From2019To2020

2019年ももう終わり。毎年思うけど一年はあっという間だ。

だんだんと時間が経つのが早く感じられる。きっとこれからも、もっと早く感じられるんだろうな。

一年が早く感じられるということは、時間の密度が薄くなっているということなんだろうね。

そんな薄くなる時間密度の中でも、ちゃんと私の2019年を残しておくのと、2020年の想いを込めて、今年一年の各月の振り返り、来年のやりたいことを書いておこう。


2019年の振り返り

▪️1月
 祖母が亡くなり、葬式のために久々に親族が揃う。従兄弟に会うのは何年ぶりだろう。多分10年近くは会ってない気がするな。それでも、少しのアイスブレイクは必要だったものの、すぐにフラットに色々と会話ができた。

 祖母の住む地域では葬式における「寝ずの番」の習慣があり、通夜の夜は誰かが一晩中起きていて線香の火を絶やさないようにする習慣がある。祖母の孫世代(私、姉、従兄弟)でその番を受けおった。従兄弟だけの時間っていうのも、お互いが会っていなかった間の時間を埋めるにはいい時間だった気がする。葬式というイベントでいい時間というのは変な話なのだけど、でも、いい時間だったと思うのだ。

家族が全員揃ったのも久しぶりだ。家族が揃わない原因は、主に私なのだが。。。

次にまた家族や従兄弟全員で揃うのはいつになるのかな。


▪️2月
 仕事漬け!


▪️3月
 仕事漬け!

▪️4月
 仕事漬け!

▪️5月
 ドバイ旅行!初中東、初アラブの世界!イスラムの人々の生活を間近に見られたのは、私としてはとても大きい経験だ。モスクの美しさに感動。世界一高いビル、ハージュハリファからの眺めも絶景だった。

▪️6月
・友人と毎年恒例のキャンプ。来年もまた!


YOSAKOIソーラン祭り。今年も行けた。気づけばこのお祭りに関わって15年が経つな。こんなに時間が経ったんだな。


▪️7月
 仕事漬け!

▪️8月
久石譲のコンサート。今年も行けた!来年も行きたい!

・モンゴル旅行!馬に乗れた!ゲルに泊まれた!

北海道マラソンに参加!初フルマラソン完走!


▪️9月
 イスラエル旅行!(近々この旅行記も書きたいな)

▪️10月
 仕事漬け!

▪️11月
 中部地方常駐が終わり、東京復帰!しかし仕事しかしてない。。。


▪️12月
 仕事漬け!

こうして見ると、年の半分は仕事しかしてないなぁ。今年は特別忙しかったから仕方ないにせよ、もっと書き残しておきたいと思えるような体験をしたいなぁ。もちろん細々としたイベントはあったんだけど、ここに書き残しておく程ではないしね。

それでも、海外には3回行けた。毎年のイベント、YOSAKOIソーラン祭り、友人とのキャンプ、久石譲のコンサート、これらにはちゃんと行けた。やりたいと思ったことはできているかな。

あと、北海道マラソン。フルマラソンに初挑戦して完走できたのは良かった。


2020年やりたいこと

▪️海外旅行
 最低2回は行きたいなぁ。行きたい国はウズベキスタンソロモン諸島。この2カ国が最有力候補だな。3回行けたら素敵。ぜひ行きたい。

▪️スポーツ
 フルマラソントライアスロンには1回ずつ出たい。トライアスロンは毎年挑戦していたけど、今年はフルマラソンに注力したから、参加できなかったんだよなぁ。

 フルマラソントライアスロンは常に完走できる自信を持つまでに挑戦し続けたいな。狙っているわけではないけれど、この2つに自信がついたら、アイアンマンとか挑戦できるかもしれないしね。

▪️仕事
 これは逆に頑張りすぎない。というか、力を抜きつつ頑張るということを意識したい。

 おそらく私は毎年労働時間的には働きすぎで、この働き方はずっとは続けられないはずだ。働き方改革ということで、働く上での周囲の環境は良くなっているけど、私自身の意識も変えないと行けないんだろうな。

▪️その他のイベント
 今年を振り返ると、半年は仕事しかしていない。悪いとは思っていないんだけど、もっと特筆したいイベントを作りたいな。その方がもっと人生が充実しそうだ。

さてさて、来年の年末に見返してみようか。見返した時、上に書いたこと以上に楽しかったと言える一年にしたいね。

1年間のホテル暮らし

つい先日終わった話なのだけど、1年間ほどホテル暮らしをしていた。

アサインされたプロジェクトが中部地方にある会社のプロジェクトで、そこの会社に常駐することになったのだ。

東京にいる人間がなぜ中部地方の会社に常駐するのか。本来はありえない話なのだけど、色々と諸事情があり会社としても東京にいる人間を送るしかない状態だったわけだ。それで私に白羽の矢が立ったわけだ。

一応、中部地方にも会社の拠点はあるのだけど、まぁぶっちゃけた話、プロジェクトがうまくいっておらず人が全然足りないということで東京にいる人間が駆り出されたわけだ。

東京の自宅からは当然通えるはずもなく、常駐先の近くにホテルを取って平日はそこに泊まることになった。月曜の朝一で中部地方の常駐先に向かい、金曜の夜に東京に帰ってくる。その間はホテル暮らし。東京にいるのは休日だけ。

そんな生活を1年ほど行なっていた。

思い出として残す意味も込めて、ホテル暮らしのあれこれをつらつらと書き残しておく。

只の思い出用の投稿。

▪️ホテル
初めの一ヶ月くらいは、ホテル暮らしという新鮮さでなかなか楽しい気分を味わえた。「出張生活だ!俺ホテル生活だ!いえーい!」という、よくわからないテンションになり、なんかイケてる気分を味わっていた。

泊まるホテルを毎週変えたりして、その都度新鮮な気分になるのもなかなか楽しかった。仕事は当然大変なんだけど、ホテル暮らししているという状況に酔って、思った以上にエンジョイできるのだ。

2〜3ヶ月目になってくると、初めの頃の新鮮さは当然ながら薄れていく。そしてホテルにも当たり外れがあること、自分に合うホテル合わないホテルがあることがわかってきて、自分のお気に入りのホテルに泊まるようになってくる。

私の場合は和食な朝食と大浴場があるホテルがお気に入りだった。食事はバイキングでなくてもいい。仕事で来ているわけだから朝からガッツし食べるわけでもないし。ちなみに、洋食(パン)は極力避けていた。2〜3回朝食がパンのホテルに泊まったのだけど、すぐに飽きてしまって、ホテルで朝食をとらずにコンビニのおにぎりに走ることがしばしばあった。

下の写真は私の定宿だったホテルの朝食。ご飯、納豆、味噌汁、漬物、サラダが毎日出てくる。これがなんとも嬉しい。これ以上の朝食はないね!

夕食はほとんどがコンビニ。ホテルの近くにレストランはあったのだけど、連日外食だとさすがに太ってしまう。コンビニの惣菜だと、日によってメニューは変えられるし、何よりカロリーコントロールがしやすい。案外、コンビニ生活も悪くないものだ(あくまで私の場合)。

とはいえ、仕事でストレスMAXの時なんかはレストレンで食べまくってたけどなぁ。(写真は、ストレスMAXで食べまくったものたち)

あと、お風呂。せっかくホテルに泊まっているんだから、体を十分に伸ばして湯船に疲れるお風呂があるホテルにしたいよね。仕事終わりにのんびりお風呂に入れるというのは、リフレッシュするには手っ取り早いし疲れも取れる。ホテル暮らしをしてて、お風呂の効果というのを改めて感じさせられたね。自宅にいるときはほぼシャワーだったからな。

ホテル暮らしが半年を超えると、さすがにホテルの人も私の顔と名前を覚えるようになってくる。私もスタッフの人の顔と名前はすっかり覚えてしまった。ホテルに入った瞬間に、スタッフの方が私の部屋のキーを用意してくれ、「○○さん(私の名前)、おかえりなさいませ」と声をかけてくれるまでになった。そうなると、ここが自分のホームのような感覚になって来て居心地が良くなってしまうよね。

定宿にしていたホテルは、なんだかすっかり第3の故郷的な位置付けになってしまった気がするよ(笑

今でもたまにホテルの人の顔や、部屋、お風呂の光景が頭に浮かんできて、懐かしく思い出すことがあるしね。スタッフの方々元気かなぁ(笑



▪️荷物
仕事道具と一週間分の着替えを持っていくので、それ以外のものは大したものは持っていけない。持っていけて個人のPCくらいだ。タブレットとかがあればよかったのだけど、あいにく持ってなかったしね。このためだけに買うのも勿体無いしね。

とはいえ、仕事が忙しく、ホテルに戻ったら「風呂」「飯」「寝る」な生活だったので、暇つぶしの道具がなくても全然困らなかったんだけどね。

ほぼ、PCとスマホNETFLIXを見まくる生活だったね。NETFLIX超便利!

▪️新幹線
毎週月曜の朝に新幹線に乗り、金曜の夜に帰ってくる生活だ。

月曜朝は6時台の新幹線に乗っていたのだけど、早朝の時間にも関わらず新幹線の席は結構埋まっているんだよね。ほとんどがビジネスマン。すでに仕事をしている人も普通にいる。早朝なんだから寝てればいいのにと思いつつ、当然私は爆睡だ。6時台だもん。そりゃそうよ。

新幹線から富士山見れるかなと思っていた頃もあったけど、毎回爆睡だったので結局見れたことはなかったな。

金曜日の仕事終わりに新幹線に飛び乗り自宅に帰る。

大抵20時台の新幹線に乗っていたのだけど、東京の自宅に着く頃には23時過ぎだ。仕事の疲れに加えて移動疲れも加わるのでクタクタになって帰ってくる。

ましてや、金曜の夜だ。この時間帯の新幹線は混むのだ。そして当然都内の電車も混んでるのだ。ヒェーという感じさ。

帰りは新幹線の中でも仕事をしていることが多かったので、いい思い出はないなぁ。

隣で仕事終わりのおじさんがビールを飲んで一息ついている姿を見ると、自分、なんだかなぁという気分になっちゃうよね。そういう気分と若干の乗り物酔いと戦いつつ仕事をする状態だったねぇ。

下の写真は、夏期休暇で早く東京に戻れたときに、高めの駅弁を買ってグリーン車に乗っていたときの写真。新幹線はアプリから予約するとポイントが貯まり、ポイント消費でグリーン車に乗れるのだ!この時ばかりは優雅な気分。(実はこの裏で同僚は障害対応をしていた。。。)



▪️出張生活
さてさて、この出張生活。大変だったのは事実なんだけど、1年間続けれたということは、私にとってこのレベルの生活は耐えられるということなのだろうね。続けられないとは思っていたけど、なんだかんだ言ってこの生活には慣れていたしね。

とはいえ、土曜日は疲れてきってずっと寝てるような状態で、日曜にやっと動けるようになるんだけど、月曜からまた出張生活ということもあり、パーっと遊ぶこともできずだったから、プライベートはかなり犠牲になったんだよね。

