるのは初めてだな。


 少し休んでから夕食に出かける。少し周辺を歩きたかったけど、思った以上に疲れていたので、事前にピックアップしていた、"Rimon Cafe"というお店に向かうことに。(このお店は確かGoogleMapから調べたはず。)

 "Regina"というビールと、"Asado on the fire"というメニューを注文。注文してから2〜3分で出て来た。流石に早すぎ、あらかじめ作っておいたのだろうか。付け合わせはパンとオリーブ。オリーブは美味しかったな。お肉もナイフがいらないくらいに柔らかく、脂っこくもなくてどんどん箸が進む。


 "Asado"は動物の名前だと思うのだけど、何だろう。英単語を調べたり、ググって見たけど、わからなかった。ちなみに"Asado on the fire"は、複数人でシェアするメニュー以外では店で一番高いメニュー。こんな場所だから1番高いメニューを頼んで見たいよね。

 お店はほぼ満席。ほぼ全てのお客が友人や家族の集まりだ。私のように一人で食べにきている人は、見渡す限り私以外に1人しかいなかった。(隣のテーブルに男性が1人)。まぁ、そりゃそうだね。

 お腹は空いていたものの、量が多くてお肉を残してしまった。2人でシェアしてちょうどいい量かも。

 でも美味しかった!料金はビール代を含めて140NISくらい。約4200円くらいか。別に高い安いをどうこう言うつもりはないけど、やっぱり値段は高い方だと思う。物価が高い国だからだね。

 帰りに水を購入。1L x 1と500ml x 2 で20NIS(約600円)。500mlあたり150円ってところ。日本の値段感覚の1.5倍〜2倍がエルサレムの物価って感じなのかな。

 ホテルに戻ってシャワーを浴びて、気づいたら23:00過ぎ。シャワーは初めはずっと水しか出なかったけど、5分くらいしたらお湯が出てきた。よかった。シャワーでお湯が出る幸せ。ありがたい。

 昨夜は機内泊で満足に寝れてなかったから今日はもう寝よう。明日はエルサレムの旧市街を歩き回るぞ!

2日目終了!3日目に続く!

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3日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)1日目 〜 イスラエル入国編

イスラエルひとりたび1日目。

イスラエルひとりたびの概要は以下の記事をどうぞ!

 この日は移動だけ。成田空港から香港国際空港を経由してイスラエルは、ベン・グリオン国際空港に行く航路だ。

 前回のモンゴル旅行から、まだ1ヶ月ほどしか経っていない。8月9月は夏休みやシルバーウィークで休みは取りやすいので、この時期は絶好の旅行シーズンだ。

 朝10:30起床。9:00に目覚ましを鳴らしていたんだけど、結局2度寝してしまった。なぜこんなに遅い起床かというと、昨夜は24:00に帰宅し、洗濯と荷造りで寝たのが26:00過ぎだったからだ。

 この頃は以下の記事に書いたような出張生活の真っ只中で、前日の金曜日は遅くまで仕事をして、新幹線に飛び乗って東京に戻ってきていたのだ。翌週1週間は不在となるので、諸々の引き継ぎで特に忙しい一週間だった。 新幹線の中でも仕事をして、それでも終わらず、品川の駅でも仕事をしていた始末だ。

 ドタバタと仕事を終えて、家に帰ってからはすぐに旅行の準備。朝10:30に起床とはいえ、前日までの疲れもあって、睡眠時間が全然足りてない。

 洗濯は昨夜タイマー設定をして、起きる時にちょうど洗濯が終わるようにセットしておいた。シャワーを浴びて、洗濯物を干す。荷造りは昨夜のうちに終わらせておいたので、あとはのんびりできる。というか寝てた。

 ちなみに今回の旅行では、パレスチナに勤めている友人に会いに行くのも目的の一つだ。旅行先で友人に会うというのもなかなか面白いね。友人へのお土産に味噌汁と缶詰を持って行く。

 13:00頃に家を出る。が、携帯を忘れて家に戻り、腕時計を忘れて家に戻りと、出発直前に変に忘れ物をしていることに気づく。これ以外に忘れ物してないよな(笑

 成田空港には15:30に到着。先週、台風15号で成田空港は陸の孤島と化していたけど、今は復旧している。 特に遅延なく着いた。さぁ、旅の始まりだ!

