【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)7日目 〜 マチュピチュ観光編2
南米ひとりたび7日目。この日は 2017/09/20 (水)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
朝5:00起床。前々日は空港で仮眠、前日は3:50起床と、ここ数日全然寝ていない。だけど思った以上にパッと目覚めることができた。 きっと寝坊できないという緊張感と、旅行中ということでアドレナリンが出まくっているからかな。日本に帰ったらどっと疲れが出てきそうだ。
とはいえ寝足りないのは変わりない。うとうとしつつ荷造りをする。荷物の大半はクスコのゲストハウスに置いてきており、マチュピチュへは最低限の着替えとカメラしか持ってきていない。荷造りといっても簡単なものだ。
クスコに置いてきた荷物、盗まれてないといいけど。ゲストハウスのベットの上に置きっぱだからなぁ。荷物全部を持っていくと歩き回るのが大変だから、置いていったのは仕方ないんだけど、とはいえ、見知らぬ土地に荷物を放置するというのは、なんとも不安な気持ちにさせられるね。
5:30にロビーに出て朝食を取る。この時間に朝食を取れるのはありがたい。パン、ハム、チーズ、玉子、フルーツ、シンプルなメニューだけど大満足!何だかイグアスのゲストハウスのメニューと似ているな。午後の予定をちゃんと決めてなく、ランチを食べられるかわからなかったので、朝食はしっかり食べる。
6:00にベロニカさんが迎えに来た。そのまま出発してバス乗り場へ。
すると昨日以上の大行列!どこまで続いているんだと思いたくなるくらいに列が続いている!ベロニカさんも驚いた様子で、2時間近く待つかもとのことだ。
奥までずらっと行列が続いている。
最後尾に並ぶ。ベロニカさんはバスのチケットを買うと言ってバスの乗車場に向かっていた。私一人並んで待つ。
私の前に並んでいる人はどうやら日本人のようだ。夫婦での旅行のようで、日本語で会話してしている。声をかけてお話しする。
どうやら女性の親族の方がペルーに住んでいて、親族の集まりがあるためにペルーに来ているようだ。そのついでにペルー内を旅行しているようで、これまでリマやナスカを回って来たそうだ。女性の方はスペイン語が話せるそうだが、男性の方が日本語のみ。夫婦での海外旅行、いいなぁ。
私が日本語のガイドとツアーに参加していることを話すと、一緒にガイドに混ぜて欲しいとお願いされた。
ご夫婦は遺跡の入り口でガイドを雇おうとしてたようなんだけど、ちょうどよく日本語ガイドでツアーに行く私に出会ったわけだ。確かに旦那さんは日本語のみということなら、これ以上のガイドはないね。
私としては全然OKで、ベロニカさんに相談したところOKとのことで、一緒に見て回ることに。こうして出会ったのも何かのご縁ということで。
ご夫婦がチップでS/.100を渡そうとしてくれる。チップを渡されることを想定していなかったので、少し戸惑いつつ丁重にお断りしたが、ご夫婦がどうしてもということなので受け取る。気持ちということで。ちなみに、ベロニカさんは頑として受け取らなかった。そこはガイドとしてしっかりしているんだな。
この日のツアーはインカの橋を見る予定だったが、ご夫婦も連れて回るということで昨日と同じルートにしてもらった。インカの橋自体は1時間あれば見れるとのことだったので、ツアーのあとで見に行くことにしよう。昨日と同じルートでも、何回見ても楽しめるような場所なので全然OK!むしろメインルートでマチュピチュを一番満喫できるルートだから、これで良かったと思う。
ご夫婦のこと、私のこれまでの旅程のことを話したりして、なんだかんだ、やっぱり2時間程度並んで、ようやくバスに乗車。8:30過ぎに遺跡に入り口についた。朝早い分、2時間待ってもまだ8:30だ。
ツアーは昨日とは別のルートで案内してくれた。ベロニカさんが私に気を使ってくれたのかな。昨日のツアーの時にはなかった解説があったりで、普通に面白い。同じ話であっても、面白いよね。
ご夫婦の写真を撮ったり、逆に撮ってもらったり、いい方々だ。(ご夫婦と私で写真も撮ったけど、ここに上げるのはちょっとね。。。)
夫婦で一緒に旅行って本当にいいなぁって本気で思ってしまった。一人でも楽しいけど、二人なら、夫婦なら、一人ではない楽しさがあるんだろうな。
天気は昨日よりも晴れている。写真も映えるね。
この日は本当ならワイナピチュという山に登る予定だったのだけど、入場制限で入れなかった。なので、こういうガイドにしても問題なかったのだ。下の写真の右下からワイナピチュに登れる。
