【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)6日目 〜 テレルジ観光ツアー編3&ウランバートル市内散策編3
モンゴルひとりたび6日目。この日は8/15(水)。
モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・8/15(木)
Terelj Star Resort → [観光] ザイサン・トルゴイ → [昼食] Khaan buuz → [お土産] Souvenir House → [観光] チョイジンラマ寺院博物館 → [cafe] Tom N Toms Coffee → [夕食] BD's mongolian barbeque → [ホテル] Puma-Imperial Hotel
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
この日が実質的な最終日。明日は帰るだけ。
昨夜、深夜に星空が綺麗に見えたと言う話を聞いていたので、タイマーを3:30にセット。無事に3:30に起きることができた。寝巻きのまま上着だけ来て、カメラを持って外に出る。
が、見事なまでの曇り空。星は全く見えない。外に出た瞬間にこれは無理だなと思い、すぐに引き返して眠ってしまった。(写真を撮ろうとすら思わなかった。。。)
その後どうやら雨が降ったようだ。半分寝ているような状態の中でも、外からの雨音が聞こえていた。ゲルに落ちる雨音、ポンポンという音、心地よい音。半分寝ていながらも、その音の心地よさは感じていた気がする。
朝5:30に再び起床。シャワーを浴びて荷造り。7:00から朝食なので、それまではのんびりと早朝散歩だ。
6:30に外に出る。昨夜に続いて、空はどんよりとした雲に覆われている。
ゲルの裏側にある丘に登る。
やはり昨夜は雨が降っていたようで、地面や草花が濡れている。相変わらず外はひんやりとして清々しい。雨に濡れた草花の匂いがなんとも心地よい。思わず深呼吸したくなる空気だ。本当に空気が美味しい。
早朝ということもあり、外に出ている人は私以外にはいない。人の声は聞こえず、聞こえてくるのは風の音、鳥の声、遠くから聞こえてくる牛や馬の鳴き声だけだ。そんな中、一人丘の上に立って、景色を眺めている。
これほどまでに気持ちの良い朝があっただろうか。少なくとも私はこのような景色を日本で見たことはないな。
この雰囲気をちゃんと記憶に残したくて、思わず動画でも撮ってしまった。記憶に残しておきたい景色というのは写真だけでなく動画でも撮っておきたい。その時の音までは写真には残せないしね。風の感触や匂いまで残せたらどんなにいいことか。
早朝に散歩したいと思っていたのは私だけじゃなかったようで、しばらくすると、韓国人の女性2人が丘の上に上がってきた。色々写真を撮っている。私も負けずに写真を撮る。
やっぱりこの景色はいいなぁ。やはり思い返しても、昨日今日以上に清々しくて気持ちのいい朝というのが思い浮かばない。それくらい良い朝だった。
時刻は7:00になり朝食の時間になった。丘の上から朝食会場は見えていて、朝食会場の外では人が待っている状態だ。今行っても混雑してそうだったので、一旦ゲルに戻って出発に向けた諸々の準備をする。
7:20に朝食会場へ。先ほどまでは雨は降ってなかったけど、この時間にはかなり強い雨が降っていた。
傘代わりに帽子を被って朝食会場へ。ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんは朝食を食べ終わっているところだった。
二人に合流できそうなタイミングでもなかったので、一人別な席に座って朝食をとる。
朝食中も雨は降り続いている。むしろだんだんと雨音が強くなっている。テレルジに来てから毎日雨に振られているな。とはいえ、この雨が昨日でなくてよかった。これが昨日だったら乗馬できなかったかもしれないな。
8:00出発ということであまり時間に余裕はない。朝食を終えるとすぐに荷物を取りにゲルに戻る。土砂降りだ。
帽子が意外と役に立っている。日差しよけのつもりだったけど、傘代わりとして役に立つとは。
荷物を持って車の方に向かっていると、管理棟付近に放牧されたシカ(野生のシカ?)が草を食んでいるのを発見。おそらく子供のシカだ。雨に打たれている状態であったけど思わず立ち止まって眺めてしまった。
