【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)8日目 〜 エルサレム新市街観光編

イスラエルひとりたび8日目。この日は9/21(土)。

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

 この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/21(土)
 [観光] メーアー・シェアーリーム地区 → [観光] The Israel Museum → [観光] 十字架の修道院(دير الصلب) → [観光] Tower of David

 地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝6:30起床。今日は9:30にLRTの"City Hall"駅に集合だ。この旅程の中で一番朝に余裕がある朝だ。6:30に目覚ましを鳴らしたけれど、7:00くらいまでゴロゴロする。

 シャワーを浴びて、8:00に朝食。朝食会場は隣の建物の2階にあるのだけど、建物に行くと、なんとエレベーターが停止している。

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f:id:shoumatch:20200425150435j:plain シャバットの影響なのだろうか。ユダヤ教徒はシャバット中は労働と呼ばれる一切のことをしてはならず、電気を使うことも労働として見なされるということを聞いたことがある。そのためだろうか。

f:id:shoumatch:20200425150633j:plain 朝食を食べて8:45に出発。早めの出発。待ち合わせ時間の前にメア・シェリーム地区を見て回ろうと思っていたのだ。シャバット中で朝早い時間ということもあってか、店も閉まっているし人通りも少ない。

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f:id:shoumatch:20200425153439j:plain メア・シェリーム地区はユダヤ教正統派の人が住む地区だ。ユダヤ教の律法を忠実に守っている人たちが住んでいる場所。ユダヤ教正統派の人は、写真を撮られるのを嫌がる人がいるとのことなので、この地区の中ではなるべく人が映らないように配慮しつつ写真を撮る。

f:id:shoumatch:20200425155608j:plain 早朝なので人は少ないが、会う人会う人みんなユダヤ教の人。黒い服に黒い帽子やキッパを被っている。
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 メアシェリーム地区の奥に進む。信号機がついていない!これもシャバットによるものなのか。ここまで徹底しているのか!

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f:id:shoumatch:20200425151259j:plain 確かに車も全く通ってない。確か、メア・シェリーム地区の入り口も柵で封鎖されていたしな。(下の写真がそれ)

f:id:shoumatch:20200425151432j:plain 外を歩いている正統派のほとんどの人が聖書(トーラかな?)を片手に持っている。中には読みながら歩いている人もいる。

f:id:shoumatch:20200425155736j:plain 子供の姿を多く見かける。家族で散歩していたり、子供同士で遊んでいたり。子供がたくさんだ。聖書にある「産めよ、増えよ、満ちよ」という神の命令により、ユダヤ教の人たちは避妊を禁止されているとのことだ。なので子供がたくさんできる。良い、悪いという話ではなく、宗教的なお話。
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 メア・シェリーム地区を出ると、信号機は普通に動いている。やはりさっきのはメア・シェリーム地区だからなんだな。(普通に動いている信号機の写真も撮っておけばよかったな。)
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 なんか、面白いというか、不思議というか、うまい言葉が見つからない、そんな空間だったな。明日も空港に行く前の時間でもう一回寄ってみようかな。
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 City Hall駅で友人と合流。イスラエル博物館に向かう。メア・シェリーム地区に行ってきたことを話すと、ユダヤ教正統派の人のことについて色々教えてくれた。

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 ユダヤ教正統派の人は仕事に就いていない。メア・シェリーム地区に住み、ユダヤ教の教えや戒律に従って生きることが何より大事なので、優遇制度や国からの支給によって生活をしているとのことだ。イスラエルという国自体がユダヤ人の国で、ユダヤ教を守るのも国としての1つの役目ということで、そのような仕組みになっているようだ。
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 ちなみに、日本人でも2名ほど、ユダヤ教正統派の人がいるらしい。

 イスラエルに在留登録している日本人は1000人くらい。テルアビブに住んでいる人が多く、それは日本企業がテルアビブに進出しているから。エルサレムは記者や大使館関係の人が多い。

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f:id:shoumatch:20200425154128j:plain イスラエル博物館へ向かう道中にアメリカ大使館を発見!トランプ大統領アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すとして騒動になったやつだ。相当な反対の声があったのは覚えているだけど、結局は移したんだな。そこまでは知らなかった。

 大使館を写真に撮ろうと思い、カメラを片手に持ちつつ、大使館を眺めつつ歩いていると、セキュリティスタッフから"No Photo !"と言われてしまった。まだ結構な距離離れていたのに、見てるところはしっかり見てるんだな。(外観は取れなかったけど看板はこっそり撮れた)
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 ゆっくり40分くらい歩いてイスラエル博物館が見えてきた。
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 10:15頃にイスラエル博物館に到着!

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f:id:shoumatch:20200425154608j:plain 10:00開館だと思っていたら、土曜日は10:30開館だったようだ。地球の歩き方には10:00からと書いてあったんだけどね。情報が古い。15分ほど外で待ち。私たちと同じように入り口付近で待ってる人が数人いる。(見にくいけど営業時間の写真)

f:id:shoumatch:20200425152614j:plain 友人に明日日本に帰る話をする。行きはテルアビブからバスで来たので、帰りもバスで空港まで行くつもりだったが、友人から鉄道でエルサレムから直接空港に行けることを教えてもらった。セントラルバスステーションの向かいに駅があるようで、そこに行けば簡単に行けるとのことだ。

 鉄道で行けること、地球の歩き方には載ってなかったんだけど、どうやらこの鉄道、出来て間もないらしく、まだ書籍には反映されていないみたいだ。この情報ありがたい!鉄道で行けるなら鉄道を利用しよう。
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 10:30になって中に入る。荷物チェックを受ける。ただ、荷物は預けるように言われたのでカメラだけ持って後はクロークに預ける。

 英語の解説オーディオを無料で借りれるらしく、折角なので借りてみることにする。海外で博物館には何度も行っているけど、こういう解説オーディオを借りるのは初めてだ。よく見たらipodだ。

 ちなみに入場料は54NISだけど、兵士は無料だそうだ。こういう配慮もイスラエルならではって感じがするね。

f:id:shoumatch:20200425151845j:plain このイスラエル博物館、2012年にオープンしたということで、建物や中は綺麗でオシャレだ。展示施設としては、「考古学棟」「ユダヤ芸術&生活棟」「美術棟」があり、その他に、第二神殿時代の模型があったり、死海写本を展示した死海写本館がある。

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f:id:shoumatch:20200425160252j:plain まず行くのは「考古学棟」だ。旧石器時代からオスマン帝国までの出土品が展示されている。古い時代の展示物を歴史に沿って見て行くのは好きだ。時間の許す限り、体力の許す限りじっくり見て回りたくなる。

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 イスラエルは歴史のある国だからか展示量が半端ない。この棟だけで2時間以上も見てしまっていた。ほとんどの展示に解説がついており、解説オーディオもフル活躍だ。
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 解説が充実していて博物館としてはとても素晴らしいんだけど、なにぶん展示量が多く、立ちっぱなして見続けるので途中で立ち疲れしてしまう。しかも私はゆっくりみる方なので、余計に時間がかかってしまう。休み休み見学する。まぁ今日はここしか見る予定がないので存分に時間をかけて見ようじゃないか。

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f:id:shoumatch:20200425161658j:plain カナンの時代、イスラエルとユダの分裂、アッシリアバビロニア、そしてローマの時代と時系列に沿って展示が続く。展示はRoom1からRoom8というエリアに別れている。

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 Room1から見初めて、Room3の時点ですでに1時間くらい経っている。まだ考古学棟エリアの1/3くらいしか見てないのに。このペースで見ていくと、一体あとどれくらいの時間がかかるんだ。

f:id:shoumatch:20200425161236j:plain 展示を見るペースは友人と私でバラバラなので、自然と別行動になる。友人の姿を確認しつつ、自分のペースで見て回る。

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f:id:shoumatch:20200425161420j:plain 結局、考古学棟だけで2時間半くらいかかった。これでも後半は駆け足で見て回ったくらい。ちゃんと見ようとするとあと1時間くらいはかかりそうだな。本当にボリュームのある展示だった。この時点で時刻は13:00だ。

 友人はこの後予定があるとのことで、別れる前に展示エリアを出て死海写本館へ向かう。死海写本は1947年にクムランという場所で偶然発見された聖典遺物だ。20世紀最大の発見と言われるほどの貴重な遺物なのだ。(写真残ってなかった。No Photoだったかなぁ。)
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 死海写本館を一緒に見て、記念に写真を撮る。これで友人とはお別れだ。握手&ハグ。本当に感謝!旅行先で友人と一緒に街を観れたのも楽しかったし、イスラエルパレスチナのいろんな話を聞けて嬉しかった。本当にいい刺激になった。私はいい友人に恵まれていると思う。

 さてさて、友人と別れた後は第二神殿時代の模型を見に行く。この模型は実際のサイズの50分の1サイズらしく、なかなか大きな模型だ。模型の周囲にはベンチが置かれており、ベンチに座ってのんびり眺める。

f:id:shoumatch:20200425162708j:plain 屋外にもいろんなモニュメントが展示されている。何を表しているかはさっぱりだけど、博物館に戻るがてら見て回る。

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f:id:shoumatch:20200425163034j:plain 博物館の展示エリアに戻ろう。

f:id:shoumatch:20200425163412j:plain まず入ったのは美術棟。考古学には興味はあるけど美術はさっぱりだ。

f:id:shoumatch:20200425165020j:plain 正直興味があるわけではないので、考古学棟に比べて早足で見回る。歩き疲れもあってか、やや惰性気味で歩きながらの見学だ。

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 美術棟は世界中のアートの展示をしており、日本の展示をしているコーナーもあった。そこでは能面、水墨画、浮世絵、侍の甲冑なんかが展示されていた。ピカソの絵も展示されていたね。知っているものはちゃんと見てしまう。

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 この写真、ラピュタを連想してしまうんだけど、これは私だけ?

f:id:shoumatch:20200425163934j:plain 美術棟を歩いているといつの間にか、ユダヤ芸術&生活棟に入っていた。ここは各国のシナゴークの紹介とかがされている。休み休み見学する。
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 ちなみに今日もランチ抜きで歩き回っている。ランチ抜きは4日連続だ。

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f:id:shoumatch:20200425164933j:plain この日のイスラエル博物館はシャバットの関係で短縮営業だ。閉館は16:00。閉館のアナウンスが流れ始めた。そろそろ出ることにしよう。

f:id:shoumatch:20200425165108j:plain 結局イスラエル博物館には開館と同時に入って、閉館まで滞在していた。それでも全てをじっくり見れなかったので、1日じゃ見切れないほどの規模なんだな。展示内容も面白かった。これは本当に1日使って見回ってもいい施設だ。

 イスラエル博物館を後にして、バイブルランド博物館とクネセット(国会議事堂)を見て回る。バイブルランド博物館も時間があれば中を見て見たかったけど、この建物もこの日は短縮営業ですでに閉館していたから見学はできず。まぁ、イスラエル博物館をじっくり見て回れたから良しとしようか。下の写真がバイブルランド博物館。

f:id:shoumatch:20200425165142j:plain 下の写真がクネセット(国会議事堂)。

f:id:shoumatch:20200425165241j:plain この後は、十字架の修道院に向かう。4世紀に建てられた歴史ある修道院のようだ。ここにあった木がキリストの十字架に使われたという伝説があるようだ。

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f:id:shoumatch:20200425165514j:plain 建物内には始め団体客がいたが、その一団が去った後は誰もおらず、いるのは私一人だけ。静かな空間だ。シャッター音だけが響く(笑

f:id:shoumatch:20200425165735j:plain 聖堂に書かれていた絵画はレトロな感じがする。椅子に座ってしばし眺める。

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 ちなみに入場料がかかると地球の歩き方には書かれていたが、私は特に請求されなかった。鶏鳴教会でも取られたり取られなかったりだったし、こういうのは雑だね。

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f:id:shoumatch:20200425170518j:plain 十字架の修道院を見終えて時刻は16:45くらい。時間もちょうどいいのでホテルに戻ることにしよう。

f:id:shoumatch:20200425165540j:plain 街は相変わらずシャバット中で店は閉まっている。日が沈んだらシャバットは終わるので、店が開くのはもう少ししたらかな。

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 17:30にホテルに戻る。この日もお昼を抜いていたので、ここで軽食のカップ麺を食べる。シャバットに備えて2日前に買っていたのだ。あと、好奇心でイスラエルカップ麺も食べて見たかったしね。

f:id:shoumatch:20200425151958j:plain 味は案外悪くない。何味かと言われるとわからないんだけど、少なくともマズくはない。全然食べられる。ちなみに蓋の上で温める系のスープが付いている。しかもソイソースだ。これは意外。ちなみにフォーク付き。これはありがたい。

f:id:shoumatch:20200425152019j:plain さてさて、この後はダビデの塔でやっているナイトスペクトラムを見る予定だ。21:00開始だ。

 20:00にホテルを出る。シャバットはすでに終わっていて、LRTが通っているストリートはいつもの喧騒に戻っている。今日がエルサレム最後の夜だ。散歩がてら飲食店街をふらつきながら旧市街に向かう。

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f:id:shoumatch:20200425171157j:plain ちなみにLRTはまだ始まっていないようだ。

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f:id:shoumatch:20200425171008j:plain 暗くなってから旧市街に行くのは初めてだ。

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f:id:shoumatch:20200425171330j:plain 20:40に旧市街のヤッフォ門に到着。旧市街は思った以上に明るくて人もそれなりにいる。まぁ、旧市街の中にも飲食店やホテルもあるから当然なのかな。

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 ダビデの塔の入り口は大行列ができていた。確かに人気らしいから入場待ちの行列はできているんだろうなとは思っていたけど想像以上だ。びっくり&うんざり。4日目(9/17(火))にチケットを買おうとしたら、8日目(9/21(土))まで空いてなかったくらいだしな。これだけの人が見られるだけのスペースなんてあったっけかな。

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f:id:shoumatch:20200425152208j:plain 20分くらい並んで入場開始。中国人の団体客が私の近くで並んでいて、隙あらば横入りして前に進もうとしている。横入りは当然許容できないので、私の順番は譲らなかったけどね。

 建物内はすでに部分的にライトアップやプロジェクションマッピングがされている。なかなか綺麗。写真をとりつつ進む。そして空いている席に座る。

f:id:shoumatch:20200425172542j:plain 21:15頃に上映開始。地球の歩き方には第一神殿時代〜現代に到るまでの歴史を紹介するものと書かれてあったけど、今はダビデ王にフォーカスした内容になっているようだ。写真をとりつつ、たまに映像も取る。

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f:id:shoumatch:20200425172756j:plain プロジェクションマッピングを見ること自体が初めて。これは面白いね。プロジェクションマッピング自体もすごいし、内容もクオリティが高かった。これはオススメできるね。イスラエル最終夜にいいものを見れた。

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f:id:shoumatch:20200425172850j:plain 上映時間は30分。21:45にプロジェクションマッピング終了。すごくよかった!

f:id:shoumatch:20200425172925j:plain ちなみにプロジェクションマッピングされていた場所はこんな感じ。

f:id:shoumatch:20200425172958j:plain その後はそのまま旧市街を出て、ホテルの方に戻る。

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f:id:shoumatch:20200425173137j:plain 新市街はいい感じに賑わっている。シャバットで静まり返っている街も悪くはないけど、やっぱり街は賑わっていた方がいいよね。

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f:id:shoumatch:20200425171532j:plain ホテルに帰る途中で夕食。エルサレム最後の夕食だ。夕食のお店は特に決めてなかったので、思いつきでエルサレム初日に行った、"Rimon Cafe"に行く。

f:id:shoumatch:20200425152340j:plain エルサレムの日中はすごく暑いが、夜になると上着が欲しくなるほどに気温が下がる。テラス席に通されたんだけど、屋内でもよかったな。ちょっと肌寒いね。

 ビールとボロネーゼとサラダを注文。
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 ボロネーゼは正直言うと現地クオリティ。パスタは日本で食べた方が美味しいね。とはいえ、普通に美味しい。

 ホテルに戻ったのが23:00。明日は早起き。早朝の聖墳墓教会に行って、今度こそイエスの墓を見学するんだ。朝の5:00に開くようだから、その時間目掛けて行くのだ。頑張って起きるぞ!

 そして明日は帰国の日。イスラエルとももうお別れだ。最後まで楽しもう。

 8日目終了!9〜10日目に続く!

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9〜10日目のお話はこちらからどうぞ!
 

shoumatch.hatenablog.com

 

 

【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)7日目 〜 エルサレム旧市街観光編3

イスラエルひとりたび7日目。この日は9/20(金)。

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!  

