将棋な週末

実は将棋が趣味である。

最近では、加藤一二三先生や藤井聡太先生により将棋界が注目を浴びるようになっていて、いち将棋好きとしては嬉しい限りである。

最近(だと思う)は「観る将」(将棋を観て楽しむ人)や「指す将」(将棋を指して楽しむ人)という言葉が出てきているが、私は基本「観る将」でたまに「指す将」だ。

「観る将」としては、毎週日曜にやっているNHK杯を見たり、Youtubeに上がっている棋譜並べを見たりしている。「指す将」としては、小学生の頃将棋教室に通っていたこともあり、その延長で将棋はそこそこ指せる。ずっと居飛車党だ。

たまーに同名で将棋ウォーズをやっていたりする。(最近はやってないなぁ。。。)

まぁ、ゆるーくながーい趣味としているものなのだが、先日久しぶりに将棋を指す機会があった。

私の会社には将棋サークルがあり、そのサークル主催でプロ棋士を招いた将棋イベントが年に一度開かれる。私はそのサークルには所属はしていないのだが、そのイベントは一般の人も参加もすることができ、それに参加して来たのだ。

来てくれた先生は以下の4人の先生。

木村一基王位

 片上大輔七段

谷口由紀女流二段

カロリーナ・ステチェンスカ女流一級

 木村先生が来ているのはすごく嬉しい。巷では「将棋の強いおじさん」という愛称が付いているらしく、解説も面白く人気の棋士だ。もちろん将棋は強く、最近豊島先生から王位を奪取して話題になった。私もこの方の大ファンだ。

片上先生は正直あまりしらない。。。ごめんなさい。。。

谷口先生は超美人さん。思わず見惚れてしまうね(///∇//) 年明けに女流名人戦に挑戦することが決まっている。

カロリーナ先生は将棋界唯一の外国人棋士だ。ポーランド人。とても日本語が流暢。

うん、豪華だ。

さてさて、イベントの内容としては、2回の指導対局詰将棋早解き大会、プロ棋士同士の対局というラインナップ。

指導対局では、カロリーナ先生と片上先生と対局してきた。

まずはカロリーナ先生。飛車落ちで対局!


1局45分打ち切りのため、上図で対局は終了。最後まで終わらなかったけど、下手玉は詰まず、上手玉は詰めろがかかっているので、私の勝利ということになった。やった!

続いては片上先生との対局。こちらも飛車落ちで対局!

こちらはコテンパンにやられてしまった。。。

飛車落ちでは下手は右四間飛車に構えて攻めるのが定石なのだけど、どうしても端攻めをしてみたくて、右四間飛車に構えてからの地下鉄飛車で9筋の端攻めを狙って見たものの、攻めが遅くて、逆に攻め込まれてしまった。。。

片上先生曰く、飛車落ちでの下手の端攻めは、戦法としてはないわけではないけど難しいとのことだった。やっぱりそうなのね。素直に右四間で攻めるべきなのね。

詰将棋早解き大会では、解けた人には景品が当たり、中には木村先生の色紙が入っていた。

この木村先生の「百折不撓」の色紙は、知っている人は羨ましがるほどの景品だ。これが欲しくて頑張ったけど、真っ先に取られてしまって。結局もらえなかった。そりゃそうだね。みんな狙ってるわな。

そんなこんなで、久々に将棋漬けの一日だった。

将棋を指すのは好きなのだけど、指した後のぐったりとした感じ、心地よい反面、頭の疲労具合が半端ない。指導対局2局指して、時間としては合わせて2時間もないくらいなのだけど、それでもその後は何も考えたくなくなるような頭の疲れを感じてしまう。

プロ棋士は何時間という持ち時間でフルに頭をつかって考えているんだから信じられないよな。プロ棋士の対局は、1局を終えると体重が数Kg落ちるほどにエネルギーを消費するという話を聞いたことがあるけど、本当にそうなんだろうなと思う。

いい休日だった。来年も参加しよう。