ガイドのサロラさんの話では、どうやら山の方からここまで降りて来たらしい。よくあるとのことだ。
サロラさんは朝食会場からデザートのバナナを持って来ており、それをシカに与えていた。シカも警戒せずにそれを食べている。
人馴れしているようで、シカがエサを食べている隙に頭を撫でてみたが、全く警戒されなかった。かわいいね。
車に乗り込み、テレルジ国立公園を後にする。ゲルの宿泊、乗馬体験などなど、とても満喫した。いやぁ、よかった。
車で走って40分くらいでようやく雨が上がった。空には青空が見えて来た。
朝早い時間ということもあり、外はなかなか寒い。行きと同じく前方席の窓が全開なので、後部座席にいる私に風がビュンビュン入ってくる。モニターを見るに外気は9℃だそうだ。
私は厚めのジャケットを羽織っていて、それでも寒いのに、ガイドと運転手の2人は私よりも薄着で、かつ平然としている。モンゴル人は寒さに強いのだろうか。
車で1時間ほど走って休憩タイム。この時点では雨はすっかり上がっていて、爽やか青空が広がっている。
ここにもオボーがあった。ガイドのサロラさんと一緒に石を投げつつ時計回りに3回回る。
休憩といっても、止まった場所は別に何かあるわけでもなく、ただオボーがあるだけだった。周囲にはただ大地が広がっているだけだ。
これはこれでいい。こういう場所では何もないのが良かったりするよね。
10分ほど辺りをのんびり見渡して、再度出発。ウランバートルまで後1時間くらいだ。
途中、家畜の集団に遭遇。道路を占領している。
家畜が道路を渡り終えるまで待ち。こういうのもモンゴルならではだね。道路は家畜優先だ。
せっかくなので動画でも。
車はウランバートルに向かっており、市内についた時点でこのプライベートツアーは終了だ。市内の好きな場所で降ろしてもらえるとのことだったので、ザイサン・トルゴイで降ろしてもらうことにした。
2日目に行った時は曇天で、綺麗な景色を見れなかったのでリベンジということで。
ザイサン・トルゴイに到着。ザイサン・トルゴイの手前にあるショッピングモールのところで降ろしてもらった。
ここで2日間お世話になったガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんとお別れ。握手してお礼を行って別れる。
ガイドに一部不満がないわけではなかったけど、ツアーの内容としては大満足だったし、何より日本語でコミュニケーションが取れたのはとても助かった。良いツアーだった。
2日目の時は気づかなかったんだけど、ショッピングモール前にこんな巨大なひよこ隊長がいたんだね。写真左側に写っている階段を登ってザイサン・トルゴイに向かう。
ザイサン・トルゴイに到着。2日目にも見た光景だ。
団体客は来ていないようで、ほとんど人がいなかった。2日目よりも天気がいい。やはりリベンジして良かった。
改めて街並みを眺めて見ると、本当にマンションの建設ラッシュだ。マンションが密集している。意味無く望遠レンズで撮って見たけど、写るのは住宅ばかり。
ほんの数時間前まで草原しかない場所にいたなんて信じられないね。
しばらくすると韓国の団体客がやって来て、賑やかになってきた。ザイサン・トルゴイからウランバートルの晴れた景色を観れたので、これで満足。下に降りることにする。
少しモールの中を見学して、そのまま待ちの方へ歩いて戻る。(モールの中の写真、とるの忘れた。。。)
ふと道中にある巨大モニターに目をやると、そこにはTOYOTAの広告が。そしてよく見ると左上にフォルダが。。。
ちなみに、これは帰国後に知った話なのだけど、モンゴルではプリウスが人気らしい。「モンゴル プリウス」とかで検索するとプリウスが人気という記事がわんさか出てくる。ツアーで乗ってた車も(多分だけど)プリウスだったしな。
あと、これまた道中に大きなショッピングセンターが。こちらはナーダムセンターという建物だ。写真の中央にはKARAOKE(カラオケ)の文字も。
ちょっと中に入って歩き回ってみたけど、日本でもよくあるようなデパートで、中では普通にショッピングを楽しんでいる人で賑わっている。
当然だけど、ウランバートルの人たちも日本人と変わらない。カラオケにも行くし、デパートで買い物をする。ここにはいつもの日常の時間が流れている。
街の中心部に戻って来た。何日か振りのスフバートル広場。
時間はお昼過ぎの時間。ランチは地球の歩き方に乗っていた"tuul"(トール)というお店に行こうと思っていて、そこに向かって歩く。
お店に到着!
