【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)1日目 〜 モンゴル到着編
モンゴルひとりたび1日目。
モンゴルひとりたびの概要は以下の記事をどうぞ!
shoumatch.hatenablog.com
この日は移動だけ。成田空港〜韓国の仁川国際空港〜モンゴルのチンギスハーン国際空港な航路だ。
前回のドバイ旅行から3ヶ月。もう3ヶ月、まだ3ヶ月、どちらかというとまだ3ヶ月という気分。もっと経った気もするけど、そうでもないようだ。
昨年の10月から、仕事で新しいプロジェクトに配属となり、そのプロジェクトがメチャクチャに忙しいチームで、毎日目が回るほどにテンヤワンヤしながら過ごしていた。日常がそのように動いていたせいか、3ヶ月前の非日常の時間が遠くに感じられたのだろうか。
まぁ、1週間の夏季休暇ということで、この時間は仕事のことは忘れてひとりたびを楽しむことにしよう。
フライトは20:25発なので、時間に余裕はある。朝はのんびり寝て、ゆっくり準備をする。ということで朝10:30起床。寝すぎだね。夏休みだからいいよね。
前日までに荷造りはほぼ終えていたので、出発まではのんびり。16:00過ぎに家を出て、成田空港に向かう。
フライト時間の3時間前、17:30に成田空港に到着!
乗るは20:25発のソウル行き。ちょうど、20:30にウランバートル行きの直行便があるんだけど、残念ながら乗るのはそれではないんだよなぁ。
まずはチェックインだ。アシアナ航空のカウンターに向かう。思ったより混んでない!出発3時間前で、早めの時間だからかな。行列待ちをしなくて済むのはありがたい。10分も待たずにカウンターへ。
が、チェックインはアシアナ航空ではなくエアソウルのカウンターでしてくれとのことで、チェックインできなかった。今回乗る便は、エアソウルとアシアナ航空の共同運行便らしく、チェックインはエアソウル側で行われるそうだ。なんと、、、
これが今回の旅程のe-Ticket。1行目にでかでかと"Asiana Airlines"と書かれていたから何の疑いもなくアシアナ航空のカウンターに行ってしまったけど、確かによく見ると"Operted by : AIR SOULE" って書いてある。しかし、さすがにこれは気づかないね。。。
仕方なく、エアソウルのカウンターに向かう。
するとそこには、とてもなが〜い行列が!!
見た瞬間、「うわっ!」と言いたくなるほど。エアソウルはGカウンターにあるのだけど、隣のカウンターに侵食せんばかりに並んでいる。並ぶしかないので最後尾に並ぶ。アシアナ航空のカウンターは全然混んでなくて、ラッキーと思っていた矢先のこの状態なので、うんざりしながらも並ぶ。
45分くらい待って、チェックイン完了!航空券をゲット!
まずは仁川までのチケット。仁川〜ウランバートルは別の航空会社(MIAT Mongolia)なので、仁川の空港で再度チェックインしてくれとのことだった。
チェックインした後はそのまま保安検査からの出国審査。成田空港の第1ターミナルは「いってらっしゃい」の案内があっていいよね。こういうの好きだ。
時間に余裕があるので、出国前の腹ごしらえ。フードコートで見つけたラーメン屋に入る。ラーメンとチャーシュー丼のセット。これでしばらくは日本食とはお別れだ。空港料金だから値段はちょっと高めかな(確か1200円くらい)。でも美味しかった。
19:40くらいに食事を終えて、出発ゲートに向かう。
時間としてはちょうどいい感じ、ゲート前で少し待って、機内に搭乗だ。
席は17Cで通路側の席。3列×2の座席配置で、隣の席には日本人男性。
AIR SOULEはアシアナ航空が設立した格安航空会社、いわゆるLCCだ。LCCだから座席は狭いのかと思ったが、全然そんなことはなく、普通の座席間隔。身長175cmの私でも窮屈を感じることがありませんでした。また、USBポートもついていて、スマホの充電もバッチリ。快適!
飛行機は定刻通り、20:25に出発。仁川までは2時間30分という短いフライト。2時間30分で韓国についてしまうんだね。韓国は思った以上に近い。
仁川〜ウランバートル間のフライト時間も短く、また、ウランバートルは早朝着。寝るタイミングがほとんどないので、機内ではとにかく寝ることに徹する。離陸前から目を閉じて寝る体制に入る。
が、離陸後40分で機内食が出てきた。でないものだと思っていただけに、虚を疲れてしまった。出ないと思っていたからこそ、さっき夕食を食べたんだし。まぁ、しかし、出されてしまった以上は食べる!
機内食は健康弁当という名前がついていて、果物や野菜中心のお弁当だ。これで約400kcalだそうだ。お腹は全然空いてなかったけど、軽めの内容なので全て完食。
そして完食後はすぐに寝る体制で、ずっと目を閉じていた。軽くうとうとしていたら、あっという間に仁川に到着!
機外に出ると、なんか蒸し暑い。電光掲示板に気温は30℃と表示されている。この時期のソウルはこんなに暑いのか。。。
次のフライトは、1:40のウランバートル行き。約2時間40分のトランジットだ。
仁川国際空港を利用するのは今回が初めて。どうやら大きな空港のようだ。私が降りたのは第1ターミナルのようだけど、このターミナルだけでも100番台のゲートがある。そして案内板には日本語表記も。確かに日本からの観光客は多いだろうから日本語の表記はあるだろうね。
深夜ということもあって、ほとんどのお店は閉まっている。空いているのは免税店くらい。大きな空港だけど、こうもお店が閉まっていると、少し寂しい気もするね。
まずはウランバートル行きのチェックインだ。次に乗るのはMIAT Mongolia 航空。Transfer Desk は、アシアナ航空とそれ以外の航空会社で場所が分かれているようで、"Other Airlines"の表記のあるTransferDeskに向かう。
ここが"Other Airlines"のTransfer Desk。思ったよりもこじんまりとしてる。スタッフが一人しかいなかったが、問題なくチェックインしてもらえた。
チケットをゲット!
チェックインを済ませたのが23:40くらい。フライトまではまだ時間があるけど、お店のほとんどが閉まっており、特に散策する感じでもない。
仕方なくゲートに向かって大人しく待つことに。
しかし喉が渇いた。何か飲み物を飲みたくて、お店を探すも、空いているのは香水とかお酒とかを扱う免税店ばかりで、どこも飲み物を売っていない。どこか1件くらい空いているだろと思い、ターミナル内を歩き回ったけど、本当に見当たらない。
24時間空いているターミナルで飲み物が買えないって何なんだろうな。こういうものなのだろうか。
周囲を彷徨った結果、お店は空いていなかったが、トイレ前に水飲み場を発見する。海外では生水を飲んではダメというのがあるが、空港の水飲み場の水ってどうなんだろう。疑う気持ちはあるものの、軽くでも喉を潤したかったので、ここは信用して水飲み場の水を飲むことにした。
後はしばらくゲート前で待ち。
準備が遅れていたのか、出発時刻の1:40に搭乗開始。席は16D。2列×3列×2列の配置で、私は中央列の通路側の席。左右の人はおそらくモンゴル人だろうか。(手に持っていた本が英語ではなかった。たぶんモンゴル語?)
古いタイプの飛行機なのか、座席にはディスプレイがなく、USBポートもない。まぁ、寝るだけだから、なくても構わないんだけどね。
フライト時間は4時間弱。寝る時間としては短い。が、とにかく寝れるだけ寝ておかないと翌日(時間的には今日)がきつくなるから、席に着いたその側から寝る体制に入る。出発前にはすでに寝てて、離陸したことにも気づかないくらいに寝てた。
深夜3:00頃だったか、機内食が運ばれてきたタイミングで目が覚める。こんなド深夜でも機内食が出るのか。。。
とにかく寝ておきたかったので、機内食は"No, thank you."。ドリンクでオレンジジュースだけ頼み、それを一気飲みして、後は再び寝る体制に。薄ぼんやりと、周囲の人は機内食を食べていたのは覚えているなぁ。こんな時間に食べれるなんて驚きだよ。
今回の席はかなり狭くてかなり窮屈!LCCかって思いたくなるくらいの狭さ。先ほどのAir SEOULの便よりも狭い。これで4時間ってのはきついな。。。何度か体勢を変えながらとにかく寝る。
フライト中はなんとか寝れて、次に目が覚めた時はチンギスハーン国際空港に着陸するタイミングだった。着陸の衝撃で目が覚めた感じ。
定刻通り4:20に到着!席は狭かったけど、寝れないという事態は何とか避けたぜ。
目が覚めて気づいたけど、なんかお腹の調子が良くない。下痢とまではいかないけど、お腹がゆるくなっている感じだ。さっき飲んだ水のせいだろうか。やっぱり失敗だったかなぁ。入国審査の前にまずはトイレに駆け込む。うーむ、勘弁してほしいなぁ。。。
さてさて、入国審査を終えて、いよいよモンゴル入国!時刻は早朝の5:00。到着口を出ると、早速タクシーの客引きに捕まる。無視して進むも、私のそばを歩いて「タクシー?」と頻りに聞いてくる。地球の歩き方にはタクシーの客引きがすごいとあったが、本当にその通りだ。
とりあえず外に出て空港の外観を一枚。なかなかレトロな佇まい。雰囲気があっていいね。こういう感じ好きだ。
朝の5:00台ということもあり、外はまだ薄暗い。夜明け前という感じだ。
さすがに街に出るには早すぎる。とりあえず、空港内のカフェで時間を潰すことにする。だけど、何より先にまずは両替だ。
写真の店が両替所。空港の2階にある。モンゴル語表記だけど、なんとなくBANKと読めなくもない記載。
ここでは、1万円をモンゴルの通貨、トゥグリク(モンゴルの人は"トゥグ"って言ってる)に変える。海外に出るときは、いつも3万円分を両替しているけど、毎度使いきれずに、最後は半ば無理して使っている感があるので、今回は少なめで。(今回は結果的に1万円の両替で正解でした。ちょうど使い切れた感じ。)
両替所の隣にはカフェが入っている。ここは英語表記だ。ここでしばらく時間つぶし。7:00くらいまでのんびり。
ちなみに空港内のサービスに関する案内は英語表記されているけど、お店の看板や、広告なんかはモンゴル語表記のみというのも多く、流石にそれはなんて書いてあるのかはわからなかった。
空港内にあった自動販売機も記載はモンゴル語で、なんて書いてあるかはさっぱりだね。(右下の飲み物は日本の飲み物ですな。)
さてさて、切りがいいので、1日目はここまで。
2日目から街歩き開始!
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2日目以降のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】モンゴルひとりたび(2019/08/10~16)概要編
2019/08/10~16にかけてモンゴルに行ってきました。会社の夏季休暇を利用しての海外旅行。前回のドバイ旅行から約3ヶ月ぶり。今回も数回に分けてその旅行記を書きたいを思います。
「ゲルに泊まって見たい」、「モンゴルの草原を馬に乗って駆けたい」というのがモンゴルを選んだきっかけ。今回の旅行ではその両方とも達成することができました。
見渡す限りの草原とそこに点在する遊牧民。こんな景色が見たいと思っていた以上に素晴らしい光景が広がっていました。
ハイライトとしてはこんな感じ。
(ウランバートルのガンダン寺)
(ウランバートルのザイサン・トルゴイ)
(見渡す限りの大草原)
(テレルジ国立公園 ゲルキャンプ)
(テレルジ国立公園 360度見渡す限りの大自然)
(ウランバートルのスフバートル広場)
詳しくは次回以降の記事で書くとして、まずは概要編。
■ スケジュール(カッコ内の時間は現地時間)
・8/10(土)
- 移動: 成田空港(20:25発) → 仁川国際空港(22:50着、1:40発) → チンギスハーン国際空港(4:25着)
・8/11(日)
- ウランバートル観光
・8/12(月)
- ウランバートル観光
・8/13(火)
- テレルジ観光ツアー
・8/14(水)
- テレルジ観光ツアー
・8/15(木)
- テレルジ観光ツアー、ウランバートル観光
・8/16(金)
- 移動:チンギスハーン国際空港(8:40発) → 仁川国際空港(12:50着、17:05発) → 成田空港(19:30着)
■ 行ったところ
地図に、8/10〜16で行ったところに印をつけています。地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます。
・8/11(日)
チンギスハーン国際空港 → [観光] スフバートル広場 → [朝食] Cafe Park(Shangri-La Hotel) → [お店] ノミンデパート(State Department Store) → [観光] ガンダン寺 → [ホテル] Khongor Guest House → [昼食] Khaan buuz → [観光] モンゴル国立博物館 → [cafe] Caffe Bene → [夕食] Modern Nomads
・8/12(月)
[ホテル] Khongor Guest House → [朝食] UBean Coffee House & Roasterie → [観光] ザイサン・トルゴイ → [観光] Buddha Garden → [昼食] 味千拉面 → [観光] ボグドハーン宮殿博物館 → [cafe] Tom and Tom's coffee → [観光] National Academic Drama Theatre → [夕食] The bull
・8/13(火)
[ホテル] Khongor Guest House → テレルジ観光ツアー(チンギスハーン銅像 → Terelj Star Resort)
・8/14(水)
テレルジ観光ツアー(乗馬体験 → Aryapala Temple → Turtle Rock)
・8/15(木)
Terelj Star Resort → [観光] ザイサン・トルゴイ → [昼食] Khaan buuz → [お土産] Souvenir House → [観光] チョイジンラマ寺院博物館 → [cafe] Tom N Toms Coffee → [夕食] BD's mongolian barbeque → [ホテル] Puma-Imperial Hotel
テレルジ観光ツアーが今回の旅行のメイン。ウランバートル市内も2.5日程度回る時間がありましたが、ウランバートル自体は観光地というわけではないので、2日もあれば十分な気がします。
私自身、ウランバートル観光中はカフェでのんびり休憩しながら周っており、かなりゆったりとした旅程だったのですが、それでも見たいところは十分見ることができました。
ウランバートルの見所は、徒歩で歩こうと思えば歩ける距離にあります。ダンガン寺とザイサン・トルゴイは中心部(スフバートル広場あたり)からは数km離れているのでタクシーを使ってもいいかなという感じです。
ざっくり、ダンカン寺〜スフバトール広場、ザイサン・トルゴイ〜スフバートル広場は、私の足ではそれぞれ歩いて1時間くらいでしょうか。街歩きが好きな人は歩いた方がいいですね。
■ 航空券
