【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)2日目 〜 イグアスの滝(ブラジル側)観光編1
南米ひとりたび2日目。この日は 2017/09/15 (金)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/15(金)
[空港] フォズ・ド・イグアス - カタラタス国際空港 → [観光] イグアス国立公園 → [駅] Terminal de Transporte Urbano → [ホテル] ポサダ エル シャダイ → [ディナー] Bufalo Branco BBQ
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
2日目はフォズ・ド・イグアス カタラタス国際空港から開始。
丸一日かけて日本からここまでやって来た。今の時刻は2017/09/15の11:00(ブラジル時間)。日本を出発したのが2017/09/14の12:00(日本時間)なので、ちょうど1日って感じ。時差を最大限利用した移動だ。24時間以上飛行機に乗って、実質経過した日付は1日だけ。
向かうはイグアスの滝国立公園だ。空港から国立公園までは近い距離にあって、バスが通っている。街の中心部とは反対側にあるため、ホテルには行かずに、荷物を持ったままイグアスの滝に向かうのだ。
バス停で待機する。バス停に着いた時にちょうどバスが来たのだけど、行き先がわからず、誰も乗らなかったので様子を見ているとそのまま行ってしまった。後で気づいたんだけど、このバスはイグアスの滝行きのバスだったようで、他の人はみんな街の中心部に行くので乗らなかったようだ。
次に来たバスは街の中心部行きで、私以外の全員がバスに乗り込んだ。一人バス停で待つ。すると2〜3人のグループに「どこに行くの?」と英語で話しかけて来た。「National Park」と答えると、「Cataratas行きのバスに乗るといいよ」と教えてくれた。カタラタス(cataratas)=「滝」か。なるほど。お礼を行って、バスを待つ。
バスが来るたびに運転手に「Cataratas?」と聞いて行き先を確かめる。2本くらいやり過ごした後で、「イグアスの滝」行きのバスを捕まえる。バスは先払い制。入り口にゲートがあり、お金を払って中に入る形式。車内にゲートがある形式は初めてだ。面白いね。
空港から滝までは約1.6kmほど。バスに乗って4〜5分くらいで着いてしまう。あっという間だ。
イグアスの滝国立公園に到着!この日のイグアスは曇り空で涼しい。長袖1枚羽織ってちょうどいいくらい。
公園内に入る前にまずはヘリコプターツアーを見に行く。公園の入口の手前にあることは事前に調査済み。イグアスの滝を上空からも見て見たい!
ここでヘリコプターツアーに参加できる。
ツアーに参加したい旨を伝えると、料金がR$450(日本円で約13500円)と言われびっくり。地球の歩き方にはR$250と書かれていたので倍近く高い料金だ。曇っているし、いきなりR$450という値段を突きつけられ、ひとまずツアー参加は断って外に出る。4日目にもう一度ブラジル側のイグアスの滝を見る予定だから、その時に参加するかどうか考えようか。
イグアスの滝国立公園に入る。入園料はR$64で、これまた事前に調べていた値段よりも上がっている。(地球の歩き方にはR$56と書かれていた。)ブラジルはインフレしているのか。
園内には無料のバスが走っていて、滝の近くまでバスで行くことができる。
イグアスの滝は、ブラジル側とアルゼンチン側の両側に国立公園が設けられていて、アルゼンチン側は様々なアトラクションがある一方で、ブラジル側はトレイルがメインになっている。
バスに乗ってトレイルの入り口となる場所まで向かう。バスは2階建で2階はオープン席。当然2階に向かう。風を感じながら公園内の景色を眺めるのだ!
