【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)7日目 〜 エルサレム旧市街観光編3
イスラエルひとりたび7日目。この日は9/20(金)。
イスラエルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/20(金)
[観光] マリア永眠教会 → [観光] ゲッセマネ(Church of All Nations) → [観光] Dominus Flevit Church → [観光] Tomb Of The Prophets → [観光] 主の祈りの教会 → [観光] Chapel of the Ascension → [観光] アブサロムの墓 → [観光] City of David → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] ダビデ廟 → [観光] ドーミション・アビー → [ディナー] Focaccia Bar
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝6:15起床。シャワーを浴びて出発の準備をする。
タオルは毎日変えてくれるがアメニティの交換は雑だ。ボディーソープやシャンプーは変えてくれたり変えてくれなかったり。すでにボディーソープが切れていたけど、昨日は替えてくれていなくて、持参したボディーソープを使った。まぁこういうのは、そういうもんだっていう割り切りだよね。これが普通。
今日は8:30に友人とLRTのダマスカス門駅で待ち合わせだ。いつもに比べて朝はちょっと余裕がある。7:30に食堂に行き、ゆっくり朝食を食べる。今日もご飯は美味しい。
8:15にホテルを出て、LRTでダマスカス門へ。
友人もちょうど着いたところだった。今日は旧市街の外壁部、オリーブ山やシオンの丘を見て回る予定だ。下の地図でいうと、旧市街の東側と南側のエリアだ。
今日もとても暑い。ところが友人は長袖のシャツを着ている。不思議に思い、暑くないのかと聞いて見ると、彼は普段ジェリコにいて、ジェリコはエルサレムに比べても暑い場所なので、エルサレムの朝は涼しく感じるからだと教えてくれた。確かに、昨日行ったジェリコは凄まじく暑かった。
まず向かうはオリーブ山のマリア永眠教会だ。ちなみにこの場所、GoogleMapにはマリア永眠教会(Tomb of the Virgin) と表示されているが、「地球の歩き方」にはマリアの墓の教会 (Virgin's Tomb Church of Assumption)と書かれている。そして「地球の歩き方」には別な場所にマリア永眠教会の表記がされている。その場所は、このあと行くドーミション・アビー (Dormition Abbey)だ。表記がごっちゃになってるね。日本語訳するとどちらにも取れるって感じなのかな。
旧市街の外壁に沿って歩く。城壁に沿って北東側の通りは「ジェリコ通り」という名前がついている。昨日行ったジェリコの名前だ。
友人は仕事でエルサレムに来ることも多く、外壁周辺やこれから行くオリーブの山はランニングコースにしているみたいだ。かなりアップダウンのある道なので、心肺が鍛えられそうだな。
オリーブ山は地図で見ると結構遠くにありそうなのだが、歩いていると意外とすぐに着いてしまう。ダマスカス門から歩いて15分くらいでマリア永眠教会に到着!
この教会もカトリック系の教会ではないのか、礼拝堂やランプに彩られた空間になっている。神父がランプを振りつつ、その中に入っているお香を巻いている光景が印象的だった。あと、神父(?)の人が冠を被っていて、その光景も新鮮だった。
マリア永眠教会には聖母マリアの墓があり一般人も見学することができる。もちろんそれを見る予定だったんだけど、着いた時にはちょうど朝のミサが行われており、墓に入ることができない。ミサを見学しつつ、終わるのを待っていたけど、一向に終わる気配がなかったので、また後で見に行くことにする。
友人も教会内を見学しているが、基本的に私の方が長い時間見回っており、彼を待たせてしまっている状態だ。とはいえ、何も言わずに私のペースに合わせてくれている。大変ありがたい。
次に向かうのはゲッセマネと万国民の教会(Church of All Nations)だ。マリア永眠教会のすぐそばにある。
入口の上に描かれている絵も綺麗。
この教会は人気なのか観光バスが停まっていて、多くの観光客が見学していた。
この教会はカトリック系の教会のようで、中央に聖堂と絵画があり、その両側に椅子が並んでいる。教会と言われて想像する一般的な教会だ。
上の写真、3枚の絵画があって、左から、「ユダの接吻」「苦悶のキリスト」「イエスの逮捕」のエピソードが描かれている。どれも予習した中に載っていたエピソードだ。綺麗なモザイク画。
下の写真は中央と右側の絵画である「苦悶のキリスト」「イエスの逮捕」。
下の写真は左側の絵画である「ユダの接吻」。ユダがイエスに接吻することを合図に、イエスが逮捕されたというエピソード。
ステンドグラスも美しいね。
ここはのんびりと眺めたくなる場所だ。が、この教会には観光客が多くいたので、椅子に座ってのんびりというわけには行かなかったけどね。中央部では人が集まりだして、ミサ(?)が始まりだした。
立ち見で見学。この教会は鶏鳴教会の次に綺麗だなと思った教会だったな。
今見ている場所はオリーブ山と呼ばれるところで周囲よりもやや高いところにある。旧市街とオリーブ山の間はちょうど谷のような地形となっていて、視界が開けていて眺めがいい。
次は主の泣かれた教会(Dominus Flevit Church)に向かう。イエスがオリーブ山からの帰途で、エルサレムを眺めて滅亡を予言し涙した場所と言われている。
主の泣かれた教会への道中にマグダラのマリア教会という建物もあって、この場所も見て見たかったんだけど、この日(金曜日)はお休み。残念!高い建物のようなのだけど、木々に囲まれていたためか姿も見えなかった。(なので写真もなし!)
