【旅行記】マカオひとりたび(2018/03/17〜21)1日目

マカオひとりたび1日目

マカオひとりたびの概要は以下の記事をどうぞ!

 

shoumatch.hatenablog.com

 

この日はひたすら移動。成田から関空と香港を経由してマカオへ。
関空を経由しなくても、成田〜香港の便はあるのですが、なぜか関空を経由した方が安かったのでこういうルートに。

Jetstarは成田空港第三ターミナルにあるので、成田スカイアクセス線で成田空港へ。第二ターミナルから第三ターミナルへ行く途中にある、ナリタニストという広告が好きだ。

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これから旅に出るときに、こういうメッセージを見ると、とても気分が高揚する。
そして帰って来たときにこういうのを見ると、また行こうという気分にさせられる。

Jetstar、GK205便で関西国際空港へ。フライト時間は1時間40分。東京から北海道へ行く便と同じ時間。東京〜大阪間ってそんなに距離あったっけかな。

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Jetstarは座席が狭いけど、今回はたまたま非常口席が割り当てられていて、席の下に荷物は置けなかったけど、席広々としていてとても楽でした。
そして窓際の席で外の景色が見れてとても綺麗。飛行機の窓から見る外の景色がとても好きだ。機内アナウンスで右手に富士山が見えるとあり、外を眺めつつ写真を撮ってみたけど、どれが富士山ですかね?ちょっとよくわからない(笑

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関空では3時間のトランジット、時間も中途半端だったので、手続きを済ませてゲートの中で待つことに。GK63便で次は香港へ!

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香港の気温は20度らしい。東京からすると5度くらい高い感じかな。

フライト時間は4時間30分くらい。機内サービスとかもないので、寝たり本を読んだりしながら時間をつぶす。今回の旅のお供はこれ。

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茨木のり子著の「詩のこころを読む」。詩は普段の生活の中ではまず読まないんだけど、こういう旅行とかで自分の感受性が高まっているようなときには、読みたくなる。自分の心にジーンと響くような詩が入っていて、この本は良かった。旅行の時に読み返したくなる本。次の旅行の時も持って行くだろうな。

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

 

 席は今回も非常口席の窓側。夕焼け空が綺麗。

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現地時間19:45分、香港着(東京と時差が1時間)。
そのままフェリートランジット。

入国審査の手前にフェリー乗り場がある。看板にも普通に案内が載っているので、迷わずに行ける。

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そしてフェリー乗り場には日本語での表記が。これにはびっくり。異国の地で日本語表記の案内を見るのはなかなかない。それだけ日本人が多く来ているってことなのかな。

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フェリーチケット売り場。大きな窓口。20:00を過ぎているせいかガラガラ。

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22:00のマカオ外港フェリーターミナル行きのチケットを買おうと思ったら、窓口の人から「No」と言われ、なんでかなと思ったら、まさかの欠航だった!乗ろうとしていたのはマカオ外港フェリーターミナル行きの最終便。仕方ないのでタイパフェリーターミナル行きに乗ることに。

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マカオは大きく北側の島(マカオ地区)と南側の島(タイパ地区、コタイ地区、コロアネ地区)に別れていて、当初は北側の島のターミナルに行く予定でしたが、南側のターミナル行きに乗ることに。北側の島と南側の島はタクシーやカジノのシャトルバスで行き来することができる。まぁ、これくらいのトラブルはよくあるよね。

空港の中でマカオの通貨(パタカ)に両替がしたくて数件回ったけど、どこも香港ドルは両替できるけど、パタカはダメでした。マカオ香港ドルも利用できるけど、どれくらいの店で使えるかわからなかったので、空港での両替は諦めてマカオに入ることに。(ちなみに実際は、マカオではパタカと同じくらい香港ドルが利用できたので、パタカとか香港ドルとか特に気にしなくて良いと思います。)

フェリーの待合室。誰もいない。。。
ちなみに、乗船の際のアナウンスは、中国語と英語とポルトガル語と日本語でした。日本語のアナウンスが流れて来たのはびっくり!

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21:00発のタイパフェリーターミナル行きの便に乗船。約70分の船の旅。香港国際空港からのトランジット用の船で、夜遅い便だったので中はガラガラ。席は広めで、船もそこまで揺れなかったので、快適に過ごせました。
船内放送では、注意事項として喫煙禁止などの他に、賭け事禁止が挙げられていて、さすがカジノの街だなと思わせられる。注意事項の後は、割とひたすらカジノの宣伝番組が流れていた。これもさすがって感じ。

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マカオ入国!タイパフェリーターミナル到着!
入国審査はパスポートを見せるだけ、税関も申告物がなければ素通り、楽な入国。

空港で両替ができなかったので、ここで両替しようと思ったけど、窓口が閉まっていて両替ができず。キャッシングコーナーはあったものの、恥ずかしながら今までキャッシングをしたことがなく、いきなり海外でキャッシングする度胸はなかったので、キャッシングはやめることに。

マカオ国際空港が徒歩圏内にあり、空港なら両替できるだろと思い、空港を目指したが、途中でシャトルバス乗り場を見つけたので、空港を目指すのをやめて、シャトルバスに乗ることに。無料とはいえ、現金なしの状態でシャトルバスに乗るのはちょっとドキドキする。異国の地で現金なしで移動するっていうのは不安になるね。