 この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/20(金)
 [観光] マリア永眠教会 → [観光] ゲッセマネ(Church of All Nations) → [観光] Dominus Flevit Church → [観光] Tomb Of The Prophets → [観光] 主の祈りの教会 → [観光] Chapel of the Ascension → [観光] アブサロムの墓 → [観光] City of David → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] ダビデ廟 → [観光] ドーミション・アビー → [ディナー] Focaccia Bar

 地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝6:15起床。シャワーを浴びて出発の準備をする。

 タオルは毎日変えてくれるがアメニティの交換は雑だ。ボディーソープやシャンプーは変えてくれたり変えてくれなかったり。すでにボディーソープが切れていたけど、昨日は替えてくれていなくて、持参したボディーソープを使った。まぁこういうのは、そういうもんだっていう割り切りだよね。これが普通。

 今日は8:30に友人とLRTのダマスカス門駅で待ち合わせだ。いつもに比べて朝はちょっと余裕がある。7:30に食堂に行き、ゆっくり朝食を食べる。今日もご飯は美味しい。

f:id:shoumatch:20200417214833j:plain 8:15にホテルを出て、LRTでダマスカス門へ。

 友人もちょうど着いたところだった。今日は旧市街の外壁部、オリーブ山やシオンの丘を見て回る予定だ。下の地図でいうと、旧市街の東側と南側のエリアだ。

f:id:shoumatch:20200419145745j:plain 今日もとても暑い。ところが友人は長袖のシャツを着ている。不思議に思い、暑くないのかと聞いて見ると、彼は普段ジェリコにいて、ジェリコエルサレムに比べても暑い場所なので、エルサレムの朝は涼しく感じるからだと教えてくれた。確かに、昨日行ったジェリコは凄まじく暑かった。
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 まず向かうはオリーブ山のマリア永眠教会だ。ちなみにこの場所、GoogleMapにはマリア永眠教会(Tomb of the Virgin) と表示されているが、「地球の歩き方」にはマリアの墓の教会 (Virgin's Tomb Church of Assumption)と書かれている。そして「地球の歩き方」には別な場所にマリア永眠教会の表記がされている。その場所は、このあと行くドーミション・アビー (Dormition Abbey)だ。表記がごっちゃになってるね。日本語訳するとどちらにも取れるって感じなのかな。
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 旧市街の外壁に沿って歩く。城壁に沿って北東側の通りは「ジェリコ通り」という名前がついている。昨日行ったジェリコの名前だ。

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 友人は仕事でエルサレムに来ることも多く、外壁周辺やこれから行くオリーブの山はランニングコースにしているみたいだ。かなりアップダウンのある道なので、心肺が鍛えられそうだな。

f:id:shoumatch:20200417221523j:plain オリーブ山は地図で見ると結構遠くにありそうなのだが、歩いていると意外とすぐに着いてしまう。ダマスカス門から歩いて15分くらいでマリア永眠教会に到着!

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f:id:shoumatch:20200417221638j:plain この教会もカトリック系の教会ではないのか、礼拝堂やランプに彩られた空間になっている。神父がランプを振りつつ、その中に入っているお香を巻いている光景が印象的だった。あと、神父(?)の人が冠を被っていて、その光景も新鮮だった。

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f:id:shoumatch:20200418000153j:plain マリア永眠教会には聖母マリアの墓があり一般人も見学することができる。もちろんそれを見る予定だったんだけど、着いた時にはちょうど朝のミサが行われており、墓に入ることができない。ミサを見学しつつ、終わるのを待っていたけど、一向に終わる気配がなかったので、また後で見に行くことにする。

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f:id:shoumatch:20200418000228j:plain 友人も教会内を見学しているが、基本的に私の方が長い時間見回っており、彼を待たせてしまっている状態だ。とはいえ、何も言わずに私のペースに合わせてくれている。大変ありがたい。

 次に向かうのはゲッセマネと万国民の教会(Church of All Nations)だ。マリア永眠教会のすぐそばにある。
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 入口の上に描かれている絵も綺麗。

f:id:shoumatch:20200418000445j:plain この教会は人気なのか観光バスが停まっていて、多くの観光客が見学していた。

f:id:shoumatch:20200418125023j:plain この教会はカトリック系の教会のようで、中央に聖堂と絵画があり、その両側に椅子が並んでいる。教会と言われて想像する一般的な教会だ。

f:id:shoumatch:20200418135607j:plain 上の写真、3枚の絵画があって、左から、「ユダの接吻」「苦悶のキリスト」「イエスの逮捕」のエピソードが描かれている。どれも予習した中に載っていたエピソードだ。綺麗なモザイク画。

 下の写真は中央と右側の絵画である「苦悶のキリスト」「イエスの逮捕」。

f:id:shoumatch:20200418140202j:plain 下の写真は左側の絵画である「ユダの接吻」。ユダがイエスに接吻することを合図に、イエスが逮捕されたというエピソード。

f:id:shoumatch:20200418140100j:plain ステンドグラスも美しいね。

f:id:shoumatch:20200418135954j:plain ここはのんびりと眺めたくなる場所だ。が、この教会には観光客が多くいたので、椅子に座ってのんびりというわけには行かなかったけどね。中央部では人が集まりだして、ミサ(?)が始まりだした。

f:id:shoumatch:20200418140949j:plain 立ち見で見学。この教会は鶏鳴教会の次に綺麗だなと思った教会だったな。

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f:id:shoumatch:20200418141241j:plain 今見ている場所はオリーブ山と呼ばれるところで周囲よりもやや高いところにある。旧市街とオリーブ山の間はちょうど谷のような地形となっていて、視界が開けていて眺めがいい。

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f:id:shoumatch:20200418141408j:plain 次は主の泣かれた教会(Dominus Flevit Church)に向かう。イエスがオリーブ山からの帰途で、エルサレムを眺めて滅亡を予言し涙した場所と言われている。

 主の泣かれた教会への道中にマグダラのマリア教会という建物もあって、この場所も見て見たかったんだけど、この日(金曜日)はお休み。残念!高い建物のようなのだけど、木々に囲まれていたためか姿も見えなかった。(なので写真もなし!)

 主の泣かれた教会に向けて急な上り坂の道を登っていく。友人と上り坂の傾斜を見ながら「この坂はレベル2」とか「これはレベル4」とか、たわいも無い会話をしながら歩く。もう10年来の中なので、久しぶりの再会とはいえ、会ってしまえば、たわいもない会話ばかり。そういうのいいよね。

f:id:shoumatch:20200418141500j:plain 主の泣かれた教会に到着!万国民の教会から歩いて10分くらいかなぁ。

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f:id:shoumatch:20200418141704j:plain 主の泣かれた教会は建物内の見学ができないのか扉が閉まっていた。外観を見るだけ。建物の中も見てみたかった。。。

 教会の敷地から見える旧市街の光景はなかなかいい景色。

f:id:shoumatch:20200418142751j:plain パノラマでも。

f:id:shoumatch:20200417214921j:plain 急勾配な道の途中にある教会だが、おそらくツアーの参加者だろう、高齢の人もかなりの数がいた。この道を歩いてきたんだろうけど、すごい大変だったんだろうな。

 建物の中に入れないのでそこまで長く滞在できない。10分程度で主の泣かれた教会を後にする。次に向かうは預言者の墓(Tomb Of The Prophets)だ。さらに上り坂を登っていく。

f:id:shoumatch:20200418142923j:plain 登っていく途中に、ユダヤ人墓地があった。入口の門が空いている。きっと観光客が来るような場所ではないんだろうけど、せっかくなので入って見ることにする。

f:id:shoumatch:20200418143110j:plain ユダヤ教は火葬ではなく、棺に入れたままそのまま埋葬するようだ。旧市街からオリーブ山を見たときに、一区画、何もないハゲ山のような一帯があったけど、これはここだったんだな。日本人のツアー客も何人か墓地の中に入っていて、日本人ガイドの人がユダヤ教の墓について解説していた。

f:id:shoumatch:20200418143154j:plain 墓地を眺めつつ、ガイドの話に耳を傾ける。ユダヤ教では人が死ぬとその魂の浄化が行われ、浄化が完了すると復活をして神の国に行くとのことだ。通常は非常に長い時間をかけて復活するのだが、イエスは死後3日で復活したため、特別な存在と見なされたとのことだ。

f:id:shoumatch:20200418143223j:plain その話を聞いていると、日本人ツアー客の方から「日本人ですか?」と「学生さんですか?」と聞かれてきた。日本人かはともかく、まだ学生と間違われるとは。私たちは30歳をすぎているんだけどね(笑

 坂を登りきった先に預言者の墓 (Tomb Of The Prophets ) がある。私宅のような場所にあって、「本当にこんなところにあるのか?」と「ここに入っていいのか?」と思ってしまうくらいだ。(写真を撮っていいのかすら疑わしい場所だったので、ここではこの入り口の写真しか撮れなかった。)

f:id:shoumatch:20200418143332j:plain 敷地の中にいた人に「ここは預言者の墓の場所?」と尋ねると、「そうだ」と答えてくれ、洞穴っぽいところに案内してくれた。

 洞穴の中には明かりがなく、真っ暗で何も見えない。ろうそくを持たせてくれて、それを持ちながら中を見学するスタイルのようだ。ろうそくの灯りがあるとはいえ、その光は弱いので足元まで十分に照らせるものではない。足元に注意しながら、灯りが消えないように慎重に歩く。本当の意味で一寸先は闇状態。

 薄ぼんやりに明るくなったなったところを何とか頑張って見る感じ。墓の大半はキリスト教徒の墓のようで、その中にゼカリヤという預言者の墓があるようだ。ある一角だけろうそくの灯が灯っている場所があったので、きっとそこがゼカリヤの墓なのだろう。が、やはり暗かったのでよくわからなかった。

 ちなみに、ここを管理している人はこの暗さに慣れてしまっているようで、灯りがなくても周りが見えるらしい。これにはびっくり。

 預言者の墓を後にして、次は主の祈りの教会に向かう。預言者の墓は坂を登り切ったところにあり、その側には周囲の景色を眺めることのできる展望台がある。ユダヤ人墓地の先に旧市街が広がっている。数千年前、イエスもこの景色を眺めたのだろうか。

f:id:shoumatch:20200418144129j:plain パノラマでも。
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 主の祈りの教会に到着!

f:id:shoumatch:20200418144725j:plain この教会には主への祈りが様々な言語で書かれて掲げられている。

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 当然、日本語の祈りは探すよね。そして発見!

f:id:shoumatch:20200418145001j:plain これだけたくさんの言語を揃えるなんてすごいね。そして、それ以前にこれだけ大量の言語が存在することに驚きだよね。

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 そういえば友人はアラビア語で書かれた祈りを読んでたな。パレスチナに来てからアラビア語も勉強しており、何となくでは読めるし会話もできるとのことだ。もちろん私はアラビア語はさっぱり。友人からこれがどういう単語で、どこが文字の区切りかを説明してくれたけど、全然わからなかった。

 ちなみに友人は以前カンボジアにもいたことがあり、そこではクメール語で話させていたこともあって、クメール語の祈りを探していたけど、それは見つからなかった。

 この教会にはオリーブの木が植えられた庭がある。教会にオリーブの木ってなんともキリスト教って感じのする組み合わせだよね。

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f:id:shoumatch:20200418145136j:plain 庭の奥にはキリスト教の墓がある。おそらくこの教会の偉い人のお墓なのだろう。石造りと思われる十字架が建てられている。墓石を見るに、古くは1900年代に亡くなった人の墓のようだ。

f:id:shoumatch:20200418145229j:plain さて次は昇天教会 (Chapel of the Ascension) だ。入り口にはムスリムの塔が建っており、中に入ると8角形の礼拝堂がある。こじんまりとした建物だ。

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f:id:shoumatch:20200418145732j:plain 建物内には聖堂はなく、ただイエスの足跡と言われる岩が展示されている。これが本当にイエスの足跡なのだろうか。

f:id:shoumatch:20200418145810j:plain 建物もこじんまりとしており、周囲にも特に見るものがないので、10分もせずに満足してしまった。

 さてさて、昇天教会を見たところで、オリーブ山で見たいと思っていたものは見ることができた。シオンの丘の方に向かおうとするか。

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f:id:shoumatch:20200418150316j:plain 来た道を戻り、再度マリア永眠教会に向かう。先ほどはミサで見れなかったマリアの墓を見るのだ。

f:id:shoumatch:20200418150426j:plain さすがにミサは行われていなかった。神父がミサを行なっていた場所にマリアの墓がある。上の写真の中央部、人が中に入ろうとしているところがマリアの墓だ。

 全然行列はできてなくってすぐに見ることができた。聖墳墓教会のイエスの墓とはエラい違いだね。下の写真が墓の中の一部分。狭いので全体は写せなかった。

f:id:shoumatch:20200418150709j:plain お香の香りが漂う、なんとも神聖な雰囲気のある空間だ。私はキリスト教徒ではないけれど、確かに祈りたくなる気持ちにさせられるね。

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 さてさて、時刻はちょうどお昼時。ランチはどうしようか。正直お腹は空いてなかったし、付近のお店をチェックしていたわけでもない。気持ちとしてはランチを抜いて歩き回りたい気分だが、友人もいるしなぁ。

 素直にランチを抜いて歩き回っていいかを聞くと、あっさり「いいよ」と返してくれたのでそのままシオンの丘に向かって歩くことに。私のペースに付き合ってくれるの、本当にありがたい。

f:id:shoumatch:20200418151350j:plain 旧市街とオリーブ山の谷を下って行く。下の写真はアブサロムの墓。アブサロムはダビデの息子だ。

f:id:shoumatch:20200418151415j:plain 途中、オリーブを収穫している少年を見つけた。友人がアラビア語で少年と会話して、オリーブを分けてもらった。友人はそのオリーブを生のまま食べたがどうやら苦かったらしく、僕には勧めなかった。エルサレムアラビア語を話せると、こういうちょっとした会話ができて色々得しそうだね。

f:id:shoumatch:20200418151712j:plain シオンの丘に向かっている途中でダビデの街 (City of David) の案内を発見。ここも見ようと思っていた場所だ。エルサレム発祥の地と呼ばれている街の遺跡がある場所だ。急な階段を登って行く。さっきまで谷を下っていったのに、もうこんな絶景。

f:id:shoumatch:20200418151923j:plain ダビデの街はエリア内にいくつか見所があるようで、ルートに従って巡るようになっている。ダビデの街のVisitor Centerでパンフレットをゲット。見所を確認したが、ちゃんと巡ろうとするとかなりの距離を歩くことになり、そこまで行って見たい場所もなかったので、巡るのはやめることにした。

f:id:shoumatch:20200418153449j:plain VisitorCenterの前には売店とベンチがあったので、そこで小休憩&この後の作戦会議。この後はシオンの丘に向かうだけで、思ったよりも早く回れている。もうちょっとのんびりしてもよかったんだけど、他に巡るところもないので、向かうことにする。

 そんな中、猫を発見!かわいい。

f:id:shoumatch:20200417215014j:plain ちなみにダビデの街は今でも発掘中のようだ。旧市街の目の前にあって、割と栄えている一帯だと思うのだけど、まだ発掘中とは。(もしくは修復中?)

f:id:shoumatch:20200418152208j:plain 旧市街の南側、糞門の通りに沿って歩き、ジオン門に向かう。向かうは4日目に行った鶏鳴教会だ。友人は行ったことがないらしく、行ってみたいとのことだった。私もこの教会はとても気に入っているので、もう一回行くのは全然OKだ。

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f:id:shoumatch:20200418153806j:plain 鶏鳴教会に到着。入場無料だと思っていたけど、実は10NIS必要だったようだ。4日目に行った時は素通りだったんだけどな。1度見ているので写真はもう十分。
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 これまでは友人が私のペースに合わせてくれていたので、今回は私が友人のペースに合わせる番。友人のペースに合わせつつ教会内の装飾や絵画を見て回る。やっぱりこの教会の絵画や建物内の装飾は綺麗だ。

f:id:shoumatch:20200418155552j:plain 友人は割と早足で見る人なので、10分〜15分くらいで教会内を見回ってしまった。4日目の私はその倍の時間はかけて見ていたな。

 鶏鳴教会を後にして、あと見ようと思っているのは最後の晩餐の部屋、ダビデ王の墓(GoogleMapではダビデ廟)、マリアの墓の教会(GoogleMapではドーミション・アビー)だ。それぞれ鶏鳴教会から近い場所にある。

f:id:shoumatch:20200418155722j:plain 最後の晩餐の部屋は、まさにレオナルドダビンチの絵にある通り、イエスが処刑される前に弟子を集めて最後の晩餐を行ったとされる部屋だ。

f:id:shoumatch:20200418160903j:plain 場所に特別感はなく、いたって普通の建物の2階にある。下の写真にあるように、普通の階段を上った先にある。

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 中に入って見ると、そこはダビンチの絵に描かれていたような風景とは程遠く、部屋の中央にモニュメントがあり、その両側に簡易なステンドグラスがあるだけの、なんとも殺風景な部屋だった。ダビンチの絵画でも飾られていればちょっとは雰囲気が出るとは思うんだけどね。

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f:id:shoumatch:20200418161223j:plain この場所自体が建物の2階にあり、果たしてこの建物自体が古くから存在しているのかすら疑わしい。どうなんだろう。とはいえ、部屋は観光客でごった返していたので、有名な場所であることなのは確かなようだ。人が多くあまりちゃんとした写真は撮れなかった。。。

 ただ、この建物の屋上からはドーミション・アビーが綺麗に見れて、それは良かった。

f:id:shoumatch:20200418162417j:plain さて次はダビデ王の墓。ダビデイスラエルの2代目の王だ。

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f:id:shoumatch:20200418162535j:plain 墓のある部屋は中央で仕切られており、右側が男性用、左側が女性用の部屋となっている。嘆きの壁と同じような感じだね。男性用の入り口にはキッパが置かれている。キッパを被って中に入る。ユダヤ教正統派の人が墓の前で聖書を読んでいたり、正統派の人ではないけれど、赤ちゃんをおぶりながら声を出して聖書を読んでいたりした。

f:id:shoumatch:20200418162732j:plain ちなみにこのキッパという被り物、すごく小さい物なので、いまいち被っている感覚がない。頭に被るというよりかは、乗っけるという表現の方があっている気がする。うっかり落としてしまってないか感覚的にはわからなくて何度か頭を触って確認していたな。
 
 墓といえど、半分しか見えないし、正直言ってただの箱のようにしか見えないので、墓っぽくは見えなかったなぁ(笑

 次はマリアの墓の教会(ドーミション・アビー)だ。カトリック系の教会でエルサレムで最大の教会だそうだ。 

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f:id:shoumatch:20200418163854j:plain 聖堂も絵画も美しい。万国民の教会と同じようにずっと見ていられるような美しさがある。聖堂のある部屋ではのんびりと眺めていたくて、友人にお願いして、しばらく席に座って一緒に聖堂を眺めていた。

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f:id:shoumatch:20200418165013j:plain 下の写真は個人的にはお気に入りの一枚。何とも神々しい雰囲気が漂うように感じるのは私だけ?

