【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)5日目 〜 テレルジ観光ツアー編2

モンゴルひとりたび5日目。この日は8/14(火)。モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

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この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲) 
・8/13(火)
  テレルジ観光ツアー(乗馬体験 → Aryapala Temple → Turtle Rock)

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます) 

テレルジ観光ツアー2日目。参加しているツアーはこちら。
www.veltra.com朝6:45起床。ゴロゴロして7:00に起きる。シャワーはちゃんとお湯が出た。ありがたや。

8:00頃に朝食。他の人と比べて遅めの朝食だったのか、朝食会場はガラガラだった。

ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんはすでに朝食を終えたようだ。同じプライベートツアーで別のグループを案内しているガイドの方が教えてくれた。

食事はビュッフェ形式。味はそこそこかな。

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窓際の席に座り、景色を見ながらの食事。今日はいい天気だ。
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8:30にゲルに戻る。10:00集合なので時間に余裕はある。のんびり外を散歩する。今日は本当にいい天気。

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私が泊まっているゲルの裏側は小高い丘になっていて、そこを登ってみる。昨日よりも暖かい。

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眼に映るのは草原と山々。車もほとんど通らないような場所なので、なんというか、日常で聞くような音が全く聞こえてこない。本当に静かで、たまに聞こえてくるのは風の音と鳥の声くらいだ。

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パノラマでも。

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日本ではまず見ることのできない光景なので、飽きずにずっと見ていられる。

何も考えずにただ景色を眺めるこの時間がとてつもなく好きだ。

私が泊まっているゲルの外には椅子とテーブルが備わってあり、そこからものんびり景色を眺めることができる。椅子にも座りながら集合時間までのんびりと。

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ただ景色を眺めているだけなんだけど、不思議と暇と思えないんだよな。「暇にならない=飽きない」ということかな。

景色を眺めるだけの時間が、暇でもなく飽きもしない時間。気温的にも快適。ここは本当にいい場所だし、この時間は本当に贅沢な時間だ。

10:00になり、ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんと合流して、今日のツアーのスタート。

まずは乗馬体験だ!とても楽しみにしていたイベントだ!

車で20分ほど走って乗馬体験ができる場所に到着!

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たくさんの馬が待機している。これ全部乗馬体験用の馬なのかな?

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乗馬体験の場所に着くと、特に何の説明のないままいきなりヘルメットを渡され、この馬に乗ってと言われ、あれよあれよという間に乗馬体験のスタートだ。

馬に乗るのは初めてだったけど、鞍に足をかけて問題なく馬にまたがることができた。馬乗りの兄ちゃんが私の馬の綱を握ってくれていたので、私は馬をコントロールする必要がなく、ただ手綱を持っているだけだ。

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馬乗りの兄ちゃん、ガイドのサロラさん、私の3人で進んでいく。

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右側の馬には私、左側の馬にはサロラさんが乗っている。足が付きそうなくらいに密着している。こんなに密着しながら歩いていて、馬は気にならないのかな。

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馬が歩くたびにお尻が跳ねる。普通に歩いている分には何ともないのだけど、小走りになるだけで、途端にお尻に衝撃がくる。これ、明日お尻が大変なことになりそうだな。

騎手の方とか、戦国時代の武将はこの衝撃に耐えながら乗っていたんだよな。お尻はすごい鍛えられていたんだろうね。

馬上はかなり揺れるので、カメラを構えての写真が難しい。スマホのカメラで撮るしかない。落とさないように気をつけながら写真を撮る。

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道は整備された道ではなく、草原、川、地面がむき出しの道を進んでいく。日本ではまず通れないような道を通っていく。

途中、現地人の少年2人が近づいてきて、何やら馬乗りの兄ちゃんと話をしている。サロラさんに何を話しているのか聞いてみると、どうやら、飼っている馬の1頭が行方不明になったらしく、今朝から探しているのだそうだ。逃げたのだろうか。

