【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)2日目 〜 ウランバートル市内散策編1
モンゴルひとりたび2日目。この日は8/11(日)。
モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
shoumatch.hatenablog.comこの日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・8/11(日)
チンギスハーン国際空港 → [観光] スフバートル広場 → [朝食] Cafe Park(Shangri-La Hotel) → [お店] ノミンデパート(State Department Store) → [観光] ガンダン寺 → [ホテル] Khongor Guest House → [昼食] Khaan buuz → [観光] モンゴル国立博物館 → [cafe] Caffe Bene → [夕食] Modern Nomads
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
時刻は朝7:00。この日はチンギスハーン国際空港のカフェからスタート。早朝の5:00にモンゴルに到着してからは、しばらく空港内のカフェで時間潰し。そろそろ街に出ることにする。
空港を出たところにタクシー乗り場があり、それに乗り込む。向かうはスフバートル広場だ。市街地であればどこでも良かったけど、まずはわかりやすいところということで。英語が通じるかわからなかったが、英語で話しつつも、GoogleMapで場所を示したらわかってくれた。
値段を聞くと50000Tg(トゥグ)と言ってきた。地球の歩き方には、約20000Tgが相場とあり、明らかに高かったので値段交渉。結局40000Tgでお願いすることに。
ちなみに、1円が約20Tg。Tgを1/20すると日本円なので、約2000円だ。相場の倍の値段ではあるけど、高々2000円程度の話なので、これでOK。値段交渉の落とし所は、相場と自分の納得感。せっかく海外に来ているんだ、お金をケチる必要はないし、海外にお金を落とすというのも旅行者の役目の一つではあるしね。
運転手は、How muchとか、Thank you とか、簡単な英語なら通じそうだった。ただこれは運転手次第なんだろうな。(後日お会いした日本人観光客の方は、運転手に英語が全く通じなくて困ったと言っていた)。
あと、支払いはトゥグかドルか聞いてきた。ドルも使えるんだね。(空港限定かも。ウランバートル市内のタクシーでもドルが使えるかはわからないです。)
車はなかなかのスピードで走る。グングン車を抜いていく。地球の歩き方には、空港〜市内中心部までは約45分とあったが、道が空いていたせいか20分程度で着いた。
スフバートル広場に到着!降り側に、"Welcome to Ulaanbaatar !" と言ってくれた。そういうの、嬉しいよね。
外はひんやりとして気持ちがいい。東京とはえらい違いだ。朝7:00台なので人はほとんどいない。早朝の散歩をしている人、私と同じように空港からここに来たと思われる人が数人いるくらいだ。
スフバートル広場の周囲は官公庁関係の建物が並んでいる。どれも美しい建物で、景観としてはとても綺麗だ。
ちなみに、広場の名前にもなっている「スフバートル」というのは、1921年のモンゴル革命における指導者の名前らしい。広場の中心にはスフバートルの銅像が建っている。
広場を一通り見たところで、お腹もすいてきたので、朝食を食べに行くことにする。朝食は"Shangri-La Hotel"内にある、"Cafe Park Restrant"というお店だ。
スフバートル広場から歩いて10分といったところ。向かう途中でマルコポーロの銅像を発見。記念に一枚。
"Shangri-La Hotel"に到着。ウランバートル市内ではトップクラスな高級ホテルだ。
ホテル内のレストランでビュッフェ形式。モンゴル料理ではなく、洋食なメニューだった。まぁ、ちゃんとした美味しい食事が取れたので文句なし!美味しかった!満腹!