f:id:shoumatch:20200417215131j:plain イエスの12使徒の絵や永眠するマリア像なども展示されている。

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f:id:shoumatch:20200418165433j:plain マリアの墓の教会を見終えて、時刻は15:00くらい。見ようと思っていたものは一通り見ることができた。ここで一旦友人と別れる。夕食を一緒に食べる約束だけしてここで解散。街歩きに付き合ってくれて感謝。
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 私はこれまで一人旅することが大半で、今日みたく誰かと一緒に旅行先で街歩きするなんてことはなかった。ただ、今日一緒に街歩きして、案外誰かと一緒に行くというのもありかもしれないなと思った。誰かと行くと、その相手に気を使ってしまい十分に楽しめないと思っていたけど、そんなことはなかった。もちろん、その相手が気の置けない人であることが前提だけど、そういう人なら一緒に行っても大丈夫な気がするね。
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 ・・・、でも一緒に行ってくれそうな人はいないんだけどね(笑

 さて、ここからは1人行動だ。旧市街をフラつこうか。

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f:id:shoumatch:20200417215220j:plain ちょっとした路地も気になったところは歩いて見る。下の写真、歩いた先にはバスケットボールのコートがあった。旧市街の中にもこういう日常を感じさせるエリアもあるんだね。

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f:id:shoumatch:20200418165857j:plain さて、今は金曜の午後ということで、街はシャバットの雰囲気に入ってきており、ほとんどの店が閉店しかけていた。カルドも歩いていたけれど、入り口の門も閉じられていて、店も閉まっている。

f:id:shoumatch:20200418170506j:plain まだまだ外は明るいのに店は閉まり始め、人の往来も少なくなってきている。なんか不思議な感じだ。

 見るところもないのでホテルに戻ることにしよう。ユダヤ教正統派の方が住むメア・シェリーム地区に行って見ようかとも思ったけど、それは明日の午前中かな。お昼を抜いて歩いていたので、疲れがあったのも確かだし。

 旧市街を出て、LRTが通っているメイン通りを歩く。人が本当に少ない。
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f:id:shoumatch:20200418172711j:plain 本当に店も閉まっている。本当に不思議な感覚にとらわれるね。

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f:id:shoumatch:20200418172046j:plain ホテルに戻ってしばしの休憩。友人とは19:30に"Focaccia Bar"というお店に集合することになっている。

 さてさて、19:10くらいにホテルを出発。外に出ると街はびっくりするくらいに静まり返っている。

f:id:shoumatch:20200418173030j:plain バスもLRTも運行していない。シャバットの徹底具合が半端ないね。日本ではまずできないことだ。下の写真は "Jaffa Center" の電光掲示板。サービス終了とはあるけれど、まだ時刻は19:19なんだよね。
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f:id:shoumatch:20200418173418j:plain 街はライトアップはされているものの人は本当にいない。ド深夜かと思いたくなるような雰囲気だが、まだ時刻は19時台。本当に面白い。

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f:id:shoumatch:20200417215941j:plain 2日目、エルサレムに来た日の夜に行った"Rimon Cafe"もこんな感じ。

f:id:shoumatch:20200417215631j:plain シャバット中でも開いているお店がないわけではない。シャバット自体はユダヤ教のイベントなので、ユダヤ教の人は働けないが、キリスト教イスラム教の人は働くことができる。なのでそれらの宗教の人が働いているお店は開いていたりするのだ。

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 マクドナルドも開いていたね。

f:id:shoumatch:20200417215450j:plain 19:30に"Focaccia Bar"で友人と合流。お店はすごく混んでいて、席に通されるまで外で待たされたくらいだ。シャバットで店が閉まっている分、開いている店にはお客が集中するようだ。開いているお店からしたらいい稼ぎ時なんだろうね。


 ピザとフォカッチャを注文。ちなみに、友人も私もフォカッチャという食べ物をよくわかっておらず、お互いにパスタのようなものを想像していたんだけど全然違った。ピザと同じだったんだね。店員さんからフォカッチャと言われて、ピザのような料理を出されて、「これがフォカッチャ?」って店員さんに聞いて閉まったくらいだ。店員さんもキョトンとした感じで、お互い赤っ恥だった(笑

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f:id:shoumatch:20200417215351j:plain 友人は明日も1日私に付き合ってくれる。明日はシャバット中で基本的にはどこのお店も閉まっている。ただ、イスラエル博物館は短縮営業で開いているようなので、そこに行くつもりなのだ。9:30にLRTの "City Hall" 駅に集合で約束する。

 22:00くらいに店を出て、今日は解散。海外の旅先で友人と1日街歩きをするなんて初めてだったけど(台湾の時も友人と一緒だったけど、一緒に街歩きまではしなかったし)、思った以上に楽しかったね。

f:id:shoumatch:20200417215741j:plain さてさて、明日が実質イスラエル滞在の最終日だ。明後日は午前中に空港移動だからな。最後まで楽しもう。

 7日目終了。8日目に続く。

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8日目以降のお話はこちらからどうぞ!

shoumatch.hatenablog.com

shoumatch.hatenablog.com

 

 

【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)6日目 〜 パレスチナ(ジェリコ)観光編

イスラエルひとりたび6日目。この日は9/19(木)。

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/19(木)
 [駅] Nablus Bus Terminal → [駅] Ramallah Terminal → [駅] Jericho セルヴィス乗り場 → [観光] Mount of Temptation(誘惑の修道院) → [観光] Jericho Cable Cars → [観光] Tel As-Sultan(Tel Jericho) → [観光] Hisham's Palace → [観光] ザアカイの木 → [ディナー] アッザーラ ホテル

 地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
  朝6:15起床。シャワーを浴びて出発の準備をする。

 今日はパレスチナで働く友人に会う日で、エルサレムで一緒に夕食を食べる予定だ。それまではパレスチナジェリコを観光する。ホテルには戻らずそのまま友人に会う予定なのでお土産をバックに詰め込む。缶詰と味噌汁。日本食

f:id:shoumatch:20200411224224j:plain 7:15に朝食。メニューは変わらずだけど、相変わらず美味しい。

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f:id:shoumatch:20200411224427j:plain 8:00過ぎに出発。昨日と同じくLRTでダマスカス門まで行って、バス乗り場(Nablus Bus Terminal) に向かう。

 実はこの日が今回の旅程の中で一番冒険する日だ。ジェリコへの行き方がよく分かっていない中での移動なのだ。

 もちろん日本にいる時から調べてはいたんだけど、エルサレムからジェリコの行き方がよくわからなかったのだ。地球の歩き方にも詳しくは書かれてなかった。

 事前に調べてわかったこととしては、エルサレムからジェリコへ行くには、途中、ラマッラーを経由するルートと、エイザリーヤを経由するルートの2つということ。

 下のサイトも参考にして、確実だと思ったのはラマッラーを経由するルート。なので、まずはラマッラーに向かう。

【パレスチナ観光のススメ】観光・移動手段・宿情報が丸分かり〜ベツレヘム・ヘブロン・ラマッラー・ジェリコ〜 | yutoyoshino.com

ジェリコの歩き方 | パレスチナわがまま歩き

【イスラエル】エルサレムからベツレヘム、ジェリコへの行き方 - 超個人的★ヨーロッパ旅行のHow To

 

 ラマッラーはNo.218バス。バスターミナルに着くと、ちょうどNo.218のバスが止まっており、乗客が乗り始めたところだった。ちょうどいいタイミング。

f:id:shoumatch:20200411224520j:plain ラマッラー行きかを運転手に確認してバスに乗り込む。料金は8NIS。先払いなので乗り込む時に払おうとしたが、もう出発するからまずは座れと言われた。最前席が空いていたのでそこに座る。

f:id:shoumatch:20200411224547j:plain 私と同じように料金を支払っていない乗客は、信号待ちのタイミングで支払っている。私もそれに倣えで、信号待ちのタイミングで支払う。料金の支払いはかなりラフだな。とはいえ、未払いの客もちゃんとチェックしているようで、支払わずに降りようとした客に対してちゃんと声をかけていた。見てるところはちゃんと見てるのね。

f:id:shoumatch:20200411224611j:plain 最前席ということで前面の眺めは良い。分離壁を横にバスは走る。

f:id:shoumatch:20200411224628j:plain チェックポイントは素通り。イスラエルから出るタイミングはチェックなしのようだね。写真撮るの忘れた。

 9:10にラマッラーのバスターミナル(Ramallah Terminal) に到着。ラマッラーは素通りする予定なので、そのままセルヴィス乗り場に向かう。

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 時間があればラマッラーの街も歩いてみたかったなぁ。「ヤーセル・アラファト廟」という場所が有名らしく、そこも見てみたかったんだよね。

f:id:shoumatch:20200412143732j:plain Jericho セルヴィス乗り場は乗り場というよりかは、歩道にたくさんの人がセルヴィス待ちをしていて、そこに順々とセルヴィスが止まっていく感じにしか見えなかった。

 別に順番に並んでいるわけではなく、早い者勝ち・割り込んだ者勝ちな状態だ。多少強引に行かないと一向に乗れない雰囲気。(写真撮るの忘れた。。。)

 女性を優先させつつ、隙を見て乗り込む。

 運転手に「ジェリコ?」と聞いてみるが、運転手は理解できていないようだ。おかしいな。

 「エリコ」とか「ジェリコ」とか言い換えて行ってみるが、それでもハテナな反応しかされない。ジェリコを知らない?そんなはずはないだろう。

 乗客の人に助けてもらおうと、地球の歩き方ジェリコのページを指差して見せてみたが、それでもハテナな反応しかされない。なんでだ?

 結局のこのセルヴィスに乗っていいかわからなかったので、乗るのはやめてしまった。うーん、困ったぞ。

 ラマッラーからジェリコへは車で1時間程度かかるらしい。早くジェリコに行きたかったので、仕方なくタクシーに乗ることにする。タクシーを見つけたので運転手に「ジェリコ」と言うと「乗れ」という風に手招きしてくれたので、車に乗り込む。よかった、この運転手は分かっていそうだ。

 運転手に値段を聞く。すると25NISと返ってきた。OK!

 だが、走ったかと思うとすぐに停車し、別の運転手仲間にジェリコの場所を聞き始めた。分かっていそうな雰囲気だったけど、やっぱり分かってなかったのか。地球の歩き方ジェリコのページを見せるとどうやら分かってくれたようだ。何やら「アリーハー」という言葉を言っている。

 後で気づいたのだけど、「アリーハー」とは「ジェリコ」のアラビア語読みだ。そうか、アラビア語でないと伝わらないのか。英語読みではダメなのか。

 異国の地、特に多言語が使われる国では複数の読み方(それぞれの言語)で言ってあげないといけないんだな。イスラエルに来てから英語のみで対応できていたから、そこまで言語を意識してなかったけど、大事なことだな。勉強になった。

 行き先が分かったところで、運転手から金額の再提示がされた、金額は200NIS。8倍の値段。さすがに高い!

 「さすがに高いよ」と話すが、「遠いからこれくらいかかるよ」と返されてしまった。これからまたセルヴィス乗り場に戻って、セルヴィスに乗るのも時間が勿体無いので、しかたなく200NISでOKしてしまった。

 確かに高いけど、お金で時間を変えるなら悪くはないか。

 200NIS払う代わりに、ジェリコの初めの行き先、Mount of Temptation(誘惑の修道院、
アラビア語だとシャバル・アル・アルバイーン)まで行くようにお願いする。

 タクシーはジェリコに向けて出発。おそらく(と言うか絶対)、200NISはいい値段なのだろう。運転手の人は終始ご機嫌な感じだった。

f:id:shoumatch:20200411224925j:plain ジェリコへ続く道は勾配が激しく整備されてない道なので、車内はかなり揺れる。気を抜くと酔ってしまいそうだ。かなりスピードが出ている気もしたけど、スピードメーターを見ると60kmも出てなかった。

f:id:shoumatch:20200411224900j:plain 荒野という表現が似合う風景の中を進んで行く。ゲーム音楽が勝手に頭の中に流れ込んでくる。
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 GoogleMapで位置を確認しつつ、景色を見つつ、酔いと戦いつつ。

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 ジェリコの街の中に入ってからは、運転手の人は何度か通りすがりの人に Mount of Temptation の場所を聞いている。相手の人も親切に教えてあげている。こういうのいいよね。日本ではまず見かけない風景。パレスチナでは当たり前なんだろう。私もGoogleMapを見ながら、最悪私がナビできるように構えておく。

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 Mount of Temptation は崖の上に建つ修道院だ。イエスが40日間断食をして悪魔の誘惑を受けたとされる場所だ。ここにはロープーウェイを使って行くのが一般的なんだけど、どうやら車でも行けるようだ。ロープーウェイ乗り場まででいいとは伝えていたんだけど、建物の側まで連れてってくれた。

 Mount of Temptationに到着!運転手に礼を行って別れる。下の写真に写っているタクシーが私の乗ったタクシー。
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 車を降りて気づいたけど、とってもとっても暑い!歩きたくなくなるほどの暑さだ。これはキツい。。。

f:id:shoumatch:20200412144456j:plain Mount of Temptationは崖の上に建つ修道院。そこからはジェリコの街が一望できる。空は靄がかかっており、澄み渡った空というわけではないけれど、これはこれでいい景色だ。

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 修道院の中に入る。修道院の中はさすがに日陰になっていて、たまに涼しい風も入ってくる。

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f:id:shoumatch:20200412144654j:plain 下の看板、何語だろう?パレスチナアラビア語圏のようだけどアラビア語ではないし、かといって英語でもヘブライ語でもなさそう。

f:id:shoumatch:20200412145823j:plain 洞窟のような場所もあって、そこでは祈りを捧げられるようになっている。ここも特別な所縁のある場所なのだろうか。のんびり雰囲気を味わいたかったけど、すごく蒸し暑くて、とても長くはいられなかった。身体中から汗が吹き出る。まるでサウナだ。
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f:id:shoumatch:20200412145319j:plain 洞窟の入り口はいい感じに日陰でベンチもあるので、みんなの避暑地となっている。私もここでしばしの休憩。

f:id:shoumatch:20200412145258j:plain ここの聖堂は聖ヤコブ教会や聖誕教会のような感じ。祭壇と十字架と言うような構成ではない。この修道院ギリシャ正教会の会派なようで、それによるものなのかな。

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f:id:shoumatch:20200412151128j:plain 絵画も飾られている。何枚かは何の絵かがわかるものだった。予習のおかげ。

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f:id:shoumatch:20200412151158j:plain 聖堂の雰囲気はやはり他の空間とは雰囲気が違うね。蒸し暑くてもなんと言うか畏敬の念というかそういう気持ちにさせられるね。

f:id:shoumatch:20200412151912j:plain 実は聖堂内は No Photoだったらしく、写真を取っているとスタッフの人に注意されてしまった。大量に写真を撮った後だったから、まぁ良かったんだけど、それにしてもNo photoの案内あったかなぁ。

f:id:shoumatch:20200412151312j:plain 修道院の窓から見える景色は絶景。

f:id:shoumatch:20200412151431j:plain 横を見ると、そこは切り立った崖。この修道院、本当にすごいところに建ってるよね。

f:id:shoumatch:20200412151342j:plain 40〜50分くらい眺めて修道院を後にする。帰りはロープーウェイ(Jericho Cable Cars) を使う。ロープーウェイは片道35NISだ。

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f:id:shoumatch:20200412151745j:plain コーラを飲みつつ、ロープーウェイを待っていると、男性の方が話しかけてきた。何かのツアーの参加者だろうか、首から参加証的なものを下げている。「どこから来たの?」と男性、「日本から来た」と答えると、「大坂なおみは強いね」とか「ラグビーのW杯は日本でやってるね」とか話して来た。ジェリコでも有名なんだね。

f:id:shoumatch:20200412152020j:plain ロープーウェイは3機1セットで動いており、私は1人で1機を独り占めだった。ロープーウェイの中を移動し放題。席を動き回って写真を撮りまくる。

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f:id:shoumatch:20200412152122j:plain ロープーウェイから見える Mount of Temptation。本当にすごいところに建ってるな。

f:id:shoumatch:20200412152213j:plain 次に向かうテル・アッスルターン(Tel As-Sultan) が窓越しから見える。ロープウェイの降り場の向かいにあるようだ。

f:id:shoumatch:20200412152149j:plain ちなみにジェリコは世界最低標高の地の一つだそうで、このロープーウェイも世界で最も低い場所に建てられているロープーウェイだそうだ。

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f:id:shoumatch:20200412152428j:plain 降り場に到着!