望遠レンズで見ると、結構な数の人が登ってそうだね。
昨日と同じ場所を巡っているけど、全然楽しめる。
下の写真はコンドルの神殿と呼ばれる場所で、写真下部の石はコンドルの石と呼ばれている。
下の写真は太陽の神殿と呼ばれる場所。
どの景色も絵になる。
ツアーは昨日と同じく2h30mくらい、11:00頃に出口に着いた。
ベロニカさんのガイドはこれまでだが、再入場して中を見学してもいいとのことだったので、ご夫婦も私も再入場してマチュピチュ遺跡を見学することにする。
ここからはそれぞれの時間だ。今回のベロニカさんのガイドでは、見張り小屋には行かなかったので、見張り小屋から見るマチュピチュの光景をお勧めして別れる。楽しいひと時だった。
再入場して一人行動。インカの橋へと向かう。
マチュピチュ遺跡は言ってみれば丘の上にある感じで木々が生えているような場所ではないんだけど、インカの橋に向かう道には木々が生い茂っていて、軽い登山をしている気分だ。
インカの橋へ向かう途中、入山届的な場所があり、名前を書いて先に進む。この時点で11:30。うん、12:00までに完全退場は無理だね。マチュピチュは午前と午後の入れ替え制になっていて、午前の部は12:00までとなっているのだ。追加料金を払うことを覚悟で先に進む。
マチュピチュ遺跡と異なる類の絶景が広がる。
細い道を進んで行く。横はストンと切れ落ちた断崖だ。落ちたら間違いなく助からないな。
インカの橋は思ったほど遠くなかった。ベロニカさんは私をここに案内する予定だったそうだけど、すぐに終わってしまうコースだったのではないかな。写真左側の門のようなものがゴール。
下の写真を見ると、いかに切り立った崖の途中に敷かれた道かってことがわかる。
インカの橋と呼ばれるのは、丸太の木が3本からなる橋のことだ。かつては、マチュピチュへ侵略しようとする者がいれば、この丸太を落として侵入できなくするためのものだそうだ。
道幅もすごく狭く、普通に足を踏み外して落ちてしまいそうなくらい危険な道だ。本当にこの道がかつて使われていたのだろうか。少なくとも私はこの道は通りたくない。よくこんな所に道を作ったよね。(敵の侵略に備えて、あえてこんな所に作ったのかもしれないけど。)
インカの橋の周囲には特に何もないが、そこから見える景色もなかなかの絶景だ。20〜30分くらい、休憩がてらのんびりする。
インカの橋を後にして、遺跡の出口へ向かう。途中見張り小屋に立ち寄り、マチュピチュ遺跡の外観を再度眺める。二度と来れないかもしれないので、しっかりと目に焼き付けておく。何度見てもこの景色はいいね!
似たようなアングルだけど何枚も撮ってしまう(笑
道中リャマを発見!時間があるのでのんびりリャマも見学する。
無駄にドアップで撮って見る。思ったより可愛くない(笑
13:00頃にマチュピチュ遺跡を出る。入れ替え時間を過ぎていたけど、何もなかった。というか出口で特にチェックはしていなかったので退場するのはいつでもいいって感じだったかな。
バスは相変わらずすごい行列。ただ、徒歩で行き来できるトレイルが整備されていることをベロニカさんから聞いていたので、せっかくなのでバスではなくトレイルを使って歩いてマチュピチュ村に戻ることにする。ベロニカさん曰く、1時間程度で行けるとのことだ。
道中にマチュピチュ博物館というのがあるみたいだし、そこにも寄ってみよう。
道中はかなりな下り坂。マチュピチュ遺跡は切り立った崖の上に立っているので、まっすぐ下に降りている感じ。これ、絶対登りで来たくないな。
木々で覆われている道だけど、たまに切れ間から絶景も拝める。
ベロニカさんの解説曰く、マチュピチュ遺跡はまだまだ発掘中&修復中とのことで、マチュピチュ遺跡の全貌は見えてないらしい。カンボジアのアンコールワットと同じく、発掘や修復には時間がかかるんだな(あとお金も。)。
下の写真の中央部、未発掘っぽい段々状の地形が見えるね。
下の写真の石造りの階段は当時から存在する階段だそうだ。当時使われていたものが今でも現役で使われているっていうのは、なんだか感慨深いものがあるね。
木々で覆われた道をひたすら下って行く。たまに車道と合流する。トレイルでなく車道を歩いてマチュピチュ遺跡に向かっている人たちもいたね。トレイルで1時間程度って話だから、車道だともっとかかるんだろうな。
1時間くらいかけて山の麓まで降りて来た。山の麓にマチュピチュ博物館がある。バスは通り過ぎてしまうので、この博物館に行こうとするなら徒歩で行かないといけない。せっかくの博物館なのに勿体無い。
博物館に到着!