ちなみに値段は日本円で2000円くらい。高級ホテルのレストランの朝食が2000円で食べれるんだから安いよね。
この日は日曜日。事前に調べた限りでは、ウランバートル市内で日曜早朝から空いているレストランがほとんど見当たらず、やっとのことで見つけたのがこのお店だった。平日だと朝7:00から空いているお店もあったんだけど、休日となるとそうなるんだね。
のんびり食事をして、9:00過ぎくらいにレストランを出る。向かうはガンダン寺だ。"Shangri-La Hotel"から歩いて3〜4kmくらいの距離。
ウランバートル市内は思っていた以上に都会だ。一部歩道は整備されていなくてデコボコしたところはあるけど、景観としてはキレイだし、ゴミで汚れているということもない。
"Ulaanbaatar"のモニュメント。こういうの、大きな街では必ずと言っていいほどあるよね。
街の中で見つけたゲル。中はお土産店のようだ。
道中に街のPhotoNewsが掲げられており、足を止めて眺めてみる。
どうやら、今年のナーダム様子を紹介しているようだ。ナーダムは毎年7月に行われているので、1ヶ月前の話のようだね。PhotoNewsの紹介文は全てモンゴル語。雰囲気でナーダムと書いてあるのはわかるけど、他の文字はさっぱりわからない。
街の表記は半分近くがモンゴル語オンリー。看板には英語表記もあるけど、モンゴル語のフォントが大きく、英語は小さめ。
日本における、日本語と英語の表記と同じだ。ただ、英語しかわからない人間からするとちょっと見難いよね。まぁ、これは日本語がわからない海外の人が、日本の看板を見るのと同じ印象なんだろうけどね。
ウランバートル市内のメインストリートである(と思われる)、エンフタイワン通りを歩いていると、右手にノミンデパートが見えて来た。
古くからあり、かつては国営のデパートだったらしい。確かに歴史を感じるレトロな佇まい。せっかくなので中を見学する。
中はいたって普通のデパート。食材、衣類、家電、いろいろ入っていて、家族連れで賑わっている。6階には観光客向けにお土産屋も入っている。お土産を買うときに寄ってみようかな。
ちなみに、3階にトイレがあるのを発見。ウランバートル市内は公衆トイレがほとんどないという情報なので、トイレの場所の把握は大事だ。
東京オリンピックの広告を発見!ちょうど来年の今頃開催なんだな。いよいよだね。
ノミンデパート内を一通り見回して、再びダンガン寺に向かう。
時刻も10:00を過ぎてきて、段々と暑くなってきた。ウランバートルについた時は肌寒いくらいでジャケットを羽織っていたが、このタイミングではジャケットを脱いでシャツ一枚でも十分なくらいだ。
ダンガン寺はノミンデパートから歩いて20分程歩いたところにある。10:30頃にダンガン寺に到着!
ちなみにダンカン寺の前は広場になっていて、大量のハトが群がっている。
自転車が通ったりすると一気に羽ばたくのでこんな感じになる。思わず身構えてしまう(笑
ガンダン寺は1838年に建てられてたチベット仏教寺院だそうだ。敷地の中には修行服に身を包んだ修行僧の方がたくさん。仏教寺院ではあるが街の観光地でもあるので、観光客もそれなりにいて、観光客と交流したりしている修行僧もいたな。
建物の中では、修行僧の方がお経を唱えている。子供の修行僧も結構な数がいたな。大人の修行僧と混じって一緒にお経を唱えていた。写真右側の文字はモンゴル語ではない。おそらくチベット語かなぁ。
お香の香り、お経の響き、観光で来ている人もいるが、それと同じくらい地元の人と思われる人も参拝していた。日本における神社とかお寺とかそういう類の施設なんだろうな。
下の写真はマニ車と呼ばれるチベット仏教の仏具だそうで、回転させた数だけお経を読んだのと同じ功徳が得られるらしい。ほとんどの人が、マニ車を回転させながら通って行く。私もその流れに乗って、回転させながら通る。
ちなみにガンダン寺の案内はモンゴル語のみ。下の写真も何らかの案内なのだろうけど、英語でないので全くさっぱり。
ガンダン寺のメインの観音堂に向かう。下の写真に右側の建物が観音堂。
中には巨大な観音像が立っている。左の写真がそれで、25mの高さがあるそうだ。ちなみにこの建物の中は、写真撮影が有料で、7000Tg必要になる(約350円)。
ただ、受付で支払うとかではなく、カメラを構えていると修行僧の方にお金を払ったかと聞かれるような感じなので、声をかけられなければ払わなくても良さげな感じもしますね。そこはとっても大雑把。
壁面には小さな観音像がずらり。これ、夜に見たら絶対に怖いな。。