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 ロープーウェイの駅の中はお土産屋になっている。ピンバッチやショットグラスがあれば買おうかなと思っていたけど、扱ってなかった。冷やかし半分でお土産を眺めつつ、さっと外に出る。というか、ちょっとでも立ち止まると店員さんがすぐに声をかけてくるので、のんびり眺めるということができなかった。。。

f:id:shoumatch:20200412154315j:plain そのまま向かいのテル・アッスルターンに向かう。入場料は10NISだ。
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 下の写真を撮っている場所は、テル・アッスルターンを入ってすぐにある高台。その先に見るのがロープーウェイの駅。本当に目と鼻の先にある。

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 どこかのサイトで見たんだけど、テル・アッスルターンは風化がひどく解説も少ないので、見てもよくわからないという記載があった。どうなんだろと思ってたけど、本当にその通りだった。

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 1万年前の住居跡があったり、4千年前の城壁跡があったりと非常に古い遺跡のようなんだけど、確かに解説が少ないので、どれがそれなのかがよくわからない。あったとしても内容が学術的で、観光客向けの解説ではないという感じ。ちょっとこれを読むのは苦しいねぇ。

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f:id:shoumatch:20200412154450j:plain やはり解説がないと遺跡を巡るというのは楽しみにくい。非常に古い貴重な遺跡だと思うんだけど、すごい勿体無いな。

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f:id:shoumatch:20200412155132j:plain というかまずは遺跡の保護をしないといけない気がする。紀元前以前の遺跡なのに風化して消えてしまうなんて勿体無い。

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f:id:shoumatch:20200412155031j:plain 吹きっさらしで整備されてない分、眺めはいい(笑。
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 テル・アッスルターンからも Mount of Temptationが見える。望遠レンズで一枚。

f:id:shoumatch:20200412154743j:plain 時刻は12:30頃だろうか、テル・アッスルターンを歩いていると、どこからかコーランが流れてくる。礼拝の時間だろうか。街中に響き渡るコーランの声。思わず動画に納めてしまった。

 テル・アッスルターンは吹きっさらしの屋外にあるので、この暑さで歩き回るのは非常にツラい。蒸し暑い中、地上からの照り返しもあるので、気をつけないと熱中症になってしまう。

 ツアーで来てる団体もいて、案内をしている人が英語で解説している。さりげなく近づいて、不自然にならない感じで英語の解説に聞き耳を立てる(笑

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f:id:shoumatch:20200412155741j:plain テル・アッスルターンを見終えて時刻は13:00くらい。今日もランチはいらないかな。事前にランチのお店は調べてなかったし、暑さのせいか、そこまでお腹も空いてなかったし。

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 さて、テル・アッスルターンを出て、その隣にあるアイン・アッスルターンという泉に向かう。エリシャの泉とも呼ばれており、預言者エリシャが悪い水を塩で清めて良い水にした場所と言われているらしい。入場料は5NIS。ちなみに「地球の歩き方」には載っていたけど、GoogleMapには載ってなかった。

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f:id:shoumatch:20200412160619j:plain  アイン・アッスルターンは建物の中にあり、私が入るタイミングで扉を開けてくれた。建物の中にあるのは、この遺跡を保護するためだろうかな。下の写真がその建物。

f:id:shoumatch:20200412160212j:plain アイン・アッスルターンは、素直に表現すると水路に水が流れているだけの場所だった。解説も何もないのでそれ以上なものはなかった。雰囲気づくり程度に絵画が飾られていたけど、それだけ。5分もしないで出てしまった。

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f:id:shoumatch:20200412160128j:plain ジェリコでは、あとはヒシャーム宮殿とザアカイの木が見たいところだ。次に向かいはヒシャーム宮殿。ここからはざっと2kmくらい離れた場所にある。歩けない距離ではないんだけど、この暑さの中では歩く気を失くしてしまう距離だ。

 タクシーを使おう。タクシーを探しに周囲を彷徨ってみるけど、なぜか一向にタクシーが見当たらない。いらない時に限って「タクシー?」と声をかけてくるのに、こういう時には見当たらないなんて。

 ちなみに下の写真はテル・アッスルターンの向かいにあった建物(レストランかホテル)にあった泉。

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 "Jericho The oldest city of the world"。ジェリコモーセの後継者であるヨシュアイスラエルに入る際に最初に攻略した街。城壁の周りを7周してラッパを吹きならすと城壁が崩れ落ちたという「ジェリコの戦い」の舞台となった場所だ。旧約聖書にも載っている、Oldest Cityだ。

 近くの売店でオレンジジュースを飲んで少休憩を挟みつつタクシーを探す。すると売店の駐車場の奥にタクシーが止まっているのを発見!だが、近づいてみるとタクシーの中には誰もいない。どうしてもそのタクシーに乗りたくて、売店の店員さんにタクシーの運転手を知らないか尋ねたところ、どうやら予約済みのタクシーのようで使えないとのことだ。

 すると、店員さんが電話をかけてくれて、どうやらタクシーを呼んでくれてそうだった。ありがたい。が、来たのは店員さんの兄弟の方。その方がヒシャーム宮殿(Hisham's Palace) まで送ってくれることになった。ちょっと戸惑ったが、店員さんの兄弟ということで信用して乗り込む。

 その方は店員さんのお兄さんの方で、モハメドさんという名前だそうだ。エルサレムから来たことや、今日中にエルサレムに帰ることなどを話す。行きはラマッラー経由で来たことを伝えると、エイザリーヤ経由で行くことを強く勧められてしまった。そして帰りも送ってあげるよと提案されてしまった。

 これにはちょっと戸惑い。。。親切に言ってくれているのか、ぼったくろうとしているのか、正直判断できない。そこまで信用しているわけではないので、その発言には疑いの目を向けてしまう。なんとなくお茶を濁しているうちにヒシャーム宮殿に到着した。とりあえずチップで15NISを渡す。(下の写真はヒシャーム宮殿の入り口だけど、よくわからないね。。。)
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 ヒシャーム宮殿を見終わったら連絡を頂戴と言われて、"What's up" の電話番号のメモを渡される。"What's up"のアプリを持ってないというと、ヒシャーム宮殿の係りの人に事情を話してメモを渡していた。

 さて、どうしようか。選択肢は3つかな。

 「男性の車に乗ってエイザリーヤやエルサレムまで送ってもらう。」、「自力でラマッラー〜エルサレムのルートで帰る」、「自力でエイザリーヤ〜エルサレムのルートで帰る」。

 ここからジェリコのセルヴィス乗り場までは約4kmほど。さすがにこの距離は歩きたくないので、セルヴィス乗り場までは送ってもらいたい。あとはこの男性をどこまで信用するかだな。とりあえず、ヒシャーム宮殿を歩きながら考えようか。 

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 この宮殿は屋内展示もあり、ここは空調が効いていて気持ちいい。蒸し暑い中歩き回っていた身としては生き返る気分だ。

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 とはいえ、ヒシャーム宮殿の大半は屋外展示なので、やはり日差しを遮るものがない中での見学となる。再び蒸し暑い中歩き回ることになり、とてもツライ。暑さに負けてもういいやっていう気分になりつつある。
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f:id:shoumatch:20200412162429j:plain 遺跡の一部は修復中のようで見学できないエリアがあった。遺跡の保護作業が行われているようで、日本のJICAも関わっているようだ。

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 ヒシャーム宮殿にある星型のレリーフジェリコのシンボルになっているらしく、これは要チェック。あとはモザイク画も綺麗。

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 ここもテル・アッスルターン程ではないけれど解説が乏しく、なんの展示かわからないところもあった。まぁあったところで、この暑さの中なのでちゃんと読む気にもなれなかったんだけどね。

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 屋外の展示を一通り見て、もう一度屋内展示に戻って、涼しんでから見学はおしまい。施設を出ようとすると、先ほどの運転手の方がまだそこにいた。受付のおじさんと談笑していたようで、私が戻ってくるのを待っていてくれたようだ。

 待っていてくれていたので、断るわけにもいかず、次はザアカイの木を見たい旨を伝えると、まずはそこまで連れて言ってくれた。こうなったら、エイザリーヤ行きのセルヴィス乗り場まで連れてってもらうことにしよう。
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 ザアカイの木は酷い言い方をすれば、歩道に生えているただの木だ。言われないとわからないくらいに、本当にそこらへんに生えているような木。モハメドさんにお願いして記念に写真を一枚。本当にそこらへんに生えているような木なので、じっくり観るという感じのものではない。正直、ふーんって感じで、一目見ればいいかなくらいのもの。

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 写真を撮って2〜3分したらもういいかなって感じだ。

f:id:shoumatch:20200412163232j:plain ジェリコで見ようと思っていたのはこれで全て見ることができた。エルサレムに戻ろう。

 帰りはエイザリーヤ経由で帰りたい旨を話して、セルヴィスの乗り場まで送ってもらうようにお願いした。セルヴィス乗り場では、モハメドさんがセルヴィスの運転手にエイザリーヤまで私を乗せてってほしい欲しい旨を伝えてくれた。これはとてもありがたい。

 モハメドさんとはタクシー代として25NIS払う話をしていたんだけど、チップを込めて30NISを払う。モハメドさんと握手をして別れる。

 セルヴィスに乗ってエイザリーヤへ。

f:id:shoumatch:20200411230342j:plain セルヴィスは運転席を含めて8人乗り。途中、数カ所で乗客を乗せて、満員の状態で出発。私は3人席の真ん中に座っていたので、外の写真は撮れなかった。景色を見つつ、GoogleMapで今の場所を確認したりしながら時間を過ごす。

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 エイザリーヤに到着!すると、ちょうどよくエルサレム行きのバスが来てたところで、セルヴィスの運転手に従うままにエルサレム行きのバスに乗ることができた。

 バスの中はガラガラ。

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f:id:shoumatch:20200411230952j:plain チェックポイントでは、昨日と同じくパスポートを提示するだけだった。エルサレムに到着!
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 さて、このあとは友人と夕食を食べる予定だ。時間が少しあったので、目に入ったカフェに入って一休み。アイスコーヒー。甘いフローズンなコーヒー。美味い!
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 ちなみにメニューには"Cold Coffee"というメニューもあって、頼んではいないけど、きっとこれが私たちの思うアイスコーヒーなんだろうな。

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 18:30に待ち合わせ場所のアッザーラホテルに向かう。久しぶりの再会だ。1年半振りかな。友人はサングラスをかけ、当時は生やしてなかった髭を蓄えていたので、一瞬わからなかったけど、手を振って合図してくれたので、すぐにわかった。再会のハグ。見た目は少し変わっていたが、雰囲気は変わってない。元気そうで何よりだ。

 食事をとりつつ、お酒を飲みつつ、久しぶりの再会なのでお互いの近況報告に花が咲く。

 これは「マクルーベ」という炊き込みご飯。「マクルーベ」とはアラビア語で「ひっくり返した」という意味のようで、ご飯と具材を一緒に炊き込み、鍋をひっくり返して盛り付けることから、この名前がついているとのことだ。

f:id:shoumatch:20200411225737j:plain チーズのサラダ。名前は忘れた。。。

f:id:shoumatch:20200411225808j:plain 友人はパレスチナで教育関係のNGOの仕事をしている。彼からパレスチナのいろんな話を聞くことができた。近い友人から異国の生活の話を聞けるというのはとても貴重な経験だ。

 こういう話を聞けたかな。 
 ・ジェリコイスラム教の住人が多い。これは歴史的な背景によるもので、長くイスラム系王朝が続いていたことによるもの。
 ・ベツレヘムキリスト教の住人が多い。タクシーのマナーが悪いのは本当らしく、友人もタクシーでぼったくられた経験があるようだ。
 ・教育支援活動でパレスチナの教師に対するイベントを開いているが、教師の意識が低く、出席しない、遅刻する、早退するというのが当たり前らしい。まずは教師の意識改革が必要とのこと。公立の教師にその傾向が強いらしく、私立の教師はまだ真面目に参加してくれるとのことだ。
 ・ジェリコの学校の大半はムスリム系。キリスト教系の学校は少数。私立のキリスト教系の学校にはムスリムの生徒も来ているらしい。私立は教育が比較的しっかりしているので、「宗教教育<学校教育」となっており、ムスリムの生徒もキリスト教系の私立学校に通えるとのことだ。
 ・ベドウィンは学校教育や教育支援に否定的な考えを持っている。これはベドウィンの文化が背景としてあるようだ。
 ・変えるべきは教育というよりかは、それよりももっと深いところ、文化、風習、環境、と言ったところにありそう。
 ・パレスチナ人は人から支援されて当たり前という意識があるように感じるとのこと。権利を主張するが仕事はちゃんとしない。
 ・ジェリコは保守的な街で、男尊女卑的な文化がまだ根強いらしい。彼自身それを感じることが多々あったようだ。
 ・パレスチナには選挙がない。与党はあるが人気がなく、選挙をしたら政党ハマスに負けるのがわかっているからというのが理由とのこと。過去の選挙でもハマスが勝ったのだが、ハマスは政治政党でないとの理由で無効になったことがあるようだ。
 ・ハマスは過激派だが、ムスリムに向けて支援をしており、ムスリム内では人気があるとのことだ。
 ・テル・アッスルターンについて、遺跡の修復・保護が急務であることは認識しているが、まずはヒシャーム宮殿を優先させているとのこと。ヒシャーム宮殿の方が重要度が高いとのことだだ。

 気づいたら時刻は23:30。4時間30分も話していた。こんなに話していたとは。だけど全然話は尽きないし、まだまだ話し足りない。

 明日は一緒にエルサレムを周ってくれるので、続きは明日ということで。8:30にダマスカス門のLRTで待ち合わせることにする。

 
ホテルに戻って、そのまま就寝。

 明日はエルサレムの旧市街、オリーブ山とかシオンの丘とかを見る予定だ。友人も一日街歩きに付き合ってくれる。楽しみだ。

 6日目終了!7日目に続く!

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7日目以降のお話はこちらからどうぞ!

shoumatch.hatenablog.com

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)5日目 〜 パレスチナ(ベツレヘム)観光編

イスラエルひとりたび5日目。この日は9/18(水)。

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/18(水)
 [駅] HaNevi'im Terminal → [駅] Bab El-Zakak/Beit Jala Road → [観光] 降誕教会 → [観光] Milk Grotto Church → [観光] Shepherds' Field → [観光] Shepherd's Field Church → [ディナー] Jozef Burger & Bar

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝6:15起床。シャワーを浴びて出発の準備をする。

 今日はいよいよパレスチナ自治区に行く日だ。今日行くのはパレスチナ自治区ベツレヘムという街。イエスが生誕したとされる街だ。

 パレスチナと聞くと、どうしてもテロなどの悪いイメージがつきまとってしまう。ベツレヘムは観光地なので治安が悪いということではないらしいんだけどね。ワクワクしつつも、どこか緊張しているところもあったのか、朝はすっきりと起きれた。

 7:15に朝食。昨日、一昨日と同じメニューだ。だけど美味しいので満足!やっぱりここのチーズとオリーブは美味しい。お気に入り。

 朝食を終えて、7:45にホテルを出る。LRTでダマスカス門に行き、その近くにあるバスターミナル(HaNevi'im Terminal) へ向かう。乗るのはNo.231のバスだ。

 24番乗り場にベツレヘムの案内があり、No.234のバスが止まっている。行き先にもベツレヘムの表示がされている。


 「これか?」と思ったけど、よく見るとこれはベツレヘムのチェックポイント行きのようだ。これではない。ちなみにチェックポイントとは、イスラエルパレスチナの境界のポイントのことね。

 乗り場の近くには日本人らしき男性が1人で立っている。一人旅だろうか。声をかけようかと思ったけど、一人旅を邪魔するのも悪いし、そこはやめておいた。

 5分くらい待っていると21番ホームにNo.231のバスがやって来た。Web情報では21番乗り場でNo.231のバスと書かれていたので、乗り場もバスのNoも一致している。念のため、運転手にベツレヘムに行くか確認する。大丈夫そうだ。バスに乗り込む。


 料金は先払いで8NISだ。物価が高い国でも公共交通機関の料金は安い。これはありがたい。8:18にバスは出発。

 パレスチナとのチェックポイントは素通りだった。どうやらイスラエルからパレスチナへ行く時はチェックはないようだが、パレスチナからイスラエルに行く時にはチェックが入るようだ。下の写真あたりがチェックポイント。

 9:00にベツレヘムの降り場、ヘブロンロード(Beit Jala Road)に到着。1時間もせずについてしまった。とても近い。エルサレムから南へ約10kmの場所らしいので、そりゃそうだね。距離だけ見れば頑張れば歩いていける範囲だ。窓からの景色を眺めていたらあっという間。

 パレスチナに入ってからは降りる駅を見過ごさないように、GoogleMapをこまめにチェックして、今の場所を確認していたんだけど、他の乗客も同じところで降りるんだし、他の客に倣えでよかったんだな。案の定、バスに乗っていた乗客のほぼ全員が同じところで降りた。

 バスを降りた途端にものすごい数のタクシーの客引きにあった。無視してもしつこく話しかけてくる。ベツレヘムのタクシーは悪質という情報を掴んでいたので、特に利用する気は無い。そもそもベツレヘムで見るところは歩いていける範囲だから、そもそも利用する必要はないしね。

 タクシーの客引きを無視して歩き出す。向かうは聖誕教会(GoogleMapでは降誕教会と表示されている)。イエスが生まれたとされる聖地だ。

 一人の運転手がついてきて仕切りに話しかけてくる。適当に話しつつ、とはいえ決して歩みは止めない。私が日本人とわかると、SNSの写真で過去に案内した日本人の写真を見せて来た。

 どうやら、私を安心させつつ、半日程度のタクシーツアーに誘いたいようだ。ベツレヘムには聖誕教会はもちろん、イスラエルパレスチナ分離壁や、バンクシーの壁画もあるらしく、そこを巡ってくれるとのことだった。

 一応値段も聞いてみたけど、返って来た答えは"Up to you"(あなた次第)。事前に値段が決まっていない、これは完全にトラブルになるパターンだ。当然ながらこの誘いには乗れない。まぁ、もともと乗る気はないしね。

 聖誕教会に向かっているうちに、いつの間にはその人は諦めて去って行った。

 ベツレヘムの旧市街を歩く。パレスチナ自治区だからと言って発展していないというわけではなく、エルサレムとそこまで変わらない街並みが広がっている。
 パレスチナはどうしても紛争っていうイメージが強いので、荒廃しているのかなという想像もしていたんだけど、全然そんなことはない。いい意味で普通の街だ。
 旧市街独特の、狭い道、でこぼこした道を進む。人の往来も多く活気がある。ベツレヘムの旧市街の雰囲気はエルサレムの旧市街のそれと似ているね。

 GoogleMapを片手に進む。旧市街の中心、メンジャー広場が見えてきた!

 メンジャー広場はタクシーの客引きがすごかった。しつこいわけではなかったけど、何人もの人から声をかけられて、少しうんざりだった。タクシーは使わない!歩く!