乗るのは18:30発の香港行き。

 まずはチェックイン。Cathey Pacific航空の自動チェックイン機で済ませる。成田〜香港〜イスラエルとCathey Pacific航空を利用して行くので、このチェックインでイスラエルまでのチェックインが行える。

 座席選択ができたけど、狙いの窓側の席がふさがっている。成田〜香港は通路側の席、香港〜イスラエルは中央席を取る。外の景色を見たいから窓側の席が良かったんだけどな。

 チェックイン機が空いていたので、10分もせずにチェックインが完了。カウンターに並ばなくていいっていうのはいいね!チケットゲット!

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 思ったより時間が余ったので少し空港内を散策しよう。空港内の案内を見ると、どうやらAnimeTourismという展示がされているようだ。せっかくなので見てみることにする。

 Anime Tourismは空港の2階の隅の方にポツンと展示されていた。思ったよりこじんまりしてる。

 内容としては日本各地のアニメ聖地の紹介だった。私の出身地である北海道にも4箇所聖地があるようだった。これは知らなかったね。

 これから聖地(イスラエル)に行こうという最中、日本にもたくさんの聖地があることを知らされる(笑)

 空港内も散策したところで保安検査内に入ることにする。手荷物検査ではお土産の缶詰が引っかかったけど、内容量的にOKだった。没収されなくて良かった。

 預け荷物にすれば問題ないんだけど、荷物は全て機内に持ち込むのが私のポリシーだ。ロストバゲージの心配をしなくて済むし、荷物が出てくるのを待つのも好きじゃないしね。

 出国審査は自動ゲートだった。導入されて間もないのか、国籍ごとにできるできないがあったり、自動検査でNGとなって人の審査へ誘導されたりと、なかなかスムーズにいってなさそうだ。職員さんが慌ただしく交通整理している。

 免税エリアに入ると香水の香りが鼻に入ってくる。免税エリアの香水の香りは旅の始まりという気分にさせてくれる。空港に行くと嗅げるこの匂いはなかなか好きだな。

 出発まではまだ時間があるので、カフェで一休み。座ると途端に眠気を感じてしまう、やっぱりまだ寝足りないんだろうな。

 さて、まず向かうは渦中の香港、無事にエルサレムまで行けるだろうか。行きも帰りも香港経由。帰りはどうなってもいいから、行きは無事に飛んで欲しい。

 今年3回目の海外旅行。今年はたぶんこれで最後。今年もなんとか3回行けた。イスラエルはずっと行って見たかった場所だったのでとても楽しみだ。休みギリギリまで楽しむぞ!(旅行帰りの翌日から仕事開始なのだ!)

 イスラエル、特にエルサレムは、イスラム教、ユダヤ教キリスト教の聖地。人間の半分以上の価値観の基となっている場所だ。それがどんな場所なのかこの目で見たかったし、その街を歩きたかったし、歴史や人々の生活を感じてみたかったのだ。現地ツアーは申し込まず、自分の思うがままに歩き回る!

 1時間ほどのんびり。搭乗時間が近づいてきたので搭乗ゲートに向かう。73番ゲートだ。

 ちなみに73番ゲートの近くにはお土産屋があり、そこにはROYCEとか、白い恋人とか、じゃがポックルとか、私の地元北海道のお土産がずらり!国際線ターミナルのお店に北海道のお菓子が並んでいるとは!海外の観光客向けなんだろうね。

 17:50に搭乗開始!さぁ、いよいよ1ヶ月ぶりの非日常時間の始まりだ。普段はPCに向かってのオフィル作業だが、この時だけは旅人であり、写真家であり、物書きになる。そういう時間がたまらなく好きだ。

 席は78Cで通路側。席は足が窮屈になることなく、なかなか広くて快適。あと、UBSポートも付いている。設備としては十分!

 いざ香港へ!

 席は3列席で隣は空席。窓側はおそらく香港人の方。後ろの席(最後列)には日本人カップル。ちらほら空席が見えるので、シルバーウィークといえど、満席というわけではなさそうだ。

 やはり睡眠時間が足りてなかったのか、いつの間にか眠ってしまっていた。離陸したことにも気付かず、起きた時は機内食が運ばれてきたタイミングだった。

 ビーフなメニューをチョイス。美味しい!

