【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 4日目〜ドバイ旧市街散策&デザートサファリツアー編
ドバイひとりたび4日目。この日は5/2(木)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・5/2(木)
ゲートウェイ ホテル → ドバイ博物館(伝統建築博物館) → AL Ustad Special Kebab → (デザートサファリツアー)
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝7:30に起床。
この日は、午前中にドバイ博物館を見て、午後からはデザートサファリツアーに参加する。午前中は時間に余裕があったので、のんびりとした起床だ。
ゆっくりシャワーを浴びて、朝食。
この日もハチミツたっぷりのパンケーキだ。美味い!
朝食を終えて、9:30にホテルを出発。ドバイ博物館へ!
この日も快晴で蒸し暑い。
ドバイ博物館は、2日目にその側を通ったので、場所はわかっている。場所はバッチリなんて思いながら、特に地図を見ずに、なんとなくドバイ博物館の方向に向かって歩いていたのだけど、見事に道に迷ってしまった。Google Mapを見ると、明後日の方向に向かって歩いていた(笑
やはり、見知らぬ入り組んだ道は、地図を見ながら歩かないとダメね。そんなこんなで、ドバイ博物館に到着。
ドバイに現存する建造物の中で最も古い建物らしく、1787年に建てられたそうだ。
建物の外壁は海の岩(Sea rocksと紹介されていた)と石膏でできているようだ。メインは海の岩で出来ていて、石膏は主に装飾用とのことだ。
下の写真はアラブの祭礼をビデオで紹介していたもの。
外観だけ見ると、ドバイ博物館は小規模な博物館のように見えたのだけど、地下にも展示は続いて降り、思った以上に多くの展示がされている。
ドバイは今は石油の国であるが、それは割と最近の話で、それ以前はずっと交易の国だったようだ。交易の際の手数料や、パールの輸出が主な産業で、それが1900年代に入ってから石油が見つかり、一気に栄えていったようだ。
展示も、その交易に関する展示、歴史の展示、アラブ文化の展示、生活様式、ベドウィンの紹介などなど、思っていた以上に多くのボリュームのある博物館であった。
下の写真、左側は、1930年代〜1940年代で、この頃は交易がメインの国だったが、右側は、1970年代で、石油で発展しつつある状態。石油の力で大きく発展したことが展示の説明にも頻繁に書かれていた。
考古学的な観点でもドバイの国にはかつての遺跡があちこちに残っているようだ。ドバイの街中でよくみかける「ジュメイラ」という言葉は、ドバイの遺跡の名前のようだ。
2時間近くかけてじっくりと展示をながめる。
異文化の歴史に触れるというのは面白い。正直、記憶に残るのはほとんどないのだけど(実際、この記事を書いている段階ではほとんど覚えていない)、異文化に触れたという実感、経験ができたというのがとても大きいと思うのだ。
(そういえば、戦争に関する展示がなかったな。UAEは過去に大きな戦争がなかったのだろうか。)
博物館によるのは、時間に余裕のあるこの日にして正解だったな。
博物館の中にはお土産屋も併設されていて、なかなかの賑わい。私もここでショットグラスを購入。ピンバッチも買えればよかったけど、6個セットの物しかなく、バラ売りしておらず諦め。そこまでたくさんはいらない。ショットグラスとピンバッチは、私が海外旅行の際に必ず買う、自分向けのお土産だ。
ドバイ博物館を出たのが12:00過ぎ。ちょうどお昼の時間だ。あまりお腹は空いていなかったけど、午後からはツアーで自由が効かなくなるので、今のうちに食べておくことにする。
ランチのお店はドバイ博物館の近くにある、「AL USTAD SPECIAL KABAB」というお店だ。ドバイ博物館から徒歩5分といったところかな。個人のブログで紹介されていたお店。
70年以上続いている歴史のあるお店のようで、店内の壁には写真で溢れている。
肉料理を食べる気分ではなかったので、「Cholo Mahi」という魚料理を注文。あとチキンスープ。ページの左側は英語表記、右側がアラビア語表記。英語表記があるのはありがたい。
料理が到着。付け合わせは玉ねぎ、きゅうり、トマト、葉物、あと、デザートがわり(?)のデーツ。
「Cholo Mahi」は揚げた白身魚の上にライスを乗っけたプレートだ。これがドバイに来て一番といっていいほどに美味しかった。白身魚は適度な塩味で、特別な味というわけではないのだけど、日本人好みの味というのか、ライスと合わせると、食がどんどん進んでいき、お腹は空いていないにも関わらず、ペロリと食べてしまった。
ちなみに、「Cholo Mahi」にはマーガリンが付いてきた。一緒に食べるのかと思い、試しに、マーガリンを付けて食べてみたけど、これは私の口には合わなかった。(6日目にも同じようなメニューを食べた際にもマーガリンが付いて来たので、これはそういう食べ物なのだろうね。)
ランチを終えて、一旦ホテルへ戻る。次はデザートサファリツアーだ。砂漠をドライブしたり、ラクダ乗りを体験できたり、砂漠でキャンプできたりという内容のツアーだ。砂漠でキャンプが楽しみでしょうがない!