− 成田空港(20:25発) 〜 仁川国際空港(22:50着) : (AIR SEOUL)
− 仁川国際空港(1:40発) 〜 チンギスハーン国際空港(4:25着) : (MIAT Mongolian Airlines)
− チンギスハーン国際空港(8:40発) 〜 仁川国際空港(12:50着) : (MIAT Mongolian Airlines)
− 仁川国際空港(17:05発) 〜 成田空港(19:30着) : (AIR SEOUL)
航空券代計:¥121,740
スカイスキャナーで探して、Surpriseというサイトから申し込みました。Surpriseは昨年の台湾旅行の時に利用したことがあり、今回が2回目の利用です。
SurpriseはHISが運営しているサイトで、サイト自体もわかりやすく利用しやすいです。往復の航路をセットで買ったので、航空券代の内訳はわからないです。
行きと帰りで同じ航空会社で同じ航路。日本〜モンゴルの直行便もあったのですが、旅程のタイミング的に韓国は仁川経由となりました。
行きは深夜移動で機内泊だったのですが、日本〜仁川、仁川〜ウランバートルは距離的に近いので、寝るには短すぎる飛行時間でした。着いた初日は結構眠かった。。。
行くなら日中に直行便で行くか、どこかを経由するにしても、機内泊とならないような時間帯に行くのがいいかなと思います。
◾️ ホテル
- Ulaanbaatar Khongor Guest House(2泊): ¥3,205 (1泊当り¥1,603)
- Puma Imperial Hotel(1泊): ¥6,451
ホテル代計: ¥9,656
booking.comで探して以下の2つをチョイス。現地ツアーが思ったより高くついたので、ここでは値段を抑えめで。
1軒目はゲストハウスを選択。地球の歩き方にも乗っているゲストハウス。ゲストハウスですが個人部屋もあり、私は個人部屋を取りました。部屋は狭かったですが、1人だし、寝るだけなので問題なし。シャワーもお湯が出たので問題なし。
ただ、部屋にはエアコンがなかったので、冬の時期とかはどうなんでしょうね。私の場合、訪れたのは真夏の時期ですが、ウランバートルは真夏といえども夜は10度前後まで下がるので、過ごし辛いということはなかったです。
最終日のホテルは、翌朝ホテルからタクシーで空港に行く予定であったので、なるべくウランバートルの中心部で、かつ、空港送迎サービスのあるところを探しました。結果このホテルとなりました。正直そこまで印象には残ってないですが、街の中心部にあり、スフバートル広場のすぐ側ということで、立地はとてもいいです。
◾️ 現地ツアー
- テレルジ国立公園2泊3日宿泊ツアー: ¥90,114
VELTRAで以下のツアーを申し込みました。
これは思った以上に高かった。。。一人参加だと高くなるプランなのでこの値段。プライベートツアーということで、専属のガイドと運転手の2名がつくプラン。これは複数参加でも変わらないプランなので、一人で参加だとその分値段が高くなってしまいます。ただ、このツアー以外にゲルに泊まれて、乗馬体験ができて、モンゴルの大草原を満喫できそうなプランがなかったのでこれを申し込むしかないということで仕方ないねということで。
ウランバートル市内のホテルに迎えに来てくれて、あとは車に乗っていれば、色々と連れてってくれるのでとても楽です。乗馬体験が特に素晴らしかった。詳しくは本編で。
◾️ 海外保険
本当に念のため程度なので、もっとも簡素なプランで申し込み。
7日間: ¥2,110
◾️ Wifiレンタル
townwifi.com
いつものGlobal Wifi
7日間: ¥8,258
◾️ 使ったお金
航空券代計:¥121,740
ホテル代計:¥9,656
現地ツアー代計:¥90,114
海外保険(7日分): ¥2,110
Wifiレンタル(7日分): ¥8,258
両替したお金: ¥10,000
カードで使ったお金: ¥15,295
合計:¥257,173
日本の夏休み時期ということで航空券代は高かったです。オフシーズンとかであれば6〜7万くらいで行けるはずなので、倍くらいになっているのか。ちなみに適当な期間でスカイスキャナーで検索したら往復6万円代の結果でした。しかも直行便。
あと、現地ツアー代も高かった。これは複数人参加でお得となるようなツアーだったから仕方ないかな。現地で直接ツアーを組むのも、時間がないし、私にはまだハードルが高い、、、
おそらく、時期をずらして複数人でこの旅程で行ったら、この値段の2/3以下の値段で行けそうな気がする。
モンゴルは物価がとても安いので、モンゴルに入ってしまえば、たいていのものは値段を気にせず買えちゃいます。食事もたらふく飲んで、たらふく食べても、日本円で1500円もしないので大満足です。
◾️ 治安
地球の歩き方にはこんな記載があり、「マジか・・・」と思ってました。
急速な治安悪化
ウランバートルの犯罪は殺人事件、強盗、公共物や一般物の盗難、ひったくり、傷害事件、詐欺、強姦など、それぞれ増加している。経済危機がもたらした物価の上昇、失業率の増加は市民生活に不安を与え、アルコールへの依存、治安の悪化を招いている。
(地球の歩き方 モンゴル 2017~18 P229)
こんな記載があったら、ウランバートルはヤバイ場所なのではと思っていましたが、実際行って見ると全然そんなことはなく、危険を感じることはありませんでした。
夜でも、スフバートル広場には、子供連れの家族、運動をしている人、若者の憩いの場として賑わっており、治安の悪さは感じませんでした。
メインストリートである、エンフタイワン通りでも、夜でも女性の独り歩きしている人もおり、地球の歩き方に書いてあるほどには悪くはないという印象でした。
とはいえ、現地ツアーガイドの方曰く、何度か財布をスラれたことがあると言っていたので、スリとかひったくり的な危なさはあるかもしれないですね。
◾️ 言語
モンゴルの主言語はモンゴル語。上の年代の方はモンゴル語に加えてロシア語、若者世代は英語を話せるということでした。
私が滞在した中では、利用したホテル、レストラン、カフェでは英語が通じ、特に言葉で困ることはありませんでした。タクシーでも英語が通じましたが、ウランバートルで知り合った日本人観光客の話だと、タクシーで英語が通じずに困ったという話だったので、これは通じる通じないがあるかもしれないですね。
街の表記も感覚的には5割強がモンゴル語表記のみで、何が書いてあるかさっぱりわからなかったです。バス停の表記もモンゴル語オンリーなので、バスを利用する場合は事前に対策をしておかないと利用は難しそうです。
さてさて、概要編はこれくらいにして、次回から本編を書いていきます。
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本編はこちらからどうぞ!
【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 6〜7日目〜アブダビツアー&日本帰国編
ドバイひとりたび6日目。この日は5/4(土)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・5/4(土)
(アブダビ1日観光ツアー) → ドバイ国際空港
この日は終日、アブダビのバスツアーに参加したので、ツアーのスケジュールに沿って移動しただけ。参加したツアーは下記です。
www.veltra.com
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝5:30起床。ゆっくりとシャワーを浴びる。今日の深夜の便で帰国なので、次にシャワーを浴びれるのは自宅のシャワーだろうな。
朝食は昨夜買ったカップヌードルとバナナ。カップヌードルはカレー味。日本人好みする味で普通に美味しかった。あと、バナナは1/3が熟し過ぎてて食べられなかった。
できればホテルの朝食を食べたかったけど、早朝出発だからしょうがない。ここのホテルの朝食は気に入ってたんだけどな。
一人で使うには広過ぎたこの部屋とも今日でお別れ。荷造りは昨夜のうちに半分以上済ませていたので、のんびりと出発の準備をする。部屋にいる時はずっとつけていたCNNニュースとも、これでお別れだ。
7:00過ぎにフロントへ降りて、チェックアウトをする。混んでいるかと思ったが、ガラガラだった。チェックアウトを済ませて、ツアースタッフが迎えに来るまでロビーで待機だ。
それにしても本当に広くて良い部屋を使わせてもらったな。たまには広すぎる部屋というのもいいもんだね。(ほとんど使いこなせなかったけど。)
7:20にツアースタッフの方が迎えにきた。4人乗りの車に乗り込む。あと2人を乗せて集合地点に向かうとのことだ。
車は少し走り、ヒルトン系のホテルで台湾人の夫婦が乗ってきた。私は後部座席に乗っていたので、助手席に移ろうかと聞いてみたが、別にいいと言われたので、そのままの席に座る。旦那さんが助手席、嫁さんが後部座席に座る。
車は30分ほど走って、集合場所に到着。うとうとしていたらいつの間にか着いていた。まだバスが到着していないらしく、しばし車内で待機する。
バスを待っている間、台湾の方と少し会話した。ドバイには2日間滞在して、その前はどこの国かは忘れたが、息子さんのところに行っていたらしい。ドバイ滞在後は台湾に戻るのだそうだ。
8:30頃にバスが到着。大型バスだ。私を除いて日本人も3組ほどいた。3〜4歳くらいの子供を連れた家族と女性2人組×2だ。やはり日本人はいるね。一人参加の人はいなかったと思うなぁ。
バスはほぼ満席。私の隣にはツアースタッフの若い男性の方が座る。軽く挨拶する。
8:40にバスは出発。メインガイドは初老の男性。トークが上手いようで、参加者の人を何度か笑わせていた。そして名前を一度聞いたら忘れないらしく、トークの合間に参加者の名前を聞いては、それ以降、その人の名前を呼んで、コミュニケーションを取っていた。このスキルはすごいね。真似しようと思っても真似できない。
参加者でインド人家族と思われる一団がいて、その中の女性2人がノリが良く、ソフィアという名前なのか、ガイドの方が事あるごとに「ソフィア」と呼びかけては、その都度、陽気に返事をしていたな。
ガイドの男性は、これから周る場所の説明や、周囲の建物の紹介をしており、話がずっと途切れない。頑張って聞いていたけど、やはり私の英語力では半分程度しか聞き取れず、だんだん眠くなってくる。というか、寝てた。何度もカクンとなってしまい、途中見所のある場所で隣のツアースタッフの男性が起こしてくれたけど、まぁ、なかなかひどかったね。
話を聞き取れた範囲では、ドバイのメトロは日本の協力があってできたこと、明後日(5/6)からラマダンが始まり、この日のようなツアーはしばらく組めなくなるので、今日参加した皆んなはラッキーということくらいか。あとは忘れてしまった。。。
9:20に休憩地点に到着。しばしのトイレタイムだ。
割と時間に余裕があったので、トイレを済ませたあとは周囲を散策する。とはいえ、郊外の何もないところにあるドライブインなので、周囲には何もないのだけどね。
少し離れたところにモスクを発見。なかなか豪華なモスクだ。GoogleMapを見る限り、「AL-Samha Central Mosque」という名前らしい。白い外壁、緑の木々、スカイブルーな青空、やはり絵になる。
しかし、当然ながら今日も暑い。今日はこのまま帰りの飛行機に乗るので、機内〜帰宅までの気温を考えて、少し厚めのシャツをきていたが失敗だったか。汗だくの状態で帰りの飛行機に乗りそうだ。
気温や湿度は東京の真夏と同じような感じなので、耐えられないわけではないが、外には居たくないと思いたくなる環境だ。UAEはこれからもっと暑くなるんだよな。信じられないな。
外を歩いていても、あまり眠気は覚めず、お店でコーヒーを買う。ただ、ブラックコーヒーがなかったので、ミルク入りの甘いやつ。
バスに乗り込みコーヒーを飲みつつ、ガイドの話を聞きつつ、景色を眺める。が、やはりずっとうとうとしていた。そうしているうちに、アブダビに到着。遠くに高層ビル群が見える。
アブダビの観光スポットを通る。ツアースケジール的に、全ての観光地を観光する時間はないので、一部の場所は車内から眺めるだけだ。
「YAS MARINA CIRCUIT」。アブダビのサーキット場だ。私の席の反対側だったので、よくわからないうちに通り過ぎてしまった。
「YAS Water World」。地球の歩き方によると、世界最速のウォータースライダーがあるらしい。これも、私の席の反対側だったので、よく見えなかった。ちなみに、「YAS」は、ヤス島に建てられているからその名前が付いているんだろうな。
「YAS MARINA CIRCUIT」、「YAS Water World」を車内から見物して、次に向かうはルーブルアブダビ(Louvre Abu Dhabi)。フランスのルーブル美術館の別館として建てられた美術館だそうだ。ここは下車できる。美術館だけあって、看板もなかなかオシャレ。白壁にアラビア語と英語で「Louvre Abu Dhabi」と書かれている。
ただ、美術館の中に入ることはできず(そういうツアーではない)、外観やその周囲の川の写真を撮るだけだ。とはいえ、美術館だけあって建物は綺麗で、それだけでも鑑賞する価値はある。
建物前の池はカヌーで漕げるようになっているらしく、そこそこの人がカヌーを楽しんでいた。この蒸し暑い中でのカヌーはなかなか気持ち良さそうだ。
川も綺麗な白群色。アブダビは水が透き通っていて綺麗だね。
ルーブルアブダビには20分くらい滞在して、また出発。次に向かうはデーツマーケット。
デーツはナツメヤシの果実のことで、アラブの伝統食のようだ。ちなみに左下の写真に写っているお店全てがデーツを扱っているお店だそうだ。
お店に入り、デーツを試食させてもらう。黒糖で味をつけたような、日本の和菓子のような甘さのするデザートだ。私は結構好きだな。参加者の何人かはその場でデーツを買っていたな。私はここでは買わなかったけど、空港でお土産として買いました。
ここではデーツの試食と買い物タイムだけで、すぐにバスに乗り込み次の場所へ向かう。次は「ヘリテージビレッジ」だ。アブダビの歴史の展示や、ベドウィンの生活がわかるような展示がされているカルチャービレッジだ。
デーツマーケットからヘリテージビレッジまでの道のりは、アブダビの中でも中心部を通る。アブダビの街もドバイとまではいかないが、高層ビルが建っていたり、今まさに建設中といった建物がいたるところにある。
ガイドの男性が色々と解説してくれてはいるが、いろんな建物を立て続けに解説しているので、なかなかついていけない。たまに、隣の席のスタッフの方が個別に教えてくれたりしたが、大半は雰囲気で楽しむ感じだった。
そうしているうちにヘリテージビレッジに到着。ここは地球の歩き方にも乗っている場所だ。
屋内展示と屋外展示が大体半々くらい。外は相変わらずの炎天下なので、正直、屋外展示を見る気は無くしていたんだけど、ここの観光時間は30分あり、せっかくなのでちゃんと見ることにする。
入口にある看板では、いろんな国の言葉でWelcomeのお出迎え。日本語でも書かれてますね。
何かのモニュメント。アブダビやベドウィンに所縁のあるものかな?
