【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 2日目〜ドバイ旧市街散策編

ドバイひとりたび2日目。この日は4/30(火)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

shoumatch.hatenablog.com

shoumatch.hatenablog.com


この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)

・4/30(火)
 ゲートウェイ ホテル → アル・ファヒーディ歴史地区 → オールドスーク → アブラ船乗り場(Bur Dubai Abra Station) → アル・サファディ(مطعم الصفدي) → Dubai Gold Souk(ゴールドスーク) → ドバイスパイススーク → Marina Dhow Cruise → (ドバイマリーナ ディナークルーズツアー)

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)


4/30(火)は平成最後の日、明日から令和の日が始まる。そんな日をドバイで迎える。朝7:00に起床。5時間睡眠だが、昨日は機内でも十分寝ていたので、すっきりとした目覚めだ。のんびりとシャワーを浴びて、8:00に朝食。

朝食は3Fのレストラン。ビュッフェ形式で思った以上に豪華だ。

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Booking.comでは朝食が良かったと評価があったが、確かにその通りだった。パンケーキにハチミツたっぷり!普段食べることがない分、これでもかってくらいハチミツをかける。美味しかった!

レストラン内には屋外で食べれるスペースがあったが、外に出るととても蒸し暑い。食事をする気が失せるほどであったので、屋内の席で食べた。この時期のドバイは蒸し暑いとあったが、確かにその通りだ。

食事を終えて、9:00過ぎにホテルを出る。

昨夜のチェックイン時、翌朝に部屋の鍵を返すように言われていたので、荷物を持って鍵を返しにフロントへ。が、次の部屋に移るには14時以降でないとダメということだった。荷物を置きたい旨を伝えると、今の部屋を夕方まで使ってもよいと言われたので、ひとまず今の部屋に荷物を置かせてもらうことに。部屋に荷物を置いて、すぐに出発。

外は蒸し暑いが、そこまで酷いという程ではない。感覚的には、東京の真夏の気温と湿度という感じかな。

まずは水を買いにスーパーマーケットを探す。お店はすぐに見つかって、水をゲット。旅先では水は大事。このお店はドバイ滞在中、何度もお世話になったお店だ。

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まずはアル・ファヒーディ歴史地区に向かう。街は雑然とした街並み。海外ではよくある、建物の1階に小型の店舗、2階以降は住宅という建物が並んでいる。

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どこもこんな景色が続いているので、方向がわからなくなってくる。しかも、道も入り組んでいるので、尚更道に迷いやすくなる(というか何度も迷った)。道中に見つけた街の地図。入り込み具合が半端ない。

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地図を片手に街を歩く。歩いていると目の前にはグランドモスクが。

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モスクは宗教施設なので、基本的に異教徒は中には入れない。このモスクもそうで、私は中に入れない。特別に異教徒も入れるようなモスクもあるが、それは翌日に行く予定だ。

グランドモスクの向かいにはドバイ博物館がある。が、ここは4日目の午前中に行く予定なので、ここでは素通り。

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ドバイ博物館の近くに、アルファビティ歴史地区がある。ドバイの歴史的建造物を保護しているエリアだ。

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建物の中は、ギャラリー、カフェ、土産屋、博物館といったもの。

この一帯はかつては要塞だったらしく、アルファビティ歴史地区の中には、当時の要塞の壁の一部が残っている。(右の写真がその壁の一部、左の写真がその解説)

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こういう過去の遺産も残しつつ、現代のアート的なものも展示されている。下のオブジェには日本語の書き込みも。

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ふらっと写真の展示をしている建物に入る。中にはドバイの街やそこで生活している人の写真が展示されている。眺めていると、ガイドをしている青年の方に話しかけられ、いろいろ写真の説明をしてくれた。

ドバイの家族の写真、砂漠に侵食され人が住めなくなった村の写真、山と湖の写真などなど。写真は写真で、とても綺麗であったのだけど、私が何より印象的に感じたのは、その説明をしている青年の目がとてもキラキラとしていたことだ。思い出に一緒に写真を撮らなかったことを後悔するほどに。