www.veltra.com
14:00過ぎに迎えが来た。私が一人目のようだ。助手席に乗り込む。
次のホテルで日本人女性4人組が乗って来た。アラブの衣服を身にまとっている。会話の感じからして学生さんかな。この車に乗るメンバーは私とドライバーを含めたこの6人。参加者は全員日本人だ。
正直言って、こういうツアーで参加者が日本人だけっていうのはなんともやりにくい。せっかく思いのままに動こうと思っていたのに、なんだか見られているような気持ちになってしまい、何か引っかかるものがある。日本人でない人たちなら、そんな気持ちにはならないのだけど、これはなんでだろうね。
女性グループの中に入り込む理由もないので、挨拶だけして、あとは特に絡むことなく過ごす。
車は30分ほど走って、他のグループと合流するために、道中にあるガソリンスタンドに寄る。ここでしばしの休憩だ。外は相変わらず蒸し暑い。時刻は15:00過ぎで、一番暑い時間帯だ。甘く冷たいコーヒーを買って暑さを凌ぐ。
20分ほど休憩して、再度出発。ちょっと走ると、周囲には砂漠が広がる光景となる。
また、道中大きなモスクを発見。ドライバーの方の話だと、「Sharjah Mosque」というモスクらしく、UAEでは3番目に大きなモスクだという。ちなみにまだ建設中だそうだ。
車はハイウェイを走っていたが、途中から横地に入り、急に整備されていないオフロードな道になる。そこに入口らしき看板もなく、なんてことはない、道の途中でいきなり砂漠を走る感じだ。いよいよ砂漠ツアーの始まり。
道は整備されているわけではないので、アップダウンが激しい。車も上下左右に激しく揺れている。後部座席に乗っている女性たちからも歓声(悲鳴?)が上がる。
砂漠を少し走り、集合場所らしき場所に到着した。ここでしばし写真タイム&タイヤの空気抜きの時間だ。砂漠を走る際には、タイヤの空気を抜いておかないと、タイヤが空転して進めないとのことなのだ。
このツアーに参加している人は大人数いるようで、車は30台近くはあっただろうか。人も100人以上はいたね。
あたりは見渡す限りの砂漠。鳥取砂丘は見たことあるけど、やはり規模が違うよね。
砂を触って見る。乾いていて湿り気が全くなく、手のひらからサラサラとこぼれ落ちていく。風はなく、蒸し暑い。そんな中一人、砂丘の上に立って砂漠を眺めている。この景色を見て見たかった。
せっかくなのでパノラマでも。
後ろを振り返ると、私の足跡がしっかりと残っているね。
人が歩いていない場所は、砂面に綺麗な流線形が描かれている。自然が織りなす模様。綺麗だね。
タイヤの空気抜きも終わったということで、車に乗り込み、砂丘ドライブの開始だ。車が一列に連なり、砂丘を走っていく。
私たちの乗った車は、車の列の中でも一番後ろを走っている。恐らくドライバーの方はこのツアーの中でもリーダークラスの人なのだろうか。後部座席の女性たちも「副班長」なんて言いながら会話していたな。
ただの砂丘を走るので、当然ながら整備された道ではない。他の車が通った道をなぞって走っているのだろう。さらにアップダウンが激しくなり、車も大きく揺れる。横滑りして見たり、急勾配の下り坂をアクセル踏んで走ったり、スリル満点のドライブだ。
スピードは30km/h〜40km/h程度、決してスピードを出しているわけではないが、ダイナミックに動くので、それ以上にスピードが出ているように感じるし、とてもスリリングだ。
初めの方は写真を撮っていたけれど、だんだん酔ってきてしまい、これはイカンと思い、あとはずっとドライブを楽しみつつ、酔いを堪えていた(笑)
確かにこのツアー、酔うので注意というような口コミがあったな。実は軽く吐きそうになってた(!)。
後部座席の女性たちは、酔っていたかはさておき、かなり楽しんでいそうだった。「荒ぶるおじさん」なんて言いながら、歓声を上げていたね。(「アラブだけにね」なんてことは、当然言わないよ。心の中で突っ込んでましたよ(笑))