地球の歩き方には英語メニューがあると書いてあったんだけど、店員さんは英語が通じないし、"English menu ?"と聞いてもハテナな反応しかされない。メニューも見てみたけどモンゴル語しか書かれていない。
地球の歩き方の情報となんか違うな。。。
モンゴル語表記しかないと、さすがにどうしようもないのでこの店で食事を取るのを諦めてしまった。
ちなみに、帰国後に改めてGoogleMapでお店を調べてみたら、上の写真のお店はCafeのお店でその隣にレストランのお店があったっぽい。気づかなかったなぁ。でも、この看板を見たら、地球の歩き方に乗っているお店と思うわなぁ。
さてさて、行こうと思っていたお店に行けず、どこでランチを取ろうか。思いつくお店といえば、2日目に行ったハーンボーズ(Khaan buuz)くらいだ。
お昼を抜くという選択肢はないし、せっかく食べるんだったらモンゴル料理を食べたかったので、同じお店だけどハーンボーズに行くことにする。
今回はモンゴルの肉うどんを注文。
シンプルで素朴な味。美味しかった。
ランチの後は、お土産を買いにお土産屋を探す。GoogleMapで"Souvenir Shop"で検索して、該当したお店に適当に入って行く。
私は海外旅行をする時は、自分用のお土産にピンバッチとショットグラスを必ず買うことにしている。なのでこの2つが置いてあるお店を探していく。
その中の一軒、"Souvenir House"というお店で、ピンバッチとショットグラスを発見。数件回った中では、ショットグラスを扱うお店は結構あったのだけど、ピンバッチを扱うお店はなかった。探した中で唯一見つかったのがこのお店だ。このお店で買うことにしよう。
ただ、ショットグラスは3個1セットで売られていて、バラ売りはされていなかった(どこのお店でもそうだったけど)。3個もいらなかったけど、バラでは売らないと言われてしまったので、仕方なく3個セットを購入。まぁ、買わない選択肢はないのでね。これで自分用のお土産はバッチリ。
さてさて、今はツアー帰りの後なので、荷物一式を全て持って移動している。流石に大きな荷物を持って歩き回っていると疲れてくる。時刻は14:00過ぎ。そろそろホテルにチェックインできる時間だ。
この後はチョイジンラマ寺院博物館に行く予定だったのだけど、先にホテルにチェックインして、荷物を置くようにしよう。
この日泊まるホテルはこちら。
スフバートル広場の近くにあるホテルだ。
チェックインをしつつ、明日の空港送迎の確認をする。明日の飛行機は早朝なので、ホテルを予約する時に空港送迎の依頼をしておいたのだ。
明日のAM8:40の便なので、AM5:30にタクシーをお願いする。料金は45000 Tg。
これは、ガイドのサロラさんに聞いたのだけど、ウランバートル市内から空港まではタクシーで20000Tgくらいが相場だそうだ。地球の歩き方にも、それくらいが相場と書いてあったな。
そうして見ると、倍以上のお金を取られているんだな。ぼったくられているのか、観光客値段で高めに設定されているのか。まぁ、ここは気前よく払っておこう。相場より高いとはいえ、日本円にすると高々1000円程度の話だしね。
部屋は303号室。写真中央右側の部屋だ。
2人用の部屋でとても広い。部屋の中央にバスルームがあって、独特な間取りをしている。そのせいか、部屋の動線が長くなって広く感じられる。
荷物を置いてすぐに出発。向かうはスフバートル広場の南側にあるチョイジンラマ寺院博物館だ。
ちなみにチョイジンラマ寺院博物館は、スフバートル広場の近くにあるということもあり、ウランバートル市内を散策していた時にも何ども見かけた寺院だ。ようやく来れた。
建物の中には修行僧っぽい格好をした人もいたけど、ここは博物館。修行寺ではないんだよな。お手伝いとかで来てたりするのかな。
ちなみに、その修行僧の人たちはスマホをいじっていて、観光客の対応はしていなかった(笑
この寺院はいくつかの建物に分かれており、中はチベット仏教の祭典で使われるお面や楽器が展示されていたり、仏教像や宗教美術が展示されていた。仏教像や宗教美術は3日目に行ったボグドハーン宮殿博物館と似たような展示だ。
建物内のとある部屋には、人間の首だけの絵とか、手足がもがれた人間の絵が壁一面に描かれている。とても不気味な空間だ。その部屋の展示物には地獄に関するタイトルがつけられており、おそらくその部屋は、絵画を含め地獄を表現しているエリアなのだろう。夜には絶対に来たくない場所だな。(写真撮るの忘れた。。。)