シャトルバスはカジノ別に用意されており、私はウィンマカオ行きのシャトルバスへ。「実は無料じゃなかった」とかだったら詰むなと思いながら乗りましたが、ちゃんと無料でした。(左の写真はタイパターミナルのビルの写真だけど、ちょっと見にくいかな。右の写真は無料のシャトルバス乗り場)

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シャトルバスはタイパ地区のカジノを経由する。タイパ地区にはギャラクシーマカオヴェネチアマカオと行った超豪華カジノがあり、それらをシャトルバスから眺める。本当に煌びやかで豪華。こんな豪華な建物群は見たことがない。絶対に夜に歩き回ると心に決めつつ景色を眺める。(ここには4日目に行きました)

マカオ地区のウィンマカオへ到着。ウィンマカオから宿であるエンペラーホテルまで徒歩5分くらい。ホテルに到着。すでに時間は23:00過ぎ。

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部屋はこんな感じ。1人には広すぎるくらいの部屋。ダブルベットを独り占め!

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ホテルの中にも日本語標記はありました。
が、惜しい!カタカナって難しいね。読めない。。。

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夜も遅い時間でしたが、両替したかったのと、何か食べたくて外に出ることに。
外に出ると、そこは本当にアジアって感じのネオン。

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両替屋はすぐに見つかって、現地の現金をゲット。
カジノのそばには大抵両替屋があるみたい。なのでマカオで両替に困ったら、カジノの近くを探せば良いと思います。
そのままホテルの近くのお店に入る。(店名は読めない。。。)

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店のメニューには中国語しか書かれてなく、英語で話しかけたら、日本人かと聞かれ、そうだと答えたら、英語と日本語の表記のメニューを出してくれた。店員さんは3名くらいいたけど、英語が通じるのは1人しかいなかった。
牛肉の中華粥を注文。

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優しい味。美味しかった!夜も遅いので軽めにこれだけ。

ホテルに戻ったのが25時くらい。深夜を過ぎても外は賑やかでした。さすがカジノ街!
なかなか移動で疲れていたので、ホテルに戻ったらそのままベットへ。
初日はここまで。2日目から本格的な街歩き開始!

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2日目以降は下記をどうぞ。

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【旅行記】マカオひとりたび(2018/03/17〜21)概要編

2018/03/17〜03/21でマカオへひとり旅してきました。
今回から何回かに分けてこの旅行記を書こうと思います。

ずっと書いて見たかった旅行記。
今回は、まずは旅行の概要を書きます。
旅行記は次回から。

自分自身の備忘と、もしこれからマカオへ旅行に行こうとしている人の参考になればいいなという思いを込めて。

■ スケジュール
・3/17(土):移動
 - 飛行機 :成田空港発(11:15)→ 関空国際空港着(12:55) Jetstar
 - 飛行機 :関空国際空港発(16:15)→ 香港国際空港着(19:15) Jetstar
 - フェリー:香港国際空港発(21:00)→ タイパフェリーターミナル(22:10)
・3/18(日):日中:マカオ半島散策、夜:カジノ巡り
・3/19(月):日中:マカオ半島散策、夜:カジノ巡り
・3/20(火):日中:マカオ半島散策、タイパ村散策、夜:カジノ巡り
・3/21(水):移動(帰国)
 - フェリー:マカオ外港フェリーターミナル(9:30)→ 香港国際空港(10:40)
 - 飛行機 :香港国際空港(13:55) → 成田空港(18:55) Jetstar

 日本からマカオへは行きも帰りも香港経由。
 日本(成田)からマカオへの直行便もあるのですが、本数、時間、金額ともに良いものが見当たりませんでした。香港経由の方が便数も多く、値段も安く、日本〜香港〜マカオのルートもメジャーなようなので、香港経由にしました。
日本〜マカオはそこまで遠くない印象なのですが、とはいえ移動は1日かかりますね。

■ 行ったところ
地図に、3/18〜3/20で見たところに印をつけています。
地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます。
だいたい、どの日も20km弱歩いてます。毎日歩き疲れました(笑

ちなみに下の順序で歩き回りました。地図と合わせて見るといいかも。

・3/18(日):
 Emperor Hotel → 三元粥品專家 → セナド広場 → 民政総署 →
 Templo de Sam Kai Vui Kun → Mercy Church Museum → 聖ドミニコ教会 →
 Lou Kau Mansion → Sé Cathedral Macau → Ruins of St. Paul's → モンテの砦 →
 牛記咖哩美食 → ナーチャ廟 → St Anthony's Church Macau →
 Camoes Garden → 土地廟 → Casa Garden →
 Capela de S. Miguel Arcanjo → 御前上茶-澳門 → St. Lazarus' Church →
 華士古達嘉馬花園 → Chapel of Our Lady of Guia → Guia Hill Military Tunnels →
 富仕葡式美食 → ウィン・マカオ → MGM Macau → ホテル リスボア →
 Grand Lisboa → Emperor Hotel

