【旅行記】イスラエルひとりたび(2019/09/14~23)概要編
2019/09/14~23にかけてイスラエルに行ってきました。これから何回かに分けてその旅行記を書こうと思います。
ずっと行ってみたかったイスラエル。宗教の聖地が集まる場所。何億人もの人間の価値観の基となった場所。そんな場所がどのような所なのか、この目で見てみたかった。あと、友人がパレスチナで働いており、久々にその友人に会いに行くというのもイスラエルを選んだ理由。ようやく行くことができました。
聖書に所縁のある場所がそこにあったり、ユダヤ教正統派の人々の居住区域や生活の姿を見ることができたり、シャバット(ユダヤ教の安息日)で静まり返った街を見たりと、日本にはない光景がそこにはあって、見るもの全てが新鮮で面白い。
パレスチナにも行きました。テロとか紛争とかという話題のせいか、どうしてもネガティブな印象を持ってしまうけど、今回行った街では全くそんなことはなく、いわゆる普通の街で、危険を感じることもなく見ることができました。
ハイライトとしてはこんな感じ。
(テルアビブはヤッフォにある聖ペテロ教会。ヤッフォは聖書にも登場する古い港町だ。)
(ヤッフォの丘から見えるテルアビブの海岸線)
(キリスト教の聖地、聖墳墓教会。写真に映っているのはイエスの墓。)
(鶏鳴教会。ここの壁画は本当に綺麗だった。エルサレムで一番グッときた場所。)
(エルサレム最大の教会、ドミーションアビー)
(パレスチナ自治区はベツレヘムにある聖誕教会。写真の場所でイエスが産まれたと言われている。)
(パレスチナ自治区はジェリコにある、シャバル・アル・アルバイーン。切り立った崖に立つ修道院。イエスが修行中に悪魔の誘惑を受けたと言われる場所。)
(聖母マリアの墓がある教会)
(ダビデの塔で毎夜やっているプロジェクションマッピング)
詳しくは次回以降の記事で書くとして、まずは概要編。
◾️ スケジュール(カッコ内の時間は現地時間)
・9/14(土)
- 移動: 成田空港(18:30発) → 香港国際空港(22:25着、1:10発) → ベン・グリオン国際空港(翌7:55着)
・9/15(日)
- テルアビブ観光、移動(テルアビブ → エルサレム)
・9/16(月)
- エルサレム旧市街観光
・9/17(火)
- エルサレム旧市街観光
・9/18(水)
- ベツレヘム観光(パレスチナ自治区)
・9/19(木)
- ジェリコ観光(パレスチナ自治区)
・9/20(金)
- エルサレム旧市街観光
・9/21(土)
- エルサレム新市街観光
・9/22(日)- 9/23(月)
- 移動: ベン・グリオン空港(14:40発) → 香港国際空港(5:30着、9:05発) → 成田国際空港(14:30着)
◾️ 行ったところ
地図に、9/14〜23で行ったところに印をつけています。地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます。
・9/15(日)
ベン・グリオン国際空港 → [駅] 中央駅(Savidor Center) → [観光] テルアビブ港(Old Tel Aviv Port Area) → [ランチ] Hummus Asli → [観光] ディゼンゴフ広場(כיכר דיזינגוף) → [観光] カルメル市場 → [観光] シャローム・タワー図書館 → [カフェ] Anita - Shabazi 40 → [観光] Suzanne Dellal Center for Dance and Theater → [観光] The Clock Tower → [観光] The Clock Tower → [観光] マフムーディーヤ・モスク → [観光] St. Peter's Church → [観光] Ramses Gate → [観光] Wishing Bridge → [駅] Tel Aviv Central Bus Station 6 Floor → [駅] Central Station → [ホテル] Paamonim Jerusalem Hotel → [ディナー] Rimon Cafe
・9/16(月)
[観光] Napis I Love Jerusalem → [観光] Jaffa Gate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] The Danish Church in Jerusalem → [観光] 嘆きの壁 → [観光] The Burnt House(הבית השרוף) → [観光] Cardo → [観光] Tower of David → [観光] Damascus Gate → [観光] 聖墳墓教会 → [観光] マハネ・イェフダ市場 → [ディナー] Jozef Burger & Bar
・9/17(火)
