【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)8日目 〜 ラパス観光編
南米ひとりたび8日目。この日は 2017/09/21 (木)。
南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・9/21(木)
[空港] インテルナシオナル・エル・アルト空港 → [ロープーウェイ駅] FFCC La Paz Train Station → [ロープーウェイ駅] Red Line Cable Car station → [観光] Church of San Francisco → [ランチ] Profumo Di Caffe → [観光] Monumento a Pedro Domingo Murillo → [観光] Cathedral Basilica of Our Lady of Peace → [観光] Palacio Legislativo De Bolivia → [観光] Museo costumbrista Juan de Vargas → [観光] Santo Domingo Church
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝4:30起床。連日の早起きが続く。時間的にはド深夜だから、この時間に明かりをつけるのも悪いと思い、暗闇の中で着替えて、荷物を持ってロビーに出る。
タクシーは5:00に来るようにお願いしている。ロビーには人はおらず、肌寒い。
5:00を過ぎたけどタクシーが来ない。5:10になっても来ないので、スタッフの方にお願いしてタクシー会社に連絡を取ってもらう。ちなみに、スタッフの方は早朝出発の人がいるからか、スタッフルームで普通に起きていた。5分ほどで来ると教えてもらいつつ、ビスケットをもらった。ありがたい。空港で食べよう。
5:20頃にタクシーが来た。空が明るくなって来た。クスコの街ともお別れだ。ありがとうクスコ!ムーチョスグラシアス!
5:40頃に空港着。料金はS./ 15 (約600円)。
朝5時台だけど、早朝便の人たちだろうか、空港に止まる車やタクシーは多かったね。
チェックインカウンターには結構な行列ができている。
並ぼうと思ったけど、私の便はまだチェックイン時間になっていないようだ。コーヒーを買って、さっきもらったビスケットで朝食にする。Wi-Fiが繋がるのでSNSを見たり、日記をつけたりして時間を潰す。
乗るは7:40発のラパス行きの便。ベルビアン航空という聞いたことのない航空会社を利用する。
この日はボリビアのラパスを経由してウユニまで行く予定だ。いよいよウユニ塩湖に行くのだ!ラパス〜ウユニのフライトが夜なので、トランジットを利用して日中はラパスを観光する。クスコ〜ラパスが1時間という短いフライト時間。半日程度ラパスを観光できそうだ。
6:50頃に再度チェックインカウンターに行くと受付をしていたので、チェックイン&出国審査をする。そのまま機内へ。
席は5Aで窓際の席。隣にはなんと日本人女性!まさかクスコ〜ラパスの航路で日本人同士が隣の席になるとは!偶然だね!1時間という短い時間ということもあって、フライト時間はその女性と話をしていた。(機内では日記を書こうと思っていたけど、さすがにやめた。)
その女性はボリビアで金属資源の会社で働いているとのことだ。社会人になってからずっとボリビアにいて、今は1週間のお休みをもらってペルー旅行をしていたそうだ。
到着前に入国カードを受け取る。入国カードはスペイン語で書かれている。流石にわからない。地球の歩き方に書き方が書いてあったので、それを見つつ、時々隣の女性にヘルプで聞いたりした。こういう時に日本語で聞けるのはすごくありがたい。
ラパスはエルアルト空港に到着!