一方で、たくさんの仏が描かれているエリアもあって、おそらくこれは天国を表現しているのだろうな。
展示されているのはチベット仏教に関する展示物なので、ボグドハーン宮殿博物館で見たような気がするなと感じる絵や像が結構あったな。展示物が豊富にあったのだけど、解説がなかったので、基本眺めて終わりな感じだった。それでも建物や展示物を見るのに1時間30分くらいかかったかな。
チョイジンラマ寺院博物館を出たのが16:30くらい。
この後は特に予定はなしだ。ウランバートルで見ようと思っていたところはこれで全て見れた。
後はのんびり夕食を食べて、スフバートル広場あたりを散歩しようかなくらいな感じだ。
後は本当にのんびりするだけなので、とりあえずカフェに入って、一休みすることにする。チョイジンラマ寺院博物館の近くにある"Tom N Toms Coffee "に入る。
アメリカーノを飲みながら写真を見返したりしてのんびりと。
ウランバートルはカフェの文化があるのか、至る所にカフェがあって、どこも賑わっている。私が入ったお店も、学生と思われる若者でほぼ満席に近い状態だった。
カフェで一休みした後はホテルに戻る。夕食前に帰国に向けた荷造りだけ先に済ませておくことにするのだ。日が傾きかけて来た時間のスフバートル広場を通ってホテルへ。
ホテルに戻って荷造り&一休み。
19:00頃に夕食を食べにホテルを出る。夕食は"BD's mongolian barbeque"というお店に向かう。2日目に行った"Modern Nomads"の隣にあるレストランだ。
店内はガラガラだった。予約席っぽいのはあちこちにあったけど、人はまだ入っていないだ。日本では19:00頃が夕食のピークだと思うけど、モンゴルではもう少し後ろの時間なのだろうか。
このお店はバイキング形式で、好きな野菜、肉(鶏、牛、豚、羊、馬)をボールに取り、ソースを選んでスタッフの方に渡すと大きな鉄板で焼いてくれるスタイルだ。
コースは、ボール一回分のコースと2時間食べ放題のコースがあり、私は2時間食べ放題のコースを選択。最終日だし、ここはガッツし食べてやろう!
飲み物はDUNKLEというビールを注文。ドイツの黒ビールだ。モンゴルのビールは扱ってなかった。。。
肉と野菜をソースをとってスタッフの方に渡す。こんな感じで焼いてくれる。たまに火柱を上げたり、軽いパフォーマンスをしながら焼いてくれたりしてくれるので、見ててなかなか面白い。
出来上がり!いただきます!
美味い!これがモンゴル最後の食事なので、これでもかってくらいに食べる。肉はもちろん羊肉だ。当分羊はいらないと思うくらいに食べる。
それにしても、モンゴルに来てから毎日羊肉を食べて来たけど、全く飽きなかったな。昨年オーストラリアに旅行した時には、すぐに牛肉に飽きてしまって日本食とか中華に走ってしまったけど、今回はそう思うことが全くなかったな。
脂っこくなくって食べやすいからかな。あと、私が羊肉が好きだからというものあるとは思うけど。とにかくお腹がはち切れんばかりに食べる。
4回くらいお代わりして、デザートも食べて大満足!
ちなみに会計は34800Tg。日本円で1600〜1700円くらい。やはり安い!モンゴルいいわぁ。
2時間たっぷり過ごして、21:00過ぎに店を出る。
ウランバートル最後の夜だ。最後はスフバートル広場によってライトアップを眺めることにしよう。
スフバートル広場のライトアップはとても綺麗だ。眩しすぎず、適度な明るさと色合いだ。広場全体も薄暗い感じはせず、本当に丁度いい具合のライトアップなのだ。
広場には子供づれ、若者、老人といろんな人が想い想いの時間を過ごしていて、とても賑やかだ。
警官も何人か広場を巡回しているようで、安心して見ることができる。本当に治安が悪いという感じには見えないんだよなぁ。
思い残すことがないように広場を眺めて写真を撮る。
22:00過ぎにホテルに戻ってきた。明日は5:30に空港に向けて出発だ。4:30には起きなきゃな。
荷造りはほぼ終わっていたので、後はシャワーを浴びて寝るだけ。
シャワーはちゃんとお湯が出た!ありがたい。そしてなんとバスローブもついていた!これまで泊まったホテルでバスローブがあったところなんてあったかなぁ。いいね!
明日は早いので、23:00には就寝。明日は帰国の日だ。
6日目終了。7日目に続く。
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7日目のお話はこちらからどうぞ!