ヘリテージビレッジの中には、猫とラクダがいた。が、どちらも暑さのせいか全く動かない。特に猫なんかはゴロンとなって全く動かず、カメラをかなり近づけても気にも留めないようで、ピクリともしなかった。しかし、かわいい。
展示されている内容としては、ドバイ博物館に展示されている内容とそこまで違いはないかも。
ただ、展示の中に、1960年代のアブダビの写真が飾られてあったのだが、それが強烈に印象に残っている。今のアブダビの姿からは想像もできないような、寂れた寒村という印象の写真がそこにあって、それがなんとも信じられない。たった半世紀でこれだけ変わったのかと、驚嘆の思いだ。これも石油の力なのかなぁ。
ヘリテージビレッジは入り江に面している。そこからの景色はなかなか綺麗。
アブダビは本当に海が澄んでいて綺麗だ。ここまで透き通った海というのは、今まで見たことがあっただろうか。ケアンズで見たときの海とはまた違った感じの綺麗さだ。(その時の記事はこちら)
ヘリテージビレッジを見るのに30分という時間はちょっと少なかった。若干駆け足で見つつも、全ては見切れなかった。 全て見て見たかったけど、団体行動なので仕方ない。バスに戻ることにする。
バスに戻ると、どうやら私が一番最後だったようだ。というか、私待ちで、バスの扉も閉まっていた状態だった。集合時間ちょうどのはずだったんだけどなぁ。みんな見るものがなくなって、先にバスに戻ってしまったのだろうか。
席に戻って、バスは出発。次に向かうは、マリーナモールというショッピングセンター。ここでランチタイムだ。
バスでの移動中、これまで撮った写真を見ていると、隣に座っていたスタッフの男性から、「いいカメラを持っているけど、君は写真家かい?」と尋ねられた。私のカメラは相当古いカメラなのだけど、一応一眼レフカメラだから、そう見えるのかもね。当然、写真家じゃないので、「ただの趣味だよ」と答えつつ、一眼レフカメラで撮ったインスタグラムの写真を見せる(すでにドバイの写真も何枚か投稿してたのさ)。そんな流れでインスタのアカウントも交換。
ちなみに、隣に座っているスタッフの男性は、エジプト出身のようで、「エジプトに来たことはある?」と聞かれ、エジプト旅行を勧められた。次の旅行の候補先に入れておこうかな。ピラミッドを見てみたいしなぁ。
マリーナモールにはすぐについた。ここでは90分のランチタイムだ。余裕のある時間設定でありがたい。
夕食は空港だろうから、ドバイでのちゃんとした食事はおそらく最後だ。最後はアラブ料理にしようと思い、モール内のお店を探す。
HATAMというお店に入る。(お店の写真撮るの忘れた。。。)
KEBAB SULTANIという料理を注文。
付け合わせがパン(これが付け合わせ?と言いたくなるくらいの大きさ)、生野菜(葉物、ニンジン、きゅうり、ピクルス、オリーブ)、チーズとこれまた豪華。アラブの料理は本当に付け合わせが豪華だったな。
この日も蒸し暑い中、外を歩いていたので、汗を大量にかいている。そんな中での酸っぱいピクルスというのは非常にありがたい。
KEBAB SULTANIにはマーガリンがついており、これは、4日目のランチのお店の時にも出たんだけど、この組み合わせは私の口には合わなかった。ちょっとこの組み合わせはいただけない、、、
マーガリン以外は美味しかった(笑
他のツアー参加者もランチを取っているはずだったが、このお店に入ったのは私だけだったようだ。他の参加者は見かけなかった。
さて、のんびりとランチを食べて、余った時間でモール内を散策する。正直言って、マリーナモール内はそこまで印象には残っていないのだけど、唯一マンモスの骨格標本だけは印象に残っている。
ランチタイムも終わり、バスに乗り込む。次に向かうはこのツアーのメインスポットである、「シェイク・ザイード・モスク」だ。正式名称は、「Sheikh Zayed Bin Sultan Al Nahyan Mosque」(シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒーヤン・モスク)という大変長い名前のモスク。UAEの前大統領の名前を冠している。
モスクにつくまで、ガイドの方の説明が続く。左下の写真は、国際的な会議で使用されたホテルだそうだ。(何の会議かはまでは聞き取れなかった。。。)
競馬場の側も通る。UAEならではだね。
「シェイク・ザイード・モスク」に到着。が、この建物はとても大きく、少し離れた駐車場にバスを止めて、そこから地下の通路を通って向かうことになる。道路の先に見えるのが「シェイク・ザイード・モスク」だ。
ここは団体行動のようで、ガイドの男性についていく。この丸い建物から地下に入って、シェイク・ザイード・モスクに向かう。
ちなみに、上の写真の円形の建物は、下から見上げるとなかなか綺麗な模様が見える。
地下に入ると、そこはモールになっていた。本当にモスクかと疑いたくなるほどに、モスクの雰囲気が全くない。下の写真だけ見たら、ただのショッピングモールにしか見えないよね。
モスクの案内板はあるので、モスクではある。
ガイドの男性は参加者の名前を呼びながら集団をまとめて引き連れていく。30人近くいるこの団体を、一人一人の名前を呼びながら引き連れていくなんて、この人やはりすごいな。シェイク・ザイード・モスクの解説をして周りを楽しませつつ、メンバーがはぐれないように、見てるところはちゃんと見てる。プロの仕事だ。(下の写真の赤い服を着た人が、そのガイドの男性)
団体用の入り口で入場チケットを発行する。あと手荷物検査を受ける。wifiは持ち込めないらしく、クロークに預ける。宗教施設とはいえ、観光色が強い。あまり宗教施設に来ている感じはしないね。
諸々の受付や検査を済ませて、地上に出ると、モスクが目の前に現れる。
写真に収まらないくらいの巨大さだ。形がタージマハルに似ているような気もする(ガイドの方も何度かタージマハルと言っていた気がするなぁ)。ガイドの方についていきつつ写真を撮る。
これはモスクというよりかは宮殿だね。豪華絢爛とはまさにこのこと。どんな写真を撮っても、それなりな絵になるよ。
建物自体は2007年に完成した建物で、比較的新しいモスクのようだね。
天井の装飾もやはり凝っていて見応えがある。
モスクは白壁で覆われており、金の装飾や、カラフルな色で彩られた絵が描かれている。当然ながら3日目に行ったジュメイラモスクとは全然違う。
シェイク・ザイード・モスクもジュメイラモスクもそれぞれに良さがあって、個人的に甲乙はつけがたい。シェイク・ザイード・モスクは宮殿のような豪華絢爛さがあって、見惚れてしまうような美があるが、ジュメイラモスクの方は、優しい色合いの装飾で、なんとも言えない心地よさがある。どっちもいい。
モスクの内部も一部だが、一般開放されている。下の写真は、その内部の一室の写真。壁の装飾もシャンデリアも、ため息が出るような煌びやかさだ。
上の写真に写っている左側の部屋はこんな感じ。宗教施設には見えない。。。
これだけ観光色の強い施設だけど、イスラム教徒向けに祈るための部屋は用意されている。流石にその部屋は、異教徒は入場禁止だ。礼拝の時間になると、コーランが流れてきて、これは他のモスクと同じだった。やっぱり宗教施設なんだね。
シェイク・ザイード・モスクは見学時間は90分あったが、建物が大きく、ゆっくりと見てる余裕はなかった。見学路を一通り巡るとちょうどいい時間になる。
もうちょっと見たかったという思いはあるものの、仕方なくバスに戻ることにする。割と満足。夜のライトアップされたシェイク・ザイード・モスクも必見らしいのだが、こればっかりは仕方ないね。
来た道を引き返し、預けていたwifiを受け取る。
バスに戻る途中、お土産屋でアブダビのショットグラスを購入。私自身へのお土産としてはこれでコンプリート!
バスに戻り、ツアーとしてはこれで終わり。あとはドバイに戻るだけ。最後にバスから見えるモスクを一枚。西日に照らされるシェイク・ザイード・モスク。なかなか幻想的だよ。
バスの中では、相変わらずうとうとしてしまう。他の参加者も同じくうとうとしているようだ。気づいたら朝の集合場所に着いていた。
ここからは、個々に送迎車に乗って、各自のホテルに戻る。ガイドの男性がホテル名を読み上げてくれ、呼ばれるまではバスで待機する流れ。動きがわかりやすくてありがたい。このガイドの男性は流石だなと終始感心させられてしまう。
自分の泊まっていたホテルの名前が呼ばれる。去り際、ガイドの男性と握手をして別れる。良いツアーだった。
帰りの車は、行きの時と同じく台湾の夫婦と一緒だった。ドライバー含めて4人しかいないのに、10人以上乗れる中型車で迎えに来てくれた。
帰りの車内では特に会話もなく、静かな時間が流れる。先ほどまで、ずっと寝てたので、この時間は特に寝ることなく、ドバイの街並みをぼんやり眺めて過ごす。これでドバイの街並みともお別れ。(左の写真は、ドバイで散々見かけた、「EMAAR」という財閥のホテル。右側はライトアップされたドバイフレーム。)
ドバイの中心部に入ると、時間も夕方ということもあり、渋滞に捕まってしまった。ドバイの渋滞は一度くらいは体験してもいいかなと思っていたので、まぁ気にしない。
バージュハリファから見た渋滞の光は綺麗だったが、それはこういう状況が生み出した光なんだよな。上から見る分には綺麗だけど、その場にいる人にとっては、とんでもない話だわな。
渋滞といえども、ちょろちょろとは進むので、東京の高速道路の渋滞よりかは酷くない。まぁまぁ、一度くらいなら許容範囲かな。
さてさて、車はヒルトン系のホテルで台湾人夫婦を下ろし、次に私の泊まっていた GATEWAY HOTELに到着。チェックアウトは済ませていたので、ホテルに戻る訳にもいかない。
時刻は19:30くらい。フライトは深夜の1:20で、空港に向かうには早すぎる時間なのだが、他に行くところもなく、空港に向かうことにする。
空港はメトロで繋がっている。移動しやすくてありがたい。「Al Fahidi」駅からエアポートターミナルへ向かう。
メトロ1本で空港に行けるというのはなんともありがたい。メトロの車内はこんな感じ。冷房が効いていて、涼しくて気持ちいい。
20:00過ぎに空港に到着!
乗るは1:20発のGuangzhou(広州国際空港)行きだ。まだ出発まで5時間近くある。。。
まだチェックインも始まっていないので、空港のカフェでコーヒーを飲みつつ時間を潰すことにする。ここで2時間近くのんびりと。
カフェから見える滑走路を一枚。
時刻は22:20くらいになり、出発の3時間前になった。そろそろチェックインの時間と思い、空港カウンターの方に行って見ると、そこにはすごい行列。まだ、出発の3時間前なんだけどな。1時間くらい待ちそうな行列だったので、私も並ぶことにする。
予想通り1時間くらい並んでチケットをゲット!
そのまま保安検査、出国審査を受けて免税エリアへ。
搭乗までまだ少し時間があったので、出国前の腹ごしらえをすることに。深夜便なので機内食が出るかもわからなかったしね。無性に麺類が食べたくなり、麺類のお店を探す。で、見つけたパスタのお店に入る。
ミートボール入りのスパゲティを注文。ルパン三世の「カリオストロの城」に出てくるあのスパゲティみたいだ。チーズがたっぷりかかってて美味しかった。
食事が終わって時刻は0:30。ちょうどよく搭乗時間になった。搭乗ゲートであるD19ゲートに向かう。搭乗はすでに始まっており、そのまま機内へ。(飛行機の写真を撮るの忘れた。)
席はH77で通路側の席。右側に2席あり、どちらも日本人の男性が座っていた。おそらく二人とも初対面だと思うが、UAEやサウジアラビアのビザについての会話をしていた。ちなみに、前の列にも後ろの列にも日本人がいた。日本人、本当に多い。おそらくこの人たちとは羽田まで一緒なのだろうな。
深夜なので、フライトの開始とともに眠ってしまった。途中、機内食が出たタイミングで起きる。が、ド深夜だし、夕食も食べてしまったので、ここは「No thank you.」で。さすがに深夜2:00に食事はできないな。窓際の男性は普通に食べてたけど。
右側の男性は、雪山で遭難した男性の映画を見ている。映像だけこっそりと見ていたけど、なかなか面白そうな映画だ。映画の名前はわからなかったな。(眠くて調べる気にはならなかった。)
いつの間にかまた眠ってしまい、到着2時間前に運ばれて来た機内食のタイミングで目が覚める。スクランブルエッグがお粥を選べたので、スクランブルエッグを選ぶ。(写真がボケてる、、、)
寝起きでお腹も空いておらず、メインディッシュとフルーツだけ食べた。あとは到着までうとうとと。
飛行機は定刻通り広州国際空港に到着。この空港をトランジットとして使うのは3回目。さすがにこの空港の勝手は理解している。
いくつかの検査を通って、私にとっては"いつもの"になった、広州国際空港の待合ロビーに到着。
さすがに空港を探検ということもないので、そのまま搭乗ゲート付近で、搭乗開始まで待つ。乗り換え時間は2時間程度しかなく、諸々の検査や手続きで1時間くらい使っていたので、案外時間はちょうどいい感じ。
それにしても、ドバイは私の想像以上に日本人が多かったな。そんなに日本人が行く観光地としてメジャーなのだろうか。あまりそういうイメージはないのだけど。確かに、ツアーのガイドの方やスークの商人なんかは日本語で話していたしな。それくらいには日本人は来ているんだね。
外には結構強い雨が降っている。この旅行中初めての雨だ。
搭乗時間になり、機内に入る。日本へのラストフライトだ。
席は53Aで窓側の席。隣には日本人の女性が座っている。すると、隣の女性はグループで参加していて、メンバーがバラバラの席になっていたのか、私に席を変わってほしいと相談して来た。
私としては、外の景色を見たかったので、まずは断る。が、別な窓側の席と変われないかと再度相談されたので、窓側であればということでOKした。移動後の席は51K。3列席で、横の2席には日本人の夫婦が座っている。
15:00に離陸。結構機内が揺れている。外は雨が降っていたからなぁ。気流が乱れているのだろうか。
離陸後1時間半ほどして機内食が出た。
なんか見覚えのあるメニューだ。と思い、過去の写真を漁っていたら、このメニューは昨年のオーストラリアで日本に帰国する際に出たメニューと同じだった。
その時の写真はこちら。うん、全く同じメニューだ。同じ航路で同じ航空会社だから、まぁ当然といえば当然なのかな。
当時は、わさびを全てそばに投入してしまい、辛すぎて食べれたものじゃなかったので 、今回はわさびを入れずに食べる。美味しかった。前回の旅行からのちょっとした学び(笑
広州から羽田まではフライト時間で4時間程度。食事を終えると、到着まで残りは2時間程度だ。あとは、景色を見つつ、たまにうとうとしつつ。
飛行機の窓から見えるこの景色はいつ見ても綺麗だね。飛行機の翼、白い雲、群青色な空。シンプルな色しかないはずなのに、不思議に綺麗だと思えてしまう。
飛行機は定刻通り、19:50に羽田空港に到着。
さてさて、これでドバイひとりたびも終わり。今回も楽しく気づきのある旅行だった。
次はどこに行こうかな。
【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 5日目〜デザートサファリツアー&ドバイ新市街散策編
ドバイひとりたび5日目。この日は5/3(金)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・5/3(金)
(デザートサファリツアー) → ゲートウェイ ホテル → Bayt al Wakeel → アブラ船乗り場(Bur Dubai Abra Station) → JBR Marina Beach → Marina Dhow Cruise → ドバイ・モール → ドバイ歌劇場 → Dubai Waterfall → Bayt al Wakeel
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝4:45起床。途中寝苦しくて、3時前に一度目が覚めてしまった。
体がベトベトする。寝起きの頭でも体のベトベトがわかるほどに気持ち悪い。ウェットペーパーで体を拭いて、テントの外に出る。
外はひんやりとしていて清々しい。他の人はまだ誰も起きていない。カメラを持って砂丘の上に上がる。清々しい朝の砂漠の景色を独り占めだ。
砂を触って見る。ひんやりとして気持ちがいい。湿り気がなくサラサラしているので、掴んだ先から砂が手からこぼれ落ちていく。
しばらくはのんびり一人で眺めていたが、だんだんと他の人たちも起き始め、砂丘の上に集まって来た。昨夜お話しした女性二人も砂丘の上に上がって来た。空が綺麗な青。
周りから鳥の声がしきりに聞こえてくる。周囲に木はなく、背の低い植物がちらほらとあるだけだ。おそらくそこから鳴いているのだろう。
人がほとんどおらず、ひんやりとした空気の中、鳥の声を聞きながら砂漠で日の出を待つ。最高の雰囲気だね。贅沢な時間だよ。
5:40に日の出。砂漠で迎えるサンライズ。しばらくこの景色を眺める。
下の方から朝食ができたと声が掛かる。だけど、この景色をもう少し見たくて、返事だけしつつも景色を眺める。結構な高さまで日が昇るまで眺めていた。綺麗だ。
この景色もずっと見てられると思える景色なのだけど、朝食の時間ということもあり、名残惜しくも下に降りる。最後にパノラマ写真を一枚。
外はすっかり明るくなった。
朝食はパンとソーセージとスクランブルエッグ。シンプルな朝食だ。全部パンに挟んでホットドックにして食べる。日は出たといえど、まだ外はひんやりしていて気持ちいい。そんな中で食べる朝食。うまいに決まってる!
