StrengthFinderの結果を振り返る


社会人1年目の終わりくらいだったかと思うけど、大学時代の友人とStrengthFinderをやって、その結果を話し合うという場があった。おそらく6年前かな。その資料を、たまたま昔のPCを触っていたら見つけた。そして、その資料を見ていたら、なかなか面白かった。

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

 

 

自己分析ツールの結果ってあまり信用しないんだけど、StrengthFinderの結果はとても信用している。それは、自分に出た結果はわりと納得出来る内容だったし、友人に出た結果もなるほどといえる内容だったから。
これは誰にでもおススメしたいツール。

 

自分の出た結果はこれ(スライドは当時作ったスライド)

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で、それぞれについて、思うことを簡単に書いている。

 


【学習欲】

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「分野にとらわれない知的好奇心」も「点と点が線で結ばさる瞬間がたまらなく好き」は今も全く変わっていない。
このスライドに書かれていた内容までは、さすがに覚えていなかったから、6年ぶりにこのスライドを見たときは、6年前の自分と考えが変わっていないことに驚き、「へー」と唸ってしまった。

 

(さあ、才能に目覚めよう P103より)

あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何もない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初に幾つかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復唱し練習する努力をし、スキルを習得するにつれて自信が強まる − これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。
〜中略〜
この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

学習欲につながっているかはわからないけど、日常的に本を読んでいるのは、新しいことが知りたいという要素が大きいかもしれない。何か成果や結果を出そうというつもりで読むことはあまりなくて(もちろんその目的で読む時もあるけど)、その時々で知りたいから読むっていう気持ちのほうが大半。学習の成果はプロセスほど重要ではないというのは、僕にとってはその通りだと思う。何かを達成したいからやるっていうモチベーションでは基本やっていないかな。あと、「ぞくぞくする」という感覚は本当に好き。

 

【調和性】

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これも基本的には変わっていない。
「基本的に相手に合わせる(自分の価値観に背かない限りは)」は今もそう。ただ、当時と変わったのは、6年という時間が経って、当時よりも価値観は、広く、深く、持っていること。なので当時よりも、「相手に合わせる」という選択は少なくなっているとは思う。むしろ最近は言いたいことをガンガン言ってしまっている気がする。

あと、これは6年前の自分は弱点とも思っていたのね。当時の自分は「何をするにしても相手の同意・許可を得てしまう傾向がある」だったんだ。そうだったのか。。。
当時の自分のことを振り返ってみると、おそらく、「知らないもの」や「興味のないもの」は「相手に合わせる」だったり、「相手に同意・許可を求める」だったのかなと思う。知っていることや興味関心の幅が狭かったから、大半のことは相手に合わせるだったのだろうか。

ただ、知らないものや興味関心のないものは相手に合わせるはしょうがないところがある気がする。
1人の人間が知れること(頭の中に入れておくことができる情報量)なんて限界があるし、「知らないことを減らす」や「あらゆることに興味関心を持つ」なんて対策はナンセンスな回答だと思うし。
とはいえ、「納得していないけど、反論できるほどの意見は持ってないから、しぶしぶ相手に合わせる」はしないようにしたい。そのためには、知らなくても、興味関心はなくても、意見を言えるだけのベースとなる価値観は持っておくようにはしたい。


(さあ、才能に目覚めよう P158より)

あなたは、衝突や摩擦から得るものはないという考えを持っているため、そのような争いを最小限にしようとします。周囲の人々が異なる意見を持っていることがわかると、あなたはその中の共通する部分を見出そうとします。あなたは彼らを対立から遠ざけて調和に向かわせようとします。事実、調和はあなたの行動を左右する価値観の一つです。人々が自分の意見を他人に押し付けるために無駄にしている時間の多さは、あなたには信じがたいほどです。
〜中略〜
ほかの人が自分の目標や、主張や、強く抱いている意見を声高に話しているとき、あなたは沈黙を守ります。他の人がある方向に動き出すと、あなたは調和という名の下に(彼らの基本的価値観があなたの価値観と衝突しない限り)、喜んで彼らに合わせてあなた自身の目標を修正するでしょう。