・3/19(月):
 Emperor Hotel → 黄枝記粥麵 → Kam Wai Beef → マカオ博物館 →
 Mercado de S. Domingos Municipal Complex → Dom Pedro V Theatre →
 聖オーガスティン広場 → Chapel of St. Joseph Seminary →
 St. Joseph's Seminary and Church → 聖ローレンス教会 → Lilau Square Kiosk
 鄭家大屋 → 主教山小堂 → Moorish Barracks → 媽閣廟 → マカオ・タワー →
 雅文湖畔 → ホテル リスボア → 鑽石娛樂場 → Emperor Hotel 

・3/20(火):
 Emperor Hotel → 大東北家常菜館 → 外港客運碼頭 → Macao Public Library →
 マカオ博物館 → Ruins of St. Paul's → 女媧廟 → セナド広場 →
 ウィン・マカオ → Wynn Palace → ザ・ベネチアン・マカオ
 Our Lady of Carmel Church → 觀音岩 → 菩提園 →
 Macau Stadium and Pavilion → Pak Tai Temple → 木偶葡國餐廳 →
 ギャラクシー マカオ澳門百老匯 → ザ・ベネチアン・マカオ
 Studio City Macau → Wynn Palace → ウィン・マカオ → Emperor Hotel

■ かかったお金
 航空券(日本〜香港の往復): ¥40.475
 フェリー(香港〜マカオの往復): ¥7,759
 ホテル(4泊): ¥46,230 
 海外保険: ¥1,670
 wifiレンタル: ¥3,657

 ホテルは4泊したので、1日約1万くらい。キャンセル不可を条件に安くなったプランを予約したので、カジノ近くのホテルだとこれくらいが下限ですかね。
 あとは上記に加えてカジノで遊ぶお金や、食費を合わせて全部で15万くらい使ったかと思います。ちなみに、カジノは2万円分賭けて、全部摺りました(笑

■ 予約
・航空券
 航空券とホテルだけ予約していきました。特に現地ツアーとかには申し込まなかったので、事前に予約をするのはこれくらいですね。

 航空券はトラベルコ(https://www.tour.ne.jp)とskyscaner(https://www.skyscanner.jp)の両方で検索して調べています。

 今回はGotoGateというサイトからJetstarの航空券を申し込むと一番安い結果でした。GotoGateというサイトは使ったことがなく、評判を調べてみるとあんまり良くないという印象だったのですが、一番安かったので、ものは試しで購入。

www.gotogate.jp

 で、結果ですが、あまり良くはなかったです。E-チケットの取得で面倒なことがありました。

 Jetstarで航空券を購入した場合、E-チケットはJetstarからメールで送られてきます。が、GotoGate経由で予約した際に、メールアドレスがなぜか私のアドレスではないダミーのアドレスが登録されており、E-チケットの取得ができないという自体が起きました。結局は、Jetstarの窓口に問い合わせてメールアドレスを直してもらい、なんとかE-チケットは取得できたのですが、初めて利用したサイトでこういうことが起きると、次にこのサイトを利用するのは躊躇いますね。

・ホテル
 ホテルの予約はBooking.comを利用しました。Expediaも結構利用するのですが、マカオに関していうと、Booking.comの方がExpediaより扱っているホテル数が多かったような印象で、今回はBooking.com経由で予約。
 ちなみに、どのサイトを見ても値段はほぼ同じくらいなので(という印象を私は持っている)、気に入ったホテルがあれば、値段比較のために他のサイトも見るとかしなくて良いのではないかなと思ったりします。 
 どちらもスマホアプリがあって、そこから予約状況やバウチャーを確認できるので、どちらも便利です。

 ホテルはEmperor Hotel(エンペラーホテル)という宿を予約しました。

www.booking.com

マカオ半島のカジノエリアにあるホテルです。徒歩圏内にホテルリスボア、グランドリスボア、ウィンマカオ、MGMマカオなどの豪華カジノがあり、また近くに食堂やコンビニもあり夜に出歩くにはとても便利です。カジノの近くだからと行って、騒音がうるさいとか治安が悪いとかそういうのはないと思うので、そこは気にしなくても大丈夫だと思います(少なくとも私は感じなかった)。

 はじめ、フーフアホテルという宿を予約したのですが、カジノエリアからは遠く、夜にカジノ巡りがしにくいと思い、途中でエンペラーホテルに変更しました。

www.booking.com

結果的にこれは正しかったと思っています。フーフアホテルも Booking.comで予約していたのですが、キャンセル料無料だったので、宿の切り替えはとても楽でした。

・香港〜マカオ間のフェリー
 Web予約ができるのですが、私はしませんでした。飛行機が遅れるとか、空港での手続きに時間がかかるとかで何時の便に乗るのが良いのかよくわからなかったので。ただ、次回また香港経由でマカオに行くことがあれば予約するかな。

さて、旅行の概要はこれくらいにして、次回から旅行記を書くことにします。

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本編は下記からどうぞ。 

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自分の時間の使い方について整理してみた

最近は「働き方改革」とか「長時間労働」というキーワードを毎日のように聞く。私のいる会社でも労働時間削減的な話がよく上がってくる。

おそらく私も労働時間は多い方だと思う。
とはいえ、自分の思うように仕事をさせてもらっているし、充実しているので、労働時間をそこまでに気にはしていないのだが、いやでも「時間」というものを意識させられるような状況になってきているので、自分はどのような時間の使い方をしているのかを整理してみた。