朝食後はコーヒーを片手に砂漠を眺める。人が全くいないので、砂漠の景色を独り占めだ。こういう時間がとてつもなく好きだ。
パノラマでも一枚。
さて、時刻は7:00前。周りの人も朝食を終えて、だんだんと帰る時間が近づいて来た。迎えの車もやって来た。砂漠と車というのも、なかなか絵になる。
帰る支度をして、車に乗り込む。
行きの車で一緒だった女性4人組と一緒に乗って、ドバイの街に戻る。
行きの車内は女性グループの会話でわいわいしていたが、帰りの車内は、早朝ということもあってか寂としている。行きと同じように、私は助手席に座っている。のんびりと窓から見えるドバイの景色を眺める。
それにしても、今回の旅行、ここまで一人旅の人を全く見かけていない。家族とか友人とかで来ているようだが、一人では来ないものなのだろうか。私としては、誰かと一緒だと、その人に気を使ってしまい、心の底から楽しめないと思うから、行くなら一人がいいと思ってしまうタイプなのだが。そういう考えは少数派なのだろうか。
確かに旅行中、どこか寂しさに近いものがないわけでもない。でも、それは一人旅をする上では付きまとうものだろうし、それも含めて一人旅の楽しさだと思う。
少なくとも私は海外旅行においては、みんなでワイワイというのは求めていない気がする。では、自分は海外旅行に何を求めているのか。趣味といえはそれまでなのだが、それで終わらせるのもなんか勿体無い。
皆んなとワイワイする楽しさよりかは、自分の内から湧き出る感情、感動、思考と言ったものを楽しんでいるとは思う。日常では得られない、非日常という環境下だからこそ得られる感情、感動、思考。自分自身の新たな気づきというものだろうか。
「自分と向かい合う時間」という表現は違う気がする。別にモラトリアムをしたいわけじゃない。世の中のことを知る、自分のことを知る、知らなかったことを知る、そして、その知識と経験をリンクさせるというのが自分にとっては楽しいんだろうな。私はそれを求めているのだと思う。
そしてその作業は、自分の中で行うものだ。だから私は、みんなでワイワイというよりかは、一人で行くのがいいんだろうな。
帰りの車に揺られながら、そんなことを考えていた。
3日目に見たドバイフレームのそばを通る。この道は、まさに私が3日目に歩いた道だ。
8:00過ぎにホテルに到着。
まずはシャワーだ。身体中ベトベトだ、そして砂だらけだ。のんびりとシャワーを浴びた後、なんだか急に眠くなってしまい、そのまま少し寝ることに。昨夜は寝苦しかったからなぁ。
もともと、この日の午前中は予定は入れていなかったので、午前中は休息の時間ということで。
11:30くらいに起きて、活動開始!この後は、新市街(ドバイマリーナ、ダウンタウンドバイ)を見に行く予定だ。まずはその前にランチだ。
早朝はひんやりとして清々しかったが、やはり昼時になると蒸し暑い。
ランチはクリーク沿いにある「Bayt al Wakeel」というお店だ。オールドスークの中にある。2日目にここを通った時に、良い印象を受けていなかったので、スークの中を通るの嫌だなと思いながら歩く。予想通り、めんどくさい客引きにあう。まぁガン無視したけどね。
昼時ではあったけど、店は3割程度の入りよう。クリーク沿いの席に通される。クリークを眺めながらの食事を取れるなんていいね。
ラムチョップとミントレモネードを注文。ラムチョップは肉がとても柔らかくて美味しかった。手に持って直接かぶりつく。ミントレモネードも酸っぱくて美味い!ってかドバイに来てからこればっか飲んでるな。
クリークにはアブラ船が行き交っている。クリークとアブラ船を眺めながらのんびりランチを楽しむ。
アブラ船を眺めていると、だんだんと乗りたくなって来た。アブラ船は片道1DHなので、ふらっと乗ることができる。次はメトロに乗ってドバイマリーナに行く予定であったので、アブラ船で対岸に渡って、対岸にあるメトロの駅からドバイマリーナに向かうことにする。
13:00過ぎに店を出て、そのままアブラ船乗り場から対岸にわたる。アブラ船の上からランチのお店が見える。(右側の写真)
アブラ船に乗っていると、隣に座っていた女性から話しかけられた。日本から来たと答えると、その方もかつて日本に住んでいたようで、市ヶ谷にある大学に通っていたということだった。ドバイに11年住んでおり、今日はヨーロッパで働いている息子さんがドバイに帰って来たので、一緒に出かけているのだそうだ。その女性の方の出身は聞けなかったけど、アジア系の人だったな。
対岸に渡り、クリーク沿いに歩く。
歩いている途中で、モンスターボールっぽく見える塗装を発見。これなんだろ?(割とどうでも良いね(笑))
「Al Ras」駅に到着。これまで見たメトロの駅とは違った作り。
「Al Ras」駅からメトロで「DMCC」駅へ。料金は8.5DH。
ちなみに「地球の歩き方」には「DMCC」ではなく「Jumeriah Lakes Towers」と表記されていた。「地球の歩き方」を見ながら移動していたので、危うくこの駅で降りそびれるところだった。危ない危ない。
ドバイマリーナ付近はトラムと呼ばれる路面電車が走っている。乗る気は無かったので写真だけ。なかなかモダンな電車だ。
ドバイマリーナのビーチに向かって歩く。ここら辺一帯は高級住宅街なのだろうか、高層マンションが建ち並んでおり、なかなかな光景。
ビーチに向かって歩いていると、後ろからインド人(だと思う)男性2人に話しかけられる。2人とも、なんだかとってもはしゃいでいる。何を話しているかはわからなかったけど、雰囲気的に私と写真を撮りたかったようだ。なんでだろうね。とはいえ、流れで一緒に写真を撮る。
写真を撮ったらさっさと先に進んでしまった。うん、何だったんだろうね。
ビーチには一面白いパラソルで覆われており、結構な人がビーチで泳いでいた。この暑さなら泳ぎたくなるよね、絶対気持ちいいだろうな。
私はここの雰囲気だけ見れればよかったので、ビーチ沿いにのんびり歩く。まぁ、一人で泳いだって楽しくはないしね。泳ぐんだったら、友人なり恋人なりを連れてだよね。ビーチの向かいにはショッピングセンターが併設されている。遊べるスポットだね。
それにしてもデザイン性のある建物に、快晴な空。写真を撮りたくなる光景だね。
ドバイマリーナは本当に歩いただけ。特にお店にも寄らず(ショッピングする気もなかったし)、何も買わずで。
「DMCC」駅に戻る途中で、偶然にも2日目のダウ船クルーズツアーの場所に遭遇した。クルーズツアーで乗ったダウ船が、そのままそこに停泊してあるね。たまたま歩いた道が、2日目のクルーズツアーで通った道と偶然にも同じということで、道が繋がってなんかスッキリ。運が良い。
ちなみに下の写真は、2日目のダウ船クルーズツアーで、ドライバーの兄ちゃんに降ろされた場所&迎えに来た場所だ。個人的には思い出深い場所。
「DMCC」駅に戻り、そこから「Burj Khalifa/Dubai Mall」駅へ向かう。
メトロ沿いの通りは、建物で埋め尽くされているわけではなく、結構な空き地が広がっていたり、巨大な広告が建てられていたりと、まだまだ未開発なエリアが残っている。未開発エリアがあるってことは、ドバイはまだまだ発展して行くんだろうね。
メトロから外を眺めていると、個人的に印象に残る広告を発見。映画の広告なのかな。SFっぽい感じがするところ、左側にゆるいキャラクターが場違いのように載っている。これは何だろうね。この絵になぜこのキャラクター?という感じで、不思議と記憶に残ってしまった。
「Burj Khalifa/Dubai Mall」駅に到着。
ドバイモールは3日目にも来たので2日振り。駅からドバイモールに続く連絡通路を歩く。連絡通路から見える外の景色からも、あちこちで建設中のビルがあるのがわかる。ドバイモールの周辺には高層ビルが建ち並んでいた印象であったけど、まだまだ立てるんだな。本当に、ドバイは発展の真っ盛りなんだね。
3日目に来た時は、バージュハリファしか見ていなかったので、この日はバージュハリファを下から眺めるのと、ドバイモール周辺を歩き回る予定だ。買い物をする気は無かったので、本当に歩き回るだけなんだけどね。
ドバイモール。世界最大級のショッピングモールだそうだ。
スーク・アル・ハバールというモールと、そのモールとドバイモールを繋ぐ橋。
上の写真をちょっと引いたところから。
ちなみにこれらの写真、3日目はバージュハリファの展望台から見下ろしていた。その時の写真はこれ。(3日目の写真の再掲)
ドバイオペラ。中に入って見たかったけど、入れそうな雰囲気ではなく、入るのを諦めてしまった。
下から見上げるバージュハリファ。写真下に見える建物も決して低い建物というわけではないんだけど、やはり圧倒的な高さだ。
ドバイモールの周辺を歩いている内に、時刻は18:00になり、ドバイファウンテンの時間になった。人工池の側で休憩がてら、噴水ショーを楽しむ。時間は3分程度で短いものなのだけど、なかなか楽しめる。
ピースのようなポーズのモニュメントとバージュハリファ。
ちなみに人差し指には小鳥が止まっていた。思わず望遠レンズで一枚。
スーク・アル・ハバール付近を歩いていると、時刻は18:30になり、2回目のドバイファウンテンの時間。ドバイファウンテンは18:00から30分間隔で実施される。今回はパノラマで。
「I Love Dubai」なモニュメントも発見。こういうのはよくあるよね。
時間もそろそろ夕食時になり、何か食べようとドバイモールの中をうろつく。が、食べたいと思うものが見つからない。3日目に行ったフードコートにも行って見たけど、席が埋まっており、食べれるような雰囲気ではない。歩き疲れていたので、座って休みたかったんだけど、うーん残念。ここで夕食をとるのは諦めて、次の場所に行くことにする。
メトロの駅に戻るべく、ドバイモールの中を歩いていたんだけど、その時ふと、黒のヒジャブを被った女性とすれ違った。その女性は、ブランド物のバックを持っていた。その時、自分の中でハッとするものがあった。
思わず周りを見渡してみる。黒いヒジャブを被った女性はいたるところにいる。ドバイの街では当たり前の光景だ。その女性の方々、ある人は、お店でオシャレな服(もちろん色は黒ではない)を見ていたり、スマホをいじっていたり、タンクトップ一枚のラフな格好をした女性(つまりイスラム教の人ではない)と一緒に歩いていたりと、何が言いたいかというと、彼女たちも普通の女性なのだ。
他の女性と同じく、綺麗なものには魅かれるし、買いたいものを買ってるし、宗教によって付き合う相手が変わるわけでもないし、当然のことなのだけど、何というか、普通の人間の女性なのだ。
正直にいうと、自分の中では、ヒジャブを被った女性というのは、厳格にイスラムの教えを守っていて、行動も制限されているものだと思い込んでいた。実際にそういう女性を見たことが無かったので、自分の頭の中では、そういう存在としてのイメージが出来上がってしまっていた。イスラム教の女性というイメージで固められた空の器だけがあって、そこに中身(人格)が無かった状態だった。それが間近で実際の姿を見て、ハッとした瞬間、その中身が普通の女性であることに気づき、自分の持っていた認識が大きく違っていたことに気付かされた。自分は変な偏見を持っていたのだ。
知識はもちろん大事なのだが、頭のだけの理解だけでは偏見を生んでしまう。それを実際に経験してこそ、生きた知識になる。
もちろん学んだことを全てを経験することはできない。だからこそ、偏見を持っているかもしれないということを心に刻んだ上で、自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見を尊重すること、相手の意見に寛容になることが大事なんだと思う。
ハッとした瞬間、そこに気づいた。この旅行中一番の衝撃を受けた瞬間だった。
改めてドバイモールにいる人たちを見てみる。アラブの民族衣装を着た男性と黒いヒジャブを着た女性がベビーカーを押して歩いている。押しているのは男性だ。というか、赤ちゃんを連れた人はたくさんいたが、ベビーカーを押しているのは大半が男性だ。
おそらくこの国も昔は男尊女卑な文化があったはずだ。だが、ドバイは少なくとも男女共同で子育てをしている。ドバイでは当たり前なのだろうし、世界的にも当たり前であるはずだ。
日本では「イクメン」とか「男の育休」とか、男性が子育てをするための流れを作ろうとしている段階だ。やはりこの点については、日本は大きく遅れている。この差はなんなのだろうね。
おそらくだけど、日本は海に囲まれた単一民族国家だ。なので外部からの文化や考えが入りにくく、変わりにくいんだと思う。文化が変わるのは、外部からの大きな力がないといけない。そうした時に、日本というのは地理的にも民族的にも外部からの要因というのが少ないので変わりにくいのだろう。一方で他国は地続きで国がつながっており、多文化多民族との交流が多いのだろう。だから外部からの要因に影響を受けやすい分、変わりやすいのだろう。
今は、インターネットという力で、外部の力が入りやすくなっている。日本もこれまでの変わる速度よりも早い速度で変わっていくだろう。というか、そうなってほしいと思う。
こういう気づきは、ドバイモールという人の集まる場所だからこそ気づけたことだと思う。私はショッピングには興味がないので、モールは素通りするつもりであったけど、そこに住んでいる人たちの生活スタイルや文化を知るには、絶好な場所なんだということがわかった。今後、旅行に行った先でも、こういう人が集まる場所で、人を観察して見るものいいかもしれないな。
さてさて、メトロに乗る前に、紀伊国屋を見てみることにする。3日目に寄れなかったので、このタイミングで。
紀伊国屋ってことは日本の本があるだろと思って店内を見回して見る。早速発見!日本の漫画コーナー。
あと、コンマリメソッドの本や、ジブリグッズが並んだブースもあった。
紀伊国屋の店内も見れたので、ドバイモールで見たいところは見れた。ドバイモールに別れを告げて、メトロに乗り込む。次に向かうは「ビジネスベイ」駅の近くにある、ドバイウォーターキャナル(Dubai Waterfall)だ。
外はすっかり真っ暗。夜景がなかなか綺麗。
ドバイウォーターキャナルは、具体的な場所がよくわからなかったのだけど、歩いていると案内板を発見。ありがたい。
駅から10分程度歩いたとこで、ドバイウォーターキャナルを発見。橋の上から水が流れており、滝のようになっている。それがライトアップされて、なかなか幻想的な光景になっている。
ドバイの街は夜景が映えるように意識して開発をしているのだろうか。とても写真に撮りたくなるような光景ばっかりだ。
ちなみにこの滝は橋の両側から流れている。反対側をのぞいて見ると、なんとそこはメトロの線路で隠れてしまっている。うーん、なんか残念な感じだね。隠れるくらいだったら作らなくてもいいのに。
ちなみにエレベータで橋の上にも登れるようになっている。折角なので行って見ることにする。屋外に設置されたエレベーターだけど、中はちゃんと冷房が効いており、快適でした。
橋の上から見える川の景色。ライトアップされた滝は、橋の下部から流れているので、当然ながらその部分は視界には入らない。エレベーターで登れるものの、正直言って、うーん微妙だね。川の夜景はもちろん綺麗なんだけど、ライトアップされた部分が見えないってのは、なんともね。。。
道路側の写真も一枚。
さてさて、時刻も20:00を過ぎてきた。そろそろホテルに戻ることにする。夕飯をどうするか決めてなかったけど、お昼に行ったお店が美味しかったので、夕飯もそのお店に行くことにした。24:00までやっていることは調査済みなので、時間的にもOKだ。
メトロに乗ると、車内はほぼ満員状態。これまでメトロに乗っていた時は全然混んでいなかったので、満員状態の車内を見てびっくり。ドバイでは金曜日は休日なので、その関係もあるのかな。
「Al Fahidi」駅について、そのままランチで利用したお店「Bayt al Wakeel」へ向かう。途中見慣れないスークを発見。この周辺は2日目と4日目に割と歩き回ったつもりなんだけど、まだ知らない場所があったということか。
「Bayt al Wakeel」に到着!