建物を出て、再び歴史地区の散策。エリアとしては小さな一体だが、路地が多く、なかなか散策のしがいがある。

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他にも、ドバイのコインや切手の展示などがされており、そこもさらりと眺める。部屋の中は冷房が効いているので過ごしやすいが、一度外に出ると、蒸し暑い天気で、その差がなかなか堪える。

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アルファビティ歴史地区の側には大きな入江が広がっていて、対岸には近代的な街並みが広がっている。

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一通りエリア内を散策したので、アルファビティ歴史地区を東側の出口から出る。地図では、出たところには緑地(?)で何もないはずだったが、目の前には建物が広がっている。(写真の右側のエリア)

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最近できた建物なのだろうか。立ち寄ってみると、そこはお店が並ぶショッピングエリアだった。アルファビティ歴史地区には観光バスも止まり、多くのお客で賑わっていたが、その向かいにあるこのショッピングエリアには、ほとんど人がいなかった。少し寂しい感じ。

しかし、ここの建物。建物自体でいうと、先ほどのアルファビティ歴史地区の建物とそこまで変わらないように見えた。アルファビティ歴史地区の歴史的としていたのは、どこの部分だったのだろうか。路地の多い家並みを指していたのか。建物の扉が木製の扉であったので、そのことを指していたのか。それとも実は家の作りが本当に違っていたのか。少なくとも私の眼にはよくわからなかった。うーむ。

少し歩き回り、数件のおみやげ屋もうろつく。ふらりとお店に入ると、いきなり店員さんからいろんな商品の説明され、購入を勧められた。特にカシミアのスカーフ。確かに色は綺麗なんだけど、お土産を買うようなタイミングではないし、買ってあげるような相手もいないしなぁ(笑)

軽くあしらいつつ、いらないと伝えるのだが、相手もしきりに私の気を引こうとして引き下がらない。最近できたお店で日本人のお客さんは初めてなんだよとか、女性にあげると喜ばれるよとか、しきりに勧めてくる。面倒臭くなって来たので、さっさと店を出てしまった。

数件のお店に入ったのだけど、どこもどんな感じの応対だった。ドバイはどこもこんな感じなのか。アラブの商人ってやつかな。


ショッピングエリアを抜けて、オールドスークに向かう。アルファビティ歴史地区、ドバイ博物館、グランドモスクと、来た道を引き返す感じだ。

オールドスークに到着。客引きがものすごい。一目で私が日本人であることがわかるのだろうか、しきりに日本語で声をかけてきて、腕を掴んで店の中に入れようとしてくる。手口が非常に強引だ。オールドスークに入った途端にこれなので、若干うんざりしながらスークの中を歩く。

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警戒しながら道を歩いていたが、途中、店の人から強引に頭にターバンを巻かれて、そのまま店の中に連れられてしまった。油断した。。。

店を出ようと思ったが、アラブの民族衣装を着せてあげるよと言われて、それも記念にいいかなと思い、店に留まり何着か試着させてもらった。全身を覆う白い服にスカーフにターバン。記念に写真に収める。

当然ながら購入を勧められる。商品には値札が書いてないので、商品の相場がわからない。値段は店員から提案されるものの、ぼったくろうとしているのはわかっている。当然断る。だが向こうもそれは想定済みのようで、値段を下げたり、買うものの組み合わせを変えながら提案してくる。

私も私で、買う予定はなかったものの、試着と写真を撮らせてもらった礼としてチップを払うことで話をする。だが、相手も折れない。互いに交渉しあったが、だんだんと私もめんどくさくなり、最終的にはチップも込めて、ターバンだけを100DHで買うこと決着した。(絶対にカモられた。。。)

ターバンを巻いて歩くのも雰囲気があるかなと思い、ターバンを巻いたまま店を出たが、一斉に周りの店の人が群がって来た。カモの証としか映らなかったんだろうな。瞬時にそれに気づき、ターバンをしまい、帽子を被り、さっさとオールドスークを出てしまった。

