【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)6日目 〜 マチュピチュ観光編1
南米ひとりたび6日目。この日は 2017/09/19 (火)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
朝3:50に起床。朝というよりかはド深夜な時間だ。
共同部屋に泊まっているので、当然ながら他の客もこの部屋を利用している。この時間に明かりをつけるのも悪いなと思い、暗闇の中、もぞもぞ着替えてロビーに出る。
今日明日といよいよマチュピチュに行くのだ!昨日受け取ったバウチャーには朝4:30〜5:00頃にゲストハウスに迎えが来ると書いてある。とりあえず、寝坊しないという最大の難所は突破できたぞ(笑
ちなみに、参加するツアーはこれ。
1泊2日の日本語ガイド付きのツアーで約10万円するツアーだ。値段がすごく高いけど、私が行った2017年はガイド同行が必須になった年で、必須化となってから間もない時だったので、安心も込めて日本語ガイド付きのこのツアーを申し込んだのだ。
マチュピチュ遺跡 ガイド同行義務化 | 最新情報 | HIS 海外航空券スペシャリストデスク
ロビーに出ると既に2人ほど待っていた。おそらくカップルかな。しばらくすると、どんどんと人が増えて来た。みんなマチュピチュに向かうのだろうか。それとも空港に向かうのだろうか。
私の泊まっている部屋からも男性が2名出て来た。2人とも見たことない人たち。おそらく私が寝た後に入ってきた人だろうか。私より若そうだ。
5:00になったが一向に迎えがこない。5:10になったら、ゲストハウスの人に頼んで連絡を取ってもらおうと思っていたら、ちょうど5:10に迎えが来た。タクシーに乗り込む。ドライバー一人、私一人。ドライバーの方は英語が通じる。40代と思われる男性の方だ。
向かうはオリャンタイタンボ駅。そこからマチュピチュ行きの列車が出ている。眠気が残る中、車は進む。車窓からの景色を眺めつつ、半分はうとうとしていた。
迎えが遅れたこともあって、電車の時間に間に合うのか不安だったけど、思ったよりも余裕を持った時間で到着した。
駅に到着したのが6:30くらい。道中はうとうとしながらも、しきりにGoogleMapで位置を確認していて、途中までは到着ギリギリになるんじゃないかと思い不安だったけど、後半の2/3くらいからが早かった。
ドライバーの方と駅のゲートまで一緒に行く。帰りは別のドライバーがこの駅に迎えにきてくれるそうだ。握手をしてお別れ。
オリャンタイタンボ駅は周りを山に囲まれているようだ。早朝の山の空気、清々しくて気持ちいい。少し肌寒いくらい。
売店でコーヒを買う。フタをもらったけど、うまくはまらず、移動中に何度かこぼしてしまた。
列車に乗る前に駅の写真を撮る。車に乗っていた時は空にはもやがかかっていたけど、駅についたときには青空。いい天気♪
改札を撮ろうとしていたら、お姉さんが笑顔でポーズしてくれた。不意をつかれてちょっと照れてしまった(笑
列車に乗り込む。ペルーレイルという青色の車体が特徴的な電車だ。
席はA2。なんと先頭車両の最前席だ!目の前がパノラマ!超特等席!