 せっかくなのでビールも!

 そしてデザートにハーゲンダッツが出る幸せ。いいねぇ!

 お酒の力もあって、食事後はまたすぐに寝てしまった。

 フライト時間は4時間半。寝ているとあっという間だ。現地時間の22:30に香港国際空港に到着!

 香港国際空港マカオに行った時以来なので、約1年半ぶりかな。

 トランジットで再度手荷物検査があったけど、今度は缶詰は引っかからなかった。セキュリティチェックを抜けて、免税エリアに入る。ターミナル内の雰囲気を見るに、どうやらデモの混乱はなさそうだ。


 さてさて次は1:10発のテルアビブ行き。2時間弱のトランジット待ちだ。

 時間も深夜帯になってきている。深夜時間帯のトランジット待ちや次のフライト時間(12時間)を考えると水を買っておきたいところだ。

 少なくとも空港内の水は飲まない。これは前回のモンゴル旅行で学んだこと。フライト中に飲む用とテルアビブで飲む用で2本購入。どちらも16$(香港ドル)。1$=14円程度なので、1本で約200円くらいか。

 あとは時間まで、フードコートでコーヒーを飲みながらのんびり。地球の歩き方を眺めて、改めてテルアビブの回り方を復習だ。

 イスラエル入国後はすぐにエルサレムには向かわず、一日テルアビブを観光する予定だ。
テルアビブでは "Tel O Fun"というシェアサイクルを利用する予定なので、その使い方をネットを見ながら確認しておく。

 さてさて搭乗時間も近づいてきたので搭乗ゲート付近に向かう。次のゲートは69番ゲート。「特拉維夫」と書いてテルアビブと呼ぶのね。

 ゲート付近には結構な数の日本人がいたな。みんな地球の歩き方を持っている。私が思っている以上に日本人にとってイスラエルという国はメジャーなのだろうか。

 日本人は宗教には無抵抗だから純粋な観光目的なのだろうけど(私もそうだし)、他の国の人はどうなのだろう。聖地巡礼とかそういう目的だったりするのだろうか。

 0:30に搭乗開始。

 席は74Bで3列席の中央。両側には大柄の男性だ。ちなみに日本人ではない。席は窮屈というわけではないんだけど、なんか圧迫感を感じるね。この状態で12時間のフライトだ。

 機内には日本の音楽が流れている。久石譲の"One Summer day"も流れていたな。久石譲好きには嬉しい時間だった。香港の空港の機内で日本の音楽が流れるなんて不思議だね。

 飛行機は1:30に動き出した。ちょっと遅れてるかな?

 離陸後2時間して機内食。FishかChickenを選べたので、チキンを選択。

 今回も食後にデザートが出た。うん、幸せ(笑

 時間も深夜帯なので食事の後は眠りについた。食べて寝るだけ。うん、幸せだ。

 今回も旅のお供で本は持ってきている。今回の本はこちら。

 キリスト教ユダヤ教の聖地に行くんだもんね。予備知識ということで、お勉強もかねて。漫画形式なので簡単にわかりやすく読むことができる。旅行に持って行くにはちょうどいい読み物だ。

 本を読みつつ、あとは寝つつ。大半の時間は寝てたかな。12時間という長い時間も寝てしまえばあっという間さ。

 到着2時間前にも機内食

 現地時間の7:30にイスラエルはテルアビブ、ベン・グリオン空港に到着だ。ついに来たぜ!イスラエル

 入国審査は全然厳しくなかった。他の国と同じくらい。入国カードをゲット!(入国カードの写真を撮るのを忘れた・・・)


 イスラエル入国したぜ!さぁ、楽しむぞ!