 メンジャー広場の向かいに聖誕教会がある。聖誕協会はイエスが生まれたとされる聖地だ。

 聖誕教会の入り口は「謙虚のドア」と呼ばれる小さいドアだ。屈んで中に入る。

 教会内には聖堂がなく、雰囲気としては昨日行った聖ヤコブ教会と同じ感じだ。祭壇も十字架も見当たらない。金属製のランプとシャンデリアが釣り下がっていて、とても綺麗だ。


 このような建物内の装飾の違いは、宗派が違うからなのだろうか。もしくはイエス聖誕の地なので、亡骸を模した十字架像を掲げるのはおかしいみたいな話だったりするのかな。

 床のモザイク絵もとても綺麗。

 イエスが聖誕したとされる場所は教会の地下と言われている。その場所は見学可能となっており、そのための行列ができている。パッとみた感じ、1時間以上待ちそうな雰囲気だったので、ベツレヘムの別な場所を周ってから改めて並ぶことにする。

 聖誕教会の隣には聖カテリーナ教会が建っている。12月24日のクリスマスイブのミサでテレビ中継が行われているのがこの教会だそうだ。

 教会前にはヒエロニムスという聖書学者の銅像が立っている。この人はヘブライ語で書かれていた聖書をラテン語に翻訳した人のようだ。キリスト教が世界中に広まったのも、ラテン語翻訳の聖書のおかげと言われており、非常に功績の大きい人物だ。

 この教会の内部は中央にパイプオルガンと十字架があり、その前には椅子が並んでいる。いわゆる、私の知っている一般的(?)な教会だ。


 教会内の地下は洞窟のようになっていて、観光客でごった返していた。この洞窟内でヒエロニムスは翻訳作業を行なっていたとかいないとか。


 洞窟内は狭く、大勢の人がいたのでとても蒸し暑い。ミサっぽいのもやってたな。ここも神聖な場所なはずなんだけど、こうも多くの人でごった返して騒がしいと、その雰囲気も薄れてしまうね。聖地だから人が多く来るのは当然だと思うけどね。私もその中の1人だし。


 聖カテリーナ教会を出た後はミルクグロット教会(Milk Grotto Church) に向かう。


 聖誕教会からミルクグロット教会までの道にはミルクグロット通りという、教会の名前のついた道を通る。聖誕教会や聖カテリーナ教会には人が大勢いたけど、この通りに入った途端に観光客がグッといなくなった。

 ミルクグロット教会に到着。


 ミルクグロット教会は、イエスの母マリアと父ヨゼフが赤子のイエスを連れてエジプトに逃げようとした際に滞在していた教会だそうだ。



 教会内にガラス越しに祈祷スペースを見学できるエリアがあった。そこでは、中で祈りを捧げている人がいる。祭壇に置かれているものはなんだろう。これもキリスト教関連のものなのだろうか。少なくとも十字架は置かれてないな。

 しばらく部屋の中をガラス越しに覗いていたけど、その人は全く動かない。微動だにしていなくて、あれは人形なんじゃないかと思ってしまうくらいだ。ただ、そばには扇風機が置かれてちゃんと回っていたから、さすがに人形ではないと思うんだけど、どうだったんだろう。それが本当の人なのか人形なのかは最後までわからなかった。



 11:10くらいにミルクグロット教会を後にする。まだまだ時間に余裕があるので、このまま「羊飼いの野」(Shepherds' Field) と呼ばれる一帯に歩いてみることにしよう。

 ミルクグロット教会から2〜3kmほどあるので、タクシーを使ってもいいかなとは思っていたけど、時間もあるし、ここは歩きで行こう。

 ミルクグロットから羊飼いの野までは下り坂の道となる。歩いていると急に視界が開けてきて旧市街をパノラマで見渡すことができる。うん、いい眺めだ。

 パノラマでも。

 ここで、ベツレヘム行きのバスで見かけた日本人男性を見かけた。やはり私と同じく一人旅だったんだな。彼も歩き回っているようだ。

 「羊飼いの野」という名前なので周りは何もない草原をイメージしていたんだけど、全然違った。普通の街が広がっている。


 道はアップダウンしていて歩くには少し大変な道が続いている。とはいえ、異国の地を歩いているので、歩くのは苦に感じないし、ベツレヘムの雰囲気を味わえるのでこれはこれで楽しい。

 やっぱりこう、周囲の景色を見て、街の匂いを嗅いで、ここに住む人の生活を見てって、そんなことをできるのも歩いてこそできることだし、歩けるなら歩いておきたい。目的地に向けて長距離歩くことも大事なのさ。
 とはいえ、たまにゴミが散らばっていてとても生臭い一帯もあったりする。そこも旧市街(というか海外)ならではな感じもするけど、これは勘弁してほしいな。

 これ、「羊飼いの野」(Shepherds' Field) の看板なんだけど、完全に剥げ落ちている。。。

 "I Love Beit Sahour"のモニュメントを発見。ちなみに、"Beit Sahour"とは旧市街の名前だ。ベツレヘム旧市街の隣にある旧市街だ。


 11:45に羊飼いの野にあるギリシャ正教会に到着!



 門が閉じていて中に入れない。中をのぞいて見ても人はいなさそうだ。案内板をみる限りでは開いている時間のはずだ。門のそばにチャイムがあったので鳴らしてみる。

 今日は開いているのかを尋ねて見たが、応答してくれた人はわからないらしく、ちょっと待ってと言われたまま放置されてしまった。10分くらい待って、中に入るのは諦めた。そこまでして見たいわけじゃなかったしね。

 ちなみに、帰国した後で上の写真を見て気づいたんだけど、ちょうど午前と午後の間の時間だったっぽいね。だから開いてなかったのかな。

 次はラテン教会(Shepherd's Field Church) だ。ギリシャ正教会から30分くらい歩いたかなぁ。

 ギリシャ正教会にはほとんど人がいなかったけど、ラテン教会にはツアーバスが何台も停まっていて、大勢の観光客で賑わっていた。教会の向かいにはお土産屋もあって、ここは観光地として成り立ってそうだね。


 ちなみに日本の観光バスも止まっていたな。ラテン教会内で日本人は見かけなかったけど、日本人どこにいたんだろう。どこかでランチを取ってたのかな。

 ギリシャ正教会は敷地はとても広いけど、教会自体はとても小さなものだった。

 ちなみに、滞在時間は5分までと注意書きがされている。

 建物は本当に小さいので確かに5分もあれば十分観ることができる。 

 教会のそばには遺跡が広がっている。なんの遺跡だろう。地球の歩き方には書かれてないからわからないや。

 あと、遺跡から見えるベツレヘムの景色が綺麗。休憩がてら、のんびり眺める。

 パノラマでも。

 今日も日差しが強くてとても暑い。水はたくさん持ち歩いているから水分補給は大丈夫なんだけど、味のある飲み物が強烈に欲しくなってしまう。ラテン教会を見終わった後で、向かいにあるお土産屋でコーラを買って一気飲み。コーラを一気飲みってなかなか大変だけど、この時は暑いし喉もカラカラだったので、本当に一息で飲んでしまった。

 ちなみにお土産屋にはベツレヘムのショットグラスも売っていたんだけど、いまいちすぎて買うのはやめてしまった。

 さてさて、ラテン教会も見れたことだし、聖誕教会に戻るとしよう。ラテン教会の前はタクシーが停まってて、客引きも激しい。歩き疲れてもいたのでタクシーに乗ってもいいかなと思ったけど、高々1〜2kmなのでやっぱり歩いて帰ることにする。


 行きは下りの道だったので、帰りは上りの道になる。急勾配の道をヒィヒィ言いながら登っていく。

 やはり上からの眺めは良いね! 

 時刻は12:00を過ぎている。ランチをどうしようかと考えていたけど、別に食べなくてもいいかなという気分だったので、ランチ抜きでベツレヘム観光を続けることにしよう。これまでのランチの流れを考えると、すごい値段になりそうだし、そこまで食べたいという感じでもないしね。ベツレヘムの街歩きの時間を優先ってことで。

 13:00頃に聖誕教会に戻ってきた。

 さてさて、聖誕教会でイエス聖誕の地の行列に並ぶ。さっき見たときほどには行列はできてない。ラッキー!30〜40分ほど並んで地下の聖誕の地を見る。
 聖誕の地に続く地下の扉。ぎゅうぎゅう詰め。



 ここが聖誕の地とされる場所。ランプからは香油が垂れている。やはり神聖な感じがするね。
 常に行列ができていて、次から次へと人が来るので、さっと見てすぐに出るような雰囲気だ。ツアーで来ている人は本当に一瞬だけ見てすぐに出ていく感じだった。これは少し気の毒だね。30分以上並んで、見るのは一瞬だなんて。

 私は1人なので少しごまかしながら、しばらく聖誕の場所に留まることができた。とは言っても留まったのは5分程度だったけどね。聖誕の地自体はそこまで広いスペースではなく、いろいろ見るという類の場所ではないから、5分もあれば十分な感じではあるね。

 貴重な場所をこの目で見ることができて大満足だ。聖誕教会で見たいところもちゃんと見れた!大満足!

 聖誕教会を出て、メンジャー広場でスプライトを飲みつつ小休憩。あと行こうと思っていたのは聖ヨゼフの家とダビデの井戸だ。聖ヨゼフの家は、イエスの父ヨゼフがマリアとイエスを共に住んでいたとされる家だ。

 小休憩をしている時にもひっきりなしにタクシーの客引きに会う。無視するのも失礼なので、都度断っていたんだけど流石に面倒臭くなって来て、そこまで休めなかったけど、さっさと移動することにしよう。

 GoogleMapを片手にベツレヘム旧市街の路地を歩く。

 歩いているとスタバならぬ"SQUARE BUCKS"なるカフェを発見。これ、さすがにアウトじゃないのかな(笑

 聖ヨゼフの家とダビデの井戸を見ようと思い歩いていたけど、聖ヨゼフの家は見つけられなかった。なんとなく「これかな?」というのはあったんだけど、特に案内板もあるわけではなく、結局よくわからなかった。(この教会かな?たぶん違う。。。)

 ダビデの井戸は何かの施設の中(たぶん私有地?)の中にあって、近くで見ることはできなかった。下の写真の門の先にダビデの井戸がある。観光客で何も知らないふりをしてても、この門を通るのはハードルが高い。。。

 とりあえず望遠レンズで盗撮気味に一枚。地球の歩き方に載ってたから普通に見れるものだと思ったけどそんな雰囲気ではなかったな。

 ダビデの井戸(King David's Well) 自体はGoogleMapで検索しても出てこなかったし、ネットで検索してもあまり情報はなかったから、もしかしたら観光地っていうところではないのかもしれないね。
 ベツレヘムで見ようと思っていたところはこれで一通り回ることができた。時刻は15:00過ぎ。少し早いけど、エルサレムに戻ることにしよう。帰りに市場で寄り道しながら行けばいい感じの時間になるでしょ。


 市場ではお土産のショットグラスを探そうと思っていろいろ見回ったけど、結局買わなかった。やっぱりいまいちなものしかなくて、記念に買おうとも思えなかったくらい。


 途中、聖マリア教会という教会を発見。入ろうかと思ったけど、どうやら一般開放されていない教会のようだ。扉が閉ざされている。


 帰りのバス乗り場はちゃんとは分かっていなかったけど、とりあえず降りたところのバス停に向かって見る。


 バス停に着いたタイミングで、偶然にもちょうどNo.231エルサレム行きのバスが着いたところだった。そのままバスに乗り込む。運転手にエルサレム行きかを確認する。どうやらこのバスでOKのようだ。

 バス内は満席。座れない。ベツレヘムでは歩きっぱなしで、歩き疲れてた感じではあったので、ここで1時間弱立ちっぱなしというのはなかなか大変だ。。。

 行きの時はチェックポイントは素通りだったけど、帰りの時、パレスチナからイスラエルに入る時はチェックが行われる。下の写真の奥の方に見えるゲートがチェックポイントだ。

 武装したポリス(?)の方にパスポートを提示する。チェックとしてはこれだけで、特に荷物検査はされなかった。

 一部の女性はバスから降りて、外でチェックを受けていた。バスから降りる降りないは何かあるのだろうか。


 帰りの時間はチェックポイントでの停車時間を含めて1時間程度でエルサレムに到着した。外の景色を眺めているとあっという間。

 行きで乗ったダマスカス門の前にあるバス停で降りる。時刻は16:50くらい。エルサレムの旧市街は閉まっている時間なので、そのまま真っ直ぐホテルに戻る。

 ホテルに帰ってしばらくはのんびり。19:00頃に夕食を食べに出かける。

 夕食は2日前に行った、"Jozef Burger & Bar"だ。ここのハンバーガが美味しくてまた来たいと思っていたんだ。2日前にも通ったマハネーイェフダー市場を通って向かう。


 2日ぶりの"Jozef Burger & Bar"。

 Mexican Burgerとサラダとビールを注文。

  ハンバーガーはスパイシーでうまい!ビールとよく合う!お酒は弱いので1/2Lで十分さ。

 店内は空いている。こんなに美味しいのに空いているってのは意外だね。

 帰る途中でスーパーに立ち寄る。海外版の日清カップヌードルを買ってみたかったのだ。日清のカップヌードルってどこの国にも置いてある印象で、海外に行く時は現地の日清のカップヌードルを買って食べるというのが密かな楽しみなんだ。

 が、探して見たものの、日清のカップヌードルは置いてなかった。カップヌードル自体は置いてあったから、日清がイスラエルに展開してないっていうことなのかな。ちょっと意外。

 ホテルに戻ってシャワーを浴びて5日目は終了。明日はパレスチナジェリコに行く予定だ。あと、パレスチナで働く友人と久しぶりに会う日だ。とても楽しみ。明日に備えて早く寝ることにしよう。

 5日目終了!6日目に続く!

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6日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)4日目 〜 エルサレム旧市街観光編2

イスラエルひとりたび4日目。この日は9/17(火)

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/17(火)
  [観光] 聖墳墓教会 → [観光] アル=アクサー・モスク → [観光] Temple Mount → [観光] St. Anne's Church, Jerusalem → [観光] Monastery of the Flagellation → [観光] エッケ・ホモ教会 → [観光] Via Dolorosa → [観光] Tower of David → [観光] St. Mark's Church → [観光] The Four Sephardi Synagogues → [観光] 聖ヤコブ大聖堂 → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] 聖墳墓教会 → [ディナー] Mike's Place

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝6:15起床。よかった。今日は寝坊せずに起きれた。

 シャワーを浴びて、7:00に朝食。朝食会場は準備中な雰囲気もあったけど、入口が開いていたので中に入る。他の客はいないようだ。昨日と同じ席に座る。

 メニューは昨日と同じだ。同じでも美味しいので満足。デザートにスイカとケーキがあり、朝からハッピーな気分だ。ちなみにケーキは激甘だった。この甘さは海外の味だね。

 朝食を終えて7:30にホテルを出発。今日も終日、旧市街をめぐる予定だ。LRTでヤッファセンター駅からダマスカス門駅まで移動する。

 LRTの入口にあるカードリーダにカードをかざす。降りるときは特にかざす必要はない。スタッフの人が見てるわけではないので、無賃乗車しようと思えば簡単にできてしまいそうな気もする。完全に性善説に基づいたシステムだ。とはいえ、時々スタッフと思わしき人が抜き打ちでカードのチェックをしているので、それが無賃乗車の抑止力になっているんだろう。

 ダマスカス門に到着。向かうは聖墳墓教会だ。昨日はイエスの墓には大行列ができていたので、今日は早朝にトライするのだ。

 時刻は8:00前ということで、半分以上の店が閉まっている。人も少なく、涼しい風が吹いている。昨日とは違った旧市街の風景だ。


 8:10に聖墳墓教会に到着。
 さすがに行列はできてないだろと思っていたけど、すごい行列ができていた!しかも朝のミサが行われていて、列が進まない状態。見た瞬間に諦めてしまうくらいの状態だった。
 せっかくなのでミサだけ見て行こう。これはこれで貴重なイベントだ。

 動画でも。
 8:30に聖墳墓教会を出て、そのまま神殿の丘へ向かう。神殿の丘も昨日は大行列で諦めてしまったので、ここも朝一で行こうと思っていたのだ。


 神殿の丘の入り口であるモロッコ門に到着!こっちは行列はできてなかった。よっしゃ!

 入口のセキュリティチェックを受けて、木造の橋を渡って神殿の丘に向かう。 橋からは嘆きの壁が見える。上から見下ろす感じになるので、これはこれでいい眺め。

 時刻は9:00前なのに多くの人が壁に向かって祈りを捧げていた。聖墳墓教会といい、嘆きの壁といい、聖地は朝が早いのだろうね。
 神殿の丘の見どころとしてはアルアクサー寺院と岩のドームがある。ただ、どちらもムスリムの人以外は建物内の入場禁止だ。外観を眺めるだけ。中に入って見たかったけど、まぁ仕方ないね。

 アルアクサー寺院。

 水場。一応、ムスリムが体を清める沐浴所として用意されているらしい。柵で覆われていて使えないけど。


 岩のドームに到着!イスラム教の建築物だけあって、装飾も色合いもとても綺麗で見惚れてしまうね。天気もいいので写真も生える。

 本当に装飾が綺麗。


 やはり大半の観光客はこの岩のドームを見学している。私は一人でカメラを構えているので、頻繁に写真を撮って欲しい旨の声をかけられてしまう。快くOK!


