【旅行記】南米4ヵ国ひとりたび(2017/09/14~26)9日目 〜 ウユニ塩湖観光編1

 南米ひとりたび9日目。この日は 2017/09/22 (金)。

 南米ひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

 朝6:30くらいに起床。普段の私の起床時間からすると早起きな時間だけど、ここ数日の起床時間から比べるとのんびりとした起床だ。

 昨日シャワーを浴びれなかったので、まずはシャワーを浴びようとしたんだけど、相変わらず水しか出ない。体がベトベトして気持ち悪かったので、タオルを濡らして体を拭く。

 洗面台で頭を洗おうとしたら、だんだんと水が温かくなって来た。「おっ」となって、シャワーを出してしばらく待ったら温かいお湯が出てくるようになった。ありがたい。ゆっくり温かいシャワーを浴びる。深夜〜早朝時間はお湯が出ないのかな?

 今回の旅行の中では満足に温かいシャワーを浴びれなかったので(ぬるいか水)本当に助かる。温かいシャワーは贅沢品だ。

 シャワーの後は朝食。朝食付きの宿泊なので、朝食はサービス。昨日と同じレストランに入る。スクランブルエッグとベーコンが美味しかった。時間があるのでのんびり食べる。久々にのんびり食事ができる。

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 食後にはデザートでケーキとフルーツ。いい宿を取っただけに朝食も豪華だ!

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 8:30にホテルを出る。「ホダカマウンテン」というツアー会社で1日ウユニ塩湖を観光するツアーに申し込んでいる。
 「ホダカマウンテン」はウユニ塩湖で検索すると大抵トップに出てくるようなツアー会社。「ホダカ」という、いかにも日本に縁がありそうな名前をしているけど、日本とは関係ないそうだ。当日直前に申し込んでも参加できるとネットに書いてあったけど、直前に参加NGとなるのも嫌なので、事前に申し込んでおいたのだ。

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 ホテルからホダカマウンテンまでは歩いて10分ちょっと。街並みを眺めつつ向かう。
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 ホダカマウンテンに向かう人だろうか、「ホダカ」と言っている女性を見つける。しめしめと思いつつ、その人にこっそり付いて行って、ホダカマウンテンに到着!

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 中に入って受付をする。バウチャーを見せてツアーの概要の説明を受ける。会話は英語。ありがたい。

 事前に申し込んでいたツアーは1Dayなツアーであったけど、夜間の星空鑑賞ツアーや日の出鑑賞ツアーなどもあるようで、そちらの参加も勧められる。いろんなツアーが組まれているみたいね。

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 せっかくなので、星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)にも申し込む。このツアーにはすでに日本人2名が参加予定で、私で3人目。その2名にはタカタマという名前が書いてある。ご夫婦かと思っていたけど、あとで姉弟であることが判明した。姉弟2人で旅行って仲がいいな。私も姉がいるけれど、姉と旅行って考えられないな(笑

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 受付を済ませると、スタッフから出発は10:30と伝えられる。出発まで時間があるのでそれまで少し街歩き。90分くらい時間があるかな。駅前の広場、カテドラル、カテドラル横の市場を見る。
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 日本の中古トラックだね、日本語を発見!「今日も無事故で!!」。

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 ウユニの街は小さく、すぐに見れてしまうような広さだ。翌日も街歩きをするつもりだったので、街歩きはそこそこに一旦ホテルに戻る。コーヒーを飲みつつのんびりと。豪華な部屋で過ごすのも貴重だ。

 10:30に再度お店に行く。お店には、ツアー参加者募集の張り紙と旅行者のコメントがされた紙でびっしり覆われている。

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 中には日本人2人、男性と女性が一人ずつ、後、アジア系の2人がいた。のちほど、初老の女性が入ってきた。その女性はシズさんと名乗っていた。日本人の男女は先ほどのタカタマさんという方だった。

 ツアーはアメリカ人のカップル2人、タカタマさん姉弟、シズさん、私の6人。ガイドの人はビスマルクさんという方。ドライバーの人の名前は忘れてしまった。ツアー参加者の4/6が日本人だ。日本人多い。これはこれで不思議な安心感はあるからいいけどね。

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 ツアー最初の場所は列車の墓場という場所。荒野のような場所を走っていると、突如として朽ちた列車群が見えてくる。

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 かつてウユニからチリへ塩や鉱物を運んだ蒸気機関車がそのまま放置されている場所だ。

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 場所によっては先頭車両の先には一面の荒野が広がるような光景となる。哀愁漂い、どことなく終末感がある。

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 車両の写真を撮ったり、列車の上に乗ったり、線路を上を歩いたりと、30歳過ぎたおっさんがはしゃいでしまったよ(笑

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 みんな列車の上に乗ってるね。みんなそうするよね。

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 列車の墓場の次はコルチャニ村に向かう。荒野の遠くに塩で覆われた白い大地が見えてきた。いよいよウユニ塩湖の中に入っていくのだ。