主の泣かれた教会に向けて急な上り坂の道を登っていく。友人と上り坂の傾斜を見ながら「この坂はレベル2」とか「これはレベル4」とか、たわいも無い会話をしながら歩く。もう10年来の中なので、久しぶりの再会とはいえ、会ってしまえば、たわいもない会話ばかり。そういうのいいよね。
主の泣かれた教会に到着!万国民の教会から歩いて10分くらいかなぁ。
主の泣かれた教会は建物内の見学ができないのか扉が閉まっていた。外観を見るだけ。建物の中も見てみたかった。。。
教会の敷地から見える旧市街の光景はなかなかいい景色。
パノラマでも。
急勾配な道の途中にある教会だが、おそらくツアーの参加者だろう、高齢の人もかなりの数がいた。この道を歩いてきたんだろうけど、すごい大変だったんだろうな。
建物の中に入れないのでそこまで長く滞在できない。10分程度で主の泣かれた教会を後にする。次に向かうは預言者の墓(Tomb Of The Prophets)だ。さらに上り坂を登っていく。
登っていく途中に、ユダヤ人墓地があった。入口の門が空いている。きっと観光客が来るような場所ではないんだろうけど、せっかくなので入って見ることにする。
ユダヤ教は火葬ではなく、棺に入れたままそのまま埋葬するようだ。旧市街からオリーブ山を見たときに、一区画、何もないハゲ山のような一帯があったけど、これはここだったんだな。日本人のツアー客も何人か墓地の中に入っていて、日本人ガイドの人がユダヤ教の墓について解説していた。
墓地を眺めつつ、ガイドの話に耳を傾ける。ユダヤ教では人が死ぬとその魂の浄化が行われ、浄化が完了すると復活をして神の国に行くとのことだ。通常は非常に長い時間をかけて復活するのだが、イエスは死後3日で復活したため、特別な存在と見なされたとのことだ。
その話を聞いていると、日本人ツアー客の方から「日本人ですか?」と「学生さんですか?」と聞かれてきた。日本人かはともかく、まだ学生と間違われるとは。私たちは30歳をすぎているんだけどね(笑
坂を登りきった先に預言者の墓 (Tomb Of The Prophets ) がある。私宅のような場所にあって、「本当にこんなところにあるのか?」と「ここに入っていいのか?」と思ってしまうくらいだ。(写真を撮っていいのかすら疑わしい場所だったので、ここではこの入り口の写真しか撮れなかった。)
敷地の中にいた人に「ここは預言者の墓の場所?」と尋ねると、「そうだ」と答えてくれ、洞穴っぽいところに案内してくれた。
洞穴の中には明かりがなく、真っ暗で何も見えない。ろうそくを持たせてくれて、それを持ちながら中を見学するスタイルのようだ。ろうそくの灯りがあるとはいえ、その光は弱いので足元まで十分に照らせるものではない。足元に注意しながら、灯りが消えないように慎重に歩く。本当の意味で一寸先は闇状態。
薄ぼんやりに明るくなったなったところを何とか頑張って見る感じ。墓の大半はキリスト教徒の墓のようで、その中にゼカリヤという預言者の墓があるようだ。ある一角だけろうそくの灯が灯っている場所があったので、きっとそこがゼカリヤの墓なのだろう。が、やはり暗かったのでよくわからなかった。
ちなみに、ここを管理している人はこの暗さに慣れてしまっているようで、灯りがなくても周りが見えるらしい。これにはびっくり。
預言者の墓を後にして、次は主の祈りの教会に向かう。預言者の墓は坂を登り切ったところにあり、その側には周囲の景色を眺めることのできる展望台がある。ユダヤ人墓地の先に旧市街が広がっている。数千年前、イエスもこの景色を眺めたのだろうか。
パノラマでも。
主の祈りの教会に到着!