 神殿の丘の敷地は広いので、敷地内を歩き回ることができる。とりあえず敷地をぐるっと一周だ。


 そういえば岩のドームムスリムの人が祈っている姿は見かけなかったな。建物の中に入っていく様子もなかったけど、巡礼する人は少ないのかな。一方でアルアクサー寺院には何人か入っていくのを見かけたな。

 神殿の丘にはイスラム教の建物しかないけれど、ここはユダヤ教キリスト教の聖地でもある。

 3つの宗教の聖地が1つの場所にある。不思議な感じもしつつ、ただ、こうして共存しているってことは、やはり宗教というものは互いにいがみ合うものではないということだろうね。そもそもイスラム教とユダヤ教イスラム教は互いに同じ神を信仰しているわけだし。

 互いの宗教は尊重すべきもの。宗教として根本の思想に尊重という文化があるのなら、宗教を信仰する民族はひとえに相手を尊重する文化があるのだろう。

 では、宗教の関心が薄い日本はどうだろう?メディアやSNSを見る限り、相手を敬うという文化が薄い気がしてならない。もちろん見えているのは偏った一部分で、本当は敬う文化があるかもしれないけど。

 尊重するという文化が宗教から来ているとするならば、日本はどこから尊重の文化を手に入れるのだろうか。異物(異国のもの)を尊重ではなく排除しようとしていないだろうか?

 そんなことを想いながら聖地を歩き回る。そういう物思いに耽りながら歩き回れるのもひとり旅の醍醐味。

 神殿の丘の中央に岩のドームがあるので、神殿の丘のどこからでも岩のドームが見える。この建物は本当に映える。


 神殿の丘の入り口はモロッコ門のみだけど、出るときは複数の門から出ることができる。神殿の丘のあとはヴィア・ドロローサを巡ろうと思っていたので、Remission Gate(日本語だと赦免門かな)から出ることにする。

 Remission Gateを出たすぐ先がヴィア・ドロローサの道だ。ヴィア・ドロローサはイエスが十字架を背負って歩いたとされる道だ。

 ちなみに、ゲートの前にはポリスがいたのだけど、ポリスの方から、「どこから来たの?」と声をかけられ、「日本から来た」と答えると、「一緒に写真はいかが?」と誘って来た。ポリスの方から誘ってくるとは意外。もちろん一緒に撮る。ポリスの人と写真を撮れるとは思ってなかったぞ。お礼&握手をして別れる。

 サービス精神たっぷりな方々だ。こういうの、観光客にとっては嬉しいね。とはいえ、防弾チョッキ&小銃という格好は他の場所で見たポリスと同じだ。そこはしっかりしている。

 ヴィア・ドロローサの通りにはいろんな教会が連なっている。まず向かったのは聖アンナ教会(St. Anne's Church)。聖母マリアの母アンナがこの近くに住んでいたと言われており、マリアもここで生まれたとされている。つまりマリア生誕の地だ。



 聖母マリアの生誕の地とされているからか、マリア像がたくさん掲げられていた。

 なんというか、優しい雰囲気が漂っている。
 聖アンナ教会の庭にはベセスダの池という遺跡が広がっている。ここはキリストが病気に悩んでいる人を癒したとされる場所だそうだ。思ってた以上に広い。


 下の写真は鞭打ちの教会(Monastery of the Flagellation)のはず。(自信ない。。。)中には入れなかった。

 エッケホモ教会(だと思う。自信ない。。。)。

 イエスに関する縁の場所を見ながら進む。 
 道中には"VIA DOLOROSA"の表記もあるね。もちろん記念に一枚。

 ヴィア・ドロローサは細い路地のような道にも通っている。道に迷いそうにもなるけど、私と同じようにヴィア・ドロローサを巡る観光客が大量にいるので、基本的にそれについていけば問題なし!

 ただでさえ細い道なのに、大勢の団体客が動いているので、道は人で渋滞しがちだ。しかもそこに車が通ったりするので、少し危なかったりする。

 車と接触したのか、盲目の人が運転手の人と言い合っている場面があったな。確かにこの手のトラブルは多そうなエリアだよな。

 しかし、この道を数千年前にイエスが十字架を背負って歩いていたとは。まさに「全てはここから始まった」という場所だね。

 半ば伝説のような話が、かつてこの場所で実際に行われていたんだ。そしてその場所は数千年という時を経ても、まだここに残っている。
 その場所が今でも残っていること自体がすごいことだし、歴史上の出来事が風化されることなく今に継がれていることもすごいことだ。奇跡という言葉がぴったり合うような場所だ。  

 ヴィア・ドロローサの終点は聖墳墓教会だ。何度も来てるから既に見慣れた光景。

 時刻はちょうど12:00。ちょうどお昼なのでここでランチをとることにしよう。

 とその前に、昨日保留にしていた、ナイトスペクトラムのチケットを予約しにダビデの塔に向かう。友人の予定も気にはしていたけど、結局行かないという選択肢はないので、予約が埋まる前にとっておかないとね。

 土曜日のチケットはまだ空いていた。よかったよかった。時間は21:00からだそうだ。日曜日に出国なので、イスラエル旅行の最後のイベントになるんだろうな。 

 ダビデの塔を出ると偶然周遊バス(?)的なものが通っていたので思わず一枚。こういうアトラクション的なバスも走っているのね。

 チケットもゲットしたので、次はランチだ。シュワルマが食べたかったのでシュワルマを食べれるお店を探して、目についたお店に入ることにする。

 シュワルマの肉はラムとチキンを扱っていたので、ミックスで注文。料理が来た!

 大皿に野菜と肉とたっぷりのマヨネーズ。全部ピタに挟んでかぶりつく。こういう食べ方をしたかったんだ。うまい! ここも昨日の店と変わらず値段は高い。飲み物のコーラを合わせて130NIS(約3900円)。物価を考慮しても、その半額でも高いと思えてしまうくらいなんだが。。。もしかしてぼったくられてる?昨日の件もあったしなぁ。

 ランチの後は、旧市街の南側、アルメニア人地区とユダヤ人地区をさまよう。路地ばかりなので相変わらず道を見失う。そして行こうと思っているところも、注意して見ないと見過ごしてしまうし、そもそも見つからない。

 聖マルコ教会(St. Mark's Church)は改装中な雰囲気で中に入れなかった。

 フルヴァ・シナゴークは見つからなかった。目的地を発見する難易度が高いぞ。。。
 
 目的地を探すために周囲を注意深く見ながら歩き回る。いかにも旧市街って感じの趣のある路地。そんな街並みを見渡しながら歩き回る。これだけでも全然楽しい。
 時刻は14:00くらい、この時期の日中のエルサレムはやはり暑い。汗だくで喉が乾く。休憩がてら甘いフローズンのコーヒーで休憩。
 冷たい!甘い!うまい!思わず一気飲みしてしまう。

 ちなみに、カフェでアイスコーヒーを頼むとこのようなフローズンな甘いコーヒーが出てくる。エルサレムでのアイスコーヒーはこれを指すんだね。

 何も知らずブラックのアイスコーヒーを飲もうと思って注文したら、これが出て来て「あれっ?」って思ったけど、これはこれでとてもありがたい!お代わりしたい(笑

 買ったのはCOFIXというカフェ。エスサレムではポピュラーなカフェみたいね。エルサレムの街でも数店舗見かけたね。

 休憩を挟んで散策の再開。4つのシナゴークは見つけることができた。

 シナゴークとはユダヤ教の集会場のことだ。 観光地というよりかは普通の集会場って感じ。展示物はあるし、入場料も取られたけど、中はそこまで見るところはなかったかな。 10分くらい滞在して4つのシナゴークを後にする。

 さて、次は聖ヤコブ教会だ。ミサが行われる15:00〜15:30の短い時間だけ中を見学できるらしい。ちょうどその時間が近づいてきた。そこに向かおう!

 聖ヤコブ教会はアルメニア正教会。同じキリスト教ながらカトリックとは異なる系統のようだ。

 キリスト教の中にもカトリックプロテスタントといったいろんな宗派があり、アルメニアもその宗派の一つのようだ。直にこういう宗派に触れると、宗教だけでなく宗派についても色々知りたくなってくるね。

 神父は黒づくめの衣装を見にまとっている。一見するとユダヤ教の服装にも見えたのだけどどうなのかな。(下の写真の奥の方に黒づくめの衣装を着た神父が2人います)

 祭壇は私の知っている教会の祭壇ではない。少なくとも十字架は見当たらない。宗派の違いによって祭壇の形も変わるのだろうか。やっぱり、宗派の違いについても知りたくなってくる。この装飾もとても綺麗。



 見学客は多く、見学スペースも広くはないことも相まって、少し窮屈な感じ。ミサの間は写真を撮りにくい雰囲気だったので、ミサが終わるまでしばし見学。椅子に座って見学できたので、立ち疲れはなかったけど、その代わり少しうとうとしてしまった。

 15:30すぎに聖ヤコブ教会を出る。まだ時間があったので、旧市街の南側、ジーク門を出たところにある鶏鳴教会に向かうことにする。鶏鳴教会は聖書の一説にある、弟子のペテロが鶏が鳴く前に3度「イエスのことを知らない」と言った場所と言われている。

 ジーク門の付近には、鶏鳴教会の他にも、マリア永眠教会やダビデ王の墓があるんだけど、これは時間的に厳しいかな。7日目にまた旧市街をめぐる予定だからその時だな。(下の写真はジーク門。道幅は狭いけど一応車も通れて、写真にも通行中の車が写ってます。)

 時刻は夕方の時間になりつつあるけど、相変わらず暑い。水は持ち歩いているけど、歩き回っていると味のある飲み物が無性に飲みたくなってくる。下の写真の飲み物はエルサレム滞在中に買いまくったお気に入りの飲み物。グレープフルーツジュース。うまい!

 ジーク門から10分〜15分くらい歩いて鶏鳴教会に到着!



 鶏鳴教会は団体客で混雑していた。観光バスが何台も止まっていて、駐車場に入りきらないバスが駐車場の前で空き待ちをしているくらいだ。


 鶏鳴教会には展望台があって、旧市街の南側に広がる街を一望できる。とてもいい眺めだ!

 パノラマでも。

 鶏鳴教会は展望台からの眺めも良かったけど、教会内の絵画もとても美しかった。イスラエルで見た教会の中では鶏鳴教会の絵画が一番綺麗だと思った。




 聖堂には一面のステンドグラスと絵画。椅子に座って一面のステンドグラスと絵画を眺める。これは本当にずっと見ていられるような美しさ。


 鶏鳴教会の敷地には、2000年前のものとされる石段がある。イエスがこの石段を歩いた可能性があるとかないとか。当然ながら一般人はそこを歩くことはできず。写真には写ってないけどしっかりとロープが引かれてガードされている。

 鶏鳴教会を見終わった時点で時刻は17:00だ。他の施設も閉まっている時間だ。旧市街の中の施設は大体見れたので、ほぼ予定通りに見れているのかな。エルサレムはあと2日間歩き回る日があるけど、それは旧市街の外壁部を見る感じかな。後はイスラエル博物館。 さてさて、ホテルに戻るには時間的に早いので、改めて聖墳墓教会に行くことにする。きっと混んでるとは思うけど、ダメ元でイエスの墓に並んでみようかと。

 聖墳墓教会に行って見ると、予想通り大行列。ミサはまだやっていないようで、列は動いているように見える。ミサまでに見学できるかもと一縷の望みを持って並んで見たけど、並んで30分くらいして、ついにミサが始まってしまった。ミサは始まってしまうと少なくとも30分以上は待たされてしまう。この時点で並ぶのは諦め。歩き疲れている中で、ミサが終わるまで待つのは嫌だ。(写真はイエスの墓の裏側から撮ったもの)

 こうなったら、最終日の朝一で向かってやる!聖墳墓教会は朝5:00から開いているから、その時間にいけば流石に並んでないだろう。

 せっかくなので、聖墳墓教会内を再度散策。相変わらずすごい人だ。



 聖墳墓教会をでて、ダマスカス門からのんびり歩いてホテルに戻る。 夕食はMike's Placeというお店に。昨日のお店に行こうとも思ったけど、2日連続ってのもね。せっかくだからいろんなお店に行ってみたいしね。

 ハンバーガーとイスラエルのビールを注文。(メニュー名やメニューの写真をとるの忘れた。。。)


 オープンテラスの席でビールを飲みつつハンバーガーにかぶりつく。うまい!向かいの席には犬を連れた2人組のカップルが座っている。1人でビールを飲んでいる人もいる。なかなか賑わっている。

 ホテルへの帰り、メインストリートは賑わっている。夜になっても一通りは多く、明かりもちゃんとついているので、危ない雰囲気はない。女性の一人歩きや子供連れの家族の姿も結構見かける。

 ストリートミュージシャンのライブがあったので少し立ち止まって見学する。時々、ストリートミュージシャンの演奏に合わせて、飛び入り参加で一般の人が歌ってたりしている。そのスタイルにはびっくり。

 飛び入り参加で歌った人の中で、めちゃくちゃ歌がうまい女性の方がいた。本当に綺麗な声で、プロの人なんじゃないかと思ってしまうくらいだ。そしてその女性は歌い終えると、すぐにその場を去ってしまった。その去り方もカッコよかった。

 ホテルに戻りシャワー。暑い中、一日中歩き回ったので身体中がベトベトだ。

 昨日今日と旧市街を歩いて、旧市街で見たいと思ったものは最低限見ることができた。旧市街を巡るのは予定ではあと1日。あとは時間の許す限りで見たいところを歩き回ろう。

 明日はパレスチナベツレヘム観光だ。初パレスチナ。どんな世界なんだろう。楽しみだ。寝る前に、バスの乗り場を再確認しておこう。

 4日目終了。5日目に続く!

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5日目以降のお話はこちらからどうぞ! 

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)3日目 〜 エルサレム旧市街観光編1

イスラエルひとりたび3日目。この日は9/16(月)

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

 この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/16(月)
  [観光] Napis I Love Jerusalem → [観光] Jaffa Gate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] The Lutheran Church of the Redeemer → [観光] 嘆きの壁 → [観光] The Burnt House(הבית השרוף) → [観光] Cardo → [観光] Tower of David → [観光] DamascusGate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] マハネ・イェフダ市場 → [ディナー] Jozef Burger & Bar

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

 朝8:45起床。やってしまった、思いっきり寝坊した。。。一瞬で目が覚めて飛び起きしてしまうくらい。アラームが鳴った形式があるんだけど、止めた記憶が全くない。 

 9:00にはホテルを出れたらいいなくらいに考えていたんだけど、その時間に起きるという失態。速攻でシャワーを浴びて出発の準備&朝食。ホテルの朝食の時間が何時までかは把握してなくて、ダメ元で朝食会場に行って見たけど、かろうじて空いていた。助かる。

 スタッフにルームNoを伝えて席に座る。自分以外に誰もない。

 朝食はビュッフェ形式。パン、付け合わせ、おかず、それぞれが数種類用意されていて豪華だ。ベジタリアンな料理なのか、肉料理はない。

 どれもパンにあう料理で、パンに乗せて食べるといくらでも食べられそう。メニューは毎日ほぼ固定だったけど、毎日食べても飽きない美味しさ。オリーブとオリーブのペーストが私のお気に入りだった。


 本当はゆっくり食べたかったんだけど、早く出発したかったので駆け足に食べて、すぐにホテルを出る。

 いい天気!昨日ほどには暑くない。写真を撮りつつ旧市街に向けて歩く。街は茶色い岩の壁のような建物で作られている。旧市街との景観を意識しているのだろうか。

 ホテルから旧市街までは近い距離にある。歩いて15分くらいかな。旧市街の外壁が見えて来た。

 旧市街の手前に"I Love Jerusalem"のモニュメントを発見!こういうのあるよね。そして写真を撮りたくなってしまうよね。

 そのままヤッフォ門に向かって城壁に沿って歩く。右手は道路、左手には城壁。壁の向こうに人類の半数近くの価値観の基になった聖地が広がっていると思うと心が踊る。天気もいいので写真も映える。

 ここがヤッフォ門。聖地の入り口だ!


 ヤッフォ門を入って右手にはダビデの塔があり、そこも大きな観光スポットだ。もちろんここも見るつもりだけど、まずは聖墳墓教会だ。聖墳墓教会はイエスの墓がある教会でキリスト教の聖地だ。とりあえず、ダビデの塔を写真に収める。(ダビデの塔の入り口の門だけ)

 聖墳墓教会に続く道には市場が広がっている。昨日のテルアビブのカルメン広場のような雑然さ。活気付いていていい雰囲気。

 道が細く入り組んでいるので、すぐに道がわからなくなってしまう。地球の歩き方の地図も、GoogleMapも役に立たないくらいの道の入り組みようだ。道にある案内板を頼りに進んでいく。

 ちなみに、上の写真にある"Church of the Holy Sepulchre"が聖墳墓教会だ。

 聖墳墓教会に行く道はいくつかあるけど、下の写真はその道の一つ。右側の小さな門をくぐった先に聖墳墓教会がある。偉大な聖地に至る入り口の門がこんな小さいものなんて不思議な感じもするね。

 聖墳墓教会に到着!