やっぱりやるもんじゃない。

きっと、単身赴任ってこんな感じなんだろうな。私は独身だったからよかったものの、これで家庭を持って子供がいたら、もっと大変だったんだろうな。実際、私と同じく東京から通っていた人の中には子供のいる家庭を持っている人もいたので、その人たちは本当に尊敬するよ。

少なくとも私は将来的に家庭を持つことがあれば、こういう単身赴任のような生活はしたくないなぁ。今のうちに経験できてよかったということで。

そんなホテル生活。

将棋な週末

実は将棋が趣味である。

最近では、加藤一二三先生や藤井聡太先生により将棋界が注目を浴びるようになっていて、いち将棋好きとしては嬉しい限りである。

最近(だと思う)は「観る将」(将棋を観て楽しむ人)や「指す将」(将棋を指して楽しむ人)という言葉が出てきているが、私は基本「観る将」でたまに「指す将」だ。

「観る将」としては、毎週日曜にやっているNHK杯を見たり、Youtubeに上がっている棋譜並べを見たりしている。「指す将」としては、小学生の頃将棋教室に通っていたこともあり、その延長で将棋はそこそこ指せる。ずっと居飛車党だ。

たまーに同名で将棋ウォーズをやっていたりする。(最近はやってないなぁ。。。)

まぁ、ゆるーくながーい趣味としているものなのだが、先日久しぶりに将棋を指す機会があった。

私の会社には将棋サークルがあり、そのサークル主催でプロ棋士を招いた将棋イベントが年に一度開かれる。私はそのサークルには所属はしていないのだが、そのイベントは一般の人も参加もすることができ、それに参加して来たのだ。

来てくれた先生は以下の4人の先生。

木村一基王位

 片上大輔七段

谷口由紀女流二段

カロリーナ・ステチェンスカ女流一級

 木村先生が来ているのはすごく嬉しい。巷では「将棋の強いおじさん」という愛称が付いているらしく、解説も面白く人気の棋士だ。もちろん将棋は強く、最近豊島先生から王位を奪取して話題になった。私もこの方の大ファンだ。

片上先生は正直あまりしらない。。。ごめんなさい。。。

谷口先生は超美人さん。思わず見惚れてしまうね(///∇//) 年明けに女流名人戦に挑戦することが決まっている。

カロリーナ先生は将棋界唯一の外国人棋士だ。ポーランド人。とても日本語が流暢。

うん、豪華だ。

さてさて、イベントの内容としては、2回の指導対局詰将棋早解き大会、プロ棋士同士の対局というラインナップ。

指導対局では、カロリーナ先生と片上先生と対局してきた。

まずはカロリーナ先生。飛車落ちで対局!


1局45分打ち切りのため、上図で対局は終了。最後まで終わらなかったけど、下手玉は詰まず、上手玉は詰めろがかかっているので、私の勝利ということになった。やった!

続いては片上先生との対局。こちらも飛車落ちで対局!

こちらはコテンパンにやられてしまった。。。

飛車落ちでは下手は右四間飛車に構えて攻めるのが定石なのだけど、どうしても端攻めをしてみたくて、右四間飛車に構えてからの地下鉄飛車で9筋の端攻めを狙って見たものの、攻めが遅くて、逆に攻め込まれてしまった。。。

片上先生曰く、飛車落ちでの下手の端攻めは、戦法としてはないわけではないけど難しいとのことだった。やっぱりそうなのね。素直に右四間で攻めるべきなのね。

詰将棋早解き大会では、解けた人には景品が当たり、中には木村先生の色紙が入っていた。

この木村先生の「百折不撓」の色紙は、知っている人は羨ましがるほどの景品だ。これが欲しくて頑張ったけど、真っ先に取られてしまって。結局もらえなかった。そりゃそうだね。みんな狙ってるわな。

そんなこんなで、久々に将棋漬けの一日だった。

将棋を指すのは好きなのだけど、指した後のぐったりとした感じ、心地よい反面、頭の疲労具合が半端ない。指導対局2局指して、時間としては合わせて2時間もないくらいなのだけど、それでもその後は何も考えたくなくなるような頭の疲れを感じてしまう。

プロ棋士は何時間という持ち時間でフルに頭をつかって考えているんだから信じられないよな。プロ棋士の対局は、1局を終えると体重が数Kg落ちるほどにエネルギーを消費するという話を聞いたことがあるけど、本当にそうなんだろうなと思う。

いい休日だった。来年も参加しよう。

【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)7日目 〜 モンゴル出国編

モンゴルひとりたび7日目。この日は8/16(木)。
モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

この日は帰国のための移動だけ。これまでの本編に対してのおまけパート的な感じかな。


 ・8/16(金)

  - 移動:チンギスハーン国際空港(8:40発) → 仁川国際空港(12:50着、17:05発) → 成田空港(19:30着)

朝4:15起床。よかった。寝坊せずに起きれた。

のんびりとシャワーを浴びて出発の支度。昨夜のうちに荷造りを終わらせているので、出発の時間までのんびりできる。二度寝しないように注意だ(笑

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5:25にフロントへ向かう。フロントは電気が消えていて真っ暗だ。そんな中、モンゴル語の会話が聞こえてくる。

声のする方に向かうと、そこには男性が二人。見た感じ、フロントのスタッフとタクシードライバーのようだ。「エアポートタクシー?」と聞くと、ドライバーの方は頷いて、タクシーに案内してくれた。英語は通じなさそうな雰囲気だ。

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外は空が白んでおり、結構明るくなってきている。スフバートル広場ではなにやらテントの設営をしている。何かイベントがあるのだろうか。車の窓越しにその光景を眺める。その光景写真に撮っておけばよかったな。

スフバートル広場じゃないけど、タクシーの窓からの景色を一枚。なんとなくで撮った一枚。しかもボケてる。

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道は混んでおらず、30分もせずに空港に到着した。タクシー代は既にホテルに払っていることをドライバーが知っているか不明だったが、降りるときに「Hotel ? Pay ?」と聞いてきたので、支払いの勝手はわかっていたのだろう。「Yes, Hotel.」と伝えてタクシーを降りる。(英語めちゃくちゃ。。。まぁ伝われば良いのだ。)

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早朝にも関わらず空港内はかなり混雑していた。モンゴルに入国した際に使ったカフェもなかなか混雑している。

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早朝便もあるみたいだから、混雑しているのはそりゃそうだって感じだね。

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電光掲示板を見ると、すでにチェックインが始まっているようだ。帰りは韓国のソウル(仁川)を経由しての帰国だ。8:40発。ちなみに仁川行きの便の前は東京行きの便があるね。これに乗れれば簡単に帰れるんだけどね。。。

さてさて、チェックインをしにチケットカウンターへ向かう。

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窓口はそこまで混雑しておらず、15分ほど並んでチケットをゲット!待たないの素敵。

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ちなみにチケットカウンターの反対側にはモンゴルの皇帝の絵画がデカデカと掲げられている。チンギスハン、フビライハン、あともう一人(誰だったか忘れた)掲げられていたかな。

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荷物検査、出国審査と受ける。出国審査ではスタンプを押してくれた。モンゴルでは入国も出国もスタンプを押してくれる。

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最近はどこの国の審査も機械で自動でやってくれるからスタンプは押されないけど、そんな中、人による審査でスタンプを押してもらえると、なんか嬉しくなるね。旅の記念にもなるからこういうのは結構好きだ。

空港では日本のパスポートを持った人をちらほらと見かける。意外と日本人もモンゴルに来ているんだね。荷物検査を受けた時、私の後ろに並んでいたのは若い日本人女性3人組だった。

さてさて、搭乗時間までは少し時間がある。折角なので免税エリアを散策することにする。チンギスハーン国際空港の免税エリアは思った以上に広い。そんなに大きな空港である印象ではないのだけど。免税店があり、休憩スペースも広く取られていて、快適に過ごせそうな雰囲気だ。

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モンゴルっぽいモニュメントも展示されている。

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8:15頃に機内へ。

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席は41Aで窓側の席。最後尾の一つ前の列。隣は韓国の女性。実は後ろの席にはテレルジの乗馬で一緒だった男性2人組が座っていた。なんという偶然。が、それに気づいたのは仁川について飛行機を降りるタイミングの時だったので、特に会話とかはなかった。降りるときに軽く会釈をするくらいだった。

飛行機は定刻通り、8:40に離陸。

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窓からウランバートルの街並みが見える。

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ちなみにスフバートル広場もはっきりと見れた。(写真撮るの忘れた。撮っておきたかった。うーん、悔しい。。。)

飛行機から見えるモンゴルの土地は大地の形がはっきりと見えて面白い。山の形、川の形、平らな草原の形と、普段は見ることのない、なんと言うか珍しい美しさが広がっている。のんびりと眺めていたいところではあったのだけど、朝4:00起きということで、やはり眠い。いつの間にか眠ってしまっていた。

機内食のタイミングで目が覚める、時刻は10:10くらい。食事はビーフしか残っていなかった。まぁ、最後尾付近の席だからね。仕方ないね。

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朝食を食べてなかったので、お腹が空いていた。お腹が空いている中での食事なのでとても美味しく感じられた。いや、本当に美味しかったんだけどね。

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機内食を食べて、少し景色を眺めて、また寝て。フライト時間が3時間ちょっとなので、途中に睡眠を挟むとあっという間についてしまう。

飛行機は定刻通り12:50に仁川国際空港に到着(現地時間で時差+1時間)。

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行きの時と同じ空港。乗り継ぎの流れも行きの時と同じだ。見覚えのある免税エリアだ。

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やはり韓国は暑い。ウランバートルはえらい違いだ。空港内でも暑さがわかる。モンゴルではずっと着ていたジャケットを脱いで、薄手の上着に着替える。

次の便は、17:05発の成田行き。次がラストフライト。出発まではまだ4時間弱もある。空港内で再度チェックインをする必要があったのだけど、まだまだ時間に余裕があったので、とりあえずお昼ご飯を食べることに。
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ランチはフードコートにある韓国料理をチョイス。空港内とはいえ、一応韓国だしね。韓国料理を食べておきたくなるね。日本でいうチャンポンと酢豚のセットを注文。辛い。うまい。

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ランチの後は職場や友人へのお土産を探す。モンゴルでは手頃なお菓子が売っておらず買えなかったのだ。韓国で買ったことがわからないように、ハングルが書かれていないお菓子を探す(笑

結局チョコレートを購入。まぁ無難なお土産だね。

ちなみに店員さんはいろんなお菓子を紹介してきて、組み合わせで安くして買わせようとして来た。まぁ、提案してくれるのはありがたいんだけど、あいにく、ハングル表記のお菓子は買いにくいのでどれもお断りなんだよね。韓国っぽくないお菓子を探していたわけで、それを言うわけにもいかずだったので(笑

お土産も買ったことだし、チェックインをしにチェックインカウンターに向かう。

途中、韓国の宮廷衣装に身を包んだ一団に遭遇。何かの催し物かな。

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あと、話しかけると応対してくれるロボットも動いていた。子供が楽しそうに話しかけてたな。

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さてさて、行きの時と同じく、"other airline desk"の案内に従って、チェックインカウンターに向かう。チェックインカウンターで"Air Seoul"のチェックインについて話すと、Infomation Deskに行くように言われる。どうやらこのカウンターでは"Air Seoul"のチェックインはしていないようだ。

Information Deskに向かう。

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InfomationDeskで"Air Seoul"のチェックインをしたい旨伝えると、今度は直接ゲートまで行って、そこでAir Seoulのスタッフに話して欲しいと言うことだった。

ゲートは101。このターミナルからシャトルに乗ってコンコースに向かう必要がある。16:00からスタッフと話ができると言うことを教えてくれた。今の時刻は15:00。ゲートに向かうにはまだ早いが他にすることもなかったので、シャトルに乗って101ゲートに向かう。

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コーヒーを買ってゲートでのんびり。ゲート付近でのんびりしていると、テレルジの乗馬で一緒で、飛行機でも後ろの席だった男性2人組がやって来た。やはり同じ旅程だったようだ。

16:00過ぎになり、ゲートに"Air Seoul"のスタッフの方がやって来た。事情を話して無事にチケットをゲット!