なんでも、馬は元に住んでいた場所を覚えているらしく、他所から馬を買ったような場合は、その馬が元の場所に帰るようなことがあるらしい。そのケースかもとサロラさんが教えてくれた。

しかし、ここはハエが多い。なんでも馬の臭いに引かれてやってくるのだそうだ。あと黒いものにも引かれてやってくると。私は黒のヘルメット&黒のジャケットを身につけているので余計にハエが寄ってくるのだろう。耳元ですごいハエの音がする。何度も手で払っているが際限がないので、途中で諦めてしまった。

馬もハエがうっとおしいと感じているのか、首を上下させたり顔を他の馬の体や私の足にこすり合わせてくる。ハエを払おうとしているのであれば何か嫌だけど、それでも私の足に顔をこすり合わせてくる姿は何かかわいい。

乗馬を始めた頃は快晴だったが、急に雲行きが怪しくなり、いきなり雨が降ってきた。乗馬中なのでどうしようもなく、ただ雨に打たれるだけ。昨日もそうだったけど、本当に天気が変わりやすい。幸い10分もしないで雨は上がってくれたので、ずぶ濡れにならずに済んだ。雨の後の空は、再び雲ひとつない快晴に。

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乗馬中は揺れが大きく、両手で鞍の手すりを握っているので写真はなかなか撮れない。たまに平地で揺れが小さい時には写真を撮ったり、馬を撫でたりな感じだ。ともかく、特に何も考えずに乗馬の時間を楽しむ。

「モンゴルの草原を馬に乗って駆けたい」という夢があり、今は正にその夢の実現中だ。そんな時間は余計なことは考えずに、純粋にその時間に酔いしれていたい。

1時間くらいかけて折り返し地点の亀石(Turtle Rock)という場所までやってきた。ここで休憩だ。写真に写る岩が亀に見えるようで亀石と名付けられたそうだ。

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馬もここで休憩だ。

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亀石を見ようと思ったけど、亀石には乗馬体験の後また来ることができるということだったので、この時間では行かず。ちなみにここまでは、車で来ると10分くらいでこれるそうだ。

ここには日本人も2組ほど見かけた。どちらも男性2人組のグループだ。どうやら、私と同じく乗馬体験をしているようだ。ガイドのサロラさんは、別な日本人グループを率いている女性ガイドの方と話をしている。

トイレを探してみると、遠くにトイレと思われる小屋を発見。そこに向かおうとしていたら、その女性ガイドの方から、トイレは汚いからそこらへんで適当に済ませた方がいいよと勧められた。

アドバイスをもらいつつ、とりあえず小屋に向かったが、確かにとても汚かった。トイレと言ってもただ穴を掘っただけで、その穴の周囲に簡単な仕切りをしただけのものだ。

確かに外でした方がいいようにも思えたけど、周囲には女性がいないわけではなく、さすがに外で済ますには気が引けてしまった。この大自然の中での立ちションというのも気持ちよさそうだけどね(笑

近くにお土産屋もあったので、軽く物色。流石に乗馬中だったので、物は買わず。というか欲しいものもなかった。

15分ほど休憩して、来た道を引き返す。先ほど見かけた日本人グループと一緒に戻るようだ。日本人グループ、そのガイド、馬乗りの兄ちゃんで10人くらいの集団だ。

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行きは馬乗りの兄ちゃんに引っ張ってもらったけど、帰りは手綱を私に預けてくれてた。つまり、帰りは自力で馬を操って戻るということだ。もちろん、自力で馬を操ったことなんてないので、大丈夫かなと思ったけど、サロラさんが言うには、馬はもともと集団行動する動物で、自分の家を覚えているので、帰る分には何もしなくても馬が勝手に戻ってくれるとのことだった。

最低限のコントロールとして、手綱はゆるく握って、ゆっくり走って欲しい時は手綱を引く、進んで欲しい方向に手綱を引くくらいがルールということだ。

最初はドキドキだったが、サロラさんが言うように、周りの馬のペースに合わせて歩いてくれるので、何もしなくても馬が良いようにして進んでくれる。たまにスピードを抑えるために手綱を引くくらいだ。