その間にも、何度も腕を掴まれ店に入れようとされた。正直言って、タチが悪い。店内で物を見るという余裕がないので、ここで買い物を楽しむということが全くできなかった。

正直気分のいいものではなかったが、いい勉強になった。これからは少なくとも、値札のついていない商品を買うのはやめておこう。相場の値段なんてわからないし、これくらいかなと思っても、その値段はきっと、相場の値段よりも高いものだろうし。そして値段交渉になった時は、最小単位の金額で提案して、相手に諦めてもらうようにしよう。

オールドスークを抜けると、目の前にはアブラ船という渡し舟の乗り場がある。スークでのやり取りで気が滅入ってしまったので、アブラ船に乗る前に、気分転換に甘いものでも飲もうと思い、目の前にあった売店ジンジャエールを購入。

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が、ジンジャエールだと思ったら、ただの炭酸水だった。「CANADA DRY」という表記だったので、てっきりジンジャエールかと思ったが、そうではなかった。はじめジンジャエールと思って飲んだだけに、一口飲んでかなり虚をつかれた(笑)

さてさて、気分を変えてアブラ船に乗り込む。バールドバイ地区から対岸のデイラ地区へ渡る。

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運賃は1DHで、運転手に直接手渡し。木造の船でかなりレトロ感が漂う雰囲気のある船だ。

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対岸に渡るだけなので、乗船時間も5分とかからない。船上からクリークとその両岸の建物群を眺めることができるので、なかなか見てて楽しいし、もっと見ていたいなという気分にさせられる。そして、船上ということで、さわかやな風が吹いてくるので、蒸し暑い天気の中では、とてもありがたい。

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対岸に着いた時点で、時刻はすでに12:00を過ぎていた。ランチのお店はすでに決めており、下船した所から歩いて3~4kmくらいの距離にある。お昼時とはいえ、お腹もそこまで空いていなかったので、クリーク沿いののんびり歩いて向かうことにする。

ちなみにアブラ船は何箇所か乗り場があり、乗り場によって行き先が異なる。今回私が乗ったのは、Bur Dubai 〜Deira Old Souq間の航路だ。

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クリーク沿いはダウ船が何隻も停泊している。夜のクルーズツアーとかで利用されるのだろうな。

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デイラ地区のクリーク沿いは高級ホテルやオフィスビルが立ち並んでいる。一方で、バールドバイ地区のクリーク沿いには歴史的な街並みが並んでいる。この対比もなかなか見ていて面白い。(写真はデイラ地区のクリーク沿いの街並み)

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1時間くらい歩いて、ランチのお店、アル・サファディに到着。地下鉄「AL Rigga Station」の近くにあるお店だ。アブラ船を降りたところから、地下鉄にして3駅分くらいの距離を歩いたことになる。

13:30くらいに到着で、お昼時を過ぎていたからか、店内は空いていた。

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ケバブとミントレモネードを注文。付け合わせとして、パンとオリーブとピクルスがついて来てなかなか豪華だ。

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ケバブにはペーパーサンドのようなものがついていて、それにケバブを巻いて食べるスタイルのようだ。うまい!!

レモネードはスプライトではなかった。オーストラリアでは「レモネード=スプライト」だったけど、ドバイではそうではないようだ。その時の記事はこちら。

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ピクルスはかなり酸っぱくて、歩き疲れた体にはとてもありがたい。うまい。オリーブは、、、苦かった。正直いうと日本で売っているオリーブの方が美味しいかな。 これで66DH(2000円くらい)。ごちそうさま。

お店を出て、次はゴールドスークに向かう。店の近くに地下鉄の駅があり、それに乗って向かうことにする。「AL Rigga Station」。おしゃれな入り口だ。

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駅で、ドバイのICカード、シルバーカードをゲット。地球の歩き方には券売機で買えるとあったが、買い方がわからず、窓口で直接購入した。日本と同じく改札機にかざすだけ。便利だ。
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案内板もわかりやすいし、駅の中も綺麗。「Baniyas Sq」駅まで向かう。