それにしても今走っている道は、どのように走っているのだろう。道なんてないので、今走っている道も、別に決まったコースというわけではないだろう。目印も立ってないし。あたり一面は砂漠なので、方向なんてわからないしな。このツアーの前に、試走とかして道を作っていたりしているのだろうか。
車は軽快な音楽をかけながら、ダイナミックに走っていく。何曲かは女性グループも知っていた曲のようで、曲に乗りながら盛り上がっていた。
20分くらいドライブして、1回目の集合地点に到着。ここで写真タイムだ。砂丘に登って写真をとりつつ、砂丘を眺める。
茶色い砂、風の音、空の青、強い日差し、まさに砂漠だね。砂と風でできる模様はなんとも不思議でなんとも綺麗だ。
ここで砂丘を眺めていて気づいだのだけど、なんとまぁ、日本語しか聞こえてこないこと。周囲を見渡して見ると参加者の半分以上が日本人のようだ。そして日本語で写真を撮ってもらうように頼まれた。日本人だらけだねぇ。
せっかくひとり旅で海外に来ているんだ。できれば日本人だらけという環境は避けたかったのだけど、なんだかなぁという気分になる。
これまでは風がなかったが、ここは風が結構強い。帽子が何度も飛ばされそうになり、風で舞い上がった砂が目に入ってきて、なかなかきつい。
周囲は360°砂漠なのだが、あちこちに植物は生えており、こんな綺麗な花が咲いていたりする。こんな砂だらけの場所で、どうやって水を確保しているんだろうな。
外の空気を吸えたことで、車酔いはだいぶ覚めて来た。車に乗り込み、次へ出発。引き続き、スリリングなドライブだ。
酔いは覚めたつもりだったが、すぐに振り返して来た。半分はドライブを楽しみ、半分は酔いと戦い、気持ち的には早く着いてくれ!という思いでいっぱいだった(笑)
車酔いはそこまでしない方なのだが、この状況は苦しいね。。。
とはいえ、車は15分くらいで次の地点に到着した。ここではラクダとファルコンの見学ができる。
ラクダは柵で覆われた場所にいたので、触れることができなかったが、間近で見ることはできた。(こんな写真しか残ってなかった。)
下の写真はファルコンの紹介と、ちょっとしたショーを披露していた写真。
ラクダとファルコンを見て、再度車に乗り込む。次に向かうはキャンプ場だ。
またアップダウンの道を走り、酔いと戦いながら、10分程度のドライブでキャンプ場に到着。時刻は18:00くらい。これでドライブは終わり。うん、助かった〜(笑
キャンプ場の中は、中央に大きなステージがあり、その周囲を屋根付きの建物で覆われた、イベントスペースのようなエリアだ。思ったよりも広い。
オーストラリアの時のキャンプとまでは行かないが、それに近いようなキャンプを想像していたので、このようなキャンプサイトは意外だった。観光メインなツアーだからそういうものか。アウトドア要素を期待していただけに、ちょっと拍子抜けな感じだ。
ちなみに、オーストラリアでのキャンプの話は以下をどうぞ。
キャンプ場についてからは、特に時間が拘束されるようなイベントはなく、基本的には自由時間だ。ちょうど夕暮れの時間だったので、のんびり夕暮れを眺める。砂漠で眺めるサンセット、なんとも幻想的だ。
暮れなずむ空と一匹のラクダ。絵になるね。
キャンプ場の中では、ステージの上でパフォーマンスが行われている。
キャンプ場の中にはシーシャという水タバコを体験できるブースがあった。私はタバコを吸ったことはないのだけど、水タバコは中毒性もないというは知っていたので、トライして見ることに。
水タバコを吸うには結構大きな装置を使うようだ。下の写真のような器具を持って来てくれた。手に持った吸い込み口から肺の深くまで吸って、肺に貯めて吐き出す。普通のタバコを吸うのと同じ要領のようだ。
で、初挑戦(タバコ自体も)の印象としては、そこまで煙たくはなかった。ミントか何かフルーツのような香りがする。なかなか美味しい(という表現でいいのだろうか)。
事前に、スタッフの人が吸い方をレクチャーしてくれて、その時は口と鼻から大量の煙を吐き出していたが、私はそこまでの煙は吐けなかった。思いっきり吸い込んでも全然煙は出てこなくて、あれはどうやってやっているのだろうか。煙を出せるような技術があるのだろうか。なかなかいい経験だった。