ラパスは標高3650mにあり、世界最高所にある首都だそうだ。そしてエルアルト空港も世界最高所の空港で標高4082mの場所に立っている。高山病になる高さだね。富士山が3776mだから、富士山よりも高いところだ。
入国審査は素通り、税関も簡単な荷物チェックがあるだけだった。時間をかけて入国カードを書いたのに、スタッフの方によく見ずに処理されてしまい、なんだか拍子抜けしてしまった。
まずは両替だ。ラパスとウユニで使う分、200ドルをボリビアの通貨ボリビアーノに替える。ただ、アメリカドルは他国では利用できない貨幣番号があるらしく、100ドル札2枚出したけど、1枚はNGと突き返されてしまった。続いて出した1枚は一部破れていてNGと、なかなかチェックが厳しい。
ラパスとクスコは時差が1時間。時計の針を1時間進め、日焼け止めを塗って、出発の準備は万端だ!ラパスではロープーウェイに乗って、街の外観を眺めて、中心部を街歩きする予定だ。
外へ出ようと歩いていると、売店のテレビに見たことあるキャラクターを発見。よく見るとルフィだ。ワンピースが映っている!ボリビアでもワンピースが放映されているんだね。さすが、アニメは日本が誇る文化だね!思わずニヤリとしてしまう。
出発前に空港の外観を一枚。天気もいいのでいい絵になるね。
タクシーを使うかバスを使うか迷い周囲を見ていたら、目の前にミニバスが止まっていた。運転手に地図を見せつつ、ロープーウェイ乗り場(FFCC La Paz Train Station)に行きたい旨伝えると、「OK!乗りな!」というジェスチャーをしてくれたので、ミニバスに乗り込む。車内には誰もいなかったけど、2〜3分したらすぐに満車になった。
大きな荷物を膝の上に乗っけて小さくなりながらバスは出発。満席なので車内はぎゅうぎゅうだ。景色を楽しみつつ、降りるタイミングを逃さないようにGoogleMapでロープーウェイ乗り場の近くに来ているかどうかをチェックしていた。
途中、何度かバスが止まって、そのたび人が乗り降りする。その動きを見て、なんとなく降り方はわかった。人が降りて車内に人が少なくなると、そこでしばらく止まって人の呼び込みをする。2〜3分するとまた車内は乗客でいっぱいになり、そうなるとバスは出発する。ボリビアのミニバスはこんな仕組みなんだな。
ロープーウェイ乗り場の近くでバスが止まり、運転手がここで降りるように促してくれた。私の他に2名ほど降りる。料金はBs.3 (約60円)。安いね!
ロープーウェイ乗り場に向かって歩く。
少し歩くだけで息が切れてしまう。たまに息苦しくなって頭痛もする。これが高山病というやつか。標高4000mレベルの場所だし、やっぱりそうなるか。全然歩いていないのに息がゼイゼイいって、自分でもびっくりするくらい。クスコよりも1000m以上高いところだからな。さすがにキツイ!
いつもよりゆっくり歩いてロープーウェイ乗り場(FFCC La Paz Train Station)に到着。
駅の前でちょっとした大道芸が行われていた。思わず一枚♪
建物の外観は歴史的な雰囲気を感じさせられるが、建物内は改装されており近代的な感じだ。
券売窓口でチケットをゲット。これも料金はBs.3。
乗り場はスキー場のゴンドラ乗り場って感じ。結構な行列ができていたけど、ひっきりなしにロープーウェイが来るので、すぐに乗車できた。待ち時間はほぼゼロ。素晴らしい!
そしてこの眺め。Bs.3でこの眺めを見れるんだからすごく安いね。市民にとっては交通の足なんだろうけど、旅行者からするとれっきとした観光になるね。
斜面に沿って建物がびっしり敷き詰められている。こういう光景は初めて見る。ローウウェイは中腹の駅と山頂の駅の2つあり、山頂の駅(Red Line Cable Car station)までは10分ほど。
駅を出るとそこはびっしりと露店が並ぶマーケットエリア。日用品から食事ができるお店まで所狭しと並んでいる。