この教会には主への祈りが様々な言語で書かれて掲げられている。
当然、日本語の祈りは探すよね。そして発見!
これだけたくさんの言語を揃えるなんてすごいね。そして、それ以前にこれだけ大量の言語が存在することに驚きだよね。
そういえば友人はアラビア語で書かれた祈りを読んでたな。パレスチナに来てからアラビア語も勉強しており、何となくでは読めるし会話もできるとのことだ。もちろん私はアラビア語はさっぱり。友人からこれがどういう単語で、どこが文字の区切りかを説明してくれたけど、全然わからなかった。
ちなみに友人は以前カンボジアにもいたことがあり、そこではクメール語で話させていたこともあって、クメール語の祈りを探していたけど、それは見つからなかった。
この教会にはオリーブの木が植えられた庭がある。教会にオリーブの木ってなんともキリスト教って感じのする組み合わせだよね。
庭の奥にはキリスト教の墓がある。おそらくこの教会の偉い人のお墓なのだろう。石造りと思われる十字架が建てられている。墓石を見るに、古くは1900年代に亡くなった人の墓のようだ。
さて次は昇天教会 (Chapel of the Ascension) だ。入り口にはムスリムの塔が建っており、中に入ると8角形の礼拝堂がある。こじんまりとした建物だ。
建物内には聖堂はなく、ただイエスの足跡と言われる岩が展示されている。これが本当にイエスの足跡なのだろうか。
建物もこじんまりとしており、周囲にも特に見るものがないので、10分もせずに満足してしまった。
さてさて、昇天教会を見たところで、オリーブ山で見たいと思っていたものは見ることができた。シオンの丘の方に向かおうとするか。
来た道を戻り、再度マリア永眠教会に向かう。先ほどはミサで見れなかったマリアの墓を見るのだ。
さすがにミサは行われていなかった。神父がミサを行なっていた場所にマリアの墓がある。上の写真の中央部、人が中に入ろうとしているところがマリアの墓だ。
全然行列はできてなくってすぐに見ることができた。聖墳墓教会のイエスの墓とはエラい違いだね。下の写真が墓の中の一部分。狭いので全体は写せなかった。
お香の香りが漂う、なんとも神聖な雰囲気のある空間だ。私はキリスト教徒ではないけれど、確かに祈りたくなる気持ちにさせられるね。
さてさて、時刻はちょうどお昼時。ランチはどうしようか。正直お腹は空いてなかったし、付近のお店をチェックしていたわけでもない。気持ちとしてはランチを抜いて歩き回りたい気分だが、友人もいるしなぁ。
素直にランチを抜いて歩き回っていいかを聞くと、あっさり「いいよ」と返してくれたのでそのままシオンの丘に向かって歩くことに。私のペースに付き合ってくれるの、本当にありがたい。
旧市街とオリーブ山の谷を下って行く。下の写真はアブサロムの墓。アブサロムはダビデの息子だ。
途中、オリーブを収穫している少年を見つけた。友人がアラビア語で少年と会話して、オリーブを分けてもらった。友人はそのオリーブを生のまま食べたがどうやら苦かったらしく、僕には勧めなかった。エルサレムでアラビア語を話せると、こういうちょっとした会話ができて色々得しそうだね。
シオンの丘に向かっている途中でダビデの街 (City of David) の案内を発見。ここも見ようと思っていた場所だ。エルサレム発祥の地と呼ばれている街の遺跡がある場所だ。急な階段を登って行く。さっきまで谷を下っていったのに、もうこんな絶景。
ダビデの街はエリア内にいくつか見所があるようで、ルートに従って巡るようになっている。ダビデの街のVisitor Centerでパンフレットをゲット。見所を確認したが、ちゃんと巡ろうとするとかなりの距離を歩くことになり、そこまで行って見たい場所もなかったので、巡るのはやめることにした。
VisitorCenterの前には売店とベンチがあったので、そこで小休憩&この後の作戦会議。この後はシオンの丘に向かうだけで、思ったよりも早く回れている。もうちょっとのんびりしてもよかったんだけど、他に巡るところもないので、向かうことにする。
そんな中、猫を発見!かわいい。
ちなみにダビデの街は今でも発掘中のようだ。旧市街の目の前にあって、割と栄えている一帯だと思うのだけど、まだ発掘中とは。(もしくは修復中?)