風がなかなか冷たい。というかちょっと寒い。。。南米に来て寒いと感じるとは。。。
トレイルの入り口のバス停に到着。ほぼ全員がここで降りた。みんなトレイルが目当てということかな。
バス停を降りた先からそこには絶景が広がっている。何段にも連なった滝が一面に広がっている。今まで見た滝とは全然規模が違う。
大地が割れている。こんな大規模に段差のある地形が広がっているなんて。そして、上から流れてくる水は枯れないのかという疑問が湧いてくる。けど、絶えず水は流れ続けている。
しばらく呆然と眺めてしまった。本当にこんな光景は初めて。全身がゾクゾクする。
トレイルのはじめの光景だけでここまで感動させされるとは。すごいんだろうなとは思っていたけど、まさかここまで想像を超えるとは。本当に来て良かったと思う。思わず笑みがこぼれてしまう。
パノラマでも。
動画でも。
トレイルを歩いていると、たくさんのハナグマに遭遇する。
人懐っこい動物なのか、人の後ろを着いて歩いている。可愛らしいなと思いながらその光景を眺めていると、突然前の人が持っているビニール袋に飛びついて、中からお菓子を奪って逃げていった。人懐っこいんじゃなくて、お菓子を狙っていたのか。
ハナグマは私の後ろにもついて来ている。立ち止まると、足元のそばで擦り寄ってくる。残念ながらお菓子は持ってないんだよな。それに、ハナグマへの餌やりは禁止だしな。
トレイルを歩きつつ滝を眺める。森林浴をしつつ絶景を眺めつつ。贅沢だ!
トレイルは2~3kmくらいの距離。ゴール地点には展望台があり、その手前には滝の前まで張り出した展望橋がある。近づくと滝からの水しぶきが大量に飛んでくる。
飛んでくる水しぶきの量が半端なく、これは雨と言っていいくらいの量だ。しかも今日は少し寒いくらいの気温なので、この状態で濡れてしまうと風邪を引いてしまう。あいにく雨具は持って来てなかったので展望橋の手前でポンチョを購入して展望橋に向かう。
私と同じような人はたくさんいたんだろうね。ポンチョが飛ぶように売れていたよ。
展望橋に向かうと、シャワーを浴びているかのような水しぶき。一眼カメラで写真を撮るのを躊躇ってしまうくらいの量。防水用のカメラを持って来たのでそれを使おうと思っても、レンズに水滴がついてしまい使い物にならない。
仕方なくiphoneのカメラで撮る。一眼カメラ、防水カメラ、iphoneを出し分けながらの写真。慌ただしい。とはいえ、こういうのもなかなか楽しい。
滝の音が大きく、周囲の人の声がかき消される。周囲は滝に囲まれているので見渡す限りに絶景が広がっている。曇っているのが残念!快晴の中でこの景色を見てみたい!
パノラマでも。
動画でも。
今日は天候は恵まれてはいないけど、人はいっぱいいる。カップルが6割、団体客が4割といったところかな。日本人の団体もいたね。ひとり旅の人は見当たらなかった。
展望橋を満喫して、展望橋のそばにある展望台に向かう。そこがトレイルの終点だ。
展望台でもイグアスの滝をのんびりと眺める。展望橋では下から見上げるような景色だったけど、展望台は滝を見下ろす形になる。世界一の滝を上からも下からも満喫する。
全身に滝の轟音を受ける。本当に何も考えることができないくらい圧倒されている。何か考えようとしても、頭が、全身が、何か別なものに囚われているような感じで、何というか頭が働かない。大自然には人をそうさせる何かがあるんだろうな。
とはいえ、この高揚感はとても心地いい。そして不思議と見てて全然飽きない。周囲の人は、少し景色を見て写真を撮ったらすぐにその場を去ってしまうが、私はずっと眺めている。
なぜ飽きないんだろう。周囲の人は短時間でその場を去ってしまっているので、おそらく私だけが特別そういう思いなんだろう。こういう景色が好きだからというのはそうなんだけど、もうちょっと深い理由がある気がしている。その理由を見つけたいな。自分の価値観とかそういったところから来ているはずだ。必要なのは価値観の言語化かなぁ。
さっきまでいた展望橋を望遠レンズで。ポンチョを羽織っている人がいる一方で、薄着で頑張っている人もそれなりにいる。絶対びしょ濡れのはず。
さらに遠くには、「悪魔ののどぶえ」と呼ばれる、アルゼンチン側イグアスの滝の展望台が見える。明日はあそこに行く予定だ。
16:00を過ぎると、さすがに疲れを感じてきた。長時間の飛行機での移動の後、そのままランチを取らずに歩き回っているから、そりゃそうだ。さてそろそろ国立公園を出ようか。