これも確かにそう。共通する部分を見出そうとするというのは確かにそうで、「ここは共通しているよね」的な発言はよくするなぁ。もちろん議論する場ではこの限りではないけど。
他の人が話している時に沈黙を守るというのは今でもそう。相手の言いたいことが終わって、議論が収束気味になったあとで自分が発言して、タイミング的に遅かったなと思うことがある。あと、議論の途中で自分が発言するタイミングを推し量って気疲れする時もある。ここは正直、強みとは言い切れないかなぁ。というか強みとして活かせていないのだろうな。

調和性は、自分には当てはまっているけど、自分の強みなんだろうか。
当時は納得した覚えがあるけど、今は強みという認識がないかなぁ。
今改めてStrengthFinderをやってみると、調和性とは違う結果が出るかもしれない。

 


【分析思考】

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これも当時と変わっていない。
「行動に移すのが遅いと感じる」ことはあまり見られなくなくなったけど、「自分の納得するまで聞く」は変わらずかな。ここは本当に当時からそのまんま。

 


【自我】

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(さあ、才能に目覚めよう P127より)

あなたの持ち前の強さによって人に知られ、評価されたいのです。

〜中略〜
あなたは信頼でき、プロフェッショナルであり、そして成功している人として、尊敬されたいと感じています。同時にあなたは信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人とだけ付き合いたいのです。もしそういう人でないと、あなたは彼らがそうなるまで圧力をかけるでしょう。彼らがそうならないなら、あなたは彼らを置いて先に進むでしょう。

頼られたいっていう気持ちがあるのは確か。今もそう。
当時は、「自我」という結果が出たことが意外と思っていた覚えがある。自分から発信ということが少なかったので、当時はピンとこなかったけど、今改めて結果を読むと割と納得している。


文の後半にある、信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人と付き合いたいというのは、これもそう思う。すごいと思える人たちと一緒に働きたいと思うし、そうなりたいと思っている。また、そういう人がいない職場であればさっさと異動したいと考えてしまう。

 

(さあ、才能に目覚めよう P127より)

独立心の強いあなたは、仕事を単なる仕事ではなく、自分の人生そのものにしたいと考えています。そしてその仕事の中で、好きなようにやらせて欲しい、または自分のやり方でやるために余地を与えて欲しいのです。

仕事は人生の中の一部なので、人生そのものとは考えていないけど、人生の一部である以上は最大限楽しもうとは思っている。好きなようにやらせて欲しい、自分のやり方でやるための余地が欲しいは当てはまっている。言われたことしかやっちゃいけないというのは、結構ストレスに感じる(立ち上がり期間とか、期限付きであるなら別だけど)。

 


【収集心】

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あなたは知りたがり屋です、は今も正しく。

(さあ、才能に目覚めよう P134より)

世界はかぎりなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それ俺が、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。

当時はよくわからないと言っていたけど、今はわかる気がする。
確かに、ことば、書籍、引用文は収集(メモ)している。
特に、本は読むし、旅行は好きだから、上記に書いているのはまさにその通り。面白いくらいに言い当てている。

 

(さあ、才能に目覚めよう P134より)

あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、物を捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管しつづけます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に活き活きとさせるのです。

物を捨てるのは不安は、これも確かにそう。もともと自分は物を買わない人間で、本当に欲しいと思ったものしか買わない人間だと思っている。だからこそ、買った物には何かしらの思い入れがあって、それを捨てるのが不安だったりする。だから部屋が物で埋まっているのか。。。

 


【全体を通して】

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知的好奇心というのは一つのキーワードなのだろう。
スライドにも書いていあるけど、「学習欲」「分析思考」「収集心」という結果が出ており、「知る」というのは自分にとっては大きなキーワードなのだろう。それに「自我」の持つ「すごい人と囲まれていたい」という思いを組み合わせれば、どんな活動に対しても前向きに取り組める気がする。

改めて思うのは、StrengthFinderの結果は本当に当てはまってるなということ。
そして、当時の自分が思っていたことは、今になってもそこまで変わっていないということ。

ベースとなる強みは変わっていない。そこから数年経って、いろいろ経験したことで、当時自分がもやもやしていたところがクリアになってはいる。その分、以前の自分からは成長しているということなのだろうか。(このスライドを作ったのは確か入社した年だったはずだし、そりゃそうか。)

また5年後くらいに見直してみるのも面白いかな。その時はどう思うだろうか。