 ここは、かつてイエスが処刑されたとされるゴルゴダの丘の場所と考えられている場所だ。イエスの墓の他、様々な聖堂などがある。

 教会の入り口にはイエスの聖骸に香油を塗ったと言われている場所がある。そこには祈りを捧げる人、香油を体に塗る人、手紙に浸している人などがいる。私も周りに倣って手を添えて額につける。雰囲気でそれっぽくね。(写真はこの場所で祈りを捧げられていた時に撮った写真)


 香油のある場所を左に進むとイエスの墓がある。大きな箱のような建物だ。建物の中は小さな墓石が置かれていて、一般の人も入れるようだ。

 が、ものすごい行列!パッと見て1時間以上は並びそうな雰囲気だ。そりゃここにキリスト教の始祖が眠っているんだもんね。並んで見たくはなるよね。中に入るつもりだったけど、これは後回しにしよう。

 イエスの墓は外観だけ眺めて次に進む。次に行くは聖ヘレナ聖堂。ここは絵画がとても綺麗。イエスの墓は巨大な箱という感じで絵画が描かれていたわけではない。一方で聖ヘレナ聖堂は絵画で飾られていて見てて綺麗だ。これも惹かれるものがあるね。


 イエスが十字架に張り付けられたとされる場所も聖墳墓教会内にあり、今はそこで祈りを捧げられる場所になっている。やはりそこは大行列。さすがに私は祈りを捧げるつもりはなかったので、少し離れたところからその光景を眺める。

 やはりキリスト教徒の人はここで祈りを捧げたいと思うんだろうね。ただ、ここで何を祈っているのだろうか。神社でするような願掛けに近いものなのか、もしくは、それこそ審判の日に神の国に行けるように祈っているのだろうか。それはすごく気になってしまう。


 天井や壁面には鮮やかな装飾や絵画が描かれている。旧約聖書にある、アブラハムが息子のイサクを神への生贄に捧げようとする場面も描かれていたな。絵画を見て聖書のこの一説だと気付けるのも事前に予習をしたおかげだ。やっぱり事前に予習しておいてよかった。

 ここにキリスト教の始祖が眠っていて、こういう歴史に想いを寄せていると、全身にこみ上げてくるものがあるね。雰囲気も神聖な感じがするからだろうか、より一層感受性が高まっている気がするね。

 聖墳墓教会で1時間くらい滞在していたのかな。ずっと見たいと思っていた場所に来ることができて、心が満たされている。やはり、行きたいと思ったところに、行きたいと思えているうちに行くって大事なことだね。旅の日程自体はまだまだ序盤だけど、すごく満たされた気持ちだ。

 聖墳墓教会を出たところで、大きな十字架を持った人と神父が大勢の信者(?)を連れて聖書の一節を読んでいる。これもキリスト教の活動の一つかな?もしくは何かのツアー?

 聖墳墓教会を出たところには"Lutheran Church of the Redeemer"(贖いの教会)があり、立ち寄って見る。パイプオルガンの音色が響いている。聖墳墓教会のそばにあるにも関わらず、中には私以外に一人しかいない。

 席に座ってパイプオルガンの音色に耳を傾ける。教会内の壁に反響して本当に心地よい音色となって耳に入る。教会とパイプオルガンの組み合わせっていいよね。ただ、オルガンは見当たらないので、おそらくは録音なのだろう。それはそれでいい。

 聖堂には、ただ祭壇だけが置かれている。建物自体は大きい方だと思うけど、中はとてもシンプルだ。休憩も兼ねて10分くらい、のんびり座って雰囲気を味わう。

 次に向かうは神殿の丘だ。イスラム教第3の聖地、岩のドームがある場所だ。相変わらず道が入り組んでおり、GoogleMapや地球の歩き方の地図は役に立たないので、道中になる看板を頼りに進む。とりあえず嘆きの壁("Western Wall")に向かって進む。

 嘆きの壁は、地球の歩き方には"Wailing Wall"と書いてあるんだけど、おそらく正しくは"Western Wall"なのだろう。旧市街の案内はどれも"Western Wall"という表記だ。ただ、"Wailing"も「嘆き」という意味だから間違ってはいないと思うけど。

 嘆きの壁への入り口には手荷物検査場があり、検査を受けてから中に入る。嘆きの壁だ。

 よく見ると、男性は小さな帽子(キッパ)を被っている。ユダヤ教の男性がかぶる帽子のようだ。ユダヤ教の男性の方は黒い帽子、黒いコート、黒いズボンという認識だったので、これは知らなかったな。

 嘆きの壁は男女で祈る場所が分かれており、壁の左側は男性のエリア、右側は女性のエリアだ。中央に仕切りが入っており、男女が一緒に祈ることができない。男性用の入り口と女性用の入り口と用意されているんだけど、初めそれに気づかず、右側の女性のエリアに入ろうとして注意されてしまった(笑
(わかりにくいけど右側に女性用の入り口がある。男性用の入り口は切れちゃって見えない。。。)

 なにやら中央の仕切り付近に男性と女性が集まっていて、賑やかに物を投げあっている。これはなんだろう。何かの儀式だろうか。これはこれでなんか面白い。

 男性用の入り口には貸出用のキッパが置かれている。ここはユダヤ教の聖地、郷に行っては郷に従えで私もキッパを被って祈りのエリアに入る。

 パッとみた感じ、祈りのエリアにいる人の半分近くが観光客って感じ。カメラは制限されてないので、迷惑にならない程度に写真に収める。

 ユダヤ教正統派の人が壁に向かって聖書(もしくはトーラかな?)を読んでいる。片手で本を持ち、もう片方の手は壁に触れている。そういう人を結構見かける。そういう祈り方なのだろうか。

 私も周りの方に倣って壁に手を添える。ユダヤ教に馴染みのない私にとってはなんてことはないただの壁なのだが、これがユダヤ人の悲願の地だと思うと感慨深い気もしなくはないね。

 嘆きの壁の一部は建物内にも続いていて、建物の中でも祈りを捧げている人がいる。本当に宗教の教えに基づいて行動している人たちなのだろうな。宗教に寛容な日本人からすると不思議な光景に見える。


 建物の中には本棚が置かれており、そこにある本は一般の人も自由に手に取ることができる。
 一冊手に取ってみる。 古そうな本だ。

 表記はヘブライ語。さっぱりわからない。後日、ヘブライ語がわかる友人から、これは安息日の祈りが書かれているとのことだった。なるほど〜。
 こういう宗教色が強い場所に来るとその度に思うんだけど、宗教に基づく行動をしている人たちは、宗教の教えと現代のテクノロジーとどう切り分けて考えているんだろうか。本当に創造主を信じているのか、それとも心の拠り所、民族意識として考えているのだろうか。

 話ができるタイミングがあれば聞いてみたい気もしつつ、きっとタブーな質問である気がしてならない。どうなんだろうね。

 嘆きの壁を一通り見て、時刻はお昼すぎ。嘆きの壁の近くに神殿の丘に行ける入場ゲートがある。なので次は神殿の丘に行こうと思ったけど、神殿の丘は入場時間が午前と午後で設定されていて、今はちょうど境目の時間。

 午後の入場時間まで1時間ちょっとある。お昼を食べて時間を潰そう。

 近くを歩いて目に止まったお店に入る。

 店員さんのオススメのケバブとピタとサラダのセットを注文。サラダはセルフサービスだ。
 美味しかったけどこれで100NIS。物価が高いのはわかってるんだけど、やっぱり高いと思ってしまうなぁ。感覚的には40NIS(1200円)くらいが相場な気もするんだけどな。

 お昼を食べて、時間もちょうどよく午後の入場開始時間になってきた。神殿の丘の方に向かう。が、そこには驚くほどの大行列!一瞬でこれは並ぶのは無理だと思えてしまうくらい。
 この行列、思わず動画でも撮ってしまった(笑

 朝は7:30から入場できるということなので、これは明日の朝一に行くのが賢明だろうね。ということで明日に回そう。

 今日はダビデの塔を見ておこうと思っていた。嘆きの壁から旧市街の南側、ユダヤ人地区を通って戻ることにしよう。

 行こうと思っていた神殿の丘をやめた分、時間には余裕がある。色々と気になるところを寄り道しながら進んで行く。


 バートンハウスという紀元前時代の邸宅跡を保存した施設があり、そこに寄ってみることにする。

 中を見ようと思ったが、ガイドの時間が14:30からなので、それまで待つように言われてしまった。今の時刻は14:00過ぎ。30分近く待つことになるので、今回は断念。ダビデの塔を見ようと思っている中で、時間が中途半端になってしまう。翌日以降で時間があればリトライしてみようかな。

 そういえば、受付の人から「学生か?」と聞かれた。そんなに若く見えるかな、もう30歳をすぎているんだが(笑

 次に向かうはカルドだ。カルドは6世紀に作られた地図にも載っていたとされる歴史のあるメインストリートだ。相変わらず道がめちゃめちゃに入り組んでいるので方向感覚がわからなくなるし、GoogleMapや地球の歩き方の地図が全く役に立たない。

 道中にある地図を発見するたび、今の場所と大まかな進み先を確認しながら進む。 


 カルドに到着!写真の右側にある門がカルドの入り口だ。入り口付近の壁には小さなパッチワーク(?)で作られたダビデの旗(?)が飾られていた。アートの1つかな。

 おしゃれでかわいい。

 カルドの中は過去の遺跡が残りつつも、基本的にはお店が連なっている。1000年以上を経ても変わらず市場としての役割を担っているようだ。 

 何を買うわけでもないので、カルドの雰囲気だけ感じつつカルドの通りを抜ける。お店があったかと思うと、すぐ隣に遺跡があったりする。見るにまだまだ発掘中な雰囲気。どうなんだろ?

 絵画的なものも。


 カルドを抜けてダビデの塔へ向かう。今日の残りの時間はダビデの塔を見学するつもりだ。

 ダビデの塔の前にはポリスの人たちが楽しげに談笑している。旧市街の中でも頻繁にポリスの人を見かけた。おかげで、旧市街の中ではそこまで警戒せずに安心して歩き回ることができた気がするなぁ。とはいえ、彼らも防弾チョッキに小銃という重装備。いつでも有事に対応できる格好だ。

 ダビデの塔では夜にナイトスペクトラムというプロジェクションマッピングのイベントが毎夜開催されている。もちろん観るつもりだ。

 受付の方にナイトスペクトラムのチケットを買いたいというと、次にチケットが空いているのは土曜日と言われ、それまでは満席とのことだった。土曜日は友人と会う予定でもあったので、ひとまずこの場では買うのをやめる。友人と調整しよう。

 ダビデの塔は建物それ自体は遺跡だけど、中は博物館になっている。ダビデの街が生まれてから現在に到るまでの豊富な展示だ。行きの飛行機で予習したおかげで、ざっくりとした予備知識は付いていたので、その知識とヒットする展示がいくつかあった。やはり事前の予習は大事。


 しかし、改めて歴史を見て見ると、イスラエルという国やユダヤ人は本当に悲劇の連続だったのだな。故郷を追われたり、奴隷にされたり、自身の宗教を信仰するのを禁止されたり、その繰り返しの歴史だったんだな。

 そんな悲劇的な状況だからこそ、現世以外に救いを求めていたんだろうな。その救いとしてユダヤ教が生まれたんだろうね。

 イスラエルは選ばれし民で、イスラエルの民は約束の地に住み最後は救われるという、未来に希望を持てる思想がユダヤ教だ。逆にそういう思想でないと生きていられなかったんだろうな。そんなことを思いされられる。

 イスラエルの歴史の展示なので宗教に特化した展示ではない。キリストについても、ナザレのキリストという一段落にまとめられていた程度だった。下の写真がそれ。

 ユダヤ教からなぜキリスト教が生まれたのか知りたくなってきたな。確か以前読んだ「日本人のための宗教言論」に書かれていた気もするが、忘れてしまったな。日本に帰ったら読み直してみようか。 

 ダビデの塔の建物自体も、そこから見える旧市街の街並みもなかなか絶景!


 中央に聖墳墓教会、右側に岩のドームが見える。この雑然とした感じ、まさに歴史ある旧市街って感じだ。

 せっかくなのでパノラマでも。


 1時間半くらい見学して、16:00にダビデの塔を出る。本当はもっとじっくり見たかったんだけど、閉館時間が16:00までなので仕方ない。最後は駆け足で見る感じになってしまった。見学時間としては2時間は欲しいね。

 ダビデの塔を出たところで、近くに腰を下ろしていた初老の男性が話しかけてきた。どうやら私が日本人に見えたようで、私が「日本人だ」と答えると嬉しそうに色々話しかけてきた。

 なんでも、その初老の男性には娘さんが2人いて、どちらも日本に短期留学した経験があるそうだ。2人とも大学生で、今はイスラエルパレスチナの大学にそれぞれ通っているが、一時期、一人は東京に、もう一人は埼玉の大学に通っていたそうだ。私が東京や埼玉の地名を挙げると、「その地名は聞いたことあるよ」と嬉しそうに話してくれた。

 私が後日、ベツレヘムとエリコに行くことを話すと、車で案内してあげようかと誘ってくれたけど、さすがにそこはお断りした。お話は楽しかったし、誘いはありがたい話だけど、信用していいかは判断できないし、トラブルになるのも嫌だしね。

 旧市街は大抵の施設が16:00で閉まってしまうので、旧市街を観光するのも16:00というのは一つの区切りの時間のようだ。観光客も旧市街から出る方向に向かって歩いている。私としてはもう少し旧市街を散策して見たかったので、どこに行くわけでもなく歩いてみることにする。

 旧市街はほぼ入り組んだ細い路地な道か、露店が並ぶ道かのどちらかだ。散策がてら、早いけど自分用のお土産のショットグラスとピンバッチを購入することにしよう。

 このタイミングでどっちもゲットしたんだけど、実はピンバッチはぼったくられてしまった。。。

 大抵のお店でショットグラスは扱っていたんだけど、ピンバッチを扱っている店は全然見つからなくて、ようやく見つけたお店で、1つ50NISで買ってしまった。(1つ1500円くらい!)

 確かに値段を言われたときは高いなと思った。だけど、それは物価が高いからが故で、ぼったくられているとは思ってなかったんだよなぁ。他で見つからなかった分、ここで買わなきゃ買えないという気持ちになってしまって買ってしまったんだよなぁ。

 でも、ピンバッチが全然見つからなかったのは本当で、エルサレムでは売ってないんじゃないかと思ってしまったくらいだ。ピンバッチは絶対買いたいという思いだったので、買うしかないと思って買ってしまったけど、冷静に考えると、この段階で買う必要は全くなかったんだよな。エルサレムの街にはあと3日は滞在するんだし。

 ドバイでもぼったくりにあってそこでも反省したんだけど、その反省が活かされてないなぁ。

 ちなみに、後日、別な店でピンバッチを扱っている店を発見したんだけど、そこでは1個10NISで売られていた。つまり私は5倍の値段で買ってしまったということだ!

 物価が高いとはいえ、5倍の値段は流石にありえないよな。物を買うときはまず落ち着くということ、こういうときは迷ったらNoという精神かな。

 とりあえずは反省だな!損した金額以上の教訓として心に刻んで置いて、あとあと良い出来事だったと思えるようにしよう。損したといえど、たかだか数千円程度!金銭的なダメージは少ないからな!(とはいえ、「やられた!」という精神的なダメージは大きいんだけどね。。。)

 自分用のお土産を買って、時刻は17:00くらい。ホテルに戻るにはまだ早い時間かな。この時間でも見学できる施設がないか改めて「地球の歩き方」を眺めていると、朝に行った聖墳墓教会は21:00までやっていることに気づく。これはいい。イエスの墓を見れなかったので、そこを見に行くことにしよう。

 教会の中に入って見ると、ちょうど夕方のミサが行われていた。キリスト教の聖地で行われるミサ。貴重な時間に立ち会うことができた。

 動画でも。


 イエスの墓には相変わらずすごい行列ができていた。時間に余裕があるので、今度はその行列に並んでいたけど、待っても待っても一向に列が進まない。どうやらミサが行われている最中はイエスの墓の見学は中断されるようだ。しかもその行列は整列されているわけではないので、密集していてとても暑い。30分くらい並んでいたけど、一向に進まないこの状況に我慢できなくなって列から出てしまった。

 行列待ちというのは苦手だ。明日の朝一で行こう。ミサはまだ行われていたので、しばしミサを見学。1回のミサは何分くらい行われるんだろう。1時間近くはやっている気がするなぁ。ミサの途中で聖墳墓教会を後にする。

 ダマスカス門を通ってダマスカス門の前にあるLRTに乗ってホテルに戻る。


 ホテルに戻ってきたのが、18:45くらい。ちょうど夕食時だ。夕食は"Jozef Burger&Bar"というハンバーガのお店に行くつもりだ。

 なんとなくお店の方向に向かって歩いていると、大きな市場を発見したので、そこを通ってみる。あとあと調べてみると、「マハネ・イェフダ市場」という「地球の歩き方」にも載っている市場だった。肉や野菜が売られている一方で、Barも隣接されているようで、夜の時間になってもかなりの賑わいだ。活気があって、歩いているだけでの楽しい雰囲気を味わえる。

 "Jozef Burger&Bar"に到着!カウンターの席に座る。なかなかおしゃれなBarだ。一人で食事をしている人もちらほらといたね。

 エルサレムのビールとハンバーガーを注文。ハンバーガーは"Classic Jozef Burger"の240gを頼もうとしたら、"Angus Burger"の方が同じ肉量で豪華なのでオススメと勧められたので、そちらを注文。

 ビールを飲みつつ今日撮った写真を眺めていると、割とすぐに料理が運ばれてきた。

 美味しかった!ビールによくあう!思いっきりハンバーガにかぶりついては、そのままビールをがぶ飲み。1/2Lのビールを頼んでいたけど、もう1杯頼んでもいいなと思えるくらい。

 お酒は弱いので、ビールのおかわりはやめたけど、本当にビールによく合うハンバーガーだった。明日もまた来ようかな。

 ホテルに戻って、シャワーを浴びたらなんだかんだでもう23:00過ぎだ。今日はもう寝よう。明日も引き続き旧市街の散策だ。明日も楽しみ。

3日目終了!4日目に続く!