10分くらいすると、一人で乗ることに慣れてしまい、周囲の景色を見たり、写真を撮ったりする余裕が出て来た。

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やはり自分で手綱を握って馬を操っていると楽しい。行きは引っ張ってもらったので、言って見れば「乗り物に乗っている」感じではあったが、帰りは自分で手綱を握って操っているので、本当に「乗馬をしている」という気持ちになる。

「モンゴルの草原を馬に乗って駆けたい」ということ、本当の意味で実現できたと思える。やりたいことをできたという達成感と、周囲の素晴らしい景色への感動とで、至極満悦な気分だ。

乗馬も余裕が出て来たので、動画も撮ってみる。


私の馬は首を上下に振りながら歩いている。この馬の癖なのか、ハエがうっとおしいからなのか、なかなか見てて面白い。

人間にも仲の良し悪しがあるように、馬にも仲の良し悪しがあるようだ。私の馬は特定の2頭とほとんどの時間、一緒になって歩いていた。ぴったりくっついて歩いており、歩くペースも合わせているように見える。

サロラさんの馬は、グループ内に苦手な馬がいるようで、その馬が近づいて来ると耳が閉じて後ろに下がる動きをする。その動きが見ていてとても可愛い。

一般的には、一緒に生まれ育った馬とは仲が良く、他所から来た馬とはそうでもないらしい。馬のお尻には出身を示すマークが彫られており、そこを見れば育った場所が同じかどうかわかるとのことだ。

お尻が痛くなりながらも楽しい乗馬の時間。13:00頃に元の場所に戻って来た。2時間30分程度の乗馬体験だった。いやぁ、満喫した!

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馬から降りると足とお尻がガクガクしてる。足にきてるのは自分にもびっくり。実は気付かないところで足も使ってたんだな。

ランチは乗馬会場で食べる予定とのことなのだが、その時間までは少し余裕がある。それまでの時間は、他の日本人グループと一緒にゲルや遊牧民の話を聞かせてもらった。下の写真のゲルに入る。

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中はこんな感じ。

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別の日本人グループのガイドをしている男性の方からお話を聞く。

ゲルは扉が必ず南側を向くようにして建てるとのことだ。方向感覚がわからなくなる場所であっても、それで方角が分かるようにするためだ。また日時計としても利用できる。ゲルは釘を使わずに木材と紐で組み立てる。その周りを羊毛で覆って防寒するそうだ。

ゲルに入って右側は女性のスペースで台所が設置される。左側は男性スペースで狩の道具や馬の道具が置かれる。奥には仏様を飾る。中央にはストーブを起き、そこで煮炊きをする。

モンゴルの遊牧民にとっては、雨は良いものらしい。雨によって草花が育ち、家畜の餌になるからだ。なので雨をもたらす人(雨男、雨女と呼ばれる人)は感謝されるそうだ。

遊牧民の数はだんだんと減ってきている。遊牧だけでは食べていけず、ウランバートルで働く人が増えているようだ。ただ、遊牧民独自の知恵もあって、それは失わせてはならないと考えている人が多い。それは例えば、次の年に向けて、家畜に何頭子供を産ませる必要があり、そのためにオスとメスをどれくらいの割合にすべきかという知恵だ。遊牧民はそれを知っていて、そのような割合にすると、本当に狙った数の子供ができるそうだ。

そのような話を聞きつつ、遊牧民が食べている食べ物を試食させてもらう。

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乳の搾りかすを乾燥させたもの(左上)、揚げパン、(右側)、ヨーグルト(左下)。私はヨーグルトが苦手なので、ヨーグルトだけは"No thank you"してそれ以外は食べたが、普通に美味しかった。

そうしているうちにお昼ご飯ができた。お昼は下の写真の小屋でいただく。日本人グループ、ガイド、運転手、みんなで食べる。

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外に備えてあるストーブで料理されていたようだ。 

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作っていたのはホルホグというモンゴルのBBQだ。遊牧民にとってこのホルホグという料理は正月などの祝い事の時に食べる特別な食事のようだ。見るからに美味しいのが分かるね。

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そしてこれがとてつもなく美味しかった!海外で食べた食事の中で一番なんじゃないかと思えるくらいに本当に美味しかった!!