人の時間は、大きく分けると、自分の自由にできる時間と自由にできない時間がある。自由にできる時間はプライベートな時間、つまりは趣味の時間や家族と過ごす時間などであり、自由にできない時間はパブリックな時間、つまりは仕事に関係する時間と睡眠時間。

こんな感じ。

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パブリックな時間(お仕事に関する時間)は、労働時間、通勤時間、勤務時間の間の休憩時間に分解できる。

人の1年間の時間は、8760時間である。(24時間×365日=8760時間)

1年間の時間の中で自分の時間構成はこんな感じだった。

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※ 勤務日は土日祝日は休みなのと、20日間年休取得として、227日としている。
※ 睡眠時間はだいたいで、6.5時間とした。
※ 超勤は500時間くらい

こうしてみると、プライベートな時間って、半分もないんだな。。。自由な時間は40%か。

私は独身なので、プライベートな時間は完全に自分の好きにできるけど、これで結婚していたり、子供がいたりすると、完全に自分の好きにできる時間っていうのはもっと減るんだろうな。

上の表の中で、自分で変えられる、かつ、仕事を変えないという前提で、「自由でない時間」を減らせる項目は、労働時間と通勤時間だろうか。(睡眠時間は減らしたくない!なんならずっと寝ていたい!)

労働時間は、総労働時間削減をテーマに取組んでいる今の組織では、約1950時間を目標としている。(その目標から、250Hオーバーな私は決して良い状態ではないですね。。。)
また、仮に全く残業をしないと仮定すると、総労働時間は約1700時間になる。(7.5時間×227日=1702時間)

通勤時間は、今は片道1時間かかっているが、仮に、近場に引っ越して片道30分になると、通勤時間は半分になり、227時間になる。

全く残業をしないで、通勤時間も半分とすると、時間の構成はこうなる。

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自由な時間は8.3%増えるが、それでも半分以上の時間は自由にはできない。
これは今の環境下の理想の値だと思うので、時間構成の理想としてはこういう姿になるのだろうか。

つまり、今の私は、自分の努力次第で、8.3%の時間は変えることができて、自由に好きなことをできる時間を増やせるということか。

なーるほど。

現状と、変えられる範囲が見えてきた。
あとは、その範囲の中で、自分がそれぞれの時間をどう使いたくて、そのためにどう変えていくかを考えていったら良いのかな。おそらくは割合の大きい「労働時間」と「プライベートな時間」を、どうしたいのかを深掘りするのが次なんだろうね。

他の人はどういう構成なんだろう?気になる。

富良野GROUPの公演「走る」を見てきました。

富良野GROUPの公演「走る」を見てきました。

見たいと思った時には、東京公演のチケットが売り切れ状態。
それでも見たくて、東京から行けそうな範囲である静岡県富士市の公演のチケットをゲットし、当日は仕事を午後から休んで遠征。

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倉本聰の舞台は大学時代に何回も見ていて、「地球、光りなさい!」、「走る」、「谷は眠っていた」、「ニングル」、「屋根」、「悲別」と倉本聰の舞台の半分くらいは見ている。特に演劇鑑賞が趣味っていうわけでもないんだけど、大学時代のいろんなご縁があって、何度も見る機会をもらっていた。特に、「谷は眠っていた」は3回も見てる。だから、今回の「走る」が倉本聰の最終公演ということで、どこか寂しい気分になりつつも、それでも最終公演をちゃんと見ることができたのは嬉しく思う。

 

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さて、「走る」も大学時代に1度(たしか10年前)に見ていて、当時は当時で感動したのだが、今回改めて「走る」を見て、やっぱり心の底から感動した。
演者の持つパワーってすごいよな。たった1人の演技で何百人という人の心を打っている。公演開始10分くらいですでに涙ボロボロ、鼻水だらだら。人に見せられない姿だったと思う。会場が真っ暗でよかった(笑
覚えのあるセリフがあったり、ちょっとセリフが変わっている(気がした)部分もあり、本筋のストーリーは変わってなくても、少しずつ変わってはいるんだね。

ただ感動したで終わらせるのはもったいないので、「走る」が込めたメッセージはなんだったんだろうか、ちょっと考えてみたい。

人は、なぜ走っているんだろうか。
「走る」に登場するランナーは、細かな設定までは忘れてしまったけれど、いろんな事情を抱えて走っていた。
なぜ走っているのか、どこに向かって走っているのか、それぞれが悩みながら葛藤しながらそれでも走り続けている。
ヘロヘロになりながらも、怪我をしながらも、歩けばいいのに、止めればいいのに、なぜか走っている。
倉本聰は「走る」ことを人生の何かに掛けているんだと思うんだけど、人生において「走る」こと、また「歩く」こと、「走るのを止める」ことは、この作品において何を指しているんだろう。

生きるためだけなら走る必要はなくて、止まっていても生きることができる。
きっと、生きる以外で何かを掴むために走っているのだろう。

何かとは「夢」なのかなとも思ったんだけど、「走る」のランナーは全員が全員、明確な夢を持っていたわけじゃなかった気がする。「夢」は「何か」の一部分ではあることは間違いないと思う。ただ、「何か」の全てではないとも思う。でも結局「何か」という言葉にまとめられてしまうのかなぁとも思う。