切りがいいので、1日目はここまで。2日目に続く。

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2日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)概要編

 2019/09/14~23にかけてイスラエルに行ってきました。これから何回かに分けてその旅行記を書こうと思います。

 ずっと行ってみたかったイスラエル。宗教の聖地が集まる場所。何億人もの人間の価値観の基となった場所。そんな場所がどのような所なのか、この目で見てみたかった。あと、友人がパレスチナで働いており、久々にその友人に会いに行くというのもイスラエルを選んだ理由。ようやく行くことができました。

 聖書に所縁のある場所がそこにあったり、ユダヤ教正統派の人々の居住区域や生活の姿を見ることができたり、シャバット(ユダヤ教安息日)で静まり返った街を見たりと、日本にはない光景がそこにはあって、見るもの全てが新鮮で面白い。

 パレスチナにも行きました。テロとか紛争とかという話題のせいか、どうしてもネガティブな印象を持ってしまうけど、今回行った街では全くそんなことはなく、いわゆる普通の街で、危険を感じることもなく見ることができました。

ハイライトとしてはこんな感じ。


(テルアビブはヤッフォにある聖ペテロ教会。ヤッフォは聖書にも登場する古い港町だ。)


(ヤッフォの丘から見えるテルアビブの海岸線)


キリスト教の聖地、聖墳墓教会。写真に映っているのはイエスの墓。)


ユダヤ教の聖地、嘆きの壁) 


イスラム教第3の聖地、岩のドーム


(鶏鳴教会。ここの壁画は本当に綺麗だった。エルサレムで一番グッときた場所。)


エルサレム最大の教会、ドミーションアビー)


パレスチナ自治区ベツレヘムにある聖誕教会。写真の場所でイエスが産まれたと言われている。)


パレスチナ自治区ジェリコにある、シャバル・アル・アルバイーン。切り立った崖に立つ修道院。イエスが修行中に悪魔の誘惑を受けたと言われる場所。)


聖母マリアの墓がある教会)


ダビデの塔で毎夜やっているプロジェクションマッピング

詳しくは次回以降の記事で書くとして、まずは概要編。

◾️ スケジュール(カッコ内の時間は現地時間)
 ・9/14(土)
  - 移動: 成田空港(18:30発) → 香港国際空港(22:25着、1:10発) → ベン・グリオン国際空港(翌7:55着)
 ・9/15(日)
  - テルアビブ観光、移動(テルアビブ → エルサレム
 ・9/16(月)
  - エルサレム旧市街観光
 ・9/17(火)
  - エルサレム旧市街観光
 ・9/18(水)
  - ベツレヘム観光(パレスチナ自治区
 ・9/19(木)
  - ジェリコ観光(パレスチナ自治区
 ・9/20(金)
  - エルサレム旧市街観光
 ・9/21(土)
  - エルサレム新市街観光  
 ・9/22(日)- 9/23(月)
  - 移動: ベン・グリオン空港(14:40発) → 香港国際空港(5:30着、9:05発) → 成田国際空港(14:30着)

◾️ 行ったところ
 地図に、9/14〜23で行ったところに印をつけています。地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます。


・9/15(日)
 ベン・グリオン国際空港 → [駅] 中央駅(Savidor Center) → [観光] テルアビブ港(Old Tel Aviv Port Area) → [ランチ] Hummus Asli → [観光] ディゼンゴフ広場(כיכר דיזינגוף) → [観光] カルメル市場 → [観光] シャローム・タワー図書館 → [カフェ] Anita - Shabazi 40 → [観光] Suzanne Dellal Center for Dance and Theater → [観光] The Clock Tower → [観光] The Clock Tower → [観光] マフムーディーヤ・モスク → [観光] St. Peter's Church → [観光] Ramses Gate → [観光] Wishing Bridge → [駅] Tel Aviv Central Bus Station 6 Floor → [駅] Central Station → [ホテル] Paamonim Jerusalem Hotel → [ディナー] Rimon Cafe

・9/16(月)
  [観光] Napis I Love Jerusalem → [観光] Jaffa Gate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] The Danish Church in Jerusalem → [観光] 嘆きの壁 → [観光] The Burnt House(הבית השרוף) → [観光] Cardo → [観光] Tower of David → [観光] Damascus Gate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] マハネ・イェフダ市場 → [ディナー] Jozef Burger & Bar

・9/17(火)
  [観光] 聖墳墓教会 → [観光] アル=アクサー・モスク → [観光] Temple Mount → [観光] St. Anne's Church, Jerusalem → [観光] Monastery of the Flagellation → [観光] エッケ・ホモ教会 → [観光] Via Dolorosa → [観光] Tower of David → [観光] St. Mark's Church → [観光] The Four Sephardi Synagogues → [観光] 聖ヤコブ大聖堂 → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] 聖墳墓教会 → [ディナー] Mike's Place