ランチで使った席と同じ場所に通される。夜のクリークを眺めながらの食事だ。いいね。暗いけどアブラ船も写っているね。
エビとマッシュルームのクリーム煮を注文。これがとてつもなく美味しかった。エビの出汁がよく出ていて、おかわりしたくなるくらいの美味しさだった。
アブラ船を見ながら食事をしていると、またアブラ船に乗りたくなってきた。この後はホテルに戻るだけだったので、最後にアブラ船に乗ってから帰ることにした。本当にアブラ船は気に入った。
お店を出ると、そこにはなかなかオシャレなランプ、そしてそのランプが飾られた壁面。思わず一枚。
アブラ船に乗る。
夜の、涼しくなった、少し湿り気のある風に吹かれながら、短い船旅の時間を楽しむ。この時間なのでアブラ船に乗る乗客は少なく、耳にはアブラ船のエンジン音だけが聞こえる。鼻には川の匂いを感じる。いい夜だ。
対岸に着いたら、そのまま帰りの船に乗り込む。たぶん変な風に見られたんだろうね。だって、乗りたかったんだもん。
船旅いいね。
戻ってきてからは、ホテルに帰る前に、スーパーによって翌朝の朝食を購入する。翌日は7:20にアブダビツアーの迎えが来る。ホテルの朝食を食べる余裕はなさそうなので、止むを得ずで。
日清のカップヌードルとバナナを購入。日清のカップヌードルは、本当にどこの国でも売ってるな。日清すごいね。さすが萬平さんだ。(NHK連続テレビ小説の「まんぷく。」の話ね。)
22:30にホテルに到着。シャワーを浴びて翌日の荷造りをして就寝。
翌日はアブダビツアーに参加して、そのまま空港から帰国の途につく。ドバイひとりたびも翌日で終わりだ。いつもながらあっという間。
5日目終了。6日目に続く。
【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 4日目〜ドバイ旧市街散策&デザートサファリツアー編
ドバイひとりたび4日目。この日は5/2(木)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・5/2(木)
ゲートウェイ ホテル → ドバイ博物館(伝統建築博物館) → AL Ustad Special Kebab → (デザートサファリツアー)
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
朝7:30に起床。
この日は、午前中にドバイ博物館を見て、午後からはデザートサファリツアーに参加する。午前中は時間に余裕があったので、のんびりとした起床だ。
ゆっくりシャワーを浴びて、朝食。
この日もハチミツたっぷりのパンケーキだ。美味い!
朝食を終えて、9:30にホテルを出発。ドバイ博物館へ!
この日も快晴で蒸し暑い。
ドバイ博物館は、2日目にその側を通ったので、場所はわかっている。場所はバッチリなんて思いながら、特に地図を見ずに、なんとなくドバイ博物館の方向に向かって歩いていたのだけど、見事に道に迷ってしまった。Google Mapを見ると、明後日の方向に向かって歩いていた(笑
やはり、見知らぬ入り組んだ道は、地図を見ながら歩かないとダメね。そんなこんなで、ドバイ博物館に到着。
ドバイに現存する建造物の中で最も古い建物らしく、1787年に建てられたそうだ。
建物の外壁は海の岩(Sea rocksと紹介されていた)と石膏でできているようだ。メインは海の岩で出来ていて、石膏は主に装飾用とのことだ。
下の写真はアラブの祭礼をビデオで紹介していたもの。
外観だけ見ると、ドバイ博物館は小規模な博物館のように見えたのだけど、地下にも展示は続いて降り、思った以上に多くの展示がされている。
ドバイは今は石油の国であるが、それは割と最近の話で、それ以前はずっと交易の国だったようだ。交易の際の手数料や、パールの輸出が主な産業で、それが1900年代に入ってから石油が見つかり、一気に栄えていったようだ。
展示も、その交易に関する展示、歴史の展示、アラブ文化の展示、生活様式、ベドウィンの紹介などなど、思っていた以上に多くのボリュームのある博物館であった。
下の写真、左側は、1930年代〜1940年代で、この頃は交易がメインの国だったが、右側は、1970年代で、石油で発展しつつある状態。石油の力で大きく発展したことが展示の説明にも頻繁に書かれていた。
考古学的な観点でもドバイの国にはかつての遺跡があちこちに残っているようだ。ドバイの街中でよくみかける「ジュメイラ」という言葉は、ドバイの遺跡の名前のようだ。
2時間近くかけてじっくりと展示をながめる。
異文化の歴史に触れるというのは面白い。正直、記憶に残るのはほとんどないのだけど(実際、この記事を書いている段階ではほとんど覚えていない)、異文化に触れたという実感、経験ができたというのがとても大きいと思うのだ。
(そういえば、戦争に関する展示がなかったな。UAEは過去に大きな戦争がなかったのだろうか。)
博物館によるのは、時間に余裕のあるこの日にして正解だったな。
博物館の中にはお土産屋も併設されていて、なかなかの賑わい。私もここでショットグラスを購入。ピンバッチも買えればよかったけど、6個セットの物しかなく、バラ売りしておらず諦め。そこまでたくさんはいらない。ショットグラスとピンバッチは、私が海外旅行の際に必ず買う、自分向けのお土産だ。
ドバイ博物館を出たのが12:00過ぎ。ちょうどお昼の時間だ。あまりお腹は空いていなかったけど、午後からはツアーで自由が効かなくなるので、今のうちに食べておくことにする。
ランチのお店はドバイ博物館の近くにある、「AL USTAD SPECIAL KABAB」というお店だ。ドバイ博物館から徒歩5分といったところかな。個人のブログで紹介されていたお店。
70年以上続いている歴史のあるお店のようで、店内の壁には写真で溢れている。
肉料理を食べる気分ではなかったので、「Cholo Mahi」という魚料理を注文。あとチキンスープ。ページの左側は英語表記、右側がアラビア語表記。英語表記があるのはありがたい。
料理が到着。付け合わせは玉ねぎ、きゅうり、トマト、葉物、あと、デザートがわり(?)のデーツ。
「Cholo Mahi」は揚げた白身魚の上にライスを乗っけたプレートだ。これがドバイに来て一番といっていいほどに美味しかった。白身魚は適度な塩味で、特別な味というわけではないのだけど、日本人好みの味というのか、ライスと合わせると、食がどんどん進んでいき、お腹は空いていないにも関わらず、ペロリと食べてしまった。
ちなみに、「Cholo Mahi」にはマーガリンが付いてきた。一緒に食べるのかと思い、試しに、マーガリンを付けて食べてみたけど、これは私の口には合わなかった。(6日目にも同じようなメニューを食べた際にもマーガリンが付いて来たので、これはそういう食べ物なのだろうね。)
ランチを終えて、一旦ホテルへ戻る。次はデザートサファリツアーだ。砂漠をドライブしたり、ラクダ乗りを体験できたり、砂漠でキャンプできたりという内容のツアーだ。砂漠でキャンプが楽しみでしょうがない!
www.veltra.com
14:00過ぎに迎えが来た。私が一人目のようだ。助手席に乗り込む。
次のホテルで日本人女性4人組が乗って来た。アラブの衣服を身にまとっている。会話の感じからして学生さんかな。この車に乗るメンバーは私とドライバーを含めたこの6人。参加者は全員日本人だ。
正直言って、こういうツアーで参加者が日本人だけっていうのはなんともやりにくい。せっかく思いのままに動こうと思っていたのに、なんだか見られているような気持ちになってしまい、何か引っかかるものがある。日本人でない人たちなら、そんな気持ちにはならないのだけど、これはなんでだろうね。
女性グループの中に入り込む理由もないので、挨拶だけして、あとは特に絡むことなく過ごす。
車は30分ほど走って、他のグループと合流するために、道中にあるガソリンスタンドに寄る。ここでしばしの休憩だ。外は相変わらず蒸し暑い。時刻は15:00過ぎで、一番暑い時間帯だ。甘く冷たいコーヒーを買って暑さを凌ぐ。
20分ほど休憩して、再度出発。ちょっと走ると、周囲には砂漠が広がる光景となる。
また、道中大きなモスクを発見。ドライバーの方の話だと、「Sharjah Mosque」というモスクらしく、UAEでは3番目に大きなモスクだという。ちなみにまだ建設中だそうだ。
車はハイウェイを走っていたが、途中から横地に入り、急に整備されていないオフロードな道になる。そこに入口らしき看板もなく、なんてことはない、道の途中でいきなり砂漠を走る感じだ。いよいよ砂漠ツアーの始まり。
道は整備されているわけではないので、アップダウンが激しい。車も上下左右に激しく揺れている。後部座席に乗っている女性たちからも歓声(悲鳴?)が上がる。
砂漠を少し走り、集合場所らしき場所に到着した。ここでしばし写真タイム&タイヤの空気抜きの時間だ。砂漠を走る際には、タイヤの空気を抜いておかないと、タイヤが空転して進めないとのことなのだ。
このツアーに参加している人は大人数いるようで、車は30台近くはあっただろうか。人も100人以上はいたね。
あたりは見渡す限りの砂漠。鳥取砂丘は見たことあるけど、やはり規模が違うよね。
砂を触って見る。乾いていて湿り気が全くなく、手のひらからサラサラとこぼれ落ちていく。風はなく、蒸し暑い。そんな中一人、砂丘の上に立って砂漠を眺めている。この景色を見て見たかった。
せっかくなのでパノラマでも。
後ろを振り返ると、私の足跡がしっかりと残っているね。
人が歩いていない場所は、砂面に綺麗な流線形が描かれている。自然が織りなす模様。綺麗だね。
タイヤの空気抜きも終わったということで、車に乗り込み、砂丘ドライブの開始だ。車が一列に連なり、砂丘を走っていく。
私たちの乗った車は、車の列の中でも一番後ろを走っている。恐らくドライバーの方はこのツアーの中でもリーダークラスの人なのだろうか。後部座席の女性たちも「副班長」なんて言いながら会話していたな。
ただの砂丘を走るので、当然ながら整備された道ではない。他の車が通った道をなぞって走っているのだろう。さらにアップダウンが激しくなり、車も大きく揺れる。横滑りして見たり、急勾配の下り坂をアクセル踏んで走ったり、スリル満点のドライブだ。
スピードは30km/h〜40km/h程度、決してスピードを出しているわけではないが、ダイナミックに動くので、それ以上にスピードが出ているように感じるし、とてもスリリングだ。
初めの方は写真を撮っていたけれど、だんだん酔ってきてしまい、これはイカンと思い、あとはずっとドライブを楽しみつつ、酔いを堪えていた(笑)
確かにこのツアー、酔うので注意というような口コミがあったな。実は軽く吐きそうになってた(!)。
後部座席の女性たちは、酔っていたかはさておき、かなり楽しんでいそうだった。「荒ぶるおじさん」なんて言いながら、歓声を上げていたね。(「アラブだけにね」なんてことは、当然言わないよ。心の中で突っ込んでましたよ(笑))
それにしても今走っている道は、どのように走っているのだろう。道なんてないので、今走っている道も、別に決まったコースというわけではないだろう。目印も立ってないし。あたり一面は砂漠なので、方向なんてわからないしな。このツアーの前に、試走とかして道を作っていたりしているのだろうか。
車は軽快な音楽をかけながら、ダイナミックに走っていく。何曲かは女性グループも知っていた曲のようで、曲に乗りながら盛り上がっていた。
20分くらいドライブして、1回目の集合地点に到着。ここで写真タイムだ。砂丘に登って写真をとりつつ、砂丘を眺める。
茶色い砂、風の音、空の青、強い日差し、まさに砂漠だね。砂と風でできる模様はなんとも不思議でなんとも綺麗だ。
ここで砂丘を眺めていて気づいだのだけど、なんとまぁ、日本語しか聞こえてこないこと。周囲を見渡して見ると参加者の半分以上が日本人のようだ。そして日本語で写真を撮ってもらうように頼まれた。日本人だらけだねぇ。
せっかくひとり旅で海外に来ているんだ。できれば日本人だらけという環境は避けたかったのだけど、なんだかなぁという気分になる。
これまでは風がなかったが、ここは風が結構強い。帽子が何度も飛ばされそうになり、風で舞い上がった砂が目に入ってきて、なかなかきつい。
周囲は360°砂漠なのだが、あちこちに植物は生えており、こんな綺麗な花が咲いていたりする。こんな砂だらけの場所で、どうやって水を確保しているんだろうな。
外の空気を吸えたことで、車酔いはだいぶ覚めて来た。車に乗り込み、次へ出発。引き続き、スリリングなドライブだ。
酔いは覚めたつもりだったが、すぐに振り返して来た。半分はドライブを楽しみ、半分は酔いと戦い、気持ち的には早く着いてくれ!という思いでいっぱいだった(笑)
車酔いはそこまでしない方なのだが、この状況は苦しいね。。。
とはいえ、車は15分くらいで次の地点に到着した。ここではラクダとファルコンの見学ができる。
ラクダは柵で覆われた場所にいたので、触れることができなかったが、間近で見ることはできた。(こんな写真しか残ってなかった。)
下の写真はファルコンの紹介と、ちょっとしたショーを披露していた写真。
ラクダとファルコンを見て、再度車に乗り込む。次に向かうはキャンプ場だ。
またアップダウンの道を走り、酔いと戦いながら、10分程度のドライブでキャンプ場に到着。時刻は18:00くらい。これでドライブは終わり。うん、助かった〜(笑
キャンプ場の中は、中央に大きなステージがあり、その周囲を屋根付きの建物で覆われた、イベントスペースのようなエリアだ。思ったよりも広い。
オーストラリアの時のキャンプとまでは行かないが、それに近いようなキャンプを想像していたので、このようなキャンプサイトは意外だった。観光メインなツアーだからそういうものか。アウトドア要素を期待していただけに、ちょっと拍子抜けな感じだ。
ちなみに、オーストラリアでのキャンプの話は以下をどうぞ。
キャンプ場についてからは、特に時間が拘束されるようなイベントはなく、基本的には自由時間だ。ちょうど夕暮れの時間だったので、のんびり夕暮れを眺める。砂漠で眺めるサンセット、なんとも幻想的だ。
暮れなずむ空と一匹のラクダ。絵になるね。
キャンプ場の中では、ステージの上でパフォーマンスが行われている。
キャンプ場の中にはシーシャという水タバコを体験できるブースがあった。私はタバコを吸ったことはないのだけど、水タバコは中毒性もないというは知っていたので、トライして見ることに。
水タバコを吸うには結構大きな装置を使うようだ。下の写真のような器具を持って来てくれた。手に持った吸い込み口から肺の深くまで吸って、肺に貯めて吐き出す。普通のタバコを吸うのと同じ要領のようだ。
で、初挑戦(タバコ自体も)の印象としては、そこまで煙たくはなかった。ミントか何かフルーツのような香りがする。なかなか美味しい(という表現でいいのだろうか)。
事前に、スタッフの人が吸い方をレクチャーしてくれて、その時は口と鼻から大量の煙を吐き出していたが、私はそこまでの煙は吐けなかった。思いっきり吸い込んでも全然煙は出てこなくて、あれはどうやってやっているのだろうか。煙を出せるような技術があるのだろうか。なかなかいい経験だった。
シーシャを体験して、外はいい感じに暗くなって来た、せっかくなのでキャンプエリアを上から一枚。キャンプ場の外は真っ暗な世界だ。
写真を撮った後は夕食。ビュッフェ形式。普通に美味しかった。初日のクルーズ船ディナーのビュッフェよりも全然美味しかった。
周囲を見渡して見ると、一人参加している人は私以外に見当たらない。家族か友人での参加がほとんどだ。うーん、一人参加というのは珍しいのだろうか。
まぁ、このツアーはどちらかというと、エンターテインメント性の強いツアーなので、一人で参加するようなツアーではないのかもしれないけどね。私はこのツアーにアウトドア要素を期待していたのだけど、どうやらそのようなツアーではなかった。選び間違いとまでは言わないが、私の期待していたものとはちょっと違うものであったというのは、正直なところだね。
夕食が終わったタイミングで、ステージの上では、女性ダンサーによるベリーダンスが行われていた。さすがというか、すっごい高速で腰を振っていた。
ベリーダンスの後には、スペシャルイベントというアナウンスがあり、キャンプ場の端にある砂丘を見るようにというアナウンスがあった。砂丘の方に行って見ると、砂丘の上にはラクダと、ラクダを引いたアラブの民族衣装を着た男性が立っていた。そしてムーディーな音楽と共に、ゆっくりと歩いていく。
さしずめアラビアンナイトをイメージしたものなのだろう。スタッフの方からはシャッターチャンスと言われたが、残念ながら砂丘の上はライトアップされておらず、この暗闇じゃ写真は撮れないよなと思いながら、その光景を眺めていた。一応、写真を撮ってみようと思って見たが、やはり暗くて撮れなかった。
時刻は20:00過ぎになり、キャンプをしない参加者はここでツアー終了だ。キャンプする人だけがここに残る。
残ったのは、私を含めた4組だけ。しかも全員日本人だった。
キャンプをする人の少なさと、全員が日本人という展開にダブルの衝撃!キャンプには興味がないのかなぁ。砂漠でキャンプとが激アツだと思うんだけどなぁ。
私以外の人は、一緒の車だった女性4人組、女性2人組のグループ、夫婦と思われる男女カップルの3組。私を含めて計9人だ。
スタッフの人からテントと寝袋をゲット。一人用のテントだ。
キャンプ場は22:00に消灯するということで、それまでは砂丘の上で写真を撮る時間にする。コーヒーはセルフサービスで飲むことができたので、コーヒーを飲みながらのんびり夜空を見ながらの写真タイム。
何枚か写真を撮って見たけど、なんか全体的に赤くなってしまった。
アンプノイズというやつかな。カメラ内部で熱を持つと、このように赤っぽい写真になるようだ。外の気温が高かったしなぁ。それが原因かなぁ。Web上には、カメラの経年劣化が原因と書かれているページもあったのだけど、それが原因だったらやだなぁ。とはいえ、このカメラを使ってもう8年になるので、経年劣化と言われれば仕方ないのだけど。
22:00を過ぎてからは、砂丘からテントへ移動して、テントの側で引き続き写真タイム。シャッタースピード、F値、ホワイトバランスとかを変えながら、色々撮って見たけど、結局良さげな写真は撮れなかった。撮れる写真は赤っぽい写真ばかり。
私のテントの近くに、女性2人組のテントがあり、消灯時間を過ぎても、お互いにテントの側で夜空を眺めていたので、ちょっとお話しすることになった。
学生さんだと思っていたが、社会人の方のようだった。高校時代からの同級生で、予定を合わせて何度か海外旅行しているとのことだった。古くからの友人と海外旅行っていうのもいい話だね。
23:00過ぎになり、お互いにテントの中に入って就寝。砂漠の夜は冷えるかと思ったけど、時期が時期だけにそこまで寒くなく、半袖1枚でちょうどいいくらい。翌朝は5:45に日の出とのことなので、その前には起きたいところだ。
4日目終了。5日目に続く。
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5日目以降のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 3日目〜ドバイ新市街散策編
ドバイひとりたび3日目。この日は5/1(水)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・5/1(水)
ゲートウェイ ホテル → ジュメイラ・モスク → AlSayed Mohammad AlHashemi Masjid → Union House Flag → Etihad Museum → ドバイフレーム → ジュメイラ・エミレーツ・タワーズ・ホテル → バージュ・ハリファ(Burj Khalifa)
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
5/1(水)は令和最初の日。そんな日をドバイで迎える。
朝6:30起床。日本時間だと11:30。
昨夜はなんだかんだで、深夜2:00に床に就いたので、4時間半睡眠だ。とはいえ、すっきりと起きられた。この睡眠時間では、いつもなら目覚めは悪い気がするのだが。これは部屋が豪華で、その分ベットもいいベットだからだったりするのかな。
シャワーを浴びて朝食。
ハチミツたっぷりのフレンチトーストだ。美味い!