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 コルチャニ村はちょうど塩湖のエリアに入ったところにあるようだ。地面は塩ではなく大地のようだ。

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 村の産業としては観光(ツアーのお土産屋的な位置付け)や塩の採掘のようだ。ここでは塩の生成方法のガイドをしてもらった。当然お土産として塩が買える。日本人が多く来るのか日本語で書かれているものもあったね。

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 ちょっと自由時間があったので、お土産屋をぶらつく。ウユニの塩を買うのは言うまでもなく、あとは塩でできたグラスをゲット。(日射しが強くて、写真が白飛びしてしまう。。。)

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 お土産屋のお店はカラフルだが、一歩外れて見るとやはり貧しい感じの佇まいの景色が広がる。決して裕福な感じではないんだよね。

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 バスに乗り込み次に向かうは塩のホテルだ。いよいよに塩湖に入って行く。一面に真っ白な世界が広がる。雪ではなく塩に覆われた世界だ。車も当然ながら塩の上を走る。
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 白い地面は本当に塩なんだよね。ただ、車で踏みしめられているのか、触っても普通の地面のような感じがする。

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 ウユニはパリダカのコースになったこともあるようで、塩のホテルの前には塩でできた巨大なモニュメントが立っている。よく見るとダカール「DAKAR」の文字が書かれている。ぱっと見ると、「BOLIVIA」の文字に目がいってしまうから、単にウユニ塩湖の記念撮影用のモニュメントと勘違いしてしまうよね。

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 またホテルの前にはたくさんの国旗が建てられている。記念写真のスポットだろうね。日本の国旗を探したけど見当たらなかった。

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 塩のホテルに到着!塩湖で取れる塩には、建材用の塩のブロックなるものがあるらしく、このホテルは建材用の塩のブロックで建てられているようだ。

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 塩のブロックで作られているので当然ながら壁の色は白だ。これ全部が塩でできているなんて驚きだよね。

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 ホテル内にもパリダカのモニュメントがあったね。

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 ここでランチタイム。テーブルも椅子ももちろん塩でできている。

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 ランチではボリビア料理のミラネサ・デ・ボジョ(日本でいうチキンカツのようなもの)が出てきた。後付け合わせで生野菜。こんな塩で囲まれた土地で生野菜が出て来るとは思わなかった。美味しかった!

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 隣に座ったシズさんと会話する。歳は70歳で、年に1回、1ヶ月程度旅行するようにしているとのことだ。今回はペルーとボリビアを一人で周っているのだそうだ。70歳で1ヶ月一人旅とはなんというバイタリティだろう!ぜひ見習いたいものだ。

 タカタマさん姉弟とも話をする。北海道は札幌出身だそうで、北海道出身という点で私と同じ。札幌内の知っている名所の話にもなって、親近感が湧いたね。姉弟でよく旅行をしているようで、沖縄やニュージーランドにも行ったそうだ。本当に仲が良い。今回は12日間でペルーボリビアを巡っているとのことだった。

 ランチ後は塩のホテルの周りを少し散策。
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 ちなみにトイレは有料で、番をしている人にお金を支払い紙を受け取る方式のようだ。ラパスでもそうだったけど、大をした後の紙は便器の中ではなく、ゴミ箱に捨てる方式だ。正直かなり抵抗がある。。。それは塩湖の中に立つ建物なので水道設備が脆弱だからだそうだ。

 日本に帰って調べてみたら、紙を便器に流さない国は結構あるみたいだね。むしろ水道設備が充実していないと便器に紙を流せないから、決して珍しい話でもなさそうなことだった。日本にいるだけでは気づけないことだな。 

 塩のホテルを後に、この後は塩湖を満喫する時間。少し車を走らせると、塩の大地しかない景色になる。

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 塩湖は五角形〜六角形の形が一面に広がっている。これは自然にできたものなのだろうけど、どうやってできたのだろう。不思議でしょうがない。部分的にそこだけ盛り上がっている。

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 360度見渡す限りの大塩原。視界を遮るものがなく地平線までずっと塩の大地が続いている。なんか異世界にきたような錯覚を感じてしまう。

 ここで車を止めて、みんなでトリック写真を撮る。ガイドのビスマルクさんはさすが慣れているのか、いけてる写真を次々に撮ってくれる。

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 いわゆる遠近法を利用したトリック写真だ。こんな感じなものが取れる。恐竜と戦っている私(笑

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 30歳を超えたおっさんでも子供のようにはしゃいでしまう(笑

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 こんなトリックムービーを撮ったりなど(笑


 風景を楽しみつつ、トリック写真を撮りつつ、塩湖を楽しむ。塩と空しかない世界。

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 パノラマでも一枚。

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 次に向かうはインカ・ワシ島だ。ウユニ塩湖は32の島があるが、唯一観光客に解放している島のようだ。