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飛行機は定刻より20分遅れて、17:25に出発。席は33Eで後ろから2列目の席。3列席×2の座席配置で右側の列の真ん中の席。左右には日本人女性。窓からの景色は見れなさそうだ。

フライト時間は2時間30分。中途半端な時間だ。寝るには短いし、何もしないには長すぎる。しかも座席のモニターは電源が入っていないのか、何を押してもうんともすんとも言わず何も出来ない。フライトマップぐらいは見たかったんだけどな。うーん、手持ち無沙汰だ。

すると機内食が出て来た。行きと同じく健康弁当だ。

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お腹は空いていなかったので、くだものだけ食べる。

機内食を食べた後は、これまでの写真を見返したり、うとうとしたり。

20分遅れて出発したので、到着もそのまま20分遅れで成田空港に到着。が、着陸してからの滑走路内の移動がとても長かった。20分くらい走っていたんじゃないだろうか。多分第2ターミナルの方に降りて、第1ターミナルの方まで移動していたんだろうな。

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ちなみに、先ほどの男性2人組は私の後ろの列に座っていた。先ほどの飛行機と同じく、近いところに座っていたんだな。また軽く会釈して別れる。

税関では若い女性に荷物検査をされた。多分抜き打ちで検査しているんだろうな。いかにも新人さんって感じの雰囲気を漂わせている。頑張れ!

さてさて、20:45に到着ロビーに戻って来た。日本帰国!

前後の移動を含めて計7日間のモンゴル旅行。今回も楽しかった!心踊った!

次はどこに行こうかな。

【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)6日目 〜 テレルジ観光ツアー編3&ウランバートル市内散策編3

モンゴルひとりたび6日目。この日は8/15(水)。
モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
 

この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲) 
・8/15(木)
  Terelj Star Resort → [観光] ザイサン・トルゴイ → [昼食] Khaan buuz → [お土産] Souvenir House → [観光] チョイジンラマ寺院博物館 → [cafe] Tom N Toms Coffee → [夕食] BD's mongolian barbeque → [ホテル] Puma-Imperial Hotel

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます) 

この日が実質的な最終日。明日は帰るだけ。

昨夜、深夜に星空が綺麗に見えたと言う話を聞いていたので、タイマーを3:30にセット。無事に3:30に起きることができた。寝巻きのまま上着だけ来て、カメラを持って外に出る。

が、見事なまでの曇り空。星は全く見えない。外に出た瞬間にこれは無理だなと思い、すぐに引き返して眠ってしまった。(写真を撮ろうとすら思わなかった。。。)

その後どうやら雨が降ったようだ。半分寝ているような状態の中でも、外からの雨音が聞こえていた。ゲルに落ちる雨音、ポンポンという音、心地よい音。半分寝ていながらも、その音の心地よさは感じていた気がする。

朝5:30に再び起床。シャワーを浴びて荷造り。7:00から朝食なので、それまではのんびりと早朝散歩だ。

6:30に外に出る。昨夜に続いて、空はどんよりとした雲に覆われている。

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ゲルの裏側にある丘に登る。

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やはり昨夜は雨が降っていたようで、地面や草花が濡れている。相変わらず外はひんやりとして清々しい。雨に濡れた草花の匂いがなんとも心地よい。思わず深呼吸したくなる空気だ。本当に空気が美味しい。

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早朝ということもあり、外に出ている人は私以外にはいない。人の声は聞こえず、聞こえてくるのは風の音、鳥の声、遠くから聞こえてくる牛や馬の鳴き声だけだ。そんな中、一人丘の上に立って、景色を眺めている。

これほどまでに気持ちの良い朝があっただろうか。少なくとも私はこのような景色を日本で見たことはないな。

この雰囲気をちゃんと記憶に残したくて、思わず動画でも撮ってしまった。記憶に残しておきたい景色というのは写真だけでなく動画でも撮っておきたい。その時の音までは写真には残せないしね。風の感触や匂いまで残せたらどんなにいいことか。

早朝に散歩したいと思っていたのは私だけじゃなかったようで、しばらくすると、韓国人の女性2人が丘の上に上がってきた。色々写真を撮っている。私も負けずに写真を撮る。

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やっぱりこの景色はいいなぁ。やはり思い返しても、昨日今日以上に清々しくて気持ちのいい朝というのが思い浮かばない。それくらい良い朝だった。

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時刻は7:00になり朝食の時間になった。丘の上から朝食会場は見えていて、朝食会場の外では人が待っている状態だ。今行っても混雑してそうだったので、一旦ゲルに戻って出発に向けた諸々の準備をする。

7:20に朝食会場へ。先ほどまでは雨は降ってなかったけど、この時間にはかなり強い雨が降っていた。

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傘代わりに帽子を被って朝食会場へ。ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんは朝食を食べ終わっているところだった。

二人に合流できそうなタイミングでもなかったので、一人別な席に座って朝食をとる。

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朝食中も雨は降り続いている。むしろだんだんと雨音が強くなっている。テレルジに来てから毎日雨に振られているな。とはいえ、この雨が昨日でなくてよかった。これが昨日だったら乗馬できなかったかもしれないな。

8:00出発ということであまり時間に余裕はない。朝食を終えるとすぐに荷物を取りにゲルに戻る。土砂降りだ。

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帽子が意外と役に立っている。日差しよけのつもりだったけど、傘代わりとして役に立つとは。

荷物を持って車の方に向かっていると、管理棟付近に放牧されたシカ(野生のシカ?)が草を食んでいるのを発見。おそらく子供のシカだ。雨に打たれている状態であったけど思わず立ち止まって眺めてしまった。

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ガイドのサロラさんの話では、どうやら山の方からここまで降りて来たらしい。よくあるとのことだ。

サロラさんは朝食会場からデザートのバナナを持って来ており、それをシカに与えていた。シカも警戒せずにそれを食べている。

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人馴れしているようで、シカがエサを食べている隙に頭を撫でてみたが、全く警戒されなかった。かわいいね。

車に乗り込み、テレルジ国立公園を後にする。ゲルの宿泊、乗馬体験などなど、とても満喫した。いやぁ、よかった。

車で走って40分くらいでようやく雨が上がった。空には青空が見えて来た。

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朝早い時間ということもあり、外はなかなか寒い。行きと同じく前方席の窓が全開なので、後部座席にいる私に風がビュンビュン入ってくる。モニターを見るに外気は9℃だそうだ。

私は厚めのジャケットを羽織っていて、それでも寒いのに、ガイドと運転手の2人は私よりも薄着で、かつ平然としている。モンゴル人は寒さに強いのだろうか。

車で1時間ほど走って休憩タイム。この時点では雨はすっかり上がっていて、爽やか青空が広がっている。

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ここにもオボーがあった。ガイドのサロラさんと一緒に石を投げつつ時計回りに3回回る。

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休憩といっても、止まった場所は別に何かあるわけでもなく、ただオボーがあるだけだった。周囲にはただ大地が広がっているだけだ。

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これはこれでいい。こういう場所では何もないのが良かったりするよね。

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10分ほど辺りをのんびり見渡して、再度出発。ウランバートルまで後1時間くらいだ。

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途中、家畜の集団に遭遇。道路を占領している。

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家畜が道路を渡り終えるまで待ち。こういうのもモンゴルならではだね。道路は家畜優先だ。

せっかくなので動画でも。


車はウランバートルに向かっており、市内についた時点でこのプライベートツアーは終了だ。市内の好きな場所で降ろしてもらえるとのことだったので、ザイサン・トルゴイで降ろしてもらうことにした。

2日目に行った時は曇天で、綺麗な景色を見れなかったのでリベンジということで。

ザイサン・トルゴイに到着。ザイサン・トルゴイの手前にあるショッピングモールのところで降ろしてもらった。

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ここで2日間お世話になったガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんとお別れ。握手してお礼を行って別れる。

ガイドに一部不満がないわけではなかったけど、ツアーの内容としては大満足だったし、何より日本語でコミュニケーションが取れたのはとても助かった。良いツアーだった。

2日目の時は気づかなかったんだけど、ショッピングモール前にこんな巨大なひよこ隊長がいたんだね。写真左側に写っている階段を登ってザイサン・トルゴイに向かう。

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ザイサン・トルゴイに到着。2日目にも見た光景だ。

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団体客は来ていないようで、ほとんど人がいなかった。2日目よりも天気がいい。やはりリベンジして良かった。

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改めて街並みを眺めて見ると、本当にマンションの建設ラッシュだ。マンションが密集している。意味無く望遠レンズで撮って見たけど、写るのは住宅ばかり。

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ほんの数時間前まで草原しかない場所にいたなんて信じられないね。

しばらくすると韓国の団体客がやって来て、賑やかになってきた。ザイサン・トルゴイからウランバートルの晴れた景色を観れたので、これで満足。下に降りることにする。

少しモールの中を見学して、そのまま待ちの方へ歩いて戻る。(モールの中の写真、とるの忘れた。。。)

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ふと道中にある巨大モニターに目をやると、そこにはTOYOTAの広告が。そしてよく見ると左上にフォルダが。。。

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ちなみに、これは帰国後に知った話なのだけど、モンゴルではプリウスが人気らしい。「モンゴル プリウス」とかで検索するとプリウスが人気という記事がわんさか出てくる。ツアーで乗ってた車も(多分だけど)プリウスだったしな。

あと、これまた道中に大きなショッピングセンターが。こちらはナーダムセンターという建物だ。写真の中央にはKARAOKE(カラオケ)の文字も。

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ちょっと中に入って歩き回ってみたけど、日本でもよくあるようなデパートで、中では普通にショッピングを楽しんでいる人で賑わっている。

当然だけど、ウランバートルの人たちも日本人と変わらない。カラオケにも行くし、デパートで買い物をする。ここにはいつもの日常の時間が流れている。

街の中心部に戻って来た。何日か振りのスフバートル広場。

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時間はお昼過ぎの時間。ランチは地球の歩き方に乗っていた"tuul"(トール)というお店に行こうと思っていて、そこに向かって歩く。

お店に到着!