「何か」が明確になっていれば、それは「夢」であって、それは追い求める対象となって走る目的になる。逆に、明確になっていないのであれば、それは「何か」の状態であり、それを明確にすることが目的となって、もがきながら「走る」ことになる。

「走る」目的は、「夢」を追い求めたり、「何か」を明確にするためになのだろうか。となると、「走るのを止める」状態とは、「夢」は決して掴めないし、「何か」は決して明確にはならない状態になる。それらに決して近づくことはないので、諦めの状態ということになるのかな。また「歩く」は「夢」や「何か」に近づいてはいるので、決して悪い状態ではないとは思う。しかし、人間の与えられた時間は有限なので、近付くスピードが遅くなる分、人生トータルで見たときに得られるものは少なくなってしまうだろう。

だとすると、「走る」ことは大事なんだけど、息切れして止まったり、歩いたりしないように、無理なく持続できるペースで走り続けるということが必要なのか。
確かに、「走る」のランナーの中でも、初めに飛ばして中盤でスピードが落ちていって、後続にどんどん抜かれて後悔していたランナーがいたな。(それは、これを比喩している?さすがに強引すぎるか。。。)

追い求める対象が「夢」であれ、明確になっていない「何か」であれ、大事なのはそれを追い求められる精神力と体力とひたむきさを持つこと、「夢」や「何か」を持ち続けること(なくならないこと)、そしてそれらを持続させることが大事なのかな。

「走る」の中では、レースが終わると、また次のレースが始まろうとする。ゴールの先には、また新たなコースがあってゴールがあって、その繰り返し。
それはつまり、新たな「夢」や「何か」という追い求める対象と、そこに至る道のりが、連続的にひたすらに繰り返されているということ。
「人生」とは、「夢」や「何か」を追い求めることの連続であるということか。

きっとそういうメッセージなのかな。
思ったことをつらつらと書いちゃったから、まとまりのない文章になっているな。。。ま、大事なのは自分自身への納得感。納得したからそれはそれでオッケー。

「走る」に込められたメッセージとは別に、自分にとって「人生を走る」とはどういう状態かは定義できるようにしておきたいな。今はまだできてないけど、定義できない以上は「走っている」とは自信を持って言えない気がするし、それはそれでもったいないと思う。

最後に、せっかくだから、倉本聰の言葉の中で印象に残っているメッセージを引用。富良野塾を卒業する塾生に送った言葉。とてもずっしりくる。

もし君たちが塾時代に持っていた夢を捨て、走らなくてもいい楽な夢を望むなら富良野のことはもう忘れなさい。
僕はそのことを軽蔑しようとは思わない。
しかし、どこにあっても“感動”ということだけは忘れないで欲しい。
感動を創る者は走らなければならず、感動を得るだけなら坐しても可能だ。
走るか、坐るか覚悟を決めなさい。
そしてもし君たちがある日突然、しばらく忘れていた感動を思い出し、胸の奥から涙が突き上げたら
いつでも富良野に帰っていらっしゃい。坐して見るものとはお茶でも飲もう。
走っているものとは酒を酌み交わそう。
俺たちはここにいて ずっと走っている。
── 行ってらっしゃい。

thepage.jp

 

本当に見れてよかった。

会場には倉本聰さんも来ていて、公演後の挨拶の時に舞台に登場してた。会場は割れんばかりの拍手でした。
最後、サインと握手をゲットしました♪

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StrengthFinderの結果を振り返る


社会人1年目の終わりくらいだったかと思うけど、大学時代の友人とStrengthFinderをやって、その結果を話し合うという場があった。おそらく6年前かな。その資料を、たまたま昔のPCを触っていたら見つけた。そして、その資料を見ていたら、なかなか面白かった。

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

 

 

自己分析ツールの結果ってあまり信用しないんだけど、StrengthFinderの結果はとても信用している。それは、自分に出た結果はわりと納得出来る内容だったし、友人に出た結果もなるほどといえる内容だったから。
これは誰にでもおススメしたいツール。

 

自分の出た結果はこれ(スライドは当時作ったスライド)

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で、それぞれについて、思うことを簡単に書いている。

 


【学習欲】

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「分野にとらわれない知的好奇心」も「点と点が線で結ばさる瞬間がたまらなく好き」は今も全く変わっていない。
このスライドに書かれていた内容までは、さすがに覚えていなかったから、6年ぶりにこのスライドを見たときは、6年前の自分と考えが変わっていないことに驚き、「へー」と唸ってしまった。

 

(さあ、才能に目覚めよう P103より)

あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何もない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初に幾つかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復唱し練習する努力をし、スキルを習得するにつれて自信が強まる − これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。
〜中略〜
この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

学習欲につながっているかはわからないけど、日常的に本を読んでいるのは、新しいことが知りたいという要素が大きいかもしれない。何か成果や結果を出そうというつもりで読むことはあまりなくて(もちろんその目的で読む時もあるけど)、その時々で知りたいから読むっていう気持ちのほうが大半。学習の成果はプロセスほど重要ではないというのは、僕にとってはその通りだと思う。何かを達成したいからやるっていうモチベーションでは基本やっていないかな。あと、「ぞくぞくする」という感覚は本当に好き。

 