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4日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)2日目 〜 テルアビブ観光編

イスラエルひとりたび2日目。この日は9/15(日)

イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/15(日)

 ベン・グリオン国際空港 → [駅] 中央駅(Savidor Center) → [観光] テルアビブ港(Old Tel Aviv Port Area) → [ランチ] Hummus Asli → [観光] ディゼンゴフ広場(כיכר דיזינגוף) → [観光] カルメル市場 → [観光] シャローム・タワー図書館 → [カフェ] Anita - Shabazi 40 → [観光] Suzanne Dellal Center for Dance and Theater → [観光] The Clock Tower → [観光] マフムーディーヤ・モスク → [観光] St. Peter's Church → [観光] Ramses Gate → [観光] Wishing Bridge → [駅] Tel Aviv Central Bus Station 6 Floor → [駅] Central Station → [ホテル] Paamonim Jerusalem Hotel → [ディナー] Rimon Cafe

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
 9/15(日)の日記は イスラエル入国から。空港はとても綺麗でおしゃれ。私が今まででみた空港の中でもトップクラスでおしゃれ。

 街に出る前にまずは両替だ。3万円分を交換する。960NIS(シェケル)くらい。1NISで約30円くらいか。

 今までの旅行先だとだいたい1万円分を両替すれば十分だったけど、イスラエルは物価が高い国だし、バスやタクシーを使っての移動を多用する予定だったので、いつもよりも多めに両替しておくのだ。

 両替所の隣にTRAINの案内を発見!テルアビブの中心部までは電車で行くので、ここから行けば大丈夫だね。

 電車に乗る前に、まずは空港内の探検だ。少なくとも空港の外観は撮りたい!外に出て空港の外観が撮れるスポットを探す。

 が、なかなか良さげなスポットが見当たらない。 色々歩き回って、それっぽい写真を撮れたのがかろうじてコレ。ちなみに駐車場から撮った一枚。

 テルアビブは思ったよりも暑くない。とはいえ、20度後半はありそうな気温だから暑いことには変わりないんだけどね。大きなリュックを背負って歩くにはキツイ気温だな。。。

 日差しが強いので、空港内に戻って日焼け止めを塗る。ついでに空港内も散策。

 さてさて、空港を散策できたことだし、電車に乗ってテルアビブ中心部に向かおう。さっきのTRAINの案内板の所へ向かう。案内板の側には電光掲示板もあるので、電車の時間がわかってありがたい。表記は英語とヘブライ語だ。

 案内板の指示する方向に向かうと、券売機を発見!
 切符の買い方は事前にネットで調べていたので、なんとなくはわかる。画面の表記を英語表記に設定して(元はヘブライ語で表示されていた)、CentralStation駅までの切符を買う。問題なくゲット!

 券売機の近くにスタッフの人がいたので、乗り場とホームの番号を聞く。乗り場は少し離れた所にあるようだ。そしてホームは2番とのことだ。

 ホームには大勢の人。2番ホームと言われていたが、念のため行き先をGoogleMapで確認しておく。Destinationの"Nahariya"を調べてみるとどうやら行き先の方向は一致してそうだ。2番ホームから乗れば大丈夫そうだね。

 多くの人が電車に入ってきたので、当然ながら車内では立ち。車内は向かい合った4人ボックス席。上にコンセントがついている。電車内にコンセントが付いているなんていいね。

 ちらほらとユダヤ教正統派と思われる、黒いスーツと黒い帽子をかぶっている人を見かける。生で見るのは初めてだ。

 あとは重装備をしたポリスの人たちも沢山いた。ポリスは防弾ベストを着て肩には小銃をぶら下げている。街中で小銃を持った人を見るのは初めてだ。初めてみたときは、これは本当の銃なのかと疑ってしまった。さすがイスラエル。というか、これは別におかしな話ではないんだろうね。

 電車は20分くらいでCentralStationに到着!


 テルアビブはヘブライ語で「春の丘」を意味しているらしい。大都市なだけあって、街中も普通にきれい。

 まずはシェアサイクル"Tel O Fun"を借りる。GoogleMapで"Tel O Fun"と打つとステーションが出てくる。街の中のいたるところにステーションがあるみたいね。こんな感じ。
 

 駅の近くにステーションがあるのは事前に調査済み。ステーションを発見!

 ネットで利用の仕方は調べていたので使い方はなんとなくわかる。流れに任せていたらレンタルができた。クレジットカードだけで借りることができて、アプリとかは不要なので、とても利用しやすい。これはいいね!ちなみにカードの登録料を含めて、1回の利用で17 NIS

 シェアサイクルなので自転車の質はいいとは言えない。とは言え、歩いて行くよりも断然早いので全く問題にはならないけどね。

 自転車を漕ぎつつ街の景色を眺める。想像していた通り、テルアビブの街は都会だ。良くも悪くも、見たことありそうな気がする街並みが広がっている。

   自転車を漕いでいる人はちらほら見かけるけど、みんな歩道を走っている。テルアビブでは自転車は歩道を走ってもOKなのかな。確かに道路には自転車レーンが敷かれているわけでもない。他の人に倣って、私も歩道を走る。

 日本でもあまり自転車には乗らないので、自転車に乗ること自体が久しぶりだ。しかも異国の地。イスラエルの自転車ルールも知らない中での移動なので、少し慎重になって移動する。

 テルアビブ港に向かって走る。海に向かう道は結構な上り坂だ。荷物を持って自転車を漕いでいる自分にはなかなか大変な道だ。

 30分程度走ってテルアビブ港に到着。近くのステーションに自転車を止めて散策開始だ。テルアビブ港は海水浴ができるエリアとショッピングエリアに分かれているようだ。


 なぜか人はほとんどいなかった。日曜日で天気が悪いわけではないのだけど、なんかもの寂しい感じ。これはちょっと意外。

  こういう人が集まりそうな場所なのに人がいないってのは、なんか不思議な感じ。歩いていてもあまり気持ちが乗ってこない。せっかく来たけど、一通り歩き回っただけで終わってしまった。ショッピングとか興味ないし、一人で海水浴ってのも寂しすぎるしねぇ(笑

 時刻は11:00。なんか疲れを感じる。やっぱり機内泊だと体は休まらなかったかな。なんというか、体調が悪いという感じのダルさだ。とりあえず、栄養のあるものをちゃんと食べよう。少し早いけどランチにしようか。

 ランチのお店は特に決めてなかったけど、「地球の歩き方」に乗っているお店とGoogleMapを駆使して、近くにある「Hummus Asli」というお店に行くことに。「地球の歩き方」曰く、フームスが美味しい店だそうだ。テルアビブ港から歩いて10分くらい。 

 お店に到着!店のそばには「Tel O Fun」のステーションがある。これはいいね。お昼を食べた後は、これに乗ってネヴェツェデク地区に行くことにしよう。

 お昼の早い時間ということで店にはお客は誰もいなかった。店員さんはテイクアウト用の食事を作っている最中のようで、店内のテーブルにはテイクアウト用のランチボックスが山積みになって置かれている。

 店はヘブライ語表記。英語のメニューがあるか聞いてみると、あるとのことだったので、このお店で決定!

 フームスとファラフェルを注文。フームスはひよこ豆のペースト、ファラフェルはひよこ豆のコロッケ。どちらも有名な中東料理で、フームスとファラフェルの組み合わせはテッパンだ。

 料理が到着!ピタも付いてきた。ピタとファラフェルをフームスにつけて食べる。美味い!!すっぱいピクルスも疲れた体にはありがたい!!

  フームスはドバイで食べたことがあるので、久しぶりという感じがしないね。

 フームスは一人で食べるには量が多く、少し残してしまった。美味しいのは間違い無いんだけどね。ただ、個人的には飽きがくる味なので、満腹じゃなかったとしても完食はなかなか難しいかも。。。

 お店を出て「Tel O Fun」を再度借りる。先ほどカードの登録をしたので今度は登録無しに使えると思ったけど、再度登録を求められてしまった。何でだ?

 借りる以外の選択肢がないので、仕方なく借りたけど、登録料を余計に取られてしまったな。うーん、なんでじゃろ?

 自転車に乗って南下。ディゼンコブ広場を通ってカメルン市場へ向かう。お昼を食べて休憩しても、いまいち疲れは回復してない気がする。移動と、暑さと、大荷物と、色々疲れる要因が重なっているからなんだろうな。今日は早めに休むとしよう。

 ディゼンコフ広場は中央に噴水のある広場だ。ルートの途中にこの広場があるのを発見したので、なんとなく寄ってみたのだけど、噴水のあるだけのただの広場だった。

 カルメン広場のそばのステーションに自転車を止めて、カルメン広場を散策する。

 ここはお土産も食材も日用品も売っている、ごった煮的な市場だ。狭い通路の両側に所狭しと商品が並ぶ。大きな荷物を持った私ではお店の中には入れないくらいの狭さだ。


 特に何も買う予定はなかったけど、ショットグラスを見つけたので、自分へのお土産としてゲット。正直、気にいるデザインではなかったんだけど、これを逃すとテルアビブのショットグラスを買えない気もしたので、買わないよりかはマシってことで。 

 カルメル広場を後にして、次はロスチャイルド通り、シャロームタワー、ネヴェツェデク地区を見る。この地帯は世界遺産になっている白い家並みが広がっているとのことだ。

 が、全然わからなかった。。。というか、体のダルさで楽しむ気持ちが失せて来て、まぁいいかなって気分になっていた。よくないね。体調管理はしっかりしなきゃ、、、

 シャロームタワーは中に展示がされているということだったが、観光で見るような展示じゃない印象。地球の歩き方にも乗っていたから、博物館的なものを想定していたんだけど、フロアの一部や壁面に展示がされている程度のものだった。サッとみてサッとでる。(写真すら撮ってなかった。。。)

 私の探し方が悪かっただけで、本当はちゃんとした展示があったんだろうか。。。

 ネヴェツェデク地区に入って来た。


 ネヴェツェデク地区はアートな店が立ち並ぶ一帯のようだ。地球の歩き方には「個性派アーティストが集まる注目スポット」で紹介されている。ただ、私のようなショッピングに興味のない人間にとっては、あまり見るものがないので、素通りって感じだ。

 ネコを発見!思わず一枚。どの国であってもネコはカワイイ。

 どこかのサイトでネヴェツェデクは代官山と似たような雰囲気があると書いてあったが、なるほど、確かにそう思えなくもないかな。


 ネヴェツェデク地区ではアニータというジェラード屋に立ち寄る。人気のジェラード屋らしい。これも地球の歩き方情報。

 疲れた時には甘いものということで、大サイズのコーンで注文。ピスタチオ、ベイジンチョコレート、ストロベリーの3種を注文。お店の外で食べる。甘くて冷たくて美味い!!

 やっぱり甘いもの大事だ。なんか疲れが取れて来た気がするよ(笑

 ネヴェツェデク地区を歩いて、そのままヤッフォ地区に向かう。ヤッフォはテルアビブの旧市街のような位置付けで、聖書にも登場する古い港町だ。紀元前18世紀から存在しているようだ。すごい歴史だ。

 歩いて15分くらいだろうか。海岸線を見ながら歩くので、歩いていて気持ちいい。午前中は曇り空だったけど、午後は快晴。海岸線がとても映える。

 泳いでいる人も結構いる。先ほどのテルアビブ港とはえらい違いだ。

 ヤッフォの入り口(?)には時計塔が立っている。ヤッフォのシンボル的な存在だ。時計塔の前はちょっとした広場となっていて、若者の集団が音楽を流して賑やかに騒いでいる。

 聖ペテロ教会に向かう。午後は15:00〜17:00で中を見学できるのだけど、時間はちょうど15:00過ぎ。ちょうどいい時間だ。教会に入るのは久しぶりだ。昨年のオーストラリア以来かな。


 教会内は静かでひんやりしている。神聖な雰囲気というやつだろうか、独特な雰囲気があるよね。

 教会内の絵画や装飾を眺めるのが好きだ。時間が許されるのならずっと眺めていたい。そこにパイプオルガンの演奏なんかあったら最高だね。そういう雰囲気が好き。残念ながらここではパイプオルガンの演奏はなかったけど。

  聖ペテロ教会の横からはヤッフォ港に続く下りな路地がある。入り組んだ狭い路地、何とも冒険心をくすぐられてしまうね。これは行かない選択肢はない。

 細い路地を出た先がヤッフォ港だ。



 海岸線をぐるりと回ってもう一度聖ペテロ教会の方に戻る。ヤッフォは小高い丘になっていて、そこから見える海岸線やテルアビブの街がとても絵になる。

 これは信仰の門とよばれるオブジェ。

 これは願いの橋。この橋には古くからの言い伝えがあるらしく、何でも「この橋を渡る者は、星座のサインを触りながら海の方を見ると願いごとがかなう」とのことだ。これも地球の歩き方情報。


 ヤッフォの街は小さいので主要な場所は1時間もあれば見て回れる。ヤッフォの街も観れたことだし、テルアビブで観ようと思っていたところは一通り見ることができた。時間もいい感じに夕方の時間になっていたので、そろそろエルサレムの街に向かうとしよう。

 テルアビブからエルサレムにはバスで向かう予定だ。セントラルバスステーションからエルサレム行きのバスが出ていることは事前に調査済み。ヤッフォからは数kmの距離。タクシーか"Tel O Fun"を使いたかったけど、どちらも見つからず、仕方なく歩いて向かうことに。

 道中、街並みを見ながら歩いていたけど、感覚的に、街の表記の半分くらいがヘブライ語だけの表記、残りの半分がヘブライ語と英語の両方で表記って感じかな。さすがにヘブライ語はさっぱりわからない。。。


 そういえば、時計塔のところで結婚式の写真をとっているカップルがいたな。女性はドレス、男性はタキシードを着ていたな。晴れた日にヤッフォの時計台に佇む新郎新婦。いい絵だね。(写真撮るの忘れた。。。)

 40分くらい歩いてセントラルバスステーションに到着!バスの乗り場やチケット売り場は6階、1〜5階はショッピングセンターだ。ショッピングエリアは結構な人で賑わっていた。


 エルサレム行きのチケットは券売機から購入。買い方がわからなかったけど、画面の流れに沿って進めたら買えた。16 NIS。"Tel O Fun"の値段より安い!

 チケットを購入した後で、後ろに並んでいた初老の女性から話しかけられた。が、ヘブライ語で話しかけて来ており、こちらが「Excuse me ?」と返すと、諦めて別なところに行ってしまった。ヘブライ語しか話せない人も当然いるよね。私も日本語しか話せないし(笑

 チケットを買ったのが16:57で、案内板を見ると、次の出発は17:00となっていた。慌てて乗り場に行き、運転手にエルサレム行きかを確認して、バスに乗り込む。何とか間に合った。

 ただ、その代わりターミナルの写真とか、バスの写真は撮り忘れてしまった。乗り過ごしても次のバスは15分後だったから、別に急ぐ必要はなかったんだよな。かろうじてバスから撮ったターミナルの写真がこれだけど、これは何でしょね(笑

 バスには席の半分くらいの人が乗っている。約1時間のバスの旅。席に座って一息ついたらいつの間にか寝てしまっていて、気付いた時にはエルサレムについていた。

 エルサレムに到着!


 まずは交通系ICカード「ラヴ・カヴ」の購入だ。エルサレムのセントラルバスステーションの3階に売り場がある。(地球の歩き方情報)

 チャージ分50NISを含めて55NISでゲット!購入にはパスポートの提示が求められると書かれてあったが、別に求められなかった。

 セントラルバスステーションの目の前にLRTが走っている。それに乗ってホテルのある"Jaffa Center"駅に向かう。

 LRTの乗り方はわからなかったので、他の人を観察しながら乗り込む。どうやら乗車時にラヴカブを出入り口にあるリーダーにかざして乗り込むようだ。降車時にはかざさなくても良さそう。なるほど、こういうシステムなのね。

 10分くらいで"Jaffa Center"に到着!外は夕暮れな時間帯。

 ホテルは"Jaffa Center"のすぐ近くにある、"Paamonim Studios"というホテルだ。ここがエルサレム滞在中の拠点だ。

 チェックイン時にフロントの方から旧市街の場所やレストラン街、シャバット中でも営業しているレストランなどの周辺情報を教えてくれた。これはとてもありがたい。
 
 部屋はNo.11。部屋はロフトのある部屋で、ホテルというよりかは普通の家の1部屋を借りている感じだ。こういうタイプの部屋に泊まるのは初めてだな。


 少し休んでから夕食に出かける。少し周辺を歩きたかったけど、思った以上に疲れていたので、事前にピックアップしていた、"Rimon Cafe"というお店に向かうことに。(このお店は確かGoogleMapから調べたはず。)

 "Regina"というビールと、"Asado on the fire"というメニューを注文。注文してから2〜3分で出て来た。流石に早すぎ、あらかじめ作っておいたのだろうか。付け合わせはパンとオリーブ。オリーブは美味しかったな。お肉もナイフがいらないくらいに柔らかく、脂っこくもなくてどんどん箸が進む。


 "Asado"は動物の名前だと思うのだけど、何だろう。英単語を調べたり、ググって見たけど、わからなかった。ちなみに"Asado on the fire"は、複数人でシェアするメニュー以外では店で一番高いメニュー。こんな場所だから1番高いメニューを頼んで見たいよね。

 お店はほぼ満席。ほぼ全てのお客が友人や家族の集まりだ。私のように一人で食べにきている人は、見渡す限り私以外に1人しかいなかった。(隣のテーブルに男性が1人)。まぁ、そりゃそうだね。

 お腹は空いていたものの、量が多くてお肉を残してしまった。2人でシェアしてちょうどいい量かも。

 でも美味しかった!料金はビール代を含めて140NISくらい。約4200円くらいか。別に高い安いをどうこう言うつもりはないけど、やっぱり値段は高い方だと思う。物価が高い国だからだね。

 帰りに水を購入。1L x 1と500ml x 2 で20NIS(約600円)。500mlあたり150円ってところ。日本の値段感覚の1.5倍〜2倍がエルサレムの物価って感じなのかな。

 ホテルに戻ってシャワーを浴びて、気づいたら23:00過ぎ。シャワーは初めはずっと水しか出なかったけど、5分くらいしたらお湯が出てきた。よかった。シャワーでお湯が出る幸せ。ありがたい。

 昨夜は機内泊で満足に寝れてなかったから今日はもう寝よう。明日はエルサレムの旧市街を歩き回るぞ!

2日目終了!3日目に続く!

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3日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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