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地球の歩き方には英語メニューがあると書いてあったんだけど、店員さんは英語が通じないし、"English menu ?"と聞いてもハテナな反応しかされない。メニューも見てみたけどモンゴル語しか書かれていない。

地球の歩き方の情報となんか違うな。。。

モンゴル語表記しかないと、さすがにどうしようもないのでこの店で食事を取るのを諦めてしまった。

ちなみに、帰国後に改めてGoogleMapでお店を調べてみたら、上の写真のお店はCafeのお店でその隣にレストランのお店があったっぽい。気づかなかったなぁ。でも、この看板を見たら、地球の歩き方に乗っているお店と思うわなぁ。

さてさて、行こうと思っていたお店に行けず、どこでランチを取ろうか。思いつくお店といえば、2日目に行ったハーンボーズ(Khaan buuz)くらいだ。

お昼を抜くという選択肢はないし、せっかく食べるんだったらモンゴル料理を食べたかったので、同じお店だけどハーンボーズに行くことにする。

今回はモンゴルの肉うどんを注文。

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シンプルで素朴な味。美味しかった。

ランチの後は、お土産を買いにお土産屋を探す。GoogleMapで"Souvenir Shop"で検索して、該当したお店に適当に入って行く。

私は海外旅行をする時は、自分用のお土産にピンバッチとショットグラスを必ず買うことにしている。なのでこの2つが置いてあるお店を探していく。

その中の一軒、"Souvenir House"というお店で、ピンバッチとショットグラスを発見。数件回った中では、ショットグラスを扱うお店は結構あったのだけど、ピンバッチを扱うお店はなかった。探した中で唯一見つかったのがこのお店だ。このお店で買うことにしよう。

ただ、ショットグラスは3個1セットで売られていて、バラ売りはされていなかった(どこのお店でもそうだったけど)。3個もいらなかったけど、バラでは売らないと言われてしまったので、仕方なく3個セットを購入。まぁ、買わない選択肢はないのでね。これで自分用のお土産はバッチリ。


さてさて、今はツアー帰りの後なので、荷物一式を全て持って移動している。流石に大きな荷物を持って歩き回っていると疲れてくる。時刻は14:00過ぎ。そろそろホテルにチェックインできる時間だ。

この後はチョイジンラマ寺院博物館に行く予定だったのだけど、先にホテルにチェックインして、荷物を置くようにしよう。

この日泊まるホテルはこちら。
スフバートル広場の近くにあるホテルだ。

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チェックインをしつつ、明日の空港送迎の確認をする。明日の飛行機は早朝なので、ホテルを予約する時に空港送迎の依頼をしておいたのだ。

明日のAM8:40の便なので、AM5:30にタクシーをお願いする。料金は45000 Tg。

これは、ガイドのサロラさんに聞いたのだけど、ウランバートル市内から空港まではタクシーで20000Tgくらいが相場だそうだ。地球の歩き方にも、それくらいが相場と書いてあったな。

そうして見ると、倍以上のお金を取られているんだな。ぼったくられているのか、観光客値段で高めに設定されているのか。まぁ、ここは気前よく払っておこう。相場より高いとはいえ、日本円にすると高々1000円程度の話だしね。

部屋は303号室。写真中央右側の部屋だ。

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2人用の部屋でとても広い。部屋の中央にバスルームがあって、独特な間取りをしている。そのせいか、部屋の動線が長くなって広く感じられる。

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荷物を置いてすぐに出発。向かうはスフバートル広場の南側にあるチョイジンラマ寺院博物館だ。

ちなみにチョイジンラマ寺院博物館は、スフバートル広場の近くにあるということもあり、ウランバートル市内を散策していた時にも何ども見かけた寺院だ。ようやく来れた。

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建物の中には修行僧っぽい格好をした人もいたけど、ここは博物館。修行寺ではないんだよな。お手伝いとかで来てたりするのかな。

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ちなみに、その修行僧の人たちはスマホをいじっていて、観光客の対応はしていなかった(笑

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この寺院はいくつかの建物に分かれており、中はチベット仏教の祭典で使われるお面や楽器が展示されていたり、仏教像や宗教美術が展示されていた。仏教像や宗教美術は3日目に行ったボグドハーン宮殿博物館と似たような展示だ。

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建物内のとある部屋には、人間の首だけの絵とか、手足がもがれた人間の絵が壁一面に描かれている。とても不気味な空間だ。その部屋の展示物には地獄に関するタイトルがつけられており、おそらくその部屋は、絵画を含め地獄を表現しているエリアなのだろう。夜には絶対に来たくない場所だな。(写真撮るの忘れた。。。)

一方で、たくさんの仏が描かれているエリアもあって、おそらくこれは天国を表現しているのだろうな。

展示されているのはチベット仏教に関する展示物なので、ボグドハーン宮殿博物館で見たような気がするなと感じる絵や像が結構あったな。展示物が豊富にあったのだけど、解説がなかったので、基本眺めて終わりな感じだった。それでも建物や展示物を見るのに1時間30分くらいかかったかな。

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チョイジンラマ寺院博物館を出たのが16:30くらい。

この後は特に予定はなしだ。ウランバートルで見ようと思っていたところはこれで全て見れた。

後はのんびり夕食を食べて、スフバートル広場あたりを散歩しようかなくらいな感じだ。

後は本当にのんびりするだけなので、とりあえずカフェに入って、一休みすることにする。チョイジンラマ寺院博物館の近くにある"Tom N Toms Coffee "に入る。

アメリカーノを飲みながら写真を見返したりしてのんびりと。

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ウランバートルはカフェの文化があるのか、至る所にカフェがあって、どこも賑わっている。私が入ったお店も、学生と思われる若者でほぼ満席に近い状態だった。

カフェで一休みした後はホテルに戻る。夕食前に帰国に向けた荷造りだけ先に済ませておくことにするのだ。日が傾きかけて来た時間のスフバートル広場を通ってホテルへ。

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ホテルに戻って荷造り&一休み。

19:00頃に夕食を食べにホテルを出る。夕食は"BD's mongolian barbeque"というお店に向かう。2日目に行った"Modern Nomads"の隣にあるレストランだ。

www.tripadvisor.jp

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店内はガラガラだった。予約席っぽいのはあちこちにあったけど、人はまだ入っていないだ。日本では19:00頃が夕食のピークだと思うけど、モンゴルではもう少し後ろの時間なのだろうか。

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このお店はバイキング形式で、好きな野菜、肉(鶏、牛、豚、羊、馬)をボールに取り、ソースを選んでスタッフの方に渡すと大きな鉄板で焼いてくれるスタイルだ。

コースは、ボール一回分のコースと2時間食べ放題のコースがあり、私は2時間食べ放題のコースを選択。最終日だし、ここはガッツし食べてやろう!

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飲み物はDUNKLEというビールを注文。ドイツの黒ビールだ。モンゴルのビールは扱ってなかった。。。

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肉と野菜をソースをとってスタッフの方に渡す。こんな感じで焼いてくれる。たまに火柱を上げたり、軽いパフォーマンスをしながら焼いてくれたりしてくれるので、見ててなかなか面白い。

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出来上がり!いただきます!

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美味い!これがモンゴル最後の食事なので、これでもかってくらいに食べる。肉はもちろん羊肉だ。当分羊はいらないと思うくらいに食べる。

それにしても、モンゴルに来てから毎日羊肉を食べて来たけど、全く飽きなかったな。昨年オーストラリアに旅行した時には、すぐに牛肉に飽きてしまって日本食とか中華に走ってしまったけど、今回はそう思うことが全くなかったな。

脂っこくなくって食べやすいからかな。あと、私が羊肉が好きだからというものあるとは思うけど。とにかくお腹がはち切れんばかりに食べる。

4回くらいお代わりして、デザートも食べて大満足!

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ちなみに会計は34800Tg。日本円で1600〜1700円くらい。やはり安い!モンゴルいいわぁ。

2時間たっぷり過ごして、21:00過ぎに店を出る。

ウランバートル最後の夜だ。最後はスフバートル広場によってライトアップを眺めることにしよう。

スフバートル広場のライトアップはとても綺麗だ。眩しすぎず、適度な明るさと色合いだ。広場全体も薄暗い感じはせず、本当に丁度いい具合のライトアップなのだ。

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広場には子供づれ、若者、老人といろんな人が想い想いの時間を過ごしていて、とても賑やかだ。

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警官も何人か広場を巡回しているようで、安心して見ることができる。本当に治安が悪いという感じには見えないんだよなぁ。

思い残すことがないように広場を眺めて写真を撮る。

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22:00過ぎにホテルに戻ってきた。明日は5:30に空港に向けて出発だ。4:30には起きなきゃな。

荷造りはほぼ終わっていたので、後はシャワーを浴びて寝るだけ。

シャワーはちゃんとお湯が出た!ありがたい。そしてなんとバスローブもついていた!これまで泊まったホテルでバスローブがあったところなんてあったかなぁ。いいね!

明日は早いので、23:00には就寝。明日は帰国の日だ。

6日目終了。7日目に続く。

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7日目のお話はこちらからどうぞ! 

shoumatch.hatenablog.com

【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)5日目 〜 テレルジ観光ツアー編2

モンゴルひとりたび5日目。この日は8/14(火)。モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ! 

shoumatch.hatenablog.com

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この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲) 
・8/13(火)
  テレルジ観光ツアー(乗馬体験 → Aryapala Temple → Turtle Rock)

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます) 

テレルジ観光ツアー2日目。参加しているツアーはこちら。
www.veltra.com朝6:45起床。ゴロゴロして7:00に起きる。シャワーはちゃんとお湯が出た。ありがたや。

8:00頃に朝食。他の人と比べて遅めの朝食だったのか、朝食会場はガラガラだった。

ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんはすでに朝食を終えたようだ。同じプライベートツアーで別のグループを案内しているガイドの方が教えてくれた。

食事はビュッフェ形式。味はそこそこかな。

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窓際の席に座り、景色を見ながらの食事。今日はいい天気だ。
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8:30にゲルに戻る。10:00集合なので時間に余裕はある。のんびり外を散歩する。今日は本当にいい天気。

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私が泊まっているゲルの裏側は小高い丘になっていて、そこを登ってみる。昨日よりも暖かい。

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眼に映るのは草原と山々。車もほとんど通らないような場所なので、なんというか、日常で聞くような音が全く聞こえてこない。本当に静かで、たまに聞こえてくるのは風の音と鳥の声くらいだ。

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パノラマでも。

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日本ではまず見ることのできない光景なので、飽きずにずっと見ていられる。

何も考えずにただ景色を眺めるこの時間がとてつもなく好きだ。

私が泊まっているゲルの外には椅子とテーブルが備わってあり、そこからものんびり景色を眺めることができる。椅子にも座りながら集合時間までのんびりと。

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ただ景色を眺めているだけなんだけど、不思議と暇と思えないんだよな。「暇にならない=飽きない」ということかな。

景色を眺めるだけの時間が、暇でもなく飽きもしない時間。気温的にも快適。ここは本当にいい場所だし、この時間は本当に贅沢な時間だ。

10:00になり、ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんと合流して、今日のツアーのスタート。

まずは乗馬体験だ!とても楽しみにしていたイベントだ!