・9/18(水)
 [駅] HaNevi'im Terminal → [駅] Bab El-Zakak/Beit Jala Road → [観光] 降誕教会 → [観光] Milk Grotto Church → [観光] Shepherds' Field → [観光] Shepherd's Field Church → [ディナー] Jozef Burger & Bar

・9/19(木)
 [駅] Nablus Bus Terminal → [駅] Ramallah Terminal → [駅] Jericho セルヴィス乗り場 → [観光] Mount of Temptation(誘惑の修道院) → [観光] Jericho Cable Cars → [観光] Tel As-Sultan(Tel Jericho) → [観光] Hisham's Palace → [観光] ザアカイの木 → [ディナー] アッザーラ ホテル

・9/20(金)
 [観光] マリア永眠教会 → [観光] ゲッセマネ(Church of All Nations) → [観光] Dominus Flevit Church → [観光] Tomb Of The Prophets → [観光] 主の祈りの教会 → [観光] Chapel of the Ascension → [観光] アブサロムの墓 → [観光] City of David → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] ダビデ廟 → [観光] ドーミション・アビー → [ディナー] Focaccia Bar

・9/21(土)
 [観光] メーアー・シェアーリーム地区 → [観光] The Israel Museum → [観光] 十字架の修道院(دير الصلب) → [観光] Tower of David

・9/22(日)
 [観光] 聖墳墓教会 → [駅] Jerusalem Yitzhak Navon → [駅] ベン・グリオン国際空港


 大まかにエルサレムの旧市街を3日、新市街で1日、パレスチナ自治区は2都市を1日ずつという方針を立てました。

 計画を立てている時、旧市街は見所が多くて何日確保すれば良いのかわからなかったのですが、結果として3日確保で良かったと思います。2日で旧市街の内部を見て、1日で旧市街の周囲、オリーブ山やシオンの丘を見ました。ただ、オリーブ山〜シオンの丘は飲食店がないので、このルートを歩くのであれば、食事は持参した方がいいと思います。私もランチを抜いて歩くことになりました。

 新市街は1日では足りませんでした。もう一日欲しかったです。私はこの一日でイスラエル博物館を観たのですが、イスラエル博物館は展示物が豊富で、これだけで1日を費やしてしまうほどです。私もそうでした。あと一日あれば、ヘルツル山の方も観れたんだけどなぁ。

パレスチナ自治区ベツレヘムジェリコに行きましたが、これも移動込みで1日(日帰り)で十分な感じですね。

◾️ 航空券
 − 成田空港(18:30発) 〜 香港国際空港(22:25着)        
 − 香港国際空港(1:10発) 〜 ベン・グリオン国際空港(7:55着) 
 − ベン・グリオン国際空港(14:40発) 〜 香港国際空港(5:30着)
 − 香港国際空港(9:05発) 〜 成田空港(14:30着)
 ※ 全てCathey Pacific航空

 航空券代計:¥115,940

 SkyScannerでチェックしたところ、Cathey Pacificを利用して、行きも帰りも香港経由で行くプランがベストという結論になりました。

 ちなみにこのころ(今でも)の香港は毎週デモが行われており、デモで空港閉鎖になった直後だったので、香港で足止めを食らうのではないかとヒヤヒヤでした。帰りはどうなってもいいから、とにかく行きはちゃんと飛んでくれと祈ってました。もちろん、ちゃんと飛んでくれました(笑

◾️ ホテル
 滞在中はずっと、「Paamonim Studios」というホテルを利用していました。

 LRT路面電車)駅、Jaffa Centerの近くにあるホテル。旧市街にも歩いていける距離にあり、近くに飲食店やスーパーがたくさんあるので便利です。人通りも多いので、治安を心配するようなこともなかったです。

 部屋はホテルというよりかは1部屋を借りている感じ。ロフト付きの部屋で、ロフトスペースで寝るスタイル。ロフトスペースにもコンセントはあるので、寝てる側でスマホを充電することができます。

 朝食は基本はベジタリアンなメニュー。肉はなかったけど、魚のフライのようなメニューがたまに出たかな。ヘルシーな料理で、しかも美味しい。チーズとオリーブが特に美味でした。大満足!