シーシャを体験して、外はいい感じに暗くなって来た、せっかくなのでキャンプエリアを上から一枚。キャンプ場の外は真っ暗な世界だ。
写真を撮った後は夕食。ビュッフェ形式。普通に美味しかった。初日のクルーズ船ディナーのビュッフェよりも全然美味しかった。
周囲を見渡して見ると、一人参加している人は私以外に見当たらない。家族か友人での参加がほとんどだ。うーん、一人参加というのは珍しいのだろうか。
まぁ、このツアーはどちらかというと、エンターテインメント性の強いツアーなので、一人で参加するようなツアーではないのかもしれないけどね。私はこのツアーにアウトドア要素を期待していたのだけど、どうやらそのようなツアーではなかった。選び間違いとまでは言わないが、私の期待していたものとはちょっと違うものであったというのは、正直なところだね。
夕食が終わったタイミングで、ステージの上では、女性ダンサーによるベリーダンスが行われていた。さすがというか、すっごい高速で腰を振っていた。
ベリーダンスの後には、スペシャルイベントというアナウンスがあり、キャンプ場の端にある砂丘を見るようにというアナウンスがあった。砂丘の方に行って見ると、砂丘の上にはラクダと、ラクダを引いたアラブの民族衣装を着た男性が立っていた。そしてムーディーな音楽と共に、ゆっくりと歩いていく。
さしずめアラビアンナイトをイメージしたものなのだろう。スタッフの方からはシャッターチャンスと言われたが、残念ながら砂丘の上はライトアップされておらず、この暗闇じゃ写真は撮れないよなと思いながら、その光景を眺めていた。一応、写真を撮ってみようと思って見たが、やはり暗くて撮れなかった。
時刻は20:00過ぎになり、キャンプをしない参加者はここでツアー終了だ。キャンプする人だけがここに残る。
残ったのは、私を含めた4組だけ。しかも全員日本人だった。
キャンプをする人の少なさと、全員が日本人という展開にダブルの衝撃!キャンプには興味がないのかなぁ。砂漠でキャンプとが激アツだと思うんだけどなぁ。
私以外の人は、一緒の車だった女性4人組、女性2人組のグループ、夫婦と思われる男女カップルの3組。私を含めて計9人だ。
スタッフの人からテントと寝袋をゲット。一人用のテントだ。
キャンプ場は22:00に消灯するということで、それまでは砂丘の上で写真を撮る時間にする。コーヒーはセルフサービスで飲むことができたので、コーヒーを飲みながらのんびり夜空を見ながらの写真タイム。
何枚か写真を撮って見たけど、なんか全体的に赤くなってしまった。
アンプノイズというやつかな。カメラ内部で熱を持つと、このように赤っぽい写真になるようだ。外の気温が高かったしなぁ。それが原因かなぁ。Web上には、カメラの経年劣化が原因と書かれているページもあったのだけど、それが原因だったらやだなぁ。とはいえ、このカメラを使ってもう8年になるので、経年劣化と言われれば仕方ないのだけど。
22:00を過ぎてからは、砂丘からテントへ移動して、テントの側で引き続き写真タイム。シャッタースピード、F値、ホワイトバランスとかを変えながら、色々撮って見たけど、結局良さげな写真は撮れなかった。撮れる写真は赤っぽい写真ばかり。
私のテントの近くに、女性2人組のテントがあり、消灯時間を過ぎても、お互いにテントの側で夜空を眺めていたので、ちょっとお話しすることになった。
学生さんだと思っていたが、社会人の方のようだった。高校時代からの同級生で、予定を合わせて何度か海外旅行しているとのことだった。古くからの友人と海外旅行っていうのもいい話だね。
23:00過ぎになり、お互いにテントの中に入って就寝。砂漠の夜は冷えるかと思ったけど、時期が時期だけにそこまで寒くなく、半袖1枚でちょうどいいくらい。翌朝は5:45に日の出とのことなので、その前には起きたいところだ。
4日目終了。5日目に続く。
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5日目以降のお話はこちらからどうぞ!