【読書ログ】10%起業

友人に勧められて「10%起業」という本を読んだ。

 

10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法

10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法

 

 

本の内容としては、タイトルにある通り、自分の10%の時間を使って起業活動をしましょうというもの。いきなり会社を辞めて起業するのは、失敗した時の金銭面や家庭面への負担が大きく、リスクが非常に大きい。なので、今勤めている会社は辞めない。今行っている仕事を主軸に置く。そして10%の時間の範囲で起業活動をする。そうすることで、失敗時のリスクを最小限にすることができますよというもの。

 

正直言って、私は「起業」というものに少しもピンとこない人間なので、10%の時間を使って「起業」するということについてはあまりピンときていない。なんだけど、ピンとこなかったで終わらせるのはさすがにもったいないので、ちょっと考えを変えてみる。10%の時間を使って、「起業」は無理だけど、「何か新しいことをする」なら全然できる。

なので、10%の時間を使って「新しいこと」をするとして考えてみる。

 

じゃあ、新しいことって何という話。
今の自分の習慣にないものであれば、なんでも「新しいこと」になってしまうので、正直、言い訳のしやすい表現ではある。自分にしても、せっかくやるんだったら、なんとなく「新しいこと」ではなく、自分の今後につながる、例えば5年後10年後の自分に効いてくる活動にしたいと思う。

 

LIFE SHIFT の言葉を借りるなら、いわゆる「エクスプローラー」のような活動に近いものだろうか。エクスプローラーについては、私は、「価値観の再構築」のステージととらえている。(ちなみに、LIFE SHIFTについてのログは↓を参照)

「自分の10%の時間を使って、5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動をする。」だろうか。せっかく10%の時間を使うんだったら、これくらい有効なことはしたい。

 

shoumatch.hatenablog.com

 

じゃあ次の問いとして、「5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動」とはなんだろ。アプローチ方法はいろいろあると思うけど、「仕事に関係すること」か「仕事と関係のないこと」のどちらかで分けてみる。どちらかと言われれば、私は後者をとるかな。

 

「仕事に関係すること」とは、業務内容に近い活動や業務で培ったスキルを活かす活動。言ってみれば仕事の延長線上にある活動をイメージしている。確かに仕事の経験が武器になるのは間違いないので、その活動を10%の活動で利用するのは全然良いことだと思うのだけど、それを活動の主軸に据えてしまうと、せっかくの10%の経験が効果的でなくなる気がする。そのような機会は仕事で経験すればいいのであって、10%の時間でしなくてもいいことだと思う。普段経験しないこと、普段考えないこと、普段では気づけないことをする活動をしてこその10%だと思うのだ。

 

また、今後悩みとして出てきそうな「キャリア」とか「生き方」的な課題についても、その答えは、仕事を含めた自分の価値観の中にあると思うので、充実した価値観を気づくといった意味でも、仕事外の活動というものをしたほうがいいかと思う。

 

なので、仕事とは関係のないことをする。とはいえ、いきなり仕事とは関係のないことをするのは、ハードルが高い。何かとっかかりが欲しい。とっかかりになるのは、人脈とか仕事以外の興味関心とかかな。ネットワークの広い友人に相談したり、自分の興味関心をベースに何か10%として活動できるものを探してみようか。

 

まとめるとこんな感じかな。

・10%の時間で「起業」ではなく、「新しいこと」をする。
・「新しいこと」とは、「5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動」
・「5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動」とは、仕事とは関係のない活動で、今の仕事では経験できない・気づけないことをする活動。
・自分の興味関心や友人の勧めをベースにその活動を探してみる

 

とりあえず、偉そうに書いてみたものの、実際に何をするかはこれから探す感じ。
さてさてどうなるかな。