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ちなみに地下鉄の両端の車両は女性専用車と有料車になっていて、初めそれに気づかず、うっかり女性専用車に乗ってしまった。乗った後で注意され、慌てて別の車両に移動したが、初めてだと流石にわからないよな。

「Baniyas Sq」に到着。駅の入り口の作りは、どの駅も共通した作りのようだ。駅だと瞬時にわかるので、これはわかりやすくていいね。

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駅の目の前には緑地の広場が広がっている。

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道中、ユニクロと似たようなロゴで「メイソウ」と書かれたお店を発見。カタカナ書きに惹かれてお店の中に入る。どうやら雑貨を扱うお店のようで、minisoというブランドのようだ。うーん、聞いたことないな。。。(後になって調べて見たら中国の会社のようですね。)

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「Baniyas Sq」駅付近は整備されて綺麗な街並みであったけど、ゴールドスークに近くになると、街は雑然とした街並みになっていく。

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ゴールドスークに到着!

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先ほどのオールドスークの一件もあり、警戒してスークの中に入ったが、客引きがなく落ち着いた雰囲気。

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ゴールドスークという名前だけあって、金のアクセサリーを扱うお店がならんでいる。ギネス記録に認定された巨大な金のネックレスも展示されている。

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スーク内にいる観光客も女性が多い。お店で扱っている商品も女性向けの商品なので当然といえば当然なんだろうけどね。

店内に入るにはセキュリティチェックが厳重らしく、大半の観光客はウィンドウショッピングや記念写真を撮る程度な感じだった。私もその中の一人。金には興味がないので、記念に写真が撮れれば満足である。

お店の外から金のアクセサリーを眺めるだけだったので、ゴールドスークはさっと見て出る程度のものだった。10分も居たかなぁという感じ。女性と一緒に来ていたら違っていたのかな。

ゴールドスークの周辺は、スークの密集地帯のようだ。看板にはスークの案内がずらり。

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ちなみに、ここら辺の地図はこんな感じ。アラビア語のみの表記なので文字は読めないけど、地図を見る限りかなり入り組んでいるね。もうわけわからんって感じ。

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ゴールドスークの後はヘリテージセンターに向かう。ゴールドスークからは歩いて10分といった距離。

が、扉が閉まっており、どうもやってなさそうな雰囲気。営業時間的には空いている時間帯なので、扉を開けようとしたが、鍵がかかっており開かない。扉を開けようとガンガンしていたら、中から守衛さんが出て来て、数ヶ月レベルでメンテナンス中だと注意された。うーん残念。

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この日で他に見ようと思っていたところは全て見たので、後は気の向くままに歩いて、アブラ船に乗ってホテルに戻ることにする。

なんとなくクリーク沿いに向かって歩いていると、どこからかコーランの音が聞こえてくる。どうやら、日に5回ある礼拝の時間になったらしく、近くのモスクから流れているようだ。モスクは至る所に建っている。意識して見ないと気づかずに通り過ぎてしまうくらいに当たり前のように建っている。

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道が入り組んでいるので、突然目の前にモスクが出てくるということが多々ある。それくらいモスクは至る所に建っている。それはそれで、歩いていて面白い。だが、それ以外は雑然とした特徴のない街並みなので、モスクやスーク以外はあまり印象には残らないというのが、正直な感想だ。

コーランの流れるモスクを通り過ぎ、クリーク沿いに向かって歩いていると、スークを発見。地図を見る限り、ドバイスパイススークのようだ。スークの入り口にフレッシュジュースのお店を発見。歩き疲れて、喉が乾いていたので、そこでパイナップルジュースを購入。

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冷たくて甘くてうまい!!蒸し暑く、歩き回って喉がカラカラのタイミングでこの飲み物はたまらん!!