 - Paamonim Studios(7泊): ¥53,586 (1泊当り¥7,655)

 ホテル代計: ¥53,586

◾️ 現地ツアー
(今回は利用しませんでした)

◾️ 海外保険
「たびほ」を利用しました。最小プランで。


 10日間: ¥5,270

◾️ Wifiレンタル
 毎度お世話になっている Global WiFIを利用しました。何かのキャンペーンがあったのが、すごく安くなってました。ありがたい。

 ちなみに私はレンタルするときは、1日300MB上限のプランにしています。フリーwifiが利用できるところはフリーwifiを利用する前提ですが、GoogleMapを見たり、SNSを見たり投稿する分にはこのプランで賄えます。少なくとも、私はこのプランで一度も上限まで使ったことはないです。


 イスラエル 4G(高速) 300MB/日(10日間): ¥3,395

◾️ 使ったお金
 航空券代計:¥115,940 
 ホテル代計:¥53,586
 海外保険(10日分): ¥5,270
 Wifiレンタル(10日分): ¥3,395
 現地通貨に両替したお金: ¥30,000
 カードで使ったお金: ¥57,478

 合計:¥265,669

 個人的には思った以上に安く落ち着けたと思っています。30万は超えると思っていたけど、現地ツアーを申し込まなかった&航空券がそこまで高くなかったからかな。

 現地通貨には3万円分両替しましたが、結構ギリギリでした。

 基本はクレジットが使えますが、施設の入館料とか、交通費とか、飲み物を買ったりとか、ちょくちょく現金を使っていると、物価が高い分あっという間になくなります。

 旅行の最後の方は現金が足りなくなるのを心配して、意識して使わないようにしてました。もう1万円くらい両替しておいても良かったかも。

◾️ 治安
 あくまで個人的な感想ですが。今回私が訪れた場所は、治安は良いと思いました。少なくとも身の危険を感じることはなく、治安が悪いと感じることはありませんでした。

 街にはポリスがいたるところにいます。新市街の夜も人が多く賑わっており、女性の独り歩きも見かけました。

 スリやひったくりといった、所謂海外旅行の際には常に注意するものに対して気をつければ良いかと思います。ただ、旧市街の露店や飲食店ではボッタクリはあります。私も引っかかりました。そこはご注意を。

◾️ 言語
 テルアビブやエルサレムではどこも英語が通じました。パレスチナ自治区ベツレヘムジェリコについても観光地周辺では英語が通じました。ただ、観光地から外れると英語が通じないシーンがありました。

 特にジェリコに行く時、ラマッラーという街を経由してジェリコに行ったのですが、ラマッラーのタクシーで英語が通じない人が何人もいて(アラビア語しか話せない)、ジェリコに行くのに苦労しました。

 特に、地名は英語読みだと理解できないようで、アラビア語読みを事前に確認しておくといいかと思います。(地球の歩き方には地名はアラビア語での読み方も表記しています)

 ジェリコアラビア語で「アリーハー」というのですが、「ジェリコ」だと通じずに「アリーハー」だと通じました。

◾️ シャバット(安息日
 金曜日の夕方〜土曜日の夕方にかけて、エルサレムはシャバット(安息日)に入ります。普段は賑わっている新市街も人気がなくなり、びっくりするほど静まり返っています。

 バスや路面電車も休みます。当然飲食店も休み。開いているお店もなくはないですが、その店に人が集中するので激混みです。

 ちなみに私は、シャバットの日はイスラエル博物館に行きました。シャバットの日は短縮営業になりますが、ちゃんと開館しています。静まり返った街を見るのも、これはこれで面白く、貴重な経験ができます。

さてさて、概要編はこれくらいにして、次回から本編を書いていきます。

==========
 本編はこちらからどうぞ!

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僕が旅に出る理由

って何だろうとずっと考えていた。

私は、旅行をする時は基本的にはいつも一人旅だ。だが職場や友人の話を聞く限り、一人旅をしている人はほとんどいない。旅行先でも一人旅をしている人はほとんど見かけない。大抵、家族や友人と一緒という人がほとんどだ。