展示物はスペイン語と英語表記。英語表記があるのはありがたい。
ビデオ解説もあり、なぜか日本語表記での解説もあった。なぜだろう?マチュピチュ遺跡の発掘に日本が深く関わっているのか、それとも日本人観光客が多いからか?
下の写真はその日本語表記の一部。3Dで見る映像があるらしく、そのためのメガネをかけるようにアナウンスしている画面だ。
博物館の規模はそこまで大きいわけではない。30〜40分くらいでじっくり見学できたかな。
さてさて村へ戻るとしようか。
博物館から出て歩いて20分くらいかな、村が見えてきた。
お昼の時間はとっくに過ぎている。お腹がぺこぺこだ。無性にパスタが食べたくなって、イタリアンなお店に入る。カルボナーラを注文。味は、まぁ、、、普通かな。。。
レストランは2階にあって、そこから電車の通るのを眺めることができる。後は電車に乗って帰るだけなので外を眺めつつのんびりする。
ランチを終えて時間は16:00頃。帰りの電車の時間まで少し時間がある。残りの時間でお土産やをぶらつく。自分用のお土産にショットグラスを購入!
あとはのんびり街歩き♪
名残惜しいけどもう帰りの電車の時間だ。行きと同じペルーレイルに乗って帰る。うーん、帰りたくないね。
帰りの電車は流石に行きのような特等席ではなく普通の4人席。まぁ、空はすっかり暗くなっているから景色を見るという感じではないんだけどね。
向かいは女性2人、隣は男性。男性はデイビットさんという方みたいだ。皆さん同じツアーのグループのようだ。ご年配の感じのいい人たちで、自己紹介をしつつ簡単な会話をしたね。
電車はマチュピチュを出発。オリャンタイタンボ駅に向かう。ありがとうマチュピチュ。
20〜30分ほどして軽食でピザが出てきた。私以外の3人は"No thank you"だった。パンは湿っていて、手づかみで食べたいところだったけど、おしぼり的なものがなかったので、ナイフとフォークを使って食べる。「アメリカでは手づかみで食べるんだぜ」とデイビットに突っ込まれたけど、うん、知ってる。
途中アンデスの民族舞踊的なイベントと、ファッションショー的な催しが始まった。写真に撮ろうと思ったけど、暗い中で動きのある写真ということで、ボヤけたものしか撮れなかった。
ちなみにファッションショーの後は物販に移り、何人かの人がお土産として買っていたね。ちなみにデイビットはマフラーを買っていた。私は荷物になるので何も買わず。
ショーの後、「撮った写真を送ってよ」とデイビットがメールアドレスを書いたメモをくれたんだけど、どれもブレブレだったんだよな。「OK!」と返事をしておいたけど、どうしようかな。(結局送らなかった。。。)
電車は2時間くらいして、オリャンタイタンボ駅に到着。
出発時のドライバーが話してくれたように、駅の改札を出たところで私の名前を書いたプレートを持ったドライバーの方を発見。そのまま送ってもらう。ドライバーの方はカルロスさんという方だ。
ゲストハウスに着いたのが22:00頃。明日の朝早くに出発なので、先に会計を済ませつつ、朝5:00にタクシーを予約しているか確認しておく(チェックイン時にお願いしておいたのだ)。明日は早朝からラパスを経由してウユニに向かう日だ。
部屋には初日からいる男性しかいなかった。それ以外は空きベット。荷物はそのままの状態で残っている。良かった、盗まれてなかった(笑
明日の早朝出発なのでまずは荷造りだ。行く先々で服を捨てていっているので、荷物は軽くなっているはずなんだけど、なぜが相変わらずギュウギュウだ。
夕食を食べたかったけど時間も時間だし、朝も早いので、夕食を摂らず、シャワーも浴びずでそのまま寝てしまった。睡眠時間が少ない中、一日中歩き回っていると夜は力尽きてしまうね。明日も早起きだ!寝坊しないようにしないと。
7日目終了!8日目に続く!
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8日目以降のお話はこちらからどうぞ!