観音堂の中にも解説用の案内はあったけど、やはりここもモンゴル語表記のみ。英語表記でないとわからない。観光地ではないから仕方ないとはいえ、モンゴル語がわからない観光客からすると、ちょっと勿体無いなと思ってしまう。
ちなみにガンダン寺にはメインの観音堂の他にもいろんな建物があり、観音像を祀っている建物もあれば、修行用(?)の建物もある。修行用の建物なんかは、単に修行僧がお経を読んでいるだけのものなのだけど、どれも見学が可能で、施設をちゃんとみようと思うと1時間以上は楽しめる。
ダンガン寺の施設を一通り見終わって、時刻はちょうど12:00くらい。だいたい1時間半くらい見ていたのかな。
ガンダン寺を後にして、中心部の方に戻るとする。ちなみにガンダン寺の通りは両面が木々に囲まれた歩道が通っており、景観としてはなかなか良さげだ。
時間もお昼時でお腹も空いてきていたので、お昼ご飯を食べようと思ったけど、既に今日泊まるゲストハウスにチェックインできる時間になっていることに気づく。大きな荷物を持って移動していたので、まずはゲストハウスにチェックインして、荷物を置いた上で、午後の移動をすることにする。
ゲストハウスの場所は既に見つけていて、ノミンデパートから徒歩5分もしないところにある。エンフタイワン通りにあり、ガンダン寺からも歩いて20分もしないところだ。
泊まるゲストハウスはこちら。地球の歩き方にも載っているゲストハウスだ。
入り口はエンフタイワン通りの裏側にある。団地の入り口にしか見えないようなところが入り口で、一瞬、本当にここがゲストハウスの入り口かと思ってしまった。
フロントには英語が通じる男性スタッフがいて、宿泊客のカップルにツアーのアレンジをしているところだった。少し待って部屋に通される。
部屋は3階のR10。ゲストハウスだから部屋に期待はしていなかったが、やはりその期待通り(?)、やはり狭い部屋だった。
テレビはブラウン管テレビで映りが悪い。壁掛けの時計は止まっている。そして部屋にはエアコンがない。まぁ、寝るだけだから文句はないんだけど、夜は寒くならないだろうか。それだけが気になる。
チェックインを終えて、部屋で15分くらいゴロゴロする。昨夜は機内泊であまり寝ていない中、午前中は大きな荷物を背負って歩き回っていたので、部屋に着いて一息つくとどっと疲れが出てきてしまった。少し眠気がする。今日は早めに休むことにしよう。
13:15分くらいにゲストハウスを出発。ランチのお店はハーンボーズというお店。ノミンデパートの向かいにあるお店だ。家族連れで賑わっている人気のありそうなお店だ。(お昼に来た時は写真を撮り忘れたので、夜に撮ったもの。)
フライドヌードルのマトンセットを注文。6500Tg。ツォイワンというモンゴルの焼うどん、マントウという蒸しパン、ノゴートイシュルというスープ、スーテイツァイというミルクティー。モンゴル料理なプレートだ。
ミルクティーはバターが入っているのか、ちょっと油っぽい。これは半分くらい残してしまった。量は多かったけど、それ以外は美味しく完食!
ランチの後はモンゴル民族博物館へ向かう。
が、歩いている途中で急にお腹がゆるくなってきた。近くに公衆トイレはなく、知っているトイレの場所はノミンデパート3階のトイレか、ゲストハウスのトイレだ。
仕方なく引き返して、近い方のトイレであるノミンデパートのトイレに向かう。しかし、ノミンデパートのトイレは個室が埋まっていて、さらに待っている人もいる状態。諦めてゲストハウスまで引き返す。
今日は本当にお腹の調子が良くない。やはり空港で飲んだ水が原因な気がする。心当たりがあるとするとそこしかないし。空港の水は信用してはいけないな。勉強になった。
再度モンゴル民族博物館へ向かう。場所はスフバートル広場の近くだ。エンフタイワン通りをスフバートル広場の方に向かって歩く。
歩いていて気づいたのだけど、この通りはジェラードを扱っている出店が多い。各ブロック毎に2〜3店くらいは出ていたな。通りを歩いている人の中にもジェラードを片手に持っている人は結構いたし、ウランバートルではジェラードが流行っているのだろうか。
20分くらい歩いて、モンゴル民族博物館に到着。
入館料は10000Tgで、写真を取る場合は、別途10000Tg取られる。合計20000Tg支払う。日本円でいうと約1000円。
考古学的な展示から、古代〜近代における歴史の紹介、あと地域ごとの民族衣装の展示などがあり、これはモンゴルならではって感じだ。
後はモンゴルの皇帝、フビライハンやチンギスハンと言った、世界史の教科書に載っているような人物の紹介もされている。