部屋に戻ってテレビをつけると、CNNニュースで天皇退位のニュースをやっていた。ちなみに、令和は"REIWA"だった、"L"か"R"かの話があったと思うが、"R"だったようだ。日本のニュースではなく海外のニュースで天皇退位の様子を知れるのは、これはこれで貴重な経験だ。
8:30にホテルを出発。この日もいい天気だ。蒸し暑い。
まず向かうはジュメイラモスクだ。基本的にモスクはイスラム教徒しか入ることはできないが、このモスクは見学ツアーという形で、異教徒も中に入ることができる。1日1回、朝9:45から受付開始とのこと。
地下鉄の「Al Fahidi」駅から、「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅に向かう。
ちなみに地下鉄の中は、どの駅も同じような作りをしている。下の写真は「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅の構内の写真だけど、どの駅もこんな感じだ。初めて利用する人にとっても、とても利用しやすい。
「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅には30分もかからない程度で到着。地下鉄は昨日利用したので、乗り方はバッチリ!
「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅からジュメイラモスクまでは、のんびり歩いて行こうかと思っていたけど、改めて地図を見てみると、残り時間で歩いていけるような距離ではないことに気づく。
また、改めて見てみると、ジュメイラモスクの最寄駅は「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅ではなく、一つ手前の駅の「World Trade Center」駅だったようだ。ここら辺はちゃんと調べてなかったからなぁ。
タクシーを捕まえるしか選択肢がなくなったので、付近を見渡して、タクシーを探す。すると幸いなことに、目の前で乗客を降ろしたタクシーを拾うことができ、そのまま乗り込む。
英語が通じるかわからなかったが、「地球の歩き方」でジュメイラモスクの写真を見せたらわかってくれた。そして英語も通じた。よかったよかった。
車内では私の持っているカメラの話になり、CANONとかNICONとかの話をしてた。気さくでフレンドリーな運転手な方だった。
10〜15分くらい走り、ジュメイラモスクに到着。
クリーム色をしたモスクが、快晴な青空の下で建っている。見惚れてしまうような美しさがある。
このモスクの隣の建物に見学ツアーの受付場所がある。案内板があったのでそれに沿って向かう。
受付の建物もなかなか美しい。
中にはすでに20人程度が受付を済ませて、見学の時間を待っていた。日本人も何組かいるようだ。私も25DHを支払い受付を済ませる。
ツアー開始まで時間があったので、建物内を見学する。
アラブを紹介した展示や、ちょっとしたお土産などを扱ったスペースなどがある。
右下の写真はアラブの王族の方かな?誰だろう。
私が受付を済ませた時は20人くらいしかいなかったが、最終的には100人以上の参加者となった。1人旅らしき人は私以外には見かけなかった。日本人女性2人組のグループが2組いたかな。学生さんだろうか。
見学ツアーが開始し、ヒジャブをまとった女性による解説が始まる。
下の写真は、外にある水場で、女性が参拝する時の、身の清め方を解説している。参加者の女性の何人かは、実際にその方法を体験していた。
その後モスクの中に入る。モスクの中は写真OK!ありがたい!
建物内は優しい色合いで装飾されている。弱い青色、クリーム色、弱いピンク色、この色合いがとても綺麗。少なくとも、日本でこのような色合いな建物は見たことがない。
建物内を歩き回って、その色合いや装飾を眺めていたが、中央に集まるように言われ、中央付近に集まり腰を下ろす。
引き続き、ヒジャブをまとった女性による解説の始まりだ。
話は主に、イスラム教の歴史、イスラム教の戒律、身にまとう衣服の話など、大きな声ではっきりと喋ってくれていたので、非常に聞きやすかった。半分以上は聞き取れた。
日に5回行われる、礼拝のやり方を見せてくれたりした。下の写真はそれを実践してくれている男性の写真。
またパネルも用意してくれて、そのパネルを見せながら解説してくれたので、わからない部分もなんとなく行間が補えた気がする。(下の写真はそのパネル。メッカ巡礼の話の時にこれを使ってた)
ただ、女性は結構なマシンガントークで、休みなしでひたすら話し続けている。おそらく40分くらいは話し続けていただろうか。参加者の何人かはツアーで参加していたのか、途中退席してしまっていた。女性の話が終わることには1/3くらいは退席しまっていた。
私はというと、話を聞きつつ、建物の装飾をのんびりと眺めていた。本当に日本にはないような色合いなので、見てて全然飽きない。装飾も模様も見てて面白い。
これらの色合いや模様にも何かしらの宗教的な意味合いが含まれているのだろう。が、どういう意味合いなのだろうか。
そして、この建物を作った時。これら一つ一つに宗教的な意味を込めて作ったということなのだろうか。そういうことを考えだすと、なかなか止まらない。知りたくなってくる。
寺や神社、教会もここまでの凝った装飾や模様は入ってなかったと思う。教会では、代わりに絵画があるのだろうけどね。
モスクの中も、寺や神社、教会と同じように、なぜか神聖な気分にさせられる。なぜだろうか、そう感じてしまう。そう感じてしまう「何か」があるのだろうと思うのだけど、その「何か」が何かわからない。「インスパイア」というキーワードなのだろうけど、それを別な言葉で詳しく言語化するのはなかなか難しい。
女性の話は、3回の質問を挟んで終了。そしてツアーの終了。あとは自由に建物内を見学して自由に退席して良いということだった。建物内をじっくり見学して建物を出る。(下の写真はコーランが並べられたモスク内の一枚。実際にここに座ってコーランを読んでいるんだろうか。)
建物内の見学も堪能できたので、ジュメイラモスクを後にする。なかなか素敵なものを見ることができた時間だった。
ジュメイラモスクの次は、ユニオンハウスとエディハドミュージアムを見ることに。どちらもジュメイラモスクの近くにある。地図を見る限り、徒歩10分といったところか。
ユニオンハウスは巨大な国旗(40m×20mらしい)が掲げられているということで、それが見れればいいや程度だった。一応写真には納めたけど、多分これだよな?
ユニオンハウスを軽く見て、次はエディハドミュージアム。と思ったが、横の通りの奥の方に何やら中国風な建物があるのを発見。ドバイの建物群の中では特に異質な感じがし、気になってしまったので、寄り道をして見て見ることにする。(下の写真の道路の先、左側に小さく写っているんだけど、まぁ見えないかな。。。)
建物のあるところまではいけたのだが、結局なんの建物かはわからなかった。レストランかなとも思ったのだけど、GoogleMapには何も書かれていなかった。ただの民家とは思えないけど、なんだろうね。
寄り道はここまでとして、エディハドミュージアムに戻ることにする。
道中、モスクを見つけ写真に収める。エディハドミュージアムも見ることができた。中に入ることもできたのだが、その気は無かったので、外観だけ見れれば十分。
この時点で、時間は12:00過ぎ。気温もぐんぐん上がって来ているが、昨日ほどではないという感じ。蒸し暑いけど、なんとかなりそうなくらい。
この次は、ドバイフレームに向かう。タクシーで向かう手もあったが、目算で3〜4km、歩いていけない距離でも無かったので、歩いて行くことに。おそらく到着は13:00過ぎで、ランチをどうするかというのもあったけど、それはドバイフレームに行った後で考えるということで。
エディハドミュージアムの前の通り、「Al Dhiyafa Rd」をまっすぐ進む。
ドバイフレームまでは一本道なので、地図を見る必要はなく、周りの景色を見つつ、写真を撮りつつ歩く。
道中、なかなか哀愁漂うおっちゃんの姿が描かれたお店を発見。どういうコンセプトで描かれた絵なんだろう。なんか気になるね。
また、EXPO2020のモニュメントも発見。ドバイで国際博覧会があるんだね。知らなかった。
カメラ片手に通りを歩いていて、ふと気付いたのだけど、ドバイの国に来てから、言葉に対して全然困っていない。お店の看板を見て、何のお店かわかるし、通りの案内を見ても、何を意味しているか普通に理解できる。
これは別に当たり前のことではないと思う。なぜなら、ここはアラビア語が主言語の国だからだ。アラビア語が主言語の国でも、言葉に困らないのは、主言語と一緒に英語で表記しているからだ。というか、アラビア語の記載がなくて、英語のみで表記されている看板があるくらいだ。
どっちが第一言語なのか疑いたくなるほどに、街の中には英語表記で溢れている。そして、確かに、ドバイに来てからは、英語でしかコミュニケーションを取っていないし、現地の人も当たり前のように英語で話をしている。英語でほぼ全て賄えている。
下の写真の道路標識も、アラビア語と英語表記だ。フォントサイズも同じ大きさで描かれていて読みやすい。あと、地下鉄の音声アナウンスも表記もアラビア語と英語の2つで行われている。英語利用が前提だと、こういう風になるのだろうね。
きっと、ドバイに限らず、英語が第一言語でない大抵の主要国でも、英語ができれば、言葉に困らずに生きていけるんだろうね。英語の必要性を改めて感じさせられてしまう。
あと、国際都市となる1つの条件として、やはり英語のキーワードはあるんだろうな。日本(東京、大阪、名古屋とか)も国際都市ではあると思うけど、ドバイのこのレベルで英語表記がされているかというと、そうでもないはずだ。
確かに公共交通機関の表記は英語でも記載されているが、フォントはかなり小さくて、読みにくそうだし。音声案内も基本は日本語案内で、英語での案内はかなり短いという印象だ。特に駅員のアナウンスなんかは日本語のみだしね。日本が国際都市であり続けるには、英語を浸透させないといけないのかなと思わせられてしまう。
そんなことを考えながら、歩いて行く。
途中、ワールドカップのモニュメントを発見。
文字は切れかかっているけど、2003の文字が見えるってことは、2003年のワールドカップの記念に建てられたってことか。
ドバイでW杯なんてあったかなぁと思って調べて見たら、これはどうやら競馬のワールドカップみたいね。確かにドバイは競馬で有名だったな。マキバオーでもドバイワールドカップ編があったしな。
ワールドカップのモニュメントを過ぎると、ドバイフレームはすぐ近くだ。「DUBAI GARDEN GLOW」というなかなかメルヘンなテーマパーク(小規模な遊園地?)を右手に歩く。
ドバイフレームを発見!
が、大きな道路の反対側を歩いていたようで、近づくことができない。遠くから眺めるだけだ。ドバイフレームに行くには、本当は別なルートから行く必要があり、私はどうやら道を間違えていたようだ。
ドバイフレームという名前の通り、確かにフレームのようにに見える。ただ、その中には何も写っていない。空だけが写っている。そして周囲には高い建物はなく、ただポツンとドバイフレームだけが立っている。なかなかシュールな光景だ。建物自体は展望台らしいね。
ドバイフレームは見れればいいや程度の興味だったので、遠くから眺めるだけで満足。
ドバイフレームを見た時点で、時刻は13:00過ぎ。お腹もいい感じに空いて来た。そろそろランチのお店に向かうとする。ランチのお店は、エミレーツ・タワーズ・ホテルという建物内にある、「Al Nafoorah」というお店だ。ドバイフレームからは歩いて2~3kmと行った距離かな。
高層ビル群が立ち並ぶ一帯を幹線道路沿いに進んで行く。この通りにはメトロも走っており、おそらくドバイの街でもメインとなる通りなのだろうね。昨日歩いた旧市街とは違って、都会の街並みだ。
14:00前にエミレーツ・タワーズ・ホテルに到着。2~3kmだから案外すぐかと思ったけど、ドバイフレームから1時間弱かかったんだなぁ。
ちなみにドバイフレームの近くにはメトロ「AL Jafiliya」駅があり、それに乗って、「Emirates Towers」駅まで来れば、もっと早く来れたのだけど、せっかくドバイに来たんだし、街を見ながら歩きたかったしで、歩いて行くことにしたのだ。旅行中は、時間と体力が許す限りは、歩き回るというのが私のポリシー。
「Al Nafoorah」を発見!
ランチの時間は過ぎていたので、お店の中はガラガラだった。
「Al Nafoorah」はレバノン料理で有名らしい。シャウルマという、牛肉や香草をホブスという平たいパンで巻いた料理と、クッペナイエという、羊肉を香草で練りこんだ料理を注文。ドリンクはミントレモネード。
クッペナイエはオリーブオイルをかけて食べるようだ。料理が運ばれて来たときにボーイの方が教えてくれた。シャウルマもクッペナイエも美味!!
