【旅行記】台湾旅行記(2018/04/13〜18)6日目 〜 台北・日本帰国編

台湾旅行記6日目。この日は4/18(水)。

台湾旅行記のこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

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この日は、以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・4/18(水)
 中山堂(旧台北公会堂) → 中華民国総統府西本願寺 → 艋舺地蔵王廟 →
 龍山寺 → 艋舺公園 → 新富市場 → Lizhengmen(臺北府城 南門)→
 国立中正紀念堂台湾桃園国際空港 → 成田空港

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)


朝6:00に起床。が、気が緩んでいたのか、つい二度寝をしてしまい、7:00に再度起床。シャワーを浴びて、荷造りをして、8:00過ぎにホテルを出発。

この日は13:55の飛行機に乗って日本に帰国する日だ。なので、12:00過ぎには空港に着いておきたくて、11:00くらいには、台北市内から空港に向けて出発しておこうと思っていた。

台北市内から空港へは、MRTが通っており、それに乗れば、1本で空港に行けるのは調査済み。なので、空港への行き方については特に問題なし。

11:00くらいまでは自由に過ごせるので、それまでは台北市内を歩き回る予定だ。まずはホテルの近くにある総統府へ向かう。

この日はとてもいい天気。今回の台湾旅行では曇り空の日が多かったので、晴れてくれるのはとてもありがたい。

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台北市内の平日の朝ということで、会社に向かっているのだろうか、バイクの交通量がとても多い。

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道を歩いている途中で、行列のできているお店を見つけた。朝食を食べてなかったので、ちょうどいい!肉包(タンパオ)を売っていたので、並んで買うことにした。1個20元(80円)。GoogleMapにも載っていない、ローカルなお店。

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出来立てを出してくれた。やっぱ料理は出来立てが一番だね。温かくてふかふかしてて美味しい!肉包を頬張りながら道を歩く。

総統府を目指すべく歩いていたんだけど、どうやら道を間違えたらしく、警察署の通りに出てしまった。地図を見て見ると、総統府のある通りの一本横の道を通っていたみたいだ。

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警察署の前の通りには広場のようなエリアがあり、そこでは何かイベントが行われそうな雰囲気だった。学生さんが衣装を着て、催し物の準備をしていますね。雰囲気的には公式なイベントって感じ。

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さすがにイベントが始まるまでここにいるわけには行かないので、ちらっと見て先に進む。

この会場の先に中山堂という建物がある。どうやら台北の旧公会堂みたい。偶然に道を間違えたことで見つけたもので、特に中を見学するわけでもなく、ただ通り過ぎただけなんだけど、古くからある立派な建物だったので、思わず写真に一枚。

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この一帯は、台北の中心部なので、建物が密集しているし、割と公的な施設も固まって建っている。そんな中で、ちょっとした路地には、こういった青果店なんかも並んでいる。細い路地に並ぶお店。これもまたいい雰囲気だ。

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さてさて、総統府に到着。今日まで泊まっていたホテルからは歩いて5分程度の場所にある。総統府だけあって、建物の周辺は厳重警備。

建物の正面で立ち止まって写真を取ろうとしたら、すかさず、立ち止まらないように衛兵に注意されてしまった。

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綺麗な建物。事前予約をすれば中を見学できるらしいんだけど、私はそこまでしなくてもいいかな。外周をぐるっと見学で十分。

台北には龍山寺という有名なお寺があり、台北の観光地では、上位に上がってくるような場所がある。総統府の後は、そこを目指すべく歩き出す。

まだまだ通勤時間帯なので、道路には通勤途中と思われる人たちでいっぱい。台北中心部でもバイクを乗っている人を多く見かけるので、台湾もバイク社会なのかな。しかし、本当にいい天気だ。

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大きな通り沿いには大きな商業施設もあるね。

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中華路一段という大きな通りを歩いていると、ふと、日本的な建物が目に入ってきた。

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敷地の中に入って見ると、どうやら、西本願寺というところらしい。日本統治時代に、ここに西本願寺というお寺が建築され、その後、火災により焼失したんだけど、一部が再建されて、今に至っているとのことだ。

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案内板は、中国語、英語、日本語の3言語。昨日行った、猴硐や九份でもそうだったので、台北周辺の案内の表記は、この3言語が標準なんだね。
 
中の案内板を見ると、台湾総統児玉源太郎に関する記載があった。児玉源太郎は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」で、とてもカッコよく描かれていたので、その名前は覚えていた。なので、こういう場所で偶然にも、私の知っている歴史上の偉人の名前を見れるというのは、なんか嬉しくなる。

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)

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台北の街並みを眺めつつ龍山寺に向かう。 

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途中で艋舺地蔵王廟という廟を発見。建物の入り口は金属製の屋根で覆われているけど、その奥は、古くからの木造の廟が建っている。ただ、廟の手前に柵があって、廟の中には入れなかった。

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艋舺地蔵王廟の側に、目的地の龍山寺がある。台北でも有名な観光地のようで、すごい人。そして入口からして派手だ。