その度に思う。自分はなぜ旅に出ているんだろう、なぜ一人旅をしているんだろう、旅に何を求めているんだろう、と。

旅に出るたびに、頭の中でその問いが浮かんで来て、ずっと答えが出てままだった。

「好きだから」というのは間違い無い。ただ、それは事実ではあるが答えではない。もっと深いところからくる理由があるはずで、それはなんだろうと、ずっと思っていたんだ。

それが、モンゴルに行った時に、ふと答えが見えた気がして、それをここに書いておく。

あえて言葉にするなら、「非日常という空間の中で、世界の美しさに触れて、心の底から震えがくるような感動をしたいから」だろうか。

僕は、世界は神秘的で美しいものだと思っているし、そうだと信じている。

僕はこの記事を書いている時点で15カ国ほど巡っている。行った国の数としては少ないし、滞在した日数を数えても本当にわずかなものだと思う。

それでも、行った先で心の底から震えがくるほどの感動を思えたことは沢山あるし、その度に世界は神秘的で美しいと感じさせられるのだ。

カナダで見たオーロラ、カンボジアのプリアヴィヘア、クスコのカテドラル、オーストラリアのエアーズロック、などなど、挙げればキリがない。自然、遺跡、異文化、宗教、全てが自分の理解の外にある世界で、それは神秘的で美しい。

そして、これまでの人生を思い返して見ても、心の底から震え上がるほどの感動というのは、それを「知った」瞬間ではなくて、それに「触れた」瞬間なのだ。それを知識として「知る」だけでは足りなくて、五感を使って感じないと得られないものだと思うのだ。

知識はその人の世界を広げ、その人の可能性を広げてくれる。しかし、知識だけで得られる世界というのは、その物事の表層だけでしかない。

世界はもっと深いのだ。神秘や美しさというのは、その深いところに隠れている。その深いところに触れるには、実際に経験しないといけないのだ。

私は、その深いところにある、神秘や美しさに触れたいのだ。そしてそれに触れることで感じることができる、心の底から震えがくるような感動に浸りたいのだ。

そして、それは「非日常」という時間の中で得られるものであるとも思う。

日常は日々やることが決まっていてルーティーンな時間だ。基本的に自分の持っている世界の範囲でしか行動しないし、ましてや、自分の全く知らない世界の深さに触れるなんてのは、まず無理な話ではないだろうか。

私の考える「非日常」とは、日常の中で身にまとっているステータスやしがらみから解放される時間や場所のことだ。どこ出身の自分、何の会社に勤めていて、どんな立場の自分、どんなコミュニティーに属し、どんな交友関係を持っているか、そう行ったつながりから時間的空間的に解放される場所、それが非日常だ。

それらを纏っている状態では、自分の思考や行動が無意識のうちに制限されてしまうと思う。私も日常では、常に仕事のことが頭の片隅にあって、それを前提とした思考や行動をしていると思う。海外から日本に戻って来て、帰宅の途につく電車の中でさえも、すでに仕事のことが頭の中に入り込んでくる始末だ。

日常で身にまとっているステータスやしがらみがない非日常の空間で、自分の感性をフル稼働にして、一人の人間として物事に向かい合ってこそ、普段は感じ取ることができない、特別な深いものに触れられると思うのだ。

私はそう思うのだ。

それが今の僕が旅に出る理由なのだろう。

そしてそれは自分の人生の軸でもあるのだろう。「非日常の時間を大事にすること」それが軸だ。

「非日常」はLIFT SHIFTでいう「エクスプローラー」の期間に当たる気もしている。自分の感覚としてはそれに近い。 

「非日常の時間を大事にする」ということは、日常に押しつぶされないということ。つまり、仕事に忙殺されるとか、仕事一筋というのは自分の価値観には当てはまらないし、僕の生きる道ではないのだろう。

確かに、私は会社で出世するとか、責任感のある仕事をするという理由ではモチベーションを保てない人間なので、そういう性質からしても、この考えはあっていると思う。

ただし、「非日常の時間を大事にする」ということは、「日常をないがしろにする」ということではない。日常の時間も大事で、後悔しないように全力で挑むのは変わらない。日常の時間を大事にできない人が、非日常の時間を活かせるわけがない。

非日常を大事にするということは、つまり日常の時間も大事にするということだ。

ここまでは、僕が旅に出る理由であり、かつ、自分の人生の軸でもある。

もしかしたら、今後、この考えは変わるかもしれない。

「非日常」の空間の中で、新たな気づきの中で、考えが変わるかもしれない。その時はまたここに残すことにしよう。考えが変わるようなら、それはそれで楽しみだ。