【調和性】

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これも基本的には変わっていない。
「基本的に相手に合わせる(自分の価値観に背かない限りは)」は今もそう。ただ、当時と変わったのは、6年という時間が経って、当時よりも価値観は、広く、深く、持っていること。なので当時よりも、「相手に合わせる」という選択は少なくなっているとは思う。むしろ最近は言いたいことをガンガン言ってしまっている気がする。

あと、これは6年前の自分は弱点とも思っていたのね。当時の自分は「何をするにしても相手の同意・許可を得てしまう傾向がある」だったんだ。そうだったのか。。。
当時の自分のことを振り返ってみると、おそらく、「知らないもの」や「興味のないもの」は「相手に合わせる」だったり、「相手に同意・許可を求める」だったのかなと思う。知っていることや興味関心の幅が狭かったから、大半のことは相手に合わせるだったのだろうか。

ただ、知らないものや興味関心のないものは相手に合わせるはしょうがないところがある気がする。
1人の人間が知れること(頭の中に入れておくことができる情報量)なんて限界があるし、「知らないことを減らす」や「あらゆることに興味関心を持つ」なんて対策はナンセンスな回答だと思うし。
とはいえ、「納得していないけど、反論できるほどの意見は持ってないから、しぶしぶ相手に合わせる」はしないようにしたい。そのためには、知らなくても、興味関心はなくても、意見を言えるだけのベースとなる価値観は持っておくようにはしたい。


(さあ、才能に目覚めよう P158より)

あなたは、衝突や摩擦から得るものはないという考えを持っているため、そのような争いを最小限にしようとします。周囲の人々が異なる意見を持っていることがわかると、あなたはその中の共通する部分を見出そうとします。あなたは彼らを対立から遠ざけて調和に向かわせようとします。事実、調和はあなたの行動を左右する価値観の一つです。人々が自分の意見を他人に押し付けるために無駄にしている時間の多さは、あなたには信じがたいほどです。
〜中略〜
ほかの人が自分の目標や、主張や、強く抱いている意見を声高に話しているとき、あなたは沈黙を守ります。他の人がある方向に動き出すと、あなたは調和という名の下に(彼らの基本的価値観があなたの価値観と衝突しない限り)、喜んで彼らに合わせてあなた自身の目標を修正するでしょう。

これも確かにそう。共通する部分を見出そうとするというのは確かにそうで、「ここは共通しているよね」的な発言はよくするなぁ。もちろん議論する場ではこの限りではないけど。
他の人が話している時に沈黙を守るというのは今でもそう。相手の言いたいことが終わって、議論が収束気味になったあとで自分が発言して、タイミング的に遅かったなと思うことがある。あと、議論の途中で自分が発言するタイミングを推し量って気疲れする時もある。ここは正直、強みとは言い切れないかなぁ。というか強みとして活かせていないのだろうな。

調和性は、自分には当てはまっているけど、自分の強みなんだろうか。
当時は納得した覚えがあるけど、今は強みという認識がないかなぁ。
今改めてStrengthFinderをやってみると、調和性とは違う結果が出るかもしれない。

 


【分析思考】

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これも当時と変わっていない。
「行動に移すのが遅いと感じる」ことはあまり見られなくなくなったけど、「自分の納得するまで聞く」は変わらずかな。ここは本当に当時からそのまんま。

 


【自我】

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(さあ、才能に目覚めよう P127より)

あなたの持ち前の強さによって人に知られ、評価されたいのです。

〜中略〜
あなたは信頼でき、プロフェッショナルであり、そして成功している人として、尊敬されたいと感じています。同時にあなたは信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人とだけ付き合いたいのです。もしそういう人でないと、あなたは彼らがそうなるまで圧力をかけるでしょう。彼らがそうならないなら、あなたは彼らを置いて先に進むでしょう。

頼られたいっていう気持ちがあるのは確か。今もそう。
当時は、「自我」という結果が出たことが意外と思っていた覚えがある。自分から発信ということが少なかったので、当時はピンとこなかったけど、今改めて結果を読むと割と納得している。


文の後半にある、信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人と付き合いたいというのは、これもそう思う。すごいと思える人たちと一緒に働きたいと思うし、そうなりたいと思っている。また、そういう人がいない職場であればさっさと異動したいと考えてしまう。

 

(さあ、才能に目覚めよう P127より)

独立心の強いあなたは、仕事を単なる仕事ではなく、自分の人生そのものにしたいと考えています。そしてその仕事の中で、好きなようにやらせて欲しい、または自分のやり方でやるために余地を与えて欲しいのです。

仕事は人生の中の一部なので、人生そのものとは考えていないけど、人生の一部である以上は最大限楽しもうとは思っている。好きなようにやらせて欲しい、自分のやり方でやるための余地が欲しいは当てはまっている。言われたことしかやっちゃいけないというのは、結構ストレスに感じる(立ち上がり期間とか、期限付きであるなら別だけど)。

 


【収集心】

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あなたは知りたがり屋です、は今も正しく。

(さあ、才能に目覚めよう P134より)

世界はかぎりなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それ俺が、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。

当時はよくわからないと言っていたけど、今はわかる気がする。
確かに、ことば、書籍、引用文は収集(メモ)している。
特に、本は読むし、旅行は好きだから、上記に書いているのはまさにその通り。面白いくらいに言い当てている。