羊肉は骨つきのまま出てきたので、豪快に手づかみで食べる。マンガ肉さながらかぶりつく。

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付け合わせはジャガイモとニンジン。どちらもホクホクしててこれも美味しい。特にジャガイモはサツマイモみたいに甘くて、これだけ食べ続けても良いと思えるくらい。

羊肉は柔らかくて、しつこくなくて、いくらでも食べられそう。実際かなりの量を食べた。他の日本人グループの方に比べても、一番食べたのは私だろう。食べた後の骨の量も私がダントツで多かった(笑

出されたものは全て完食!いやぁ、これは本当に美味しかった。

モンゴルでは出した食事を完食されることが嬉しいことらしく、料理人の人から感謝された。そりゃ美味しかったもん!これを残すなんて勿体なさすぎる!

ちなみに遊牧民は食事のゴミは出さないらしく、このホルホグについても、羊肉の骨は犬に与えて最終的なゴミにしないとのことだ。

お昼を食べて、乗馬会場を後にする。次に向かうは"Aryapala Temple"(アリヤバル寺院)だ。

乗馬会場からは車で20分程度の距離にある。先ほど行った亀石のさらに奥に行ったところだ。

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アリヤバル寺院の手前には小さいけどカフェがあり、絵を展示&販売しているギャラリーがある。

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ちなみに、乗馬会場で会った日本人グループもこの場所に来ていた。どうやら私と同じ旅程のようだ。

合流して一緒に行こうかという話にもなったが、そこはお断り。せっかくのプライベートツアー、自分のペースで見たいから申し込んだツアーなので、意味がなくなってしまう。

アリヤバル寺院に到着!

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入り口の門には仏達の絵が描かれている。それぞれがなんという名前の仏なのか、サロラさんに聞いてみたけど、流石にわからなかったようだ。

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門をくぐると、寺院に続く道が続いている。下の写真の中央右側に寺院が見える。

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望遠レンズで一枚。

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山の壁面には仏教絵画が描かれている。これ、どうやって描いたんだろうね。

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寺院に続く道にはチベット仏教の教えが英語とモンゴル語で書かれている。

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To beat the mental afflictions, one should react as quickly as a snake crawled into his lap.
Cut your bad root instantly as if you would cut the snake's head.

日本語に訳すと「精神的苦痛に打ち勝つためには、蛇が這うのと同じくらい素早く反応しなければならない。蛇の頭を切るかのように、悪い根をすぐに切ってください。」かな。

緩やかな上り坂を登っていくと、中央に大きなマニ車が置かれた建物についた。

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ガイドのサロラさんから、このマニ車で占いができると教えてもらった。マニ車を回して止まったところにある番号で運勢を占えるとのことだ。私も回して見る。番号は147番。

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この結果は、道中の看板に書かれている。

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写真では文字が小さくて見えないけど、147番にはこんなことが書かれている。

In this way, by gradual practice, the mind stream is thoroughly purified.
The Descent into Lanka explains this.
The Unraveling of the Thought too reads, "In order to achieve those higher levels, the mind should be purified just as you refine gold, until you realize the unsurpassable and perfectly consummated Buddhahood."