地球の歩き方には、最前席は絶景と書かれていたけど、まさにそれだ!とてもラッキー!!日頃の行いが良かったということで^ ^
隣の席にはアメリカ人女性が座っている。特等席ということで興奮気味のように見える。当然私も興奮気味だ。自己紹介して、お互いの幸運を称え合う。少しお話をしたけど、カリフォルニアから来た、タニアさんというお方。本当に最高の席だ。お互いに写真を取り合う。
先頭車両の最前席だけが特等席。それ以外は普通の席。こんな感じ。本当にラッキーさ^ ^
列車はマチュピチュ村に向けて出発。
少しするとドリンクサービスでコーヒ、軽食でニンジンのパンケーキが出て来た。
タニアさんは朝食持参でボテトとビーフを食べていた。雰囲気的に昨夜の食事のパックかな。
こんな景色の中で食べる食事、そしてマチュピチュに向かっているという高揚感。間違いなく人生の中で最高に美味しかった朝食だ。これは今後更新されることはないだろうね。
列車の中では寝る予定だったけど、とんでもない!この席で寝るなんてありえない!景色を見つつ、写真をとりつつ、乗車時間は90分ほどであったけど、これは本当にあっという間の時間だった。
私自身すごく興奮していたんだろうね。動画も何本も撮っていた。
電車のすれ違いの映像も。単線なのか、電車がすれ違う時は待ち合わせするようだ。
大自然の中を通ったり、子供の通学路のそばを通ったり。ペルーの日常が流れる風景を楽しむ。
電車は道中何もないところで停車し、何人かの人が降りていった。どうやらマチュピチュ村にトレイルで向かう人たちのようだ。時間があったらこういう楽しみ方もありだね。
マチュピチュ村に入ってきた。
マチュピチュ駅に到着。タニアさんと別れる。「Have a nice day!」「You, too !」お互い終始興奮気味。
駅を出るとホテルの方が私の名前が書かれたプレートを持って待っていた。この話は聞いてなかった。ちょっとびっくり。
今回のツアーは日本語ガイドが案内してくれるツアーだ。この人が日本語ガイドの方かと思い日本語で話しかけたけど違ったようだ。ホテルまで誘導してくれるホテルスタッフの方で、日本語はもちろん、英語も通じなさそうだ。雰囲気を察してスタッフの人の後についていく。
ホテルに到着!駅から徒歩数分なところにある。
ホテルに入ってチェックインをする。パスポートのコピーを取られる。ここで、日本語ガイドの方から電話がかかって来て、この後の段取りについて会話する。会話は日本語だ。マチュピチュに来て日本語で会話することに少し変な気分になる(笑
ガイドの方はベロニカさんという女性の方。12:00にマチュピチュ遺跡の入り口に来て欲しいとのことだ。マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡まではバスが通っているが、行列待ちがあるので、11:00くらいには列に並んでいるようにとの連絡だった。
今の時間は9:00過ぎくらい。まだ朝早い時間ということもあって、部屋には入れない。荷物を預けて、ロビーで一休みして、街を探検することにする。
マチュピチュ村は観光街だと思っていたが、大きな学校もあるようだ。大きなグラウンドがあり、子供たちがサッカーをしていた。
日本の雰囲気が漂う建物も。これは何の建物なのだろう。
日本人観光客が多いのか、日本語表記の看板もあったね。
これ、なんて書いてあるかわからないけど、きっと「ようこそマチュピチュへ」みたいなことが書かれてるんだろうね。
お土産屋とレストランとホテルであふれているマチュピチュ村も、ちょっと外れの方に行くと、粗末な家が建っている。観光客で常に一杯で栄えてそうに見えるマチュピチュ村でも、実際に住んでいる人たちの生活レベルは決して高くないのかもしれない。
ガイドの方の言う11:00にはまだ時間があったので、早めにランチを取ろうかとも思ったけど、バス停を見るに、ものすごい行列ができている。一瞬で、11:00から並んでいたら間に合わないと思えるほど。
流石にこれは並ばないとまずいと思い、10:20から列に並び始める。海外旅行中は慎重に、自分の直感を信じる。まぁ、早く着く分には問題ないしね。遅れて到着して、マチュピチュ遺跡の観光の時間が削られることはあってはならないし。
結果的にはこの選択は大正解だった。1時間くらい待って、マチュピチュ遺跡についたのが11:50くらい。ちょうどいい時間だ!