 

(さあ、才能に目覚めよう P134より)

あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、物を捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管しつづけます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に活き活きとさせるのです。

物を捨てるのは不安は、これも確かにそう。もともと自分は物を買わない人間で、本当に欲しいと思ったものしか買わない人間だと思っている。だからこそ、買った物には何かしらの思い入れがあって、それを捨てるのが不安だったりする。だから部屋が物で埋まっているのか。。。

 


【全体を通して】

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知的好奇心というのは一つのキーワードなのだろう。
スライドにも書いていあるけど、「学習欲」「分析思考」「収集心」という結果が出ており、「知る」というのは自分にとっては大きなキーワードなのだろう。それに「自我」の持つ「すごい人と囲まれていたい」という思いを組み合わせれば、どんな活動に対しても前向きに取り組める気がする。

改めて思うのは、StrengthFinderの結果は本当に当てはまってるなということ。
そして、当時の自分が思っていたことは、今になってもそこまで変わっていないということ。

ベースとなる強みは変わっていない。そこから数年経って、いろいろ経験したことで、当時自分がもやもやしていたところがクリアになってはいる。その分、以前の自分からは成長しているということなのだろうか。(このスライドを作ったのは確か入社した年だったはずだし、そりゃそうか。)

また5年後くらいに見直してみるのも面白いかな。その時はどう思うだろうか。

 

【読書ログ】10%起業

友人に勧められて「10%起業」という本を読んだ。

 

10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法

10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法

 

 

本の内容としては、タイトルにある通り、自分の10%の時間を使って起業活動をしましょうというもの。いきなり会社を辞めて起業するのは、失敗した時の金銭面や家庭面への負担が大きく、リスクが非常に大きい。なので、今勤めている会社は辞めない。今行っている仕事を主軸に置く。そして10%の時間の範囲で起業活動をする。そうすることで、失敗時のリスクを最小限にすることができますよというもの。

 

正直言って、私は「起業」というものに少しもピンとこない人間なので、10%の時間を使って「起業」するということについてはあまりピンときていない。なんだけど、ピンとこなかったで終わらせるのはさすがにもったいないので、ちょっと考えを変えてみる。10%の時間を使って、「起業」は無理だけど、「何か新しいことをする」なら全然できる。

なので、10%の時間を使って「新しいこと」をするとして考えてみる。

 

じゃあ、新しいことって何という話。
今の自分の習慣にないものであれば、なんでも「新しいこと」になってしまうので、正直、言い訳のしやすい表現ではある。自分にしても、せっかくやるんだったら、なんとなく「新しいこと」ではなく、自分の今後につながる、例えば5年後10年後の自分に効いてくる活動にしたいと思う。

 

LIFE SHIFT の言葉を借りるなら、いわゆる「エクスプローラー」のような活動に近いものだろうか。エクスプローラーについては、私は、「価値観の再構築」のステージととらえている。(ちなみに、LIFE SHIFTについてのログは↓を参照)

「自分の10%の時間を使って、5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動をする。」だろうか。せっかく10%の時間を使うんだったら、これくらい有効なことはしたい。

 

shoumatch.hatenablog.com

 

じゃあ次の問いとして、「5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動」とはなんだろ。アプローチ方法はいろいろあると思うけど、「仕事に関係すること」か「仕事と関係のないこと」のどちらかで分けてみる。どちらかと言われれば、私は後者をとるかな。

 

「仕事に関係すること」とは、業務内容に近い活動や業務で培ったスキルを活かす活動。言ってみれば仕事の延長線上にある活動をイメージしている。確かに仕事の経験が武器になるのは間違いないので、その活動を10%の活動で利用するのは全然良いことだと思うのだけど、それを活動の主軸に据えてしまうと、せっかくの10%の経験が効果的でなくなる気がする。そのような機会は仕事で経験すればいいのであって、10%の時間でしなくてもいいことだと思う。普段経験しないこと、普段考えないこと、普段では気づけないことをする活動をしてこその10%だと思うのだ。

 

また、今後悩みとして出てきそうな「キャリア」とか「生き方」的な課題についても、その答えは、仕事を含めた自分の価値観の中にあると思うので、充実した価値観を気づくといった意味でも、仕事外の活動というものをしたほうがいいかと思う。

 

なので、仕事とは関係のないことをする。とはいえ、いきなり仕事とは関係のないことをするのは、ハードルが高い。何かとっかかりが欲しい。とっかかりになるのは、人脈とか仕事以外の興味関心とかかな。ネットワークの広い友人に相談したり、自分の興味関心をベースに何か10%として活動できるものを探してみようか。

 

まとめるとこんな感じかな。

・10%の時間で「起業」ではなく、「新しいこと」をする。
・「新しいこと」とは、「5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動」
・「5年後や10年後の自分に生かされるような価値観を身につける(再構築する)活動」とは、仕事とは関係のない活動で、今の仕事では経験できない・気づけないことをする活動。
・自分の興味関心や友人の勧めをベースにその活動を探してみる

 

とりあえず、偉そうに書いてみたものの、実際に何をするかはこれから探す感じ。
さてさてどうなるかな。

 

【読書ログ】LIFE SHIFT

リンダ・グラットン著の「LIFE SHIFT」を読んだ。内容と考えたことをメモ。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