単純にGoogle翻訳していると以下。
「このように、漸進的な実践により、マインドストリームは徹底的に浄化されます。
ランカへの降下はこれを説明します。「思考の解きほぐし」には、「これらのより高いレベルを達成するためには、金を精製するのと同じように心を浄化する必要があります。」


うーん、Google翻訳の精度の問題だとも思うけどよくわからないね。文章が"In this way"で始まっている時点で少なくとも占いの結果じゃなさそう。何かの説法か何かかな。

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アリヤバル寺院は1990年代に再建された寺院のようだ。モンゴルはかつては社会主義共産国であり、その当時、国中の寺院が破壊されたという過去があるようだ。

チベット仏教といえど、起源を辿ると当然ながら仏陀に遡る。寺院にも仏陀の紹介や像が建てられている。

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チベット仏教と仏教の違いを知りたかったが、サロラさんも違いはわからなかったようだ。ツアーガイドなので一応解説してくれるのだが、なんというか、マニュアルに書かれていることを紹介しているだけのような感じ。こちらからの質問には答えてくれず、わからないという回答ばかり。勉強不足だなと思わずにはいられないガイドかなぁ。とても残念。

ガイドを初めてまだ半年ということだが、それを利用する客からすると関係ない話で、もうちょっとしっかりしてほしいというのが正直な思いだったかな。

ガイドを期待するのは諦めて、景色と雰囲気を楽しむようにする。

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道中の最後、急な階段を登って寺院に到着。

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寺院から見える景色はなかなかの絶景!

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アリヤバル寺院にもたくさんのマニ車が置かれている。回しながら寺院を見学。

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どのマニ車にも同じような文字が書かれている。これはモンゴル語ではなくてチベット語。ガイドのサロラさんに聞くと、どうやら意味的にはおまじないのようなものだそうだ。ナムアミダブツ的なやつかな。

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ちなみにチベット語は、チベット仏教施設では使われているが、モンゴルの街中や日常生活の中ではまず使われないそうだ。サロラさんもチベット語は普段使うことがなく、詳しくはわからないとのことだった。

寺院の周りをぐるっと一周したのちに、寺院の中に入る。

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色あざやかな装飾が施されていて、時間をかけてじっくり見たくなるような建物だ。

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寺院の中には家族連れの親子が入っていた。寺院の中の写真を撮っていると、その家族の親から、サロラさんを介して、自分たちが写真に写っていないかと尋ねられた。どうやら写真に写るのが嫌だそうだ。

モンゴルでは写真に写るのを嫌がる人がいるということは聞いていたが、やはりそうなのか。

スマートフォンが普及して、誰でも気軽に写真が撮れるような時代になっているので、本当にそのような人がいるのかと思っていて、実際、ウランバートルではそのような人には出会わなかったので、そのような人はいないと思っていたけど、モンゴルの地方部になると、今だにいるのかな。

一通り眺めて寺院を後にする。

帰りの道中、綺麗な蝶々を発見!思わず一枚。

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16:00くらいに車に戻り、次に向かうは先ほど行った亀石。アリヤバル寺院から亀石までは10分くらい。

道中、牛の放牧に遭遇して、それを眺めているとあっという間についてしまった。

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先ほどの乗馬体験で来た場所に数時間ぶりに戻ってきた。

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ガイドのサロラさんは付いてこなかった。車の中で待機している。私一人での行動だ。

ちなみに、ツアー中の車はこちら。TOYOTA車だ。たぶん、プリウスかな?

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亀石の側にはオボーがある。作法に倣って、石を投げつつ時計回りに3周する。

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亀石は外観を見るだけでなく、岩の内部に入っていくことができる。せっかくなので、亀石の内部も覗いて見ることにする。

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こんな岩の隙間を縫って進んでいく。

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岩の内部の奥には小さな石の山が積まれている空間があるだけだ。これもオボーなのかな。じっくり見るような場所でもないし、中は韓国人団体客で混雑していたので、ちらっと見て引き返してしまった。

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亀石から見える周囲の景色。のどかだねぇ。

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さっきまではとてもいい天気だったけど、遠くに雨雲が見える。そして、遠くから雷鳴も聞こえてくる。なんだか雨が降って来そうだ。

今すぐ降りそうではなかったけど、雨に打たれるのも嫌なので、車に戻ることにする。こうして見ると結構高いところに登っていたんだな。

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車に戻り、キャンプ場に戻る。この日行く予定だったところはこれで全て回った感じだ。雨雲が迫って来ているね。