人も多く雑然としていてとても賑やかだ。こういう雰囲気、嫌いじゃない。特に何を買うというわけでもなく、あてもなくふらりと歩いて雰囲気を楽しむ。
とはいえ、やっぱり歩くと息苦しい。気持ちよく歩けるほどには、まだこの高度には慣れていない。時刻もお昼近くでお腹もすいて来た。お昼は街の中心部で取ろうと思っていたので、そろそろ戻ることにしよう。山頂のマーケットを20分くらい見学して、乗ってきたロープウェイに乗って戻る。
帰りもこの絶景!何度もロープウェイを往復してこの景色を眺めたい気分だ。
ロープウェイを降りて、街の中心部に向かって歩く。ロープウェイを出たところにファーウェイのマスコットがいたな。ファーウェイにマスコットなんていたんだね。
あとはドリンクの新商品のイベントっぽいのもやってたね。ロープーウェイの駅はちょっとしたイベントに使われてるんだね。
ゆっくり街並みを楽しみつつ中心部に行こうと思っていたけど、すごくお腹が空いていたので、早足で向かう。そりゃ、昨日の夜からろくに何も食べてなかったからなぁ。お腹も空くわな。
こういう張り紙で散らかった掲示板、なんか味があっていいなって思ってしまう。汚いんだけど、なんか海外っぽいって感じてしまう。
いくつかお目当てのお店をピックアップしていたんだけど、なかなか見つからない。お店を探しつつ、偶然見つけたお土産屋で自分用のお土産のショットグラスを購入。気づいたら、街の大通りであるサンタクルス通りにあるサンフランシスコ寺院(Church of San Francisco)まで来てしまった。結局、目当てのお店を見つけられなかった。
お腹が空いてしょうがなかったので、サンフランシスコ寺院の横にあったレストランに入る。Profumo Di Caffeという名前の店だ。
店の前には初老の男性が座っている。店は空いているか尋ねると、テラス席に案内してくれた。英語が通じる。ありがたい。
初老の男性から「どこから来たの?」と聞かれて「日本から」と答えると、すごく嬉しそうな顔になって、いろいろ話しかけて来た。どうやら、日本に来たことがあるらしく、「フジサン」や「カマクラ」とか知っている日本語をしゃべって来た。あと、「もしもしかめよ」の歌もカタコトだけど歌って来た。とても懐かしい、そして、なんか嬉しくなるね。こんなところで日本に来たことのある現地の方にお会いできるとは。適当に目についたお店に入っただけなのに、大当たりだったな。
ボリビア料理が食べたくて、オススメを聞くと、ボリビアのBBQ料理を勧められたのでそれを注文。メニューは見なかったけど、まぁOK。あと、パパイアジュースとアイスもオーダー。
料理が来るまで初老の男性と話をする。私はそこまで英語が話せるわけではないので5〜6割な理解度だけど、なんとなく何を言っているかわかる。
パパイアジュースはパパイアを絞っただけというような味だった。海外だとよくある感じのジュースだ。半分程度飲んだ後で、その初老の男性が満杯まで注ぎ出してくれた。サービスかな?
BBQは牛のステーキだった。肉も柔らかく美味しかった。ちなみに値段はBs.35だった。安いね!
デザートのアイスも美味しかった!ごちそうさま!
男性と握手して別れる。
サンフランシスコ寺院は見学すると40分くらいかかると先ほどの初老の男性が教えてくれたので、寺院は外観を眺めるだけ。1日中巡れる時間があるなら見ていたんだけどね。残された時間は少ない。寺院の目の前は広場になっており、大道芸やライブといったいろんなイベントが開催されていた。市民の憩いの場的な場所なのかな。
ムリリョ広場の方に向かう。
ムリリョとはボリビア独立の英雄の名前だそうだ。ムリリョ広場の周囲には、大統領官邸、国会議事堂、カテドラルと重要な建物が並んでいる。
ムリリョ広場(Monumento a Pedro Domingo Murillo)に到着!