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 インカ・ワシ島に入るには入場料が必要で、Bs.30がかかる。レストランが併設されている建物で払って散策する。

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 島はサンゴ礁の化石でできているらしく、太古の昔、ここが海の底だということを示している。島がちょっとしたトレイルになっていて、ハシラサボテンが至る所に生えている。

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 人の背丈よりも大きなサボテンも当たり前のようにあったね。迂闊に横見して歩いてトゲに当たったりしたら大惨事だな。

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 ハシラサボテンとその奥に広がる真っ白な塩湖の光景がなんとも綺麗。

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 ハシラサボテンをドアップで。トゲトゲ痛そう。。。

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 遠くにトゥヌパ火山も見えるね。

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 天然の塩の大地と青い空、そこに車の通る道だけ何本かの筋となって走っている。

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 タカタマさんの弟さんがボリビアの国旗を持ってきているようで、国旗を持って記念写真を撮っていた。記念写真としてはすごく良いね。観光客の何人かから国旗を貸してくれと頼まれていたね。

 そんなタカタマさんが撮ってくれた一枚。

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 インカ・ワシ島の景色も動画でどうぞ。

 パノラマでも。

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 1時間程度、インカ・ワシ島を散策して次の場所へ。9月のウユニはいわゆる乾季で、鏡張りというよりかは真っ白な塩の大地が広がる季節だ。ただ、場所によっては鏡張りとなっている場所もあって、インカ・ワシ島の後は、そこに連れて行ってくれるそうだ。

 着いたところは、想像したほどの鏡張りの世界とまではいかないけど、水が張っていて十分綺麗な鏡張りが見えるところだった。写真では表しきれないほどに鏡張りが綺麗だ。本当に水面に綺麗なまでに反射した世界が写っている。

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 乾いた塩湖は白い世界だが、水の張った塩湖は青い世界。

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 湖の青と空の青がなんとも綺麗。乾いた塩湖ももちろん綺麗だけど、鏡張りの景色もすごく良い。この景色を見たかった。


 人も車もみんな鏡張り。

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 当然ながら水の張った塩湖の上にいる。長靴はツアーで貸し出してくれているので、事前に用意する必要はない。乾季のせいかもだけど、深く水が張っているというわけでもない。

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 パノラマでも。このパノラマ写真はお気に入りだ。

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 写真を撮るのが楽しいね。あとこういった遊びも楽しい。


 やはり自分は自然や遺跡といったものに感動を覚えやすいようだ。イグアスの滝やウユニ塩湖は見てて本当にゾクゾクするものがある。リクツをすっ飛ばして心に響いて来るものがあるから面白い。リクツももちろん大切だけど、こういう感性的な要素も大事にしたいな。

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 鏡張りの世界で結婚式の写真を撮っているカップルを発見。なんて素敵なんだ。良いなぁ、こういうの。

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 ウユニ塩湖のサンセット。きれいだ。

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 日没後にみんなで記念撮影。この写真はすごくお気に入りだ。

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 私一人の写真もせっかくなので撮ってもらった。普段はこういうのしないんだけどね。せっかくウユニに来たんだしね。

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 サンセットまで眺めてツアーとしては終了。ホダカマウンテンに戻る。19:30頃に到着。

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 この後は星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)だ。深夜3:30に出発なので、今日は早く休まなくては。朝の時点では私を含めて3人の参加予定であったけど、この時点で8名に増えていた。

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 明日の予定が立っておらず、タカタマさん姉弟も同じような状況だったので、3人で明日の午後でツアーが組めないかホダカマウンテンのスタッフに相談する。するとトゥヌパ火山にフラミングを見るツアーをその場で組んでくれた。

 全体でUS$150の料金で、参加費は参加者の人数で割るとのことだった。とりあえず、タカタマさん姉弟と私の3人の名前を書いて店の前に張り出しておく。他に参加する人いるかなぁ。

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 アメリカ人カップルやシズさん、タカタマさんと別れてホテルに戻る。夕食を食べる前にまずはシャワーだ。昨夜〜今朝の感じを見るに、おそらくお湯が出る時間が決まっているはずだ。今のうちに浴びておくのだ。読み通りちゃんとお湯が出た。ありがたい!

 明日も早いので(起床予定は3:00だ!)夕食は昨夜と同じホテル併設のTIKAへ。リャマの肉とTIKAサラダ。昨日と同じくすごい量だ。ちゃんと完食!

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 星空鑑賞&日の出鑑賞のツアー(Starlight + Sunrise tour)は深夜3:30にホテルに迎えが来るとのことだ。さっさと寝てしまおう。23:30に就寝。

 明日はトゥヌパ火山のツアーの後はそのまま空港に向かい、ラパスを経由してリマへ向かう予定だ。リマでのトランジットを利用した時間がこの度最後の観光となる時間だ。いよいよ旅も終盤になってきた。あっという間。

 9日目終了。10日目に続く!

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 10日目以降のお話はこちらからどうぞ!