ヘリのツアーに参加したかったけど、そんな気分ではない。4日目にもう一度ここにくるから、その時に参加しようか。今日は曇っているから、上空から見ても綺麗には見れないだろうしね。
4日目の天気を調べてみると、どうやら晴れ予報のようだ。やっぱり4日目にしよう。
ちなみに、ブラジル側のイグアスの滝は、受付の建物ではWiFiが利用できる。Global Wifiは持ってきているけど、国立公園内は2Gで全く使い物にならなかった。
バスに乗り込み街の中心部へ。
時間にして40分くらい。GoogleMapを見ながら現在地を確認する。ホテルの側まで来たので、降車ボタンを押したけど、そこが終点だったようだ。地球の歩き方で 「TTU」と書かれた場所。正式名称は「Terminal de Transporte Urbano」。
街歩きもしたいけど、眠気を感じるくらいに疲れている。まっすぐホテルに向かおう。
道中にホテルの看板を見つけたので、ホテルまでは迷わずまっすぐ行くことができた。
ここがイグアスでの滞在先。Pousada El Shaddaiというゲストハウスだ。
Pousada El Shaddai in Foz do Iguacu, Brazil | Expedia
ホテルの受付の人は英語が通じた。チェックイン時にアルゼンチン側のイグアスの滝のツアーを紹介された。どうやら明日にツアーが組まれるらしく、ホテルからの送迎、入場料込みとのことだった。一人で歩き回れるか聞いたら、できると答えてくれたので、断る理由はないね。その場で申し込むことに。
アルゼンチン側のイグアスの滝へは自力で行くつもりだったけど、ツアーでいけるのであればありがたい。陸路での国境越えや、国境を跨いだ移動について、事前に調べてはいたんだけどよくわからず、タクシー使えば何とかなるだろ程度だったので、明日は不安がある1日だった。それがツアーで賄えるのでありがたい。
ゲストハウスの敷地内には数件の家が建っていて、その1室、個室タイプの部屋に泊まる。私の部屋は敷地の一番奥にある建物の2階、45番という部屋だ。ダブルベットでトイレシャワー付き。設備としては十分だ。
部屋に入って一息ついたのが、18:00頃。お腹も空いてるし、ご飯を食べに行こうと思ったんだけど、動く気にならないくらいヘトヘトで、しばらくベットの上でうとうとしていた。
19:00くらいまでゴロゴロした後で、夕食を食べに外に出る。お店は事前に調べていた、「Bufalo Branco」というお店。ゲストハウスから徒歩数分くらいの場所にある、地球の歩き方にも乗っているお店だ。楽しみにしていたシュラスコを食べるのだ!
初シュラスコ。サラダや付け合わせのおかずはビュッフェ形式。肉は串刺しにた状態で、店員さんがテーブルまで運んで来てくれて、その場で切り落としてくれる。その形式が面白い。
味は全体的に濃いめ。ビールが進む!
肉が来る度に"Yes"と返事してしまうので、食べるペースよりも肉が追加されるペースの方が早くなる。皿の上には、どんどん肉が溜っていく。これは食べ方を工夫しなきゃな。
一旦"No"としても、後でまた持って来てくれるので、自分のペースで頼めばいい。あとからそれに気づいたけど、この場ではそこまでの思いに至らず、溜まった肉が最後には冷めてしまい、少し勿体無いことをしてしまった。
個人的には、デザート的な位置付けなパイナップルのシュラスコ(?)がすごく美味しかった。これは2〜3回お代わりしちゃったよ。(下の写真の黄色いのがパイナップルのシュラスコ(?)。これも店員さんが串に刺した状態で持って来てくれました。)
食後にデザートとコーヒーも出て、大満足。これでもかってくらい肉を食った!美味しかった!
20:30頃にホテルに戻る。入り口の門がしまっていたので、ブザーを鳴らして中に入る。門が閉まるのが早い気もするけど、ここは日本ではなくブラジル。きっとこれは、ここでの当たり前なんだろうね。
フロントで明日用の水を2本購入する。750mlくらいの水2本でR$5。サンパウロの空港では350mlのコーラがR$9だったので、それに比べればとても安い。
部屋に戻ると強烈に眠気が襲って来たので、すぐにシャワーを浴びて寝ることに。シャワーはちゃんとお湯が出た。ありがたい!
シャワーを浴びて、22:00には眠ってしまった。飛行機での大移動からのイグアスの滝観光と、初日から体力勝負な1日だった。明日も歩き回るぞ。
2日目終了!3日目に続く!
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3日目以降のお話はこちらからどうぞ!