車で20分ほど走って乗馬体験ができる場所に到着!

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たくさんの馬が待機している。これ全部乗馬体験用の馬なのかな?

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乗馬体験の場所に着くと、特に何の説明のないままいきなりヘルメットを渡され、この馬に乗ってと言われ、あれよあれよという間に乗馬体験のスタートだ。

馬に乗るのは初めてだったけど、鞍に足をかけて問題なく馬にまたがることができた。馬乗りの兄ちゃんが私の馬の綱を握ってくれていたので、私は馬をコントロールする必要がなく、ただ手綱を持っているだけだ。

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馬乗りの兄ちゃん、ガイドのサロラさん、私の3人で進んでいく。

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右側の馬には私、左側の馬にはサロラさんが乗っている。足が付きそうなくらいに密着している。こんなに密着しながら歩いていて、馬は気にならないのかな。

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馬が歩くたびにお尻が跳ねる。普通に歩いている分には何ともないのだけど、小走りになるだけで、途端にお尻に衝撃がくる。これ、明日お尻が大変なことになりそうだな。

騎手の方とか、戦国時代の武将はこの衝撃に耐えながら乗っていたんだよな。お尻はすごい鍛えられていたんだろうね。

馬上はかなり揺れるので、カメラを構えての写真が難しい。スマホのカメラで撮るしかない。落とさないように気をつけながら写真を撮る。

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道は整備された道ではなく、草原、川、地面がむき出しの道を進んでいく。日本ではまず通れないような道を通っていく。

途中、現地人の少年2人が近づいてきて、何やら馬乗りの兄ちゃんと話をしている。サロラさんに何を話しているのか聞いてみると、どうやら、飼っている馬の1頭が行方不明になったらしく、今朝から探しているのだそうだ。逃げたのだろうか。

なんでも、馬は元に住んでいた場所を覚えているらしく、他所から馬を買ったような場合は、その馬が元の場所に帰るようなことがあるらしい。そのケースかもとサロラさんが教えてくれた。

しかし、ここはハエが多い。なんでも馬の臭いに引かれてやってくるのだそうだ。あと黒いものにも引かれてやってくると。私は黒のヘルメット&黒のジャケットを身につけているので余計にハエが寄ってくるのだろう。耳元ですごいハエの音がする。何度も手で払っているが際限がないので、途中で諦めてしまった。

馬もハエがうっとおしいと感じているのか、首を上下させたり顔を他の馬の体や私の足にこすり合わせてくる。ハエを払おうとしているのであれば何か嫌だけど、それでも私の足に顔をこすり合わせてくる姿は何かかわいい。

乗馬を始めた頃は快晴だったが、急に雲行きが怪しくなり、いきなり雨が降ってきた。乗馬中なのでどうしようもなく、ただ雨に打たれるだけ。昨日もそうだったけど、本当に天気が変わりやすい。幸い10分もしないで雨は上がってくれたので、ずぶ濡れにならずに済んだ。雨の後の空は、再び雲ひとつない快晴に。

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乗馬中は揺れが大きく、両手で鞍の手すりを握っているので写真はなかなか撮れない。たまに平地で揺れが小さい時には写真を撮ったり、馬を撫でたりな感じだ。ともかく、特に何も考えずに乗馬の時間を楽しむ。

「モンゴルの草原を馬に乗って駆けたい」という夢があり、今は正にその夢の実現中だ。そんな時間は余計なことは考えずに、純粋にその時間に酔いしれていたい。

1時間くらいかけて折り返し地点の亀石(Turtle Rock)という場所までやってきた。ここで休憩だ。写真に写る岩が亀に見えるようで亀石と名付けられたそうだ。

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馬もここで休憩だ。

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亀石を見ようと思ったけど、亀石には乗馬体験の後また来ることができるということだったので、この時間では行かず。ちなみにここまでは、車で来ると10分くらいでこれるそうだ。

ここには日本人も2組ほど見かけた。どちらも男性2人組のグループだ。どうやら、私と同じく乗馬体験をしているようだ。ガイドのサロラさんは、別な日本人グループを率いている女性ガイドの方と話をしている。

トイレを探してみると、遠くにトイレと思われる小屋を発見。そこに向かおうとしていたら、その女性ガイドの方から、トイレは汚いからそこらへんで適当に済ませた方がいいよと勧められた。

アドバイスをもらいつつ、とりあえず小屋に向かったが、確かにとても汚かった。トイレと言ってもただ穴を掘っただけで、その穴の周囲に簡単な仕切りをしただけのものだ。

確かに外でした方がいいようにも思えたけど、周囲には女性がいないわけではなく、さすがに外で済ますには気が引けてしまった。この大自然の中での立ちションというのも気持ちよさそうだけどね(笑

近くにお土産屋もあったので、軽く物色。流石に乗馬中だったので、物は買わず。というか欲しいものもなかった。

15分ほど休憩して、来た道を引き返す。先ほど見かけた日本人グループと一緒に戻るようだ。日本人グループ、そのガイド、馬乗りの兄ちゃんで10人くらいの集団だ。

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行きは馬乗りの兄ちゃんに引っ張ってもらったけど、帰りは手綱を私に預けてくれてた。つまり、帰りは自力で馬を操って戻るということだ。もちろん、自力で馬を操ったことなんてないので、大丈夫かなと思ったけど、サロラさんが言うには、馬はもともと集団行動する動物で、自分の家を覚えているので、帰る分には何もしなくても馬が勝手に戻ってくれるとのことだった。

最低限のコントロールとして、手綱はゆるく握って、ゆっくり走って欲しい時は手綱を引く、進んで欲しい方向に手綱を引くくらいがルールということだ。

最初はドキドキだったが、サロラさんが言うように、周りの馬のペースに合わせて歩いてくれるので、何もしなくても馬が良いようにして進んでくれる。たまにスピードを抑えるために手綱を引くくらいだ。

10分くらいすると、一人で乗ることに慣れてしまい、周囲の景色を見たり、写真を撮ったりする余裕が出て来た。

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やはり自分で手綱を握って馬を操っていると楽しい。行きは引っ張ってもらったので、言って見れば「乗り物に乗っている」感じではあったが、帰りは自分で手綱を握って操っているので、本当に「乗馬をしている」という気持ちになる。

「モンゴルの草原を馬に乗って駆けたい」ということ、本当の意味で実現できたと思える。やりたいことをできたという達成感と、周囲の素晴らしい景色への感動とで、至極満悦な気分だ。

乗馬も余裕が出て来たので、動画も撮ってみる。


私の馬は首を上下に振りながら歩いている。この馬の癖なのか、ハエがうっとおしいからなのか、なかなか見てて面白い。

人間にも仲の良し悪しがあるように、馬にも仲の良し悪しがあるようだ。私の馬は特定の2頭とほとんどの時間、一緒になって歩いていた。ぴったりくっついて歩いており、歩くペースも合わせているように見える。

サロラさんの馬は、グループ内に苦手な馬がいるようで、その馬が近づいて来ると耳が閉じて後ろに下がる動きをする。その動きが見ていてとても可愛い。

一般的には、一緒に生まれ育った馬とは仲が良く、他所から来た馬とはそうでもないらしい。馬のお尻には出身を示すマークが彫られており、そこを見れば育った場所が同じかどうかわかるとのことだ。

お尻が痛くなりながらも楽しい乗馬の時間。13:00頃に元の場所に戻って来た。2時間30分程度の乗馬体験だった。いやぁ、満喫した!

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馬から降りると足とお尻がガクガクしてる。足にきてるのは自分にもびっくり。実は気付かないところで足も使ってたんだな。

ランチは乗馬会場で食べる予定とのことなのだが、その時間までは少し余裕がある。それまでの時間は、他の日本人グループと一緒にゲルや遊牧民の話を聞かせてもらった。下の写真のゲルに入る。

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中はこんな感じ。

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別の日本人グループのガイドをしている男性の方からお話を聞く。

ゲルは扉が必ず南側を向くようにして建てるとのことだ。方向感覚がわからなくなる場所であっても、それで方角が分かるようにするためだ。また日時計としても利用できる。ゲルは釘を使わずに木材と紐で組み立てる。その周りを羊毛で覆って防寒するそうだ。

ゲルに入って右側は女性のスペースで台所が設置される。左側は男性スペースで狩の道具や馬の道具が置かれる。奥には仏様を飾る。中央にはストーブを起き、そこで煮炊きをする。

モンゴルの遊牧民にとっては、雨は良いものらしい。雨によって草花が育ち、家畜の餌になるからだ。なので雨をもたらす人(雨男、雨女と呼ばれる人)は感謝されるそうだ。

遊牧民の数はだんだんと減ってきている。遊牧だけでは食べていけず、ウランバートルで働く人が増えているようだ。ただ、遊牧民独自の知恵もあって、それは失わせてはならないと考えている人が多い。それは例えば、次の年に向けて、家畜に何頭子供を産ませる必要があり、そのためにオスとメスをどれくらいの割合にすべきかという知恵だ。遊牧民はそれを知っていて、そのような割合にすると、本当に狙った数の子供ができるそうだ。

そのような話を聞きつつ、遊牧民が食べている食べ物を試食させてもらう。

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乳の搾りかすを乾燥させたもの(左上)、揚げパン、(右側)、ヨーグルト(左下)。私はヨーグルトが苦手なので、ヨーグルトだけは"No thank you"してそれ以外は食べたが、普通に美味しかった。

そうしているうちにお昼ご飯ができた。お昼は下の写真の小屋でいただく。日本人グループ、ガイド、運転手、みんなで食べる。

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外に備えてあるストーブで料理されていたようだ。 

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作っていたのはホルホグというモンゴルのBBQだ。遊牧民にとってこのホルホグという料理は正月などの祝い事の時に食べる特別な食事のようだ。見るからに美味しいのが分かるね。

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そしてこれがとてつもなく美味しかった!海外で食べた食事の中で一番なんじゃないかと思えるくらいに本当に美味しかった!!

羊肉は骨つきのまま出てきたので、豪快に手づかみで食べる。マンガ肉さながらかぶりつく。

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付け合わせはジャガイモとニンジン。どちらもホクホクしててこれも美味しい。特にジャガイモはサツマイモみたいに甘くて、これだけ食べ続けても良いと思えるくらい。

羊肉は柔らかくて、しつこくなくて、いくらでも食べられそう。実際かなりの量を食べた。他の日本人グループの方に比べても、一番食べたのは私だろう。食べた後の骨の量も私がダントツで多かった(笑

出されたものは全て完食!いやぁ、これは本当に美味しかった。

モンゴルでは出した食事を完食されることが嬉しいことらしく、料理人の人から感謝された。そりゃ美味しかったもん!これを残すなんて勿体なさすぎる!