ジュースを飲みながらスーク内を歩く。

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が、このスークも客引きがひどく、店に入ってお土産を眺めるという雰囲気ではなかった。

客引きの店員も、オールドスークのそれと同じように、私が日本人だということがわかっているのか、なぜか「オカチマチ」とか「ルルブ」とか言いながら私の気を引こうとしている。道を塞いだり、腕を掴んで店の中に引き込もうとしてくる。オールドスークでうんざりして居たので、もうガン無視してさっさとスークを出て閉まった。

先ほどのオールドスークもそうだったけど、ここは買い物を楽しめる場所ではないね。不快な気分にしかならないので、客は絶対に来ないと思うのだが、これで商売が成り立っているのだろうか。不思議だ。

さて、このスークはクリークの側にあるスークだったので、スークを出るとそこはクリーク沿いだ。時間は17:30くらい。日もいい感じに傾いて来た。

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アブラ船に乗って対岸に渡り、そのままホテルに戻る。

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ホテルに着いてからは、まずは部屋の交換だ。236号室に置いていた荷物をとって、フロントへ。が、結局、ドバイ滞在中は236号室をそのまま使っていいということになった。

あの広い部屋を、引き続き一人で使って良いということだ。一人だとあの広い部屋は使いこなせないけど、まぁ、たまにはこういうのもいいということで。

さて、次は、18:45にフロントに集合で、ダウ船のクルーズツアーに参加だ。申し込んだツアーはこれ。
www.veltra.com
19:00頃に迎えが来た。名前やバウチャーの確認もされず、車に乗ってくれと言われ、中に乗り込む。なんか怪しい感じだ。中にはすでに8人が乗っている。高齢の方のグループのようだ。私は助手席に乗り込む。

車はドバイマリーナにあるダウ船乗り場に向けて出発だ。

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集合場所は思っていた以上に距離がある。道が渋滞しているのもあって、1時間近く走っている。運転手の兄ちゃんは集合場所がわかっていないらしく、しきりに電話で場所を聞いている。

車はドバイマリーナのエリアを数周ぐるぐる回って、路地裏の道端で停車した。運転手の兄ちゃんから、ここで車を降りるように言われ、車を降りると、運転手の兄ちゃんは、何の説明もなくさっと行ってしまった。ここからダウ船にはどう行けば良いのかとか、帰りがどうとか説明もなし。説明不足すぎる。。。

結局、近くにクルーズツアーのスタッフの方がいて、その人に連れられてダウ船の乗り場には着くことができた。なんか、対応がいい加減すぎるな。

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一緒に車に乗っていた8人と一緒に乗船の受付を行う。ただ、ダウ船のツアーが「Dubai tour」と書かれており、私の申し込んだ「Orient tour」とは違った名前で、これで本当にいいのかという思いになった。ここまでの運転手の対応がいい加減であったこともあり、間違ったツアーに来たんじゃないかという思いに駆られて、結構不安な気分であった。

受付を済ませたけど、8人のグループと一緒とみなされたのか、名前やバウチャーの確認もなく中に通された。大丈夫かな。なんかガバガバすぎるな。

ダウ船の中に入って席を探す。ダウ船の1階は屋内スペースで、2階は屋外のスペースとなっている。当然ながら2階の屋外スペースに向かう。8人グループと一緒になる気はないので、ここからは個人行動。

出発は20:30で、まだ出発まで時間もあったせいか、席はガラガラ。とりあえず空いているテーブルの外側の席に陣取る。が、しばらくすると、席を変わるようにスタッフの方に言われてしまった。まぁ、1人なので席の調整をされてしまった感じだね。結局、6人席の通路側の席に通されてしまった。同じ卓にはカップルの男女2人と私の3人。外側の席でなくて残念だけど、写真を撮る分には困らなさそうなので問題なさそうだ。

20:30に出発。2時間のクルーズツアーの開始だ。まずは料理を取りに行く。飲み物はオレンジジュース。アルコールも飲めたが断った。有料でいい値段したし、何より、酔った状態で写真を撮りたくなかったので。