が、一人で食べるには流石に量が多く、クッペナイエは1/3くらい残してしまった。というか半分くらいから味に飽きてしまった。これは何人かでシェアして食べる料理だね。
ちなみに付け合わせはピクルス、スティック状のニンジン、アーモンド、パン。昨日のランチのお店と同じように付け合わせが豪華だ。
隣の席には日本人の夫婦が座っている。ドバイに来てから、日本人はよく見かける。自分が思っている以上に、ドバイは日本人に有名な観光地なんだろうか。
のんびり食事をして、15:00過ぎに「Al Nafoorah」を出る。
次に向かうは、この日のメイン、バージュ・ハリファ(Burj Khalifa)だ。世界一高いビルだそうで、そこの地上148階展望室「At the top」へ行くチケットを予約しているのだ。時間は17:00から便だ。
ちなみに、チケットだけで15000円以上する。かなりいい値段をしている。(が、後述しますが、確かにその価値はあると思えるくらい、すごい眺めです。オススメ。)
先ほど歩いていた時は、特に疲れを感じていなかったけど、ランチを食べて一息ついていると、疲れがどっと押し寄せてくる。歩くのが億劫だったので、バージュ・ハリファヘはメトロを使って行くことにする。
「Emirates Towers」駅から「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅へ。2駅分。ちなみに料金は3DH。
バージュハリファはドバイモールの中にある。なので、「Burj Khalifah / Dubai Mall」駅についてからは、まずはドバイモールに向かう。駅からドバイモールは連絡通路で直結している。連絡通路があるとはいえ、ドバイモールまでは結構な距離がある。歩く歩道があるので、移動は楽なのだけど、15分くらい歩いていた気がする。
ドバイモールに着くと、目の前にKinokuniya(紀伊国屋)の文字を発見。日本の本屋がドバイに進出しているとは知らなかった。この時点で時間は15:40。中を見てみたかったけど、バージュハリファの時間を考慮すると、あまり時間はなかったので、今回は諦め。別の機会に見ることにしよう。
ドバイモールは世界最大級のショッピングモールと言われていることだけあって、とにかく広い。バージュハリファの受付を探して歩いているが、まぁ見つからない。案内板には書かれているので方向はあっているのだろうけど、歩けど歩けど着かず、本当にこの方向であっているのだろうかと疑いたくなるほどに受付が遠かった。割と余裕を持って移動していたつもりが、受付を済ませたときにはちょうどいい時間になっていた。
ともあれ、受付を済ませて入場チケットをゲット。(受付の写真を撮るの忘れた。。。)
受付後はラウンジ(?)のような部屋で時間になるまで待機。スタッフの方からお茶をもらい、しばしの休憩。最終的には15人程度の人が集まった。日本人も数人いたね。
(とっても微妙な写真。。。)
バージュハリファは、私が申し込んだ、148階展望室に行けるものの他に、124階と125階に行けるものがある。後者がいわゆる通常チケットだ。前者は特別展望台で、値段は高いが、より高いところから眺めることができる。
上に上がるエレベーターは、148階に向かう人と、124階125階へ向かう人とで共用なのだが、148階に向かう人には優先搭乗があるようで、124階125階に行く人たちは行列待ちをしていたが、私たちはほぼ待ち時間なしで乗ることができた。
148階に到着!そしてこの眺め!!
148階展望台には既に20〜30人くらいがいた。ここからは自由行動で、いつでも帰っていいということだった。逆に言うと、いつまでも居ていいとのこと。せっかくだから夜景まで見ていこう!
148階からの眺めなので、遠くまで見渡せる。148階から見えるドバイの街には、まだまだ未開拓な土地が結構あるように見える。土地があるってことは、ドバイはまだまだ発展して行くんだろうな。
そして、148階から見下ろすドバイモール。建物も車も全てがミニチュアの世界のように映る。なんか不思議な感覚だ。少なくとも、「人がゴミのようだ!」と言いたくなるような光景ではなかった。ここにくる前までは、頭の中でそう言おうと思っていて、少し期待していたのだが、良い意味でその期待は裏切られた。
暮れなずむ光景ものんびり眺めることができる。
ドバイモール前にある人工池では、18:00から30分毎にドバイファウンテンという噴水ショーが行われる。当然そのショーも148階から眺める。上から見るとこんな感じ。なかなか綺麗。
ちなみに地上から見るとこんな感じ。(下の写真は5日目に撮った写真)
日の入りもバッチリ写真に収める!
日も暮れてくると、今度は夜景の時間。
もうね、夜景も本当に綺麗なのよ。こんな高いところから夜景を見たことがなかったからだと思うけど、グッとくる光景。間違いなく、私の見た夜景の中ではNo.1の夜景。
高層ビル、住宅、道路、車、水辺、いろいろの物がそれぞれの色で光っている。車の光はゆっくりと動いている。なんというか、この光一つ一つにそれぞれの人生が動いているんだよな。その人生一つ一つが合わさって、この街ができているし、この光景ができているんだよな。夜景を眺めながらしみじみとそんなことを思っていた。
日本でもこういう景色って見れるんだろうか。スカイツリーの上とかなら、似たような景色を見れるんだろうか。そういえば、東京に住んでいるけど、スカイツリーってまだ一回も行ったことがないな。
久々にずっと見ていたい、ずっと見ていられると思えるような光景だった。本当に綺麗。一人なので何を気にすることもなく、のんびりと、ぼんやりと、夜景を眺める。
ちなみに、夜のドバイファウンテン。ライトアップされて、これも綺麗。
17:00に148階に来てから、日中〜夕日〜夜景と眺め、気づいたら、20:30。3時間半もここにいたことになる。合間合間で、展望室のロビーで休んだりはしていたものの、大半の時間は景色を眺めていた。なかなかこの光景は見れるものじゃないね。
ちなみに148階展望室には、ソファーがあったり、ドリンクサービスもあったりするので、長居しにくいということは決してないです。
さてさて、名残惜しいけど、148階展望室を後にする。3時間半も滞在していたし、まぁ十分すぎるくらい堪能したよね。
124階と125階にも行くことができたので、帰り際にちらっと寄って見てから帰ることにする。エレベーターのボタンの数字がすごいことになっているよね。
125階に到着。エレベーターを出ると、そこは動線的に写真撮影のサービスを強制的に受けさせられる流れになっている。私もその流れで、スタッフの方に写真を撮られ(ポーズをとるように言われ)、写真の購入を促されたりした。当然断る。一人の写真なんていらないよね。
通常チケットで来れるこの124階と125階は、とにかく人が多かった。屋外の展望台や、屋内のお土産屋、写真撮影スポット、カフェなど、どこも人だらけでのんびり景色を眺めるという雰囲気ではなかった。148階の特別展望台を十分堪能したのと、この階の人の多さから、軽く雰囲気だけ見て、さっさと下に降りてしまった。
ただ、下の階に降りるにしても、エレベーター待ちの人で大行列だった。148階のチケットを持っている人は優先搭乗ができるようで、優先レーンに並べば時間をかけずに下に降りられるが、通常レーンは大行列。見た感じだど、1時間以上並ぶんだろうなと思わせられるくらいに並んでいた。
バージュハリファに行くなら、絶対に148階の展望台に行くべきだね。値段は跳ね上がるけど、人がそこまで多くないので、静かに時間を気にせずに景色を眺められるし、行きも帰りも優先搭乗でサッと行き来できるし。高いお金を払って大正解だった。
さてさて、エレベーターで地階に降りる。夜も遅いし、今からドバイモールを散策するような気分でもなかったので、この日はこれで帰ることにする。
ランチの時間も遅く、ガッツし食べたので、お腹はそこまで空いていなかったけど、せっかくだから何か食べてから帰ろうと思い、フードコードで適当に食べる。
アジア系のお店のシーフードコンボというメニュー。甘いアイスティー付き。
21:30くらいにドバイモールを出て、メトロへ向かう。とはいえ、モールはとても広いので、モールを抜けて駅まで行くにも20分くらいかかる。食後にはなかなかいい運動だ。本当に広い。。。
ホテルに着いたのは、22:30くらい。この日も一日歩き回った。
サクッとシャワーを浴びて、そのまま就寝。
翌日は、午前中はドバイ博物館を見て、午後からは砂漠体験ツアーだ。
3日目終了。4日目に続く。
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4日目以降のお話はこちらからどうぞ!
【旅行記】ドバイひとりたび(2019/04/29〜05/05) 2日目〜ドバイ旧市街散策編
ドバイひとりたび2日目。この日は4/30(火)。
ドバイひとりたびのこれまでの話は以下の記事をどうぞ!
この日は以下を見て回りました。(概要編の再掲)
・4/30(火)
ゲートウェイ ホテル → アル・ファヒーディ歴史地区 → オールドスーク → アブラ船乗り場(Bur Dubai Abra Station) → アル・サファディ(مطعم الصفدي) → Dubai Gold Souk(ゴールドスーク) → ドバイスパイススーク → Marina Dhow Cruise → (ドバイマリーナ ディナークルーズツアー)
地図にするとこんな感じ。(地図の左上のメニューから日別に表示したり、具体的な場所の情報が見れます)
4/30(火)は平成最後の日、明日から令和の日が始まる。そんな日をドバイで迎える。朝7:00に起床。5時間睡眠だが、昨日は機内でも十分寝ていたので、すっきりとした目覚めだ。のんびりとシャワーを浴びて、8:00に朝食。
朝食は3Fのレストラン。ビュッフェ形式で思った以上に豪華だ。
Booking.comでは朝食が良かったと評価があったが、確かにその通りだった。パンケーキにハチミツたっぷり!普段食べることがない分、これでもかってくらいハチミツをかける。美味しかった!
レストラン内には屋外で食べれるスペースがあったが、外に出るととても蒸し暑い。食事をする気が失せるほどであったので、屋内の席で食べた。この時期のドバイは蒸し暑いとあったが、確かにその通りだ。
食事を終えて、9:00過ぎにホテルを出る。
昨夜のチェックイン時、翌朝に部屋の鍵を返すように言われていたので、荷物を持って鍵を返しにフロントへ。が、次の部屋に移るには14時以降でないとダメということだった。荷物を置きたい旨を伝えると、今の部屋を夕方まで使ってもよいと言われたので、ひとまず今の部屋に荷物を置かせてもらうことに。部屋に荷物を置いて、すぐに出発。
外は蒸し暑いが、そこまで酷いという程ではない。感覚的には、東京の真夏の気温と湿度という感じかな。
まずは水を買いにスーパーマーケットを探す。お店はすぐに見つかって、水をゲット。旅先では水は大事。このお店はドバイ滞在中、何度もお世話になったお店だ。
まずはアル・ファヒーディ歴史地区に向かう。街は雑然とした街並み。海外ではよくある、建物の1階に小型の店舗、2階以降は住宅という建物が並んでいる。
どこもこんな景色が続いているので、方向がわからなくなってくる。しかも、道も入り組んでいるので、尚更道に迷いやすくなる(というか何度も迷った)。道中に見つけた街の地図。入り込み具合が半端ない。
地図を片手に街を歩く。歩いていると目の前にはグランドモスクが。
モスクは宗教施設なので、基本的に異教徒は中には入れない。このモスクもそうで、私は中に入れない。特別に異教徒も入れるようなモスクもあるが、それは翌日に行く予定だ。
グランドモスクの向かいにはドバイ博物館がある。が、ここは4日目の午前中に行く予定なので、ここでは素通り。
ドバイ博物館の近くに、アルファビティ歴史地区がある。ドバイの歴史的建造物を保護しているエリアだ。
建物の中は、ギャラリー、カフェ、土産屋、博物館といったもの。
この一帯はかつては要塞だったらしく、アルファビティ歴史地区の中には、当時の要塞の壁の一部が残っている。(右の写真がその壁の一部、左の写真がその解説)
こういう過去の遺産も残しつつ、現代のアート的なものも展示されている。下のオブジェには日本語の書き込みも。
ふらっと写真の展示をしている建物に入る。中にはドバイの街やそこで生活している人の写真が展示されている。眺めていると、ガイドをしている青年の方に話しかけられ、いろいろ写真の説明をしてくれた。
ドバイの家族の写真、砂漠に侵食され人が住めなくなった村の写真、山と湖の写真などなど。写真は写真で、とても綺麗であったのだけど、私が何より印象的に感じたのは、その説明をしている青年の目がとてもキラキラとしていたことだ。思い出に一緒に写真を撮らなかったことを後悔するほどに。
建物を出て、再び歴史地区の散策。エリアとしては小さな一体だが、路地が多く、なかなか散策のしがいがある。
他にも、ドバイのコインや切手の展示などがされており、そこもさらりと眺める。部屋の中は冷房が効いているので過ごしやすいが、一度外に出ると、蒸し暑い天気で、その差がなかなか堪える。
アルファビティ歴史地区の側には大きな入江が広がっていて、対岸には近代的な街並みが広がっている。
一通りエリア内を散策したので、アルファビティ歴史地区を東側の出口から出る。地図では、出たところには緑地(?)で何もないはずだったが、目の前には建物が広がっている。(写真の右側のエリア)
最近できた建物なのだろうか。立ち寄ってみると、そこはお店が並ぶショッピングエリアだった。アルファビティ歴史地区には観光バスも止まり、多くのお客で賑わっていたが、その向かいにあるこのショッピングエリアには、ほとんど人がいなかった。少し寂しい感じ。
しかし、ここの建物。建物自体でいうと、先ほどのアルファビティ歴史地区の建物とそこまで変わらないように見えた。アルファビティ歴史地区の歴史的としていたのは、どこの部分だったのだろうか。路地の多い家並みを指していたのか。建物の扉が木製の扉であったので、そのことを指していたのか。それとも実は家の作りが本当に違っていたのか。少なくとも私の眼にはよくわからなかった。うーむ。
少し歩き回り、数件のおみやげ屋もうろつく。ふらりとお店に入ると、いきなり店員さんからいろんな商品の説明され、購入を勧められた。特にカシミアのスカーフ。確かに色は綺麗なんだけど、お土産を買うようなタイミングではないし、買ってあげるような相手もいないしなぁ(笑)
軽くあしらいつつ、いらないと伝えるのだが、相手もしきりに私の気を引こうとして引き下がらない。最近できたお店で日本人のお客さんは初めてなんだよとか、女性にあげると喜ばれるよとか、しきりに勧めてくる。面倒臭くなって来たので、さっさと店を出てしまった。
数件のお店に入ったのだけど、どこもどんな感じの応対だった。ドバイはどこもこんな感じなのか。アラブの商人ってやつかな。
ショッピングエリアを抜けて、オールドスークに向かう。アルファビティ歴史地区、ドバイ博物館、グランドモスクと、来た道を引き返す感じだ。
オールドスークに到着。客引きがものすごい。一目で私が日本人であることがわかるのだろうか、しきりに日本語で声をかけてきて、腕を掴んで店の中に入れようとしてくる。手口が非常に強引だ。オールドスークに入った途端にこれなので、若干うんざりしながらスークの中を歩く。
警戒しながら道を歩いていたが、途中、店の人から強引に頭にターバンを巻かれて、そのまま店の中に連れられてしまった。油断した。。。
店を出ようと思ったが、アラブの民族衣装を着せてあげるよと言われて、それも記念にいいかなと思い、店に留まり何着か試着させてもらった。全身を覆う白い服にスカーフにターバン。記念に写真に収める。
当然ながら購入を勧められる。商品には値札が書いてないので、商品の相場がわからない。値段は店員から提案されるものの、ぼったくろうとしているのはわかっている。当然断る。だが向こうもそれは想定済みのようで、値段を下げたり、買うものの組み合わせを変えながら提案してくる。
私も私で、買う予定はなかったものの、試着と写真を撮らせてもらった礼としてチップを払うことで話をする。だが、相手も折れない。互いに交渉しあったが、だんだんと私もめんどくさくなり、最終的にはチップも込めて、ターバンだけを100DHで買うこと決着した。(絶対にカモられた。。。)
ターバンを巻いて歩くのも雰囲気があるかなと思い、ターバンを巻いたまま店を出たが、一斉に周りの店の人が群がって来た。カモの証としか映らなかったんだろうな。瞬時にそれに気づき、ターバンをしまい、帽子を被り、さっさとオールドスークを出てしまった。
その間にも、何度も腕を掴まれ店に入れようとされた。正直言って、タチが悪い。店内で物を見るという余裕がないので、ここで買い物を楽しむということが全くできなかった。
正直気分のいいものではなかったが、いい勉強になった。これからは少なくとも、値札のついていない商品を買うのはやめておこう。相場の値段なんてわからないし、これくらいかなと思っても、その値段はきっと、相場の値段よりも高いものだろうし。そして値段交渉になった時は、最小単位の金額で提案して、相手に諦めてもらうようにしよう。
オールドスークを抜けると、目の前にはアブラ船という渡し舟の乗り場がある。スークでのやり取りで気が滅入ってしまったので、アブラ船に乗る前に、気分転換に甘いものでも飲もうと思い、目の前にあった売店でジンジャエールを購入。
が、ジンジャエールだと思ったら、ただの炭酸水だった。「CANADA DRY」という表記だったので、てっきりジンジャエールかと思ったが、そうではなかった。はじめジンジャエールと思って飲んだだけに、一口飲んでかなり虚をつかれた(笑)
さてさて、気分を変えてアブラ船に乗り込む。バールドバイ地区から対岸のデイラ地区へ渡る。
運賃は1DHで、運転手に直接手渡し。木造の船でかなりレトロ感が漂う雰囲気のある船だ。
対岸に渡るだけなので、乗船時間も5分とかからない。船上からクリークとその両岸の建物群を眺めることができるので、なかなか見てて楽しいし、もっと見ていたいなという気分にさせられる。そして、船上ということで、さわかやな風が吹いてくるので、蒸し暑い天気の中では、とてもありがたい。
対岸に着いた時点で、時刻はすでに12:00を過ぎていた。ランチのお店はすでに決めており、下船した所から歩いて3~4kmくらいの距離にある。お昼時とはいえ、お腹もそこまで空いていなかったので、クリーク沿いののんびり歩いて向かうことにする。
ちなみにアブラ船は何箇所か乗り場があり、乗り場によって行き先が異なる。今回私が乗ったのは、Bur Dubai 〜Deira Old Souq間の航路だ。
クリーク沿いはダウ船が何隻も停泊している。夜のクルーズツアーとかで利用されるのだろうな。
デイラ地区のクリーク沿いは高級ホテルやオフィスビルが立ち並んでいる。一方で、バールドバイ地区のクリーク沿いには歴史的な街並みが並んでいる。この対比もなかなか見ていて面白い。(写真はデイラ地区のクリーク沿いの街並み)
1時間くらい歩いて、ランチのお店、アル・サファディに到着。地下鉄「AL Rigga Station」の近くにあるお店だ。アブラ船を降りたところから、地下鉄にして3駅分くらいの距離を歩いたことになる。
13:30くらいに到着で、お昼時を過ぎていたからか、店内は空いていた。
ケバブとミントレモネードを注文。付け合わせとして、パンとオリーブとピクルスがついて来てなかなか豪華だ。
ケバブにはペーパーサンドのようなものがついていて、それにケバブを巻いて食べるスタイルのようだ。うまい!!