ちなみに遊牧民は食事のゴミは出さないらしく、このホルホグについても、羊肉の骨は犬に与えて最終的なゴミにしないとのことだ。

お昼を食べて、乗馬会場を後にする。次に向かうは"Aryapala Temple"(アリヤバル寺院)だ。

乗馬会場からは車で20分程度の距離にある。先ほど行った亀石のさらに奥に行ったところだ。

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アリヤバル寺院の手前には小さいけどカフェがあり、絵を展示&販売しているギャラリーがある。

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ちなみに、乗馬会場で会った日本人グループもこの場所に来ていた。どうやら私と同じ旅程のようだ。

合流して一緒に行こうかという話にもなったが、そこはお断り。せっかくのプライベートツアー、自分のペースで見たいから申し込んだツアーなので、意味がなくなってしまう。

アリヤバル寺院に到着!

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入り口の門には仏達の絵が描かれている。それぞれがなんという名前の仏なのか、サロラさんに聞いてみたけど、流石にわからなかったようだ。

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門をくぐると、寺院に続く道が続いている。下の写真の中央右側に寺院が見える。

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望遠レンズで一枚。

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山の壁面には仏教絵画が描かれている。これ、どうやって描いたんだろうね。

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寺院に続く道にはチベット仏教の教えが英語とモンゴル語で書かれている。

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To beat the mental afflictions, one should react as quickly as a snake crawled into his lap.
Cut your bad root instantly as if you would cut the snake's head.

日本語に訳すと「精神的苦痛に打ち勝つためには、蛇が這うのと同じくらい素早く反応しなければならない。蛇の頭を切るかのように、悪い根をすぐに切ってください。」かな。

緩やかな上り坂を登っていくと、中央に大きなマニ車が置かれた建物についた。

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ガイドのサロラさんから、このマニ車で占いができると教えてもらった。マニ車を回して止まったところにある番号で運勢を占えるとのことだ。私も回して見る。番号は147番。

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この結果は、道中の看板に書かれている。

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写真では文字が小さくて見えないけど、147番にはこんなことが書かれている。

In this way, by gradual practice, the mind stream is thoroughly purified.
The Descent into Lanka explains this.
The Unraveling of the Thought too reads, "In order to achieve those higher levels, the mind should be purified just as you refine gold, until you realize the unsurpassable and perfectly consummated Buddhahood."

単純にGoogle翻訳していると以下。
「このように、漸進的な実践により、マインドストリームは徹底的に浄化されます。
ランカへの降下はこれを説明します。「思考の解きほぐし」には、「これらのより高いレベルを達成するためには、金を精製するのと同じように心を浄化する必要があります。」


うーん、Google翻訳の精度の問題だとも思うけどよくわからないね。文章が"In this way"で始まっている時点で少なくとも占いの結果じゃなさそう。何かの説法か何かかな。

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アリヤバル寺院は1990年代に再建された寺院のようだ。モンゴルはかつては社会主義共産国であり、その当時、国中の寺院が破壊されたという過去があるようだ。

チベット仏教といえど、起源を辿ると当然ながら仏陀に遡る。寺院にも仏陀の紹介や像が建てられている。

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チベット仏教と仏教の違いを知りたかったが、サロラさんも違いはわからなかったようだ。ツアーガイドなので一応解説してくれるのだが、なんというか、マニュアルに書かれていることを紹介しているだけのような感じ。こちらからの質問には答えてくれず、わからないという回答ばかり。勉強不足だなと思わずにはいられないガイドかなぁ。とても残念。

ガイドを初めてまだ半年ということだが、それを利用する客からすると関係ない話で、もうちょっとしっかりしてほしいというのが正直な思いだったかな。

ガイドを期待するのは諦めて、景色と雰囲気を楽しむようにする。

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道中の最後、急な階段を登って寺院に到着。

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寺院から見える景色はなかなかの絶景!

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アリヤバル寺院にもたくさんのマニ車が置かれている。回しながら寺院を見学。

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どのマニ車にも同じような文字が書かれている。これはモンゴル語ではなくてチベット語。ガイドのサロラさんに聞くと、どうやら意味的にはおまじないのようなものだそうだ。ナムアミダブツ的なやつかな。

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ちなみにチベット語は、チベット仏教施設では使われているが、モンゴルの街中や日常生活の中ではまず使われないそうだ。サロラさんもチベット語は普段使うことがなく、詳しくはわからないとのことだった。

寺院の周りをぐるっと一周したのちに、寺院の中に入る。

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色あざやかな装飾が施されていて、時間をかけてじっくり見たくなるような建物だ。

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寺院の中には家族連れの親子が入っていた。寺院の中の写真を撮っていると、その家族の親から、サロラさんを介して、自分たちが写真に写っていないかと尋ねられた。どうやら写真に写るのが嫌だそうだ。

モンゴルでは写真に写るのを嫌がる人がいるということは聞いていたが、やはりそうなのか。

スマートフォンが普及して、誰でも気軽に写真が撮れるような時代になっているので、本当にそのような人がいるのかと思っていて、実際、ウランバートルではそのような人には出会わなかったので、そのような人はいないと思っていたけど、モンゴルの地方部になると、今だにいるのかな。

一通り眺めて寺院を後にする。

帰りの道中、綺麗な蝶々を発見!思わず一枚。

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16:00くらいに車に戻り、次に向かうは先ほど行った亀石。アリヤバル寺院から亀石までは10分くらい。

道中、牛の放牧に遭遇して、それを眺めているとあっという間についてしまった。

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先ほどの乗馬体験で来た場所に数時間ぶりに戻ってきた。

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ガイドのサロラさんは付いてこなかった。車の中で待機している。私一人での行動だ。

ちなみに、ツアー中の車はこちら。TOYOTA車だ。たぶん、プリウスかな?

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亀石の側にはオボーがある。作法に倣って、石を投げつつ時計回りに3周する。

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亀石は外観を見るだけでなく、岩の内部に入っていくことができる。せっかくなので、亀石の内部も覗いて見ることにする。

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こんな岩の隙間を縫って進んでいく。

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岩の内部の奥には小さな石の山が積まれている空間があるだけだ。これもオボーなのかな。じっくり見るような場所でもないし、中は韓国人団体客で混雑していたので、ちらっと見て引き返してしまった。

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亀石から見える周囲の景色。のどかだねぇ。

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さっきまではとてもいい天気だったけど、遠くに雨雲が見える。そして、遠くから雷鳴も聞こえてくる。なんだか雨が降って来そうだ。

今すぐ降りそうではなかったけど、雨に打たれるのも嫌なので、車に戻ることにする。こうして見ると結構高いところに登っていたんだな。

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車に戻り、キャンプ場に戻る。この日行く予定だったところはこれで全て回った感じだ。雨雲が迫って来ているね。

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17:00頃にキャンプ場に到着。夕食は19:00ということなので、それまではゲルの中でのんびり。

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すると突然雷鳴が響き、大雨が降って来た。大きな雨音が外から伝わって来ており、かなりの土砂降りだ。ヒョウまで降って来てる。

思わず動画に撮ってしまった(笑


急に土砂降りになる感じ、昨日と同じだ。外にいなくてよかった。


この雨は20分くらいで止んで、その後は気持ちのいいくらいの快晴。昨日と同じようなパターンだ。やっぱりスコールなのかなぁ。

19:00になって、夕食会場へ。
夕食はポテトサラダ、ボースというモンゴルの肉まん、ホーショールというモンゴルの揚げ餃子。ビールは昨日飲めなかった"Golden Gobi"。

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運転手のトゥシュさんから"Golden Gobi"はモンゴルで一番美味いんだぜと教えてもらった。

ちなみにトゥシュさんはビールを5本くらい飲むほどの酒飲みのようだ。仕事中は飲まないということで、昨日と今日は飲まないとのことだった。

会場には韓国人団体客も入っていた。昨日の団体とは別の団体のようだ。みんな手には辛ラーメンを持っていて、みんな会場でお湯をもらって辛ラーメンを食べている。夕食は自前なのかと思ったけどそうではなく、出される食事とは別に辛ラーメンを食べているようだ。

とっても不思議な光景。ガイドのサロラさん曰く、韓国人はこういう食べ方をよくしていて、珍しい光景ではないとのことだ。そうなんだね。私からするとやっぱり不思議な光景だ。

20:00になって、昨日も行われた催し物が開かれた。内容は昨日と同じ。相変わらず韓国人グループは盛り上がっていたね。

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明日の話をする。明日はウランバートルに戻るだけだ。

朝はのんびりしたかったけど、どうやら運転手のトゥシュさんは明日のお昼から別の仕事が入っていて8:00には出たいとのことだった。8:00は早いなという思いはあったけど、まぁ仕方ないか。朝はのんびりと散歩をしようと思っていたけど、早朝に起きての散歩だな。

近くのテーブルには今日の乗馬体験で一緒だった日本人グループ2組もいて、ちらほらと日本語の会話が聞こえてくる。私のテーブルと同じく、それぞれガイドと運転手の方と一緒に食事をしているようだ。ガイド同士はお互い知り合いらしく、ガイド間でもモンゴル語で雑談をしていたりしている。その話の流れから、夕食後にみんなでトランプをしようという話になった。いい機会なので私もそれに参加することに。

私の隣のゲルに日本人グループの1組が泊まっていて、みんなでそこにお邪魔することになった。私を含めた日本人グループ、ガイド、運転手の方みんなでゾロゾロとお邪魔する。夕食後は外はすっかり真っ暗だ。

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その男性2人組は、小学校時代の知り合いで、もう20年来の仲だそうだ。小学校からの仲が続いているなんてすごいね。流石に私は小学校から関係が続いている友人はいないなぁ。

ババ抜きなどのトランプゲームをしたり、日本やモンゴルの話をしたりする。ガイドの方は日本語はわかるけど、運転手の方は全員モンゴル語しかわからない。それでも、日本語とモンゴル語が飛び交う中、言葉はわからなくても楽しい愉快という雰囲気は共有している。そんな場、いいよね。

22:00くらいまでわいわい盛り上がって、その場は解散。

空は満月のせいで星はまばらにしか見えない。男性の一人から、昨夜は深夜4:00くらいに綺麗に見えたと話を聞く。早起きして見てみようかな。

部屋に戻って、24:00くらいに就寝。乗馬体験が想像以上に素晴らしすぎた。

明後日は帰国するだけなので、明日が実質的な最終日だ。最後まで楽しもう。

5日目終了。6日目に続く。

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6日目以降のお話はこちらからどうぞ!

shoumatch.hatenablog.com

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【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)4日目 〜 テレルジ観光ツアー編1

モンゴルひとりたび4日目。この日は8/13(火)。モンゴルひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!

shoumatch.hatenablog.com

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この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲) 
・8/13(火)
   [ホテル] Khongor Guest House → テレルジ観光ツアー(チンギスハーン像テーマパーク  → Terelj Star Resort)

地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)

朝7:00起床。6:00と6:30にアラームをかけていたが、結局起きたのは7:00。シャワーを浴びて、荷造りをする。

今日は9:00にテレルジ観光ツアーの迎えがゲストハウスに来る予定だ。それまでに朝食をとって、ゲストハウスのチェックアウトを済ませる必要がある。

ちなみに参加するツアーはこちら、
www.veltra.com
朝食をどこで取るかは決めてなかった。適当に歩いていたら見つかるだろう程度にしか思ってなかったけど、適当に歩いて探すには時間がない。見つからなかったら仕方ないという気持ちでとりあえず外に出る。

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カフェがあればそこに入ろうかと思っていたけど、このゲストハウスの近くに朝からやっているカフェはなさそうだ。スフバートル広場まで出ればカフェはあるのだけれど、歩いて15分程度かかるので、そんな時間もなし。

ゲストハウスの近くにコンビニがあることを思い出して、そこに行って見ることに。

"Nice to CU"という、ウランバートルではよく見かけるお店だ。お店の前にはテイクアウトできそうな看板が。ここにしよう!