 

★ LIFESHIFTの内容のメモ

生活水準の向上やテクノロジーの進歩により、人間の寿命はどんどん伸びている。
先進国で2007年に生まれた子供の半数は100歳以上生きるという調査結果があり、特に日本についはその半数が107歳まで生きるとのこと。
つまり、今は人生100年(100年ライフ)になっているのだ。ほんの100年前は人生60年とか言われていたのに。

そのような状況においては、現在の社会の一般的なライフステージである、
1.教育(社会にでる前。学生として教育を受けるステージ。)
2.仕事(社会に出て働くステージ。)
3.引退(社会を引退し、年金やこれまでの蓄えで過ごすステージ。)
という3ステージのライフステージは崩壊してしまうという。

なぜなら、寿命が延びたことで、「3.引退」のステージが非常に長くなり、このステージを過ごす為の金銭的な余裕がなくなってしまうからだ。
(65歳で引退して、100歳まで生きるとすると35年間このステージとなり、その期間、年金や貯蓄で賄うという状況になる。)

100年ライフを生き延びる為には、教育・仕事・引退という3ステージの人生という考え方ではなく、下記ステージを行き来し続けることで、
人生の間ずっと何かを生み出し続ける人生にしましょうと本書では述べられている。
「1.エクスプローラー」/「2.インディペンデントプロデューサー」/「3.ポートフォリオワーカー」

3ステージの人生は、それぞれのステージが不可逆的に進むのに対して、上記ステージは、それぞれが行ったり来たりする。

それぞれのステージについては、ざっくりと以下のステージだと解釈している。
1.エクスプローラー:価値観の再構築するステージ
2.インディペンデントプロデューサー:無形資産の構築するステージ
3.ポートフォリオワーカー:有形資産の構築するステージ

長い人生の中では、世の中の価値観というのはどんどん変わっていくので、エクスプローラーとして一度自分のキャリアをリセットして、自分自身の価値観を見直し、次の自分の進むべき方向性を定める。次にインディペンデントプロデューサーとして、次に進む方向性についてのスキルや人脈を構築する。そしてポートフォリオワーカーとして、築いたスキルや人脈を活かし、社会で働きつつ、有形の資産を築く。これを繰り返していき、多方向で活躍しつつも人生の最後まで金銭的に困ることのないような生活を送るというものである。

教育・仕事・引退の3ステージは、仕事のステージで引退期間を過ごす為の資産を構築して、引退ステージで少しずつ消費していくストック型なスタイルなのに対して、エクスプローラーなどのようなステージは常に生み出し続けるフロー型のスタイルである。

 

★ LIFE SHIFTを読んで思ったこと
エクスプローラー、インディペンデントプロデューサー、ポートフォリオワーカーという生き方はなるほどなと思いつつ、自分が一番印象に残ったのは、「100年」というキーワードである。(本書のテーマとはそれたところにあるかなぁ。)
もちろん、エクスプローラーなどのようなステージも確かにな〜とは思うんだけど、自分がそれを実践できるかと言われるとちょっとハードルが高いなぁというのが正直なところ。もうちょっと自分がレベルアップしないと実践はむずかしいかなぁ。

んで、100年というキーワード。
何を考えるのでも「100年」という視点で物事を考えてみると、今まで考えていたこととは違ったことが見えてくるなと思った。

私は今のところ、人生の一番目のテーマとして「楽しむ」ということを大事にしている。(もちろん仕事もプライベートも含めて”楽しむ”。遊んで一生暮らしたい的な怠惰な意味合いではなく。)

それが、”100年間楽しむ(楽しみ続ける。)”という期限がついたテーマになった。100年間楽しみ続けるということは、100年間人生に飽きない、つまらなくないということ。

そう思うと、「今やっていることが仮に10年20年続いたとすると、自分はそのことに飽きはしないか?つまらなくはならないか?」という問いになり、それが「きっと飽きる。つまらなくなる。」という答えになってしまうのであれば、何かを変える必要がある。

例えば、仕事について、「今やっている仕事をこのまま10年20年続けるとすると、自分はその仕事に飽きはしないか?」という問いに対しては、
私は「きっと飽きそう」という答えになる。なので、これまでとは違うような何かをしないと(し続けないと)、数年後「飽きた」という状況を迎えるのだろう。

これまでとは違う何か、今思い浮かぶキーワードとしては、「海外に行く」、「別な業務ができるように職場内の環境を変える」、「転職する」とかかな。
実際にするしないは別として、これらのキーワードや「飽きる」ということを意識して仕事をするのは大事な気がする。

少なくとも、この本を読み、このことを思い至った後は、特に「海外」というキーワードは大きくハードルが下がったと思っている。
100年というスパンで人生を見たとき、日本だけで生き続けるというのはきっと世界が狭くて、刺激が少なくて生活に飽きてしまいそう。
生活のベースは日本でいいんだけど、いつでも海外に行けるぜっていうくらいには海外に抵抗はなくしておきたいな。

何をするにしても、
「100年ライフという視点で見たとき、今やっていることってずっと楽しめることなの?楽しみ続けるにはどうすればいいの?」
という観点で物事を考るのは大事だなと思った。今後も続けていこう。