レモネードはスプライトではなかった。オーストラリアでは「レモネード=スプライト」だったけど、ドバイではそうではないようだ。その時の記事はこちら。
ピクルスはかなり酸っぱくて、歩き疲れた体にはとてもありがたい。うまい。オリーブは、、、苦かった。正直いうと日本で売っているオリーブの方が美味しいかな。 これで66DH(2000円くらい)。ごちそうさま。
お店を出て、次はゴールドスークに向かう。店の近くに地下鉄の駅があり、それに乗って向かうことにする。「AL Rigga Station」。おしゃれな入り口だ。
駅で、ドバイのICカード、シルバーカードをゲット。地球の歩き方には券売機で買えるとあったが、買い方がわからず、窓口で直接購入した。日本と同じく改札機にかざすだけ。便利だ。
案内板もわかりやすいし、駅の中も綺麗。「Baniyas Sq」駅まで向かう。
ちなみに地下鉄の両端の車両は女性専用車と有料車になっていて、初めそれに気づかず、うっかり女性専用車に乗ってしまった。乗った後で注意され、慌てて別の車両に移動したが、初めてだと流石にわからないよな。
「Baniyas Sq」に到着。駅の入り口の作りは、どの駅も共通した作りのようだ。駅だと瞬時にわかるので、これはわかりやすくていいね。
駅の目の前には緑地の広場が広がっている。
道中、ユニクロと似たようなロゴで「メイソウ」と書かれたお店を発見。カタカナ書きに惹かれてお店の中に入る。どうやら雑貨を扱うお店のようで、minisoというブランドのようだ。うーん、聞いたことないな。。。(後になって調べて見たら中国の会社のようですね。)
「Baniyas Sq」駅付近は整備されて綺麗な街並みであったけど、ゴールドスークに近くになると、街は雑然とした街並みになっていく。
ゴールドスークに到着!
先ほどのオールドスークの一件もあり、警戒してスークの中に入ったが、客引きがなく落ち着いた雰囲気。
ゴールドスークという名前だけあって、金のアクセサリーを扱うお店がならんでいる。ギネス記録に認定された巨大な金のネックレスも展示されている。
スーク内にいる観光客も女性が多い。お店で扱っている商品も女性向けの商品なので当然といえば当然なんだろうけどね。
店内に入るにはセキュリティチェックが厳重らしく、大半の観光客はウィンドウショッピングや記念写真を撮る程度な感じだった。私もその中の一人。金には興味がないので、記念に写真が撮れれば満足である。
お店の外から金のアクセサリーを眺めるだけだったので、ゴールドスークはさっと見て出る程度のものだった。10分も居たかなぁという感じ。女性と一緒に来ていたら違っていたのかな。
ゴールドスークの周辺は、スークの密集地帯のようだ。看板にはスークの案内がずらり。
ちなみに、ここら辺の地図はこんな感じ。アラビア語のみの表記なので文字は読めないけど、地図を見る限りかなり入り組んでいるね。もうわけわからんって感じ。
ゴールドスークの後はヘリテージセンターに向かう。ゴールドスークからは歩いて10分といった距離。
が、扉が閉まっており、どうもやってなさそうな雰囲気。営業時間的には空いている時間帯なので、扉を開けようとしたが、鍵がかかっており開かない。扉を開けようとガンガンしていたら、中から守衛さんが出て来て、数ヶ月レベルでメンテナンス中だと注意された。うーん残念。
この日で他に見ようと思っていたところは全て見たので、後は気の向くままに歩いて、アブラ船に乗ってホテルに戻ることにする。
なんとなくクリーク沿いに向かって歩いていると、どこからかコーランの音が聞こえてくる。どうやら、日に5回ある礼拝の時間になったらしく、近くのモスクから流れているようだ。モスクは至る所に建っている。意識して見ないと気づかずに通り過ぎてしまうくらいに当たり前のように建っている。
道が入り組んでいるので、突然目の前にモスクが出てくるということが多々ある。それくらいモスクは至る所に建っている。それはそれで、歩いていて面白い。だが、それ以外は雑然とした特徴のない街並みなので、モスクやスーク以外はあまり印象には残らないというのが、正直な感想だ。
コーランの流れるモスクを通り過ぎ、クリーク沿いに向かって歩いていると、スークを発見。地図を見る限り、ドバイスパイススークのようだ。スークの入り口にフレッシュジュースのお店を発見。歩き疲れて、喉が乾いていたので、そこでパイナップルジュースを購入。
冷たくて甘くてうまい!!蒸し暑く、歩き回って喉がカラカラのタイミングでこの飲み物はたまらん!!
ジュースを飲みながらスーク内を歩く。
が、このスークも客引きがひどく、店に入ってお土産を眺めるという雰囲気ではなかった。
客引きの店員も、オールドスークのそれと同じように、私が日本人だということがわかっているのか、なぜか「オカチマチ」とか「ルルブ」とか言いながら私の気を引こうとしている。道を塞いだり、腕を掴んで店の中に引き込もうとしてくる。オールドスークでうんざりして居たので、もうガン無視してさっさとスークを出て閉まった。
先ほどのオールドスークもそうだったけど、ここは買い物を楽しめる場所ではないね。不快な気分にしかならないので、客は絶対に来ないと思うのだが、これで商売が成り立っているのだろうか。不思議だ。
さて、このスークはクリークの側にあるスークだったので、スークを出るとそこはクリーク沿いだ。時間は17:30くらい。日もいい感じに傾いて来た。
アブラ船に乗って対岸に渡り、そのままホテルに戻る。
ホテルに着いてからは、まずは部屋の交換だ。236号室に置いていた荷物をとって、フロントへ。が、結局、ドバイ滞在中は236号室をそのまま使っていいということになった。
あの広い部屋を、引き続き一人で使って良いということだ。一人だとあの広い部屋は使いこなせないけど、まぁ、たまにはこういうのもいいということで。
さて、次は、18:45にフロントに集合で、ダウ船のクルーズツアーに参加だ。申し込んだツアーはこれ。
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19:00頃に迎えが来た。名前やバウチャーの確認もされず、車に乗ってくれと言われ、中に乗り込む。なんか怪しい感じだ。中にはすでに8人が乗っている。高齢の方のグループのようだ。私は助手席に乗り込む。
車はドバイマリーナにあるダウ船乗り場に向けて出発だ。
集合場所は思っていた以上に距離がある。道が渋滞しているのもあって、1時間近く走っている。運転手の兄ちゃんは集合場所がわかっていないらしく、しきりに電話で場所を聞いている。
車はドバイマリーナのエリアを数周ぐるぐる回って、路地裏の道端で停車した。運転手の兄ちゃんから、ここで車を降りるように言われ、車を降りると、運転手の兄ちゃんは、何の説明もなくさっと行ってしまった。ここからダウ船にはどう行けば良いのかとか、帰りがどうとか説明もなし。説明不足すぎる。。。
結局、近くにクルーズツアーのスタッフの方がいて、その人に連れられてダウ船の乗り場には着くことができた。なんか、対応がいい加減すぎるな。
一緒に車に乗っていた8人と一緒に乗船の受付を行う。ただ、ダウ船のツアーが「Dubai tour」と書かれており、私の申し込んだ「Orient tour」とは違った名前で、これで本当にいいのかという思いになった。ここまでの運転手の対応がいい加減であったこともあり、間違ったツアーに来たんじゃないかという思いに駆られて、結構不安な気分であった。
受付を済ませたけど、8人のグループと一緒とみなされたのか、名前やバウチャーの確認もなく中に通された。大丈夫かな。なんかガバガバすぎるな。
ダウ船の中に入って席を探す。ダウ船の1階は屋内スペースで、2階は屋外のスペースとなっている。当然ながら2階の屋外スペースに向かう。8人グループと一緒になる気はないので、ここからは個人行動。
出発は20:30で、まだ出発まで時間もあったせいか、席はガラガラ。とりあえず空いているテーブルの外側の席に陣取る。が、しばらくすると、席を変わるようにスタッフの方に言われてしまった。まぁ、1人なので席の調整をされてしまった感じだね。結局、6人席の通路側の席に通されてしまった。同じ卓にはカップルの男女2人と私の3人。外側の席でなくて残念だけど、写真を撮る分には困らなさそうなので問題なさそうだ。
20:30に出発。2時間のクルーズツアーの開始だ。まずは料理を取りに行く。飲み物はオレンジジュース。アルコールも飲めたが断った。有料でいい値段したし、何より、酔った状態で写真を撮りたくなかったので。
料理は微妙だった。というか美味しくなかった。私は割と何でも美味しいと感じる人間なのだが、これはアウトだった。1/3くらい残してしまった。
食事をそこそこに、写真を撮る。ライトアップされたビル群が何とも綺麗。
クルーズの途中で気づいたのだが、食事と写真というのは何とも相性が悪い!食事をしているとシャッターチャンスを逃してしまうし、かと行って、写真ばっかに気を取られていると料理が冷めてしまう。今回は写真優先であったので、結局料理は冷めてしまっていた。まぁ、それもあって、あまり美味しくないと感じたのかもしれないけど。
次からは、写真目的で食事付きクルーズ船に乗るというのはやめておこうか。というか、これは絶対に誰かと一緒に行くべきツアーだよね。今回のツアーでも一人参加というのは私だけのようだったし。周りからは、相当奇妙な目で見られていたんだろうなぁ(笑)
2時間ずっと写真を撮るというわけでもないので、一通り写真を撮り終えると、あとは席に座って、ただ夜景を眺めるということになる。1人でただ夜景を見ていると、自然と1人の世界に入り込んでいってしまう。
ドバイに来てからこれまでの行程、まだ1日目だが、そこまでグッとくるものがなく、あまり気持ちも高揚していない。なんというか、挿さるものがないという表現なのだろうか。なんでだろう。これまでの旅行ではそれなりに気持ちが高ぶりながら旅行をしていたが、今回のドバイではそのようなことがまだない。
海外に行くこと自体が特別なことではなくなったというのは確かにある。それ以外でも、自分の興味のある自然や、歴史的なものといったものに触れていないからというのもあるかもしれない。とはいえ、とはいえ、なのである。ここまで気持ちが高ぶらないのも、なんでかって思ってしまうくらい、気持ちが高ぶっていないのである。この一日は割と淡々と見てしまった感じだ。
「挿さらない=感動がない=飽きた」ということなのだろうか。決してそんなことはないと思うのだが、なぜグッとこないか、というのはもう少し考えたいところだ。そこに自分の気づいていない、自分の好みや価値観といったものが含まれていると思うのだ。
そんなことを考えながら夜景を見つつ、写真を撮る。たまに隣にいるカップルの写真も撮ってあげる。
なかなかいい写真が撮れた(と思う)。ダウ船は2時間かけて、ドバイマリーナの沿岸を周り、クルーズツアーが終了。そういえば。クルーズはビル群の周りを回っていたのだが、しきりに「EMAAR」という表記を見かけた。何かと思ったら、ドバイの財閥のようだ。エマールと呼ぶらしい。
クルーズ船は22:30に船着場に到着。車で一緒だった8人とは船ではバラバラだったけど、下船後に合流できた。どうやら、私を待っていてくれていたようだ。帰りの場所はわからなかったけど、とりあえず、車を下車した場所に戻ることにする。
下車した場所に戻って来たが、そこに運転手はいなかった。なんというか、これまでの顛末からなんとなく予想はついたんだけどね。運転手の連絡先をしらないかと8人グループの人から聞かれたが、私が知っているのは、「Orient tour」の窓口の電話番号だけで、その窓口もすでに閉まっている状態だ。
帰り方は元々聞いておらず、最悪タクシーで帰ればいいやと思いつつ、この場の流れに身を任せることにする。
結局、近くにいたツアースタッフらしき人に事情を話して、その人経由で運転手に連絡を取ってもらうことになった。運転手は23:00頃に迎えに来た。
帰りの車の中で運転手の兄ちゃんと話をしたのだが、どうやら運転手の兄ちゃんは、ツアーが終わったら電話が来るということで、ずっと電話を待っていたらしい。だが、8人グループの人たちを含め、誰もそのことを認識していなかった。やはり対応がいい加減すぎるな。正直あまりいいツアーとは言えないものだったかな。
23:40にホテルに到着。なかなかトラブルのある一日だった。
シャワーを浴びて、この日は終わり。
2日目終了。3日目に続く。
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3日目以降のお話はこちらからどうぞ!