マチュピチュ遺跡の入り口でベロニカさんと合流する。日本語で挨拶。流暢な日本語を話される。
どうやら、私の他にもう一人ガイドする人がいるみたいで、入り口前でちょっと待機する。10分くらいして日本人女性の方が合流してきた。イトウさんという女性の方で、ちらっとパスポートを見た感じだと、私より5つ上の方のようだ。ペルーをひとり旅しているようで、イカ、アキレバ、ナスカと巡ってきたようだ。
マチュピチュ遺跡に入る。ずっと行きたいと思っていたマチュピチュ遺跡だ。ベロニカさんのガイドを聞きつつ写真を撮る。ずっと来たかったマチュピチュ遺跡。顔には出ないけど、内心は舞い上がっていた。
景色を撮りつつ、イトウさんやベロニカさんとも一緒に撮る。マチュピチュ遺跡の「見張り小屋」と呼ばれる場所に行くと、マチュピチュと言われてよく出てくるあの光景が広がっている。本当に来たんだな!
死ぬまでに「オーロラを見る」と「マチュピチュに行く」は絶対にやりたいと思っていたが、「マチュピチュに行く」は達成したぞ!
死ぬまでにと思っていて、達成するのはハードルの高いものだと思っていたけど、案外簡単にできてしまったな、要はやるかやらないかの違いなのかな。
海外に行くということに対して、自信が湧いていた気がする。自分のやりたいことのために、一人で地球の裏側まで来れた。治安の悪い国でない限りはどこにでもいけそうな気がする。海外に行くことの精神的なハードルも無くなった気がするね。国内旅行をするくらいの気持ちで海外に行けそうだ。
ただ、この気持ちになるまでには2年かかったな。段階を踏んでようやくこの状態になった。
この年の前の年(2016年)に行ったカナダが1発目。これが自分で行きたいと思って行った最初の海外旅行。これは完全なパッケージ旅行だった。計画は全て旅行会社が立ててくれて、自分は手配された通りに行くだけ。ここで思ったのは、旅行会社でやっていることは、飛行機、宿、現地ツアー、保険の手配だけで、これくらいなら自分でもできると思った。
次の旅行はこの年の5月に行ったベトナムとカンボジア。カナダで思ったことを実践してみて、それで問題なく満喫することができた。
今回は、複数回のトランジット、英語圏でない国、治安のそこまで良くないと聞く国、という中での旅行。ある程度の度胸はついた気はする。海外のハードルは低くなったのは大きい。海外で「働く」というのも、案外できてしまう話なのかもしれないね。
日本人は海外に出たがらないとよく聞くけど、精神的なハードルが高いからなのかな。(言語、習慣、そもそも海外に行くという行為自体も含めて)正直、私もそうだったし。
少しづつ海外に対するハードルを下げて行くことが大事なのかな。いきなり海外に行くというのは、よほどできる人でない限りは厳しんだろうな。そういうハードルを下げる手伝いをするというのも1つ活動するのは面白いのかもしれない。
マチュピチュ遺跡内にはリャマがいたるところにいる。ちなみにアルパカはいないようだ。この写真のリャマ、首がおかしなことになっているけど、ちゃんと生きてますよ(笑
2時間半ほどガイドをしてもらう。マチュピチュ遺跡をぐるっと1周歩き回る。遺跡の中はアップダウンが激しいところだが、標高2400mとクスコより1000mも低いところにあるので、高山病的な辛さはない。
石組みの段々畑がとても綺麗。マチュピチュは山岳地帯なので、畑には適してなく、石や砂は別なところから運んで来たらしい。
遠くに見える電車と駅。観光列車の駅ではなく、地元の人が使う駅。ちょっと寂れてるけど、これがマチュピチュの普通の姿なのかな。
マチュピチュを初めてみたときの感想としては、正直言うと、イグアスの滝を初めて見たときのそれ程はゾクゾクしたものは来なかった。期待外れというわけではない。むしろこの光景はすごく感動する。これまでテレビで何度かこの光景は見てて、それが実際に目の前に広がっている。映像で見た以上に神秘的な光景だ。視覚だけの情報だけでなく、五感で実際に感じるのとでは天と地ほどの違いがある。
きっとマチュピチュはずっと行きたいと思っていたから、そもそもの期待値が大きかったんだろうな。ゾクゾクするほどの感動というのは、期待値と実感のギャップの差なのだろうか。なんかそんな気がするね。
さて、マチュピチュ遺跡を見て、遺跡の出口でベロニカさんとイトウさんと別れる。イトウさんとはFacebookやInstagramのアカウントを交換しようと思ったけど、どちらもアカウントを持っていないようだった。せっかくと思いつつ、こればっかりは仕方ないね。一期一会だ。
ガイドはここで終わりだが、マチュピチュ遺跡はこの後自由に散策しても良いとのことだ。ベロニカさんから行くならインティプンク(太陽の門)がお勧めと言われたので、そこに行って見ることにする。
太陽の門までは50分くらいの道のり。ずっと上り坂。周りの人はほとんどがツアーの団体客で、私のようの一人旅な人は見かけなかった。たまにこっそり団体客に紛れて解説を聴いてたりしてたな(やっちゃダメ!)