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17:00頃にキャンプ場に到着。夕食は19:00ということなので、それまではゲルの中でのんびり。

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すると突然雷鳴が響き、大雨が降って来た。大きな雨音が外から伝わって来ており、かなりの土砂降りだ。ヒョウまで降って来てる。

思わず動画に撮ってしまった(笑


急に土砂降りになる感じ、昨日と同じだ。外にいなくてよかった。


この雨は20分くらいで止んで、その後は気持ちのいいくらいの快晴。昨日と同じようなパターンだ。やっぱりスコールなのかなぁ。

19:00になって、夕食会場へ。
夕食はポテトサラダ、ボースというモンゴルの肉まん、ホーショールというモンゴルの揚げ餃子。ビールは昨日飲めなかった"Golden Gobi"。

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運転手のトゥシュさんから"Golden Gobi"はモンゴルで一番美味いんだぜと教えてもらった。

ちなみにトゥシュさんはビールを5本くらい飲むほどの酒飲みのようだ。仕事中は飲まないということで、昨日と今日は飲まないとのことだった。

会場には韓国人団体客も入っていた。昨日の団体とは別の団体のようだ。みんな手には辛ラーメンを持っていて、みんな会場でお湯をもらって辛ラーメンを食べている。夕食は自前なのかと思ったけどそうではなく、出される食事とは別に辛ラーメンを食べているようだ。

とっても不思議な光景。ガイドのサロラさん曰く、韓国人はこういう食べ方をよくしていて、珍しい光景ではないとのことだ。そうなんだね。私からするとやっぱり不思議な光景だ。

20:00になって、昨日も行われた催し物が開かれた。内容は昨日と同じ。相変わらず韓国人グループは盛り上がっていたね。

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明日の話をする。明日はウランバートルに戻るだけだ。

朝はのんびりしたかったけど、どうやら運転手のトゥシュさんは明日のお昼から別の仕事が入っていて8:00には出たいとのことだった。8:00は早いなという思いはあったけど、まぁ仕方ないか。朝はのんびりと散歩をしようと思っていたけど、早朝に起きての散歩だな。

近くのテーブルには今日の乗馬体験で一緒だった日本人グループ2組もいて、ちらほらと日本語の会話が聞こえてくる。私のテーブルと同じく、それぞれガイドと運転手の方と一緒に食事をしているようだ。ガイド同士はお互い知り合いらしく、ガイド間でもモンゴル語で雑談をしていたりしている。その話の流れから、夕食後にみんなでトランプをしようという話になった。いい機会なので私もそれに参加することに。

私の隣のゲルに日本人グループの1組が泊まっていて、みんなでそこにお邪魔することになった。私を含めた日本人グループ、ガイド、運転手の方みんなでゾロゾロとお邪魔する。夕食後は外はすっかり真っ暗だ。

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その男性2人組は、小学校時代の知り合いで、もう20年来の仲だそうだ。小学校からの仲が続いているなんてすごいね。流石に私は小学校から関係が続いている友人はいないなぁ。

ババ抜きなどのトランプゲームをしたり、日本やモンゴルの話をしたりする。ガイドの方は日本語はわかるけど、運転手の方は全員モンゴル語しかわからない。それでも、日本語とモンゴル語が飛び交う中、言葉はわからなくても楽しい愉快という雰囲気は共有している。そんな場、いいよね。

22:00くらいまでわいわい盛り上がって、その場は解散。

空は満月のせいで星はまばらにしか見えない。男性の一人から、昨夜は深夜4:00くらいに綺麗に見えたと話を聞く。早起きして見てみようかな。

部屋に戻って、24:00くらいに就寝。乗馬体験が想像以上に素晴らしすぎた。

明後日は帰国するだけなので、明日が実質的な最終日だ。最後まで楽しもう。

5日目終了。6日目に続く。

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6日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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