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店内には調理スペースがあり、サンドイッチやホットドックをその場で作ってくれる感じだった。チーズホットドックとコーヒーを注文する。

受付の女性は英語が通じないようで、オーダしようにもなかなか伝わらない。仕方なく調理担当の男性に代わってもらい、何とか注文できた(男性は簡単な英語は通じた)。店内にはイートインスペースはなかったので、部屋に持ち帰って食べる。思ったより美味しい。

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8:50くらいに部屋を出て、チェックアウト。外に出ると、ちょうどツアーガイドの方がゲストハウスの前に到着したところだった。私の名前が書かれたプレートを持っている。

私であることを伝え、挨拶して車の方に向かう。ガイドはサロラさんという女性の方。パッと見て20代前半のように見える。普通に流暢な日本語で挨拶してきたので、一瞬、日本人なのではないかと思ってしまった。運転手の方は30台後半くらいの男性でトゥシュさん。モンゴル語しか話せないようで、コミュニケーションを取るのは難しそうだ。

8:55に出発。4人乗りの車で運転手、ガイド、私の3人でのツアーだ。

ウランバートル市内の道路はとても混んでいる。朝のラッシュ時間帯のようだ。サロラさんの話では、朝の9:00頃が混雑のピークらしい。ただ、今は学生は夏休みなので、普段はもっと混雑しているとのことだ。

向かうはテレルジ国立公園。ウランバートルから東の位置にある。東に向かうはずなのだけど、どうも別な方向に向かっている気がする。2日間ウランバートルの街を歩き回ったので、何となくだが方向感覚は身についている。

GoogleMapを見てみると、思った通り西に向かっている。なんでだ?

さりげなく、どこに向かっているのかを聞いてみる。すると、確かにテレルジ国立公園には向かっているのだが、一昨日の大雨で、本来通るはずだった道が通れなくなっていて、遠回りして向かっているのだそうだ。

言われてみれば、昨日の国立ドラマ劇場でお会いしたご夫婦もそんなことを言ってたな。そこでは、テレルジまでの移動を手配した際に、本来使うはずの道が大雨で使えなくなったため遠回りする必要があり、追加料金を取られたなんて話だった。確かにそうだったな。

ウランバートルの南側には山があり、テレルジはその東側にある。今は、その山に沿ってぐるっと逆時計回りに通るルートでテレルジに向かっている。

ウランバートル市内を離れると、すぐに一面の草原が広がる。

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人工物が何もない、たまにゲルと家畜を見かけるくらいだ。この景色が見たかった。

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前座席の窓は全開で開いていて、私の座っている後部座席に外気がビュンビュン入って来る。涼しいというか肌寒い。車のモニターには外気温15℃と表示されている。

時刻は9:30。真夏の季節に朝9:30の時点で15℃っていうのは、素敵な気温だね。ただ、後部座席でじっと座っている身からすると結構寒い。風があるので、体感温度はもっと低い。

外の景色を眺めなつつ、写真を撮って過ごす。この景色が見たかったんだな。

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ウランバートル市内を離れると、本当にゲルと家畜しかないような景色が広がる。家畜は放ったらかしなんじゃないかと思えるくらいに放し飼いされていて、道路のそばを平気で歩いていたりしている。

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ウランバートルとは山を挟んで反対側にあるゾーンモドという街が見えて来た。観光地ではないもののなかなか大きな街だ。

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2時間程度走って、11:00頃にチンギスハーン像テーマパークに到着。エルデネ村というところにあり、テレルジ国立公園の手前にあるテーマパークだ。テレルジに観光する際は、国立公園内の施設と、このチンギスハーン像テーマパークに行くのが一般的みたい。

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うん、でかい。高さ40mもあるらしい。

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建物の中は小規模ながら博物館となっていて、チンギスハンの紹介やゲルの歴史を紹介した展示物が掲載されている。

下の写真は、建物に入ったところにあるチンギスハンに由来があるブーツと鞭。ちなみにモンゴルでは鞭は右手で掴むと縁起がいいらしい。

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地階にはゲルの展示。

初期のゲルはワラだけの簡易なものだったらしい。

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それが時代が進むにつれ、ゲルの形も変えて行ったようだ。下の写真は単なるテントのようにしか見えないね。ただこれもちゃんとしたゲル。

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ここまで来ると、我々のイメージするようなゲルですな。

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ゲルの中も、その当時の時代背景を再現した展示がされている。下の写真、中央にはスターリンの写真が飾られており、時代を感じさせられるね。

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下の写真、テレビが薄型テレビだ!

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ちなみに、ゲルは荷物を含めて約400kgあるらしい。それを季節が変わるたびに分解して持ち運ぶ。移動の際は家畜に持たせるそうだ。

建物内の解説はモンゴル語のみ。なんて書いてあるかはさっぱりわからなかったが、ガイドのサロラさんが適宜日本語で解説してくれたので、十分に展示物を楽しむことができた。ありがたい。

ちなみに、チンギスハーン像テーマパークはまだ未完成状態らしい。下の写真が完成イメージ図で、現在はチンギスハーン像だけが出来ている状態だ。

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ただ、現在は他の部分の建設がストップしているらしい。サロラさんの話では、このテーマパークを企画した人は、今はモンゴルの大統領になっており、国のことで手一杯でテーマパークには気が回っていないということだった。

こういった背景を聞けるのも、ガイド付きツアーの醍醐味だね。

巨大なチンギスハーン像はそこが展望台になっており、騎馬のところまで登って行くことができる。早速そこまで行ってみる。

展望台に行くと、そこは韓国人の団体客で一杯だった。何とかスペースを確保しつつ、写真をとりつつ景色を眺める。どアップなチンギスハーン像。凛々しい!

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何となくパノラマでも。遠くに濃い雲が見えるね。なんか天気が怪しそうだ、、、

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このテーマパーク、チンギスハーン像以外は何も建設されてないということだったが、上から見ると本当に何もない。

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周囲にはテーマパークっぽい建物は何もなく、駐車場とチンギスハーン像があるだけ。あとは草原とちらほら見えるゲルだけ。まぁ、これはこれで趣があるのかもしれないが。
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遠くに文字が書かれた山を発見。モンゴル語だ。サロラさんになんて書いてあるのか聞くと、「フンヌ」と読むのだそうで、過去にあった王朝の名前らしい。f:id:shoumatch:20191109194124j:plain

ちなみに、モンゴル語の文字はロシア語の文字(キリル文字)と同じだが、キリル文字よりも2文字多く、読み方も異なるようだ。

展望台は狭く、団体客で一杯だったので、のんびり景色を見るという雰囲気でもなかった。さっと見てさっと引き返す。

チンギスハーン像の建物、2008年に建てられたそうで、まだ完成して10年くらいしか経っていない。比較的新しい建物のはずなんだけど、施設内はかなり痛んでいる。壁や床が崩れ掛かっているところもあり、正直言って30年以上経っているような雰囲気がする。

メンテされてないんだろうな。このままいったら、あと10年もせずに展望台に上がれなくなるんじゃないかな。もったいない。。。

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1階に降りて、お土産屋も眺めつつ、11:40頃に外に出る。

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スケジュール的には時間に余裕があるとのことだったので、テーマパークの周囲をぐるっと回って見ることに。何もないことはわかっていたので、ただの散歩だ。

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テーマパーク内にゲルが建っている。もちろん観光用のゲルで、本当はそこに宿泊できるようにするはずだったのだが、そこまでは整備できておらず、今はただの物置になっているようだ。

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のんびり歩きつつ、サロラさんとモンゴルのことについて色々話をする。

モンゴルは1日の中に四季があると言われるほどに寒暖の差が大きい国のようだ。この日は、朝は気温が10度くらいまで下がり、昼前でも15度くらいの気温なのだが、本当は20度後半くらいまで上がるらしく、もっと暑いらしい。確かに今日は寒い。厚手のジャケットを羽織っていても、なお肌寒い。

ゲルは主に夏と冬に移動する。夏は水場と草があるところに移動し、冬は水場を気にする必要がない(雪を溶かして水を確保するので)。遊牧民は移動する場所が決まっているので、季節毎にそこを行ったり来たりするのだそうだ。

モンゴルは大陸性の気候だが、雨はよく降る。ただし、一昨日のような大雨は珍しいとのことだ。

そんなことを話しながら、チンギスハーン像を見つつ、周囲の景色を見つつ散歩。
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駐車場の付近にはラクダや馬や鷹がいて、それらと戯れることができるコーナーがあった。乗馬はこのあとできるし、ラクダも乗ったことがあるので、ここでは体験せず。眺めるだけ。

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チンギスハーン像テーマパークの入り口の門には、チンギスハーンの9人の英雄の像が建てられている。サロラさんから名前は聞いたけど忘れてしまった。。。

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一通りテーマパーク内も歩き回ったので、車に戻って次の場所へ向かうことにする。次に向かうは"Terelj Star Resort"。ツアー中の拠点となるところで、宿泊地でもある。12:15分頃に出発。1時間ちょっとくらいの滞在か。

敷地は広いので、色々建てば一日楽しめそうな場所になると思うんだけど、チンギスハーン像しかないので、1時間もあれば十分な感じだ。うーん、やはりもったいない。

空は雨が降りそうな雲行き。チンギスハーン像の展望台から遠くに見えた雲がここまでやって来たようだ。

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13:00頃に"Terelj Star Resort"に到着。雨は降ってないけど、どんよりした天気。どんどん天候が悪くなって行く。

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"Terelj Star Resort"はゲルに泊まれる宿泊施設と、周囲の山(ヨルト山)にハイキングができる施設が備わっている。今日はランチを取ったあと、このハイキングをする予定だ。

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まずはランチだ。施設中央の管理用横に大きなゲルがあって、そこが食事会場になっている。着いてまっすぐにその食事会場に向かう。

ランチは簡単なコース料理だった。前菜のサラダと、スープ、メインのプレート。こんなコース料理が出てくるとは思ってもいなかったので、これにはびっくり。しかも普通に美味しい!これには大満足!