旧市街の南側、糞門の通りに沿って歩き、ジオン門に向かう。向かうは4日目に行った鶏鳴教会だ。友人は行ったことがないらしく、行ってみたいとのことだった。私もこの教会はとても気に入っているので、もう一回行くのは全然OKだ。
鶏鳴教会に到着。入場無料だと思っていたけど、実は10NIS必要だったようだ。4日目に行った時は素通りだったんだけどな。1度見ているので写真はもう十分。
これまでは友人が私のペースに合わせてくれていたので、今回は私が友人のペースに合わせる番。友人のペースに合わせつつ教会内の装飾や絵画を見て回る。やっぱりこの教会の絵画や建物内の装飾は綺麗だ。
友人は割と早足で見る人なので、10分〜15分くらいで教会内を見回ってしまった。4日目の私はその倍の時間はかけて見ていたな。
鶏鳴教会を後にして、あと見ようと思っているのは最後の晩餐の部屋、ダビデ王の墓(GoogleMapではダビデ廟)、マリアの墓の教会(GoogleMapではドーミション・アビー)だ。それぞれ鶏鳴教会から近い場所にある。
最後の晩餐の部屋は、まさにレオナルドダビンチの絵にある通り、イエスが処刑される前に弟子を集めて最後の晩餐を行ったとされる部屋だ。
場所に特別感はなく、いたって普通の建物の2階にある。下の写真にあるように、普通の階段を上った先にある。
中に入って見ると、そこはダビンチの絵に描かれていたような風景とは程遠く、部屋の中央にモニュメントがあり、その両側に簡易なステンドグラスがあるだけの、なんとも殺風景な部屋だった。ダビンチの絵画でも飾られていればちょっとは雰囲気が出るとは思うんだけどね。
この場所自体が建物の2階にあり、果たしてこの建物自体が古くから存在しているのかすら疑わしい。どうなんだろう。とはいえ、部屋は観光客でごった返していたので、有名な場所であることなのは確かなようだ。人が多くあまりちゃんとした写真は撮れなかった。。。
ただ、この建物の屋上からはドーミション・アビーが綺麗に見れて、それは良かった。
墓のある部屋は中央で仕切られており、右側が男性用、左側が女性用の部屋となっている。嘆きの壁と同じような感じだね。男性用の入り口にはキッパが置かれている。キッパを被って中に入る。ユダヤ教正統派の人が墓の前で聖書を読んでいたり、正統派の人ではないけれど、赤ちゃんをおぶりながら声を出して聖書を読んでいたりした。
ちなみにこのキッパという被り物、すごく小さい物なので、いまいち被っている感覚がない。頭に被るというよりかは、乗っけるという表現の方があっている気がする。うっかり落としてしまってないか感覚的にはわからなくて何度か頭を触って確認していたな。
墓といえど、半分しか見えないし、正直言ってただの箱のようにしか見えないので、墓っぽくは見えなかったなぁ(笑
次はマリアの墓の教会(ドーミション・アビー)だ。カトリック系の教会でエルサレムで最大の教会だそうだ。
聖堂も絵画も美しい。万国民の教会と同じようにずっと見ていられるような美しさがある。聖堂のある部屋ではのんびりと眺めていたくて、友人にお願いして、しばらく席に座って一緒に聖堂を眺めていた。
下の写真は個人的にはお気に入りの一枚。何とも神々しい雰囲気が漂うように感じるのは私だけ?