[観光] 聖墳墓教会 → [観光] アル=アクサー・モスク → [観光] Temple Mount → [観光] St. Anne's Church, Jerusalem → [観光] Monastery of the Flagellation → [観光] エッケ・ホモ教会 → [観光] Via Dolorosa → [観光] Tower of David → [観光] St. Mark's Church → [観光] The Four Sephardi Synagogues → [観光] 聖ヤコブ大聖堂 → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] 聖墳墓教会 → [ディナー] Mike's Place
・9/18(水)
[駅] HaNevi'im Terminal → [駅] Bab El-Zakak/Beit Jala Road → [観光] 降誕教会 → [観光] Milk Grotto Church → [観光] Shepherds' Field → [観光] Shepherd's Field Church → [ディナー] Jozef Burger & Bar
・9/19(木)
[駅] Nablus Bus Terminal → [駅] Ramallah Terminal → [駅] Jericho セルヴィス乗り場 → [観光] Mount of Temptation(誘惑の修道院) → [観光] Jericho Cable Cars → [観光] Tel As-Sultan(Tel Jericho) → [観光] Hisham's Palace → [観光] ザアカイの木 → [ディナー] アッザーラ ホテル
・9/20(金)
[観光] マリア永眠教会 → [観光] ゲッセマネ(Church of All Nations) → [観光] Dominus Flevit Church → [観光] Tomb Of The Prophets → [観光] 主の祈りの教会 → [観光] Chapel of the Ascension → [観光] アブサロムの墓 → [観光] City of David → [観光] 鶏鳴教会 → [観光] ダビデ廟 → [観光] ドーミション・アビー → [ディナー] Focaccia Bar
・9/21(土)
[観光] メーアー・シェアーリーム地区 → [観光] The Israel Museum → [観光] 十字架の修道院(دير الصلب) → [観光] Tower of David
・9/22(日)
[観光] 聖墳墓教会 → [駅] Jerusalem Yitzhak Navon → [駅] ベン・グリオン国際空港
大まかにエルサレムの旧市街を3日、新市街で1日、パレスチナ自治区は2都市を1日ずつという方針を立てました。
計画を立てている時、旧市街は見所が多くて何日確保すれば良いのかわからなかったのですが、結果として3日確保で良かったと思います。2日で旧市街の内部を見て、1日で旧市街の周囲、オリーブ山やシオンの丘を見ました。ただ、オリーブ山〜シオンの丘は飲食店がないので、このルートを歩くのであれば、食事は持参した方がいいと思います。私もランチを抜いて歩くことになりました。
新市街は1日では足りませんでした。もう一日欲しかったです。私はこの一日でイスラエル博物館を観たのですが、イスラエル博物館は展示物が豊富で、これだけで1日を費やしてしまうほどです。私もそうでした。あと一日あれば、ヘルツル山の方も観れたんだけどなぁ。
パレスチナ自治区はベツレヘムとジェリコに行きましたが、これも移動込みで1日(日帰り)で十分な感じですね。
◾️ 航空券
− 成田空港(18:30発) 〜 香港国際空港(22:25着)
− 香港国際空港(1:10発) 〜 ベン・グリオン国際空港(7:55着)
− ベン・グリオン国際空港(14:40発) 〜 香港国際空港(5:30着)
− 香港国際空港(9:05発) 〜 成田空港(14:30着)
※ 全てCathey Pacific航空
航空券代計:¥115,940
SkyScannerでチェックしたところ、Cathey Pacificを利用して、行きも帰りも香港経由で行くプランがベストという結論になりました。
ちなみにこのころ(今でも)の香港は毎週デモが行われており、デモで空港閉鎖になった直後だったので、香港で足止めを食らうのではないかとヒヤヒヤでした。帰りはどうなってもいいから、とにかく行きはちゃんと飛んでくれと祈ってました。もちろん、ちゃんと飛んでくれました(笑
◾️ ホテル
滞在中はずっと、「Paamonim Studios」というホテルを利用していました。
LRT(路面電車)駅、Jaffa Centerの近くにあるホテル。旧市街にも歩いていける距離にあり、近くに飲食店やスーパーがたくさんあるので便利です。人通りも多いので、治安を心配するようなこともなかったです。
部屋はホテルというよりかは1部屋を借りている感じ。ロフト付きの部屋で、ロフトスペースで寝るスタイル。ロフトスペースにもコンセントはあるので、寝てる側でスマホを充電することができます。
朝食は基本はベジタリアンなメニュー。肉はなかったけど、魚のフライのようなメニューがたまに出たかな。ヘルシーな料理で、しかも美味しい。チーズとオリーブが特に美味でした。大満足!