太陽の門に到着!もやがかかっていて、太陽の門から見えるマチュピチュはクリアには見えなかった。
写真を撮ったり景色を眺めたりで、太陽の門には20〜30分くらいいただろうか。
昔、インカの人たちもこの道を通ってマチュピチュに向かったと思うと、感慨深いものがある。かつてインカの人たちもこの道を通ってマチュピチュに来たとのこと。数百年前から使われている道、感慨深い。
パノラマでも。(これはよくわからないね。)
雷が鳴り、少し雨が降ってきた。マチュピチュ遺跡は17:00までに出ないと行けないので、それに間に合うように太陽の門を出る。
道中、リャマが居座って道を塞いでいた。こういう場所では動物が優先だね。流石に人馴れしているのか、撫でても全然嫌がらない。
夕暮れに染まるマチュピチュもステキ。
下の看板、WAYNAPICCHU MOUNTAIN(ワイナピチュ)は本当は明日に行く予定だったのだけど、人数制限があるため行けなかった。代わりに明日は、INKA BRIDGE(インカ橋)に行くことになる。
17:00頃に遺跡を出る。SALIDAは出口を表す。なんどもこの看板を見かけたので、スペイン語のSALIDAはもうわかったぞ。
帰りもバスに乗って帰る。・・・と、思ったらバスにはすごい大行列。
思わず動画に撮ってしまったよ(笑
行きの時もそうだったけど、帰りの時もバス待ちだ。本当にすごい行列よ。。。1時間以上待って、ようやくバスに乗車。もう真っ暗だよ。。。
マチュピチュ村に着いたのは18:30くらいだったか。外はすっかり暗くなっている。
村を少し歩く。教会を見つけたのでふらっと中に入ってみる。
なんというか、そこまで宗教的な雰囲気を感じ成せない建物という印象だった。宗教施設はどこかしらで神秘性を感じるところがあったが、ここはそこまでって感じだったかなぁ。
時間もすっかり夕食時。広場の近くのお店で夕食を取ろう。
クイというネズミの揚げ物とクスケーニャ(ビール)をオーダー。クイは見た目はグロテスクだけど、味はなかなかジューシー。チーズのような香りがする。美味しかった!!
夕食後は街を散歩。サッカー場ではサッカーの試合が行われていたね。
そろそろホテルに戻ろう。
シャワーは最初お湯だったが、最後は水になった。髪を洗っているときに水になって最後はひどい目にあった。やっぱりそういうことは覚悟しておかなきゃな。
明日は朝6:00にホテル集合になっている。ベロニカさんがホテルまで迎えにきてくれるのだ。ここ数日、まともに寝れてないので、シャワーを浴びたら力尽きてしまった。テレビつけっぱなし、電気も付けっ放し。
6日目終了!7日目に続く!
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7日目以降のお話はこちらからどうぞ!