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ここには、現地の人も来ていたけど、特に日本人が多かった。私のような日本のガイドブックを片手に持った日本人観光客がとても多くいれば、仕事の合間に見に来ているのかスーツを来た日本のビジネスマンも結構いた(もしくは仕事かな)。ここは日本かって言いたくなるくらいに日本語が聞こえて来た。

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お寺の入り口には行列ができていて、日本人のビジネスマンの後ろに並んで中に入る。前に並んでいるビジネスマンの会話から、どうやら入り口では、無料で線香を1本もらえるようだ。前の人の動きに習って、私も入り口で線香をもらう。

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日本の線香とは違って、とても長い。火をつけて、線香立てに立てるのは日本と一緒。

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龍山寺は神仏混交らしく、観音菩薩が正殿の主祀だが、他にも道教の媽祖(道教の女神)や武将も祀られているらしい。お寺や廟ごとに祀っているものは違えど、どこも建物の装飾は豪華(というか派手)だ。

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綺麗で豪華なのは間違い無いのだけど、その見方がよくわかってないせいか、どのお寺や廟も装飾はどれも同じようなものに見えてしまう。

台湾の人は、建物の違いとかってわかっているもんなのかな?いや、とはいえ、日本人だって、神社やお寺の装飾の違いなんてわかっていないだろうし、それと同じようなものかな。

有名なお寺だけあってか、お供え物もずらりと並んでいるね。

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さて、一通り建物を見学して、龍山寺を出る。

龍山寺の前には、艋舺公園(兼MRTの駅)が広がっている。特に見所があるわけでは無いんだけど、木々があって、人も多く無い空間で、龍山寺が人でいっぱいだった場所の後でのこういう場所は、なんかほっとするね。

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龍山寺の後は国立中正紀念堂に向かう予定だ。国立中正紀念堂が台湾最後の観光場所だ。

国立中正紀念堂へ向けて歩いていると、ふと市場の看板が目に入って来た。龍山寺の近くにある新富市場という市場だ。ラッキーと思いながら、中に入る。アジアの市場の雰囲気は好きだ。

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市場の中は、お客さんも多く、店員さんとの距離も近いので、自然とお客さんと店員さんの間で会話が生まれやすく、それが活気となっていて、見ててとても面白い。肉や魚介、漢方系の薬草、あと、おでんの具(?)のような惣菜を売っているお店なんかがあった。商品を眺めつつ、市場の見学。楽しいね!

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市場を出たのが、10:00くらい。予定では11:00にはホテルについて荷物を取っておきたいところ。少しのんびりしすぎたかな。。。時間がなくなってきたので、急ぎ足で国立中正紀念堂へ向かう。

いい天気だ。そして、道にはバイクが多い。

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そして途中で、Lizhengmen(臺北府城 南門)を発見。

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台北中心部には、北門、南門、東門、西門がある。どれも、ちらっと見れば充分というような場所なんだけど、せっかくだから、全門制覇したいなと思っていた。北門は4日目の夜に見れた。西門は見つからなかった(西門って本当に建っているのかな?)。そして南門も見れた。後は東門。

あと、台北市内ではレンタルサイクルが活発らしく、街の至る所でオレンジ色の自転車を見かけた。

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これはyoubikeというレンタルサイクルのようで、台北の人の交通の足になっているようだ。悠々カードを使ってレンタルもできるらしく、観光客でも利用しやすそうだね。(私は利用する機会がなかったので使わなかったけど。)レンタルサイクルだったら、日本よりも台湾の方が進んでいるかもね。

国立中正紀念堂に到着。入り口には大きな門、その先には大きな広場と紀念堂。

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ここに着いたのが、10:20くらい。うーん、時間がない。急足で中に入る。中の広場はとても広いので、奥にある中正紀念堂へ行くにもなかなか時間がかかる。

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中正紀念堂は、日本統治後に台湾を支配した、中国国民党政府の蒋介石総統を記念して建てられたものだ。なので、建物の中には蒋介石の像が祀られている。

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像の側には衛兵が立っている。これが、全く動かない。人形じゃないのかと思いたくなるほどに動かない。微動だにしないで疲れないのかな。そして、この時間は何を考えているんだろう。いろいろと気になる点が湧いてくる。とにもかくにも、衛兵ってすごいな!

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天井の装飾もなかなか綺麗。

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中正紀念堂は89段の階段の上にあり、それは蒋介石の年と同じ数らしい。登るのは大変だけど、そこからの眺めはいい。広大な広場にあるのは、左右にある大きな建物と中央の門だけ。いい眺めだね。

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左右に立っている大きな建物は、音楽館と劇場らしい。どちらも豪華な建物だ。

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もっとのんびりしていたかったんだけど、飛行機の時間も近づいていたので、サクッと見て、中正紀念堂を後にする。

中正紀念堂を出たのが、10:50くらい。チェックアウトの時間も迫ってきていたので、これまた急ぎ足でホテルに戻る。とはいえ、東門はしっかりとチェックする。これで西門以外はコンプリート!