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食事をしながら、サロラさんとトゥシュさんと色々お話をする。

サロラさんはモンゴルの学校で日本語を勉強したそうで、日本には来たことがないそうだ。いつか行って見たいと話してくれた。ちなみに英語も話せるらしい。つまり、モンゴル語、英語、日本語のトリリンガルだ。

日本語は学校のほかにも、日本のアニメからも学んだそうだ。NARUTOとか、らんま1/2(懐かしい!)が好きだそうだ。私の知り合いの何人かもアニメから学んだって人いるし、アニメで日本語を学ぶ人って本当に多いな。そう考えるとアニメの力ってすごいな。

また、最近のモンゴルの若者は学校でモンゴル語と英語を学ぶそうだ。なので、モンゴルの若い人は英語は何となく話せるとのこと。少し上の年代になると、英語の代わりにロシア語を学んでいたそうで、英語は話せない。これは歴史的な背景だね。

と、話をしつつ食事を取っていると、ついに雨が降って来てしまった。しかもかなりな本降りだ。

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この後はハイキングの予定なのに、大丈夫なのだろうか。雨具は持って来ていないしなぁ。困った。。。

取り合えずしばらく様子を見ようということになり、14:30に集合しようということになった。

食事を終えて、まずは2日間宿泊することになるゲルに入る。ついに念願のゲルに泊まれる!!私が止まったのは下の写真にある202のゲル。

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観光用のゲルなので、中はホテルのような設備。いいね!

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なんかリゾート気分。ちゃんとシャワールームまである!

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Wifiは流石にないけど、それでも部屋としては文句なし。

ちなみにコンセントにはUSBポートまでついている。思った以上に近代的な設備だ。もっと簡素なものだと思ってただけにびっくり。

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ちゃんとドリンクサービスまである。これはもうホテルだね。

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雨が止むまで部屋でのんびり。ゲルが思っていた以上に綺麗で豪華なので、部屋でのんびりするのも悪くないかなと思えてしまう。

少し休んでいると、外から雨音がしなくなった。どうやら雨は止んだようだ。14:30まではまだ時間があったので、時間まで外を散策することにする。

雨はすっかり止んで、いい感じの青空。

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"Terelj Star Resort"の管理棟。中には小さいけれどお土産屋も入っていた。

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ちなみに管理棟の中にはヨルト山ハイキングコースの地図が載っていた。全長7kmで3〜4時間のコースだ。

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ちなみにこの建物内は英語表記だった。ありがたい。(下の写真ちょっとボケてる。。。)

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食事会場のゲル。

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14:30になり、サロラさんと合流。雨も上がったので無事ハイキングができることになったなった。ただ遠くに雨雲っぽいのも見える。まだ怪しい感じだ。

管理棟にあったハイキングコースを行くのかと思ったら違った。管理棟裏の山を歩いてはいるんだけど、コースではなく道無き道を行っている感じだ。

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進む方向がわからないのでサロラさん様子を見ながらついて行く。

遠くにオボーが見える。ザイサン・トルゴイで見たときは石の山だったけど、下の写真は木で組んだ形だ。これも立派なオボーのようだ。

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通常のハイキングコースではないものの、他に人がいない中で散策することができるのでそれはそれで良いね。変に人の声がせず、自然の音しかしない。そういうのを求めていたんだ。

歩いているそばで、牛がのんびりと草を食んでいる。

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近づいても警戒されない。人馴れしているんだろうか。

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歩いていると急にサロラさんが曲をかけ始めた。BGMのつもりなのだろう。この雰囲気の中では、BGMは邪魔以外の何者でもないので止めるようにお願いする。僕は自然を満喫したいのだ!

遠くに見える山、丘や草原は綺麗なのだが、怪しい雲が近づいて来ているのが不安なところ。

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せっかくなのでパノラマでも。

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風下の方は天気が持ちこたえている感じ。空が明るく良い景色。

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人目を気にせず過ごせるのは良いんだけど、この道無き道、サロラさんが先導してくれる気配が全くない。私のペースに合わせて後ろから付いて来るだけだ。どちらに行ったら良いのか聞いても自由に歩いて良いという返事しか返ってこない。うーん、正直行って、このオペレーションはいけてなさすぎる。道のないところに行かせようとするのであれば、道案内しないと意味がないと思うのだが。。。

歩いているうちに雨雲が近くまで迫って来て、近いところで雷鳴が響いて来た。これはいよいよ雨が降りそうな雰囲気になっていている。山道なので引き返した方が良いのではないかとサロラさんに聞くのだが、サロラさんはそこまで気にしてなさそう。植物や花の紹介を(割と呑気に)してくれている。

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そうしているうちにとうとう雨が降って来てしまった。かなりの土砂降りだ。

私は雨具は持っていないので雨に降られては困るのだ。雨を凌ごうにも近くに雨宿りできそうな大きな木が見当たらない。

一応、遠くだが視界の先には管理棟が見えている。なんとか戻れなくはない距離だ。帽子は被っていたので、少しの時間なら雨には耐えられる。強行軍だが戻ることにした。

上着のジャケットは防水なので耐えられるものの、スボンと靴はびしょ濡れになってしまった。そして戻る途中で滑ってしまい手を切ってしまった。ずぶ濡れ&手に怪我をしながら管理棟に戻る。

わりと散々な状況だ。ハイキングもこれで打ち切り。しかも管理棟に戻って来た途端に雨は止んで、空は快晴に近いくらいに青空になった。。。

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なんだったんだろうな。スコールだろうか。いや、ここは大陸性の気候だからスコールはないと思うのだが。

ガイドのサロラさんもずぶ濡れ。この土砂降りでも特に何もしてくれるわけでもなかった。ガイドならせめて安全の確保くらいはして欲しかったのだが。海外のサービスとはいえ、これくらいはしてほしいと思うのだが、これは贅沢な要求なのだろうか。

割とひどいガイドをされた認識だったので詫びの一言くらいあっても良かったと思うのだが何もなかった。うーん、正直言ってこのガイドはいまいちかなぁ。ガイドを初めて半年らしいが、もうちょっとちゃんとしてほしいというのが正直なところだ。(これも贅沢な要求?)

ずぶ濡れになりながら16:00にゲルに戻る。とにかく全身がずぶ濡れだ。風邪を引いたらエライことになる。パンツ一丁になって、とりあえず体を拭く。

上着は防水だったから問題はないが、靴とズボンが問題だ。これは替えは持って来ていない。乾かさないことには外には出られない。

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パンツ一丁の状態で、ひたすら靴とズボンにドライヤーを当てて乾かす。乾かないことには動けない。

ドライヤーの熱風を当て続けること約1時間、ようやくズボンと靴が乾いて動けるようになった。ドライヤーがあって本当に助かった。。。これからの旅行ではちゃんと雨具は持って行くようにしよう。

それにしてもひどい目にあった。。。

ハイキングも終わった(打ち切った)ので、この日の予定は特になし。あとは19:00に夕食があるだけだ。まだ夕食まで2時間程度ある。

外はすっかり晴れているので、外を散歩することに。今度こそヨルト山のハイキングだ!今度はガイドなし、一人だけで気ままに歩ける。

さっきの土砂降りが嘘のような、コバルトブルーな深い青色の空。

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雨上がりの匂いがする。気持ちのいい青空で、空気も涼しく、歩いていて本当に清々しい。

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先ほどの散々な気分が吹き飛ぶくらいに、気持ちよく散策できる。本当にいい景色だ。

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遠くにゲルと家畜の放牧が見える。そしてなんか歌声も聞こえて来る。

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これは観光用のゲルかな?さっきの歌声はここから歌われていたのだろうか。

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たくさんの家畜が放し飼いされている。

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やっぱり歩き回るなら一人の方がいいね。ガイドがいるとやはり、何も気にせず自由気ままにというのができなくなってしまう。やろうと思っても、"自由気ままに動こう"と自分に言い聞かせないとそうできない自分がいる。やはり誰かがいると心理的にそういう制限がかかってしまうんだな。

勝手気ままに歩き回り、勝手気ままに写真を撮る。

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パノラマでも。

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1時間30分くらいかけて、気ままにハイキングコースを歩く。1時間30分という時間は、さっきのハイキングと同じくらいの時間なのだけど、満足度が全然違うね。こっちの方が断然楽しい。

18:30頃にゲルに戻る。ちょうど日が傾きかけて来た。

夕焼け空に映る、まだら雲とゲル。いい絵だ。個人的にはお気に入りの一枚。

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19:00になったので食事会場へ。ガイドのサロラさんと運転手のトゥシュさんはすでに会場に入っていた。観光客のほとんどが韓国からの団体客だ。日本人と思われるグループも2組ほどいた。私と同じツアーで参加した人だろうか。どうやら昨日の日本人夫婦はいないようだ。

ビールが飲めるということなので、"Sengur Beer"というモンゴルのビールを飲む。これは別料金で4000Tg。"Golden Gobi"というビールもあったのだが、これは明日かな。

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食事は前菜のサラダとメインディッシュの牛肉、デザートの3品。普通に美味しかった。大満足!

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ちなみにメインの牛肉は放牧された牛を使っているそうだ。

食事をしながら、モンゴルの教育の話を色々聞くことができた。

モンゴルの教育は、小学校6年、中学校3年、高校3年でこれは日本と同じ。遊牧民の子供が学校に通う際には、親元を離れて下宿するとのことだ。

夏休みと冬休みは長く取られており、それぞれ3ヶ月と1ヶ月ある。その間は親元に帰るのだそうだ。ちなみに春休みと秋休みもあるらしく、それぞれ1週間くらい。

ただ、休みが長いとはいえ、親元から離れることと、親からすると働き手がいなくなることになるので、小学校の時点で学校を辞めて遊牧を継ぐ子供も多いらしい。

子供も大変ですねと話すと、モンゴルではこれが普通ですよと話してくれた。

トゥシュさんとは言葉が通じないので会話は少ないが、サロラさんを通じて会話をした。何歳だとか独身かとか聞かれ、独身で32歳だと答える。どうやら、トゥシュさんもサロラさんもわたしを28歳くらいだと思っていたらしく、若いねと言ってくれた。先日の日本人夫婦といい、私は若く見られるようだ。良いこととして受け取っておこう( ̄ー ̄)ニヤリッ

食事をしていると、20:00頃に食事会場のステージでライブ演奏が始まった。馬頭琴による演奏とダンスパフォーマンス。

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ライブ演奏は15分ほど。食後のコーヒーを飲みつつ鑑賞する。韓国人の団体客はチップをあげたりして、すごく盛り上がっていたな。

演奏が終わり、食事も終了。明日は10:00に集合であることを確認して、この日は解散。ゲルに戻る。

去り際、サロラさんから、毎夜23:00から15分間、星空鑑賞のために施設の灯りが全て落とされ、星を見るならその時間帯がチャンスであることを教えてくれた。いいことを聞いた。23:00に空を見てみよう。

部屋に戻ると部屋がとても寒い。真夏の季節なのに、寒さを感じるとは。たまらず電気ストーブをつける。真夏の季節に電気ストーブをつけることになるとは。

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23:00になって外に出る。星空が見えるかと思ったけど、この日は満月で月が眩しく星はあまり見えなかった。

とはいえ、月を背にして撮れるだけ撮って見る。こんな感じ。まぁ、そこそこな感じ。

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撮れるだけ写真を撮って、この日はおしまい。

ゲルに戻っておやすみ。憧れのゲルに泊まれるなんて感激だ!

そして明日は、これまた楽しみにしている乗馬体験だ!わくわく。

4日目終了。5日目に続く。

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5日目以降のお話はこちらからどうぞ! 

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