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料理は微妙だった。というか美味しくなかった。私は割と何でも美味しいと感じる人間なのだが、これはアウトだった。1/3くらい残してしまった。

食事をそこそこに、写真を撮る。ライトアップされたビル群が何とも綺麗。

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クルーズの途中で気づいたのだが、食事と写真というのは何とも相性が悪い!食事をしているとシャッターチャンスを逃してしまうし、かと行って、写真ばっかに気を取られていると料理が冷めてしまう。今回は写真優先であったので、結局料理は冷めてしまっていた。まぁ、それもあって、あまり美味しくないと感じたのかもしれないけど。

次からは、写真目的で食事付きクルーズ船に乗るというのはやめておこうか。というか、これは絶対に誰かと一緒に行くべきツアーだよね。今回のツアーでも一人参加というのは私だけのようだったし。周りからは、相当奇妙な目で見られていたんだろうなぁ(笑)

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2時間ずっと写真を撮るというわけでもないので、一通り写真を撮り終えると、あとは席に座って、ただ夜景を眺めるということになる。1人でただ夜景を見ていると、自然と1人の世界に入り込んでいってしまう。

ドバイに来てからこれまでの行程、まだ1日目だが、そこまでグッとくるものがなく、あまり気持ちも高揚していない。なんというか、挿さるものがないという表現なのだろうか。なんでだろう。これまでの旅行ではそれなりに気持ちが高ぶりながら旅行をしていたが、今回のドバイではそのようなことがまだない。

海外に行くこと自体が特別なことではなくなったというのは確かにある。それ以外でも、自分の興味のある自然や、歴史的なものといったものに触れていないからというのもあるかもしれない。とはいえ、とはいえ、なのである。ここまで気持ちが高ぶらないのも、なんでかって思ってしまうくらい、気持ちが高ぶっていないのである。この一日は割と淡々と見てしまった感じだ。

「挿さらない=感動がない=飽きた」ということなのだろうか。決してそんなことはないと思うのだが、なぜグッとこないか、というのはもう少し考えたいところだ。そこに自分の気づいていない、自分の好みや価値観といったものが含まれていると思うのだ。

そんなことを考えながら夜景を見つつ、写真を撮る。たまに隣にいるカップルの写真も撮ってあげる。

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なかなかいい写真が撮れた(と思う)。ダウ船は2時間かけて、ドバイマリーナの沿岸を周り、クルーズツアーが終了。そういえば。クルーズはビル群の周りを回っていたのだが、しきりに「EMAAR」という表記を見かけた。何かと思ったら、ドバイの財閥のようだ。エマールと呼ぶらしい。

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クルーズ船は22:30に船着場に到着。車で一緒だった8人とは船ではバラバラだったけど、下船後に合流できた。どうやら、私を待っていてくれていたようだ。帰りの場所はわからなかったけど、とりあえず、車を下車した場所に戻ることにする。

下車した場所に戻って来たが、そこに運転手はいなかった。なんというか、これまでの顛末からなんとなく予想はついたんだけどね。運転手の連絡先をしらないかと8人グループの人から聞かれたが、私が知っているのは、「Orient tour」の窓口の電話番号だけで、その窓口もすでに閉まっている状態だ。

帰り方は元々聞いておらず、最悪タクシーで帰ればいいやと思いつつ、この場の流れに身を任せることにする。

結局、近くにいたツアースタッフらしき人に事情を話して、その人経由で運転手に連絡を取ってもらうことになった。運転手は23:00頃に迎えに来た。

帰りの車の中で運転手の兄ちゃんと話をしたのだが、どうやら運転手の兄ちゃんは、ツアーが終わったら電話が来るということで、ずっと電話を待っていたらしい。だが、8人グループの人たちを含め、誰もそのことを認識していなかった。やはり対応がいい加減すぎるな。正直あまりいいツアーとは言えないものだったかな。


23:40にホテルに到着。なかなかトラブルのある一日だった。

シャワーを浴びて、この日は終わり。

2日目終了。3日目に続く。

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3日目以降のお話はこちらからどうぞ!

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