ムリリョ広場はハトでいっぱい。さながらヒッチコックの「鳥」の世界のようだ。
餌を買って(Bs.2)まくと一斉にハトが群がって来る。ハトに餌をあげるなんていつぶりだろ。なかなか楽しいね。ハトに頭を踏まれたのは初めてだ(笑
無駄にパノラマでも(笑
カテドラル(Cathedral Basilica of Our Lady of Peace)。門が閉まっていて中には入れなかった。
カテドラルの横には大統領官邸がある。門には衛兵がついている。(外観の写真残ってなかった。。。撮ってたと思うんだけどな。)
国会議事堂(Palacio Legislativo De Bolivia)。綺麗な建物。観入ってしまう美しさがあるね。
道中に仮面を持った石像を発見。どう見ても石仮面を被ろうとしているDioの姿にしか見えない(ジョジョの奇妙な冒険の話ね)(笑
ムリリョ広場周辺はいわゆる旧市街だ。スペイン植民地時代の面影が残る一帯だそうだ。
サント・ドミンゴ教会(Santo Domingo Church)。ボリビアは大半がローマカトリックのキリスト教なので、教会もあちこちに見える。
時間もいい感じになって来た。そろそろ空港に向かおう。サンフランシスコ寺院の前が大きな通りになっている。その周辺でタクシーを拾うのがいいかな。
タクシーを探すがバスばかりで見つからない。寺院前の通りは交通量が凄まじくタクシーが見つからないし、見つかっても拾いに行きにくい。
タイミングを伺っていたら、ちょうど乗客が降りるタイミングのタクシーを発見!そのタクシーを拾って空港に向かう。(たしかBs.80。結構いい値段だ。)
数時間ぶりに空港に戻って来た。半日弱のラパス観光だったけど案外楽しめたぞ。
空港についてそのままチェックイン。
フライトの時間までコーヒーを飲みながら日記の時間。
電光掲示板の表記が「boarding」になったのでゲートに向かうと、職員さんに名前で呼ばれて急ぐように言われる。飛行機に着くと既に私以外の乗客が乗っており、どうやら私待ちな雰囲気だ。電光掲示板の案内通りに来ただけなんだけどな。。。
リュックが荷物入れに入らず、空いている席の上にベルトで固定させる。私のリュックが乗客扱い(笑
飛行機は19:30出発予定だが、19:20に出発した。予定よりも早く出発するのは初めてだ。車窓から見えるラパスの夜景はなかなか綺麗だ(ぼやけているけど。。。)
全体的に席は空いていて、私の両側には誰もいなかった。45分程度のフライト。あっという間な時間。ドリンクサービスは水かコーヒーかのどちらか。コーヒーをお願いする。
短い時間だけど(だからか)寝てた気がするね。
ウユニに到着!
ウユニの空港はとても小さい。今までで見た空港の中でも一番といっていいほど小さな空港。外に出ると真っ暗で何もない。本当に周囲には何もなく、真っ暗な暗闇が広がる。車のヘッドライトだろうか、時折小さな光が遠くで動いているのが見える。
空港の到着時刻を狙ってか、タクシーが何台かやって来た。その中の1台に乗り込む。乗合な感じだったけど、このタクシーに乗ったのは私一人だけ。空港内を見学していたら、いつの間にか私一人になっていたようだ。
グローバルWi-FiをONにしたけど、Wi-Fiは繋がらない。街中に入らないと無理か。
街には10〜15分くらいで着いた。そのままホテルへ。
ここが旅の最終地点で、今回泊まるホテルがこの旅最後のホテルだ。最後ということで奮発して、1泊65$もするホテルを予約したのだ!これまでは1泊10$前後の安宿だったからね。最後くらいはね!
奮発しただけあってホテル内は綺麗で豪華。自然とテンションが上がる♪
部屋は101号室。ダブルベット、シャワートイレ別、アメニティもある、ドライヤーもついている、ちゃんとしたホテルだ!やっぱりちゃんとした設備の部屋に泊まるってのはいいね!
今日はこれで終わり。夕食を食べて寝るだけ。夕食はホテル内に併設されたレストランTIKAというお店へ。マスのステーキとピーナッツスープをオーダー。スープにはパンがついており、これだけで普通に1食分ありそうなくらいの量。結果的にかなりの量が来た。HUARIというビールと共に。(一人で食べる量じゃないね。でも完食!)
部屋に戻りシャワーを浴びようとしたが水しか出ない。しばらく待っても一向に温かくならないので仕方なくシャワーは諦め。設備は完璧と思っていたら、こればっかりはそうもいかないか。
ホテルのWi-Fiは4Gの速度が出ており、普通にSNSが利用できるくらい。ただいつの間にか寝落ちしてしまった。明日は朝9:00にホダカマウンテンというツアー会社に行くことになっている。久しぶりに朝に余裕があるぞ。ゆっくり寝よう。
いよいよ、旅の最終地点のウユニにやって来たぞ。思えば遠くまで来たものだ。最後まで楽しもう。
8日目終了。9日目に続く!
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9日目以降のお話はこちらからどうぞ!