展示物の解説は英語表記されており、ある程度内容の把握はできた。ただ、やはり一部の解説はモンゴル語だけとか、モンゴル語と中国語というのもあり、それはさすがに理解できなかった。英語表記は大事だ。
ここでは日本人も何組か見かけたな。英語ガイドを連れた4人組グループと、教員と学生の組み合わせと思われる3人組グループ。1人旅の人は見かけなかったな。
1時間30分くらいかけてじっくりと見回る。最後の方は足が疲れてしまって駆け足で見てしまったが、十分堪能した。
16:50くらいにモンゴル民族博物館を出て、次は自然史博物館に向かう。モンゴル民族博物館の一つ隣のブロックにある。地球の歩き方には改装中という記載があり、開いているかわからなかったけど、近くということで、ダメ元で行ってみることに。
やはり開いていなかった。外壁も崩れかかっており(写真の左側)、改装中というよりか、全く手をつけていないような状態のように見える。
地球の歩き方の写真は、外壁が崩れ掛かっていない綺麗な写真が掲載されていたが、あれは相当に古い写真だな。
今回の旅行はゆったりした計画にしていたので、この日見ようと思っていたところは一通り回ることができた。後は夕食を食べて終わりなのだが、まだ夕食を食べる時間ではなかったので、カフェに入って休憩&時間つぶしをすることに。
GoogleMapで探して、近くにあるCaffe beneというお店に行くことにする。ちなみにカフェの隣にはHokkaidoという怪しげなレストレンが入ってる。行って見たい気もするけど、ちょっといろいろと勇気がいるね。(結局行きませんでした。。。)
アイスのアメリカーノを飲みつつ、明日行くところの再確認とか、写真を眺めたりとか。
隣の机では、取材が行われているらしく、男女8人くらいのグループが和気藹々とトーク(たまに拍手も起きていたのでディスカッションかな?)をしている。ビデオやカメラ撮影が行われていたな。
ちょうどいいくらいに時間を潰して、夕食のお店に向かうことに。Modern Nomadsというお店だ。地球の歩き方に載っているお店で、ウランバートル市内で人気の高級レストランだそうだ。確かに賑わっていて、私が入った時は満席で、席に着くのに少し待たされたくらいだ。
モンゴルに来たからには羊料理でしょ!ってなわけで、羊肉の炒め物(左下の写真のSeared Lambという料理)、羊肉のスープ(右下の写真のBituu Shul)を注文する。
隣のテーブルには旅行の団体客だろうか、10人くらいのグループでお酒を飲みつつ楽しげに談笑している。目に写る範囲では日本人の客もいたな。
うまい!ビールが進む!ビバ羊肉!!
スープは器が小麦粉の皮で蓋されており、それを崩して、スープに浸して食べるような感じ。これも美味い!!
これだけ食べて飲んでも会計は38000Tg。日本円で2000円しないくらい。いいね。さすがモンゴル。物価が安い。
21:00くらいにお店を後にする。外はまだ遠くがうっすら明るい。モンゴルの夏は日本よりも日が長いのだろうか。
この後はホテルに戻るだけなのだが、せっかくなのでスフバートル広場に寄ってから帰ることにする。
夜のスフバートル広場もなかなかいい感じ。
周囲の建物はライトアップされていて綺麗。思わず写真を撮りたくなるね。
小さい子供を連れた家族づれもたくさんいたな。子供用のカートが置かれていて、小さい子供はそれに乗って遊んでいる。音楽をかけてダンスをしている人もいれば、ランニングしている人もいた。ここは夜でも賑わっている。
夜のスフバートル広場も見れたことだし、ゲストハウスへ帰る。ゲストハウスについたのが21:45くらい。
街中には子供を連れた高齢の方や、一人歩きしている女性も普通にいた。ウランバートルは治安が悪化しているという情報を持っていただけに、思っていたほどには悪くないのかなという印象を受ける。というか、治安は全然いいじゃんと思ってしまう。この印象はこのモンゴル滞在中には変わらなかったので、私としては治安はいいのではと思ってしまっています。
さてさて、昨夜の機内泊からの流れもあって、今日は早めに休む!23:00頃には電気を決して就寝!
ちなみに、22:30ごろから、外は大雨&雷ですごい音がなっていた。ウランバートルは日本に比べると降水量は少ないものの、8月は1年の中で最も降水量が多い月だから、雨は降るんだよな。雨は降らないと思っていただけに、この夜の大雨にはびっくりでした。雨が降る前にゲストハウスに戻って来ててよかった。
2日目終了!3日目に続く!
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3日目以降のお話はこちらからどうぞ!