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ホテルには11:10くらいに到着。チェックアウトの時間はすぎていたけど、特に何もなかった。荷物を持って、そのまま空港へ向かうべくMRTの駅へ。

空港行きのMRTは、昨日利用した台北駅とは別の場所にある。写真右側に写っている台北駅を眺めつつ、空港行きのMRTへ向かう。

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空港行きMRTの駅は、台北駅から徒歩5分程度離れた場所にある。近年開通したMRTらしく、駅も真新しい感じがした。

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11:30の空港行きの快速列車に乗る。空港に到着するのが12:15くらい。快速列車じゃなかったら、12:30を過ぎてたんだろうな。実は、結構ギリギリだったのかな。危ない危ない。

台湾桃園国際空港に到着。綺麗な建物。時間がなかったので、空港の外観が取れなかったのが残念。。。

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バニラエアのカウンターに並ぶ。が、すごい行列ができていた。最後に空港で美味しいものを食べてから帰国しようと思っていたんだけど、そんな時間もなさそうだなと思えるくらいの行列。仕方ないので、並んで待つことにする。

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30分以上は待ったと思う。ようやくチェックインが完了。すると、どうやら、乗る予定の飛行機が遅延しているらしく、少し時間の余裕ができた。お土産を買う時間と昼食を取る時間が取れるかもと、希望が見えてきた。

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チェックイン後はそのまま保安検査エリアへ。出国審査は、対面ではなく、人差し指をセンサーにかざすだけだった。確かに入国時に、人差し指をセンサーにかざしたな。あれは、出国時の審査を効率的にするためだったのか。これはいいね。パスポートに出国のスタンプが押されないのはちょっと残念だけど。(パスポートに押されたスタンプを眺めるのも、意外と楽しいんだよね。)

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お土産を買って、お昼ご飯を食べる時間的な余裕もあったんだけど、お店が満席&レジに行列ができている状態で、明らかに無理な状態だった。朝から肉包1つしか食べてなかったので、お腹はすごく減っていた。その状態で、お店の状況を見ると、なんとも絶望感を感じるね(混雑しているところの写真を撮っておけばよかったなぁ笑)

昼食を取るのを諦めて、ゲートの前でのんびりと待ち。

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飛行機は、予定より25分遅れで、14:20に出発。座席はA12。窓側&非常口席で席は広め。折角なので、離陸直前の写真を一枚。ありがとう台湾!

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機内では、お腹が空きすぎて、何か食べたくて、その場で注文できる機内食から鮭雑炊を注文した。カップ麺とかも売っていて、魅力的だったんだけど、機内にカップ麺の匂いを撒き散らすというテロ行為をするのは気が引けてしまってしまい、やめてしまった。

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購入には、台湾ドルが使えた。ちょうど台湾ドルが余っていたので、台湾ドルで支払う。値段は日本円で350円、台湾ドルだと96元だった。100元支払って、お釣りは10円。支払いは台湾ドルでお釣りが日本円。面白いね。飛行機の中だから成せる行為なのかな。

鮭雑炊自体は、フリーズドライのモノにお湯を注いで戻しただけのものだったが、お腹が空いていただけにとても美味しく感じられた。大満足!

私の座っている12列は、私以外には誰も座ってはいなかった。やはり、追加料金を払って、広い席を取ろうとしている人は少数派なんだろうか。

とはいえ、途中から空いている席に座る人が出始めてきて、都度、CAさんに注意されていた。このフライトの中で、乗客とCAさんの間で、「席が狭くて辛くてここに一時的に座っているんだ」「ダメです」という会話を何度か聞いた。

窓際の席はやっぱりいいね。空の眺めは最高だ。

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空と雲しかない。青と白の2色だけだ。だけど、この透き通った青い空、そして、その青も、上空は深い青で空平線に近づくにつれて明るい青になる。雲も密度によって白さは連続的に変わっている。それがすごく綺麗で、ぼんやりとずっと眺めていたいという気持ちにさせてくれる。
(空平線という言葉は実はないんだけど、地平線という言葉よりかは合っている気がする。そして造語として使っている人は結構いるようだ。)

こういう気持ちになるのは私だけであろうか?

そして夕暮れが近づくと、さらに幻想的になってくる。
空と雲と夕暮れと。

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日本の上空を飛んでいる。遠くに富士山が見える。

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 夕暮れ間近。この瞬間はとても好きだ。

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さて、日本に到着したのは18:25。成田第三ターミナルに到着。台湾が日本に近い雰囲気で合ったからか、「日本に帰ってきたんだ」という、いわゆるホッとしたような気分にはならなかった。多分、台湾ってそういう場所なんだろうね。適度に異国で、安心していける場所。よい6日間だった。

台湾旅行もこれにて終わり。

まだまだ、行きたい場所はたくさんある。自分の一生をかけて、世界中のいろんなところを見てみたい。

次はどこに行こうかな。