- Paamonim Studios(7泊): ¥53,586 (1泊当り¥7,655)
ホテル代計: ¥53,586
◾️ 現地ツアー
(今回は利用しませんでした)
◾️ 海外保険
「たびほ」を利用しました。最小プランで。
10日間: ¥5,270
◾️ Wifiレンタル
毎度お世話になっている Global WiFIを利用しました。何かのキャンペーンがあったのが、すごく安くなってました。ありがたい。
ちなみに私はレンタルするときは、1日300MB上限のプランにしています。フリーwifiが利用できるところはフリーwifiを利用する前提ですが、GoogleMapを見たり、SNSを見たり投稿する分にはこのプランで賄えます。少なくとも、私はこのプランで一度も上限まで使ったことはないです。
イスラエル 4G(高速) 300MB/日(10日間): ¥3,395
◾️ 使ったお金
航空券代計:¥115,940
ホテル代計:¥53,586
海外保険(10日分): ¥5,270
Wifiレンタル(10日分): ¥3,395
現地通貨に両替したお金: ¥30,000
カードで使ったお金: ¥57,478
合計:¥265,669
個人的には思った以上に安く落ち着けたと思っています。30万は超えると思っていたけど、現地ツアーを申し込まなかった&航空券がそこまで高くなかったからかな。
現地通貨には3万円分両替しましたが、結構ギリギリでした。
基本はクレジットが使えますが、施設の入館料とか、交通費とか、飲み物を買ったりとか、ちょくちょく現金を使っていると、物価が高い分あっという間になくなります。
旅行の最後の方は現金が足りなくなるのを心配して、意識して使わないようにしてました。もう1万円くらい両替しておいても良かったかも。
◾️ 治安
あくまで個人的な感想ですが。今回私が訪れた場所は、治安は良いと思いました。少なくとも身の危険を感じることはなく、治安が悪いと感じることはありませんでした。
街にはポリスがいたるところにいます。新市街の夜も人が多く賑わっており、女性の独り歩きも見かけました。
スリやひったくりといった、所謂海外旅行の際には常に注意するものに対して気をつければ良いかと思います。ただ、旧市街の露店や飲食店ではボッタクリはあります。私も引っかかりました。そこはご注意を。
◾️ 言語
テルアビブやエルサレムではどこも英語が通じました。パレスチナ自治区のベツレヘムやジェリコについても観光地周辺では英語が通じました。ただ、観光地から外れると英語が通じないシーンがありました。
特にジェリコに行く時、ラマッラーという街を経由してジェリコに行ったのですが、ラマッラーのタクシーで英語が通じない人が何人もいて(アラビア語しか話せない)、ジェリコに行くのに苦労しました。
特に、地名は英語読みだと理解できないようで、アラビア語読みを事前に確認しておくといいかと思います。(地球の歩き方には地名はアラビア語での読み方も表記しています)
ジェリコはアラビア語で「アリーハー」というのですが、「ジェリコ」だと通じずに「アリーハー」だと通じました。
◾️ シャバット(安息日)
金曜日の夕方〜土曜日の夕方にかけて、エルサレムはシャバット(安息日)に入ります。普段は賑わっている新市街も人気がなくなり、びっくりするほど静まり返っています。
バスや路面電車も休みます。当然飲食店も休み。開いているお店もなくはないですが、その店に人が集中するので激混みです。
ちなみに私は、シャバットの日はイスラエル博物館に行きました。シャバットの日は短縮営業になりますが、ちゃんと開館しています。静まり返った街を見るのも、これはこれで面白く、貴重な経験ができます。
さてさて、概要編はこれくらいにして、次回から本編を書いていきます。
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