イエスの12使徒の絵や永眠するマリア像なども展示されている。
マリアの墓の教会を見終えて、時刻は15:00くらい。見ようと思っていたものは一通り見ることができた。ここで一旦友人と別れる。夕食を一緒に食べる約束だけしてここで解散。街歩きに付き合ってくれて感謝。
私はこれまで一人旅することが大半で、今日みたく誰かと一緒に旅行先で街歩きするなんてことはなかった。ただ、今日一緒に街歩きして、案外誰かと一緒に行くというのもありかもしれないなと思った。誰かと行くと、その相手に気を使ってしまい十分に楽しめないと思っていたけど、そんなことはなかった。もちろん、その相手が気の置けない人であることが前提だけど、そういう人なら一緒に行っても大丈夫な気がするね。
・・・、でも一緒に行ってくれそうな人はいないんだけどね(笑
さて、ここからは1人行動だ。旧市街をフラつこうか。
ちょっとした路地も気になったところは歩いて見る。下の写真、歩いた先にはバスケットボールのコートがあった。旧市街の中にもこういう日常を感じさせるエリアもあるんだね。
さて、今は金曜の午後ということで、街はシャバットの雰囲気に入ってきており、ほとんどの店が閉店しかけていた。カルドも歩いていたけれど、入り口の門も閉じられていて、店も閉まっている。
まだまだ外は明るいのに店は閉まり始め、人の往来も少なくなってきている。なんか不思議な感じだ。
見るところもないのでホテルに戻ることにしよう。ユダヤ教正統派の方が住むメア・シェリーム地区に行って見ようかとも思ったけど、それは明日の午前中かな。お昼を抜いて歩いていたので、疲れがあったのも確かだし。
旧市街を出て、LRTが通っているメイン通りを歩く。人が本当に少ない。
本当に店も閉まっている。本当に不思議な感覚にとらわれるね。
ホテルに戻ってしばしの休憩。友人とは19:30に"Focaccia Bar"というお店に集合することになっている。
さてさて、19:10くらいにホテルを出発。外に出ると街はびっくりするくらいに静まり返っている。
バスもLRTも運行していない。シャバットの徹底具合が半端ないね。日本ではまずできないことだ。下の写真は "Jaffa Center" の電光掲示板。サービス終了とはあるけれど、まだ時刻は19:19なんだよね。
街はライトアップはされているものの人は本当にいない。ド深夜かと思いたくなるような雰囲気だが、まだ時刻は19時台。本当に面白い。
2日目、エルサレムに来た日の夜に行った"Rimon Cafe"もこんな感じ。
シャバット中でも開いているお店がないわけではない。シャバット自体はユダヤ教のイベントなので、ユダヤ教の人は働けないが、キリスト教やイスラム教の人は働くことができる。なのでそれらの宗教の人が働いているお店は開いていたりするのだ。
マクドナルドも開いていたね。
19:30に"Focaccia Bar"で友人と合流。お店はすごく混んでいて、席に通されるまで外で待たされたくらいだ。シャバットで店が閉まっている分、開いている店にはお客が集中するようだ。開いているお店からしたらいい稼ぎ時なんだろうね。
ピザとフォカッチャを注文。ちなみに、友人も私もフォカッチャという食べ物をよくわかっておらず、お互いにパスタのようなものを想像していたんだけど全然違った。ピザと同じだったんだね。店員さんからフォカッチャと言われて、ピザのような料理を出されて、「これがフォカッチャ?」って店員さんに聞いて閉まったくらいだ。店員さんもキョトンとした感じで、お互い赤っ恥だった(笑
友人は明日も1日私に付き合ってくれる。明日はシャバット中で基本的にはどこのお店も閉まっている。ただ、イスラエル博物館は短縮営業で開いているようなので、そこに行くつもりなのだ。9:30にLRTの "City Hall" 駅に集合で約束する。
22:00くらいに店を出て、今日は解散。海外の旅先で友人と1日街歩きをするなんて初めてだったけど(台湾の時も友人と一緒だったけど、一緒に街歩きまではしなかったし)、思った以上に楽しかったね。
さてさて、明日が実質イスラエル滞在の最終日だ。明後日は午前中に空港移動だからな。最後まで楽しもう。
7日目終了。8日目に続く。
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8日目以降のお話はこちらからどうぞ!